JPH0994952A - インクジェットヘッド - Google Patents
インクジェットヘッドInfo
- Publication number
- JPH0994952A JPH0994952A JP7251286A JP25128695A JPH0994952A JP H0994952 A JPH0994952 A JP H0994952A JP 7251286 A JP7251286 A JP 7251286A JP 25128695 A JP25128695 A JP 25128695A JP H0994952 A JPH0994952 A JP H0994952A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- flow path
- nozzle
- flow channel
- substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2202/00—Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
- B41J2202/01—Embodiments of or processes related to ink-jet heads
- B41J2202/10—Finger type piezoelectric elements
Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ノズルからインク滴を吐出後、迅速にインク
を補充してインクジェットヘッドの記録速度を向上させ
る。 【解決手段】 流路基板1に複数の流路溝部2を平行に
設け、側壁部3に形成された電極層4に電圧を印加する
ことにより、側壁部を変形させて、ノズル7からインク
滴を吐出させるヘッドにおいて、カバープレート5のイ
ンク流路の中央部にノズル7を設け、流路溝部の開口端
2aを有する両側部にインク流路と連通する共通インク
室部8aを備えたマニホールド部材8を固着してある。
各マニホールド部材8にはそれぞれインク供給孔8bを
備えており、インクがインク流路の両端からノズル7に
向って流入するため、インクの供給速度が迅速化する。
インク吐出直後にノズル内部に生じる負圧・インク不足
は直ちに解消し次の吐出動作が行えるため、高速記録が
可能になる。
を補充してインクジェットヘッドの記録速度を向上させ
る。 【解決手段】 流路基板1に複数の流路溝部2を平行に
設け、側壁部3に形成された電極層4に電圧を印加する
ことにより、側壁部を変形させて、ノズル7からインク
滴を吐出させるヘッドにおいて、カバープレート5のイ
ンク流路の中央部にノズル7を設け、流路溝部の開口端
2aを有する両側部にインク流路と連通する共通インク
室部8aを備えたマニホールド部材8を固着してある。
各マニホールド部材8にはそれぞれインク供給孔8bを
備えており、インクがインク流路の両端からノズル7に
向って流入するため、インクの供給速度が迅速化する。
インク吐出直後にノズル内部に生じる負圧・インク不足
は直ちに解消し次の吐出動作が行えるため、高速記録が
可能になる。
Description
【0001】
【発明の技術分野】本発明は,インクジェットヘッドに
関するものである。
関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェットヘッドには、周知の通り
圧電部材などによってインク流路に供給されたインクに
エネルギーを付与して、インク流路の先端部に設けられ
たノズルからインク滴を吐出させるもの(オン・デマン
ド型)等種々の形式のものがある。
圧電部材などによってインク流路に供給されたインクに
エネルギーを付与して、インク流路の先端部に設けられ
たノズルからインク滴を吐出させるもの(オン・デマン
ド型)等種々の形式のものがある。
【0003】最近では、圧電材料そのものにインク流路
を形成し、インク流路の隔壁を振動させることによっ
て、ノズルからインク滴を吐出させるようにしたいわゆ
るせん断モード型のインクジェットヘッドが提案されて
いる(例えば特開平2−150355号公報)。
を形成し、インク流路の隔壁を振動させることによっ
て、ノズルからインク滴を吐出させるようにしたいわゆ
るせん断モード型のインクジェットヘッドが提案されて
いる(例えば特開平2−150355号公報)。
【0004】この従来例は、図7に示すように、PZT
などの圧電性部材からなる流路基板81に複数の平行な
流路溝部82を形成し、その一端が流路基板の一辺に開
口するようにしてある。平行に設けられた各流路溝部8
2の側壁部83には、電極層84が形成してある。電極
層84の一部は、流路基板81の上面にも延出されて接
