JPH0994930A - 農業用積層フィルム - Google Patents

農業用積層フィルム

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JPH0994930A
JPH0994930A JP7276982A JP27698295A JPH0994930A JP H0994930 A JPH0994930 A JP H0994930A JP 7276982 A JP7276982 A JP 7276982A JP 27698295 A JP27698295 A JP 27698295A JP H0994930 A JPH0994930 A JP H0994930A
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Japan
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weight
film
layer
ethylene
copolymer
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JP7276982A
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Inventor
Shuji Sakamoto
秀志 坂本
Toru Katsuura
徹 勝浦
Yuichi Sekiguchi
雄一 関口
Masaki Mineo
正樹 峰尾
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JNC Corp
Original Assignee
Chisso Corp
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Publication date
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハウスやトンネルに展張した際に、防
曇持続性が優れ、ハウス外面が汚れ難い特性(防塵性)
を有する農業用積層フィルムを提供す。 【解決手段】 オレフィン系樹脂を主成分とした中間
層A、該中間層Aの内面に密度0.94〜0.97g/cm3の高密
度ポリエチレンを主成分とし弾性共重合体の含有率X1
が5<X1≦40重量%である内層Bが積層され、該中
間層Aの外面に密度0.94〜0.97g/cm3の高密度ポリエチ
レンを主成分とし弾性共重合体の含有率X2が0≦X2<
X1重量%である外層B’が積層された構造であって、
かつ、中間層Aおよび内層Bの少なくとも1層に1種以
上の防曇剤が含まれた農業用積層フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は農業用積層フィルム
に関する。更に詳しくは、ハウスやトンネルに展張した
際に、防曇持続性が優れ、ハウス外面が汚れ難い特性
(防塵性)を有する農業用積層フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】農業用ハウスやトンネル等の施設園芸の
被覆資材として多量のプラスチックフィルムが使用され
ており、代表的なものにポリ塩化ビニルフィルム(以下
農ビと称す)、ポリエチレンフィルム(以下農ポリと称
す)、エチレン酢酸ビニル共重合体フィルム(以下農酢
ビと称す)等が挙げられるが、なかでも農ビは、保温
性、透明性、強靱性、防曇性、ハウス密着性および経済
性等に優れており、最も多く使用されている。しかし、
農ビはフィルム中に含まれる可塑剤が表面にブリードア
ウトしベタツキが発生することにより作業性および防塵
性が劣るうえ、最近、焼却廃棄時に有害ガスを発生する
等の諸問題が起こりつつあり、その代替品が望まれてい
る。
【0003】一方、農ポリ、農酢ビは、作業性、防塵性
および廃棄処理の点で農ビより利点があるにもかかわら
ず、防曇持続性、透明性、強靱性およびハウス密着性等
が劣るという問題があった。なかでもエチレン系重合体
