JPH0989077A - カムシャフトの製造方法および製造装置 - Google Patents

カムシャフトの製造方法および製造装置

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JPH0989077A
JPH0989077A JP24990395A JP24990395A JPH0989077A JP H0989077 A JPH0989077 A JP H0989077A JP 24990395 A JP24990395 A JP 24990395A JP 24990395 A JP24990395 A JP 24990395A JP H0989077 A JPH0989077 A JP H0989077A
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JP
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camshaft
shaft
cam
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shaft body
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JP24990395A
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Inventor
Kenji Munezane
賢二 宗実
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Mitsubishi Materials Corp
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定個数のカムシャフト構成要素をシャフト
本体の相異なる固定位置に固定するに際して、簡単な操
作により対処できて、量産性を向上させる。 【解決手段】 製造装置は、シャフト本体Sをシャフト
本体Sと別個に形成されたカムCに一定距離圧入するこ
とで、カムCをシャフト本体Sの所定位置に固定するも
のであって、カムCを把持固定するカム固定手段11
と、カムCをシャフト本体Sとの組み付け位置へ間欠的
に搬送する搬送手段12とを備えている。搬送手段12
はインデックステーブル19を備え、カム固定手段11
は、インデックステーブル19上に放射状に設けられ
た、一対のクランプ片28によりカムCを把持するため
の複数のシリンダー22と、各シリンダー22とインデ
ックステーブル19との間にそれぞれ介在されて、カム
Cのインデックステーブル19に対する把持高さ位置を
設定するための複数のスペーサ32a・・・とからな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関等におい
て吸排気バルブの開閉に用いられているカムシャフトの
製造装置に係わり、特に、シャフト本体の外周に、別体
に形成されたカムシャフト構成要素(例えば、カムやジ
ャーナル用の円筒状スリーブ)を嵌合固定することによ
って、両者が一体化されたカムシャフトを製造する場合
に用いて好適な、カムシャフトの製造方法およびその装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、内燃機関等において吸排気バル
ブの開閉に用いられているカムシャフトは、円柱状のシ
ャフト本体と、このシャフト本体の外面の所定位置に設
けられた複数のカム等のカムシャフト構成要素とによっ
て構成されており、これらのカムシャフト構成要素は、
例えば、鍛造もしくは鋳造あるいは切削加工によって前
記シャフト本体に一体に形成されている。
【0003】ところで、本来シャフトに必要とされる材
質とカムシャフト構成要素に必要とされる材質は異なっ
ているのが一般的である。例えばシャフトには、捩れ強
さ、曲げ強さに優れた材質が求められ、カムシャフト構
成要素には、耐摩耗性に優れた材質が求められ、さら
に、カムシャフト全体としては、軽量化を図ることがで
きる材質が求められる。
【0004】しかしながら、このようなカムシャフトの
製造方法であると、カムシャフト構成要素がシャフト本
体と一体化されていることから、前述の全ての面に優れ
た材料を選定しなくてはならず、材料選択の自由度やコ
ストの面で制約が多くなる。さらに、カムシャフト構成
要素の仕様変更、例えば、カムのプロフィールや取り付
け角度を変更する必要性が生じた場合において、カムや
シャフト本体の共用化が不可能で、種類毎に鍛造型や鋳
型を起こしたり切削条件を変更しなければならず、仕様
変更へ迅速に対応できないといった不具合がある。
【0005】そこで、例えば特開平2ー150542号
公報に示されるような技術が提案されている。この技術
は、図13に示すように、円筒状のシャフト本体1Xの
外周面の所定位置に塑性加工を施して、シャフト本体1
Xの外径よりも大きな外径を有する複数の突条2Xを周
方向に沿って形成する。一方、カム3Xに、前記シャフ
ト本体1Xの外径とほぼ同一の内径を有する貫通孔4X
を形成するとともに、この貫通孔4Xの内面にスプライ
ン5Xを形成しておく。そして、カム3Xの貫通孔4X
内に、前記シャフト本体1Xを挿通させた後に、カム3
Xをシャフト本体1Xの周方向に回動させてシャフト本
体1Xに対する周方向の位置決めを行ない、しかる後
に、前記カム3Xをシャフト本体1Xの塑性加工部分へ
圧入する。これにより、図14に示すように、前記スプ
ライン5Xによって前記突条2Xを塑性変形させて、両
者を強固に係合させることにより、シャフト本体1Xと
カム3Xとを相互に固着することができる。
【0006】このような技術にあっては、貫通孔4Xの
内径とシャフト本体1Xの外径との寸法関係を一定にし
ておくことにより、種々の材質またはプロフィールを有
するカム3Xを選択的にシャフト本体1Xへ組み付ける
ことができるとともに、単にカム3Xを回動させて、シ
ャフト本体1Xに対する周方向における相対位置を調整
するだけで、取り付け角度の変更を行なうことができ
る。
【0007】ところで、シャフト本体1Xにカム3Xを
組み付ける場合、シャフト本体1Xあるいはカム3Xに
多大な加圧力を与えなければならず、かつ、このような
高圧力下においてシャフト本体1Xとカム3Xとの相対
的な位置関係を確実に拘束して、圧入時におけるカム3
Xとシャフト本体1Xとの位置ずれを防止する必要があ
る。しかも、複数のカム3Xをシャフト本体1Xに取り
付けなければならず、かつ、大量に生産する必要がある
ことから、これらの作業を連続して行なえるような製造
機器の開発が望まれている。
【0008】ここで、従来のカムシャフトの製造装置
(例えば、本出願人の出願に係わる特願平3−2420
38号参照)について説明する。図15および図16に
示すように、搬送手段12Xは、基台B上に装着されて
おり、間欠的に回転する円盤状のインデックステーブル
19Xと、このインデックステーブル19Xを駆動する
ギアードモーター(図示略)とによって構成されてお
り、前記インデックステーブル19Xの上面(図15中
の上方)に前記カム固定手段11Xが設けられている。
【0009】このカム固定手段11Xは、前記インデッ
クステーブル19X上に放射状に複数設けられており、
それぞれのカム固定手段11Xは、前記インデックステ
ーブル19Xに固定されたベースプレート21Xと、こ