続端子部84aとなっている。流路基板81の流路溝部
形成面上にカバープレート85を被せ、両者を接合する
ことによって流路溝部82とカバープレート85によっ
て塞がれた空間にインク流路が形成されている。流路基
板81のインク流路の開口端が位置する一辺にノズルプ
レート86を当接して接合することにより、インク流路
に供給されたインクが、ノズルプレートに設けられたノ
ズル87から吐出可能である。カバープレート85には
インク流路後端部と対向的に共通インク室88が設けて
あり、この共通インク室88には図示しないインクタン
クからインク供給孔89を介して各インク流路にインク
を供給可能にしてある。
などの圧電性部材からなる流路基板81に複数の平行な
流路溝部82を形成し、その一端が流路基板の一辺に開
口するようにしてある。平行に設けられた各流路溝部8
2の側壁部83には、電極層84が形成してある。電極
層84の一部は、流路基板81の上面にも延出されて接
続端子部84aとなっている。流路基板81の流路溝部
形成面上にカバープレート85を被せ、両者を接合する
ことによって流路溝部82とカバープレート85によっ
て塞がれた空間にインク流路が形成されている。流路基
板81のインク流路の開口端が位置する一辺にノズルプ
レート86を当接して接合することにより、インク流路
に供給されたインクが、ノズルプレートに設けられたノ
ズル87から吐出可能である。カバープレート85には
インク流路後端部と対向的に共通インク室88が設けて
あり、この共通インク室88には図示しないインクタン
クからインク供給孔89を介して各インク流路にインク
を供給可能にしてある。
【0005】上記の構成のインクジェットヘッドは、機
能材料である圧電素子を流路基板として用いるものであ
り、流路基板自身が圧力発生手段となっているため、流
路ならびにノズルの高密度化を可能にしている。
能材料である圧電素子を流路基板として用いるものであ
り、流路基板自身が圧力発生手段となっているため、流
路ならびにノズルの高密度化を可能にしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術におけるインクジェットヘッドは、共通インク室88
がノズルが設けてあるインク流路の後端部にしか設けて
ないため、インクを吐出した際に失われたインクによっ
てメニスカスがノズルの内側に後退するが、このメニス
カスにインクを補充する際にインク流路後端部からのみ
インクが流入して先端部にまで到達するためインク補充
の経路が長く、それに対応してインク補充時間が長くな
り、高速記録の障害となっている。
術におけるインクジェットヘッドは、共通インク室88
がノズルが設けてあるインク流路の後端部にしか設けて
ないため、インクを吐出した際に失われたインクによっ
てメニスカスがノズルの内側に後退するが、このメニス
カスにインクを補充する際にインク流路後端部からのみ
インクが流入して先端部にまで到達するためインク補充
の経路が長く、それに対応してインク補充時間が長くな
り、高速記録の障害となっている。
【0007】そこで本発明の目的は、吐出されたインク
の補充を迅速化することにより、高速記録を可能にした
インクジェットヘッドを提供することにある。
の補充を迅速化することにより、高速記録を可能にした
インクジェットヘッドを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、流路基板の片面に両端開口の複数の流
路溝部を平行に設け、流路基板の流路溝部形成面にカバ
ープレートをかぶせてこれらの流路溝部を閉鎖してイン
ク流路を作ってなるせん断モード型のインクジェットヘ
ッドにおいて、互いに固着してなる流路基板及びカバー
プレートの両側部には、複数の流路溝部の両開口端に連
通する共通インク室部を備えたマニホールド部材がそれ
ぞれ固着してあり、流路基板またはカバープレートのい
ずれか一方には、各流路溝部の実質的な中央部に連通す
るインク吐出用のノズルが設けてある。このような構成
にすることにより、インク流路の両開口端に設けてある
共通インク室から流路溝部の中央部に設けてあるノズル
にインクを供給することにより、吐出されたインクの補
充を迅速化してあるところに特徴がある。
めに、本発明は、流路基板の片面に両端開口の複数の流
路溝部を平行に設け、流路基板の流路溝部形成面にカバ
ープレートをかぶせてこれらの流路溝部を閉鎖してイン
ク流路を作ってなるせん断モード型のインクジェットヘ
ッドにおいて、互いに固着してなる流路基板及びカバー
プレートの両側部には、複数の流路溝部の両開口端に連
通する共通インク室部を備えたマニホールド部材がそれ
ぞれ固着してあり、流路基板またはカバープレートのい
