JPH0990902A - 擬似中間調処理回路 - Google Patents

擬似中間調処理回路

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JPH0990902A
JPH0990902A JP7264985A JP26498595A JPH0990902A JP H0990902 A JPH0990902 A JP H0990902A JP 7264985 A JP7264985 A JP 7264985A JP 26498595 A JP26498595 A JP 26498595A JP H0990902 A JPH0990902 A JP H0990902A
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JP7264985A
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Inventor
Seiji Matsunaga
誠司 松永
Masamichi Nakajima
正道 中島
Asao Kosakai
朝郎 小坂井
Junichi Onodera
純一 小野寺
Masayuki Kobayashi
正幸 小林
Isato Denda
勇人 傳田
Toru Aida
徹 相田
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Fujitsu General Ltd
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Fujitsu General Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤差拡散用のラインメモリを不要として回路
規模を縮小すること。 【解決手段】 nビット(例えば8ビット)の映像信号
の下位(n−m)ビット(例えば3ビット)のデータA
に基づいて水平方向の誤差拡散演算を行う誤差拡散演算
回路56と、この誤差拡散演算回路56の出力値を映像
信号の上位mビット(例えば5ビット)のデータBに加
算して表示パネルへ出力する第1加算回路52からな
り、誤差拡散演算回路56の演算制御回路64によっ
て、δ=D−Sを演算し、この演算値δが正(≧0)に
なったときに、第1加算回路52にデータBの最下位ビ
ットに「1」を加えるための桁上げ信号を供給して水平
方向のみに誤差拡散を行う。そして、演算初期値設定回
路70で誤差拡散演算回路56の演算初期値をライン毎
に変えて設定することによって、拡散パターンの方向性
を消しライン方向の記憶素子(ラインメモリ)を不要に
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PDP(プラズマ
ディスプレイパネル)、LCDP(液晶ディスプレイパ
ネル)などのディスプレイパネルにおいて、擬似中間調
画像を表示させるための擬似中間調処理回路に関するも
のである。さらに詳しくは、信号処理によって擬似的に
中間調レベルを生成し、入力映像信号の階調数(例え
ば、8ビット、256階調)より少ない階調数(例え
ば、5ビット、32階調)表示しか得られないPDPや
LCDPの表示装置で擬似中間調画像を表示させるため
の擬似中間調処理回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、薄型、軽量の表示装置として、P
DP表示装置が注目されている。このPDP表示装置の
駆動方式は、従来のCRT駆動方式とは全く異なってお
り、ディジタル化された入力映像信号による直接駆動方
式である。したがって、パネル面から発光される輝度階
調は、扱う信号のビット数によって定まる。PDPは基
本的特性の異なるAC型とDC型の2方式に分けられる
が、このうちAC型PDPでは、輝度と寿命については
十分な特性が得られているが、階調表示に関しては、試
作レベルで最大64階調表示までの報告しかなかった。
最近、アドレス・表示分離型駆動法(ADSサブフィー
ルド法)による将来の256階調の手法が提案されてい
る。
【0003】これは、1フレームが、輝度の相対比1、
