JPH099450A - 絶縁体架橋処理用補助具及び架橋処理装置 - Google Patents
絶縁体架橋処理用補助具及び架橋処理装置Info
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- JPH099450A JPH099450A JP7172701A JP17270195A JPH099450A JP H099450 A JPH099450 A JP H099450A JP 7172701 A JP7172701 A JP 7172701A JP 17270195 A JP17270195 A JP 17270195A JP H099450 A JPH099450 A JP H099450A
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Landscapes
- Processing Of Terminals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 電力ケーブル11の接続部を覆う合成樹脂材
料から成る絶縁体15の架橋処理に際し、絶縁体15
と、これを覆って配置される形状維持金具16との間に
補助具17を配置する。補助具17は、耐熱性および可
撓性を有する袋状の密封体19と、これに収容され、架
橋温度で流動性を示す充填材20とを備える。 【効果】 架橋処理により膨張を始める絶縁体15と形
状維持金具16との間で、充填材20が部分的に圧力を
受けると、充填材20は絶縁体15の変形を拘束するこ
となく、より広い空隙部分へ向けて密封体19内で移動
し、これにより補助具17は、絶縁体15と形状維持金
具16との間隙を適正に充填し、架橋処理を受ける絶縁
体15は、この補助具を経て、ほぼ均等な圧力を受け、
絶縁体と絶縁層との均質な結合により、電気絶縁特性に
優れた電気接続部が形成される。
料から成る絶縁体15の架橋処理に際し、絶縁体15
と、これを覆って配置される形状維持金具16との間に
補助具17を配置する。補助具17は、耐熱性および可
撓性を有する袋状の密封体19と、これに収容され、架
橋温度で流動性を示す充填材20とを備える。 【効果】 架橋処理により膨張を始める絶縁体15と形
状維持金具16との間で、充填材20が部分的に圧力を
受けると、充填材20は絶縁体15の変形を拘束するこ
となく、より広い空隙部分へ向けて密封体19内で移動
し、これにより補助具17は、絶縁体15と形状維持金
具16との間隙を適正に充填し、架橋処理を受ける絶縁
体15は、この補助具を経て、ほぼ均等な圧力を受け、
絶縁体と絶縁層との均質な結合により、電気絶縁特性に
優れた電気接続部が形成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力ケーブル相互の接
続部を取り巻いて配置される合成樹脂材料からなる絶縁
体の架橋処理に際し、この絶縁体とこれを覆って配置さ
れる形状維持金具との間に配置される絶縁体架橋処理用
補助具及び架橋処理装置に関する。
続部を取り巻いて配置される合成樹脂材料からなる絶縁
体の架橋処理に際し、この絶縁体とこれを覆って配置さ
れる形状維持金具との間に配置される絶縁体架橋処理用
補助具及び架橋処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電力ケーブルの接続部を絶縁体で保護す
る方法に、いわゆるEMJ法あるいはTMJ法がある。
EMJ法では、ケーブルの端末処理により露出されたケ
ーブル絶縁層から突出する導体は、圧縮接続子を介して
相互に直列に接続される。この圧縮接続子を覆うよう
に、合成樹脂材料からなる絶縁体がモールド成形され
る。TMJ法では、この絶縁体は、合成樹脂材料のテー
プの重ね巻きにより形成される。
る方法に、いわゆるEMJ法あるいはTMJ法がある。
EMJ法では、ケーブルの端末処理により露出されたケ
ーブル絶縁層から突出する導体は、圧縮接続子を介して
相互に直列に接続される。この圧縮接続子を覆うよう
