JPH0989083A - シザーズギアの潤滑構造 - Google Patents
シザーズギアの潤滑構造Info
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- JPH0989083A JPH0989083A JP24569595A JP24569595A JPH0989083A JP H0989083 A JPH0989083 A JP H0989083A JP 24569595 A JP24569595 A JP 24569595A JP 24569595 A JP24569595 A JP 24569595A JP H0989083 A JPH0989083 A JP H0989083A
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- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 title description 9
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 claims description 14
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 74
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000010705 motor oil Substances 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/042—Guidance of lubricant
- F16H57/043—Guidance of lubricant within rotary parts, e.g. axial channels or radial openings in shafts
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Mechanical Engineering (AREA)
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- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 必要な給油量を安定的に確保でき、かつオイ
ル系統の圧力低下を来すことのないシザーズギアの潤滑
装置を提供する。 【解決手段】 回転軸5に回転不可に嵌着したメインギ
ア2と回転可能に嵌着したサブギア3を重ねて組み合わ
せるとともに両ギア2、3間にそれらを互いに反対方向
に回転付勢するばねを介装したシザーズギア1の潤滑構
造であって、回転軸5に、オイルポンプに連通する軸芯
方向のオイル通路11と、メインギア2とサブギア3の
重合面に開口端が臨むように半径方向に形成された給油
穴12と、給油穴12とオイル通路11の連通部に配設
されたオリフィス13とを設け、給油穴12は必要給油
量を供給する穴径に比して大径に形成し、オリフィス1
3にて給油量を制御するようにした。
ル系統の圧力低下を来すことのないシザーズギアの潤滑
装置を提供する。 【解決手段】 回転軸5に回転不可に嵌着したメインギ
ア2と回転可能に嵌着したサブギア3を重ねて組み合わ
せるとともに両ギア2、3間にそれらを互いに反対方向
に回転付勢するばねを介装したシザーズギア1の潤滑構
造であって、回転軸5に、オイルポンプに連通する軸芯
方向のオイル通路11と、メインギア2とサブギア3の
重合面に開口端が臨むように半径方向に形成された給油
穴12と、給油穴12とオイル通路11の連通部に配設
されたオリフィス13とを設け、給油穴12は必要給油
量を供給する穴径に比して大径に形成し、オリフィス1
3にて給油量を制御するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DOHCエンジン
において2本のカム軸を同期回転させるために設けられ
るシザーズギアなど、バックラッシュを無くした状態で
回転伝達するシザーズギアの潤滑構造に関するものであ
る。
において2本のカム軸を同期回転させるために設けられ
るシザーズギアなど、バックラッシュを無くした状態で
回転伝達するシザーズギアの潤滑構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】DOHCエンジンにおいては、図4に示
すように、クランク軸21の回転をチェーン22又はタ
イミングベルトを介して一方のカム軸23に伝達し、こ
の一方のカム軸23の回転を他方のカム軸24に一対の
ギア25、26を介して伝達するように構成されてい
る。この場合、一方のカム軸23に取付けられた駆動ギ
ア25と他方のカム軸24に取付けられた従動ギア26
