JPH0992518A - 高い保磁力を有する低キュリー点磁気記録粉末 - Google Patents
高い保磁力を有する低キュリー点磁気記録粉末Info
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- JPH0992518A JPH0992518A JP7272016A JP27201695A JPH0992518A JP H0992518 A JPH0992518 A JP H0992518A JP 7272016 A JP7272016 A JP 7272016A JP 27201695 A JP27201695 A JP 27201695A JP H0992518 A JPH0992518 A JP H0992518A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁気ノイズを受ける環境下でも使用可能な磁
気記録粉末を提供する。 【解決手段】 酸化ストロンチウムおよび酸化バリウム
のうちの1種または2種:14〜20%、酸化クロム:
20〜40%、酸化銅:2〜15%、酸化チタン、酸化
ジルコニウム、酸化錫のうちの1種または2種以上:2
〜15%、を含有し、残りが酸化鉄および不可避不純物
からなる成分組成を有し、六方晶フェライト型結晶構造
を有する複合酸化物粉末の表面に酸化マグネシウム膜、
酸化カルシウム膜、酸化ストロンチウム膜のうちのいず
れかの酸化膜が形成されている構造の被覆複合酸化物粉
末からなる高い保磁力を有する低キュリー点磁気記録粉
末。
気記録粉末を提供する。 【解決手段】 酸化ストロンチウムおよび酸化バリウム
のうちの1種または2種:14〜20%、酸化クロム:
20〜40%、酸化銅:2〜15%、酸化チタン、酸化
ジルコニウム、酸化錫のうちの1種または2種以上:2
〜15%、を含有し、残りが酸化鉄および不可避不純物
からなる成分組成を有し、六方晶フェライト型結晶構造
を有する複合酸化物粉末の表面に酸化マグネシウム膜、
酸化カルシウム膜、酸化ストロンチウム膜のうちのいず
れかの酸化膜が形成されている構造の被覆複合酸化物粉
末からなる高い保磁力を有する低キュリー点磁気記録粉
末。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、磁気カード、磁
気テープ、磁気ディスク等の磁気記録層形成に使用する
のに適した、高い保磁力を有する低キュリー点磁気記録
粉末に関するものである。
気テープ、磁気ディスク等の磁気記録層形成に使用する
のに適した、高い保磁力を有する低キュリー点磁気記録
粉末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、原子%で、酸化ストロンチウム
(SrO)および酸化バリウム(BaO)のうちの1種
または2種:14〜20%、酸化クロム(Cr
2 O3 ):20〜40%、酸化亜鉛(ZnO)および酸
化マグネシウム(MgO)のうちの1種または2種:2
〜15%、酸化錫(SnO2 ):2〜15%を含有し、
残りが酸化鉄(Fe2 O3 )および不可避不純物からな
る組成を有し、六方晶フェライト型結晶構造を有する複
合酸化物粉末は、飽和磁化:15emu /g以上、キュリ
ー点:155℃以下、保磁力:10KOe以下の磁気特
性を有し、磁気記録粉末として使用されることは知られ
ている(特開平7−135105号公報参照)。
(SrO)および酸化バリウム(BaO)のうちの1種
または2種:14〜20%、酸化クロム(Cr
2 O3 ):20〜40%、酸化亜鉛(ZnO)および酸
化マグネシウム(MgO)のうちの1種または2種:2
〜15%、酸化錫(SnO2 ):2〜15%を含有し、
残りが酸化鉄(Fe2 O3 )および不可避不純物からな
る組成を有し、六方晶フェライト型結晶構造を有する複
合酸化物粉末は、飽和磁化:15emu /g以上、キュリ
ー点:155℃以下、保磁力:10KOe以下の磁気特
性を有し、磁気記録粉末として使用されることは知られ
