JPH0993966A - 超音波モータ - Google Patents
超音波モータInfo
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- JPH0993966A JPH0993966A JP7252619A JP25261995A JPH0993966A JP H0993966 A JPH0993966 A JP H0993966A JP 7252619 A JP7252619 A JP 7252619A JP 25261995 A JP25261995 A JP 25261995A JP H0993966 A JPH0993966 A JP H0993966A
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- Japan
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- driving element
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Abstract
(57)【要約】
【目的】共振周波数が設計外の変動をおこしたり、振動
波形に歪を生じたりすることなく、強力な回転力を、高
い駆動効率で発生させることのできる超音波モータを提
供する。 【構成】外周の所定の位置に溝12を設けた柱状弾性体
21と、柱状弾性体21の少なくとも対向する2つの側
面に傾斜して設けた複数の積層型圧電素子と、柱状弾性
体21の端面に接合した摺動用駆動子15と、摺動用駆
動子15に押圧保持した被駆動体53とを備え、前記複
数の積層型圧電素子にそれぞれ位相の異なる交番電圧を
印加することにより、共振縦振動と共振捩れ振動とを同
時に励起し、摺動用駆動子15の表面に超音波楕円振動
を発生させ、被駆動体53を回転させるように構成した
超音波モータにおいて、摺動用駆動子15または被駆動
体53の付近に、縦振動を遮断する手段22を設けた。
波形に歪を生じたりすることなく、強力な回転力を、高
い駆動効率で発生させることのできる超音波モータを提
供する。 【構成】外周の所定の位置に溝12を設けた柱状弾性体
21と、柱状弾性体21の少なくとも対向する2つの側
面に傾斜して設けた複数の積層型圧電素子と、柱状弾性
体21の端面に接合した摺動用駆動子15と、摺動用駆
動子15に押圧保持した被駆動体53とを備え、前記複
数の積層型圧電素子にそれぞれ位相の異なる交番電圧を
印加することにより、共振縦振動と共振捩れ振動とを同
時に励起し、摺動用駆動子15の表面に超音波楕円振動
を発生させ、被駆動体53を回転させるように構成した
超音波モータにおいて、摺動用駆動子15または被駆動
体53の付近に、縦振動を遮断する手段22を設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気機械変換素子を駆
動源とした超音波モータに係わり、詳しくは縦捩り超音
波モータの改良に関する。
動源とした超音波モータに係わり、詳しくは縦捩り超音
波モータの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、縦捩り超音波モータに関しては、
日本工業技術振興協会固体アクチュエータ研究部会編、
「精密制御用ニューアクチュエータ便覧」(1994年
12月21日発行)の897頁以下に開示されている。
この縦捩り超音波モータには、縦振動励起用の円環状の
圧電セラミクスとねじり振動用の圧電セラミクスとの2
種類の圧電振動子を必要とするので、構成が複雑化する
等の問題点があり、この対策として本出願人より、特願
平7−117301号に所載の「超音波振動子および超
音波モータ」が提案されている。この出願の一実施例に
ついて、図9〜図16を用いて説明する。
日本工業技術振興協会固体アクチュエータ研究部会編、
「精密制御用ニューアクチュエータ便覧」(1994年
12月21日発行)の897頁以下に開示されている。
