JPH0995584A - ゲル組成物 - Google Patents

ゲル組成物

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JPH0995584A
JPH0995584A JP27634495A JP27634495A JPH0995584A JP H0995584 A JPH0995584 A JP H0995584A JP 27634495 A JP27634495 A JP 27634495A JP 27634495 A JP27634495 A JP 27634495A JP H0995584 A JPH0995584 A JP H0995584A
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JP
Japan
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gel composition
acid
oil
gel
extract
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JP27634495A
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English (en)
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Hiroyoshi Sato
博芳 佐藤
Keiichi Uchikawa
恵一 内川
Kenzo Ito
建三 伊藤
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲル形成性に優れ、かつ保湿効果が高く、肌
荒れ改善効果に優れるとともに、ゲル基材を簡易に製造
し得るゲル組成物を提供する。 【解決手段】 カルボキシビニルポリマーと低分子ベタ
インを含有してなる、ゲル組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゲル組成物に係り、
さらに詳しくは、ゲル形成性に優れ、かつ保湿効果が高
く、肌荒れ改善効果に優れたゲル組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】化粧品、医薬品等の分野におけるゲル状
製品の基材として、従来よりカルボキシビニルポリマー
が用いられている。この場合、ゲル組成物を得るのにカ
ルボキシビニルポリマーを塩基性物質で中和する必要が
あった。これに加え、保湿効果、肌荒れ改善効果等をさ
らに付与したゲル組成物を得ようとすると、グリセリン
等の保湿剤やその他の成分を添加しなければならない。
そのため、適度な粘性を有し、しかも保湿効果、肌荒れ
改善効果も備えたゲル基材を製造するには、それだけ製
造工程数が増えてしまい、製造方法が煩雑になるという
問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたもので、ゲル形成性に優れ、かつ保湿効果
が高く、肌荒れ改善効果に優れるとともに、ゲル基材を
簡易に製造し得るゲル組成物を提供することを課題とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するために鋭意研究を重ねた結果、カルボキシビニ
ルポリマーに両性電解質である低分子ベタインを配合す
ることにより、ゲル形成性に優れ、しかも保湿剤等を別
途添加することなく、保湿効果が高く肌荒れ改善効果に
優れたゲル組成物が簡易に得られることを見出し、本発
明を完成するに至った。
【0005】すなわち本発明によれば、カルボキシビニ
ルポリマーと低分子ベタインを含有してなるゲル組成物
が提供される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明のゲル組成物につい
て詳述する。
【0007】本発明に用いられるカルボキシビニルポリ
マーは、アクリル酸重合体で、具体的にはカーボポール
940(米国ビー・エフ・グッドリッチ・ケミカル社
製、登録商標)、カーボポール941(同)、ハイビス
ワコー104(和光純薬(株)製、登録商標)、ハイビ
スワコー105(同)等として市販されており、商業的
に入手可能である。
【0008】カルボキシビニルポリマーは、本発明ゲル
組成物中に0.01〜5重量%の割合で配合されるのが
好ましく、より好ましくは0.05〜2重量%である。