のベースプレート21Xの前記インデックステーブル1
9Xの回転中心側に取り付けられたエアーシリンダー2
2Xと、前記ベースプレート21Xおよびインデックス
テーブル19Xを貫通して昇降自在に設けられ、かつ、
上端部にカムCが載置される支持パイプ24Xと、前記
基台B上に配置されるとともに、前記支持パイプ24X
の下端部に対向配置されたリング状のロードセル25X
と、前記ベースプレート21Xと前記支持パイプ24X
との間に介装されて、前記支持パイプ24Xを前記ロー
ドセル25Xから離間する方向に付勢するとともに、ス
トッパリング23Xを介して所定の上昇位置に保持する
スプリング26Xと、前記エアーシリンダー22Xによ
って作動させられて、前記支持パイプ24X上に載置さ
れている前記カムCの外周部を把持してその回動を拘束
するクランプ機構27Xとを備えている。
【0010】このクランプ機構27Xは、ベースプレー
ト21Xの上面に、一対の案内プレートGAを介して互
いに接近、離間自在に設けられた1組の摺動ブロック2
0Xと、これらの摺動ブロック20Xの上端部に取り付
けられたVブロック状の一対のクランプ片28Xと、前
記ベースプレート21X上に一対の案内プレートGBを
介して摺動自在に装着され、前記エアーシリンダー22
Xによって摺動させられることにより前記クランプ片2
8Xの一つを他のクランプ片28Xに対して接近、離間
させる方向へ移動させる作動片29Xとによって構成さ
れている。
【0011】次に、このように構成された装置の動作に
ついて説明する。先ず、各カム固定手段11Xのエアー
シリンダー22Xを作動させて両クランプ片28X間を
広げ、これらの間にカムCを挿入して支持パイプ24X
上に載置した後に、再度エアーシリンダー22Xを作動
させて前記カムCを所定姿勢に固定する。
【0012】この操作の後に、シャフト本体Sの上端部
を把持手段(不図示)のエアーチャックに把持させると
ともに、案内手段13Xのエアーシリンダー43Xを作
動させることにより、昇降ロッド42Xをカム固定手段
11Xの一つに挿入させて、このカム固定手段11Xに
固定されているカムCを貫通させて、前記昇降ロッド4
2Xの先端に取り付けられている係合部材44Xを、そ
の上方に位置するシャフト本体Sの他端部に係合させ
る。この状態においては、前記シャフト本体Sがその両
端部において、把持手段(不図示)と案内手段13Xと
によって挟持される。
【0013】これに先立ち、前記シャフト本体Sを把持
手段(不図示)により把持した段階で、移動手段18X
のサーボモーター71Xを作動させることにより、図示
しない塑性加工手段を前記シャフト本体Sの所定位置に
移動させる。
【0014】次いで、回転駆動手段(不図示)のサーボ
モーターを作動させて前記エアーチャックを回転させる
ことにより、このエアーチャックに把持されている前記
シャフト本体Sを回転させた状態で、塑性加工手段(不
図示)のバックアップローラーをシャフト本体Sの側部
に当接させると同時に、両サイジングローラーを前記シ
ャフト本体Sの側部に所定圧力で当接させる。この結
果、圧着状態にあるサイジングローラーにより、シャフ
ト本体Sの所定位置の外周面に、全周にわたって複数条
の凹凸加工が施される。
【0015】このような加工が施された後に、塑性加工
手段の各ローラーをシャフト本体Sから離間させて、こ
のシャフト本体SX回りを大きく開放するとともに、押
圧手段(不図示)のサーボシリンダーを作動させること
により、シャフト本体Sが、前記カム固定手段11Xに
固定されているカムC内に挿入される。
【0016】このような操作が継続して行なわれること
により、シャフト本体Sの凹凸加工が施された部分がカ
ムCの内面に圧入されて、両者の強固な固定がなされる
が、このシャフト本体Sの下降限度は、前記塑性加工手
段による凹凸加工の位置に対応して前記押圧手段のサー
ボシリンダーの作動量を操作することによって制御さ
れ、また、圧入時の圧力が、カムCとともに下降する支
持パイプ24Xがロードセル25Xに当接させられるこ
とにより検出される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術においては、シャフト本体Sの相異なる
カム固定位置に複数のカムCを順次固定する場合や、複
数のシャフト本体Sにそれぞれ1つのカムCを相異なる
固定位置に順次固定する場合(あるいは複数本のシャフ
ト本体からなるロット毎にカム固定位置を変更する場
合)等に、シャフト本体Sのカム固定位置(塑性加工部
分)の変更に応じて、カムを確実に該カム固定位置に固
定するには、油圧駆動によるサーボシリンダーによりシ
ャフト本体Sを徐々に移動させてカムCに圧入し、位置
調整する必要がある。すなわち、シャフト本体Sの下降
量は、前記塑性加工手段17Xによる凹凸加工の位置に
対応して前記押圧手段15Xのサーボシリンダーの作動
量を操作することによって制御されていた。このよう
に、カムCのシャフト本体Sへの固定位置変更の度に、
サーボシリンダーによるシャフト本体Sの位置調整の制
御を行うのは、制御が煩雑になるため、量産性に適して
いないばかりか、制御手段のコストが嵩むという問題点
がある。
【0018】本発明は、上記従来技術の有する問題点に
鑑みてなされたものであり、所定個数のカムシャフト構
成要素をシャフト本体の相異なる組み付け位置に固定す
る等に際して、シャフト本体のカム固定位置の変更に対
して簡単な操作により対処できるとともに、連続してカ
ムを取り付けることができる、量産性に優れた、カムシ
ャフトの製造方法および製造装置を提供することを目的
としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の方法は、シャフト本体を、このシャフト本体
と別個に形成されたカムシャフト構成要素に圧入するこ
とにより、このカムシャフト構成要素を前記シャフト本
体の所定位置に組み付け固定する、カムシャフトの製造
方法であって、予め、インデックステーブル上に、カム
シャフト構成要素を把持固定する複数のカムシャフト構
成要素固定手段を、シャフト本体のカム固定位置に対応
して、前記把持固定高さをそれぞれ所定の高さとするた
めのスペーサを介在させて設置するとともに、シャフト
本体のカム固定位置に転造による凹凸加工を施し、次い
で、シャフト本体を、把持固定されたカムシャフト構成
要素中に一定距離だけ圧入することにより、前記凹凸加
工部分にカムシャフト構成要素を圧入固定することを特
徴とするものである。また、前記カムシャフト構成要素
は、カムであり、または、このカムの間に必要に応じて
装着されるジャーナル用円筒状スリーブ等である。
【0020】上記方法を実施するための本発明の装置
は、シャフト本体を、このシャフト本体と別個に形成さ
れたカムシャフト構成要素に圧入することにより、この
カムシャフト構成要素を前記シャフト本体の所定位置に
組み付け固定するようにしたカムシャフトの製造装置で
あって、前記カムシャフト構成要素を把持固定するカム
シャフト構成要素固定手段と、前記カムシャフト構成要
素を前記シャフト本体との組み付け位置へ間欠的に搬送
する搬送手段と、前記組み付け位置において前記カムシ
ャフト構成要素固定手段によって固定されたカムシャフ
ト構成要素に対し挿通可能に設けられ、前記シャフト本
体の一端部に係脱させられる案内手段と、この案内手段
に対し所定間隔をおいて対向配置され、前記シャフト本
