JPH075202Y2 - カムシヤフトのスラスト軸受構造 - Google Patents

カムシヤフトのスラスト軸受構造

Info

Publication number
JPH075202Y2
JPH075202Y2 JP1986122427U JP12242786U JPH075202Y2 JP H075202 Y2 JPH075202 Y2 JP H075202Y2 JP 1986122427 U JP1986122427 U JP 1986122427U JP 12242786 U JP12242786 U JP 12242786U JP H075202 Y2 JPH075202 Y2 JP H075202Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camshaft
cam cap
oil
cam
oil groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986122427U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6328802U (ja
Inventor
伸也 野村
利夫 今村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP1986122427U priority Critical patent/JPH075202Y2/ja
Publication of JPS6328802U publication Critical patent/JPS6328802U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH075202Y2 publication Critical patent/JPH075202Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は,エンジンのカムシャフトのスラスト軸受構造
に関するものである。
〔従来の技術〕
ダブルオーバヘッドカムシャフト式エンジンのなかに
は,吸気側カムシャフトにタイミングベルトに噛み合う
タイミングプーリが取り付けられており,吸気側カムシ
ャフトをタイミングベルトで駆動し,他方,排気側カム
シャフトへは吸気側カムシャフトからはすば歯車を介し
て回転を伝えるようにしたものがある。
このようなダブルオヘーバヘッドカムシャフト式エンジ
ンを開示した従来技術文献としては,例えば,本出願人
が昭和60年8月19日付けで出願した実願昭60−126292号
がある。
前述のようなダブルオーバヘッドカムシャフト式エンジ
ンにおいては,先にも述べたように,はすば歯車が用い
られているので,吸気側カムシャフトにも排気側カムシ
ャフトにも軸方向に荷重が掛かる。従って,吸気側カム
シャフトと排気側カムシャフトとを支持するのにスラス
ト軸受が用いられている。
スラスト軸受を開示した従来技術文献としては,前述の
実願昭60−126292号や実開昭54−165607号がある。
第5図は,従来のカムシャフトのスラスト軸受構造の下
面図である。第5図は,具体的には,上記したようなダ
ブルオーバヘッドカムシャフト式エンジンの吸気側カム
シャフトを支持するカムキャップの下面図である。
第5図において,1はカムキャップ全体を表しており,2は
摺動面である。二点鎖線はカムキャップ1に取り付けら
れた吸気側カムシャフト15の位置を表している。第5図
のカムキャップ1は,第6図のような吸気側カムシャフ
ト15を回転可能に且つ軸方向には不動に支持するもので
ある。第5図と第6図とにおいて,矢印Fは,エンジン
の前方を表している。また,矢印Rは吸気側カムシャフ
ト15の回転方向を表している。
第6図において,11はジャーナル部,12と13とはスラスト
被支持部である。吸気側カムシャフト15の内部にはオイ
ル通路22が穿設されており,ジャーナル部11にはオイル
通路22に連通するオイル孔23と,オイル孔23に整合する
オイル溝24とが穿設されている。矢印Zはオイルの流れ
を表している。
第5図において,符号4と符号5が付されている部分
で,吸気側カムシャフト15のスラスト被支持部12,13が
カムキャップ1に当接し,吸気側カムシャフト15の軸方
向の移動が阻止されるようになっている。第6図につい
て述べたオイル通路22は,符号4が付されている当接部
分と符号5が付されている当接部分とに潤滑のためのオ