0.01重量%未満ではゲル組成物として十分な粘度を
得ることが難しく、一方、5重量%を超えるとゲル組成
物としては粘度が高すぎ、また使用性の点からもべたつ
きが目立ってしまい好ましくない。
【0009】本発明に用いられる低分子ベタインは、分
子量200以下の、第四アンモニウム塩基、スルホニウ
ム塩基、ホスホニウム塩基等の分子内塩で両性イオンを
形成するものを包含し得る。分子量を200以下のもの
とする理由は、分子量が200を超えるベタインでは界
面活性剤としての性質を帯び、皮膚を荒らす傾向となる
からである。本発明では、これら低分子ベタインの中で
も下記一般式(I)
【0010】
【化2】 (式中、R1 、R2 およびR3 はそれぞれ独立に炭素数
が1〜6のアルキル基を表し;nは0または正の整数を
表し;ただしR1 、R2 およびR3 の炭素数の和とnと
の総和が8以下である)で表される第四級アンモニウム
塩が好適に用いられる。
【0011】上記一般式(I)において、炭素数とnと
の総和が9以上になり、窒素原子並びにこの窒素原子に
結合したアルキル基(R1 、R2 およびR3 )および
(CH2n+1 の部分の分子量が相対的に大きくなる
と、上記部分の疎水性が増し、結果としてこの第四級ア
ンモニウム塩の両性界面活性剤としての性質が顕在化す
る傾向があり好ましくない。
【0012】R1 、R2 およびR3 としては、炭素数1
〜6の直鎖または分岐鎖のアルキル基を広く用いること
ができる。すなわち、メチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec
−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、イソペ
ンチル基、ネオペンチル基、tert−ペンチル基、ヘ
キシル基、イソヘキシル基、3−メチルペンチル基、
2,2−ジメチルブチル基または2,3−ジメチルブチ
ル基等がそれぞれ例示される。これらR1 、R2 、R3
は、同一であっても異なってもよい。
【0013】上記アルキル基の組み合わせとして、R
1 、R2 およびR3 の炭素数を可能な限り少なくするこ
とが、上記一般式(I)で表される第四級アンモニウム
塩の両性界面活性剤としての性質を可能な限り減ずるこ
とができる傾向にあるという点において好ましい。すな
わち、上記一般式(I)中、R1 、R2 およびR3 がす
べてメチル基で、nが0であるトリメチルグリシンが最
も好適に用いられる。また、上記一般式(I)中、R
1 、R2 およびR3 がすべてメチル基で、nが2である
γ−ブチロベタインも好適に用いられる。
【0014】低分子ベタインは、本発明ゲル組成物中
0.01〜30重量%の割合で配合されるのが好まし
く、より好ましくは0.1〜20重量%である。0.0
1重量%未満では、本発明の効果が十分発揮されず、一
方、30重量%を超えて配合しても配合量の増加に見合
った効果の増大が期待できない。
【0015】本発明のゲル組成物は化粧料、医薬品、医
薬部外品等、外皮に適用されるものをすべて含み得る。
【0016】また、本発明のゲル組成物は、水溶液系、
可溶化系(例えば化粧水など)、乳化系(例えば乳液、
クリームなど)、軟膏系等、幅広い形態の皮膚外用剤に
配合することができる。
【0017】本発明のゲル組成物には、本発明の効果を
損なわない範囲で、化粧品、医薬品等のゲル基材に一般
に用いられる各種成分を配合することができる。このよ
うな成分として、例えば油脂、ロウ類、エステル油、炭
化水素油、シリコーン、界面活性剤、低級アルコール、
ステロール、保湿剤、水溶性高分子、紫外線吸収剤、金
属イオン封鎖剤、pH調整剤、中和剤、酸化防止剤、抗
菌剤、薬剤、各種抽出液等が挙げられる。
【0018】油脂としては、アマニ油、ツバキ油、マカ
デミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ
油、アボガド油、サザンカ油、ヒマシ油、サフラワー
油、キョウニン油、シナモン油、ホホバ油、ブドウ油、
ヒマワリ油、アーモンド油、ナタネ油、ゴマ油、小麦胚
芽油、米胚芽油、米ヌカ油、綿実油、大豆油、落花生
油、茶実油、月見草油、卵黄油、牛脚油、肝油、トリグ
リセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミ
チン酸グリセリン等の液体油脂;ヤシ油、パーム油、パ
ーム核油等の液体または固体の油脂;カカオ脂、牛脂、
羊脂、豚脂、馬脂、硬化油、硬化ヒマシ油、モクロウ、