この縦捩り超音波モータには、縦振動励起用の円環状の
圧電セラミクスとねじり振動用の圧電セラミクスとの2
種類の圧電振動子を必要とするので、構成が複雑化する
等の問題点があり、この対策として本出願人より、特願
平7−117301号に所載の「超音波振動子および超
音波モータ」が提案されている。この出願の一実施例に
ついて、図9〜図16を用いて説明する。
【0003】図9は超音波振動子の正面図、図10は超
音波振動子の裏面図、図11は超音波振動子の右側面
図、図12は超音波振動子の左側面図、図13は超音波
振動子の上面図、図14は超音波振動子の分解図、図1
5は超音波モータの正面図、図16は超音波モータの分
解図である。
音波振動子の裏面図、図11は超音波振動子の右側面
図、図12は超音波振動子の左側面図、図13は超音波
振動子の上面図、図14は超音波振動子の分解図、図1
5は超音波モータの正面図、図16は超音波モータの分
解図である。
【0004】図9〜図13において、10は超音波振動
子を示す。基本弾性体11は、角柱形状をなし、その下
端に、溝12が全周に亘り凹設されている。基本弾性体
11の正面と裏面とに、積層型圧電素子13が一定の傾
斜角度をもって挟持され、保持用弾性体14により圧縮
力が作用した状態で固定保持されている。これは、電気
機械変換素子は一般にセラミックスなどの胞性材料から
なり、引張応力により容易に破断する。そこで、振動中
のいかなる瞬間にも該電気機械変換素子に引張応力がか
からないように、予め意図的に圧縮の残留応力を与える
ものである。積層型圧電素子13は、正面(図9)と裏
面(図10)とでは、正対して見て逆方向に取付けられ
ている。従って、図11および図12に示すように、積
層型圧電素子13の側面が、表裏面ともに上下方向で同
位置に投影されている。また、それぞれの積層型圧電素
子13から出されている電気端子は、それぞれA端子、
GND端子およびB端子、GND端子である。
子を示す。基本弾性体11は、角柱形状をなし、その下
端に、溝12が全周に亘り凹設されている。基本弾性体
11の正面と裏面とに、積層型圧電素子13が一定の傾
斜角度をもって挟持され、保持用弾性体14により圧縮
力が作用した状態で固定保持されている。これは、電気
機械変換素子は一般にセラミックスなどの胞性材料から
なり、引張応力により容易に破断する。そこで、振動中
のいかなる瞬間にも該電気機械変換素子に引張応力がか
からないように、予め意図的に圧縮の残留応力を与える
ものである。積層型圧電素子13は、正面(図9)と裏
面(図10)とでは、正対して見て逆方向に取付けられ
ている。従って、図11および図12に示すように、積
層型圧電素子13の側面が、表裏面ともに上下方向で同
位置に投影されている。また、それぞれの積層型圧電素
子13から出されている電気端子は、それぞれA端子、
GND端子およびB端子、GND端子である。
【0005】基本弾性体11の先端部には、円環状の摺
動用駆動子15が接合されている。基本弾性体11の中
心軸上には貫通孔16が穿設され、その中心軸上のほぼ
中央(正確には縦振動の節位置)にはメネジ20が螺刻
されている(図14参照)。
動用駆動子15が接合されている。基本弾性体11の中
心軸上には貫通孔16が穿設され、その中心軸上のほぼ
中央(正確には縦振動の節位置)にはメネジ20が螺刻
されている(図14参照)。
【0006】超音波振動子10の作製方法について、図
9〜図14により説明する。積層型圧電素子13は、基
本弾性体11の凹部18に挿入される。保持用弾性体1
3は基本弾性体11上の保持用弾性体13をガイドする
ための突起部17に沿って挿入され、積層型圧電素子1
4に突き当てられた後、圧縮力を作用させた状態でビス
19により固定され、さらに当接面すべてに接着剤を塗
布して固着される。
9〜図14により説明する。積層型圧電素子13は、基
本弾性体11の凹部18に挿入される。保持用弾性体1
3は基本弾性体11上の保持用弾性体13をガイドする
ための突起部17に沿って挿入され、積層型圧電素子1