2、4、8、16、32、64、128の8個のサブフ
ィールドで構成され、8画面の輝度の組み合わせで25
6階調の表示を行う。それぞれのサブフィールドは、リ
フレッシュした1画面分のデータの書込みを行うアドレ
ス期間と、そのサブフィールドの輝度レベルを決めるサ
スティン期間で構成される。アドレス期間では、最初全
画面同時に各ピクセルに初期的に壁電荷が形成され、そ
の後サスティンパルスが全画面に与えられ表示を行う。
サブフィールドの明るさはサスティンパルスの数に比例
し、所定の輝度に設定される。このようにして256階
調表示が実現される。
【0004】以上のようなAC駆動方式では、階調数を
増やせば増やすほど、1フレーム期間内でパネルを点灯
発光させる準備期間としてのアドレス期間のビット数が
増加するため、発光期間としてのサスティン期間が相対
的に短くなり、最大輝度が低下する。このように、扱う
信号のビット数を増やせば、画質は向上するが、発光輝
度が低下し、逆に扱う信号のビット数を減らせば、発光
輝度が増加するが、階調表示が少なくなり、画質の低下
を招く。
【0005】そこで、nビットの入力映像信号に擬似中
間調処理を行うことによって、表示レベルがmビット
(m≦n−1)のPDP(ディスプレイパネルの一例)
で擬似中間調画像を表示する表示装置が提案されてい
る。この擬似中間調処理を行う回路は、誤差拡散によっ
て濃淡画像を再生するもので、従来、図7に示すように
構成されていた。
【0006】図7に示した擬似中間調処理回路は、順次
入力するnビットの映像信号に対してフレーム内の誤差
拡散を行う第1誤差拡散回路10と、必要に応じて付加
される回路であって、第1誤差拡散回路から出力する擬
似中間調出力についてフレーム方向の拡散を行う第2誤
差拡散回路12とからなり、この第2誤差拡散回路12
から出力するmビットの擬似中間調出力信号をPDPに
出力して擬似中間調画像を表示する。
【0007】第1誤差拡散回路10は、入出力間に直列
に挿入され、入力映像信号に再現誤差を加算して拡散さ
せる斜め方向加算回路14、垂直方向加算回路16及び
水平方向加算回路18と、この水平方向加算回路18の
拡散出力信号をmビットの信号に変換して出力するビッ
ト変換回路20と、水平方向加算回路18の出力側に結
合された誤差検出回路22と、この誤差検出回路22の
誤差荷重信号を所定量遅延させ、対応する加算回路1
4、16、18に再現誤差として出力する斜め遅延回路
24、垂直遅延回路26、水平遅延回路28とからなっ
ている。
【0008】誤差検出回路22は、予め輝度階調補正用
の補正輝度レベルのデータが設定記憶されたROM30
と、このROM30で設定された補正輝度レベルと水平
方向加算回路18から出力する拡散出力信号との差を演
算して誤差検出信号を出力する減算回路32と、この減
算回路32から出力する誤差検出信号に所定の重み付け
をした誤差荷重信号を対応した遅延回路24、26、2
8に出力する荷重回路34、36、38とからなってい
る。
【0009】第2誤差拡散回路12は、フレーム間誤差
データを出力するフレーム間誤差データ発生回路40
と、入出力間に挿入され、第1誤差拡散回路10から出
力する擬似中間調出力信号に、フレーム間誤差データ発
生回路40から出力するフレーム間誤差データを加算す
るフレーム加算回路42とからなっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示した擬似中間調処理回路には、その第1誤差拡散回路
10に斜め方向、垂直方向に誤差の拡散を行うために斜
め遅延回路24、垂直遅延26回路が設けられていたの
で、所定ライン数を遅延させるためのラインメモリが必
要になり、回路規模が大きくなるという問題点があっ
た。また、図7に示した擬似中間調処理回路には、フレ
ーム方向の拡散を行うための第2誤差拡散回路12を付
加する必要があり、回路規模がさらに大きくなるという
問題点があった。また、図7に示した擬似中間調処理回
路では、誤差拡散による独特の紋様が表示されてしまう
という問題点があった。
【0011】本発明は、上述の問題点に鑑みなされたも
ので、誤差拡散用のラインメモリを不要として回路規模