からなる農ポリは、極性基を持たないことから防曇性の
付与及び防曇持続性に問題があった。一般に、防曇性を
付与していない農業フィルムをハウスまたはトンネル等
の被覆資材として用いた場合、土壌中の水分が蒸発した
水分が被覆フィルム内外の温度差によりフィルム内面に
凝縮して水滴を形成し、この水滴によりフィルムが曇っ
て太陽光線の一部を反射するためフィルムを透過する光
線量が減少することからハウスまたはトンネル内の温度
上昇効果を低下させる。また、フィルム内面に凝縮した
水滴は、栽培作物上に落下し、幼芽、幼苗を痛めたり、
また、病害発生のもととなるなどの悪影響がある。これ
らの悪影響に対し、フィルムに防曇剤の作用を示す界面
活性剤を練り混んだものが用いられており、この防曇剤
は、蒸発した水分がフィルム表面に水滴として滞留する
のを防ぎ、水滴を膜状に広げ、フィルム内側表面に沿っ
て流下させる作用を行うものである。防曇性を有する農
業用フィルムは、練り込まれた防曇剤が、フィルム内部
より表面に沿って拡散浸出し、フィルム表面に配位され
て表面活性作用を発揮するものである。しかし、フィル
ム表面に出た防曇剤は使用中に水滴によって流されてし
まうので、フィルムの防曇性を持続させるには防曇剤を
常にフィルム内部より表面に向かって移行させる必要が
ある。防曇性フィルムはこの防曇効果が長いほど、即ち
防曇持続性に富んだものほど実際上好ましいことは明か
である。このような防曇効果の長いフィルムを製造する
ためには、一般にフィルム製造時に防曇剤を多量に添加
するか、またはフィルム製膜後にフィルム内部より表面
への移行速度の緩やかな防曇剤を選択使用することが試
みられている。しかしながら、前者すなわちフィルム製
造時に防曇剤を多量添加する方法は、防曇持続上有効で
はあるが、フィルム製膜直後に表面への移行量が激し
く、防曇剤の白化に起因する透明性の低下やフィルム同
志の粘着等の問題があり、実際にはある一定量以上に増
やすことは困難であり、また、後者の方法の場合も、防
曇効果があり、かつ、この防曇効果が長期間にわたって
持続されるような防曇剤は、実際には見いだされていな
い。
【0004】本発明は、かかる状況に鑑み、オレフィン
系樹脂を主成分とした中間層の内外面に高密度ポリエチ
レンを主成分とした内外層が積層され、内層と中間層の
少なくとも1層に防曇剤が添加された構成において、内
外層へ特定量の弾性共重合体を添加することにより防曇
性、防曇持続性に優れ、また、防塵性にも優れた農業用
フィルムを提供することを可能とした。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を有
する。 (1)オレフィン系樹脂を主成分とした中間層Aの内面
に、密度0.94〜0.97g/cm3の高密度ポリエチレンを主成
分とし弾性共重合体の含有率X1が5<X1≦40重量%
である内層Bが積層され、該中間層Aの外面に密度0.94
〜0.97g/cm3の高密度ポリエチレンを主成分とし弾性共
重合体の含有率X2が0≦X2<X1重量%である外層
B’が積層された構造であって、かつ、中間層Aおよび
内層Bの少なくとも1層に1種以上の防曇剤が含まれた
農業用積層フィルム。 (2)高密度ポリエチレンが、メルトフローレイト(190
℃、2.16kgf)が0.1〜5.0g/10分であって、重量平均分子
量Mwと数平均分子量Mnの比率Mw/Mnが3〜10
の範囲である前記第1項記載の農業用積層フィルム。 (3)内層Bおよび外層B’に無機質フィラーが0.5〜2
0重量%含まれている前記第1項記載の農業用積層フィ
ルム。
【0006】以下本発明を詳細に説明する。本発明で用
いられる中間層Aは、単層であっても二層以上の多層で
あっても構わない。二層以上の場合は、例えば、防曇層
と保温層の積層、防曇層、フィルム強度向上層および保
温層との積層、異種ポリマー層と接着層の積層等が挙げ
られる。
【0007】中間層Aに用いられるオレフィン系樹脂と
しては、α−オレフィンの単独重合体やα−オレフィン
を主成分とする異種単量体との共重合体であり、例え
