JPH0988934A - 押し引きコントロールケーブル用インナーケーブル - Google Patents
押し引きコントロールケーブル用インナーケーブルInfo
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Abstract
50万回以上の耐久性とを両立しうるインナーケーブル
を提供すること。 【解決手段】 1本の芯線1と、該芯線1のまわりに所
定の方向に撚られて配設された6本の側線2と、該6本
の側線2を覆う合成樹脂層3からなる1×7の構成を有
する押し引きコントロール用インナーケーブルAであっ
て、該合成樹脂層の樹脂材の引張強さが34.3N/m
m2以上で、かつ伸びが40%以上であることを特徴と
している。
Description
ールケーブル用インナーケーブル(以下、インナーケー
ブルという)に関する。さらに詳しくは、1×7の構成
を有するインナーケーブルに樹脂層を設けたインナーケ
ーブルに関する。
来、コントロールケーブル用インナーケーブルとして、
図5に示されているように、芯線(オイルテンパー線)
31と、該芯線のまわりに複数本の比較的細い側線32
とからなるインナーケーブルが知られている(実開昭5
8ー193116号公報(以下、従来技術1という)参
照)。このインナーケーブルのばあい、芯線の断面積を
大きくすることによって、比較的高い座屈強さをえてい
る。
下、従来技術2という)には、7本の素線31aからな
る芯ストランド31のまわりに多数の側線32が配列さ
れてなるインナーケーブルが開示されている(図6参
照)。
らなる芯線31と、該芯線31のまわりに配列された6
本の側線32からなるインナーケーブル30が知られて
いる(特開平4ー296213号公報(以下、従来技術
3という)参照)。これらは、外径の細い素線から構成
することによって、座屈強さは減少するが曲げ耐久性の
向上を実現している。さらに従来技術3では、線の材質
をかえることでも曲げ耐久性向上を図っている。
縮小化に伴い、押し引きコントロールケーブルは、曲率
半径を小さくして曲げられて配索される(以下、小曲配
索化という)傾向にある。このため、前記従来技術1の
インナーケーブルの構造のばあい、充分な耐久性がえら
れないという問題がある。
れているインナーケーブルのばあい、素線の外径を多少
減少させること、ならびに材質をかえることにより小曲
配索化に対応したものとなっているが、充分な座屈強さ
を有しておらないため、オートマティックトランスミッ
ション(以下、A/Tという)コントロールケーブルな
どには安心して使用できないという問題がある。
耐久性テストと座屈強さテストとを実施したところ、い
ずれも長所と欠点とを有していることがわかった。
のことを意味し、SWBとはJIS G3521の硬鋼線B種を
意味する。
のインナーケーブルのばあい、座屈強さはすぐれている
ものの、耐久性が劣り、一方従来技術2および3のイン
ナーケーブルのばあい、耐久性はすぐれているものの、
座屈強さが劣る(1kN未満)という問題がある。
と、小さな曲げ半径での50万回以上の耐久性とを両立
しうるインナーケーブルを提供することである。
1本の芯線と、該芯線のまわりに配設された6本の側線
と、該6本の側線を覆う合成樹脂層からなる1×7の構
成を有するインナーケーブルであって、該合成樹脂層の
合成樹脂材の引張強さが34.3N/mm2以上で、か
つ伸びが40%以上であることを特徴とするインナーケ
ーブルである。
〜0.90mmで、かつ引張強さが1520N/mm2
以上であることが好ましい。
0.3mmであって、かつ前記インナーケーブルの外径
が3.5mm以下となるように形成されてなるのが好ま
しい。
ことが好ましい。
一であることが好ましい。
ブルと、該インナーケーブルが挿入されるアウターケー
シングとからなるコントロールケーブルであって、前記
アウターケーシングが円筒状のライナーと、該ライナー
の外周面に押引圧力を受けるシールド層と、該シールド
層の外側に形成されるコーティング層とからなり、前記
インナーケーブルとライナーとのあいだにクリアランス
を有してなる押し引きコントロールケーブルである。
インナーケーブルによれば、1×7の構成にしたので、
小曲配索化したときの耐久性にすぐれ、かつ側ストラン
ドの外周に樹脂層を設けたので、インナーケーブル自体
の鎧層を確保できるため、座屈強さが高く、所望の座屈
強さ(1kN以上)を達成しうる。
あい、芯線と側ストランドの線径がほぼ同一であるた
め、座屈強さと小さな曲げ半径での耐久性のバランスが
よく、小曲配索化に対して一層優れた性能の押し引きコ
ントロールケーブルを提供することができる。
を説明する。
である。インナーケーブルAは、中心に配設される1本
の芯線1と、該芯線1のまわりに配設される6本の側線
2と、該6本の側線2を完全に覆う合成樹脂層3から構
成される。該合成樹脂層3はポリアミド樹脂からなるの
が好ましく、ポリヘキサメチレンアジパミド(以下、P
A66という)からなるのが一層好ましい。
に用いられる。また側線2としては、JIS G 3521の硬鋼
線B種(SWB)が好適に用いられる。
mm〜0.90mmであることが一層好ましい。
またはZ方向に撚られて、配設される。
線径(d)は、ともに0.8mmであり、6本の側線2
に外接する仮想的な包絡円筒の直径(D)は、2.4m
mである。本実施例のばあい、合成樹脂層3は、最小で
0.3mmかつインナーケーブルの仕上がり外径は3.