ずれか一方には、各流路溝部の実質的な中央部に連通す
るインク吐出用のノズルが設けてある。このような構成
にすることにより、インク流路の両開口端に設けてある
共通インク室から流路溝部の中央部に設けてあるノズル
にインクを供給することにより、吐出されたインクの補
充を迅速化してあるところに特徴がある。
【0009】また、上記した各ノズルは、流路基板の流
路溝部底面に設けられた透孔部と、流路基板底面に接合
してあるノズルプレートにこの透孔部と連通するように
設けられた先端部とによって構成することにより、組立
の際のカバープレートの位置合わせを容易にすることも
できる。
路溝部底面に設けられた透孔部と、流路基板底面に接合
してあるノズルプレートにこの透孔部と連通するように
設けられた先端部とによって構成することにより、組立
の際のカバープレートの位置合わせを容易にすることも
できる。
【0010】両マニホールド部材には、インクが供給さ
れるインク供給孔をそれぞれ設けてノズルの両側からイ
ンクを供給するようにしたことによってインク供給の迅
速化を実現することもできる。
れるインク供給孔をそれぞれ設けてノズルの両側からイ
ンクを供給するようにしたことによってインク供給の迅
速化を実現することもできる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1〜3に示すように、圧電材料
からなる流路基板1の一方の面(上面)に複数条(図面
では4条)の流路溝部2が形成してある。これらの流路
溝部2は流路基板1の一辺から対向する他辺まで横断す
るように形成してあり、それぞれ流路基板の両側部に開
口端2a,2aを有するものとなっている。各流路溝部
2を分離する側壁部3の底面から高さの半分以下の位置
の壁面には、それぞれ電極層4が形成してある。電極層
4には、流路基板1の一方の側部から底部(図1下面)
へ導かれる電極接続部4aが一体的に設けてある。
からなる流路基板1の一方の面(上面)に複数条(図面
では4条)の流路溝部2が形成してある。これらの流路
溝部2は流路基板1の一辺から対向する他辺まで横断す
るように形成してあり、それぞれ流路基板の両側部に開
口端2a,2aを有するものとなっている。各流路溝部
2を分離する側壁部3の底面から高さの半分以下の位置
の壁面には、それぞれ電極層4が形成してある。電極層
4には、流路基板1の一方の側部から底部(図1下面)
へ導かれる電極接続部4aが一体的に設けてある。
【0012】流路基板1の流路溝部形成面(図1〜3上
面)には、セラミックスや感光性ガラスからなるカバー
プレート5が接合してある。カバープレート5の平面形
状は、流路基板1のそれと実質的に同じである。流路基
板1にカバープレート5を固着することにより、各流路
溝部2…の上方開口面が閉鎖されて横孔状のインク流路
6…が形成される。流路基板1にかぶせられたカバープ
レート5には、流路溝部2の実質的に中央部に位置する
面に先細の円錐状に形成されたノズル7…が設けてあ
る。
面)には、セラミックスや感光性ガラスからなるカバー
プレート5が接合してある。カバープレート5の平面形
状は、流路基板1のそれと実質的に同じである。流路基
板1にカバープレート5を固着することにより、各流路
溝部2…の上方開口面が閉鎖されて横孔状のインク流路
6…が形成される。流路基板1にかぶせられたカバープ
レート5には、流路溝部2の実質的に中央部に位置する
面に先細の円錐状に形成されたノズル7…が設けてあ
る。
【0013】流路基板1及びカバープレート5のうち、
開口部2a,2aが位置する両側部には、共通インク室
部8a,8aを有するマニホールド部材8,8がそれぞ
れ固着してある。開口部2aを有する両側部にマニホー
ルド部材8,8を固着することにより、共通インク室部
8a,8aは、各インク流路6…の開口部と連通する共
通インク室9,9となる。各マニホールド部材8には、
インク供給孔8bを有するタンク接続部8cがそれぞれ
設けてあり、これにインク供給パイプ(図示略)を接続
することによってインクタンクから共通インク室9にイ
ンクを供給可能である。
開口部2a,2aが位置する両側部には、共通インク室
部8a,8aを有するマニホールド部材8,8がそれぞ
れ固着してある。開口部2aを有する両側部にマニホー
ルド部材8,8を固着することにより、共通インク室部
8a,8aは、各インク流路6…の開口部と連通する共
通インク室9,9となる。各マニホールド部材8には、
インク供給孔8bを有するタンク接続部8cがそれぞれ
設けてあり、これにインク供給パイプ(図示略)を接続
することによってインクタンクから共通インク室9にイ
ンクを供給可能である。
【0014】流路基板1の背面側に形成された各電極接