に、合成樹脂材料からなる絶縁体がモールド成形され
る。TMJ法では、この絶縁体は、合成樹脂材料のテー
プの重ね巻きにより形成される。
【0003】いずれにしても、圧縮接続子を覆って形成
された合成樹脂材料からなる絶縁体は未架橋状態であ
る。この未架橋の絶縁体は、架橋処理を受けることによ
り、ケーブル接続端で露出したケーブル絶縁層に一体化
される。その後、架橋処理された絶縁体を覆って、保護
テープ等による防水処理が施される。
された合成樹脂材料からなる絶縁体は未架橋状態であ
る。この未架橋の絶縁体は、架橋処理を受けることによ
り、ケーブル接続端で露出したケーブル絶縁層に一体化
される。その後、架橋処理された絶縁体を覆って、保護
テープ等による防水処理が施される。
【0004】ところで、架橋処理による絶縁体とケーブ
ル絶縁層との強固な一体化のためには、架橋処理時に絶
縁体に適正な圧力を加える必要がある。そのため、絶縁
体の架橋処理には、絶縁体を覆う形状維持金具が使用さ
れている。形状維持金具は、架橋温度に加熱された絶縁
体を所定形状に維持すると共に、絶縁体の膨張を規制す
ることにより、絶縁体とケーブル絶縁層との界面に、架
橋接着に必要な圧力を作用させる。
ル絶縁層との強固な一体化のためには、架橋処理時に絶
縁体に適正な圧力を加える必要がある。そのため、絶縁
体の架橋処理には、絶縁体を覆う形状維持金具が使用さ
れている。形状維持金具は、架橋温度に加熱された絶縁
体を所定形状に維持すると共に、絶縁体の膨張を規制す
ることにより、絶縁体とケーブル絶縁層との界面に、架
橋接着に必要な圧力を作用させる。
【0005】ところが、架橋処理を受ける絶縁体と、こ
れを覆う形状維持金具との間に不均等な空隙があると、
絶縁体に均等な圧力を作用させることはできない。この
不均等な圧力は、両者間の結合力の不均一を招くことか
ら、電気絶縁特性の劣化等の原因となる。そのため、架
橋を受ける絶縁体と形状維持金具との間に不均等な空隙
があると、この空隙の均等化を図るために、絶縁体の対
応する部分に、例えばEPセルボンテープのような絶縁
材料を補正のために巻き付けていた。
れを覆う形状維持金具との間に不均等な空隙があると、
絶縁体に均等な圧力を作用させることはできない。この
不均等な圧力は、両者間の結合力の不均一を招くことか
ら、電気絶縁特性の劣化等の原因となる。そのため、架
橋を受ける絶縁体と形状維持金具との間に不均等な空隙
があると、この空隙の均等化を図るために、絶縁体の対
応する部分に、例えばEPセルボンテープのような絶縁
材料を補正のために巻き付けていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな部分的なテープの巻付け作業は、電気絶縁性の点で
は望ましくない巻き跡を絶縁体に残す。また、テープの
巻付けは手作業であり、テープを迅速に絶縁体の適正な
部分に過不足なく巻き付けることは、容易ではない。こ
のことから、電力ケーブル接続部を覆って配置される合
成樹脂材料から成る絶縁体の架橋処理に際し、この絶縁
体に均等な圧力を作用させる技術の開発が強く望まれて
いた。
うな部分的なテープの巻付け作業は、電気絶縁性の点で
は望ましくない巻き跡を絶縁体に残す。また、テープの
巻付けは手作業であり、テープを迅速に絶縁体の適正な
部分に過不足なく巻き付けることは、容易ではない。こ
のことから、電力ケーブル接続部を覆って配置される合
成樹脂材料から成る絶縁体の架橋処理に際し、この絶縁
体に均等な圧力を作用させる技術の開発が強く望まれて
いた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、電力ケーブル
接続部を覆って配置される合成樹脂材料から成る絶縁体
の架橋処理に際し、絶縁体を覆って配置される形状維持
金具と、この形状維持金具と絶縁体との間に補助具を配
置する。この補助具は、耐熱性および可撓性を有する袋
状の密封体と、該密封体内に収容され、少なくとも架橋
温度で絶縁体が示す流動性よりも高い流動性を示す充填