ている(特開平7−135105号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年の電子機器の小型
化および用途の多様化に伴い、磁気カード、磁気テー
プ、磁気ディスク等は磁気ノイズを受ける環境下でシー
ルドされることなく使用されることが多く、磁気ノイズ
による記録消失事故が多発している。
化および用途の多様化に伴い、磁気カード、磁気テー
プ、磁気ディスク等は磁気ノイズを受ける環境下でシー
ルドされることなく使用されることが多く、磁気ノイズ
による記録消失事故が多発している。
【0004】そのため、従来よりも一層高保磁力を有す
る低キュリー点磁気記録粉末が求められているが、未だ
15emu /g以上の飽和磁化を有すると同時に10KO
eを越える高保磁力を示す低キュリー点磁気記録粉末は
得られていない。
る低キュリー点磁気記録粉末が求められているが、未だ
15emu /g以上の飽和磁化を有すると同時に10KO
eを越える高保磁力を示す低キュリー点磁気記録粉末は
得られていない。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者等は、
飽和磁化を下げることなく高保磁力をもった低キュリー
点磁気記録粉末を得るべく研究を行った結果、原子%で
(以下、%は原子%を示す)、酸化ストロンチウムおよ
び酸化バリウムのうちの1種または2種:14〜20
%、酸化クロム:20〜40%、酸化銅:2〜15%、
酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化錫のうちの1種ま
たは2種以上:2〜15%、を含有し、残りが酸化鉄お
よび不可避不純物からなる成分組成を有し、六方晶フェ
ライト型結晶構造を有する複合酸化物粉末の表面に酸化
マグネシウム膜、酸化カルシウム膜、酸化ストロンチウ
ム膜のうちのいずれかの酸化膜を形成すると、飽和磁化
およびキュリー点が従来とほぼ同じであってかつ保磁力
の一層向上した磁気記録粉末を得ることができるという
研究結果を得たのである。
飽和磁化を下げることなく高保磁力をもった低キュリー
点磁気記録粉末を得るべく研究を行った結果、原子%で
(以下、%は原子%を示す)、酸化ストロンチウムおよ
び酸化バリウムのうちの1種または2種:14〜20
%、酸化クロム:20〜40%、酸化銅:2〜15%、
酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化錫のうちの1種ま
たは2種以上:2〜15%、を含有し、残りが酸化鉄お
よび不可避不純物からなる成分組成を有し、六方晶フェ
ライト型結晶構造を有する複合酸化物粉末の表面に酸化
マグネシウム膜、酸化カルシウム膜、酸化ストロンチウ
ム膜のうちのいずれかの酸化膜を形成すると、飽和磁化
およびキュリー点が従来とほぼ同じであってかつ保磁力
の一層向上した磁気記録粉末を得ることができるという
研究結果を得たのである。
【0006】この発明は、かかる研究結果に基づいてな
されたものであって、酸化ストロンチウムおよび酸化バ
リウムのうちの1種または2種:14〜20%、酸化ク
ロム:20〜40%、酸化銅:2〜15%、酸化チタ
ン、酸化ジルコニウム、酸化錫のうちの1種または2種
以上:2〜15%、を含有し、残りが酸化鉄および不可
避不純物からなる成分組成を有し、六方晶フェライト型
結晶構造を有する複合酸化物粉末の表面に酸化マグネシ
ウム膜、酸化カルシウム膜、酸化ストロンチウム膜のう
ちのいずれかの酸化膜が形成されている構造の被覆複合
酸化物粉末からなる高い保持力を有する低キュリー点磁
気記録粉末、に特徴を有するものである。
されたものであって、酸化ストロンチウムおよび酸化バ
リウムのうちの1種または2種:14〜20%、酸化ク
ロム:20〜40%、酸化銅:2〜15%、酸化チタ
ン、酸化ジルコニウム、酸化錫のうちの1種または2種
以上:2〜15%、を含有し、残りが酸化鉄および不可
避不純物からなる成分組成を有し、六方晶フェライト型
結晶構造を有する複合酸化物粉末の表面に酸化マグネシ
ウム膜、酸化カルシウム膜、酸化ストロンチウム膜のう