続部4aには、フレキシブルプリントケーブル10が接
続してあり、外部駆動回路(図示略)と接続される。
続部4aには、フレキシブルプリントケーブル10が接
続してあり、外部駆動回路(図示略)と接続される。
【0015】次に、この実施の形態におけるインクジェ
ットヘッドに用いる流路基板の製造方法について説明す
る。
ットヘッドに用いる流路基板の製造方法について説明す
る。
【0016】流路基板加工の第1の工程は、厚さ0.5
〜2mm程度で基板の厚さ方向に分極されているPZT
等の圧電性材料からなる流路基板1に、ダイシングソー
等で概ね平行な複数の流路溝部2を刻設する。流路基板
の長さは例えば2mm〜10mm、流路溝部の深さは例
えば200μm〜1mm、流路溝部の幅は例えば50μ
m〜200μm、側壁部3の厚さは例えば50μm〜2
00μmである。第2の工程は、流路溝部2を加工した
流路基板1に、スパッタリングまたは無電解メッキ等で
側壁部の側面全体に電極層4を形成する。電極層4の素
材としては、Al,Ni,Cr,Au等を用い、0.1
μm〜3μmの厚さに形成する。第3の工程は、電極の
分離形成である。ここでは、流路基板1は基板厚さ方向
の一方向に分極され、分極方向と垂直な電界を側壁部に
印加することによって、側壁部がせん断モードで変形
し、インク滴がノズルより吐出されるものである。効率
よく側壁部を変形させるためには、電極層4は側壁部2
の高さ方向の概ね半分まで形成されていることが望まし
く、YAGレーザーやF2,ArF,KrF,XeC
l,XeF等のエキシマレーザーによるレーザー光を流
路基板1の流路溝部形成面に斜め方向より射出し、側壁
部2自体をマスクとして用いることにより、流路面の電
極の概ね上半分だけに照射してこれを除去し、所望の形
状の電極層4を得ることができる。
〜2mm程度で基板の厚さ方向に分極されているPZT
等の圧電性材料からなる流路基板1に、ダイシングソー
等で概ね平行な複数の流路溝部2を刻設する。流路基板
の長さは例えば2mm〜10mm、流路溝部の深さは例
えば200μm〜1mm、流路溝部の幅は例えば50μ
m〜200μm、側壁部3の厚さは例えば50μm〜2
00μmである。第2の工程は、流路溝部2を加工した
流路基板1に、スパッタリングまたは無電解メッキ等で
側壁部の側面全体に電極層4を形成する。電極層4の素
材としては、Al,Ni,Cr,Au等を用い、0.1
μm〜3μmの厚さに形成する。第3の工程は、電極の
分離形成である。ここでは、流路基板1は基板厚さ方向
の一方向に分極され、分極方向と垂直な電界を側壁部に
印加することによって、側壁部がせん断モードで変形
し、インク滴がノズルより吐出されるものである。効率
よく側壁部を変形させるためには、電極層4は側壁部2
の高さ方向の概ね半分まで形成されていることが望まし
く、YAGレーザーやF2,ArF,KrF,XeC
l,XeF等のエキシマレーザーによるレーザー光を流
路基板1の流路溝部形成面に斜め方向より射出し、側壁
部2自体をマスクとして用いることにより、流路面の電
極の概ね上半分だけに照射してこれを除去し、所望の形
状の電極層4を得ることができる。
【0017】また、流路溝部2に連なった流路基板1の
一方の端面と、そこに連なる流路基板底面の一部はリン
青銅等の金属マスクにより必要部を保護したうえで上記
したレーザー光を照射し、流路基板底面に外部電気回路
から駆動電圧波形を供給するための電極接続部4aを形
成する。このようにして、所望の流路基板1を得ること
ができる。なお、流路基板の他方の端面と、流路と平行
な両端面に第2の工程で形成された余分な電極部材は、
上記したレーザーの全面照射、または機械的研磨によっ
て除去する。
一方の端面と、そこに連なる流路基板底面の一部はリン
青銅等の金属マスクにより必要部を保護したうえで上記
したレーザー光を照射し、流路基板底面に外部電気回路
から駆動電圧波形を供給するための電極接続部4aを形
成する。このようにして、所望の流路基板1を得ること
ができる。なお、流路基板の他方の端面と、流路と平行
な両端面に第2の工程で形成された余分な電極部材は、
上記したレーザーの全面照射、または機械的研磨によっ
て除去する。
【0018】次に図3に示すようにこのようにして作成
された流路基板1に、PZT,セラミックス,ガラス,
感光性ガラス,プラスチック等で、厚さ0.2〜2mm
程度のカバープレート5を例えばエポキシ系接着剤で接
合する。なお、カバープレート材として感光性ガラスを
用いた場合は、F2,ArF,KrF,XeCl,Xe
F等のエキシマレーザー光でノズルパターンを露光した
後、エッチングを行なってノズルを形成する。また、プ
ラスチックを用いた場合は射出成形によりノズル付きの
カバープレートを直接成形するか、または厚さ0.2〜