材とを備えることを特徴とする。
接続部を覆って配置される合成樹脂材料から成る絶縁体
の架橋処理に際し、絶縁体を覆って配置される形状維持
金具と、この形状維持金具と絶縁体との間に補助具を配
置する。この補助具は、耐熱性および可撓性を有する袋
状の密封体と、該密封体内に収容され、少なくとも架橋
温度で絶縁体が示す流動性よりも高い流動性を示す充填
材とを備えることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明に係る補助具では、袋状の密封体に収容
された充填材は架橋処理を受ける絶縁体の架橋温度でこ
の絶縁体よりも大きな流動性を示すことから、膨張を始
める絶縁体と形状維持金具との間で、密封体を経て部分
的に圧縮力を受けると、充填材自体は、絶縁体の変形を
拘束することなく、より広い空隙部分へ向けてその空隙
を充填すべく密封体内で移動する。その結果、補助具
は、煩雑な調整作業を必要とすることなく、架橋処理を
受ける絶縁体と形状維持金具との間隙を適正に充填する
ことからは、絶縁体は、その架橋処理の間、補助具を経
て、ほぼ均等な圧力を受ける。
された充填材は架橋処理を受ける絶縁体の架橋温度でこ
の絶縁体よりも大きな流動性を示すことから、膨張を始
める絶縁体と形状維持金具との間で、密封体を経て部分
的に圧縮力を受けると、充填材自体は、絶縁体の変形を
拘束することなく、より広い空隙部分へ向けてその空隙
を充填すべく密封体内で移動する。その結果、補助具
は、煩雑な調整作業を必要とすることなく、架橋処理を
受ける絶縁体と形状維持金具との間隙を適正に充填する
ことからは、絶縁体は、その架橋処理の間、補助具を経
て、ほぼ均等な圧力を受ける。
【0009】密封体として、絶縁体の架橋温度に耐える
耐熱性および適正な可撓性を有する、種々の薄膜状材料
を使用することができる。このような薄膜状材料の1つ
に、例えばシリコン樹脂材料からなる熱収縮性の薄膜材
料がある。このシリコン樹脂材料からなるチューブ状の
薄膜を積層に合わせて袋状に形成し、これを密封体とし
て使用することができる。
耐熱性および適正な可撓性を有する、種々の薄膜状材料
を使用することができる。このような薄膜状材料の1つ
に、例えばシリコン樹脂材料からなる熱収縮性の薄膜材
料がある。このシリコン樹脂材料からなるチューブ状の
薄膜を積層に合わせて袋状に形成し、これを密封体とし
て使用することができる。
【0010】この密封体に収容される充填材は、絶縁体
の架橋温度でこの絶縁体よりも高い流動性を示す材料で
あり、そのような材料として、例えば、エチレン−酢酸
共重合体(EVA)、エチレン−エチルアクリレート共
重合体(EEA)、固形パラフィンのような高流動性ポ
リオレフィン樹脂材料がある。このような充填材は、融
点が120度以下であり、その溶融状態での流動率が1
を越えるものが望ましい。
の架橋温度でこの絶縁体よりも高い流動性を示す材料で
あり、そのような材料として、例えば、エチレン−酢酸
共重合体(EVA)、エチレン−エチルアクリレート共
重合体(EEA)、固形パラフィンのような高流動性ポ
リオレフィン樹脂材料がある。このような充填材は、融
点が120度以下であり、その溶融状態での流動率が1
を越えるものが望ましい。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に沿って詳細に
説明する。図1は本発明に係る架橋処理装置の一部を示
す縦断面図である。本発明に係る架橋処理装置10は、
互いに直列に接続される例えばCV電力ケーブル11、
11の接続部の形成に使用される。
説明する。図1は本発明に係る架橋処理装置の一部を示
す縦断面図である。本発明に係る架橋処理装置10は、
互いに直列に接続される例えばCV電力ケーブル11、
11の接続部の形成に使用される。
【0012】相互に接続されるCV電力ケーブル11、
11は、それぞれ接続すべき端部で架橋ポリエチレンか
らなる絶縁層12が露出され、さらにこの絶縁層12の