3mmである。なお、インナーケーブルの仕上がり外径
としては最大で3.5mmとすることが好ましい。
T線という)からなる芯線1のまわりに、直径が0.8
mmのJIS G 3521の硬鋼線B種(SWB)の側線2を6
本撚り合わせ、当該側線2の外周面にPA66からなる
合成樹脂層3を外径3.3mmに形成して本実施例のイ
ンナーケーブルAを作製した。
径が0.8mmのJISG 3521の硬鋼線B種(SWB)の
側線を6本撚り合わせて比較例1のインナーケーブルA
を作製した。
径が0.8mmのJISG 3521の硬鋼線B種(SWB)の
側線を6本撚り合わせ、当該側線の外周面にポリエチレ
ン樹脂(以下、PE樹脂という)からなる合成樹脂層を
外径3.3mmに形成して比較例2のインナーケーブル
Aを作製した。
比較例1〜2のインナーケーブルAに対して耐久性テス
トおよび座屈強さテストを実施した。なおそれぞれのテ
ストの方法は以下のとおりである。
示すように、途中で90度曲げられたアウターケーシン
グ11が用いられる。アウターケーシング11の両端は
取付台12に固定されいる。当該アウターケーシング1
1の曲管部の曲率半径は65mmである。
ブルAが挿入されるポリブチレンテレフタレート(PB
T)樹脂からなる円筒状のライナー11aと、該ライナ
ー11aの外周面に押引圧力を受ける鋼線からなるシー
ルド層11bと、該シールド層11bを被覆するコーテ
ィング層11cから構成される(図3参照)。なお、ア
ウターケーシングの外径は9mm、インナーケーブルA
とライナー11aとのあいだのクリアランスは0.2m
mであり、シリコーン系潤滑剤が塗布される。
ーシング11にサンプルとして使用するインナーケーブ
ルを挿入し、その一端はスプリング13で保持し、他端
に両振り繰り返し荷重(F1)を加え、曲げ疲労により
インナーケーブルAが切断されるまでの回数を測定し
た。なお押し荷重−ストロークは147N×20mmで
あり、引き荷重−ストロークは490N×25mmであ
る。また速度は30サイクル毎分である。
し引きコントロールケーブルの端部連結方法として通常
用いられているロッド−ガイドパイプ方式により、該方
式のガイドパイプとして機能する内径6mmのパイプ1
4内にインナーケーブルAを挿通し、該インナーケーブ
ルAの一端をチャック15で固定し、他端を該方式のロ
ッドとして機能する部材16に固着し、アムスラー試験
機でロッドとして機能する部材16を徐々に押し、この
ときに発生する荷重(F2)を測定し、荷重(F2)が
最初に大きく落ちこむまでの最大荷重を座屈強さとして
記録した。なおインナーケーブルAの有効長さは75m
mとした。
久性テストおよび座屈強さテストの結果を表2に示す。
ーブルのばあい、1kN以上の座屈強さおよび50万回
以上の耐久性がえられる。
さが34.3N/mm2未満のばあい、充分な座屈強さ
がえられない(表2の比較例2参照)。また、伸びが4
0%未満の合成樹脂のばあい、曲率半径が65mm未満
の小さな曲げに合成樹脂層が耐えられない。
65mm未満のばあい、合成樹脂層の厚さを大きくして
も充分な強さがえられない。また芯線および側線の直径
が0.9mmを超えると満足な耐久性がえられない。イ
ンナーケーブルの仕上がり外径が3.5mmを超えると
A/Tコントロールケーブルとしての実用に供すること
ができなくなる。
未満のばあい、合成樹脂層として充分な強さがらえられ
ない。
線と、該芯線のまわりに配設される側線の線径をほぼ同
一にしたことにより、すぐれた耐久性がえられ、側線の
外周に合成樹脂層を設けたことにより、インナーケーブ
ル自体に鎧層が確保できる。また結果的にガイドパイプ
のクリアランスをつめることができコントロールケーブ
ルとして座屈強さを増大せしめることができる。
傾向に充分応えることができる押し引きA/Tコントロ
ールケーブルを提供することができる。
視図である。
トを行うための装置の説明図である。
説明図である。
ストを行うための装置の説明図である。
ある。
図である。
す説明図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 1本の芯線と、該芯線のまわりに所定の
方向に撚られて配設された6本の側線と、該6本の側線
を覆う合成樹脂層からなる1×7の構成を有する押し引
きコントロールケーブル用インナーケーブルであって、
該合成樹脂層の合成樹脂材の引張強さが34.3N/m
m2以上で、かつ伸びが40%以上であることを特徴と
