JPH0990497A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH0990497A
JPH0990497A JP24607295A JP24607295A JPH0990497A JP H0990497 A JPH0990497 A JP H0990497A JP 24607295 A JP24607295 A JP 24607295A JP 24607295 A JP24607295 A JP 24607295A JP H0990497 A JPH0990497 A JP H0990497A
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film
cylindrical portion
spool
gear
cartridge
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JP24607295A
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Tsutomu Aoshima
力 青島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルムがカートリッジ内で詰まったり、フ
ィルムの先端部がパーフォレーション係合用爪に当接し
たりして、フィルムがうまくスプールに巻き付かない。 【解決手段】 フィルム巻取り用スプール7を備え、フ
ィルム幅の異なる複数種類のフィルムを装填可能なカメ
ラにおいて、スプールに、外径を軸方向両端から軸方向
内方に向かって段階的に小さくして複数段の円筒部を形
成し、各段の円筒部(第1段円筒部7a,7dおよび第
2段円筒部7c)の軸方向位置l2又は幅l1を各種フ
ィルムの幅に応じて設定する。所定段(第1段)の円筒
部にパーフォレーション係合用爪7bを形成し、所定段
以外の段(第2段)の円筒部に、フィルムとの間で摩擦
を生ずる摩擦手段21を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、幅の異なる複数種
類のフィルムを装填可能なカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】円筒形状のフィルム巻取用スプールにフ
ィルムの先端部を巻き付けるようにしたカメラは従来多
用されている。そして、フィルム巻取用スプールとして
は、例えば、特公昭61−13729号公報にて開示さ
れているように、外周にゴム等の摩擦材を取り付け、摩
擦材との間に生じる摩擦力によってフィルム先端部をス
プールに巻き付けるようにしたもの(以下、ゴムスプー
ル方式という)や、実開昭54−81335号公報にて
提案されているように、外周に爪を形成し、この爪をフ
ィルムのパーフォレーションに係合させることによりフ
ィルム先端をスプールに巻き付けるようにしたもの(以
下、爪スプール方式という)がある。
【0003】また、米国特許4841319号等には、
新規格のフィルムカートリッジとして、カートリッジ内
のフィルム供給スプールを駆動してカートリッジ内から
フィルムを排出させるようにしたもの(以下、スラスト
式カートリッジという)が開示されており、さらに本出
願人は、スラスト式カートリッジと通常の35mmフィ
ルム用のカートリッジの双方を装填可能なカメラを特開
平4−149535号公報にて提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スラス
ト式カートリッジを用いるカメラでは、特開平4−30
1834号公報にて提案されているように、フィルム供
給スプールを駆動してフィルムをカートリッジ内から排
出させ、フィルム先端がフィルム巻取りスプールに巻き
付いた後は、フィルム巻取りスプールを駆動してフィル
ムを供給する一方、フィルム供給スプールに駆動力が伝
達されないようにする方式を採用している。