4に突き当てられた後、圧縮力を作用させた状態でビス
19により固定され、さらに当接面すべてに接着剤を塗
布して固着される。
【0007】つぎに、超音波振動子10の動作について
説明する。超音波振動子10は、その寸法が1次の共振
縦振動(図9矢印Z方向の振動)、および1次の(溝1
2より下方の捩れまで考慮すると2次の)共振捩れ振動
(図13の矢印ω方向の振動であって、共振縦振動の振
動方向Zを捩れの軸とする振動)がほぼ同一周波数Fr
(40kHz)で励起できるようになっている。また、
この周波数近傍には、共振屈曲振動の固有振動はないよ
うな形状寸法に形成されている。
説明する。超音波振動子10は、その寸法が1次の共振
縦振動(図9矢印Z方向の振動)、および1次の(溝1
2より下方の捩れまで考慮すると2次の)共振捩れ振動
(図13の矢印ω方向の振動であって、共振縦振動の振
動方向Zを捩れの軸とする振動)がほぼ同一周波数Fr
(40kHz)で励起できるようになっている。また、
この周波数近傍には、共振屈曲振動の固有振動はないよ
うな形状寸法に形成されている。
【0008】まず、A端子に周波数Frの交番電圧を印
加し、B端子に同一周波数、同振幅で同位相の交番電圧
を印加すると共振縦振動が励起される。共振縦振動の節
位置は、基本弾性体11の中心軸上のほぼ中央に存在す
る。つぎに、A端子に周波数Frの交番電圧を印加し、
B端子に同一周波数、同振幅で逆位相の交番電圧を印加
すると共振捩れ振動が励起される。共振捩れ振動では、
基本弾性体11の中心軸全ての位置が節位置である。さ
らに、A端子に周波数Frの交番電圧を印加し、B端子
に同一周波数、同振幅で位相が90度異なった交番電圧
を印加すると共振縦振動と共振捩れ振動が合成されて、
摺動用駆動子15の位置に楕円振動が励起される。
加し、B端子に同一周波数、同振幅で同位相の交番電圧
を印加すると共振縦振動が励起される。共振縦振動の節
位置は、基本弾性体11の中心軸上のほぼ中央に存在す
る。つぎに、A端子に周波数Frの交番電圧を印加し、
B端子に同一周波数、同振幅で逆位相の交番電圧を印加
すると共振捩れ振動が励起される。共振捩れ振動では、
基本弾性体11の中心軸全ての位置が節位置である。さ
らに、A端子に周波数Frの交番電圧を印加し、B端子
に同一周波数、同振幅で位相が90度異なった交番電圧
を印加すると共振縦振動と共振捩れ振動が合成されて、
摺動用駆動子15の位置に楕円振動が励起される。
【0009】つぎに、図15〜図16を用いて、超音波
振動子10を用いた超音波モータ50について説明す
る。図15および図16において、超音波振動子10の
貫通孔16(図14参照)には、軸51が嵌装されてい
る。軸51は図16に示すように、中央部および両端部
にオネジ58が螺刻されており、中央部のオネジ58
は、超音波振動子10のメネジ20(図14参照)に螺
合した後に接着固定されている。超音波振動子10の上
端部には、ロータ53がスラストベアリング54および
バネ保持体55を介して、バネ56により押圧固定され
ている。押圧力はナット57により調節される。円環状
のロータ53の下面には、円環状に形成された摺動材5
3aが貼付されている。超音波モータ50を固定する場
合には、その下部に突出した軸51のオネジ58を、図
示を省略した基台に螺着して固定する。
振動子10を用いた超音波モータ50について説明す
る。図15および図16において、超音波振動子10の
貫通孔16(図14参照)には、軸51が嵌装されてい
る。軸51は図16に示すように、中央部および両端部
にオネジ58が螺刻されており、中央部のオネジ58
は、超音波振動子10のメネジ20(図14参照)に螺
合した後に接着固定されている。超音波振動子10の上
端部には、ロータ53がスラストベアリング54および
バネ保持体55を介して、バネ56により押圧固定され
ている。押圧力はナット57により調節される。円環状
のロータ53の下面には、円環状に形成された摺動材5
3aが貼付されている。超音波モータ50を固定する場