をバックラッシュを除去した状態で噛合回転させる必要
があるため、従動ギア26にはシザーズギアが用いられ
ている。27は直打式のオーバーヘッドカム機構であ
る。
すように、クランク軸21の回転をチェーン22又はタ
イミングベルトを介して一方のカム軸23に伝達し、こ
の一方のカム軸23の回転を他方のカム軸24に一対の
ギア25、26を介して伝達するように構成されてい
る。この場合、一方のカム軸23に取付けられた駆動ギ
ア25と他方のカム軸24に取付けられた従動ギア26
をバックラッシュを除去した状態で噛合回転させる必要
があるため、従動ギア26にはシザーズギアが用いられ
ている。27は直打式のオーバーヘッドカム機構であ
る。
【0003】シザーズギアの具体例を図5、図6を参照
して説明すると、5は従動側のカム軸24に対応するカ
ム軸であり、その一端部にメインギア2とサブギア3か
ら成るシザーズギア1が嵌合されている。メインギア2
とサブギア3は重なった状態で鍔7とスナップリング1
7の間に保持され、かつメインギア2はキー16にてカ
ム軸5に回転不可に係合されている。メインギア2の内
側面には環状溝8が形成され、C字状のばね18が収容
配置されている。ばね18の一端はメインギア2側の第
1ストッパ19に、ばね18の他端はサブギア3側の第
2ストッパ20に当接し、サブギア3をメインギア2と
サブギア3の歯すじが合った位置から図6に矢印で示す
ようにギアの回転方向に付勢するように成されている。
して説明すると、5は従動側のカム軸24に対応するカ
ム軸であり、その一端部にメインギア2とサブギア3か
ら成るシザーズギア1が嵌合されている。メインギア2
とサブギア3は重なった状態で鍔7とスナップリング1
7の間に保持され、かつメインギア2はキー16にてカ
ム軸5に回転不可に係合されている。メインギア2の内
側面には環状溝8が形成され、C字状のばね18が収容
配置されている。ばね18の一端はメインギア2側の第
1ストッパ19に、ばね18の他端はサブギア3側の第
2ストッパ20に当接し、サブギア3をメインギア2と
サブギア3の歯すじが合った位置から図6に矢印で示す
ようにギアの回転方向に付勢するように成されている。
【0004】また、シーズギア1から成る従動ギア26
を駆動ギア25に噛合させる際に、メインギア2とサブ
ギア3の歯すじを合わせて仮固定するために、メインギ
ア2とサブギア3におけるばね18の両端間の位置にね
じ穴31とボルト穴32が形成されるとともに仮止め用
ボルト33が設けられている。
を駆動ギア25に噛合させる際に、メインギア2とサブ
ギア3の歯すじを合わせて仮固定するために、メインギ
ア2とサブギア3におけるばね18の両端間の位置にね
じ穴31とボルト穴32が形成されるとともに仮止め用
ボルト33が設けられている。
【0005】以上の構成のシザーズギア1において、メ
インギア2はカム軸5に固定的に設けられるが、サブギ
ア3は微小角度とは言えカム軸5およびメインギア2に
対して相対回転するのでそれらの摺動面に給油して潤滑
する必要があり、また環状溝8内のばね18の円滑な動
作を確保するために環状溝8内に給油する必要があり、
さらにこのシザーズギア1から成る従動ギア26と駆動
ギア25の噛合部にも当然給油して潤滑する必要があ
る。
インギア2はカム軸5に固定的に設けられるが、サブギ
ア3は微小角度とは言えカム軸5およびメインギア2に
対して相対回転するのでそれらの摺動面に給油して潤滑
する必要があり、また環状溝8内のばね18の円滑な動
作を確保するために環状溝8内に給油する必要があり、
さらにこのシザーズギア1から成る従動ギア26と駆動
ギア25の噛合部にも当然給油して潤滑する必要があ
る。
【0006】そこで、例えば実公平4−37214号公
報には、図7に示すようにカム軸24にオイルポンプ2
7に連通する軸芯方向のオイル通路28を設けるととも
に、オイル通路28から半径方向に開口端がメインギア
2とサブギア3の重合面に臨むように給油穴29を設
け、その重合面に給油穴29と環状溝8とを連通する連
通路30を設け、オイル通路28から給油穴29、連通
路30、環状溝8を経て噛合部分に給油するようにした
潤滑装置が開示されている。
報には、図7に示すようにカム軸24にオイルポンプ2
7に連通する軸芯方向のオイル通路28を設けるととも
に、オイル通路28から半径方向に開口端がメインギア
2とサブギア3の重合面に臨むように給油穴29を設
け、その重合面に給油穴29と環状溝8とを連通する連
通路30を設け、オイル通路28から給油穴29、連通
路30、環状溝8を経て噛合部分に給油するようにした
潤滑装置が開示されている。
【0007】この種の潤滑装置として、図8に示すよう
に、カム軸5の軸芯部に形成した中空穴9の先端部にボ
ール10を圧入してオイル通路11とし、シザーズギア
嵌合部6における鍔部7から適当距離の位置に外周から