シアバター等の固体油脂などが例示される。
【0019】ロウ類としては、ミツロウ、キャンデリラ
ロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボ
タロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、
還元ラノリン、硬質ラノリン、カポックロウ、サトウキ
ビロウ、ホホバロウ、セラックロウなどが例示される。
【0020】エステル油としては、オクタン酸セチル等
のオクタン酸エステル;トリ−2−エチルヘキサエン酸
グリセリン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリ
トリット等のイソオクタン酸エステル;ラウリン酸ヘキ
シル等のラウリン酸エステル;ミリスチン酸イソプロピ
ル、ミリスチン酸オクチルドデシル等のミリスチン酸エ
ステル;パルミチン酸オクチル等のパルミチン酸エステ
ル;ステアリン酸イソセチル等のステアリン酸エステ
ル;イソステアリン酸プロピル等のイソステアリン酸エ
ステル;イソパルミチン酸オクチル等のイソパルミチン
酸エステル;オレイン酸イソデシル等のオレイン酸エス
テル;アジピン酸ジイソプロピル等のアジピン酸ジエス
テル;セバシン酸ジエチル等のセバシン酸ジエステル;
リンゴ酸ジイソステアリル等などが例示される。
【0021】炭化水素油としては、流動パラフィン、オ
ゾケライト、スクワラン、スクワレン、プリスタン、パ
ラフィン、イソパラフィン、セレシン、ワセリン、マイ
クロクリスタリンワックス等の油分が例示される。
【0022】シリコーンとしては、ジメチルポリシロキ
サン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロ
ジェンポリシロキサン等の鎖状シリコーン;オクタメチ
ルテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサ
ン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等の環状シリ
コーンなどが例示される。
【0023】界面活性剤としては、ラウリン酸ナトリウ
ム等のアニオン界面活性剤;塩化ベンザルコニウム等の
カチオン界面活性剤;2−ウンデシル−N,N,N−
(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)−2−イミダゾ
リンナトリウム等の両性界面活性剤;モノオレイン酸ソ
ルビタン等の非イオン界面活性剤などが例示される。
【0024】低級アルコールとしては、メタノール、エ
タノール、プロパノール、イソプロパノールなどが例示
される。
【0025】ステロールとしては、コレステロール、シ
トステロール、フィトステロール、ラノステロール等が
例示される。
【0026】保湿剤としては、ソルビトールの他、ポリ
エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピ
レングリコール、1,3−ブチレングリコール、ヘキシ
レングリコール、グリセリン、ジグリセリン等が例示さ
れる。
【0027】水溶性高分子としては、アラアビアガム、
トラガカントガム、ガラクタン、キャロブガム、グァー
ガム、キサンタンガム、カラヤガム、カラギーナン、ペ
クチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、アル
ゲコロイド(褐藻エキス)等の植物系水溶性高分子;デ
キストラン、サクシノグルカン、プルラン等の微生物系
水溶性高分子;コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼ
ラチン等の動物系水溶性高分子;メチルセルロース、ニ
トロセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシ
プロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セ
ルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CM
C)、結晶セルロース、セルロース末等のセルロース系
水溶性高分子;アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロ
ピレングリコールエステル等のアルギン酸系水溶性高分