イルを供給するためのものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
第5図に示されている従来のカムシャフトのスラスト軸
受構造にあっては,騒音が発生するという問題があっ
た。これは次の理由による。
第5図において,カムシャフト15のスラスト被支持部1
2,13とカムキャップ1との間には僅ではあるが隙間が存
在している。他方,エンジン作動中,カムシャフト15は
トルク変動を受けるので,軸線方向に往復運動しようと
する。このため,符号4と符号5とが付されている部分
において,カムシャフト15のスラスト被支持部12,13と
カムキャップ1とが衝撃的に当接する。これが,第5図
に示されている従来のカムシャフトのスラスト軸受構造
では騒音が発生する理由である。
本考案は,このような従来の技術の問題点を解決するも
のであり,本考案の技術的課題は,カムシャフトのスラ
スト被支持部とカムキャップとの衝撃的な当接を防止
し,上記騒音を低減することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この技術的課題を達成するために,本考案にあっては次
のような手段が講じられている。
即ち,エンジンのシリンダヘッドに取り付けられてカム
シャフトを回転可能に支持するカムキャップを有し,該
カムキャップの両側面に前記カムシャフトのスラスト被
支持部が当接することにより前記カムシャフトがその軸
線方向に微小クリアランス分しか動かないように支持さ
れるカムシャフトのスラスト軸受構造において, 前記カムキャップの摺動面に穿設されその一端が前記カ
ムキャップの一方の側面に開口し他端が前記摺動面内で
終了しているオイル溝と, 前記カムシャフトの外周面に設けられ該オイル溝と交差
している周方向溝と, 一端が該周方向溝に開口し他端がオイル供給通路に開口
するオイル孔と, を具備することを特徴とする手段である。
〔作用〕
上記手段によれば,オイル孔の働きにより,オイル供給
通路からのオイルが周方向溝に供給され,周向溝に供給
されたイルは,周方向溝と交差するオイル溝に供給され
る。ここで,オイル溝の一端はカムキャップの一方の側
面に開口し,他端は摺動面内で終了しているので,ほと
んどのオイルは,カムキャップの両側面のうちオイル溝
が開口されている方の側面に供給される。
このためオイル溝が開口されている方の側面では,カム
キャップとスラスト被支持部との間の油圧は非常に大き
くなり,この油圧によってカムシャフトのスラスト被支
持部とカムキャップとの間に間隔(微小クリアランス)
が保たれ,他方の側面では,カムシャフトのスラスト被
支持部とカムキャップとが実質的に当接した状態が保た
れる。
この結果,カムシャフトは上述の間隔を縮める方向にし
か軸方向移動できない状態に保持されると共に,上述の
間隔を縮める方向に力が作用する場合にも,その力は油
圧によって緩衝せしめられる。
〔実施例〕
第1図は,本考案の一実施例に係るカムシャフトのスラ
スト軸受構造の下面図である。
具体的には第1図は,ダブルオーバヘッドカムシャフト
式エンジンの吸気側カムシャフトを支持するカムキャッ
プの下面図である。
第1図において,1はカムキャップ全体を表しており,2は
摺動面である。二点鎖線はカムキャップ1に取り付けら
れた吸気側カムシャフト15の位置を表している。
第1図のカムキャップ1は,第2図のような吸気側カム
シャフト15を回転可能に且つ軸方向には微小クリアラン
ス分しか動かないように支持するものである。第1図と
第2図とにおいて,矢印Fは,エンジンの前方を表して
いる。また,矢印Rは,吸気側カムシャフト15の回転方
向を表している。
第1図において,カムキャップ1にはボルト孔31が左右
に一つづつ,合計二つ穿設されている。ボルト孔31に図
示しないボルトを貫通させることにより,カムキャップ
1は図示しないシリンダヘッドに固定される。なお,位
置決めのためのノックピン(図示しない)を嵌挿させる
ために,ボルト孔31の周囲にはノックピンのためのノッ
クピン受容部32が設けられている。
第2図は,先に述べた第1図のカムキャップによって支
持される吸気側カムシャフトの一部分の側面図である。
第2図において,11はジャーナル部,12と13とはスラスト
被支持部である。吸気側カムシャフト15の内部には軸線
方向に延びるオイル通路22が穿設されており,ジャーナ
ル部11にはオイル通路22に連通するオイル孔23と,オイ