合には、その下部に突出した軸51のオネジ58を、図
示を省略した基台に螺着して固定する。
【0010】先に示したように、超音波振動子10のA
端子とB端子とに、それぞれ周波数Frとし、互いの位
相差が+90度または−90度の交番電圧を印加する。
すると、ロータ53が時計回りまたは反時計回りに回転
する。
端子とB端子とに、それぞれ周波数Frとし、互いの位
相差が+90度または−90度の交番電圧を印加する。
すると、ロータ53が時計回りまたは反時計回りに回転
する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来技
術においては、図15に示すように、超音波モータを組
み立てた状態で、バネ56によって摺動材53aが貼付
されたロータ53を、摺動用駆動子15に押圧すると、
この押圧力によって摺動材53aおよびロータ53が基
本弾性体11に振動の観点で結合され、弾性体11の一
部として振る舞う。このため、縦振動の共振周波数が設
計外の変動を起こし、捩れ振動の共振周波数と一致しな
くなる。また、振動の観点で結合されるといえども、不
完全に結合されるため、不整な寄生振動成分を誘発す
る。以上の要因により、基本弾性体11の端面に接合さ
れた摺動用駆動子15の表面に励起される楕円振動の軌
跡が歪曲し、発生する回転力が減少したり、駆動効率が
劣化するという現象があった。すなわち、基本弾性体1
1の端面に接合された摺動用駆動子15に、摺動材53
aが貼付されたロータ53を付勢すると、基本弾性体1
1の縦振動の共振周波数が変化したり、共振の波形に歪
を生じて、超音波モータとして得られる回転力が低下し
たり、駆動効率が劣化するという問題点を有していた。
術においては、図15に示すように、超音波モータを組
み立てた状態で、バネ56によって摺動材53aが貼付
されたロータ53を、摺動用駆動子15に押圧すると、
この押圧力によって摺動材53aおよびロータ53が基
本弾性体11に振動の観点で結合され、弾性体11の一
部として振る舞う。このため、縦振動の共振周波数が設
計外の変動を起こし、捩れ振動の共振周波数と一致しな
くなる。また、振動の観点で結合されるといえども、不
完全に結合されるため、不整な寄生振動成分を誘発す
る。以上の要因により、基本弾性体11の端面に接合さ
れた摺動用駆動子15の表面に励起される楕円振動の軌
跡が歪曲し、発生する回転力が減少したり、駆動効率が
劣化するという現象があった。すなわち、基本弾性体1
1の端面に接合された摺動用駆動子15に、摺動材53
aが貼付されたロータ53を付勢すると、基本弾性体1
1の縦振動の共振周波数が変化したり、共振の波形に歪
を生じて、超音波モータとして得られる回転力が低下し
たり、駆動効率が劣化するという問題点を有していた。
【0012】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、請求項1、2または3に係る発明の目的
は、共振周波数が設計外の変動をおこしたり、振動波形
に歪を生じたりすることなく、強力な回転力を、高い駆
動効率で発生させることのできる超音波モータを提供す
ることである。
れたもので、請求項1、2または3に係る発明の目的
は、共振周波数が設計外の変動をおこしたり、振動波形
に歪を生じたりすることなく、強力な回転力を、高い駆
動効率で発生させることのできる超音波モータを提供す
ることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1、2または3に係る発明は、外周の所定の
位置に溝を設けた柱状弾性体と、該柱状弾性体の少なく
とも対向する2つの側面に傾斜して設けた複数の積層型
圧電素子と、前記柱状弾性体の端面に接合した摺動用駆
動子と、該摺動用駆動子に押圧保持した被駆動体とを備
え、前記複数の積層型圧電素子にそれぞれ位相の異なる
交番電圧を印加することにより、共振縦振動と共振捩れ
振動とを同時に励起し、前記摺動用駆動子の表面に超音