子;ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテ
ル、ポリビニルピロリドン等のビニル系水溶性高分子;
ポリエチレングリコール等のポリオキシエチレン系水溶
性高分子;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共
重合体等の共重合系水溶性高分子;ポリエチルアクリレ
ート、ポリアクリルアミド等のアクリル系水溶性高分子
のほか、ポリエチレンイミン、カチオンポリマー、ベン
トナイト、ケイ酸アルミニウムマグネシウム(ビーガ
ム)、ラポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸等の無機
系水溶性高分子などが例示される。
【0028】紫外線吸収剤としては、パラアミノ安息香
酸等の安息香酸系紫外線吸収剤;アントラ酸メチル等の
アントラニル酸系紫外線吸収剤;サリチル酸オクチル、
サリチル酸フェニル、サリチル酸ホモメチル等のサリチ
ル酸系紫外線吸収剤;パラメトキシケイ皮酸イソプロピ
ル、パラメトキシケイ皮酸オクチル、パラメトキシケイ
皮酸2−エチルヘキシル、ジパラメトキシケイ皮酸モノ
−2−エチルヘキサン酸グリセリル、3,4,5−トリ
メトキシケイ皮酸、3−メチル−4−〔メチルビス(ト
リメチルシロキシ)シリル〕ブチル等の桂皮酸系紫外線
吸収剤;2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒ
ドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキ
シ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸、2
−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スル
ホン酸ナトリウム等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤;
ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、2−フェニル−5
−メチルベンゾキサゾール、2−(2’−ヒドロキシ−
5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−te
rt−ブチル−4’−メトキシベンゾイルメタンなどが
例示される。
【0029】金属イオン封鎖剤としては、アラニン、エ
デト酸ナトリウム塩、ポリリン酸ナトリウム、メタリン
酸ナトリウム、リン酸などが例示される。
【0030】pH調整剤としては、乳酸、クエン酸、グ
リコール酸、コハク酸、酒石酸、dl−リンゴ酸、炭酸
カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム
などが例示される。
【0031】また中和剤も配合することができ、例えば
2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−アミ
ノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、水酸化カ
リウム、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン、炭
酸ナトリウムなどが例示される。
【0032】酸化防止剤としては、アスコルビン酸、α
−トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチ
ルヒドロキシアニソールなどが例示される。
【0033】抗菌剤としては、安息香酸、サリチル酸、
石炭酸、ソルビン酸、パラオキシ安息香酸エステル、パ
ラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、塩化ベ
ンザルコニウム、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカ
ルバニリド、感光素、フェノキシエタノールなどが例示
される。
【0034】薬剤としては、ビタミンA油、レチノー
ル、パルミチン酸レチノール、イノシット、塩酸ピロド
キシン、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミド、ニコ
チン酸DL−α−トコフェロール、ビタミンD2 (エル
ゴカシフェロール)、dl−α−トコフェロール、酢酸
dl−α−トコフェロール、L−アスコルビン酸−2−