する押し引きコントロールケーブル用インナーケーブ
ル。 - 【請求項2】 前記芯線および側線の線径が0.65m
m〜0.90mmで、かつ引張強さが1520N/mm
2以上である請求項1記載の押し引きコントロールケー
ブル用インナーケーブル。 - 【請求項3】 前記合成樹脂層を、その厚さが少なくも
0.3mmであって、かつ前記インナーケーブルの外径
が3.5mm以下となるように形成してなる請求項1ま
たは2記載の押し引きコントロールケーブル用インナー
ケーブル。 - 【請求項4】 前記合成樹脂層がポリアミド樹脂よりな
ることを特徴とする請求項1、2または3記載の押し引
きコントロールケーブル用インナーケーブル。 - 【請求項5】 前記芯線の線径と、側線の線径とがほぼ
同一であることを特徴とする請求項1、2、3または4
記載の押し引きコントロールケーブル用インナーケーブ
ル。 - 【請求項6】 請求項1、2、3、4または5記載のイ
ンナーケーブルと、該インナーケーブルが挿入されるア
ウターケーシングとからなるコントロールケーブルであ
って、前記アウターケーシングが円筒状のライナーと、
該ライナーの外周面に押引圧力を受けるシールド層と、
該シールドの外側に形成されるコーティング層とからな
り、前記インナーケーブルとライナーとのあいだにクリ
アランスを有してなる押し引きコントロールケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19977095A JP3954661B2 (ja) | 1995-07-13 | 1995-08-04 | 押し引きコントロールケーブル用インナーケーブル |
Applications Claiming Priority (3)
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|---|---|---|---|
| JP7-177095 | 1995-07-13 | ||
| JP17709595 | 1995-07-13 | ||
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Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0988934A true JPH0988934A (ja) | 1997-03-31 |
| JP3954661B2 JP3954661B2 (ja) | 2007-08-08 |
Family
ID=26497756
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19977095A Expired - Lifetime JP3954661B2 (ja) | 1995-07-13 | 1995-08-04 | 押し引きコントロールケーブル用インナーケーブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3954661B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007321989A (ja) * | 2007-08-10 | 2007-12-13 | Hi-Lex Corporation | インナーケーブル |
| JP2010249201A (ja) * | 2009-04-14 | 2010-11-04 | Chuo Spring Co Ltd | インナーケーブルの設計方法 |
-
1995
- 1995-08-04 JP JP19977095A patent/JP3954661B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007321989A (ja) * | 2007-08-10 | 2007-12-13 | Hi-Lex Corporation | インナーケーブル |
| JP2010249201A (ja) * | 2009-04-14 | 2010-11-04 | Chuo Spring Co Ltd | インナーケーブルの設計方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3954661B2 (ja) | 2007-08-08 |
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