【0005】このため、この方式をそのままフィルム排
出機能を持たない35mmフィルム用カートリッジに適
用すると、カートリッジ内のスプールの駆動開始後ただ
ちにフィルム先端がフィルム巻取りスプールに巻き付か
ない場合には、フィルムがカートリッジ内で詰まったま
までカートリッジ内スプールの無理な駆動が続行されて
しまい、カートリッジ自体やスプールの駆動機構が破損
してしまうおそれがある。
【0006】なお、前述した爪スプール方式を用いれ
ば、35mmフィルムの先端をフィルム供給スプールの
駆動開始後、確実にフィルム巻取りスプールに巻き付け
ることは可能である。しかしながら、スラスト式カート
リッジを用いる場合に、このカートリッジから排出され
たフィルムの最先端部が爪に当接することによりフィル
ム先端が座屈し、うまくフィルム巻取りスプールに巻き
付かないおそれがある。また、カートリッジの種類に応
じてフィルム給送用シーケンスを変更することも可能で
ある。しかしながら、シーケンスの変更によりギヤ列等
の駆動力伝達経路や駆動力を制御する電気回路を切換え
る必要が生じ、その分カメラが複雑化するという問題が
ある。
【0007】そこで、本発明の第1の目的は、フィルム
(カートリッジ)の種類に応じてフィルム給送用シーケ
ンス等の変更を行うことなく、複数種類のフィルムを用
いることができるようにしたカメラを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本願第1の発明では、フィルム巻取りスプールを
備え、幅の異なる複数種類のフィルムを装填可能なカメ
ラにおいて、スプールに、外径を軸方向両端から軸方向
内方に向かって段階的に小さくして複数段の円筒部を形
成し、各段の円筒部の軸方向位置又は幅を各種類のフィ
ルムの幅に応じて設定している。
【0009】すなわち、例えば、スプールの軸方向両側
に第1段の円筒部を設けるとともに、これら第1段の円
筒部の間に第1段円筒部よりも小径の第2段の円筒部を
設けている。そして、例えば、スラスト式カートリッジ
のフィルムが35mmフィルムよりも幅広である場合に
は、両第1段円筒部の軸方向位置をスラスト式カートリ
ッジのフィルムの幅に応じて設定して、ここにこのフィ
ルムを巻き付かせ、第2段円筒部の軸方向幅を35mm
フィルムの幅に応じて設定して、ここにこのフィルムを
巻き付かせるようにしている。
【0010】しかも、このように第2段円筒部の外径を
第1段円筒部の外径よりも小さくすることにより、第2
段円筒部(所定段の円筒部)に、35mmフィルムのパ
ーフォレーションに係合する爪を、この爪の径方向外端
部とスプールの軸との間の距離が第1段円筒部(軸方向
外方の円筒部)の外径よりも小さくなって第1段円筒部
に対するスラスト式カートリッジのフィルムの巻き付き
の邪魔にならないように、形成することができるように
している。
【0011】さらに、第1段円筒部(所定段以外の円筒
部)にフィルムとの間で摩擦を生ずる摩擦手段を設け
て、スラスト式カートリッジから排出されたフィルムの
先端を爪等に当接して座屈等させることなくスムーズか
つ確実にフィルム巻取りスプールに巻き付かせるように
するのが望ましい。
【0012】また、スラスト式カートリッジのフィルム
が35mmフィルムよりも幅狭である場合には、両第1
段円筒部の軸方向位置および第2段円筒部の軸方向幅を
それぞれ35mmフィルムおよびスラスト式カートリッ
ジのフィルムの幅に応じて設定するとともに、小径の第
2段円筒部(所定段以外の円筒部)に、ゴムを巻き付け
る等して、第1段円筒部に対する35mmフィルムの巻
き付きの邪魔にならないように摩擦手段を設けることが
できるようにする。
【0013】以上のようにして、本発明では、フィルム
給送用シーケンス等の変更を行うことなく複数種類のフ
ィルムを用いることができるカメラを実現している。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1から図6は、本発明の第1の実施