ル孔23に整合するオイル溝24とが穿設されている。オイ
ル溝24はジャーナル部11の周方向に延びている。矢印Z
はオイルの流れを表している。オイル通路22は吸気側カ
ムシャフト15を貫通しているが,その先端部分にプラグ
33が取り付けられており,オイルが外部に流出しないよ
うにされている。
吸気側カムシャフト15の先端には,図示しないタイミン
グベルトが巻回されるタイミングプーリ(図示しない)
が取り付けられている。また,第2図から分かるよう
に,ジャーナル部11とスラスト被支持部12,13との繋ぎ
め34にはアールが付けられている。
第1図に戻って,吸気側カムシャフト15のスラスト被支
持部12,13は第1図においても同じ符号が付されてい
る。第1図においては,符号4と符号5が付されている
部分で,吸気側カムシャフト15のスラスト被支持部12,1
3がカムキャップ1に当接し,吸気側カムシャフト15の
軸方向の移動が阻止されるようになっている。第2図に
ついて述べたオイル通路22は,符号4が付されている当
接部分と符号5が付されている当接部分とに潤滑のため
のオイルを供給するものであり,本考案のオイル供給通
路に相当する。
第1図において,35はオイルシールである。オイルシー
ル35は円環状をなし,スラスト被支持部12の外周とカム
キャップ1とに当接している。オイルシール35は,符号
4が付されている部分に供給されたオイルが外部に漏れ
ないようにするためのものである。
第1図のカムキャップ1及び第2図の吸気側カムシャフ
ト15は,第4図のようなエンジンに取り付けられている
ものである。第4図は,第1図のカムシャフトのスラス
ト軸受構造が備えられているダブルオーバヘッドカムシ
ャフト式エンジンの上面図である。第4図は,具体的に
はシリンダヘッドカバーを取り除いて上から見た図であ
る。
第4図において,15は吸気側カムシャフト,16は排気側カ
ムシャフトである。吸気側カムシャフト15の先端にはタ
イミングプーリ10が取り付けられており,タイミングプ
ーリ10が図示しないタイミングベルトで駆動されること
により,吸気側カムシャフト15は駆動される。矢印Rは
吸気側カムシャフト15の回転方向を表している。矢印F
はエンジンの前方である。
吸気側カムシャフト15から排気側カムシャフト16へはは
すば歯車17,18を介して回転を伝達するようにされてい
る。矢印Sは排気側カムシャフト16の回転方向を表して
いる。
第4図のエンジンにおいては,はすば歯車17,18が用い
られているので,吸気側カムシャフト15にも排気側カム
シャフトシャフト16にも軸方向に荷重が掛かる。従っ
て,吸気側カムシャフト15と排気側カムシャフト16とを
支持するのにスラスト軸受21,20が用いられている。ス
ラスト軸受21のカムキャップ1の下面図が,先に述べた
第1図であり,また,スラスト軸受20のカムキャップ9
の下面図が,後記する第3図である。
第4図において,36は,カムキャップ1(或いは,カム
キャップ9)をシリンダヘッド41に固定しているボルト
である。また,42は吸気側カムシャフト15と排気側カム
シャフト16とに取り付けられているカムである。このカ
ムによって図示しない吸排気弁が駆動される。
第4図において,吸気側カムシャフト15も排気側カムシ
ャフト16もトルク変動を受けて軸線方向に衝撃的に往復
運動しようとする。また,はすば歯車17,18の歯の方向
と吸気側カムシャフト15の回転方向(矢印R)とから考
えて,エンジン作動中,吸気側カムシャフト15は矢印B
方向に力が掛かる傾向があり,排気側カムシャフト16は
矢印C方向に押圧される傾向がある。従って,第1図に
おいて,符号4が付されている部分は隙間が殆ど零であ
るが,符号5が付されている部分は隙間が大きくなる傾
向がある。また,第4図の吸気側カムシャフト15を例に
して言うと,吸排気側(図示しない)が閉じるときには
弁ばね(図示しない)によってカム42が突き上げられる
ために,吸排気弁が閉じる毎に吸気側カムシャフト1は
矢印C方向に移動しようとする。この点に関連して,第
1図で言うと,エンジン作動中,油圧によって常に矢印
B方向に吸気側カムシャフト15を押しつけておこうとす
るのが本実施例の思想である。これについて詳細に説明
する。
第1図から分かるように,カムキャップ1の摺動面2に
は,オイル溝51が穿設されている。オイル溝51は吸気側
カムシャフト15の軸線方向P−Pに対してある角度θを
持って延びている。オイル溝51は,第1図から分かるよ