を縮小することを目的とするものである。必要に応じ
て、簡単な構成でフレーム方向の拡散を行うことによっ
て回路規模の縮小を図ることを目的とするものである。
さらに、必要に応じて、簡単な回路を付加するだけで、
誤差拡散による独特の紋様が表示されないようにするこ
とを目的とするものである。
【0012】
【問題を解決するための手段】本発明は、順次入力する
nビット(nは正の整数)の映像信号のうちの下位(n
−m)ビット(m≦n−1)のデータAに基づいて水平
方向の誤差拡散演算を行う誤差拡散演算回路と、この誤
差拡散演算回路の出力値をnビットの映像信号のうちの
上位mビットのデータBに加算して表示パネルへ出力す
る第1加算回路とからなり、誤差拡散演算回路は、デー
タAを一方の入力とする第2加算回路と、この第2加算
回路の出力データCを1ドット遅延させる1ドット遅延
回路と、この1ドット遅延回路の出力データDを一方の
切換側を介して第2加算回路の他方の入力側へ供給する
切換回路と、1ドット遅延回路の出力データDと予め設
定された閾値Sとの差δ(=D−S)を演算し、その演
算値δが正(≧0)になったときに、第1加算回路にデ
ータBの最下位ビットに「1」を加えるための桁上げ信
号を供給するとともに、切換回路を他方の切換側に切り
換えて演算値δを第2加算回路の他方の入力側へ供給す
る演算制御回路とを具備してなり、誤差拡散演算回路の
演算初期値を表示パネルのライン毎に変えて設定する演
算初期値設定回路を設ける。
【0013】誤差拡散演算回路の第2加算回路、1ドッ
ト遅延回路及び切換回路の一方の切換側は積分ループ回
路を構成し、この積分ループ回路内の第2加算回路は順
次入力するnビット(例えばn=8)の映像信号のうち
の下位(n−m)ビット(例えばm=5のときは3ビッ
ト)のデータAを積算する。この積算値が増加し、積分
ループ回路の1ドット遅延回路の出力データDが予め設
定された閾値S(例えば8)以上になると、制御回路に
よって切換回路の切換側が一方から他方に切り換えら
れ、この他方の切換側を介して演算値δ(=D−S)が
第2加算回路の他方の入力側へ供給され、積分ループ回
路内の積算値が閾値Sだけ減少する。この閾値Sは、例
えば、データAが下位3ビットのときには2の3乗の
8、データAが下位4ビットのときには2の4乗の16
に設定される。
【0014】上述のように出力データDが予め設定され
た閾値S以上になると、桁上げ信号(キャリー信号)が
第1加算回路に供給され、nビットの映像信号のうちの
上位mビットのデータBの最下位ビットに擬似中間調レ
ベル「1」が加えられる。さらに、演算初期値設定回路
が誤差拡散演算回路の演算初期値をライン毎に変えてい
るので、表示パネルにおいて、擬似中間調レベル「1」
が加えられるライン上の始点からの位置がライン毎に変
化し、画面に縦線が表れることがない。
【0015】誤差拡散演算回路の演算初期値を表示パネ
ルのライン毎及びフレーム毎に変えて設定する演算初期
値設定回路を設けた場合には、演算初期値設定回路が誤
差拡散演算回路の演算初期値をライン毎のみならずフレ
ーム毎に変えているので、表示パネルにおいて、擬似中
間調レベル「1」が加えられるライン上の始点からの位
置がライン毎に変化するとともに、フレーム毎に変化す
るので、画面に縦線が表れることがないとともに、フレ
ーム間拡散が行われる。
【0016】紋様除去制御信号を出力する紋様除去制御
信号発生回路と、この紋様除去制御信号発生回路から出
力する紋様除去制御信号を誤差拡散演算回路に注入する
紋様除去制御信号加算回路とを具備した場合には、誤差
拡散処理による紋様を除去する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の一例を
図1及び図2を用いて説明する。図1において、50は
nビット(例えば8ビット)の映像信号を入力するため
の入力端子で、この入力端子50に結合されて映像信号
の上位mビット(例えば5ビット)のデータBを伝送す
る信号線は、1ドット遅延回路51を経、第1加算回路
52を介してmビットの擬似中間調出力信号を出力する
出力端子54に結合されている。前記入力端子50に結
合されて映像信号の下位(n−m)ビット(例えば3ビ