形態であるカメラの各部構成を示しており、スラスト式
カートリッジのフィルム幅が通常の35mmフィルムの
カートリッジのフィルム幅より狭い場合に適用する構成
を示している。
【0015】まず、図1から図3は、フィルム給送を行
うためのフィルム給送機構を示しており、これらの図に
おいて、1はフィルム給送用モータであり、フィルム巻
上げ時には正転(図2矢印B方向)し、フィルム巻戻し
時には逆転(図3矢印C方向)する。2はモータ1の回
転軸に固着されるピニオンギヤである。3は第1の太陽
ギヤで、ピニオンギヤ2と噛み合っている。4は第1の
遊星ギヤで、第1の太陽ギヤ3と噛み合っている。
【0016】5は第1の太陽ギヤ3と第1の遊星ギヤ4
を連結し、第1の遊星ギヤ4との間に摩擦力を発生させ
ながら第1の遊星ギヤ4を回転可能に保持し、第1の太
陽ギヤ3が回転することにより第1の遊星ギヤ4を第1
太陽ギヤ3を回転中心としてそのまわりを公転するよう
にした第1の連結レバーである。第1の太陽ギヤ3と第
1の遊星ギヤ4と第1の連結レバー5により公知の遊星
ギヤ機構を構成している。
【0017】6はフィルム給送用モータ1が正転時のみ
第1の遊星ギヤと噛み合うスプールギヤである。7はス
プールギヤ6に固着され、一体的に動くフィルム巻取り
スプールである。
【0018】フィルム巻取りスプール7には、図4に示
すように、軸方向内方に向かって外径を段階的に小さく
して複数段の円筒部が形成されている。軸方向両端に
は、直径がD1でありその外周面にフィルムのパーフォ
レーションに係合する爪7bが複数個形成された第1円
筒部7aおよび直径が直径D1とほぼ同じD3である第
3円筒部7dからなる第1段円筒部が形成されている。
そして、これら第1段円筒部の間(第1円筒部7aと第
3円筒部7dとの間)には、直径がD2でありその外周
面にフィルムに対して高摩擦を発生する高摩擦発生部2
1が設けられた第2円筒部(第2段円筒部)7cが形成
されている。
【0019】ここでD1,D2,D3の間には、D1>
D2,D3>D2の関係がある。また、高摩擦発生部2
1はゴムを巻き付けて構成してもよいし、スプールの外
周部の表面をすべりにくい形状に加工して作ってもよ
い。
【0020】また、第2円筒部7cの軸方向幅l1は、
スラスト式カートリッジのフィルム幅より若干大きく設
定されている。一方、第1円筒部7aおよび第3円筒部
7d(第1段円筒部)の軸方向位置は、通常カートリッ
ジの35mmフィルムの幅方向両端の位置に対応して設
定されており、両円筒部7a,7dの軸方向外端間の幅
l2は、35mmフィルムの幅よりも若干大きくなって
いる。
【0021】8は第1の太陽ギヤ3と常に噛み合う第1
のアイドラギヤ、9は大歯車部9aと小歯車9bを持
ち、大歯車部9aが第1のアイドラギヤ8と噛み合う第
1の二段ギヤ、10は第1の二段ギヤ9の小歯車部9b
と噛み合う第2のアイドラギヤ、11は第2のアイドラ
ギヤ10と噛み合う第3のアイドラギヤ、12は第3の
アイドラギヤ11と噛み合う第2の太陽ギヤ、13は第
2の太陽ギヤ12と噛み合う第2の遊星ギヤである。1
4は第3の遊星ギヤで、第2の遊星ギヤ13と同様、第
2の太陽ギヤと噛み合っている。
【0022】15は第2の太陽ギヤ12と第2の遊星ギ
ヤ13及び第3の遊星ギヤ14を腕部15a,15bで
それぞれ連結し、各遊星ギヤを摩擦力を発生させながら
回転可能に保持し、第2の太陽ギヤ12の回転により第
2の遊星ギヤ13及び第3の遊星ギヤ14が第2の太陽
ギヤ12を回転中心としてそのまわりを公転するように
した第2の連結レバーである。第2の太陽ギヤ12と第
2,3の遊星ギヤ13,14と第2の連結レバー15と
により、公知の遊星ギヤ機構が構成される。
【0023】16は第4のアイドラギヤで、フィルム給
送用モータ1の正転時は第2の連結レバー15の第2の
太陽ギヤ12を中心とした左方向の回転により第2の遊