体の他端部を把持する把持手段と、この把持手段を前記
カムシャフト構成要素固定手段へ向けて一定距離移動さ
せることにより、前記シャフト本体を前記カムシャフト
構成要素内に挿入する押圧手段と、前記シャフト本体に
その軸回りの回転を与える回転駆動手段と、前記シャフ
ト本体にその軸に直交する方向に接離自在に設けられ、
前記シャフト本体の外周面に周方向に沿って凹凸加工を
施す塑性加工手段と、この塑性加工手段を前記シャフト
本体の長さ方向に沿って相対移動させる移動手段とを備
えてなり、前記搬送手段は間欠的に回転するインデック
ステーブルを備え、前記カムシャフト構成要素固定手段
は、前記インデックステーブル上に放射状に設けられ
た、一対のクランプ片により前記カムシャフト構成要素
を把持するための複数のシリンダーと、各シリンダーと
前記インデックステーブルとの間にそれぞれ介在され
て、前記把持された前記カムシャフト構成要素の前記イ
ンデックステーブルに対する把持固定高さ位置を調節す
るための複数のスペーサとから構成され、前記回転駆動
手段は、前記シャフト本体の回転角度を割り出し可能な
サーボモーターと前記シャフト本体の軸回りの基準位置
を検出する基準位置検出機構とで構成され、かつ前記移
動手段は、前記塑性加工手段に螺着された送りボルトと
この送りボルトを回転させるサーボモーターとで構成さ
れるとともに、両サーボモーターを制御して、前記シャ
フト本体の回転角度の割り出し操作、および前記塑性加
工手段のシャフト本体に沿った移動操作を行なう制御手
段が設けられたことを特徴とするものである。
【0021】以下、本発明の作用について説明する。本
発明のカムシャフトの製造装置においては、先ず、イン
デックステーブル上に、シャフト本体のカム固定位置に
対応して、所定の高さを有する複数のスペーサを介在さ
せて、カムシャフト構成要素固定手段の各シリンダーを
それぞれ所定の高さ位置に取り付けておく。カムシャフ
ト構成要素固定手段によってカムシャフト構成要素が固
定されるとともに、搬送手段により組み付け位置へ搬送
される一方、把持手段によって、シャフト本体がその他
端部において把持されて、前記カムシャフト構成要素固
定手段に固定されているカムシャフト構成要素に対し所
定の位置に保持されている。
【0022】この状態において、案内手段が作動させら
れることにより、この案内手段が前記カムシャフト構成
要素固定手段に固定されているカムシャフト構成要素を
貫通して、前記シャフト本体の一端部に係合させられ、
これによって、シャフト本体の両端部が固定される。
【0023】また、塑性加工手段が移動手段の送りボル
トを介してサーボモーターによりシャフト本体の長さ方
向に沿って移動させられて、シャフト本体の所定の位置
に対向位置させられた後に、回転駆動手段のサーボモー
ターによりシャフト本体を回転する一方、塑性加工手段
がシャフト本体に接触させられかつ作動させられること
により、前記シャフト本体の外周面に周方向に凹凸加工
が施される。
【0024】そして、前記塑性加工手段がシャフト本体
から離間させられた後に、回転駆動手段の基準位置検出
機構に基づいてサーボモーターによってシャフト本体が
所定位置へ回動させられて、前記カムシャフト構成要素
との周方向の位置決めが行なわれる。続いて、押圧手段
のシリンダーにより把持手段およびシャフト本体がカム
シャフト構成要素固定手段へ向けて一定量移動させられ
ることにより、前記シャフト本体がカムシャフト構成要
素に挿入され、結果的に、シャフト本体に形成されてい
る凹凸加工部分がカムシャフト構成要素へ圧入固定され
る。
【0025】この後、押圧手段のシリンダーが逆方向に
作動させられて、シャフト本体が固定されたカムシャフ
ト構成要素とともにカムシャフト構成要素固定手段から
引き抜かれ、また、案内手段もカムシャフト構成要素固
定手段から引き抜かれる。
【0026】次いで、搬送手段が作動させられることに
より、次の固定すべきカムシャフト構成要素が固定され
ているカムシャフト構成要素固定手段が組み付け位置に
搬送され、以降前述と同様の作用により、このカムシャ
フト構成要素がシャフト本体の所定位置に所定の角度で
固定される。すなわち、シャフト本体の次の所定位置
(例えば前の凹凸加工部分の位置と比較して、シャフト
下端より離れたカム固定位置)に凹凸加工部分を施し、
これに対応して、次位のカム構成要素固定手段のシリン
ダーのインデックステーブルに対する高さが前のものよ
りも低く設定されている。そして、押圧手段のシリンダ
ーにより把持手段およびシャフト本体が次位のカムシャ
フト構成要素固定手段へ向けて前記一定量移動させら
れ、前記シャフト本体がカムシャフト構成要素に挿入さ
れる。これにより、シャフト本体の凹凸加工部分に次位
のカムが固定されることになる。
【0027】以上の操作が所要回数繰り返され、押圧手
段によるシャフト本体の一定量の移動により、複数のカ
ムシャフト構成要素がシャフト本体の所定の位置(凹凸
加工部分)に順次固定される。このように、前記移動手
段のサーボモーターによりシャフト本体の所定位置に塑
性加工手段を位置させかつシャフト本体の周方向に沿っ
て凹凸加工を施すとともに、このシャフト本体を回転駆
動手段の基準位置検出機構に基づいてサーボモーターに
より所定の角度に回転させた後に、押圧手段のシリンダ
ーにより前記シャフト本体をカムシャフト構成要素内に
挿入しかつシャフト本体の凹凸加工部分をカムシャフト
構成要素に位置させて圧入固定させる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。なお、以下に記述する実施例
はあくまでも本発明の一例を示すものであって、本発明
は、その特許請求の範囲を逸脱しない範囲内において、
設計変更等の変形例を全て包含するものである。図1は
本発明のカムシャフトの製造装置の一実施例の全体構成
の側面図、図2は本発明のカムシャフトの製造装置の一
実施例の全体構成の正面図である。
【0029】図1および図2に示すように、本実施例に
係わるカムシャフトの製造装置10は、カム(本実施例
ではカムシャフト構成要素としてカムを例示する)を把
持固定するカムシャフト構成要素固定手段(以下カム固
定手段と称す)11が設けられているとともに、カムを
シャフト本体Sとの組み付け位置へ間欠的に搬送する搬
送手段12と、前記組み付け位置において前記カム固定
手段11によって固定されたカムに対し挿通可能に設け
られ、前記シャフト本体Sの一端部に係脱させられる案
内手段13と、この案内手段13に対し所定間隔をおい
て対向配置され、前記シャフト本体Sの他端部を把持す
る把持手段14と、この把持手段14を前記カム固定手
段11へ向けて移動させることにより、前記シャフト本
体Sを前記カム内に挿入する押圧手段15と、前記シャ
フト本体Sにその軸回りの回転を与える回転駆動手段1
6と、前記シャフト本体Sにその軸に直交する方向に接
近、離間自在に設けられ、前記シャフト本体Sの外周面
に周方向に沿って凹凸加工を施す塑性加工手段17と、
この塑性加工手段17を前記シャフト本体Sの長さ方向
に沿って相対移動させる移動手段18とによって概略構
成され、基台Bに組み付けられている。
【0030】次に、各構成手段の詳細構造について説明
する。図3は本発明の一実施例の搬送手段12、案内手
段13、移動手段18およびカム固定手段11を示す一
部を破断した側面図、図4は図3の搬送手段12、カム