先端から導体13が順次露出されるように、端末処理を
施されており、互いに突き合わせられた導体13は圧縮
接続子14の圧着により、相互に接続されている。
11は、それぞれ接続すべき端部で架橋ポリエチレンか
らなる絶縁層12が露出され、さらにこの絶縁層12の
先端から導体13が順次露出されるように、端末処理を
施されており、互いに突き合わせられた導体13は圧縮
接続子14の圧着により、相互に接続されている。
【0013】圧縮接続子14を覆って絶縁体15が形成
されている。絶縁体15は、圧縮接続子14を覆う一様
な外径の中央部およびその両端からそれぞれ対応するC
V電力ケーブル11の絶縁層12に沿って外方へ伸びる
テーパ状の先細りの両端部を備える。この絶縁体15
は、EMJ法では、例えば未架橋のポリエチレンのよう
な合成樹脂材料のモールド成形により形成される。ま
た、TMJ法では、この絶縁体15は、同様な未架橋の
合成樹脂材料のテープを重ね巻きして形成される。
されている。絶縁体15は、圧縮接続子14を覆う一様
な外径の中央部およびその両端からそれぞれ対応するC
V電力ケーブル11の絶縁層12に沿って外方へ伸びる
テーパ状の先細りの両端部を備える。この絶縁体15
は、EMJ法では、例えば未架橋のポリエチレンのよう
な合成樹脂材料のモールド成形により形成される。ま
た、TMJ法では、この絶縁体15は、同様な未架橋の
合成樹脂材料のテープを重ね巻きして形成される。
【0014】未架橋の絶縁体15は、絶縁層12との一
体化のために架橋処理を受けるが、絶縁体15の架橋処
理に本発明に係る架橋処理装置10が用いられる。架橋
処理装置10は、絶縁体15を覆って配置される全体に
筒状の形状維持金具16と、形状維持金具16と絶縁体
15との間に配置される補助具17と、架橋釜18とを
備える。
体化のために架橋処理を受けるが、絶縁体15の架橋処
理に本発明に係る架橋処理装置10が用いられる。架橋
処理装置10は、絶縁体15を覆って配置される全体に
筒状の形状維持金具16と、形状維持金具16と絶縁体
15との間に配置される補助具17と、架橋釜18とを
備える。
【0015】補助具17は、全体に絶縁体15を覆う筒
状を呈し、内層部19Aおよび外層部19Bを有し、そ
の間に筒状の気密室19Cを規定する密封体19と、気
密室19C内に封入された充填材20とを備える。
状を呈し、内層部19Aおよび外層部19Bを有し、そ
の間に筒状の気密室19Cを規定する密封体19と、気
密室19C内に封入された充填材20とを備える。
【0016】密封体19は、絶縁体15の架橋処理温度
に耐える耐熱性を有し、かつ可撓性を有する密封材料、
例えばシリコン樹脂材料からなる。また、充填材20
は、絶縁体15の架橋温度で、この絶縁体15よりも高
い流動性を示す材料である。そのような材料として、例
えば、エチレン−酢酸共重合体(EVA)、エチレン−
エチルアクリレート共重合体(EEA)、固形パラフィ
ンのような高流動性ポリオレフィン樹脂材料がある。こ
のような充填材20は、融点が120度以下であり、そ
の溶融状態での流動率が1を越えるものが望ましい。
に耐える耐熱性を有し、かつ可撓性を有する密封材料、
例えばシリコン樹脂材料からなる。また、充填材20
は、絶縁体15の架橋温度で、この絶縁体15よりも高
い流動性を示す材料である。そのような材料として、例
えば、エチレン−酢酸共重合体(EVA)、エチレン−
エチルアクリレート共重合体(EEA)、固形パラフィ
ンのような高流動性ポリオレフィン樹脂材料がある。こ
のような充填材20は、融点が120度以下であり、そ
の溶融状態での流動率が1を越えるものが望ましい。
【0017】密封体19を2枚の熱収縮性シリコン樹脂
チューブ19A、19Bと、両チューブ19A、19B
の両端を封止するシールテープ21とから構成すること
ができる。まず、内層部を構成する熱収縮性シリコン樹
脂チューブ19Aを、このチューブ19Aが絶縁体15
および端部近傍の絶縁層12を覆うように配置した後、
このチューブ19Aを適性に加熱して絶縁体15に密着