波楕円振動を発生させ、前記被駆動体を回転させるよう
に構成した超音波モータにおいて、前記摺動用駆動子ま
たは前記被駆動体の付近に、縦振動を遮断する手段を設
けたことを特徴とする。
に、請求項1、2または3に係る発明は、外周の所定の
位置に溝を設けた柱状弾性体と、該柱状弾性体の少なく
とも対向する2つの側面に傾斜して設けた複数の積層型
圧電素子と、前記柱状弾性体の端面に接合した摺動用駆
動子と、該摺動用駆動子に押圧保持した被駆動体とを備
え、前記複数の積層型圧電素子にそれぞれ位相の異なる
交番電圧を印加することにより、共振縦振動と共振捩れ
振動とを同時に励起し、前記摺動用駆動子の表面に超音
波楕円振動を発生させ、前記被駆動体を回転させるよう
に構成した超音波モータにおいて、前記摺動用駆動子ま
たは前記被駆動体の付近に、縦振動を遮断する手段を設
けたことを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1、2または3に係る発明の作用では、
摺動用駆動子または被駆動体の付近に、縦振動を遮断す
る手段を設けたことにより、被駆動体が振動の観点から
柱状弾性体と一体化されることはない。請求項2に係る
発明の作用では、上記作用に加え、縦振動を遮断する手
段は、摺動用駆動子または被駆動体の付近に設けた弾性
機構からなることにより、手段が簡易となる。請求項3
に係る発明の作用では、上記作用に加え、弾性機構は、
摺動用駆動子自体に形成したので、摺動用駆動子自体で
縦振動を遮断する。
摺動用駆動子または被駆動体の付近に、縦振動を遮断す
る手段を設けたことにより、被駆動体が振動の観点から
柱状弾性体と一体化されることはない。請求項2に係る
発明の作用では、上記作用に加え、縦振動を遮断する手
段は、摺動用駆動子または被駆動体の付近に設けた弾性
機構からなることにより、手段が簡易となる。請求項3
に係る発明の作用では、上記作用に加え、弾性機構は、
摺動用駆動子自体に形成したので、摺動用駆動子自体で
縦振動を遮断する。
【0015】
【実施例1】図1〜図4は実施例1を示し、図1は超音
波モータの正面図、図2は超音波振動子上部の部分拡大
図、図3は本実施例の変形例1の説明図、図4は本実施
例の変形例2の説明図である。本実施例の基本構成は従
来技術の超音波モータと同様のため、同一の部材には同
一の符号を付し説明を省略する。
波モータの正面図、図2は超音波振動子上部の部分拡大
図、図3は本実施例の変形例1の説明図、図4は本実施
例の変形例2の説明図である。本実施例の基本構成は従
来技術の超音波モータと同様のため、同一の部材には同
一の符号を付し説明を省略する。
【0016】図1において、基本弾性体21の上部であ
って、摺動用駆動子15を接合した端面に近接して、溝
22を設けている。図2に示すように、図の斜線部分は
摺動用駆動子15であり、その下方に溝22が基本弾性
体21の周りに凹設されている。溝22と摺動用駆動子
15との間のフランジ部21aは可撓性に富み、弾性機
構を形成している。
って、摺動用駆動子15を接合した端面に近接して、溝
22を設けている。図2に示すように、図の斜線部分は
摺動用駆動子15であり、その下方に溝22が基本弾性
体21の周りに凹設されている。溝22と摺動用駆動子
15との間のフランジ部21aは可撓性に富み、弾性機
構を形成している。
【0017】本実施例によれば、基本弾性体21に溝2
2を形成することにより、基本弾性体11の縦振動は遮
断されて、摺動用駆動子15およびロータ53に伝播す
ることはない。従って、共振周波数が変化したり、振動
波形に歪を生じたりすることはなく、強力な駆動力が高
い駆動効率で得られる。また、溝一本を追加するという
簡単な改変で、良好な作動をする超音波モータが得られ
る。
2を形成することにより、基本弾性体11の縦振動は遮
断されて、摺動用駆動子15およびロータ53に伝播す
ることはない。従って、共振周波数が変化したり、振動
波形に歪を生じたりすることはなく、強力な駆動力が高
い駆動効率で得られる。また、溝一本を追加するという