固定手段11の拡大図、図5は本発明の一実施例の搬送
手段12およびカム固定手段11を示す平面図、図6は
図5の一部拡大図、図7は本発明の一実施例の把持手段
14、回転駆動手段16、押圧手段15のそれぞれを示
す一部を破断した側面図、図8は本発明の一実施例の塑
性加工手段17を示す一部を省略した底面図、図9は本
発明の一実施例の塑性加工手段17を示す一部を省略し
た縦断面側面図である。
【0031】図3乃至図6に示すように、前記搬送手段
12は、前記基台B上に装着されており、間欠的に回転
する円盤状のインデックステーブル19と、このインデ
ックステーブル19をベルト34を介して駆動するギア
ードモーター(不図示)とによって構成されており、前
記インデックステーブル19の上面(図3中の上方)に
前記カム固定手段11が設けられている。
【0032】このカム固定手段11は、前記インデック
ステーブル19上に放射状に複数(例えば5個)設けら
れたカム固定手段11a,11b,11c,11d,1
1eよりなり、それぞれのカム固定手段11a,11
b,11c,11d,11eは、前記インデックステー
ブル19上に、後述するスペーサ32a,32b,32
c(図10乃至図12参照)を介在して固定されたベー
スプレート21と、このベースプレート21の前記イン
デックステーブル19の回転中心側に取り付けられたエ
アーシリンダー22と、前記ベースプレート21、カム
圧入位置(カム組み付け位置)にあるスペーサ32aお
よびインデックステーブル19を貫通して昇降自在に設
けられ、かつ、上端部にカムCが載置される支持パイプ
24と、前記基台B上に配置されるとともに、前記支持
パイプ24の下端部に対向配置されたリング状のロード
セル25と、前記ベースプレート21と前記支持パイプ
24との間に介装されて、前記支持パイプ24を前記ロ
ードセル25から離間する方向に付勢するとともに、ス
トッパリング23を介して所定の上昇位置に保持するス
プリング26と、前記エアーシリンダー22によって作
動させられて、前記支持パイプ24上に載置されている
前記カムCの外周部を把持してその回動を拘束するクラ
ンプ機構27とを備えている。
【0033】前記カム固定手段11a,11b,11
c,11d,11eの数は、後述するシャフト本体Sの
カム固定位置(凹凸加工位置)の種類だけあれば足り
る。前記スペーサ32a,32b,32cは、各エアー
シリンダー22と前記インデックステーブル19との間
に介在されて、各エアーシリンダー22に把持される前
記カムCの前記インデックステーブル19に対する把持
固定高さ位置を設定するためのものである。スペーサ3
2a,32b,32cの高さは、シャフト本体Sのカム
固定位置に対応して設定されており、例えば本実施例で
は図10乃至図12に示すように、h1,h2,h3(h1
>h2>h3)の三種類が設定されている。また、後述す
るが、これに対応して、カム固定手段11aの支持パイ
プ24の長さとカム固定手段11bの支持パイプ24の
長さとの差は、h1−h2になっており、カム固定手段1
1bの支持パイプ24の長さとカム固定手段11cの支
持パイプ24の長さとの差は、h2−h3になっている。
これにより、押圧手段15によりシャフト本体Sを、ク
ランプ片28に把持されたカムCに一定の所定量挿入す
るだけで、スペーサ32a,32b,32cの高さの相
違により、シャフト本体Sの相異なる所定のカム固定位
置(凹凸加工部分)にカムCを固定することができる。
【0034】図4および図5に示すように、クランプ機
構27は、前記ベースプレート21の上面に、一対の案
内プレートGAを介して互いに接近、離間自在に設けら
れた1組の摺動ブロック20と、これらの摺動ブロック
20の上端部に取り付けられたVブロック状の一対のク
ランプ片28と、前記ベースプレート21上に一対の案
内プレートGBを介して摺動自在に装着され、前記エア
ーシリンダー22によって摺動させられることにより前
記クランプ片28の一つを他のクランプ片28に対して
接近、離間させる方向へ移動させる作動片29とによっ
て構成されている。
【0035】さらに詳述すると、前記一対のクランプ片
28は、それぞれのV溝が対向するように配設され、こ
れらの両V溝間において前記カムCを前記支持パイプ2
4の軸回り方向の姿勢を規制した状態で把持するように
なっている。すなわち、前記摺動ブロック20およびク
ランプ片28の一方は、前記エアーシリンダー22の作
動方向と直交する方向へ一対の案内プレートGAに沿っ
て摺動自在な構成となされているとともに、前記摺動ブ
ロック20およびクランプ片28の他方は、上記両案内
プレートGAに沿って摺動調整された後ベースプレート
21に固定されるようになされている。
【0036】そして、前記一方の摺動自在な摺動ブロッ
ク20には、前記エアーシリンダー22の作動方向に対
して傾斜したガイド孔30が形成され、このガイド孔3
0に、前記作動片29に一体にかつ前記ガイド孔30と
同様に傾斜して取り付けられた操作ロッド31が摺動自
在に嵌合されている。したがって、前記作動片29がエ
アーシリンダー22によって一対の案内プレートGBに
沿って摺動させられた際に、前記操作ロッド31とガイ
ド孔30との協働作用により、前記摺動自在な摺動ブロ
ック20およびクランプ片28が他方の摺動ブロック2
0およびクランプ片28に対して接近、離間する方向に
摺動させられるようになっている。
【0037】前記インデックステーブル19の回転中心
部には、前記エアーシリンダー22へ圧搾空気を分配供
給するための給気筒33が設けられている。また、流路
切り替え弁35は各エアーシリンダー22に対応する位
置に設けられ、このエアーシリンダー22への圧搾空気
の供給方向を切り替えることにより、エアーシリンダー
22の作動方向を切り替える。これらの流路切り替え弁
35は、電磁ソレノイド等からなるアクチュエーター3
7により切り替えられる。
【0038】図2および図3に示すように、案内手段1
3については、前記基台Bには、上下に貫通する平行な
一対のガイドロッド38が設けられており、これらのガ
イドロッド38の、前記基台Bよりも下方に前記案内手
段13が装着されている。この案内手段13は、前記各
ガイドロッド38間に架け渡されるように設けられると
ともに、両端部において各ガイドロッド38に摺動自在
に支持されたスライドプレート39と、このスライドプ
レート39の長さ方向の略中間部で、前記ロードセル2
5の下方に位置する部分に設けられた昇降機構40とに
よって構成されている。
【0039】この昇降機構40は、前記スライドプレー
ト39に固定されたガイドパイプ41と、このガイドパ
イプ41に摺動自在に貫通して装着された昇降ロッド4
2と、前記ガイドパイプ41に一体に取り付けられ、前
記昇降ロッド42を軸方向に摺動させるエアーシリンダ
ー43とを備えた構成となっており、前記昇降ロッド4
2の他端部には、前記シャフト本体Sの一端部に係合さ
せられる(本実施例においては、前記シャフト本体Sが
管状に形成されているために、その内部に挿入されるこ
とによって軸方向に係合させられている)係合部材44
が、その軸線回りに回転自在に装着されている。
【0040】そして、この係合部材44は、前記エアー
シリンダー43の作用により前記ガイドパイプ41から
突出する方向へ移動させられることにより、その上方に
位置するカム固定手段11を構成する支持パイプ24、
および、これに支持されているカムCを貫通した位置へ