させる。チューブ19Aの外周面に例えば高流動性オレ
フィン樹脂材料から成る線状あるいはテープ状の充填材
20を巻付ける。この充填材20を覆うように、外層部
を構成する熱収縮性シリコン樹脂チューブ19Bを配置
し、適性に加熱して収縮させる。その後、両チューブ1
9A、19Bの両端をシールテープ21により封止す
る。これにより、絶縁体15を取り巻いて、内部に充填
材20を密封した袋状の密封体19すなわち補助具17
を配置することができる。
チューブ19A、19Bと、両チューブ19A、19B
の両端を封止するシールテープ21とから構成すること
ができる。まず、内層部を構成する熱収縮性シリコン樹
脂チューブ19Aを、このチューブ19Aが絶縁体15
および端部近傍の絶縁層12を覆うように配置した後、
このチューブ19Aを適性に加熱して絶縁体15に密着
させる。チューブ19Aの外周面に例えば高流動性オレ
フィン樹脂材料から成る線状あるいはテープ状の充填材
20を巻付ける。この充填材20を覆うように、外層部
を構成する熱収縮性シリコン樹脂チューブ19Bを配置
し、適性に加熱して収縮させる。その後、両チューブ1
9A、19Bの両端をシールテープ21により封止す
る。これにより、絶縁体15を取り巻いて、内部に充填
材20を密封した袋状の密封体19すなわち補助具17
を配置することができる。
【0018】補助具17を配置した後、この補助具17
を介して絶縁体15を取り巻くように、筒状の形状維持
金具16が配置される。形状維持金具16は従来よく知
られているように、例えば横断面が半円形状の半割部分
を互いに対向させて筒状に組み合せられ、図示しない加
熱手段が組み込まれている。
を介して絶縁体15を取り巻くように、筒状の形状維持
金具16が配置される。形状維持金具16は従来よく知
られているように、例えば横断面が半円形状の半割部分
を互いに対向させて筒状に組み合せられ、図示しない加
熱手段が組み込まれている。
【0019】形状維持金具16および補助具17を組み
付けた状態で、CV電力ケーブル11の接続部は、例え
ば従来よく知られた窒素ガスのような不活性ガス雰囲気
流の架橋釜18内に配置される。架橋釜18内の不活性
ガス雰囲気中で、形状維持金具16に組み込まれた前記
加熱手段により、絶縁体15は架橋温度に加熱される。
付けた状態で、CV電力ケーブル11の接続部は、例え
ば従来よく知られた窒素ガスのような不活性ガス雰囲気
流の架橋釜18内に配置される。架橋釜18内の不活性
ガス雰囲気中で、形状維持金具16に組み込まれた前記
加熱手段により、絶縁体15は架橋温度に加熱される。
【0020】絶縁体15が加熱されると、これと共に補
助具17の密封体19の気密室19C内に封入された充
填材20も加熱される。この充填材20は、架橋温度で
絶縁体が示す流動性よりも高い流動性を示す。また充填
材20を収容する密封体19は可撓性を示す。そのた
め、加熱された絶縁体15が膨張を始め、この絶縁体1
5の膨張により、絶縁体15と形状維持金具16との間
で充填材20が密封体19を経て部分的に圧縮力を受け
ると、充填材20自体は、絶縁体15の変形を拘束する
ことなく、より広い空隙部分へ向けてその空隙を充填す
べく密封体19内で移動する。
助具17の密封体19の気密室19C内に封入された充
填材20も加熱される。この充填材20は、架橋温度で
絶縁体が示す流動性よりも高い流動性を示す。また充填
材20を収容する密封体19は可撓性を示す。そのた
め、加熱された絶縁体15が膨張を始め、この絶縁体1
5の膨張により、絶縁体15と形状維持金具16との間
で充填材20が密封体19を経て部分的に圧縮力を受け
ると、充填材20自体は、絶縁体15の変形を拘束する
ことなく、より広い空隙部分へ向けてその空隙を充填す
べく密封体19内で移動する。
【0021】従って、補助具17は、絶縁体15の変形
を拘束することなく、架橋処理を受ける絶縁体15と形
状維持金具16との間隙を適正に充填することから、こ
の間隙補正のためのテープ巻付け作業のような煩雑な調