ちのいずれかの酸化膜が形成されている構造の被覆複合
酸化物粉末からなる高い保持力を有する低キュリー点磁
気記録粉末、に特徴を有するものである。
【0007】複合酸化物粉末の表面に形成される上記酸
化マグネシウム膜、酸化カルシウム膜、酸化ストロンチ
ウム膜のうちのいずれかの酸化膜の厚さは、複合酸化物
粉末の粒径によっても異なり、特に限定されるものでは
ないが、0.005〜0.05μmの範囲内にあること
が好ましい。その理由は、これら酸化膜の厚さが0.0
05μm未満では磁気記録粉末の保磁力向上に十分な効
果が得られず、一方、0.05μmを越える厚さになる
と飽和磁化が低下するので好ましくないことによるもの
である。
化マグネシウム膜、酸化カルシウム膜、酸化ストロンチ
ウム膜のうちのいずれかの酸化膜の厚さは、複合酸化物
粉末の粒径によっても異なり、特に限定されるものでは
ないが、0.005〜0.05μmの範囲内にあること
が好ましい。その理由は、これら酸化膜の厚さが0.0
05μm未満では磁気記録粉末の保磁力向上に十分な効
果が得られず、一方、0.05μmを越える厚さになる
と飽和磁化が低下するので好ましくないことによるもの
である。
【0008】この発明の磁気記録粉末を構成する複合酸
化物粉末の成分組成を上記の如く限定した理由を説明す
る。
化物粉末の成分組成を上記の如く限定した理由を説明す
る。
【0009】(a) 酸化ストロンチウムおよび酸化バ
リウム これらの成分は、磁気記録粉末に要求される磁気特性を
確保するために必要な、六方晶フェライト型結晶構造を
形成するのに不可欠な成分で、その含有量が14%未満
でも、また20%を越えても、飽和磁化が低下すること
から、その含有量を14〜20%に定めた。なお、16
〜18%の含有量が一層好ましい。
リウム これらの成分は、磁気記録粉末に要求される磁気特性を
確保するために必要な、六方晶フェライト型結晶構造を
形成するのに不可欠な成分で、その含有量が14%未満
でも、また20%を越えても、飽和磁化が低下すること
から、その含有量を14〜20%に定めた。なお、16
〜18%の含有量が一層好ましい。
【0010】(b) 酸化クロム 酸化クロムには磁気記録粉末のキュリー点を下げる作用
があり、その含有量が20%未満では所望のキュリー点
低下作用が得られず、一方40%を越えると飽和磁化が
低下することからその含有量を20〜40%に定めた。
なお、25〜35%の含有量が一層望ましい。
があり、その含有量が20%未満では所望のキュリー点
低下作用が得られず、一方40%を越えると飽和磁化が
低下することからその含有量を20〜40%に定めた。
なお、25〜35%の含有量が一層望ましい。
【0011】(c) 酸化銅 酸化銅には、キュリー点の上昇を抑制した状態で、飽和
磁化を高める作用があるが、その含有量が2%未満では
所望の飽和磁化が得られず、一方15%を越えると飽和
磁化および保磁力が低下することからその含有量を、2
〜15%と定めた。なお、6〜11%の含有量が一層望
ましい。
磁化を高める作用があるが、その含有量が2%未満では
所望の飽和磁化が得られず、一方15%を越えると飽和
磁化および保磁力が低下することからその含有量を、2
〜15%と定めた。なお、6〜11%の含有量が一層望
ましい。
【0012】(d) 酸化チタン、酸化ジルコニウム、
酸化錫 これらの成分には、飽和磁化を一段と増大させる作用が
あるが、その含有量が2%未満では所望の飽和磁化が得
らず、一方15%を越えると飽和磁化および保磁力が低
下することからその含有量を、2〜15%と定めた。な
お、6〜11%の含有量が一層望ましい。
酸化錫 これらの成分には、飽和磁化を一段と増大させる作用が
あるが、その含有量が2%未満では所望の飽和磁化が得
らず、一方15%を越えると飽和磁化および保磁力が低
下することからその含有量を、2〜15%と定めた。な
お、6〜11%の含有量が一層望ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明の磁気記録粉末は、炭酸