位置させられるとともに、前記ガイドパイプ41側へ引
き込まれることにより、前記ロードセル25の内側に位
置させられるようになっている。
【0041】図2および図6に示すように、把持手段1
4は、前記一対のガイドロッド38に、これらのガイド
ロッド38の長さ方向に沿って摺動自在に装着された昇
降ブロック45に組み込まれており、前記案内手段13
の昇降ロッド42と同軸上に設けられ、かつ、この軸線
回りに回転自在に設けられたエアーチャック46によっ
て構成されている。このエアーチャック46の回転軸の
長さ方向の略中間部には、従動プーリー47が固着され
ており、この従動プーリー47が、前記回転駆動手段1
6の一部を構成している。
【0042】図7に示すように、回転駆動手段16は、
前記昇降ブロック45に、前記エアーチャック46と平
行に装着されたサーボモーター(例えばACサーボモー
タ)48と、このサーボモーター48の出力軸に固着さ
れた駆動プーリー49と、これらの駆動プーリー49と
従動プーリー47とに卷回されたタイミングベルト50
と、従動プーリー47および昇降ブロック45間に設け
られた基準位置検出機構Aとによって構成されている。
この基準位置検出機構Aは、前記従動プーリー47に位
置検出ピン51が突設され、前記昇降ブロック45にセ
ンサー52が対向して装着されてなり、このセンサー5
2が位置検出ピン51を検出することにより、エアーチ
ャック46の回転方向の基準位置、すなわち、把持され
ているシャフト本体Sの軸回りの基準位置が設定される
ようになっている。
【0043】さらに、前記昇降ブロック45と前記スラ
イドプレート39は、一対のタイロッド53によって一
体に連結されており(図2参照)、相互に一定間隔を保
持した状態で、前記ガイドロッド38の長さ方向に移動
させられるようになっている。したがって、把持手段1
4のエアーチャック46と案内手段13の係合部材44
とは、この係合部材44の移動が拘束された状態、すな
わち、昇降ロッド42の位置が固定された状態において
は、相互に間隔を保持した状態で、一体的に移動させら
れるようになっている。
【0044】図1、図2および図7に示すように、押圧
手段15は、本実施例では安価な油圧駆動のシリンダー
が用いられており(従来は、高価なサーボシリンダーが
用いられていた)、前記一対のガイドロッド38の上方
の端部に一体に前記基台Bと所定間隔に保持されたアッ
パーフレーム54に、前記エアーチャック46と同軸と
なるように装着されている。そして、前記押圧手段15
の出力軸55が、図7に示すように、前記昇降ブロック
45に、連結部材56を介して接続されており、前記エ
アーチャック46を昇降ブロック45とともに、前記ガ
イドロッド38に沿って移動させて、把持手段14によ
って把持されているシャフト本体Sをカム固定手段11
へ向けて押し込むようにされている。
【0045】図8および図9に示すように、塑性加工手
段17は、基台B上に前記ガイドロッド38と平行に立
設された一対の第2のガイドロッド57に摺動自在に装
着されたベースプレート58と、このベースプレート5
8に回転自在に支持され、かつ、前記把持手段14によ
って把持されたシャフト本体Sの外周面に接触させられ
る位置に進退可能に支持された円柱状のバックアップロ
ーラー59と、外周面に多数の周溝が形成された一対の
サイジングローラー60とを備えている。
【0046】前記バックアップローラー59は、スライ
ドアーム61の先端に回転自在に支持されているととも
に、このスライドアーム61が、前記ベースプレート5
8に装着されたスライドボックス62に摺動自在に保持
されている。このスライドボックス62は、前記スライ
ドアーム61と前記ベースプレート58との間に介装さ
れた油圧シリンダー63によって摺動させられることに
より、図8において二点鎖線で示すように、定位置に保
持されているシャフト本体Sの一側面に接触させられる
ようになっている。
【0047】また、前記スライドボックス62は、前記
スライドアーム61の摺動方向と直交する方向に、摺動
可能となされており、前記ベースプレート58との間に
介装された微調整機構64によって、前述した方向への
細かな位置決めが行なわれるようになっている。このよ
うな構成とするのは、外径の異なるシャフト本体Sを装
着した場合において、前記バックアップローラー59と
シャフト本体Sの外面との位置ずれを補正して、確実な
接触を行なわせるための処置である。
【0048】一方、ベースプレート58には、前記スラ
イドアーム61の摺動方向と直交する方向に摺動自在な
スライドボックス65が装着されており、このスライド
ボックス65には、一対の揺動アーム66が取り付けら
れており、これらの揺動アーム66の一端部に前記サイ
ジングローラー60がそれぞれ回転自在に装着されてい
る。また、前記スライドボックス65とベースプレート
58との間には、前記スライドボックス65を摺動させ
るための油圧シリンダー67が介装されており、この油
圧シリンダー67の作用によって、前記両サイジングロ
ーラー60が、所定位置に保持されている前記シャフト
本体Sの表面に、所定圧力で押圧されるようになってい
る。
【0049】そして、前記両サイジングローラー60
は、前記シャフト本体Sに接触させられた状態で、両サ
イジングローラー60間に前記シャフト本体Sが位置さ
せられるように、かつ、これらのサイジングローラー6
0と前記バックアップローラー59とが、シャフト本体
Sの軸線方向から見て二等辺三角形の各頂点に位置する
ように、相互の位置関係が設定されている。
【0050】また、図9に示すように、前記サイジング
ローラー60と前記バックアップローラー59とは、前
記シャフト本体Sの半径方向から見た状態において、シ
ャフト本体Sの軸線方向にずれた位置となるように、相
互の位置関係が設定されており、これは、サイジングロ
ーラー60によって加工が施された部分がバックアップ
ローラー59によって変形させられてしまうことを防止
するために採られた処置である。
【0051】さらに、本実施例においては、前記揺動ア
ーム66の前記サイジングローラー60が装着されてな
い側には、前記両サイジングローラー60を相互に接近
させる方向に前記両揺動アーム66を相対回動させるス
プリング68が介装されているとともに、一方の揺動ア
ーム66に螺着されて他方の揺動アーム66に当接させ
られることにより、前記両サイジングローラー60の最
大離間距離を設定する、開き角調整ボルト69が設けら
れている。なお、上記実施例においては、バックアップ
ローラー59および両サイジングローラー60とは互い
に垂直に交わる方向に駆動されるものを示したが、これ
に限らず、図10乃至図12に示すように、バックアッ
プローラー59および両サイジングローラー60を互い
に対向する方向(矢印X,Y方向参照)に駆動される構
成でもよい。
【0052】図3に示すように、移動手段18は、前記
アッパーフレーム54と基台Bとに回転自在に支持され
るとともに、前記塑性加工手段17のベースプレート5
8に螺着された送りボルト70と、前記基台Bに固定さ
れるとともに、前記送りボルト70に連結されてその回
転をなすサーボモーター(例えばACサーボモーター)
71とによって構成されている。そして、前記押圧手段
15のシリンダーのモーターと、回転駆動手段16のサ
ーボモーター48と、移動手段18のサーボモーター7