整作業を必要とすることなく、絶縁体15の架橋処理の
間、この絶縁体15の外周面にほぼ均等な圧力を作用さ
せることができる。その結果、絶縁体15とケーブル絶
縁層12との界面に、架橋接着に必要な圧力をほぼ均等
に作用させることができ、これにより絶縁体の表面に補
正テープによる巻跡を残すことなく、絶縁体15とケー
ブル絶縁層12との均質な結合を図ることができ、電気
絶縁特性に優れた電気接続部を比較的容易に形成するこ
とができる。
を拘束することなく、架橋処理を受ける絶縁体15と形
状維持金具16との間隙を適正に充填することから、こ
の間隙補正のためのテープ巻付け作業のような煩雑な調
整作業を必要とすることなく、絶縁体15の架橋処理の
間、この絶縁体15の外周面にほぼ均等な圧力を作用さ
せることができる。その結果、絶縁体15とケーブル絶
縁層12との界面に、架橋接着に必要な圧力をほぼ均等
に作用させることができ、これにより絶縁体の表面に補
正テープによる巻跡を残すことなく、絶縁体15とケー
ブル絶縁層12との均質な結合を図ることができ、電気
絶縁特性に優れた電気接続部を比較的容易に形成するこ
とができる。
【0022】絶縁体15の架橋処理に際し、架橋釜18
を不要とすることができるが、前記したように不活性ガ
ス雰囲気下で架橋処理することが、電気接続部の耐圧性
を高める上で望ましい。また、形状維持金具16に加熱
手段を組み込んだ例について説明したが、この加熱手段
を形状維持金具16と別体とすることができる。
を不要とすることができるが、前記したように不活性ガ
ス雰囲気下で架橋処理することが、電気接続部の耐圧性
を高める上で望ましい。また、形状維持金具16に加熱
手段を組み込んだ例について説明したが、この加熱手段
を形状維持金具16と別体とすることができる。
【0023】本発明は以上の実施例に限定されない。本
発明をEMJ法およびTMJ法に使用した例について説
明したが、これに限らず合成樹脂材料からなる未架橋あ
るいは半架橋の絶縁体を予め工場で成形し、このプレモ
ールド絶縁体をケーブル接続現場で架橋するいわゆるB
MJ法にも適用することができる。さらに、密封体とし
て、適正な耐熱性および可撓性を有するシート材料を適
宜選択することができ、また、充填材を予め密封体に封
入しておくことにより、この充填材として常温で液状を
呈する材料を使用することもできる。
発明をEMJ法およびTMJ法に使用した例について説
明したが、これに限らず合成樹脂材料からなる未架橋あ
るいは半架橋の絶縁体を予め工場で成形し、このプレモ
ールド絶縁体をケーブル接続現場で架橋するいわゆるB
MJ法にも適用することができる。さらに、密封体とし
て、適正な耐熱性および可撓性を有するシート材料を適
宜選択することができ、また、充填材を予め密封体に封
入しておくことにより、この充填材として常温で液状を
呈する材料を使用することもできる。
【0024】
【発明の効果】以上説明した本発明の補助具では、袋状
の密封体に収容され、絶縁体の架橋温度でこの絶縁体よ
りも高い流動性を示す充填材が、架橋処理により膨張を
始める絶縁体と形状維持金具との間で、密封体を経て部
分的に圧縮力を受けると、絶縁体の変形を拘束すること
なく、より広い空隙部分へ向けてその空隙を充填すべく
密封体内で移動することから、補助具は、架橋処理を受
ける絶縁体と形状維持金具との間隙を適正に充填し、こ
れにより、架橋処理を受ける絶縁体は、この補助具を経
て、ほぼ均等な圧力を受ける。
の密封体に収容され、絶縁体の架橋温度でこの絶縁体よ
りも高い流動性を示す充填材が、架橋処理により膨張を
始める絶縁体と形状維持金具との間で、密封体を経て部
分的に圧縮力を受けると、絶縁体の変形を拘束すること
なく、より広い空隙部分へ向けてその空隙を充填すべく
密封体内で移動することから、補助具は、架橋処理を受
ける絶縁体と形状維持金具との間隙を適正に充填し、こ
れにより、架橋処理を受ける絶縁体は、この補助具を経
て、ほぼ均等な圧力を受ける。
【0025】従って、本発明の補助具によれば、従来の