硫酸ナトリウム、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、
dl−α−トコフェロール、2−L−アスコルビン酸リ
ン酸ジエステルカリウム、2−o−α−D−グルコピラ
ノシル−L−アスコルビン酸等のアスコルビン酸誘導体
およびアスコルビン酸;パントテン酸、ビオチン等のビ
タミン類;エストラジオール、エチニルエストラジオー
ル等のホルモン;アルギニン、リシン、ヒスチジン、ア
スパラギン酸、グルタミン酸、グリシン、アラニン、バ
リン、ロイシン、イソロイシン、セリン、スレオニン、
フェニルアラニン、チロシン、トリプトファン、シスチ
ン、システイン、メチオニン、プロリン、トラネキサン
酸等のアミノ酸;アラントイン、グリチルレチン酸、ア
ズレン等の抗炎症剤;アルブチン等の美白剤;酸化亜
鉛、タンニン酸等の収斂剤;L−メントール、カンフル
等の清涼剤や、塩化リゾチーム、塩酸ピリドキシン、γ
−オリザノールなどが例示される。
【0035】各種の抽出液としては、ドクダミエキス、
オウバクエキス、メリロートエキス、オドリコソウエキ
ス、カンゾウエキス、シャクヤクエキス、サボンソウエ
キス、ヘチマエキス、キナエキス、ユキノシタエキス、
クララエキス、コウホネエキス、ウイキョウエキス、サ
クラソウエキス、バラエキス、ジオウエキス、レモンエ
キス、シコンエキス、アロエエキス、ショウブ根エキ
ス、ユーカリエキス、スギナエキス、セージエキス、タ
イムエキス、茶エキス、海藻エキス、キューカンバーエ
キス、チョウジエキス、キイチゴエキス、メリッサエキ
ス、ニンジンエキス、マロニエエキス、モモエキス、桃
葉エキス、クワエキス、ヤグルマギクエキス、ハマメリ
ス抽出液、プラセンタエキス、胸線抽出物、シルク抽出
液などが例示される。
【0036】また、上記成分は遊離の状態で使用される
ほか、造塩可能なものは酸または塩基の塩の型で、また
カルボン酸基を有するものはそのエステルの形で使用す
ることができる。
【0037】さらに、本発明のゲル組成物には、必要に
応じて適当な香料、色素等を添加することができる。
【0038】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はこれによってなんら限定されるもの
ではない。なお、配合量はすべて重量%を表す。
【0039】実施例に先立ち、本発明で用いた試験法、
評価法を説明する。
【0040】[ゲル形成性(粘度)]精機工業研究所
(株)製の単一円筒型回転粘度計(VS−A1型)を用
い、ローターNo.3にて各試料の30℃における粘度
を測定し、この粘度をゲル形成性の指標として評価し
た。 (評価) ◎: 粘度5,000(cps/30℃)以上 ○: 粘度1,000以上5,000(cps/30
℃)未満 △: 粘度100以上1,000(cps/30℃)未
満 ×: 粘度100(cps/30℃)未満。
【0041】[水分蒸発速度による保湿効果の測定]
2.0×2.0cmの濾紙(東洋濾紙No.2)上に1
0μlの試料液を滴下後、25℃、相対湿度50%にて
放置し、その重量減少を天秤により測定した。水分の蒸
発は、一次式で進行すると仮定し、各試料における水分
蒸発速度定数を求めた。時間tにおける試料の重量をw
とすると、水分の蒸発速度は
【0042】
【数1】 で表される。
【0043】上記数1で表される式を積分すると、
【0044】
【数2】 が得られる。時間tnにおけるwnを測定し、数2で表
される式に則ってInwnをtnに対してプロットし、
一次関数の直線の傾きから水分蒸発速度定数(k)を求
めた。この水分蒸発速度定数(k)が大きいほど水の蒸
散性が大きく、kが小さいほど水分は蒸発し難く、保湿
効果が高い。 (評価) ◎: 水分蒸発速度定数(k)が0.035未満 ○: 水分蒸発速度定数(k)が0.035以上0.0
38未満 △: 水分蒸発速度定数(k)が0.038以上0.0
41未満 ×: 水分蒸発速度定数(k)が0.041以上 なお、イオン交換水の水分蒸発測定定数(k)は0.0
43である。
【0045】[肌荒れ改善効果]女性パネル10人の前
腕の何箇所かに、活性剤(ラウリル硫酸ナトリウム)1
0%水溶液を3日間塗布して故意に肌荒れを起こした。
その後、この肌荒れ部位に下記に示す処方の実施例品、
比較例品をそれぞれ1日2回塗布し、塗布開始20日後
にレプリカ法およびスキンコンダクタンスによって肌表
面の状態を測定し、肌荒れ後何も塗布しない部位と比較