オイル通路11に向けて半径方向の給油穴12を穿孔す
ることにより、メインギア2とザブギア3の重合面に給
油するようにしたものが知られている。
に、カム軸5の軸芯部に形成した中空穴9の先端部にボ
ール10を圧入してオイル通路11とし、シザーズギア
嵌合部6における鍔部7から適当距離の位置に外周から
オイル通路11に向けて半径方向の給油穴12を穿孔す
ることにより、メインギア2とザブギア3の重合面に給
油するようにしたものが知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な潤滑装置においては、図9に示すように、メインギア
2を鍔部7に当接させるように圧入した状態で、メイン
ギア2の厚さ寸法や圧入精度や鍔部7から給油穴12ま
での距離等のばらつきによって給油穴12に対するメイ
ンギア2の被さり具合が異なり、図10(a)に示すよ
うに、給油穴12の大部分がメインギア2によって塞が
れてしまったり、図10(b)に示すように、給油穴1
2の大部分が開口された状態になったりする。そのた
め、給油穴12の径が小さい場合は、上記のように加工
精度やギアの圧入精度によって給油穴12の有効面積の
ばらつきが大きく、給油量のばらつきが大きくなるとい
う問題がある。一方、このような問題を解消するために
給油穴12の径を大きくすると、オイル系統の圧力が低
下してしまい、特にエンジンオイルを潤滑油として用い
ている場合にはエンジンに悪影響を与えてしまうという
問題がある。
な潤滑装置においては、図9に示すように、メインギア
2を鍔部7に当接させるように圧入した状態で、メイン
ギア2の厚さ寸法や圧入精度や鍔部7から給油穴12ま
での距離等のばらつきによって給油穴12に対するメイ
ンギア2の被さり具合が異なり、図10(a)に示すよ
うに、給油穴12の大部分がメインギア2によって塞が
れてしまったり、図10(b)に示すように、給油穴1
2の大部分が開口された状態になったりする。そのた
め、給油穴12の径が小さい場合は、上記のように加工
精度やギアの圧入精度によって給油穴12の有効面積の
ばらつきが大きく、給油量のばらつきが大きくなるとい
う問題がある。一方、このような問題を解消するために
給油穴12の径を大きくすると、オイル系統の圧力が低
下してしまい、特にエンジンオイルを潤滑油として用い
ている場合にはエンジンに悪影響を与えてしまうという
問題がある。
【0009】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、必要な給油量を安定的に確保でき、かつオイル系統
の圧力低下を来すことのないシザーズギアの潤滑装置を
提供することを目的とする。
み、必要な給油量を安定的に確保でき、かつオイル系統
の圧力低下を来すことのないシザーズギアの潤滑装置を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転軸に回転
不可に嵌着したメインギアと回転可能に嵌着したサブギ
アを重ねて組み合わせるとともに両ギア間にそれらを互
いに反対方向に回転付勢するばねを介装したシザーズギ
アの潤滑構造であって、回転軸に、オイルポンプに連通
する軸芯方向のオイル通路と、メインギアとサブギアの
重合面に開口端が臨むように半径方向に形成された給油
穴と、給油穴とオイル通路の連通部に配設されたオリフ
ィスとを設け、給油穴を必要給油量を供給する穴径に比
して大径に形成することにより寸法精度等が低くても常
に必要な給油量を確保できるようにし、かつオリフィス
にて給油量を制御してオイル系統の圧力低下を来さない
ようにした。
不可に嵌着したメインギアと回転可能に嵌着したサブギ
アを重ねて組み合わせるとともに両ギア間にそれらを互
いに反対方向に回転付勢するばねを介装したシザーズギ
アの潤滑構造であって、回転軸に、オイルポンプに連通
する軸芯方向のオイル通路と、メインギアとサブギアの
重合面に開口端が臨むように半径方向に形成された給油
穴と、給油穴とオイル通路の連通部に配設されたオリフ
ィスとを設け、給油穴を必要給油量を供給する穴径に比
して大径に形成することにより寸法精度等が低くても常
に必要な給油量を確保できるようにし、かつオリフィス
にて給油量を制御してオイル系統の圧力低下を来さない
ようにした。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図
1、図2を参照して説明する。なお、シザーズギアの配
設状態及びその全体構成は、図4〜図6を参照して説明
した従来例のものと同一であるので、その説明を援用し
てここでの説明は省略する。
1、図2を参照して説明する。なお、シザーズギアの配
設状態及びその全体構成は、図4〜図6を参照して説明
した従来例のものと同一であるので、その説明を援用し
てここでの説明は省略する。
【0012】図1において、1はシザーズギアであり、