簡単な改変で、良好な作動をする超音波モータが得られ
る。
【0018】本実施例の変形例1について説明する。図
3において、基本弾性体11と摺動用駆動子15との間
には、弾性部材23が介装されている。弾性部材23
は、硬質樹脂などの減衰係数が大きく、弾性係数が比較
的低い材料で形成され、縦振動の伝播を遮断する。基本
弾性体11と摺動用駆動子15との間に介装された弾性
部材23が、弾性機構を構成している。これにより、本
実施例と同様の作用効果が得られる。
3において、基本弾性体11と摺動用駆動子15との間
には、弾性部材23が介装されている。弾性部材23
は、硬質樹脂などの減衰係数が大きく、弾性係数が比較
的低い材料で形成され、縦振動の伝播を遮断する。基本
弾性体11と摺動用駆動子15との間に介装された弾性
部材23が、弾性機構を構成している。これにより、本
実施例と同様の作用効果が得られる。
【0019】本実施例の変形例2について説明する。図
4において、基本弾性体11と摺動用駆動子15との間
には、一対の皿バネ24、24が介装されている。この
皿バネ24、24の弾性により、縦振動の伝播を遮断す
る。基本弾性体11と摺動用駆動子15との間に介装さ
れた皿バネ24、24が、弾性機構を構成している。こ
れにより、本実施例と同様の作用効果が得られる。
4において、基本弾性体11と摺動用駆動子15との間
には、一対の皿バネ24、24が介装されている。この
皿バネ24、24の弾性により、縦振動の伝播を遮断す
る。基本弾性体11と摺動用駆動子15との間に介装さ
れた皿バネ24、24が、弾性機構を構成している。こ
れにより、本実施例と同様の作用効果が得られる。
【0020】
【実施例2】図5〜図7は実施例2を示し、図5は超音
波振動子上部の部分拡大図、図6は本実施例の変形例1
の説明図、図7は本実施例の変形例2の説明図である。
本実施例の基本構成も従来技術の超音波モータと同様の
ため、同一の部材には同一の符号を付し説明を省略す
る。
波振動子上部の部分拡大図、図6は本実施例の変形例1
の説明図、図7は本実施例の変形例2の説明図である。
本実施例の基本構成も従来技術の超音波モータと同様の
ため、同一の部材には同一の符号を付し説明を省略す
る。
【0021】図5において、摺動用駆動子35は、円環
状の幅を極端に狭くし、具体的には0.5mmとした。
これにより、摺動用駆動子35は、可撓性に富み、基本
弾性体11に設けられた弾性機構を兼ねる構成となって
いる。
状の幅を極端に狭くし、具体的には0.5mmとした。
これにより、摺動用駆動子35は、可撓性に富み、基本
弾性体11に設けられた弾性機構を兼ねる構成となって
いる。
【0022】本実施例によれば、摺動用駆動子35は、
円環状の幅を極端に狭くしたことにより、基本弾性体1
1の縦振動は遮断されて、摺動材53aおよびロータ5
3に伝播することはない。従って、共振周波数が変化し
たり、振動波形に歪を生じたりすることはなく、強力な
駆動力が高い駆動効率で得られる。また、単に摺動用駆
動子の形状を変更するという一層簡単な改変で、良好な
作動をする超音波モータが得られる。
円環状の幅を極端に狭くしたことにより、基本弾性体1
1の縦振動は遮断されて、摺動材53aおよびロータ5
3に伝播することはない。従って、共振周波数が変化し
たり、振動波形に歪を生じたりすることはなく、強力な
駆動力が高い駆動効率で得られる。また、単に摺動用駆
動子の形状を変更するという一層簡単な改変で、良好な
作動をする超音波モータが得られる。
【0023】本実施例の変形例1について説明する。図
6において、摺動用駆動子36は、基本弾性体11との
接合面積を狭くするため、段部36aを設けて形成され
ている。このため、摺動用駆動子36は、可撓性に富
み、基本弾性体11に設けられた弾性機構を兼ねる構成
となっている。これにより、本実施例と同様な作用効果
に加え、摺動用駆動子36が弾性機構を兼ねているにも
拘らず、摺動面積が減少しないという効果もある。
6において、摺動用駆動子36は、基本弾性体11との