ような煩雑な調整作業を必要とすることなく、また電気
絶縁性の低下を招くテープの巻き跡を残すことなく、絶
縁体とケーブル絶縁層との界面に、架橋接着に必要な圧
力をほぼ均等に作用させることができる。また、この補
助具を含む本発明の架橋処理装置によれば、絶縁体とケ
ーブル絶縁層との均質な結合を図ることにより、電気絶
縁特性に優れた電気接続部を比較的容易に形成すること
ができる。
ような煩雑な調整作業を必要とすることなく、また電気
絶縁性の低下を招くテープの巻き跡を残すことなく、絶
縁体とケーブル絶縁層との界面に、架橋接着に必要な圧
力をほぼ均等に作用させることができる。また、この補
助具を含む本発明の架橋処理装置によれば、絶縁体とケ
ーブル絶縁層との均質な結合を図ることにより、電気絶
縁特性に優れた電気接続部を比較的容易に形成すること
ができる。
【図1】本発明に係る架橋処理装置の一部を示す縦断面
図である。
図である。
10 架橋処理装置 11 電力ケーブル 15 絶縁体 16 形状維持金具 17 補助具 19 密封体 20 充填材
Claims (3)
- 【請求項1】 電力ケーブル接続部を覆って配置される
合成樹脂材料から成る絶縁体の架橋処理に際し、該絶縁
体とこれを覆って配置される形状維持金具との間に配置
される補助具であって、 前記絶縁体の架橋処理温度に耐える耐熱性および可撓性
を有する袋状の密封体と、 該密封体内に収容され、少なくとも前記絶縁体の架橋温
度で該絶縁体が示す流動性よりも高い流動性を示す充填
材とを備える、ケーブル接続部の絶縁体架橋処理用補助
具。 - 【請求項2】 前記充填材は、常温で固体であり、融点
が120度以下でその溶融状態での流動率が1を越える
高流動性ポリオレフィン樹脂材料から成る請求項1記載
のケーブル接続部の絶縁体架橋処理用補助具。 - 【請求項3】 電力ケーブル接続部を覆って配置される
合成樹脂材料から成る絶縁体の架橋処理に際し該絶縁体
を覆って配置される形状維持金具と、 該形状維持金具と前記絶縁体との間に配置される補助具
とを含み、 該補助具は、前記絶縁体の架橋処理温度に耐える耐熱性
および可撓性を有する袋状の密封体と、該密封体内に収
容され、少なくとも前記絶縁体の架橋温度で該絶縁体が
示す流動性よりも高い流動性を示す充填材とを備える、
ケーブル接続部の架橋処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7172701A JPH099450A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 絶縁体架橋処理用補助具及び架橋処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7172701A JPH099450A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 絶縁体架橋処理用補助具及び架橋処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH099450A true JPH099450A (ja) | 1997-01-10 |
Family
ID=15946750
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7172701A Pending JPH099450A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 絶縁体架橋処理用補助具及び架橋処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH099450A (ja) |
-
1995
- 1995-06-15 JP JP7172701A patent/JPH099450A/ja active Pending
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