メインギア2とサブギア3にて構成されている。メイン
ギア2は回転軸であるカム軸5のシザーズギア嵌合部6
に圧入嵌合されるとともに鍔部7に当接されて軸芯方向
に位置決めされ、またキー(図示せず)にてカム軸5に
対して回転可能に結合されている。サブギア3は、カム
軸5のシザーズギア嵌合部6に回転自在に、従ってメイ
ンギア2に対して相対回転可能に、かつメインギア2に
重ねるように嵌合されている。またメインギア2のサブ
ギア3との重合面に形成された環状溝8にはサブギア3
をメインギア2の回転方向に回転付勢する手段(図示せ
ず)が内蔵されている。
メインギア2とサブギア3にて構成されている。メイン
ギア2は回転軸であるカム軸5のシザーズギア嵌合部6
に圧入嵌合されるとともに鍔部7に当接されて軸芯方向
に位置決めされ、またキー(図示せず)にてカム軸5に
対して回転可能に結合されている。サブギア3は、カム
軸5のシザーズギア嵌合部6に回転自在に、従ってメイ
ンギア2に対して相対回転可能に、かつメインギア2に
重ねるように嵌合されている。またメインギア2のサブ
ギア3との重合面に形成された環状溝8にはサブギア3
をメインギア2の回転方向に回転付勢する手段(図示せ
ず)が内蔵されている。
【0013】カム軸5の軸芯部には中空穴9が形成さ
れ、その先端部をボール10にて閉塞することにより、
オイルポンプ(図示せず)に連通するオイル通路11が
形成されている。シザーズギア嵌合部6には、メインギ
ア2とサブギア3の重合面に開口端12aが臨むように
半径方向に給油穴12が穿孔されている。この給油穴1
2は必要給油量を供給するのに必要な穴径に比して大径
の穴に形成されるとともに、オイル通路11に連通する
手前位置までしか穿孔されていない。そして、この給油
穴12の奥端とオイル通路11とが給油量を制御するオ
リフィス13を介して連通されている。図1に示す例で
は、オリフィス13は小径穴14にて構成され、その穴
径はオイル通路11が連通しているオイル系統の油圧を
低下させずかつサブギア3を潤滑するのに必要な油量を
供給するのに必要な最小の穴径に設定され、給油穴12
はそれよりも大径に設定されている。例えば、必要油量
から決まる小径穴14の径が直径1mmであった場合に
も給油穴12は直径3mm程度に設定される。
れ、その先端部をボール10にて閉塞することにより、
オイルポンプ(図示せず)に連通するオイル通路11が
形成されている。シザーズギア嵌合部6には、メインギ
ア2とサブギア3の重合面に開口端12aが臨むように
半径方向に給油穴12が穿孔されている。この給油穴1
2は必要給油量を供給するのに必要な穴径に比して大径
の穴に形成されるとともに、オイル通路11に連通する
手前位置までしか穿孔されていない。そして、この給油
穴12の奥端とオイル通路11とが給油量を制御するオ
リフィス13を介して連通されている。図1に示す例で
は、オリフィス13は小径穴14にて構成され、その穴
径はオイル通路11が連通しているオイル系統の油圧を
低下させずかつサブギア3を潤滑するのに必要な油量を
供給するのに必要な最小の穴径に設定され、給油穴12
はそれよりも大径に設定されている。例えば、必要油量
から決まる小径穴14の径が直径1mmであった場合に
も給油穴12は直径3mm程度に設定される。
【0014】以上の構成によると、給油穴12とオイル
通路11の連通部にオリフィス13を配設してこのオリ
フィス13にて給油量を制御するようにしたことによ
り、給油穴12を大径にしてもエンジンのオイル系統の
圧力低下を来すことはない。また、給油穴12を必要給
油量を供給する穴径に比して大径に形成しているので、
メインギア2の厚さや鍔部7から給油穴12の軸芯位置
までの距離等の加工精度や、メインギア2の圧入精度が
低いために、例えば図2に示すように、メインギア2の
給油穴12に対する被さり具合が小径穴14なら完全に
閉鎖してしまう程大きくなるなど、メインギア2による
給油穴12の閉鎖面積に多少のばらつきが生じたとして
も、給油穴12の開口面積として給油に必要な面積を十
分に確保することができる。したがって、エンジン油圧
系統の圧力を低下させることなく、サブギア3の潤滑に
必要な給油量を安定的に確保することができる。
通路11の連通部にオリフィス13を配設してこのオリ
フィス13にて給油量を制御するようにしたことによ
り、給油穴12を大径にしてもエンジンのオイル系統の
圧力低下を来すことはない。また、給油穴12を必要給
油量を供給する穴径に比して大径に形成しているので、
メインギア2の厚さや鍔部7から給油穴12の軸芯位置
までの距離等の加工精度や、メインギア2の圧入精度が
低いために、例えば図2に示すように、メインギア2の
給油穴12に対する被さり具合が小径穴14なら完全に
閉鎖してしまう程大きくなるなど、メインギア2による
給油穴12の閉鎖面積に多少のばらつきが生じたとして