1とは、あらかじめ入力された、シャフト本体Sへのカ
ムCの位置角度の設定値に基づいて制御手段(図示略)
がそれぞれ制御することにより、シャフト本体Sのカム
Cに対する挿入操作、前記シャフト本体Sの回転角度の
割り出し操作、および、前記塑性加工手段17のシャフ
ト本体Sに沿った移動操作を行なうようになっている。
【0053】次に、上述のとおりに構成されたカムシャ
フト製造装置の動作(製造方法)について説明する。図
3乃至図6に示すように、予め、インデックステーブル
19上に、カム構成要素固定手段11a,11b,11
c,11d,11eをスペーサ32a,32b,32c
を介して例えばボルト締め等により装着する。ここで
は、例えば固定手段11a,11b,11cではそれぞ
れスペーサ32a,32b,32c(高さがそれぞれh
1,h2,h3)が用いられ、カム構成要素固定手段11
d,11eではスペーサ32aが用いられている。先
ず、各カム固定手段11aのエアーシリンダー22を作
動させて両クランプ片28間を広げ、これらの間にカム
Cを挿入して支持パイプ24上に載置したのに、再度エ
アーシリンダー22を作動させて前記カムCを所定姿勢
に固定する。
【0054】この操作の後に、図7および図10に示す
ように、シャフト本体Sの一端部を把持手段14のエア
ーチャック46に把持させるとともに、案内手段13の
エアーシリンダー43を作動させることにより、昇降ロ
ッド42をカム固定手段11の一つに挿入させて、この
カム固定手段11に固定されているカムCを貫通させ
て、前記昇降ロッド42の先端に取り付けられている係
合部材44を、その上方に位置するシャフト本体Sの他
端部に係合させる。この状態において、前記シャフト本
体Sがその両端部において、把持手段14と案内手段1
3とによって挟持される。この状態において、インデッ
クステーブル19とカムCとの距離はH1になってい
る。なお、符号L,Mはそれぞれ、インデックステーブ
ル19とシャフト本体Sの下端との距離、インデックス
テーブル19とエアーチャック46との距離を示してい
る。
【0055】これに先立ち、前記シャフト本体Sを把持
手段14により把持した段階で、移動手段18のサーボ
モーター71を作動させることにより、塑性加工手段1
7を前記シャフト本体Sの所定位置に移動させる。この
状態において、シャフト本体Sの後述する塑性加工され
る部分はそのジャフト本体Sの下端から距離T1の部分
にある。
【0056】次いで、回転駆動手段16のサーボモータ
ー48を作動させて前記エアーチャック46を回転させ
ることにより、このエアーチャック46に把持されてい
る前記シャフト本体Sを回転させた状態で、図8に鎖線
で示すように、塑性加工手段17の一方の油圧シリンダ
ー63により、スライドアーム61を移動させて、その
先端のバックアップローラー59をシャフト本体Sの側
部に当接させると同時に、他方の油圧シリンダー67を
作動させることにより、両サイジングローラー60を前
記シャフト本体Sの側部に所定圧力で当接させる。
【0057】この結果、圧着状態にあるサイジングロー
ラー60により、シャフト本体Sの所定位置の外周面
に、全周にわたって複数条の凹凸加工が施される。この
場合、シャフト本体Sは、一対のサイジングローラー6
0により凹凸加工が施されるから、加工に要する時間を
短縮できるとともに、一対のサイジングローラー60
が、スプリング68により互いに接近する方向に付勢さ
れているから、油圧シリンダー67による両サイジング
ローラー60の当接力を増幅して両サイジングローラー
60間にシャフト本体Sをしっかりと挟持することがで
きる一方、両サイジングローラー60と1つのバックア
ップローラー59とによってシャフト本体Sを支持する
から、調芯機能を持たせることができ、加工時にシャフ
ト本体Sを確実にかつ均一に加工することができる。
【0058】このような加工が施された後に、塑性加工
手段17の各油圧シリンダー63・67を逆方向へ作動
させることにより、各ローラー59・60・60をシャ
フト本体Sから離間させて、このシャフト本体S回りを
大きく開放する。これとともに、位置検出ピン51がセ
ンサー52によって検出された時点を原点とし、サーボ
モーター48の設定値分だけ前記エアーチャック46を
回動させた後に、回転駆動手段16のサーボモーター4
8の回転を停止して、シャフト本体Sをその軸回りの所
定位置に停止させる。
【0059】この後、押圧手段15のシリンダーを作動
させることにより、回転駆動手段16、把持手段14、
シャフト本体S、および、案内手段13が一体となって
下降させられ、前記シャフト本体Sが、前記カム固定手
段11aに固定されているカムC内に挿入される。
【0060】これにより、シャフト本体Sの凹凸加工が
施された部分(シャフト本体下端より距離T1だけ離れ
た部分)がカムCの内面に圧入されて、両者の強固な固
定がなされ、圧入時の圧力は、カムCとともに下降する
支持パイプ24がロードセル25に当接させられること
により検出される。そして、前記ロードセル25によっ
て検出された圧入時の圧力が異常な値を示した場合に
は、直ちに装置の運転を停止させる。さらに、その検出
結果を押圧手段15へフィードバックして、前記圧入圧
力を制御することも可能である。なお、従来では、シャ
フト本体Sの下降量は、前記塑性加工手段17による凹
凸加工の位置に対応して前記押圧手段15のサーボシリ
ンダーの作動量を操作することによって制御されていた
が、本実施例では、支持パイプ24がロードセル25に
当接させられまでの一定距離となる。
【0061】このようにして一つのカムCの固定が完了
すると、先ず、カム固定手段11aのエアーシリンダー
22を逆方向に作動させて、固定状態にあるカムCの固
定を解除した後に、押圧手段15によって前記回転駆動
手段16、把持手段14、シャフト本体S、および、案
内手段13を上昇させることにより、カムCが一体化さ
れたシャフト本体Sをカム固定手段11aから引き出
す。
【0062】次いで、案内手段13に設けられているエ
アーシリンダー43を作動させて昇降ロッド42をロー
ドセル25内に引き込んで、この昇降ロッド42とカム
固定手段11および搬送手段12との重畳状態を解除し
たのちに、ギアードモーター(不図示)によって搬送手
段12を所定量回動させることにより、次位のカムCが
固定されているカム固定手段11bを前記シャフト本体
Sに位置合わせする。ここで、支持パイプ24は図10
のものより、h2とh1の差だけ短いものになっている。
この状態において、図11に示すように、インデックス
テーブル19と次位のカムCとの距離はH2(<H1)に
なっている。また、原点(上限位置)まで戻って待機し
ているシャフト本体Sに対して、前記移動手段18のサ
ーボモーター71によって塑性加工手段17を上下方向
に移動して、シャフト本体Sの次位のカム固定位置(凹
凸加工される位置)に合致させる。シャフト本体Sの塑
性加工部分はそのジャフト本体Sの下端から距離T
2(<T1)の部分にある。なお、インデックステーブル
19とシャフト本体Sの下端との距離L、およびインデ
ックステーブル19とエアーチャック46との距離Mは
それぞれ図10のものと同一である。
【0063】この後、案内手段13をカム固定手段11
b内に挿入するとともに、その係合部材44をシャフト
本体Sの端部に係合させ、前述と同様の操作により、シ
ャフト本体Sの所定位置に塑性加工手段17によって凹