2mm程度のプラスチック板にF2,ArF,KrF,
XeCl,XeF等のエキシマレーザー光を用いたレー
ザー加工によりノズル7を形成する。
された流路基板1に、PZT,セラミックス,ガラス,
感光性ガラス,プラスチック等で、厚さ0.2〜2mm
程度のカバープレート5を例えばエポキシ系接着剤で接
合する。なお、カバープレート材として感光性ガラスを
用いた場合は、F2,ArF,KrF,XeCl,Xe
F等のエキシマレーザー光でノズルパターンを露光した
後、エッチングを行なってノズルを形成する。また、プ
ラスチックを用いた場合は射出成形によりノズル付きの
カバープレートを直接成形するか、または厚さ0.2〜
2mm程度のプラスチック板にF2,ArF,KrF,
XeCl,XeF等のエキシマレーザー光を用いたレー
ザー加工によりノズル7を形成する。
【0019】次に、流路基板1とカバープレート5とを
接合してできたインク流路の開口端部が位置する両側部
にマニホールド部材8,8を接合して、各流路溝部の開
口端2a,2aと連通する共通インク室9を形成する。
マニホールド部材8はプラスチックの射出成形品からな
り、エポキシ系樹脂接着剤によって上記両側部に接合さ
れる。
接合してできたインク流路の開口端部が位置する両側部
にマニホールド部材8,8を接合して、各流路溝部の開
口端2a,2aと連通する共通インク室9を形成する。
マニホールド部材8はプラスチックの射出成形品からな
り、エポキシ系樹脂接着剤によって上記両側部に接合さ
れる。
【0020】次に、図4を用いて動作について説明す
る。ノズル7よりインク滴Iが吐出された直後は、ノズ
ル内のインクが除去されたインク面のいわゆるメニスカ
スMはノズル7の内部に大きく引き込まれている。この
ため、次のインク滴Iの吐出を、正常に行なわせるため
には、常に吐出された分のインクを補充し、メニスカス
Mをノズル7の開口部まで充填して初期状態に戻してお
く必要がある。
る。ノズル7よりインク滴Iが吐出された直後は、ノズ
ル内のインクが除去されたインク面のいわゆるメニスカ
スMはノズル7の内部に大きく引き込まれている。この
ため、次のインク滴Iの吐出を、正常に行なわせるため
には、常に吐出された分のインクを補充し、メニスカス
Mをノズル7の開口部まで充填して初期状態に戻してお
く必要がある。
【0021】従来のインクジェットヘッドでは、ノズル
は流路の一端に設けられ、インクの補充はインク流路の
後端に設けられた共通インク室から供給されていた。こ
のため、インクの補充速度が遅く、メニスカスが初期状
態に戻るまで、150〜500μSの長い時間を必要と
された。このようにしてインクジェットヘッドのインク
滴吐出周波数の上限が6kHz程度に制限されていた。
は流路の一端に設けられ、インクの補充はインク流路の
後端に設けられた共通インク室から供給されていた。こ
のため、インクの補充速度が遅く、メニスカスが初期状
態に戻るまで、150〜500μSの長い時間を必要と
された。このようにしてインクジェットヘッドのインク
滴吐出周波数の上限が6kHz程度に制限されていた。
【0022】一方、本発明のインクジェットヘッドで
は、インク流路の両端に共通インク室が設けられている
ため、図4に矢印で示してあるように、両側の共通イン
ク室9よりインクを供給可能である。従って、インクの
補充速度が従来のほぼ2倍の速さになり、100μS以
下でメニスカスを初期状態に復帰させることが可能にな
り、インク滴吐出周波数が10kHz以上の高速記録が
可能なインクジェトヘッドが実現できる。
は、インク流路の両端に共通インク室が設けられている
ため、図4に矢印で示してあるように、両側の共通イン
ク室9よりインクを供給可能である。従って、インクの
補充速度が従来のほぼ2倍の速さになり、100μS以
下でメニスカスを初期状態に復帰させることが可能にな
り、インク滴吐出周波数が10kHz以上の高速記録が
可能なインクジェトヘッドが実現できる。
【0023】なお、カバープレート5として、PZT,
セラミックス,ガラス等の脆弱で微細加工が困難な部材
を用いる場合は、この部材に流路とノズルを連通する比
較的大径の透孔部を設け、ポリイミド等のプラスチック
フィルムにレーザーの照射によって先細の円錐状の先端
部を形成したノズルプレート、または電鋳、マイクロプ
レス方式で作成した金属ノズルプレートをカバープレー
ト上面に接合し、透孔部と先端部とを連通させてノズル
を形成して、ノズル付きカバープレートを作成すること
もできる。
セラミックス,ガラス等の脆弱で微細加工が困難な部材
を用いる場合は、この部材に流路とノズルを連通する比
較的大径の透孔部を設け、ポリイミド等のプラスチック
フィルムにレーザーの照射によって先細の円錐状の先端