して肌改善効果を下記基準により評価した。 (判定基準) 著効: 肌荒れの症状が消失した 有効: 肌荒れの症状が弱くなった やや有効: 肌荒れの症状がやや弱くなった 無効: 肌荒れの症状に変化が認められない なお、ここでいう肌荒れの症状とは、(1)角質層剥
離、紅斑が起きる、(2)皮溝、皮丘がはっきりせず、
肌のキメがそろわない、等を示す。 (評価) ◎: 著効、有効、およびやや有効の評価をした被験者
が80%以上 ○: 著効、有効、およびやや有効の評価をした被験者
が50〜80%未満 △: 著効、有効、およびやや有効の評価をした被験者
が30〜50%未満 ×: 著効、有効、およびやや有効の評価をした被験者
が30%未満。
【0046】実施例1〜5、比較例1〜5 下記表1〜2に示す処方のゲル組成物を調製した。これ
を用いて上記試験方法によりゲル形成性、保湿効果、肌
荒れ改善効果を評価した。結果を表1〜2に示す。
【0047】
【表1】
【0048】
【表2】 実施例6、比較例6〜7 下記表3に示す処方のゲル組成物を調製した。これを用
いた上記試験方法によりゲル形成性、保湿効果、肌荒れ
改善効果を評価した。結果を表3に示す。
【0049】
【表3】 実施例6は、中和剤としての塩基(水酸化カリウム)を
用いることなく、適度な粘性のゲルを生成し、かつ保湿
剤を配合した比較例7のものよりも強い保湿効果を認め
た。
【0050】実施例7〜11 下記表4に示す処方のゲル組成物を調製した。具体的に
は、(1)に(3)、(4)を溶解した(エタノール
相)。これとは別に、(6)に(2)、(5)を溶解し
たものを準備した(水相)。次いでエタノール相を水相
中に添加、可溶化して美溶液を得た。これを用いて上記
試験方法によりゲル形成性、保湿効果、肌荒れ改善効果
を評価した。結果を表4に示す。
【0051】
【表4】 実施例12 (配合成分) (重量%) A.油相 スクワラン 10.0 パルミチン酸イソプロピル 5.0 POE(25)セチルエーテル 0.5 ワセリン 3.0 ジメチルポリシロキサン 2.0 ヘキシルデカノール 3.0 α−トコフェロール 0.3 B.水相 ポリエチレングリコール 8.0 パラオキシ安息香酸メチル 0.1 メタリン酸ナトリウム 0.1 カルボキシビニルポリマー(「カーボポール941」) 0.5 トリメチルグリシン 20.0 イオン交換水 残 余製法 A相(油相)の成分を70℃に加熱、溶解した。B相
(水相)成分も同様に70℃に加熱、溶解した。このA
相(油相)成分に、ホモジナイザー処理を十分に行いな
がらB相(水相)成分を添加して乳化を行い、熱交換機
を用いて冷却し、乳化物を得た。評価 得られた乳化物はゲル形成性(粘度)が良好で、保湿
性、肌荒れ改善効果に優れていた。
【0052】実施例13 (配合成分) (重量%) A.油相 流動パラフィン 10.0 ホホバ油 4.0 ジメチルポリシロキサン(10cs) 3.0 POE(15)ソルビタンモノステアレート 1.0 ステアリン酸モノグリセリンエステル 0.5 ビタミンA油 3.0 B.水相 アルブチン 2.0 アスコルビン酸リン酸マグネシウム 1.0 プラセンタエキス 0.5 エデト酸三ナトリウム 0.15 カルボキシビニルポリマー(「カーボポール941」) 0.15 パラ安息香酸メチル 0.1 フェノキシエタノール 0.2 γ−ブチロベタイン 0.1 イオン交換水 残 余製法 A相(油相)の成分を70℃に加熱、溶解した。B相
(水相)成分も同様に70℃に加熱、溶解した。このA
相(油相)成分に、ホモジナイザー処理を十分に行いな
がらB相(水相)成分を添加して乳化を行い、熱交換機
を用いて冷却し、乳化物を得た。評価 得られた乳化物はゲル形成性(粘度)が良好で、保湿
性、肌荒れ改善効果に優れていた。
【0053】実施例14 (配合成分) (重量%) A.油相 ステアリン酸 2.0 セチルアルコール 1.5 ワセリン 4.0 スクワラン 5.0 グリセロールトリ−2−エチルヘキサン酸エステル 2.0 ソルビタンモノオレイン酸エステル 2.0 パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 2.0 酢酸dl−α−トコフェロール 0.5 パラオキシ安息香酸エチル 0.1 B.水相 ジプロピレングリコール 5.0 ポリエチレングリコール(1500) 3.0 エデト酸三ナトリウム 0.15 カルボキシビニルポリマー(「カーボポール941」) 5.0 カルボキシメチルセルロース 0.8 トリメチルグリシン 10.0 水酸化カリウム 1.0 イオン交換水 残 余製法 B相のイオン交換水の一部を取り、これに「カーボポー