バリウム粉末、炭酸ストロンチウム粉末、酸化クロム粉
末、酸化銅粉末、酸化チタン粉末、酸化ジルコニウム粉
末、酸化錫粉末および酸化鉄粉末を原料粉末として用意
し、これら原料粉末を混練機にて混合したのち、大気
中、温度:1150〜1250℃の条件で仮焼し、得ら
れた仮焼体をアトライターにより粉砕したのち、さらに
大気中、温度:1250〜1450℃の条件で本焼成
し、得られた焼成体をMgの酢酸塩、Srの酢酸塩また
はCaの酢酸塩の各水溶液と共にアトライターにより微
粉砕し、これを乾燥して得られた微粉砕粉末を大気中、
温度:900〜1250℃で熱処理を行うことにより得
られる。
バリウム粉末、炭酸ストロンチウム粉末、酸化クロム粉
末、酸化銅粉末、酸化チタン粉末、酸化ジルコニウム粉
末、酸化錫粉末および酸化鉄粉末を原料粉末として用意
し、これら原料粉末を混練機にて混合したのち、大気
中、温度:1150〜1250℃の条件で仮焼し、得ら
れた仮焼体をアトライターにより粉砕したのち、さらに
大気中、温度:1250〜1450℃の条件で本焼成
し、得られた焼成体をMgの酢酸塩、Srの酢酸塩また
はCaの酢酸塩の各水溶液と共にアトライターにより微
粉砕し、これを乾燥して得られた微粉砕粉末を大気中、
温度:900〜1250℃で熱処理を行うことにより得
られる。
【0014】上記微粉砕粉末に含まれる酢酸塩が、それ
ぞれ酢酸Mg、酢酸Ca、酢酸Srの場合は、大気中で
の熱処理により、Mg(CH3 COOH)2 →MgO+
4CO2 +4H2 O、Ca(CH3 COOH)2 →Ca
O+4CO2 +4H2 O、Sr(CH3 COOH)2 →
SrO+4CO2 +4H2 O、の如く変化し、MgO,
CaO,SrOが酸化膜として複合酸化物粉末の表面に
形成される。
ぞれ酢酸Mg、酢酸Ca、酢酸Srの場合は、大気中で
の熱処理により、Mg(CH3 COOH)2 →MgO+
4CO2 +4H2 O、Ca(CH3 COOH)2 →Ca
O+4CO2 +4H2 O、Sr(CH3 COOH)2 →
SrO+4CO2 +4H2 O、の如く変化し、MgO,
CaO,SrOが酸化膜として複合酸化物粉末の表面に
形成される。
【0015】焼成体をMgの酢酸塩、Caの酢酸塩また
はSrの酢酸塩の各水溶液と共にアトライターにより微
粉砕するに際し、Mgの酢酸塩、Caの酢酸塩またはS
rの酢酸塩の添加量は、原料粉末に対して0.5〜3原
子%であることが好ましい。
はSrの酢酸塩の各水溶液と共にアトライターにより微
粉砕するに際し、Mgの酢酸塩、Caの酢酸塩またはS
rの酢酸塩の添加量は、原料粉末に対して0.5〜3原
子%であることが好ましい。
【0016】
【実施例】原料粉末として、いずれも0.5〜3.0μ
mの範囲内の所定の平均粒径を有するBaCO3 粉末、
SrCO3 粉末、Cr2 O3 粉末、CuO粉末、TiO
2粉末、ZrO2 粉末、SnO2 粉末およびFe2 O3
粉末を用意し、これら原料粉末を表1、表2および表3
に示される割合で配合し、混練機にて混合したのち、表
1、表2および表3に示される条件で仮焼し、得られた
仮焼体をアトライターにより粗粉砕し、粗粉砕粉末をさ
らに表1、表2および表3に示される条件で本焼成し、
焼成体A〜gを作製した。
mの範囲内の所定の平均粒径を有するBaCO3 粉末、
SrCO3 粉末、Cr2 O3 粉末、CuO粉末、TiO
2粉末、ZrO2 粉末、SnO2 粉末およびFe2 O3
粉末を用意し、これら原料粉末を表1、表2および表3
に示される割合で配合し、混練機にて混合したのち、表
1、表2および表3に示される条件で仮焼し、得られた
仮焼体をアトライターにより粗粉砕し、粗粉砕粉末をさ
らに表1、表2および表3に示される条件で本焼成し、
焼成体A〜gを作製した。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】
【表3】
【0020】これら焼成体A〜gを表4、表5および表
6に示される割合の酢酸Mg、酢酸Caまたは酢酸Sr
の各水溶液と共にアトライターにより、平均粒径:0.