うに,その一端52はカムキャップ1の内側面53に開口さ
れているが,他端54はカムキャップ1の外側面56に開口
されてはおらず,摺動面2の中で終了している。ここで
カムキャップ1の内側面53というのは,カムキャップ1
においてシリンダヘッドの内側になる面という意味であ
り,外側面56というのは,カムキャップ1においてシリ
ンダヘッドの外側になる面という意味である。
第1図と第2図とを見比べると分かるように,オイル溝
51とオイル溝24とは交差するので,エンジン作動中,オ
イル溝51にはオイル溝24を介して常にオイルが供給され
ている。しかしながら,先に述べたように,オイル溝51
の一端52はカムキャップ1の内側面53に開口されている
が,他端54はカムキャップ1の外側面56に開口されてい
ないので,殆どのオイルは矢印Wのように流れて,符号
5が付されている当接部分に供給される。従って,斯か
る部分の油圧は非常に大きいものになる。言い換えれ
ば,油圧によって,符号5が付されている部分では,吸
気側カムシャフト15のスラスト被支持部13とカムキャッ
プ1の間に或る間隔が保たれ,符号4が付されている部
分では,スラスト被支持部12とカムキャップ1とが実質
的に当接した状態が保たれることになる。
このため,吸気側カムシャフト15に軸線方向に矢印B,C
方向に大きな力が加わったとしても,吸気側カムシャフ
ト15は,上述の間隔を縮めるC方向にしか移動できない
ので,B方向への移動によるカムキャップ1とスラスト被
支持部12との衝撃的な当接が生じることはない。また,C
方向への力は上述の油圧によって緩衝されるので,カム
キャップ1とスラスト被支持部13との衝撃的な当接も生
じない。
従って,本実施例によれば,吸気側カムシャフト15から
発生する騒音が低減される。
なお,上記した事柄は,排気側カムシャフト16について
も同様である。第3図は,排気側カムシャフトについて
のスラスト軸受構造の下面図である。具体的には第3図
は,第4図のスラスト軸受20のカムキャップ9の下面図
である。
第3図において,9はカムキャップ全体を表しており,2は
摺動面である。第3図のカムキャップ9は,排気側カム
シャフト16を回転可能に且つ軸方向には不動に支持する
ものである。矢印Fは,エンジンの前方を表している。
矢印Sは,排気側カムシャフト16の回転方向を表してい
る。
第3図において,12,13は排気側カムシャフト16のスラス
ト被支持部である。排気側カムシャフト16にも第2図の
ようなオイル通路とオイル孔とオイル溝とが設けられて
いる(第2図の符号22,23,24参照)が,これらは第3図
では省略されている。
第3図においては,符号4と符号5が付されている部分
で,排気側カムシャフト16のスラスト被支持部12,13が
カムキャップ9に当接し,排気側カムシャフト16の軸方
向の移動が阻止されている。第3図において,第1図の
ようなオイルシール(第1図の符号35参照)は用いられ
ていない。なぜならば,第3図のものはシリンダヘッド
カバーの中に配置されているからである(第4図参
照)。
第3図において,51はカムキャップ9の摺動面2に設け
られているオイル溝である。オイル溝51は,排気側カム
シャフト16の軸線方向P−P方向にある角度θを持って
設けられている。オイル溝51の一端52はカムキャップ9
の内側面53に開口されているが,他端54はカムキャップ
9の外側面56に開口されてはいない。
第3図のものでも,オイル溝51と排気側カムシャフト16
のオイル溝(図示しない)とは交差するので,オイル溝
51には,エンジン作動中常にオイルが供給されている。
しかしながら,先に述べたように,オイル溝51の一端52
はカムキャップ9の内側面53に開口されているが,他端
54はカムキャップ9の外側面56に開口されてはいないの
で,殆どのオイルは矢印Wで示されるように,符号5が
付されている部分に供給される。言い換えれば,油圧に
よって,符号5が付されている部分では,排気側カムシ
ャフト16のスラスト被支持部13とカムキャップ9との間
に或る間隔が保たれ,符号4が付されている部分では,
スラスト被支持部12とカムキャップ9とが実質的に当接
した状態が保たれることになる。
このため,排気側カムシャフト16に矢印B,C方向に大き
な力が加わっても,前述の第1図の実施例と同様にカム
キャップ9とスラスト被支持部12及び13との衝撃的な当
接も生じない。
従って,本実施例によれば,排気側カムシャフト16から