ット)のデータAを伝送する信号線は、誤差拡散演算回
路56内の第2加算回路58の一方の入力側に結合され
ている。
【0018】前記誤差拡散演算回路56はつぎのように
構成されている。前記第2加算回路58の出力側には、
フリップフロップ回路で構成された1ドット遅延回路6
0が結合され、この1ドット遅延回路60の出力側に
は、切換回路62の一方の切換側を介して前記第2加算
回路58の他方の入力側が結合され、積分ループが構成
されている。前記1ドット遅延回路60の出力側には、
演算制御回路64内の減算回路66の一方の入力側が結
合され、この減算回路66の他方の入力側には、下位
(n−m)ビット(例えば3ビット)の閾値S(例えば
8)を設定して出力する閾値設定回路68が結合され、
前記減算回路66の出力側には、前記切換回路62の他
方の切換側が結合されている。
【0019】前記演算制御回路64は、前記減算回路6
6の演算値δ(=D−S)が正(≧0)になったとき
に、前記切換回路62を他方の切換側に切り換えて演算
値δを前記第2加算回路58の他方の入力側へ供給する
とともに、前記第1加算回路52にデータBの最下位ビ
ットに「1」を加えるための桁上げ信号を供給するよう
に構成されている。
【0020】70は演算初期値設定回路で、この演算初
期値設定回路70は、初期値設定用ROM72と、水平
同期信号を計数する8進カウンタで形成されたラインカ
ウンタ74と、垂直同期信号を計数する2進カウンタで
形成されたフレームカウンタ76とからなり、前記誤差
拡散演算回路56内の1ドット遅延回路60に所定の演
算初期値を出力することによって、前記誤差拡散演算回
路56の演算初期値を表示パネルのライン毎及びフレー
ム毎に変えて設定するように構成されている。
【0021】前記演算初期値設定回路70による演算初
期値の設定は、例えば図2に示すようになる。すなわ
ち、擬似階調数が8(ビット差(n−m)が3ビットの
とき)で閾値Sが8の場合、表示パネルの奇数フレーム
のラインNo.0、1、2、…、7の最初の8ラインに
ついては、演算初期値は7、1、2、…、0に設定さ
れ、2番目以降の8ラインについては、8ライン毎に演
算初期値設定回路70から最初の演算初期値(7、1、
2、…、0)が繰り返し出力される。表示パネルの偶数
フレームのラインNo.0、1、2、…、7の最初の8
ラインについては、演算初期値は3、5、6、…、4に
設定され、2番目以降の8ラインについては、8ライン
毎に演算初期値設定回路70から最初の演算初期値
(3、5、6、…、4)が繰り返し出力される。
【0022】これらの演算初期値は前記初期値設定用R
OM72に予め記憶されている。これらの演算初期値の
選択は、例えば、演算初期値として0から7までの色々
な組合せの値を与えて、標準的な映像信号の画面を表示
パネルで表示する実験を行い、拡散方向の片寄り等に基
づく紋様の少ない最良の画面に対応した値が選択され
る。そして、これらの選択された演算初期値が初期値設
定用ROM72に予め記憶されている。
【0023】つぎに、前記実施形態例の作用を図3を併
用して説明する。説明の便宜上、入力端子50に入力す
る映像信号を8ビット(n=8、256階調)、ディス
プレイパネル(例えばPDP)の表示能力を5ビット
(m=5、32階調)とすると、擬似階調数は8(n−
m=3ビット)となる。また、閾値設定回路68の閾値
Sは、これに限るものでないが、擬似階調数の8と同じ
8とする。そして、誤差拡散の説明を判り易くするた
め、順次入力する映像信号のレベルが「1」の場合につ
いて説明する。これは、擬似中間調表示でないときの全
画素が点灯していない場合に相当する。
【0024】入力端子50にレベル「1」のディジタル
映像信号が入力すると、誤差拡散演算回路56に順次入
力する3ビットのデータAは「001」、1ドット遅延
回路51を介して第1加算回路52に順次入力する5ビ
ットのデータBは「00000」である。また、演算初
期値設定回路70によって設定される演算初期値は、図
2に示すような値であって、積分ループの1ドット遅延
回路60に供給されている。
【0025】(イ)まず、第1フレームのラインNo.