4μmになるまで微粉砕した後、これを乾燥して得られ
た微粉砕粉末をさらに表4、表5および表6に示される
条件で大気中で熱処理し、表4、表5および表6に示さ
れる成分組成および結晶構造を有する複合酸化物粉末の
表面にMgO膜、CaO膜またはSrO膜を有する被覆
複合酸化物粉末からなる本発明磁気記録粉末1〜21お
よび比較磁気記録粉末1〜12を作製した。
6に示される割合の酢酸Mg、酢酸Caまたは酢酸Sr
の各水溶液と共にアトライターにより、平均粒径:0.
4μmになるまで微粉砕した後、これを乾燥して得られ
た微粉砕粉末をさらに表4、表5および表6に示される
条件で大気中で熱処理し、表4、表5および表6に示さ
れる成分組成および結晶構造を有する複合酸化物粉末の
表面にMgO膜、CaO膜またはSrO膜を有する被覆
複合酸化物粉末からなる本発明磁気記録粉末1〜21お
よび比較磁気記録粉末1〜12を作製した。
【0021】上記本発明磁気記録粉末1〜21および比
較磁気記録粉末1〜12の結晶構造および酸化膜は、そ
れぞれX線ディフラクトメーターおよびXPSにより観
察し、確認してその結果を表4、表5および表6に示し
た。
較磁気記録粉末1〜12の結晶構造および酸化膜は、そ
れぞれX線ディフラクトメーターおよびXPSにより観
察し、確認してその結果を表4、表5および表6に示し
た。
【0022】さらに、酸化膜の効果を調べるために、焼
成体MおよびNを酢酸塩を加えることなく微粉砕し、得
られた微粉末を大気中で熱処理することにより複合酸化
物粉末からなる比較磁気記録粉末13および14を作製
し、その成分組成を表6に示した。
成体MおよびNを酢酸塩を加えることなく微粉砕し、得
られた微粉末を大気中で熱処理することにより複合酸化
物粉末からなる比較磁気記録粉末13および14を作製
し、その成分組成を表6に示した。
【0023】さらに、比較のために、特開平7−135
105号公報に記載の方法で作製した表6に示される成
分組成の複合酸化物粉末からなる従来磁気記録粉末も用
意した。
105号公報に記載の方法で作製した表6に示される成
分組成の複合酸化物粉末からなる従来磁気記録粉末も用
意した。
【0024】
【表4】
【0025】
【表5】
【0026】
【表6】
【0027】本発明磁気記録粉末1〜21、比較磁気記
録粉末1〜14および従来磁気記録粉末についての飽和
磁化、キュリー点および保磁力を測定し、これらの測定
結果を表7および表8に示した。
録粉末1〜14および従来磁気記録粉末についての飽和
磁化、キュリー点および保磁力を測定し、これらの測定
結果を表7および表8に示した。
【0028】
【表7】
【0029】
【表8】
【0030】
【発明の効果】表4〜表8に示される結果から、(イ)
本発明磁気記録粉末1〜21は、従来磁気記録粉末と
比較して、飽和磁化およびキュリー点はほぼ同等である
が、保磁力が格段に優れている、(ロ) 本発明磁気記
録粉末1〜21と比較磁気記録粉末13および14とは
複合酸化物粉末の成分組成が同じであるが、酸化膜を有
する本発明磁気記録粉末1〜21は、酸化膜のない比較
磁気記録粉末と比べて保磁力が格段に優れている、
(ハ) 酸化膜を有する磁気記録粉末であっても、複合
酸化物粉末の成分組成がこの発明の範囲から外れている
比較磁気記録粉末1〜12は十分な磁気特性が得られな
い、ことなどがわかる。
本発明磁気記録粉末1〜21は、従来磁気記録粉末と
比較して、飽和磁化およびキュリー点はほぼ同等である
が、保磁力が格段に優れている、(ロ) 本発明磁気記
録粉末1〜21と比較磁気記録粉末13および14とは
複合酸化物粉末の成分組成が同じであるが、酸化膜を有
する本発明磁気記録粉末1〜21は、酸化膜のない比較
磁気記録粉末と比べて保磁力が格段に優れている、
(ハ) 酸化膜を有する磁気記録粉末であっても、複合
酸化物粉末の成分組成がこの発明の範囲から外れている
比較磁気記録粉末1〜12は十分な磁気特性が得られな
い、ことなどがわかる。
【0031】上述のように、この発明の磁気記録粉末
は、従来の磁気記録粉末の飽和磁化およびキュリー点と
ほぼ同じであるにもかかわらず高保磁力を有するところ
から、磁気ノイズを受ける環境下で使用する磁気カー
ド、磁気テープ、磁気ディスクを製造するための磁気記
録粉末として優れた効果を奏するものである。
は、従来の磁気記録粉末の飽和磁化およびキュリー点と