ば、プロピレン単独重合体やエチレン、1−ブテン、1
−ペンテン、1−ヘキセンとの共重合体であるプロピレ
ン系重合体、エチレン単独重合体や1−ブテン、1−ペ
ンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1
−オクテン、酢酸ビニルとの共重合体であるエチレン系
重合体が挙げられるが、柔軟性や耐候性及び透明性を向
上させるためにも、また、価格の点からもエチレン系重
合体が好んで用いられ、これらの樹脂は単独で用いて
も、2種以上を混合して用いてもよい。なお、本発明で
の主成分とは樹脂成分中の最も多い重量配合の成分をさ
す。
【0008】これらの中で、密度0.88〜0.935g/cm3のエ
チレン系重合体は、適度な柔軟性及び透明性を有するこ
とから好適に用いられるが、メルトフローレイト(190
℃、2.16kgf)が0.1g/10分以下のものは製膜加工性の問
題があり、また、5g/10分以上のものは強度面の低下が
あることから、メルトフローレイト(190℃、2.16kgf)が
0.1g/10分以上であって5g/10分以下のものが望ましい。
【0009】また、中間層Aに用いられるオレフィン系
樹脂には弾性重合体を添加することができる。これによ
り柔軟性を付与させ、防曇性の持続性を向上させること
ができる。弾性共重合体としては、エチレン−プロピレ
ン共重合体、ポリブタジエン重合体、スチレン−ブタジ
エン共重合体、スチレン−エチレン−ブチレン共重合
体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、スチレン
−イソプレン共重合体等の公知の弾性重合体を挙げるこ
とができるが、中間層Aの主成分がエチレン系重合体の
場合には透明性を維持させるためにエチレン−プロピレ
ン弾性共重合体やスチレン−エチレン−ブチレン共重合
体を用いることが好ましい。
【0010】また、弾性重合体としてエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体は柔軟性を向上させる目的で使用され、酢
酸ビニル含有量が30重量%以下5重量%以上であって、
メルトインデックスが0.1g/10分以上5g/10分以下のもの
が好ましい。酢酸ビニル含有量が30重量%以上のものは
加工性が低下し、5重量%以下のものはその他のエチレ
ン系重合体と同等の特性しか得られない結果となる。ま
た、メルトインデックスが0.1g/10分以下のものは製膜
加工性が低下し、5g/10分以上では強度低下を来す。
【0011】本発明において樹脂層BおよびB’は高密
度ポリエチレンを主成分とするが、これにより表面の耐
受傷性向上が図られ、大気中の砂や塵埃等に起因する受
傷・汚れ付着を抑え、また、ハウスやトンネル等の骨材
に接触した場合にも受傷し難い等の効果がある。高密度
ポリエチレンは、エチレンの単独重合体だけでなく、プ
ロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、
4−メチル−1−ペンテン、1−オクテンなどのα−オ
レフィンとのエチレン共重合体であっても構わないが、
密度0.94〜0.97g/cm3のものが用いられる。メルトフロ
ーレイト(以下MFR(190℃、2.16kgf)と称す)は0.01
〜5.0g/10分のものが用いられ、MFR(190℃、2.16kg
f)が0.01g/10分以下では製膜成形性に劣り、また、5.0g
/10分を越えるものは十分なフィルム引裂き強度が得ら
れ難くなる。また、透明性の観点からは、MFR(190
℃、2.16kgf)が0.1g/10分未満のものは透明性が劣るこ
とからMFR(190℃、2.16kgf)が0.1g/10分以上のもの
が好適に用いらる。高密度ポリエチレンの分子量分布は
特に限定されるものではないが、フィルムの透明性が要
求される場合には、重量平均分子量Mwと数平均分子量
Mnの比率Mw/Mnが3〜10の範囲にあるものが好適
に用いられる。3未満のものは、樹脂そのものの製造が
容易ではなく、また、10を越えるものについては、透