0の水平ラインの水平方向0番の画素について説明す
る。この第1フレーム、ラインNo.0の演算初期値D
sは、図2に示すように7(=「0111」)である。
【0026】(a)水平方向0番の画素のデータBが1
ドット遅延回路51に入力している時には、1ドット遅
延回路60から出力しているデータDは演算初期値Ds
となっているので、演算制御回路64による演算は、 δ=D−S=Ds−S=「0111」−「1000」<0 となる。
【0027】(b)演算値δが負の場合には、演算制御
回路64から切換回路62へ切り換え信号が出力してい
ないので、切換回路62の可動片は図1に実線で示すよ
うに上側の切換側に接続されている。このため、第2加
算回路58による加算は、 C=A+Ds=「001」+「111」=「1000」(10進数の8) となり、このデータCが1ドット遅延回路60で1ドッ
ト遅延した後、データDとして演算制御回路64へ供給
される。
【0028】(c)水平方向0番の画素のデータBが1
ドット遅延回路51で1ドット遅延して第1加算回路5
2に入力している時には、前記(b)により1ドット遅
延回路60から出力しているデータDは「1000」と
なっているので、演算制御回路64による演算は、 δ=D−S=「1000」−「1000」=0 となる。
【0029】(d)演算値δが正(≧0)の場合には、
演算制御回路64から切換回路62へ切り換え信号が出
力し、切換回路62の可動片は図1に鎖線で示すように
下側の切換側に切り換えられる。このため、第2加算回
路58による演算は、 C=A+δ=「001」+「000」=「001」 となり、このデータCが1ドット遅延回路60で1ドッ
ト遅延した後、データDとして演算制御回路64へ供給
される。この時、次ぎの水平方向1番の画素のデータB
が第1加算回路52に入力している時でもある。
【0030】(e)さらに、演算値δが正の場合には、
演算制御回路64から第1加算回路52へ桁上げ信号が
出力し、第1加算回路52は入力データBの最下位ビッ
トに「1」を加える。すなわち、第1加算回路52によ
る加算は、 B+「00001」=「00000」+「00001」=「00001」 となり、このデータが擬似中間調出力信号として出力端
子54から表示パネルに供給されるので、図3に示すよ
うに、表示パネルの水平方向0番の画素が誤差拡散によ
り点灯する。
【0031】(ロ)つぎに、第1フレームのラインN
o.0の水平ラインの水平方向1番の画素について説明
する。 (a)水平方向1番の画素のデータBが第1加算回路5
2に入力している時には、1ドット遅延回路60から出
力しているデータDは前記(イ)の(d)により「00
1」となっているので、演算制御回路64による演算
は、 δ=D−S=D−S=「0001」−「1000」<0 となる。
【0032】(b)演算値δが負の場合には、演算制御
回路64から切換回路62へ出力していた切り換え信号
がなくなるので、切換回路62の可動片は図1に実線で
示すように上側の切換側へ戻る。このため、第2加算回
路58の加算は、 C=A+D=「001」+「001」=「010」 となり、このデータCが1ドット遅延回路60で1ドッ
ト遅延し、次ぎの水平方向2番の画素のデータBが第1
加算回路52に入力する時に、データDとして演算制御
回路64へ供給される。
【0033】(c)また、演算値δが負の場合には、演
算制御回路64から第1加算回路52へ桁上げ信号が出
力していないので、第1加算回路52は入力データBを
そのまま出力し、この出力データが擬似中間調出力信号
として出力端子54から表示パネルに供給される。この
ため、図3に示すように、表示パネルのラインNo.0
の水平方向1番の画素は点灯しない。
【0034】(ハ)第1フレームのラインNo.0の水
平ラインの水平方向2番から7番までの画素について
は、前記(ロ)の場合と同様に、演算値δが負のままな
ので、演算制御回路64から切換回路62へ出力する切
り換え信号がなく、切換回路62の可動片は図1に実線
で示す上側の切換側にあり、演算制御回路64から第1
加算回路52へ出力する桁上げ信号もない。このため、
図3に示すように、表示パネルの水平方向2番から7番
までの画素は点灯しない。但し、第2加算回路58の出
力データCと1ドット遅延回路60の出力データDと
は、水平方向の画素番号が1つ増える毎に、順次「00
1」増加していく。
【0035】(ニ)第1フレームのラインNo.0の水
平ラインの水平方向8番の画素については、1ドット遅
延回路60の出力データDが「1000」(10進数表
示の8)となり、δ=D−S=0となる。このように演
算値δが正(≧0)になると、前記(イ)の場合と同様
にして、演算制御回路64から切換回路62へ切り換え