星ギヤ13と噛み合い、第3の遊星ギヤ14とは噛み合
わず、モータ1の逆転時は第2の連結レバー15の右方
向の回転により第3の遊星ギヤと噛み合い、第2の遊星
ギヤ13とは噛み合わないギヤである。
【0024】17は大歯車部17aと小歯車部17bを
持ち、大歯車部17aが第4のアイドラ16と噛み合う
第2の二段ギヤ、18は大歯車部18aと小歯車部18
bとを持ち、大歯車部18aが前記第2の二段ギヤ17
の小歯車部17bと噛み合う第3の二段ギヤ、19は前
記第3の二段ギヤ18の小歯車部18bと噛み合うフォ
ークギヤ、20はフォークギヤ19と一体的に回転する
フォークで、これによりスラスト式フィルムカートリッ
ジ内の不図示の供給スプールを回転させ、フィルムの上
記カートリッジ内からの押出し及び巻込みを行う。
【0025】21は、一端が不図示の本体に取り付けら
れ、他端22aでフィルム巻取りスプールを押し付ける
ように構成されている、可撓性材質からなるローラ板
で、フィルムのオートローディング時にフィルムがフィ
ルム巻取りスプールに巻き付き易くするものである。
【0026】上記構成において、スラスト式フィルムカ
ートリッジがカートリッジ室22に装填された後、図2
に示すようにフィルム給送用モータ1(ピニオンギヤ
2)が矢印B方向に回転させられると(正転させられる
と)、第1の太陽ギヤ3は時計方向に回転し、これに伴
って第1の連結レバー5の作用により第1の遊星ギヤ4
は上記第1の太陽ギヤ3を回転中心とし時計方向に公転
し、やがてスプールギヤ6と噛み合い、フィルム給送用
モータ1の駆動力がスプールギヤ6に伝わり、フィルム
巻取りスプール7は時計方向に回転するようになる。
【0027】また、上記第1の太陽ギヤ3に噛み合うも
う1つの歯車であるアイドラギヤ8を介してその駆動力
は第1の二段ギヤ9、第2のアイドラギヤ10、第3の
アイドラギヤ11を介して第2の太陽ギヤ12へと伝え
られる。よって、第2の太陽ギヤは反時計方向に回転す
るため、第2の連結レバー15の作用により第2の遊星
ギヤ13、第3の遊星ギヤ14は第2太陽ギヤを回転中
心として反時計方向に公転し、やがて第2の遊星ギヤ1
3が第4のアイドラギヤ16と噛み合うようになる。こ
れにより、フィルム給送用モータ1のB方向の駆動力は
第4のアイドラギヤ16に反時計方向の駆動力として伝
わり、さらに第2の二段ギヤ17、第3の二段ギヤ18
を介してフォークギヤ19に伝わり、フォーク20は時
計方向に回転するようになる。
【0028】ここで、ギヤ列のギヤ比は次のように構成
してある。フィルム巻取りスプール7の周速度を「V
1」、フォーク20によりフィルムカートリッジ33か
ら押出されるフィルム27の速度を「V2」とすると、
「V1>V2」の関係にある。上記フォーク20の時計
方向の回転により、スラスト式フィルムカートリッジか
らフィルム24が押出されていくと、フィルム先端部が
不図示の圧板とカメラ本体との間の隙間に入り込んでい
き、最終的にフィルム巻取りスプール7の第2段円筒部
7cの回りに、図6に示すように、高摩擦発生部21と
の摩擦によって巻き付く。このように、スラスト式カー
トリッジのフィルム24が高摩擦発生部21との摩擦に
よりフィルム巻取りスプール7に巻き付くようになって
いるため、フィルム24の最先端部が爪に当接すること
によって座屈等することはない。その後はフィルム給送
用モータ1によるフィルム巻取りスプール7の回転のみ
でフィルム27の巻上げが行われるが、それは以下に示
す理由による。「V1>V2」の関係により、フィルム
巻取りスプール7が巻き付くと、フィルム巻取りスプー
ル7はフィルム24を介してフォークギヤ19、第3の
二段ギヤ18、第2の二段ギヤ17、第4のアイドラギ
ヤ16の順で伝わり、第2の遊星ギヤ13の時計方向の
回転速度よりも第4のアイドラギヤ16の反時計方向の
回転速度の方が速くなるが、この際第4のアイドラギヤ
16が第2の遊星ギヤ13を跳ね飛ばし、第2の遊星ギ