明性が得られ難い。これらの高密度ポリエチレンには、
必要に応じ、密度0.91〜0.93g/cm3の低密度ポリエチレ
ンや直鎖状低密度ポリエチレン、密度0.87〜0.91g/cm3
の超低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−アクリレート共重合体、エチレン−メタ
クリレート共重合体等を適宜添加することができる。
【0012】樹脂層BおよびB’に用いられる弾性重合
体としては、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン
−ブチレン共重合体、ポリブタジエン重合体、スチレン
−ブタジエン共重合体、スチレン−エチレン−ブチレン
共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、ス
チレン−イソプレン共重合体等の公知の弾性共重合体を
挙げることができるが、エチレン−ポリプロピレン弾性
共重合体若しくはスチレン−エチレン−ブチレン共重合
体を高密度ポリエチレンに添加した場合、透明性を低下
させることなく柔軟性や弾性回復等の向上が図られるこ
とから好適に用いられる。なお、これらの弾性共重合体
は単独で用いても、2種以上併用して用いても構わな
い。
【0013】また、オレフィン系樹脂を主成分とした中
間層の内外面に高密度ポリエチレンを主成分とした内外
層が積層され、内層と中間層の少なくとも1層に防曇剤
が添加された構成において、内層への弾性重合体の添加
量X1は、5〜40重量%が望ましく、外層への弾性重合
体の添加量X2は、X1重量%未満であることが望まし
い。X1が5%未満では、充分な防曇持続性が得られ
ず、また、40重量%を越える場合には、フィルムの強度
低下やフィルム同士の密着による作業性不良を来すこと
となる。また、X2がX1以上の場合には、効果的な防曇
持続性が得られないだけでなく、ハウス外面の防塵効果
が低下することとなる。
【0014】本発明で用いられる防曇剤としては、ノニ
オン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、アニオン系
界面活性剤、両性界面活性剤が挙げられ、これらの中
で、エチレン系重合体およびエチレン−プロピレン弾性
共重合体と比較的相溶性が高いノニオン系界面活性剤が
好適に用いられるが、初期および低温時の防曇性等の改
質を目的として、カチオン系面活性剤、アニオン系界面
活性剤等も併用して用いられる。ノニオン系界面活性剤
としては、ポリエチレングリコールノニルフェニルエー
テル、ポリエチレングリコールステアリルエーテル等の
ポリエチレングリコールのエーテル類、ポリエチレング
リコールステアレート、ポリエチレングリコールジラウ
レート等のポリエチレングリコールのカルボン酸エステ
ル類、グリセリンモノステアレート、ソルビタンモノパ
ルミテート、ソルビタントリステアレート等の多価アル
コールの部分カルボン酸エステル類、ソルビタンモノス
テアレートのポリオキシエチレン誘導体、ソルビタンモ
ノラウレートのポリオキシエチレン誘導体等の多価アル
コールの部分カルボン酸エステルのポリオキシエチレン
誘導体、N,N−ジ−(ヒドロキシエチル)−ラウリル
アミド、N−(2−ヒドロキシプロピル)−ステアロア
ミド等のアミド誘導体類等が挙げられる。カチオン系界
面活性剤としては、ラウリルトリメチルアンモニウムク
ロライド、N,N−ジメチル−N−(ヒドロキシエチ
ル)−3−(ステアロアミド)−プロピルアンモニウム
ナイトレート等の四級アンモニウム塩類、2−オクタデ
シル−(ヒドロキシエチル)−2−イミダゾリン等のイ
ミダゾリン誘導体、N,N−ジエチル−(ステアロアミ
ド)−メチルアミン塩酸塩、ポリオキシエチレンステア
リルアミン等のアミン類などが挙げられる。アニオン系
界面活性剤としては、ラウリルリン酸ナトリウム、ポリ
オキシエチレン−ラウリルリン酸ナトリウム等のリン酸
エステル類、ラウリル硫酸ナトリウム、硫酸化オレイン
酸のナトリウム塩等の硫酸エステル類、ステアリルスル
ホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸トリエ
タノールアミン塩、ジオクチルスルホサクシネートのナ
トリウム塩等のスルホン酸塩類などが挙げられる。
【0015】本発明の農業用積層フィルムに防曇剤を添
加する場合、防曇持続性を向上させる目的から内層だけ
ではなく中間層へも添加することが望ましい。また、外
層へ添加しても構わないが、防曇剤のブリードアウトに
より汚れが付着しやすくなる。防曇剤の内層への添加量
は、0.5〜2重量%の範囲が望ましく、0.5重量%未満で
は、防曇性の発現が十分ではなく、また、2重量%を超
える場合には、フィルム製膜直後から防曇剤の表面への
移行が顕著となり、ベタツキや透明性低下が問題とな
る。また、防曇剤の中間層への添加量は、1〜5重量%
の範囲が望ましく、1重量%未満では、防曇持続性が十
分ではなく、また、5重量%を超える場合には、フィル
ム製膜直後から防曇剤の表面への移行が顕著となり、ベ
タツキや透明性低下が問題となる。
【0016】本発明において、無機質フィラーは引裂き
強度向上の目的から、樹脂層BおよびB’に0.5〜20重
量%の範囲で添加される。0.5重量%未満では引裂き強
度改良効果は得られ難く20重量%を超える場合には、フ
ィルム物性が劣ったり、フィルムの内部ヘイズを上昇す
ることから好ましくない。
【0017】無機質フィラーの形状は球状が好ましく、
平均粒径は0.1μ〜10μ程度のものが好適に用いられ
る。平均粒径が0.1μ未満では嵩高となるため作業性が
悪く、10μを越えるものについてはフィルムの穴空きや
ブツ等が発生することから好ましくない。
【0018】無機質フィラー種類としては、酸化珪素、
珪酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸カルシウム
等の珪酸化合物、アルミノ珪酸カルシウム、アルミノ珪
酸ナトリウム、アルミノ珪酸カリウム等のアルミノ珪酸
化合物、アルミナ、アルミン酸ナトリウム、アルミン酸
カリウム、アルミン酸カルシウム等のアルミン酸化合
物、炭酸カルシウム、一般式(1)で示されるハイドロタ
ルサイト類や一般式(2)で示されるリチウム・アルミニ
ウム複合水酸化物塩等の群から選ばれる1種以上の無機
フィラーが挙げられる。 一般式(1) M2+ 1-XAlX(OH)2(An-)X/n・mH2O (但し、M2+は、マグネシウム、カルシウムおよび亜鉛
よりなる群から選ばれた2価金属イオンを示し、An-
n価のアニオンを示し、Xおよびmは次の条件、0<X
0.5、0≦m≦2を満足する。) 一般式(2) 〔Al2Li(OH)6nX・mH20 (但し、式中Xは、無機または有機のアニオンであり、
nはアニオンXの価数であり、mは3以下の数であ
る。)
【0019】農業用積層フィルムの透明性は無機質フィ
ラーの種類によって異なり、エチレン系樹脂の屈折率と
無機質フィラーの屈折率の近いものほど透明性の低下が
少ないことから、透明性の観点からは前述の一般式(1)
および一般式(2)で示されるハイドロタルサイト類、リ
チウム・アルミニウム複合水酸化物塩やアルミニウムシ
リケート、水酸化アルミニウム等が好適に用いられる。
【0020】本発明に係わる積層フィルムの製造に際し
ては、常法に従い、保温剤、防霧剤、熱安定剤、酸化防
止剤、ヒンダードアミン系耐候性改良剤、紫外線吸収
剤、スリップ剤等の各種添加剤を添加してもよい。
【0021】本発明の農業用積層フィルムはインフレー
ション法もしくはTダイ法による共押出成形、ウェット
ラミネーション、ドライラミネーション、ホットメルト
ラミネーション、押出コーティングラミネーション等の
公知の積層技術により製造することができるが、生産性
の優れたインフレーション法もしくはTダイ法による共
押出成形ができる。また、フィルム成形後にコロナ放電
処理等により防曇性の発現効果を向上させても構わな
い。
【0022】本発明の農業用積層フィルムの厚みは、用
いる場所や耐用年数等により異なるが、一般に0.05〜0.