信号が出力し、切換回路62の可動片を図1に鎖線で示
す下側の切換側に切り換えて、 C=A+δ=「001」+「000」=「001」 となり、このデータCが1ドット遅延回路60を介して
次ぎの水平方向9番の画素に係るデータDとなる。
【0036】また、演算値δが正になると、演算制御回
路64から第1加算回路52へ桁上げ信号が出力し、第
1加算回路52は入力データBの最下位ビットに「1」
を加える。このため、前記(イ)の場合と同様に、第1
加算回路52による加算データ「00001」が擬似中
間調出力信号として出力端子54から表示パネルに供給
され、図3に示すように、表示パネルの水平方向8番の
画素が誤差拡散により点灯する。
【0037】(ホ)前記(イ)〜(ニ)に記述したよう
に、第1フレームのラインNo.0の水平ラインにおい
ては、演算初期値Dsが7で、図3に示すように、8ド
ット(8画素)を周期Tとして、水平方向0、8、1
6、…番の画素が点灯し、その他の画素が点灯しない。
【0038】(ヘ)同様にして、第1フレームのライン
No.1の水平ラインにおいては、演算初期値Dsが1
で、図3に示すように、8ドット(8画素)を周期Tと
して、水平方向6、14、22、…番の画素が点灯し、
その他の画素が点灯しない、拡散表示がなされる。
【0039】(ト)同様にして、第1フレームのライン
No.2、3、…、7の水平ラインにおいては、演算初
期値Dsが2、4、…、0で、図3に示すように、8ド
ット(8画素)を周期Tとして、8ドットのうちのDs
に対応した1ドットが点灯し、その他の画素が点灯しな
い、拡散表示がなされる。
【0040】(チ)第1フレームのラインNo.8から
ラインNo.15までの水平ラインにおいては、図3に
示したラインNo.0からラインNo.7までの拡散パ
ターンと同様な拡散表示がなされ(図示省略)、以下こ
れが繰り返される。
【0041】(リ)第2フレームのラインNo.0から
ラインNo.7までの水平ラインにおいては、図2に示
した演算初期値Dsの3、5、…、4に対応して周期T
(8ドット)のうちの点灯する1ドットの位置が相違す
る以外は、図3に示した第1フレームのラインNo.0
からラインNo.7までの拡散パターンと同様な拡散表
示がなされる(図示省略)。第2フレームのラインN
o.8以降の水平ラインにおいても同様な拡散表示がな
される(図示省略)。
【0042】(ヌ)第3フレーム以下の奇数フレームの
水平ラインの拡散表示は、第1フレームの拡散表示と同
様となり、第4フレーム以下の偶数フレームの水平ライ
ンの拡散表示は、第2フレームの拡散表示と同様とな
る。
【0043】前記実施形態例では、入力映像信号のビッ
ト数nが8、PDPの表示可能ビットmが5の場合につ
いて説明したが、本発明はこれに限るものでなく、m、
nがともに正の整数で、m≦n−1の条件を満たすもの
であれば、利用することができる。
【0044】前記実施形態例では、演算初期値設定回路
によって、誤差拡散演算回路の演算初期値を表示パネル
の8ラインを1組として、この1組の中でライン毎に演
算初期値を切り換えて拡散パターンの垂直方向の方向性
を消し、奇数フレームと偶数フレームを1組とし、この
1組の中でフレーム毎に演算初期値を切り換えて拡散パ
ターンのフレーム間の方向性を消すようにしたが、本発
明はこれに限るものでなく、誤差拡散演算回路の演算初
期値をライン毎及びフレーム毎に切り換えて拡散パター
ンの垂直方向の方向性とフレーム間の方向性を消すよう
にしてもよく、若しくは誤差拡散演算回路の演算初期値
をライン毎に切り換えて拡散パターンの垂直方向の方向
性を消すようにしてもよい。
【0045】前記実施形態例では、誤差拡散による擬似
紋様を除去するための積極的な回路を設けない場合につ
いて説明したが、本発明はこれに限るものでなく、誤差
拡散による擬似紋様を除去するための回路を付加したも
のについても利用することができる。図4から図6まで
はその一例を示すものである。
【0046】図4に示すものは、入力端子50に結合さ
れた8ビットの映像信号の信号線であって、5ビットの
信号線と3ビットの信号線に分かれる前の信号線に挿入
された紋様除去制御信号加算回路80と、この加算回路
80に紋様除去制御信号を出力する紋様除去制御信号発
生回路82とを付加した場合で、この紋様除去制御信号
発生回路82は、例えばレベル「1」とレベル「0」の
信号をランダムに出力する雑音発生回路によって構成さ
れる。
【0047】図5に示すものは、図1の誤差拡散演算回
路56内の第2加算回路58と切換回路62の間に紋様
除去制御信号加算回路80aを挿入するとともに、この
加算回路80aに紋様除去制御信号を出力する紋様除去