部を形成したノズルプレート、または電鋳、マイクロプ
レス方式で作成した金属ノズルプレートをカバープレー
ト上面に接合し、透孔部と先端部とを連通させてノズル
を形成して、ノズル付きカバープレートを作成すること
もできる。
【0024】
【他の実施の形態】図5に第2の実施形態の流路方向に
沿った断面図を示す。ここでは流路基板21に形成され
た流路溝部22の中央付近底面に透孔部22bを形成
し、流路基板底面に、ポリイミド等のプラスチックフィ
ルムにレーザーの照射によって先端部27aを形成した
ノズルプレート30が貼付してある。透孔部22bと先
端部27aとを連通させてノズル27を形成している。
ノズルプレート30は電鋳、マイクロプレス方式で作成
した金属ノズルプレートを、例えばエポキシ系接着剤で
接合したものでもよい。カバープレート25にはノズル
を設けてないので、カバープレートを固着する際の位置
合わせが容易であり、組立が簡単になる利点がある。ま
た、圧電材料からなる流路基板に微細な円錐状の穿孔を
行う加工は必要ないので、作業は簡単である。その他の
構成は第1の実施形態と同様である。
沿った断面図を示す。ここでは流路基板21に形成され
た流路溝部22の中央付近底面に透孔部22bを形成
し、流路基板底面に、ポリイミド等のプラスチックフィ
ルムにレーザーの照射によって先端部27aを形成した
ノズルプレート30が貼付してある。透孔部22bと先
端部27aとを連通させてノズル27を形成している。
ノズルプレート30は電鋳、マイクロプレス方式で作成
した金属ノズルプレートを、例えばエポキシ系接着剤で
接合したものでもよい。カバープレート25にはノズル
を設けてないので、カバープレートを固着する際の位置
合わせが容易であり、組立が簡単になる利点がある。ま
た、圧電材料からなる流路基板に微細な円錐状の穿孔を
行う加工は必要ないので、作業は簡単である。その他の
構成は第1の実施形態と同様である。
【0025】図6に第3の実施形態の流路方向に沿った
断面図を示す。ここでは、流路基板31の流路溝部32
と連なった一方の側部(左側)には、共通インク室39
とインクタンク接続部38cを持ったマニホールド部材
38が設けられ、これを介してインクタンク(図示略)
に接続されている。他方の側部(右側)には、インクタ
ンク接続部を持たず、閉じられた共通インク室40aを
内部に持った共通インク室部材40が設けてある。
断面図を示す。ここでは、流路基板31の流路溝部32
と連なった一方の側部(左側)には、共通インク室39
とインクタンク接続部38cを持ったマニホールド部材
38が設けられ、これを介してインクタンク(図示略)
に接続されている。他方の側部(右側)には、インクタ
ンク接続部を持たず、閉じられた共通インク室40aを
内部に持った共通インク室部材40が設けてある。
【0026】既述したように、第1の実施の形態で述べ
たインクジェットヘッドの場合、流路間の側壁部が変形
してノズルからインク滴を吐出するものである。つま
り、ある特定のインク流路の側壁部が内側に変形しイン
クに正の圧力を発生させているとき、隣のインク流路で
は側壁部が外側に変形して負の圧力が発生している。従
って、同時に全インク流路からインク滴を吐出すること
はできず、数ノズルおきに時分割駆動して記録を行なっ
ている。これに対し本実施形態では、この負の圧力が発
生する特徴を逆に利用し、閉じられた側の共通インク室
41より、インクの供給を行なうようにしたものであ
る。この実施形態では、インクタンクとの接続部に設け
てあるインク供給孔の設置を1か所にすることができる
ため、インクジェットヘッドを小型化することが可能に
なる。
たインクジェットヘッドの場合、流路間の側壁部が変形
してノズルからインク滴を吐出するものである。つま
り、ある特定のインク流路の側壁部が内側に変形しイン
クに正の圧力を発生させているとき、隣のインク流路で
は側壁部が外側に変形して負の圧力が発生している。従
って、同時に全インク流路からインク滴を吐出すること
はできず、数ノズルおきに時分割駆動して記録を行なっ
ている。これに対し本実施形態では、この負の圧力が発
生する特徴を逆に利用し、閉じられた側の共通インク室
41より、インクの供給を行なうようにしたものであ
る。この実施形態では、インクタンクとの接続部に設け
てあるインク供給孔の設置を1か所にすることができる
ため、インクジェットヘッドを小型化することが可能に
なる。
【0027】またこれらの他、側壁部の変形を用いるの
ではなく、流路中に設けられた凸部、または圧電材料か
らなるカバープレートの一部を圧電変形させるインク滴
を吐出させるインクジェットヘッドなど、同時に全ノズ
ルからインク滴を吐出可能な場合には、インク滴を吐出