ほぼ同じであるにもかかわらず高保磁力を有するところ
から、磁気ノイズを受ける環境下で使用する磁気カー
ド、磁気テープ、磁気ディスクを製造するための磁気記
録粉末として優れた効果を奏するものである。
Claims (3)
- 【請求項1】 原子%で、 酸化ストロンチウムおよび酸化バリウムのうちの1種ま
たは2種:14〜20%、 酸化クロム:20〜40%、 酸化銅:2〜15%、 酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化錫のうちの1種ま
たは2種以上:2〜15%、を含有し、残りが酸化鉄お
よび不可避不純物からなる成分組成を有し、六方晶フェ
ライト型結晶構造を有する複合酸化物粉末の表面に酸化
マグネシウム膜が形成されている構造の被覆複合酸化物
粉末からなることを特徴とする高い保磁力を有する低キ
ュリー点磁気記録粉末。 - 【請求項2】 原子%で、 酸化ストロンチウムおよび酸化バリウムのうちの1種ま
たは2種:14〜20%、 酸化クロム:20〜40%、 酸化銅:2〜15%、 酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化錫のうちの1種ま
たは2種以上:2〜15%、を含有し、残りが酸化鉄お
よび不可避不純物からなる成分組成を有し、六方晶フェ
ライト型結晶構造を有する複合酸化物粉末の表面に酸化
カルシウム膜が形成されている構造の被覆複合酸化物粉
末からなることを特徴とする高い保磁力を有する低キュ
リー点磁気記録粉末。 - 【請求項3】 原子%で、 酸化ストロンチウムおよび酸化バリウムのうちの1種ま
たは2種:14〜20%、 酸化クロム:20〜40%、 酸化銅:2〜15%、 酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化錫のうちの1種ま
たは2種以上:2〜15%、を含有し、残りが酸化鉄お
よび不可避不純物からなる成分組成を有し、六方晶フェ
ライト型結晶構造を有する複合酸化物粉末の表面に酸化
ストロンチウム膜が形成されている構造の被覆複合酸化
物粉末からなることを特徴とする高い保磁力を有する低
キュリー点磁気記録粉末。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7272016A JPH0992518A (ja) | 1995-09-26 | 1995-09-26 | 高い保磁力を有する低キュリー点磁気記録粉末 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7272016A JPH0992518A (ja) | 1995-09-26 | 1995-09-26 | 高い保磁力を有する低キュリー点磁気記録粉末 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0992518A true JPH0992518A (ja) | 1997-04-04 |
Family
ID=17507963
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7272016A Withdrawn JPH0992518A (ja) | 1995-09-26 | 1995-09-26 | 高い保磁力を有する低キュリー点磁気記録粉末 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0992518A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112939590A (zh) * | 2021-03-12 | 2021-06-11 | 电子科技大学 | 一种x波段准平面化器件用六角铁氧体材料及其制备方法 |
-
1995
- 1995-09-26 JP JP7272016A patent/JPH0992518A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112939590A (zh) * | 2021-03-12 | 2021-06-11 | 电子科技大学 | 一种x波段准平面化器件用六角铁氧体材料及其制备方法 |
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