制御信号発生回路82aを設け、誤差拡散による紋様除
去の機能を付加した誤差拡散演算回路56aを形成した
場合である。
【0048】図6に示すものは、演算初期値設定回路7
0から誤差拡散演算回路に演算初期値を供給する線路に
挿入された紋様除去制御信号加算回路80bと、この加
算回路80bに紋様除去制御信号を出力する紋様除去制
御信号発生回路82bとを付加した場合である。
【0049】前記実施形態例では、表示パネルがPDP
の場合について説明したが、本発明はこれに限るもので
なく、PDP以外の表示パネル(例えば、LCDP)の
場合についても利用できる。
【0050】
【発明の効果】請求項1に係る本発明の擬似中間調処理
回路は、順次入力するnビット(例えば8ビット)の映
像信号のうちの下位(n−m)ビット(例えば5ビッ
ト)のデータAに基づいて水平方向の誤差拡散演算を行
う誤差拡散演算回路と、この誤差拡散演算回路の出力値
をnビットの映像信号のうちの上位mビットのデータB
に加算して表示パネルへ出力する第1加算回路とからな
り、誤差拡散演算回路を第2加算回路、1ドット遅延回
路、切換回路及び演算制御回路で構成して水平方向のみ
に誤差拡散を行い、誤差拡散演算回路の演算初期値を表
示パネルのライン毎に変えて設定する演算初期値設定回
路を設け、ライン毎に演算初期値を変えて拡散パターン
の方向性を消して滑らかな再生画像が得られるようにし
たことを特徴とするものである。
【0051】上述のようにラインメモリを使用しないで
水平、垂直、斜め方向の誤差拡散を行うことができるの
で、従来例の擬似中間調処理回路のように、斜め方向や
垂直方向の誤差拡散を行うための斜め遅延回路や垂直遅
延回路を設ける必要がなく、ライン方向の記憶素子(ラ
インメモリ)を不要にすることができ、回路規模を縮小
させることができる。
【0052】請求項2に係る本発明の擬似中間調処理回
路は、請求項1に係る擬似中間調処理回路において、誤
差拡散演算回路の演算初期値を表示パネルのライン毎の
みでなくフレーム毎にも変えて設定する演算初期値設定
回路を設けるようにしたので、フレーム間処理のために
従来例のような特別の回路(図7の第2誤差拡散回路1
2)を設ける必要がないく、回路規模をさらに縮小させ
ることができる。
【0053】請求項3に係る擬似中間調処理回路は、請
求項1または2の発明において、加算回路と紋様除去制
御信号発生回路(例えば雑音発生回路)とを付加するだ
けで、誤差拡散によって生じる紋様を除去することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による擬似中間調処理回路の実施形態の
一例を示すブロック図である。
【図2】図1の演算初期値設定回路における演算初期値
の設定例を示す説明図である。
【図3】図1の作用を示す説明図である。
【図4】図1に誤差拡散による紋様を除去するための回
路を付加した第1の例を示すブロック図である。
【図5】図1に誤差拡散による紋様を除去するための回
路を付加した第2の例を示すブロック図である。
【図6】図1に誤差拡散による紋様を除去するための回
路を付加した第3の例を示すブロック図である。
【図7】従来の擬似中間調処理回路の一例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
50…映像信号の入力端子、 51…1ドット遅延回
路、52…第1加算回路、 54…出力端子、56、5
6a…誤差拡散演算回路、 58…第2加算回路、60
…1ドット遅延回路、 62…切換回路、 64…演算
制御回路、66…減算回路、68…閾値設定回路、 7
0…演算初期値設定回路、72…初期値設定用ROM、
74…ラインカウンタ、76…フレームカウンタ、8
0、80a、80b…紋様除去制御信号加算回路、8
2、82a、82b…紋様除去制御信号発生回路、A、
B、C、D…データ、 Ds…演算初期値、S…設定さ
れた閾値、 δ…演算値(=D−S)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野寺 純一 神奈川県川崎市高津区末長1116番地 株式 会社富士通ゼネラル内 (72)発明者 小林 正幸 神奈川県川崎市高津区末長1116番地 株式 会社富士通ゼネラル内 (72)発明者 傳田 勇人 神奈川県川崎市高津区末長1116番地 株式 会社富士通ゼネラル内 (72)発明者 相田 徹 神奈川県川崎市高津区末長1116番地 株式 会社富士通ゼネラル内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】順次入力するnビット(nは正の整数)の
    映像信号のうちの下位(n−m)ビット(m≦n−1)