も、給油穴12の開口面積として給油に必要な面積を十
分に確保することができる。したがって、エンジン油圧
系統の圧力を低下させることなく、サブギア3の潤滑に
必要な給油量を安定的に確保することができる。
【0015】また、大径の給油穴12内に潤滑油が充満
しておりかつこの給油穴12とオイル通路11との間に
は通路抵抗となるオリフィス13が介在しているので、
オイルポンプの停止後にも大径の給油穴12内にはかな
りの量の潤滑油が溜まったままとなり、その結果エンジ
ン起動時にカム軸5が回転すると、オイル通路11にオ
イルが供給されて来ない段階においてもカム軸5の回転
による遠心力でこの給油穴12内の潤滑油をシザーズギ
ア1に供給することができる。したがって、エンジンの
起動初期にもシザーズギア1の潤滑を行うことができ
る。
しておりかつこの給油穴12とオイル通路11との間に
は通路抵抗となるオリフィス13が介在しているので、
オイルポンプの停止後にも大径の給油穴12内にはかな
りの量の潤滑油が溜まったままとなり、その結果エンジ
ン起動時にカム軸5が回転すると、オイル通路11にオ
イルが供給されて来ない段階においてもカム軸5の回転
による遠心力でこの給油穴12内の潤滑油をシザーズギ
ア1に供給することができる。したがって、エンジンの
起動初期にもシザーズギア1の潤滑を行うことができ
る。
【0016】なお、オリフィス13としては、図1に示
した小径穴14に限らず、図3に示すように、別体のオ
リフィス部材15を給油穴12とオイル通路11の連通
部に嵌着して構成してもよい。ただし、オリフィス13
を小径穴14にて構成すると、オリフィス部材15を用
意して給油穴12に圧入する必要がなく、給油穴12と
同じ穴加工にて形成できるので安価に構成することがで
きる。
した小径穴14に限らず、図3に示すように、別体のオ
リフィス部材15を給油穴12とオイル通路11の連通
部に嵌着して構成してもよい。ただし、オリフィス13
を小径穴14にて構成すると、オリフィス部材15を用
意して給油穴12に圧入する必要がなく、給油穴12と
同じ穴加工にて形成できるので安価に構成することがで
きる。
【0017】
【発明の効果】本発明のシザーズギアの潤滑構造によれ
ば、以上のようにメインギアとサブギアの重合面に開口
端が臨むように半径方向に形成される給油穴を必要給油
量を供給する穴径に比して大径に形成したことにより、
加工精度やメインギアの圧入精度によってメインギアに
よる給油穴の閉鎖面積に多少のばらつきがあっても必要
な給油面積を確保でき、かつこの給油穴とオイル通路の
連通部に配設したオリフィスによって給油量を制御する
ようにしているので、オイル系統の圧力低下を来さずに
必要な給油量を安定的に確保することができる。また、
カム軸が回転すると遠心力で給油穴内の潤滑油がシザー
ズギアに供給されるので、エンジン起動初期にもシザー
ズギアの潤滑を行うことができる等の効果を発揮する。
ば、以上のようにメインギアとサブギアの重合面に開口
端が臨むように半径方向に形成される給油穴を必要給油
量を供給する穴径に比して大径に形成したことにより、
加工精度やメインギアの圧入精度によってメインギアに
よる給油穴の閉鎖面積に多少のばらつきがあっても必要
な給油面積を確保でき、かつこの給油穴とオイル通路の
連通部に配設したオリフィスによって給油量を制御する
ようにしているので、オイル系統の圧力低下を来さずに
必要な給油量を安定的に確保することができる。また、
カム軸が回転すると遠心力で給油穴内の潤滑油がシザー
ズギアに供給されるので、エンジン起動初期にもシザー
ズギアの潤滑を行うことができる等の効果を発揮する。
【図1】本発明の一実施形態におけるシザーズギアの潤
滑装置の要部の縦断面図である。
滑装置の要部の縦断面図である。
【図2】同実施形態における給油穴のメインギアによる
閉鎖状態の説明図である。
閉鎖状態の説明図である。
【図3】同実施形態におけるオリフィスの他の形態を示
す断面図である。
す断面図である。
【図4】エンジンにおけるシザーズギアの配設状態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図5】シザーズギアの分解斜視図である。
【図6】シザーズギアの斜視図である。
【図7】従来例のジザーズギアの潤滑装置の縦断面図で
ある。
ある。
【図8】従来例のシザーズギアの潤滑装置の要部の縦断
面図である。
面図である。
【図9】従来例のジザーズギアにおけるメインギア嵌合
状態を示す要部の縦断面図である。
状態を示す要部の縦断面図である。
【図10】従来例における給油量のばらつき原因の説明
図である。
図である。
1 シザーズギア 2 メインギア 3 サブギア 5 カム軸(回転軸) 11 オイル通路 12 給油穴 13 オリフィス
Claims (1)
- 【請求項1】 回転軸に回転不可に嵌着したメインギア