しない(ノズルを設けていない)ダミー流路を設け、こ
のダミー流路を経由して、インクタンクに接続された側
の共通インク室からインクの供給を行なうようにするこ
とも可能である。
ではなく、流路中に設けられた凸部、または圧電材料か
らなるカバープレートの一部を圧電変形させるインク滴
を吐出させるインクジェットヘッドなど、同時に全ノズ
ルからインク滴を吐出可能な場合には、インク滴を吐出
しない(ノズルを設けていない)ダミー流路を設け、こ
のダミー流路を経由して、インクタンクに接続された側
の共通インク室からインクの供給を行なうようにするこ
とも可能である。
【0028】以上の各実施形態では、せん断モード型を
用い流路溝部の側壁部を変形させてインク滴の吐出を行
なわせる構成について説明したが、本発明はせん断モー
ド型のインクジェットヘッドに限らず、複数の概ね平行
な流路が形成された流路基板を持ったインクジェットヘ
ッド一般に広く適用可能である。
用い流路溝部の側壁部を変形させてインク滴の吐出を行
なわせる構成について説明したが、本発明はせん断モー
ド型のインクジェットヘッドに限らず、複数の概ね平行
な流路が形成された流路基板を持ったインクジェットヘ
ッド一般に広く適用可能である。
【0029】
【発明の効果】本発明は、流路基板及びカバープレート
を重ね合わせてなる両側部に流路溝部の両開口端に連通
する共通インク室部を備えたマニホールド部材が固着し
てあり、さらに流路溝部の実質的に中央部にインク吐出
用のノズルが設けてあるので、インク滴吐出後にインク
流路の両端からインクが供給され流路溝部へのインクの
供給が容易かつ迅速となり、インクの吐出速度を高くす
ることが可能になる。インク流路は一定の深さで流路基
板の一端部から多端部まで単純に切削すればよいので、
流路形成工程が簡単である。
を重ね合わせてなる両側部に流路溝部の両開口端に連通
する共通インク室部を備えたマニホールド部材が固着し
てあり、さらに流路溝部の実質的に中央部にインク吐出
用のノズルが設けてあるので、インク滴吐出後にインク
流路の両端からインクが供給され流路溝部へのインクの
供給が容易かつ迅速となり、インクの吐出速度を高くす
ることが可能になる。インク流路は一定の深さで流路基
板の一端部から多端部まで単純に切削すればよいので、
流路形成工程が簡単である。
【0030】また、ノズルを流路基板の流路溝部底面に
設けられた透孔部と、流路基板底面に接合してあるノズ
ルプレートに設けられた先端部とによって構成すれば、
カバープレートの固着の際の位置合わせが容易となり製
造コスト低減に寄与する。
設けられた透孔部と、流路基板底面に接合してあるノズ
ルプレートに設けられた先端部とによって構成すれば、
カバープレートの固着の際の位置合わせが容易となり製
造コスト低減に寄与する。
【0031】さらに、流路基板及びカバープレートの両
側部に固着されるマニホールド部材にそれぞれインク供
給孔を設けてあれば、より迅速なインクの供給が可能に
なる。
側部に固着されるマニホールド部材にそれぞれインク供
給孔を設けてあれば、より迅速なインクの供給が可能に
なる。
【図1】本発明の第1の実施形態を示しており、(a)
は流路方向に沿った断面図、(b)は流路端面より見た
正面図である。
は流路方向に沿った断面図、(b)は流路端面より見た
正面図である。
【図2】図1(a)のA−A線断面図である。
【図3】第1の実施形態の展開斜視図である。
【図4】第1の実施形態におけるインク補充状態を示す
説明図である。
説明図である。
【図5】第2の実施形態の流路方向に沿った断面図であ
る。
る。
【図6】第3の実施形態の流路方向に沿った断面図であ
る。
る。
【図7】従来技術を示すもので、(a)は流路に垂直な
方向の拡大断面図であり、(b)は流路方向に沿った拡
大断面図である。
方向の拡大断面図であり、(b)は流路方向に沿った拡
大断面図である。
【符号の説明】 1,21,31 流路基板 2,22,32 流路溝部 3,23,33 側壁部 4,24,34 電極層 5,25,35 カバープレート 7,27,37 ノズル 27a 先端部 8,28,38 マニホールド部材 8a,28a,38a 共通インク室部 8b,28b インク供給孔 22b 透孔部 30 ノズルプレート
Claims (3)
- 【請求項1】 流路基板の片面に両端開口の複数の流路
溝部が平行に設けてあり、 上記流路基板の上記流路溝部形成面にカバープレートを
かぶせて上記流路溝部を閉鎖してあり、 上記流路基板及び上記カバープレートの両側部には、複
数の上記流路溝部の開口端に連通する共通インク室部を
備えたマニホールド部材がそれぞれ固着してあり、 上記流路基板または上記カバープレートのいずれか一方