    のデータAに基づいて水平方向の誤差拡散演算を行う誤
    差拡散演算回路と、この誤差拡散演算回路の出力値を前
    記nビットの映像信号のうちの上位mビットのデータB
    に加算して表示パネルへ出力する第1加算回路とからな
    り、前記誤差拡散演算回路は、前記データAを一方の入
    力とする第2加算回路と、この第2加算回路の出力デー
    タCを1ドット遅延させる1ドット遅延回路と、この1
    ドット遅延回路の出力データDを一方の切換側を介して
    前記第2加算回路の他方の入力側へ供給する切換回路
    と、前記1ドット遅延回路の出力データDと予め設定さ
    れた閾値Sとの差δ(=D−S)を演算し、その演算値
    δが正(≧0)になったときに、前記第1加算回路に前
    記データBの最下位ビットに「1」を加えるための桁上
    げ信号を供給するとともに、前記切換回路を他方の切換
    側に切り換えて前記演算値δを前記第2加算回路の他方
    の入力側へ供給する演算制御回路とを具備してなり、前
    記誤差拡散演算回路の演算初期値を前記表示パネルのラ
    イン毎に変えて設定する演算初期値設定回路を設けてな
    ることを特徴とする擬似中間調処理回路。
  2. 【請求項2】順次入力するnビット(nは正の整数)の
    映像信号のうちの下位(n−m)ビット(m≦n−1)
    のデータAに基づいて水平方向の誤差拡散演算を行う誤
    差拡散演算回路と、この誤差拡散演算回路の出力値を前
    記nビットの映像信号のうちの上位mビットのデータB
    に加算して表示パネルへ出力する第1加算回路とからな
    り、前記誤差拡散演算回路は、前記データAを一方の入
    力とする第2加算回路と、この第2加算回路の出力デー
    タCを1ドット遅延させる1ドット遅延回路と、この1
    ドット遅延回路の出力データDを一方の切換側を介して
    前記第2加算回路の他方の入力側へ供給する切換回路
    と、前記1ドット遅延回路の出力データDと予め設定さ
    れた閾値Sとの差δ(=D−S)を演算し、その演算値
    δが正(≧0)になったときに、前記第1加算回路に前
    記データBの最下位ビットに「1」を加えるための桁上
    げ信号を供給するとともに、前記切換回路を他方の切換
    側に切り換えて前記演算値δを前記第2加算回路の他方
    の入力側へ供給する演算制御回路とを具備してなり、前
    記誤差拡散演算回路の演算初期値を前記表示パネルのラ
    イン毎及びフレーム毎に変えて設定する演算初期値設定
    回路を設けてなることを特徴とする擬似中間調処理回
    路。
  3. 【請求項3】紋様除去制御信号を出力する紋様除去制御
    信号発生回路と、この紋様除去制御信号発生回路から出
    力する紋様除去制御信号を誤差拡散演算回路に注入する
    紋様除去制御信号加算回路とを具備してなる請求項1又
    は2記載の擬似中間調処理回路。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6747669B1 (en) 1999-09-22 2004-06-08 Nec Lcd Technologies, Ltd. Method for varying initial value in gray scale modification
US6788306B2 (en) 2000-11-24 2004-09-07 Nec Lcd Technologies, Ltd. Display apparatus displaying pseudo gray levels and method for displaying the same
US8355032B2 (en) 2008-01-22 2013-01-15 Renesas Electronics Corporation Displaying apparatus, displaying panel driver and displaying panel driving method
US8373727B2 (en) 2007-05-10 2013-02-12 Renesas Electronics Corporation Display apparatus and display panel driver including subtractive color processing circuit for error diffusion processing and weighting processing

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