ヤ13と第4のアイドラギヤ16との噛み合いが一瞬解
かれ、その速度差は吸収されるように構成されているか
らである。
【0029】従って、フィルム24の給送速度は、フィ
ルム巻取りスプール7に巻き付くとそれまで「V2」で
あったものが「V1」の速度へ変化する。
【0030】一方、通常のフィルムカートリッジがカー
トリッジ室22に装填された場合は、このフィルムカー
トリッジのフィルム23が、図5に示すように、第1段
円筒部(第1円筒部7aおよび第3円筒部7d)の回り
に巻き付く。この場合、フィルム23のパーフォレーシ
ョン23aが爪7bにフィルム巻上げ動作開始後ただち
に係合するため、フィルム23はフィルム巻取りスプー
ル7によってカートリッジ内からスムーズに引き出さ
れ、カートリッジ内にフィルム23がつまってカートリ
ッジが破損したりフィルム給送機構が破損したりするこ
とはない。
【0031】なお、このようにフィルム23がただちに
フィルム巻取りスプール7に巻き付くので、フォーク2
0への駆動力はモータ1からはアイドラー16の方を通
っては伝わらず、フィルム23はフィルム巻取りスプー
ル7によりカートリッジから引き出されるのみである。
【0032】これにより、フィルムカートリッジ(フィ
ルム)の種類によって、ギヤの切換や電気回路の切換を
行う必要はなくなる。
【0033】その後、1駒目の頭出し及び撮影、次駒へ
のフィルム巻上げ等が行われ、最終駒の撮影が終了する
とフィルム巻戻し動作が行われる。
【0034】この動作を図3で説明すると、フィルム給
送用モータ1を矢印C方向に回転させると、第1の連結
レバーと第1の遊星ギヤ4は第1の太陽ギヤ3を回転中
心として反時計方向に、第1の連結レバー5の端部5a
がストッパ28に当接するまで公転する。よって、第1
の遊星ギヤ4とスプールギヤ6との噛み合いが解かれ
る。
【0035】また、この際第2の太陽ギヤ12は時計方
向に回転し、これにより第2の遊星ギヤ13、第3の遊
星ギヤ14は第2連結レバー15の作用によ該第2の太
陽ギヤ12を回転中心として時計方向に公転し、第4の
アイドラギヤ16と第2の遊星ギヤ13の噛み合いは解
かれ、代りに第4のアイドラギヤ16と第3の遊星ギヤ
14が噛み合う。したがってフォークギヤ19は反時計
方向に回転し、フォーク20によりフィルムカートリッ
ジ内のスプールが逆回転しフィルムがカートリッジ内に
巻き込まれる。巻き戻し動作においてはフィルムカート
リッジが通常のものであってもスラスト式のものであっ
ても全く同じである。
【0036】(第2実施形態)図7から図9は、本発明
の第2の実施形態を示しており、スラスト式カートリッ
ジのフィルム幅が通常カートリッジのフィルム幅よりも
広い場合に適用する構成を示している。107はカメラ
のフィルム巻取りスプールである。
【0037】フィルム巻取りスプール107には、図7
に示すように、軸方向内方に向かって外径を段階的に小
さくして複数段の円筒部が形成されている。軸方向両端
には、直径がD2でありその外周面にフィルムに対して
高摩擦を発生する高摩擦発生部121を有する第2円筒
部107cおよび直径が直径D2とほぼ同じD3である
第3円筒部107dからなる第1段円筒部が形成されて
いる。また、これら第1段円筒部の間(第2円筒部10
7cと第3円筒部107dとの間)には、直径がD1で
ありその外周面にフィルムのパーフォレーションに係合
する爪107bが複数個形成され第1円筒部(第2段円
筒部)107aが形成されている。
【0038】ここで、D1,D2,D3の間には、D2
>D1,D3>D1の関係があり、爪107bの径方向
外端部の回転軌跡の円の直径D4は、D2>D4,D3
>D4の関係がある。言い換えれば、スプール107の
回転軸と爪107bの外端部との間の距離が、第2およ
び第3円筒部107c,107dの径よりも小さくなっ
ている。
【0039】また、高摩擦発生部121はゴムを巻き付
けて構成してもよいし、スプールの外周部の表面をすべ