発生する騒音も低減される。
第1図に戻って,オイル溝51の他端54はカムキャップ1
の外側面56に開口されてはいないので,オイルは殆どオ
イルシール35の方には流れない。従って,本実施例によ
れば,オイルがオイルシール35からより一層漏れ難くな
る。この点も本実施例の特徴である。なお,符号4が付
されている当接部分は,排気側カムシャフト15のジャー
ナル部11と摺動面2との間の隙間から滲み出るオイルで
充分潤滑され得る。
最後に,本実施例においてオイル溝51はカムシャフト15
又は16の軸線方向P−Pに対してある角度θを持って設
けられているが,これは次の理由による。
即ち,オイル溝51がカムシャフト15又は16の軸線方向と
平行に設けられている場合には,オイル溝51が存在する
部分ではカムキャップ1或いはカムキャップ9がカムシ
ャフト15或いは16を支持する能力が大幅に低下すること
が考えられる。すると,その部分は早期に摩耗を起こす
ことになる。これに対して,オイル溝51をカムシャフト
15或いは16の軸線方向に対してある角度を持たせておけ
ば,摺動面2の殆どの部分についてオイル溝51がある代
わりに,オイル溝51によってカムキャップ1或いはカム
キャップ9の荷重負担能力が減少する分は少ないので,
カムキャップ1或いはカムキャップの摺動面2が早期に
摩耗することはない。これが,オイル溝51がカムシャフ
ト15又は16の軸線方向に対してある角度を持って設けら
れている理由である。
以上,本考案の特定の実施例について説明したが,本考
案はこの実施例に限定されるものではなく,実用新案登
録請求の範囲内において種々の実施態様が包含されるも
のである。
〔考案の効果〕
本考案によれば,オイル溝の一端がカムキャップの一方
の側面に開口し,他端が摺動面内で終了しているので,
オイル溝が開口されている方の側面に作用する油圧によ
り,オイル溝が開口されている方の側面では,カムシャ
フトのスラスト被支持部とカムキャップとの間隔が保た
れ,他方の側面では,カムキャップとスラスト被支持部
とが実質的に当接した状態が保たれる。
従って,カムシャフトは上述の間隔を縮める方向にしか
軸方向移動できない状態に保持されると共に,その方向
に加わる力は油圧によって緩衝せしめられるので,カム
キャップとスラスト被支持部との衝撃的な当接は生じな
くなり,カムシャフトのスラスト軸受け構造の騒音が低
減される。
【図面の簡単な説明】
第1図は,本考案の一実施例に係るカムシャフトのスラ
スト軸受構造の下面図, 第2図は,第1図のカムキャップによって支持される吸
気側カムシャフトの側面図, 第3図は,排気側カムシャフトについてのスラスト軸受
構造の下面図, 第4図は,第1図のカムシャフトのスラスト軸受構造が
備えられているダブルオーバヘッドカムシャフト式エン
ジンの上面図, 第5図は,従来のカムシャフトのスラスト軸受構造の下
面図, 第6図は,第5図のカムキャップによって支持される吸
気側カムシャフトの側面図である。 1……カムキャップ 2……摺動面 9……カムキャップ 12,13……スラスト被支持部 15……吸気側カムシャフト 16……排気側カムシャフト 41……シリンダヘッド 51……オイル溝 52……オイル溝の一端 53……カムキャップの内側面(カムキャップの一方の側
面) 54……オイル溝の他端 56……カムキャップの外側面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンのシリンダヘッドに取り付けられ
    てカムシャフトを回転可能に支持するカムキャップを有
    し,該カムキャップの両側面に前記カムシャフトのスラ
    スト被支持部が当接することにより前記カムシャフトが
    その軸線方向に微小クリアランス分しか動かないように
    支持されるカムシャフトのスラスト軸受構造において, 前記カムキャップの摺動面に穿設されその一端が前記カ
    ムキャップの一方の側面に開口し他端が前記摺動面内で
    終了しているオイル溝と, 前記カムシャフトの外周面に設けられ該オイル溝と交差
    している周方向溝と, 一端が該周方向溝に開口し他端がオイル供給通路に開口
    するオイル孔と, を具備することを特徴とするカムシャフトのスラスト軸
    受構造。