20mm程度のものが好適に用いられる。また、内層Bおよ
び外層B’の厚みは特に限定されるものではなく、要求
される防曇持続性、柔軟性および積層フィルムの総厚み
等により決定される。
【0023】
【実施例】以下、実施例、比較例により本発明を具体的
に説明するが、本発明はこれにより限定されるものでは
ない。実施例および比較例を表に示し、メルトフローレ
イト(MFR)はJIS−K−7210に規定された方
法で測定した値を示した。低温防曇性(10℃法)は、傾斜
10度、直径3インチの天窓を有するウオーターバスの天窓に
フィルムサンプルの内層面が下方になるようにフィルム
サンプルを固定し、水温を10℃に保ったまま0℃の恒温
層に1昼夜放置し、A(均一な水膜ができており優れて
いる)、B(水膜が若干不均一であるが実使用可能)、
C(有滴化しており実使用不可)の3ランクにて評価し
た。温水防曇持続性(45℃)は、傾斜10度、直径3インチの天
窓を有するウオーターバスの天窓にフィルムサンプルの
内層面が下方になるようにフィルムサンプルを固定し、
水温を45℃に保ったまま23℃の恒温室に放置し、内層面
の防曇性が維持されるまでの期間を評価した。防塵性
は、屋外圃場の縦30cm×横50cm×高さ30cmのフレームに
フィルムサンプルを固定し、3ヶ月経過後のフレーム側
面のフィルムサンプルの曇価測定により評価した。ま
た、透明性はJIS−K−7105に準拠してヘイズメ
ーターを用い製膜直後のフィルムの曇価および全光線透
過率を測定し透明性の尺度とした。引裂き強度及び引張
強度は、JIS−K−6781に準拠して測定した。展
張作業性については、ハウスに展張する際のベタツキに
起因する作業性不良の問題に対し、A(優れている)、
B(若干問題があるが実使用可能)、C(実使用不可)
の3ランクにて評価した。
【0024】実施例1 65φ押出機1台と40φ押出機2台を有する3種3層
フィルムが成形可能な3層インフレーションフィルム成
形装置(リッフ゜クリアランス2mm)を用い、MFR(190℃、2.16kgf)
=2.0g/10分、密度ρ=0.95g/cm3、酢酸ビニル含有量=
15重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体を主成分と
し、防曇剤(商品名;KFG561、花王(株)製)3重量%、
無機質フィラーとしてハイドロタルサイト化合物(商品
名;DHT-4A、協和化学(株)製)5重量%、フッ素系防霧
剤0.15重量%、ヒンダードアミン系耐候剤0.2重量%、
フェノール系安定剤0.1重量%、リン系安定剤0.1重量%
が含まれた樹脂組成物を65φ押出機へ投入し中間層A
とし、MFR(190℃、2.16kgf)=0.45g/10分、Mw/M
n=4.7、密度0.945の高密度ポリエチレン(丸
善ポリマー(株)製 商品名;MZ9050)を主成分とし、
弾性重合体としてMFR(230℃、2.16kgf)=0.91g/10分
のスチレン−エチレン−ブチレン系共重合体(日本合成
ゴム工業(株)製 商品名;タ゛イナロン4600P)20重量%、無
機質フィラーとして平均粒径が0.4μmの合成ハイト゛ロタルサイ
ト(協和化学工業(株)製 商品名;DHT-4A-2)1重量%、
ヒンダードアミン系耐候剤0.2重量%、フェノール系安
定剤0.1重量%、リン系安定剤0.1重量%が含まれた樹脂
組成物を一方の40φ押出機へ投入し内層Bとし、MF
R(190℃、2.16kgf)=0.45g/10分、Mw/Mn=4.