凸加工を施す。シャフト本体Sの塑性加工部分はそのジ
ャフト本体Sの下端から距離T2(<T1)の部分にあ
る。さらに、次位のカムCを固定する角度を、前記位置
決めピン51とセンサー52とによって設定された基準
位置から算出して、その算出結果に基づき回転駆動手段
16によってシャフト本体Sを回動させる。
【0064】この後、押圧手段15のシリンダーを作動
させることにより、回転駆動手段16、把持手段14、
シャフト本体S、および、案内手段13が一体となっ
て、図10の場合と同一距離だけ下降させられ、前記シ
ャフト本体Sが、前記カム固定手段11bに固定されて
いる次位のカムC内に挿入される。これにより、シャフ
ト本体Sの凹凸加工が施された部分(シャフト本体下端
より距離T2だけ離れた部分)が次位のカムCの内面に
圧入されて、両者の強固な固定がなされる。
【0065】次に、上記と同様に、図12に示すよう
に、次のカム固定手段11cを用い、ここで、支持パイ
プ24は図11のものより、h3とh2の差だけ短いもの
になっている。次位のカムCが固定されているカム固定
手段11cを前記シャフト本体Sに位置合わせする。シ
ャフト本体Sの次位の所定位置(凹凸加工部分となる位
置)に合致させる。シャフト本体Sの塑性加工部分はそ
のジャフト本体Sの下端から距離T3(<T2)の部分に
ある。この状態において、インデックステーブル19と
カムCとの距離はH3になっている。なお、インデック
ステーブル19とシャフト本体Sの下端との距離L、お
よびインデックステーブル19とエアーチャック46と
の距離Mはそれぞれ図11のものと同一である。
【0066】この後、案内手段13をカム固定手段11
c内に挿入するとともに、その係合部材44をシャフト
本体Sの端部に係合させ、前述と同様の操作により、シ
ャフト本体Sの所定位置に塑性加工手段17によって凹
凸加工を施す。シャフト本体Sの塑性加工部分はそのジ
ャフト本体Sの下端から距離T3(<T2)の部分にあ
る。さらに、次位のカムCを固定する角度を、前記位置
決めピン51とセンサー52とによって設定された基準
位置から算出して、その算出結果に基づき回転駆動手段
16によってシャフト本体Sを回動させる。
【0067】この後、押圧手段15のシリンダーを作動
させることにより、回転駆動手段16、把持手段14、
シャフト本体S、および、案内手段13が一体となっ
て、図10の場合と同一距離だけ下降させられ、前記シ
ャフト本体Sが、前記カム固定手段11cに固定されて
いるカムC内に挿入される。これにより、シャフト本体
Sの凹凸加工が施された部分(シャフト本体下端より距
離T3だけ離れた部分)がカムCの内面に圧入されて、
両者の強固な固定がなされる。
【0068】上述のとおり本実施例では、予めわかって
いるシャフトSの塑性加工部分の位置に応じて、所定高
さのスペーサ32a,32b,32cを用い、把持され
たカムCの把持固定高さを設定することにより、シャフ
ト本体SのカムCへの一定距離の挿入により、所定個数
(本実施例では3つであるが、これに限らない)のカム
Cを所定の角度で、シャフト本体Sへその下端より離れ
た凹凸加工位置に順次固定することができる。しかも、
本実施例に係わるカムシャフトの製造装置10によれ
ば、複数のカムCを連続してシャフト本体Sに、所定の
角度で固定することができる。したがって、カムCの固
定角度の変更に際して、単に、回転駆動手段16による
シャフト本体Sの回動角度を変更するのみで対応可能で
あり、また、異なる材質、異なる種類のカムCをシャフ
ト本体Sに固定する場合においても、カム固定手段11
へ異なるカムCを載置するのみで、迅速かつ確実な対応
が可能であり、多品種少量生産に適用して十分な効果が
期待できる。
【0069】上記実施例においては、1つのシャフトに
複数のカムを固定するものについて説明したが、これに
限らず、複数のシャフト本体に1つのカムを相異なる位
置に順次固定する場合や、複数本のシャフト本体からな
るロット毎にカム固定位置を変更する場合にも、本発明
を適用できる。これらの場合にも、シャフトの変更(凹
凸加工部分の位置の変更)に応じて、カムを確実に凹凸
加工部分に固定できる。また、前記実施例において示し
た各構成部材の諸形状や寸法等は一例であって、適用す
るカムCやシャフト本体Sの種類、あるいは、設計要求
等に基づき種々変更可能である。
【0070】
【発明の効果】本発明は、以上説明したとおりに構成さ
れているので、以下に記載するような効果を奏する。請
求項1および3の発明は、移動手段のサーボモーターに
よりシャフト本体の所定位置に塑性加工手段を位置させ
かつ回転駆動手段と塑性加工手段によりシャフト本体の
周方向に沿って凹凸加工を施すとともに、このシャフト
本体を回転駆動手段の基準位置検出機構に基づいてサー
ボモーターにより所定の角度に回転させた後に、押圧手
段のシリンダーにより前記シャフト本体をカムシャフト
構成要素内に一定距離挿入しかつシャフト本体の凹凸加
工部分をカムシャフト構成要素に位置させて圧入固定さ
せることによって、次のような優れた効果を奏する。
【0071】シャフト本体の相異なるカム固定位置に複
数のカム構成要素を固定する場合や、複数のシャフト本
体に1つのカム構成要素を相異なる固定位置に順次固定
する場合等に、シャフトのカム構成要素への一定距離の
挿入という簡単な操作を達成するため、シャフト本体の
カム固定位置(塑性加工部分)の変更に応じて、スペー
サを所定の高さのものに変更するだけで済む。これによ
り、従来のような、シャフト本体の塑性加工部分の位置
変更の度に、高価なサーボシリンダーによるカムシャフ
トの位置調整の煩雑な制御が不要になり、結果的に、低
コストが達成されるとともに、量産性にも優れる。複数
のカムシャフト構成要素を連続してシャフト本体に、所
定の位置でかつ所定の角度で固定することができる。そ
れとともに、押圧手段、回転駆動手段、および、移動手
段にそれぞれシリンダー、サーボモーターを用い、これ
らを制御手段によって操作していることにより、シャフ
ト本体のカムシャフト構成要素に対する位置決め操作、
シャフト本体の回転角度の割り出し操作、および、塑性
加工手段のシャフト本体に沿った移動操作を円滑にかつ
高精度を保って行なうことができる。
【0072】したがって、例えばカムの固定角度の変更
に際して、単に、回転駆動手段によるシャフト本体の回
動角度を変更するのみで対応可能であり、また、異なる
材質のカムシャフト構成要素や、異なる種類のカムシャ
フト構成要素をシャフト本体に固定する場合において
も、カムシャフト構成要素固定手段へ異なるカムシャフ
ト構成要素を載置するのみで、迅速かつ確実な対応が可
能であり、多品種少量生産に十分に対応することができ
る。
【0073】また、シャフト本体は、装着操作のみで十
分な強度を持った材料への変更が可能で、十分な強度を
持った材料であれば中空状であってもよく、この点から
もカムシャフトの仕様変更への対応を迅速に行なうこと
ができるとともに、各種のカムシャフトが短時間の設定
の変更だけで、組立の自動化ができることとなり、生産
コストを大きく減らすことができる。
【0074】請求項2および4の発明は、カムシャフト
構成要素がカムの他に、カムの間に必要に応じて装着さ
れるジャーナル用円筒状スリーブ等の場合にも、本発明
を適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカムシャフトの製造装置の一実施例の