接合面積を狭くするため、段部36aを設けて形成され
ている。このため、摺動用駆動子36は、可撓性に富
み、基本弾性体11に設けられた弾性機構を兼ねる構成
となっている。これにより、本実施例と同様な作用効果
に加え、摺動用駆動子36が弾性機構を兼ねているにも
拘らず、摺動面積が減少しないという効果もある。
【0024】本実施例の変形例2について説明する。図
7において、摺動用駆動子15を接合する基本弾性体1
1の端面に、凹陥部31aを設け、摺動用駆動子15を
その辺縁部31bで接着するようにした。このため、摺
動用駆動子15は、可撓性に富み、基本弾性体11に設
けられた弾性機構を兼ねる構成となっている。これによ
り、本実施例と同様な作用効果に加え、弾性体31に凹
陥部31aを設けることにより、加工が簡便になるとい
う効果もある。
7において、摺動用駆動子15を接合する基本弾性体1
1の端面に、凹陥部31aを設け、摺動用駆動子15を
その辺縁部31bで接着するようにした。このため、摺
動用駆動子15は、可撓性に富み、基本弾性体11に設
けられた弾性機構を兼ねる構成となっている。これによ
り、本実施例と同様な作用効果に加え、弾性体31に凹
陥部31aを設けることにより、加工が簡便になるとい
う効果もある。
【0025】
【実施例3】図8は実施例3を示し、超音波モータの回
転部の部分拡大図である。本実施例の基本構成も従来技
術の超音波モータと同様のため、同一の部材には同一の
符号を付し説明を省略する。
転部の部分拡大図である。本実施例の基本構成も従来技
術の超音波モータと同様のため、同一の部材には同一の
符号を付し説明を省略する。
【0026】図8において、ロータ63の摺動材63a
を貼付する面に凹陥部63cを設け、外周部に溝63d
を設けることにより、ロータ63に段違い部63bを形
成した。段違い部63bは、可撓性に富み、基本弾性体
11からの縦振動の伝播を遮断する。
を貼付する面に凹陥部63cを設け、外周部に溝63d
を設けることにより、ロータ63に段違い部63bを形
成した。段違い部63bは、可撓性に富み、基本弾性体
11からの縦振動の伝播を遮断する。
【0027】本実施例によれば、ロータ63に設けた段
違い部63bにより、基本弾性体11の縦振動は遮断さ
れて、ロータ63に伝播することはない。従って、共振
周波数が変化したり、振動波形に歪を生じたりすること
はなく、強力な駆動力が高い駆動効率で得られる。ま
た、単にロータの形状を変更するという一層簡単な改変
で、良好な作動をする超音波モータが得られる。さら
に、段違い部63bの寸法は、加工上精密に制御するこ
とが可能であるから、微妙な寸法の設定によって、過多
のない最適の可撓性を、確実に得ることができる。
違い部63bにより、基本弾性体11の縦振動は遮断さ
れて、ロータ63に伝播することはない。従って、共振
周波数が変化したり、振動波形に歪を生じたりすること
はなく、強力な駆動力が高い駆動効率で得られる。ま
た、単にロータの形状を変更するという一層簡単な改変
で、良好な作動をする超音波モータが得られる。さら
に、段違い部63bの寸法は、加工上精密に制御するこ
とが可能であるから、微妙な寸法の設定によって、過多
のない最適の可撓性を、確実に得ることができる。
【0028】
【発明の効果】請求項1、2または3に係る発明によれ
ば、被駆動体が振動の観点から柱状弾性体と一体化され
ることはないので、共振周波数が設計外の変動をおこし
たり、振動波形に歪を生じたりすることなく、強力な回
転力を、高い駆動効率で発生させることができる。請求
項2に係る発明によれば、上記効果に加え、手段が簡易
となるので、超音波モータを安価にすることができる。
請求項3に係る発明によれば、上記効果に加え、摺動用
駆動子自体で縦振動を遮断するので、超音波モータの構
造をシンプルにすることができる。
ば、被駆動体が振動の観点から柱状弾性体と一体化され
ることはないので、共振周波数が設計外の変動をおこし
たり、振動波形に歪を生じたりすることなく、強力な回