7、密度0.945の高密度ポリエチレン(丸善ポリマ
ー(株)製 商品名;MZ9050)を主成分とし、弾性重合
体としてMFR(230℃、2.16kgf)=0.91g/10分のスチレ
ン−エチレン−ブチレン系共重合体(日本合成ゴム工業
(株)製 商品名;タ゛イナロン4600P)10重量%、無機質フィ
ラーとして平均粒径が0.4μmの合成ハイト゛ロタルサイト(協和化
学工業(株)製 商品名;DHT-4A-2)1重量%、ヒンダー
ドアミン系耐候剤0.2重量%、フェノール系安定剤0.1重
量%、リン系安定剤0.1重量%が含まれた樹脂組成物を
もう一方の40φ押出機へ投入し外層B’とし、中間層
A(厚み60μ)の内面に内層B(厚み20μ)が、外面に外層
B’(厚み20μ)が積層された構造を有する全厚み100μ
の三層積層フィルムをブロー比2.5の条件で得た。
【0025】実施例2〜4 内層Bにスチレン−エチレン−ブチレン系共重合体(日
本合成ゴム工業(株)(株)製 商品名;タ゛イナロン4600P)
を5、10、40重量%、外層B’にスチレン−エチレン−
ブチレン系共重合体(日本合成ゴム工業(株)製 商品
名;タ゛イナロン4600P)を各々0、5、20重量%とする以外は、
実施例1と同様に実施した。
【0026】実施例5〜10 内層Bおよび外層B’に添加する無機フィラーとしてハ
イドロタルサイト化合物(商品名;DHT-4A、協和化学
(株)製)を各々0、0.5、5.0、10、20、30重量%とする
以外は、実施例1と同様に実施した。
【0027】実施例11 内層Bおよび外層B’に添加する無機フィラーとしてハ
イドロタルサイト化合物(商品名;DHT-4A、協和化学
(株)製)の代わりにリチウム・アルミニウム複合水酸
化物塩(商品名;ミス゛カラック、水沢化学(株)製)を1重量%
とする以外は、実施例1と同様に実施した。
【0028】実施例12 内層Bおよび外層B’に、スチレン−エチレン−ブチレ
ン系共重合体(日本合成ゴム工業(株)製 商品名;タ゛イ
ナロン4600P)の替わりにエチレン−プロピレン弾性共重合
体(ムーニー粘度24ML1+4(100℃)、プロピレン含有量26
重量%、密度0.86g/cm3、商品名;EP02P、日本合成ゴム
(株)製)を用いる以外は実施例1と同様に実施した。
【0029】実施例13 中間層Aに、エチレン−酢酸ビニル共重合体の替わり
に、弾性重合体EP02P(日本合成コ゛ム工業(株)製)30重量
%含有したMFR(190℃、2.16kgf)=2.5g/10分、密度ρ
=0.92g/cm3のエチレン−1−ヘキセン共重合体を用い
た他は、実施例1と同様に実施した。
【0030】比較例1 内層Bおよび外層B’に添加するスチレン−エチレン−
ブチレン系共重合体(日本合成ゴム工業(株)製 商品
名;タ゛イナロン4600P)を20重量%とする以外は、実施例1と
同様に実施した。
【0031】比較例2〜4 内層Bにスチレン−エチレン−ブチレン系共重合体(日
本合成ゴム工業〓製商品名;タ゛イナロン4600P)を0、20、50
重量%、外層B’にスチレン−エチレン−ブチレン系共
重合体(日本合成ゴム工業(株)製 商品名;タ゛イナロン460
0P)を各々10、30、30重量%とする以外は、実施例1と
同様に実施した。
【0032】比較例5 内層B及び内層B’に、MFR(190℃、2.16kgf)=3.0g/
10分、密度ρ=0.95g/cm3、酢酸ビニル含有量=5重量%
のエチレン−酢酸ビニル共重合体を主成分とし、無機質
フィラーとして平均粒径が0.4μmの合成ハイト゛ロタルサイト(協
和化学工業(株)製 商品名;DHT-4A-2)1重量%、ヒン
ダードアミン系耐候剤0.2重量%、フェノール系安定剤
0.1重量%、リン系安定剤0.1重量%が含まれた樹脂組成
物を用いた他は実施例1と同様に実施した。
【0033】比較例6 内層B及び内層B’に、MFR(190℃、2.16kgf)=2.5g/
10分、密度ρ=0.92g/cm3のエチレン−1−ヘキセン共
重合体を主成分とし、無機質フィラーとして平均粒径が
0.4μmの合成ハイト゛ロタルサイト(協和化学工業(株)製 商品
名;DHT-4A-2)1重量%、ヒンダードアミン系耐候剤0.2
重量%、フェノール系安定剤0.1重量%、リン系安定剤
0.1重量%が含まれた樹脂組成物を用いた他は実施例1
と同様に実施した。
【0034】比較例7 内層Bおよび外層B’にスチレン−エチレン−ブチレン
系共重合体(日本合成ゴム工業(株)製 商品名;タ゛イナロ
ン4600P)を用いない他は実施例1と同様に実施した。得
られた農業用積層フィルムは、低温防曇性はC、高温防
曇持続性は5日、全光線透過率は92%、曇価は28.