りにくい形状に加工して作ってもよい。
【0040】第1円筒部(第2段円筒部)107aの軸
方向幅l2は、通常カートリッジの35mmフィルムの
幅より若干大きく設定されている。一方、第2円筒部1
07cと第3円筒部107d(第1段円筒部)の軸方向
位置は、スラスト式カートリッジのフィルムの幅方向両
端の位置に対応して設定されており、両円筒部107
c,107dの軸方向外端間の幅l1は、スラスト式カ
ートリッジのフィルムの幅よりも若干大きくなってい
る。
【0041】図8に示すように、スラスト式カートリッ
ジのフィルム24は第2および第3円筒部107c,1
07dに、高摩擦発生部121との摩擦により巻き付
く。このとき、爪107bの回転軌跡円の直径D4が第
2および第3円筒部107c,107dの直径D2,D
3より小さいので、爪107bがフィルム124の巻き
取りの邪魔になることはない。
【0042】以上のように構成されたフィルム巻取りス
プール107の第1円筒部(第2段円筒部)107aに
は、第1実施形態にて説明したカートリッジ室22に装
填された通常フィルムカートリッジの35mmフィルム
123が、図9に示すように、パーフォレーション12
3aを爪107bに係合させることにより、フィルム巻
上げ動作開始後ただちに巻き付く。このため、フィルム
巻取りスプール107はフィルム123をカートリッジ
内からスムーズに引き出すことができる。このため、フ
ィルム巻上げ動作開始後に、カートリッジ内にフィルム
がつまってカートリッジが破損したりフィルム給送機構
が破損したりすることはない。
【0043】また、スラスト式カートリッジが装填され
た場合は、第2および第3円筒部(第1段円筒部)10
7c,107dに、第1実施形態にて説明したようにス
ラスト式カートリッジから排出されたフィルム124
が、高摩擦発生部121との摩擦により巻き付く。この
際、フィルム124の最先端部が爪107bに当接して
座屈等することはない。
【0044】なお、第1および第2実施形態とも、フィ
ルム巻取りスプールの外径を軸方向に2段階に異ならせ
て2段の円筒部を形成し、2種類のフィルムを巻き取れ
るように構成したが、本発明のカメラでは、スプールの
外径を軸方向に3段階以上に異ならせて、3種類以上の
フィルムを巻き取れるようにしてもよい。例えば、スプ
ールの軸方向両端に最大径を有する第1段円筒部を形成
し、これら第1段円筒部の軸方向内側に中間の外径を有
する第2段円筒部を形成し、さらにこれら第2段円筒部
の間に最小径を有する第3段円筒部を形成してもよい。
【0045】また、本発明は、以上の実施形態および変
形例、またはそれら技術要素を必要に応じて組み合わせ
て用いてもよい。
【0046】しかも、本発明は、一眼レフカメラ、レン
ズシャッタカメラ、ビデオカメラ等、種々の形態のカメ
ラ、さらにはカメラ以外の光学機器やその他の装置、さ
らにはそれらカメラや光学機器やその他の装置に適用さ
れる装置またはこれらを構成する要素に対しても適用で
きる。
【0047】(実施形態と請求の範囲との関係)以上説
明した実施形態において、フィルム巻取りスプール7,
107が請求の範囲にいうフィルム巻取りスプールに相
当し、第1実施形態における第1および第3円筒部7
a,7d、第2実施形態における第2および第3円筒部
107c,107dが請求の範囲にいう第1段の円筒部
に相当し、第1実施形態における第2円筒部7c、第2
実施形態における第1円筒部107aが請求の範囲にい
う第2段の円筒部に相当し、爪7b,107bが請求の
範囲にいう爪に相当し、高摩擦発生部21,121が請
求の範囲にいう摩擦手段に相当する。
【0048】なお、以上が本発明の各構成と実施形態の
各構成の対応関係であるが、本発明はこれら実施形態の
構成に限られるものではなく、請求項に示した機構また
は実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であれば
どのようなものであってもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1の発明で
は、スプールの外径を軸方向両端から軸方向内方に向か
って段階的に小さくして形成した各段の円筒部の軸方向
位置又は幅を、各種フィルムの幅に応じて設定してい
る。このため、本発明を用いれば、軸方向内方に形成さ
れた円筒部に、この円筒部に巻き付くフィルムのパーフ
ォレーションに係合する爪又はこのフィルムとの摩擦を
生じさせる手段を、この円筒部よりも軸方向外方の円筒
部へのフィルムの巻き付きの邪魔にならないように形成
することができる。したがって、フィルム給送用シーケ
ンス等の変更を行うことなく、1本のフィルム巻取りス
プールに複数種類のフィルムをスムーズかつ確実に巻き
付けられるカメラを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のカメラにおけるフィル
ム給送機構の斜視図である。
【図2】上記第1実施形態のフィルム給送機構(巻上
時)の平面図である。
【図3】上記第1実施形態のフィルム給送機構(巻戻
時)の平面図である。
【図4】上記第1実施形態のフィルム巻取りスプールの
詳細を示す断面図である。
【図5】上記第1実施形態のフィルム巻取りスプールの
詳細(35mmフィルム使用時)を示す断面図である。
【図6】上記第1実施形態のフィルム巻取りスプールの
詳細(スラスト式カートリッジのフィルム使用時)を示
す断面図である。
【図7】本発明の第2実施形態のフィルム巻取りスプー
ルの詳細を示す断面図である。
【図8】上記第2実施形態のフィルム巻取りスプールの
詳細(スラスト式カートリッジのフィルム使用時)を示
す断面図である。
【図9】上記第1実施形態のフィルム巻取りスプールの
詳細(35mmフィルム使用時)を示す断面図である。
【符号の説明】
1 フィルム給送モータ 7,107 フィルム巻取りスプール 7b,107b 爪 7a〜7d,107a〜107d (フィルム巻取りス
プールの)円筒部 20 フォーク 21,121 高摩擦発生部 23,123 35mmフィルム 24,124 スラスト式カートリッジのフィルム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム巻取りスプールを備え、幅の異
    なる複数種類のフィルムを装填可能なカメラにおいて、 前記スプールに、外径を軸方向両端から軸方向内方に向
    かって段階的に小さくして複数段の円筒部を形成し、 各段の前記円筒部の軸方向位置又は幅が前記各種類のフ
    ィルムの幅に応じて設定されていることを特徴とするカ
    メラ。
  2. 【請求項2】 前記複数段の円筒部のうち所定段の円筒
    部に、フィルムのパーフォレーションに係合する爪が形
    成されていることを特徴とする請求項1に記載のカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 前記所定段の円筒部の軸方向外方に他の
    段の円筒部が形成されており、 前記爪の径方向外端部と前記スプールの軸との間の距離
    が、前記他の段の円筒部の外径よりも小さいことを特徴
    とする請求項2に記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記複数段の円筒部のうち前記所定段以
    外の円筒部に、フィルムとの間で摩擦を生ずる摩擦手段
    を設けたことを特徴とする請求項2又は3に記載のカメ
    ラ。
  5. 【請求項5】 前記スプールの軸方向両端に第1段の円
    筒部を形成するとともに、これら第1段の円筒部の間に
    前記第1段の円筒部よりも外径が小さな第2段の円筒部
    を形成したことを特徴とする請求項1から4のいずれか
    に記載のカメラ
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