転力を、高い駆動効率で発生させることができる。請求
項2に係る発明によれば、上記効果に加え、手段が簡易
となるので、超音波モータを安価にすることができる。
請求項3に係る発明によれば、上記効果に加え、摺動用
駆動子自体で縦振動を遮断するので、超音波モータの構
造をシンプルにすることができる。
【図1】実施例1の超音波モータの正面図である。
【図2】実施例1の超音波振動子上部の部分拡大図であ
る。
る。
【図3】実施例1の変形例1の説明図である。
【図4】実施例1の変形例2の説明図である。
【図5】実施例2の超音波振動子上部の部分拡大図であ
る。
る。
【図6】実施例2の変形例1の説明図である。
【図7】実施例2の変形例2の説明図である。
【図8】実施例3の超音波モータの回転部の部分拡大図
である。
である。
【図9】従来技術の超音波振動子の正面図である。
【図10】従来技術の超音波振動子の裏面図である。
【図11】従来技術の超音波振動子の右側面図である。
【図12】従来技術の超音波振動子の左側面図である。
【図13】従来技術の超音波振動子の上面図である。
【図14】従来技術の超音波振動子の分解図である。
【図15】従来技術の超音波モータの正面図である。
【図16】従来技術の超音波モータの分解図である。
10 超音波振動子 12 溝 15 摺動用駆動子 21 基本弾性体 22 溝 53 ロータ 53a 摺動材
Claims (3)
- 【請求項1】 外周の所定の位置に溝を設けた柱状弾性
体と、該柱状弾性体の少なくとも対向する2つの側面に
傾斜して設けた複数の積層型圧電素子と、前記柱状弾性
体の端面に接合した摺動用駆動子と、該摺動用駆動子に
押圧保持した被駆動体とを備え、前記複数の積層型圧電
素子にそれぞれ位相の異なる交番電圧を印加することに
より、共振縦振動と共振捩れ振動とを同時に励起し、前
記摺動用駆動子の表面に超音波楕円振動を発生させ、前
記被駆動体を回転させるように構成した超音波モータに
おいて、 前記摺動用駆動子または前記被駆動体の付近に、縦振動
を遮断する手段を設けたことを特徴とする超音波モー
タ。 - 【請求項2】 前記縦振動を遮断する手段は、前記摺動
用駆動子または前記被駆動体の付近に設けた弾性機構か
らなることを特徴とする請求項1記載の超音波モータ。 - 【請求項3】 前記弾性機構は、前記摺動用駆動子自体
に形成したことを特徴とする請求項2記載の超音波モー
タ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7252619A JPH0993966A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 超音波モータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7252619A JPH0993966A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 超音波モータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0993966A true JPH0993966A (ja) | 1997-04-04 |
Family
ID=17239887
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7252619A Withdrawn JPH0993966A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 超音波モータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0993966A (ja) |
-
1995
- 1995-09-29 JP JP7252619A patent/JPH0993966A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021203 |