0%、防塵性は32.1%、展張作業性はAであり、低
温防曇性及び高温防曇性や展張作業性に問題があり実用
に耐えなかった。
【0035】
【発明の効果】本発明の農業用積層フィルムは、オレフ
ィン系樹脂を主成分とした中間層の内外面に高密度ポリ
エチレンを主成分とした内外層が積層され、内層と中間
層の少なくとも1層に防曇剤が添加された構成におい
て、内外層へ特定量の弾性共重合体を添加することによ
り防曇持続性が長く、優れた防塵性を発揮することがで
き、また、無機質フィラーを添加することにより高密度
ポリエチレンを用いた際の引裂き強度低下を防止するこ
とができ、さらに縦横引裂き強度バランスがよく、高密
度ポリエチレンの耐受傷性や強靱性等の特徴を生かしな
がらハウス、トンネル等の農業用被覆材として好適に用
いることができる。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【0039】
【表4】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オレフィン系樹脂を主成分とした中間層
    A、該中間層Aの内面に密度0.94〜0.97g/cm3の高密度
    ポリエチレンを主成分とし弾性共重合体の含有率X1が
    5<X1≦40重量%である内層Bが積層され、該中間
    層Aの外面に密度0.94〜0.97g/cm3の高密度ポリエチレ
    ンを主成分とし弾性共重合体の含有率X2が0≦X2<X
    1重量%である外層B’が積層された構造であって、か
    つ、中間層Aおよび内層Bの少なくとも1層に1種以上
    の防曇剤が含まれた農業用積層フィルム。
  2. 【請求項2】高密度ポリエチレンが、メルトフローレイ
    ト(190℃、2.16kgf)が0.1〜5.0g/10分であって、重量平
    均分子量Mwと数平均分子量Mnの比率Mw/Mnが3
    〜10の範囲である請求項1記載の農業用積層フィル
    ム。
  3. 【請求項3】内層Bおよび外層B’に無機質フィラーが
    0.5〜20重量%含まれている請求項1記載の農業用積層
    フィルム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003088747A1 (en) 2002-04-22 2003-10-30 Polinas Plastic Of America, Inc. Multilayer oriented antimicrobial and antifogging films
JP2012025809A (ja) * 2010-07-21 2012-02-09 Sumitomo Chemical Co Ltd 樹脂フィルム
WO2025138083A1 (zh) * 2023-12-27 2025-07-03 东莞市正新包装制品有限公司 多层复合地膜及其制备方法

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WO2003088747A1 (en) 2002-04-22 2003-10-30 Polinas Plastic Of America, Inc. Multilayer oriented antimicrobial and antifogging films
JP2012025809A (ja) * 2010-07-21 2012-02-09 Sumitomo Chemical Co Ltd 樹脂フィルム
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