全体構成の側面図である。
【図2】本発明のカムシャフトの製造装置の一実施例の
全体構成の正面図である。
【図3】本発明の一実施例の搬送手段、案内手段、移動
手段およびカム固定手段を示す一部を破断した側面図で
ある。
【図4】図3の要部拡大図である。
【図5】本発明の一実施例の搬送手段およびカム固定手
段を示す平面図である。
【図6】図5の一部拡大図である。
【図7】本発明の一実施例の把持手段、回転駆動手段、
押圧手段のそれぞれを示す一部を破断した側面図であ
る。
【図8】本発明の一実施例の塑性加工手段を示す一部を
省略した底面図である。
【図9】本発明の一実施例の塑性加工手段を示す一部を
省略した縦断面側面図である。
【図10】図3の要部で、高さの高いスペーサによりエ
アーシリンダーのインデックステーブルに対する高さ位
置を設定している状態を示す図である。
【図11】図3の要部で、中間の高さのスペーサにより
エアーシリンダーのインデックステーブルに対する高さ
位置を設定している状態を示す図である。
【図12】図3の要部で、高さの低いスペーサによりエ
アーシリンダーのインデックステーブルに対する高さ位
置を設定している状態を示す図である。
【図13】従来の、カムとシャフト本体との固定方法を
説明するための要部の縦断面図である。
【図14】図13に示す方法によって固定されたカムと
シャフト本体との固定部分を示す縦断面図である。
【図15】従来のカムシャフトの製造装置の要部の一部
を断面にした図である。
【図16】図15の要部拡大図である。
【符号の説明】
10 カムシャフト製造装置 11,11a,11b,11c,11d,11e カム
固定手段 12 搬送手段 13 案内手段 14 把持手段 15 押圧手段 16 回転駆動手段 17 塑性加工手段 18 移動手段 19 インデックステーブル 20 摺動ブロック 21 ベースプレート 22 エアーシリンダー 23 ストッパリング 24 支持パイプ 25 ロードセル 26 スプリング 27 クランプ機構 28 クランプ片 29 作動片 30 ガイド孔 31 操作ロッド 32a,32b,32c スペーサ 33 給気筒 34 ベルト 35 流路切り替え弁 37 アクチュエーター 38 ガイドロッド 39 スライドプレート 40 昇降機構 41 ガイドパイプ 42 昇降ロッド 43 エアーシリンダー 44 係合部材 45 昇降ブロック 46 エアーチャック 47 従動プーリー 48 サーボモーター 49 駆動プーリー 50 タイミングベルト 51 位置検出ピン 52 センサー 54 アッパーフレーム 55 出力軸 56 連結部材 57 ガイドロッド 58 ベースプレート 59 バックアップローラー 60 サイジングローラー 61 スライドアーム 62 スライドボックス 63 油圧シリンダー 64 微調整機構 65 スライドボックス 66 揺動アーム 67 油圧シリンダー 68 スプリング 69 開き角調整ボルト 70 送りボルト 71 サーボモーター A 基準位置検出機構 B 基台 C カム(カムシャフト構成要素) S シャフト本体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフト本体を、このシャフト本体と別
    個に形成されたカムシャフト構成要素に圧入することに
    より、このカムシャフト構成要素を前記シャフト本体の
    所定位置に組み付け固定する、カムシャフトの製造方法
    であって、 予め、インデックステーブル上に、カムシャフト構成要
    素を把持固定する複数のカムシャフト構成要素固定手段
    を、シャフト本体のカム固定位置に対応して、前記把持
    固定高さをそれぞれ所定の高さとするためのスペーサを
    介在させて設置するとともに、 シャフト本体のカム固定位置に転造による凹凸加工を施
    し、 次いで、シャフト本体を、把持固定されたカムシャフト
    構成要素中に一定距離だけ圧入することにより、前記凹
    凸加工部分にカムシャフト構成要素を圧入固定すること
    を特徴とするカムシャフトの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記カムシャフト構成要素は、カムであ
    り、または、このカムの間に必要に応じて装着されるジ
    ャーナル用円筒状スリーブ等である請求項1に記載のカ
    ムシャフトの製造方法。
  3. 【請求項3】 シャフト本体を、このシャフト本体と別
    個に形成されたカムシャフト構成要素に圧入することに
    より、このカムシャフト構成要素を前記シャフト本体の
    所定位置に組み付け固定するようにしたカムシャフトの
    製造装置であって、 前記カムシャフト構成要素を把持固定するカムシャフト
    構成要素固定手段と、 前記カムシャフト構成要素を前記シャフト本体との組み
    付け位置へ間欠的に搬送する搬送手段と、 前記組み付け位置において前記カムシャフト構成要素固
    定手段によって固定されたカムシャフト構成要素に対し
    挿通可能に設けられ、前記シャフト本体の一端部に係脱
    させられる案内手段と、 この案内手段に対し所定間隔をおいて対向配置され、前
    記シャフト本体の他端部を把持する把持手段と、 この把持手段を前記カムシャフト構成要素固定手段へ向
    けて一定距離移動させることにより、前記シャフト本体
    を前記カムシャフト構成要素内に挿入する押圧手段と、 前記シャフト本体にその軸回りの回転を与える回転駆動
    手段と、 前記シャフト本体にその軸に直交する方向に接離自在に
    設けられ、前記シャフト本体の外周面に周方向に沿って
    凹凸加工を施す塑性加工手段と、 この塑性加工手段を前記シャフト本体の長さ方向に沿っ
    て相対移動させる移動手段とを備えてなり、 前記搬送手段は間欠的に回転するインデックステーブル
    を備え、前記カムシャフト構成要素固定手段は、前記イ
    ンデックステーブル上に放射状に設けられた、一対のク
    ランプ片により前記カムシャフト構成要素を把持するた
    めの複数のシリンダーと、各シリンダーと前記インデッ
    クステーブルとの間にそれぞれ介在されて、前記把持さ
    れた前記カムシャフト構成要素の前記インデックステー
    ブルに対する把持固定高さ位置を設定するための複数の
    スペーサとから構成され、 前記回転駆動手段は、前記シャフト本体の回転角度を割
    り出し可能なサーボモーターと前記シャフト本体の軸回
    りの基準位置を検出する基準位置検出機構とで構成さ
    れ、かつ前記移動手段は、前記塑性加工手段に螺着され
    た送りボルトとこの送りボルトを回転させるサーボモー
    ターとで構成されるとともに、両サーボモーターを制御
    して、前記シャフト本体の回転角度の割り出し操作、お
    よび前記塑性加工手段のシャフト本体に沿った移動操作
    を行なう制御手段が設けられたことを特徴とするカムシ
    ャフトの製造装置。
  4. 【請求項4】 前記カムシャフト構成要素は、カムであ
    り、または、このカムの間に必要に応じて装着されるジ
    ャーナル用円筒状スリーブ等である請求項3に記載のカ
    ムシャフトの製造装置。
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