と回転可能に嵌着したサブギアを重ねて組み合わせると
ともに両ギア間にそれらを互いに反対方向に回転付勢す
るばねを介装したシザーズギアの潤滑構造であって、回
転軸に、オイルポンプに連通する軸芯方向のオイル通路
と、メインギアとサブギアの重合面に開口端が臨むよう
に半径方向に形成された給油穴と、給油穴とオイル通路
の連通部に配設されたオリフィスとを設け、給油穴は必
要給油量を供給する穴径に比して大径に形成し、オリフ
ィスにて給油量を制御するようにしたことを特徴とする
シザーズギアの潤滑構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24569595A JPH0989083A (ja) | 1995-09-25 | 1995-09-25 | シザーズギアの潤滑構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24569595A JPH0989083A (ja) | 1995-09-25 | 1995-09-25 | シザーズギアの潤滑構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0989083A true JPH0989083A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17137444
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24569595A Pending JPH0989083A (ja) | 1995-09-25 | 1995-09-25 | シザーズギアの潤滑構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0989083A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007002987A (ja) * | 2005-06-27 | 2007-01-11 | Aisin Seiki Co Ltd | エンジンのバランサ装置 |
| US20080141811A1 (en) * | 2004-03-22 | 2008-06-19 | Christian Sandner | Toothed Wheel For a Play-Free Gear Spur Set |
| US8256318B2 (en) * | 2007-09-25 | 2012-09-04 | Hispano-Suiza | System for gearing |
| CN104088985A (zh) * | 2014-07-29 | 2014-10-08 | 姚飞燕 | 改良结构的连接齿轮 |
| WO2017082394A1 (ja) * | 2015-11-12 | 2017-05-18 | いすゞ自動車株式会社 | シザースギア給油構造 |
| CN112728040A (zh) * | 2020-12-25 | 2021-04-30 | 孙树其 | 一种竖直放置具有油槽的齿轮 |
-
1995
- 1995-09-25 JP JP24569595A patent/JPH0989083A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20080141811A1 (en) * | 2004-03-22 | 2008-06-19 | Christian Sandner | Toothed Wheel For a Play-Free Gear Spur Set |
| JP2007002987A (ja) * | 2005-06-27 | 2007-01-11 | Aisin Seiki Co Ltd | エンジンのバランサ装置 |
| US8256318B2 (en) * | 2007-09-25 | 2012-09-04 | Hispano-Suiza | System for gearing |
| CN104088985A (zh) * | 2014-07-29 | 2014-10-08 | 姚飞燕 | 改良结构的连接齿轮 |
| WO2017082394A1 (ja) * | 2015-11-12 | 2017-05-18 | いすゞ自動車株式会社 | シザースギア給油構造 |
| US10626976B2 (en) | 2015-11-12 | 2020-04-21 | Isuzu Motors Limited | Scissor gear oil supplying structure |
| CN112728040A (zh) * | 2020-12-25 | 2021-04-30 | 孙树其 | 一种竖直放置具有油槽的齿轮 |
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