ル941」およびトリメチルグリシンを溶解し、ゲルを
得た。A相(油相)の成分を70℃に加熱、溶解した。
B相(水相;ただし「カーボポール941」およびトリ
メチルグリシンを除く)成分も同様に70℃に加熱、溶
解した。このA相(油相)成分に、ホモジナイザー処理
を十分に行いながらB相(水相)成分を添加して乳化を
行い、さらに前述のゲルを添加してよく攪拌した後、熱
交換機を用いて冷却し、乳化物を得た。評価 得られた乳化物はゲル形成性(粘度)が良好で、保湿
性、肌荒れ改善効果に優れていた。
【0054】実施例15 (配合成分) (重量%) ソルビット 4.0 ジプロピレングリコール 6.0 ポリエチレングリコール(1500) 5.0 エタノール 10.0 POE(20)オレイルアルコールエーテル 0.5 カルボキシビニルポリマー(「カーボポール941」) 0.15 γ−ブチロベタイン 0.8 イオン交換水 残 余製法 イオン交換水の一部を取り、これに「カーボポール94
1」およびトリメチルグリシンを溶解し、ゲルを得た。
イオン交換水の残部にソルビット、ジプロピレングリコ
ール、ポリエチレングリコール(1500)を70℃で
加熱してから添加し、これに前述のゲルを加え均一な水
溶液を得た。エタノールにPOE(20)オレイルアル
コールエーテルを加えアルコール溶液とし、これを前述
の水溶液に添加混合して可溶化物を得た。評価 得られた可溶化物はゲル形成性(粘度)が良好で、保湿
性、肌荒れ改善効果に優れていた。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、カ
ルボキシビニルポリマーと低分子ベタインを含有させる
ことにより、ゲル形成性に優れ、かつ保湿効果が高く、
肌荒れ改善効果に優れるとともに、ゲル基材を簡易に製
造し得るゲル組成物を提供することができるという効果
を奏する。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カルボキシビニルポリマーと低分子ベタ
    インを含有してなる、ゲル組成物。
  2. 【請求項2】 低分子ベタインが、下記一般式(I) 【化1】 (式中、R1 、R2 およびR3 はそれぞれ独立に炭素数
    が1〜6のアルキル基を表し;nは0または正の整数を
    表し;ただしR1 、R2 およびR3 の炭素数の和とnと
    の総和が8以下である)で表される第四級アンモニウム
    塩である、請求項1に記載のゲル組成物。
  3. 【請求項3】 一般式(I)中、R1 、R2 およびR3
    がいずれもメチル基である、請求項2に記載のゲル組成
    物。
  4. 【請求項4】 一般式(I)中、nが0である、請求項
    2または3に記載のゲル組成物。
  5. 【請求項5】 一般式(I)中、nが2である、請求項
    2または3に記載のゲル組成物。
  6. 【請求項6】 カルボキシビニルポリマーがゲル組成物
    中に0.01〜5重量%配合されてなる、請求項1〜5
    のいずれか1項に記載のゲル組成物。
  7. 【請求項7】 カルボキシビニルポリマーがゲル組成物
    中に0.05〜2重量%配合されてなる、請求項1〜5
    のいずれか1項に記載のゲル組成物。
  8. 【請求項8】 低分子ベタインがゲル組成物中に0.0
    1〜30重量%配合されてなる、請求項1〜7のいずれ
    か1項に記載のゲル組成物。
  9. 【請求項9】 低分子ベタインがゲル組成物中に0.1
    〜20重量%配合されてなる、請求項1〜7のいずれか
    1項に記載のゲル組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1417956A3 (en) * 2002-11-07 2004-08-11 The Procter & Gamble Company Film-forming compositions for topical application
WO2004073678A1 (en) * 2003-02-18 2004-09-02 The Procter & Gamble Company Film-forming compositions for topical application

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