には、各上記流路溝部の実質的な中央部に連通するイン
ク吐出用のノズルが設けてあることを特徴とするインク
ジェットヘッド。 - 【請求項2】 請求項1において、上記ノズルは、上記
流路基板の上記流路溝部底面に設けられた透孔部と、上
記流路基板底面に接合してあるノズルプレートに設けら
れた上記透孔部と連通する先端部とからなることを特徴
とするインクジェットヘッド。 - 【請求項3】 請求項1または2において、上記両マニ
ホールド部材には、上記共通インク室部にインクを供給
するインク供給孔がそれぞれ設けてあることを特徴とす
るインクジェットヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7251286A JPH0994952A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | インクジェットヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7251286A JPH0994952A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | インクジェットヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0994952A true JPH0994952A (ja) | 1997-04-08 |
Family
ID=17220552
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7251286A Pending JPH0994952A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | インクジェットヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0994952A (ja) |
Cited By (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6572221B1 (en) | 1997-10-10 | 2003-06-03 | Xaar Technology Limited | Droplet deposition apparatus for ink jet printhead |
| US6582066B1 (en) | 1997-05-23 | 2003-06-24 | Xaar Technology Limited | Droplet deposition apparatus and methods of manufacture thereof |
| JP2007203610A (ja) * | 2006-02-02 | 2007-08-16 | Konica Minolta Holdings Inc | 液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置 |
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| WO2009017192A1 (ja) * | 2007-08-01 | 2009-02-05 | Sharp Kabushiki Kaisha | インクジェットヘッドおよびその製造方法 |
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| JP2012236364A (ja) * | 2011-05-12 | 2012-12-06 | Toshiba Tec Corp | インクジェットヘッドおよびインクジェットヘッドの製造方法 |
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| JP2015120297A (ja) * | 2013-12-24 | 2015-07-02 | エスアイアイ・プリンテック株式会社 | 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 |
-
1995
- 1995-09-28 JP JP7251286A patent/JPH0994952A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2010035863A1 (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-01 | シャープ株式会社 | インクジェットヘッドおよびその製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020326 |