JP1986122427U 1986-08-09 1986-08-09 カムシヤフトのスラスト軸受構造 Expired - Lifetime JPH075202Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986122427U JPH075202Y2 (ja) 1986-08-09 1986-08-09 カムシヤフトのスラスト軸受構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986122427U JPH075202Y2 (ja) 1986-08-09 1986-08-09 カムシヤフトのスラスト軸受構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6328802U JPS6328802U (ja) 1988-02-25
JPH075202Y2 true JPH075202Y2 (ja) 1995-02-08

Family

ID=31012606

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986122427U Expired - Lifetime JPH075202Y2 (ja) 1986-08-09 1986-08-09 カムシヤフトのスラスト軸受構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH075202Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017168618A1 (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 本田技研工業株式会社 車両用内燃機関の潤滑油供給構造

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5916490Y2 (ja) * 1978-05-13 1984-05-15 ダイハツ工業株式会社 内燃機関におけるカム軸の軸受装置
JPS559523A (en) * 1978-07-04 1980-01-23 Konishiroku Photo Ind Co Ltd Silver halide photographic material

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6328802U (ja) 1988-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5054440A (en) Cam follower device for valve driving mechanism in engine
JP3526757B2 (ja) 内燃機関用動弁装置
JPH1073009A (ja) 内燃機関の動弁装置
JP4310016B2 (ja) 内燃機関の動弁装置
EP3363999B1 (en) Engine
EP1113148B1 (en) Valve operating system in internal combustion engine
ES2325486T3 (es) Estructura para prevenir el desacoplamiento de la cadena de distribucion de un arbol de levas.
US5913292A (en) Variable valve timing and lift mechanism of internal combustion engine
JPH07133708A (ja) 内燃機関の動弁装置におけるカム切替機構
JP2005098454A (ja) バックトルク低減装置
KR101481839B1 (ko) 엔진밸브트레인용 태핏조립체
JPS6316112A (ja) 内燃機関における休止機構付き動弁機構
JPH051612Y2 (ja)
JPH0122884Y2 (ja)
JPH0113766Y2 (ja)
JPH0447362Y2 (ja)
JP2541499B2 (ja) 可変バルブタイミング機構
JPH0192502A (ja) 内燃機関の動弁機構
JP4051179B2 (ja) 可変動弁機構
JPS6220644Y2 (ja)
JPH06564Y2 (ja) 油冷式エンジンのカム軸潤滑構造
JPH0410321Y2 (ja)
JPH0618022Y2 (ja) 内燃エンジンのカムシヤフトの端部の潤滑構造
JPH0426735Y2 (ja)
JPH0660708U (ja) カムシャフト