JPH0995648A - 感圧接着性記録シート - Google Patents

感圧接着性記録シート

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JPH0995648A
JPH0995648A JP7252548A JP25254895A JPH0995648A JP H0995648 A JPH0995648 A JP H0995648A JP 7252548 A JP7252548 A JP 7252548A JP 25254895 A JP25254895 A JP 25254895A JP H0995648 A JPH0995648 A JP H0995648A
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pressure
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裕二 井口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧着・剥離を行う際、インクジェット記録が
反対面の感圧接着層に転写するという問題を発生させな
い感圧接着性記録シートを提供する。 【解決手段】 通常状態では粘着性、接着性ともに示さ
ず加圧時に剥離可能な接着性を示す感圧接着性記録シー
トにおいて、該感圧接着層がカチオン性コロイド粒子を
該感圧接着層内の粘着剤成分に対し25〜500重量%
含有することを特徴とする感圧接着性記録シート。 【効果】 インクジェット記録を行った後に圧着・剥離
を行ってもインクが重ね合わされた反対面へ転写するこ
とがなく、内容を容易に判読することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録が
可能で、かつ記録された記録の定着性が良好な感圧接着
性記録シートに関するものである。ここで感圧接着性記
録シートとは、通常状態では粘着性、接着性ともに示さ
ず加圧時に接着性を示し、加圧接着後に剥離可能な感圧
接着層を有する記録シートのことである。
【0002】
【従来の技術】近年、感圧接着性記録シートを用いた2
つ折りはがきや3つ折りはがきの用途が拡大している。
これらの感圧接着性記録シートは、支持体に通常状態で
は粘着性、接着性ともに示さず加圧時に接着性を示す感
圧接着剤を塗布して感圧接着層を形成させ、シートを折
り畳むことにより感圧接着層同士を対面させた状態で圧
力により接着させるものであり、加圧時の接着は接着後
に剥離可能にもできるし、剥離不能なまでに接着するこ
とも可能である。はがきの親展通信内容(暗証番号、会
員番号、請求金額、預金残高など)は剥離可能な感圧接
着面に印字し、圧力により貼合せた後、受取人が剥離す
ることにより内容を確認できる。
【0003】このような感圧接着性記録シートは、感圧
接着層の上に印字して別の感圧接着層と加圧により貼合
せ、かつ再度それぞれを剥離して内容を確認するため、
印字した内容が対面の感圧接着層に転写するという、い
わゆる裏写り、インク写りの問題があった。このような
裏写りの現象を避けるために、印字した後にインク(ま
たはトナー)を熱で定着する印字方式(電子写真、レー
ザープリンターなど)が採用されている。
【0004】しかしながら、このような熱定着の方式は
印字面(感圧接着面)および紙自体に過度の熱を与え、
その水分を奪うため、感圧接着層が乾燥し圧着性が低下
するという問題や、やはり過度の加熱により感圧接着層
を構成する接着成分の一部が熱分解し、異臭を発生して
作業環境を悪化させるという問題があった。
【0005】一方、インクジェット記録方式は、種々の
作動原理によりインクの微小液滴を飛翔させて紙などの
記録シートに付着させ、画像・文字などの記録を行なう
ものであるが、高速、低騒音、多色化が容易、記録パタ
ーンの融通性が大きい、現像−定着が不要等の特徴があ
り、漢字を含め各種図形及びカラー画像等の記録装置と
して種々の用途に於いて急速に普及している。さらに、
多色インクジェット記録方式により形成される画像は、
製版方式による多色印刷やカラー写真方式による印画に
比較して、遜色のない記録を得ることが可能である。
又、作成部数が少なくて済む用途に於いては、写真技術
によるよりも安価であることからフルカラー画像記録分
野にまで広く応用されつつある。
【0006】このように、非常に手軽でありながら、高
度な記録ができるインクジェット記録方式は圧着葉書に
使用するのに以下の点で有効である。
【0007】 一般に圧着葉書の圧着面への印字はレ
ーザープリンターや電子写真方式など加熱定着型の記録
が用いられるが、この加熱定着工程で圧着面を構成する
感圧接着剤が劣化し、圧着性が低下するという問題があ
る。裏面にも加熱定着方式の記録法方で印字した場合、
加熱定着工程を2度通ることになり、圧着面の劣化はよ
り激しくなる。
【0008】 このため、印字は非加熱定着方式の方
が好ましく、その点からインクジェット記録方式は適し
ている。しかし、一般に用いられる圧着葉書では、イン
クジェット記録用インクが非加熱定着方式であるため、
圧着時に記録の上に重ね合わされる面に記録部の定着不
足のインクが転写してしまい、剥離時、記録が大変読み
とり難くなってしまう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、感圧接着性記録シートに印字・圧着・剥離
を行った際、印字した内容が反対面の感圧接着層に転写
するという問題をインクジェット記録された記録の定着
性を向上させることにより発生させない感圧接着性記録
シートを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述した
問題点を解決するため鋭意研究の結果、以下の様な感圧
接着性記録シートを見い出した。
【0011】すなわち、通常状態では粘着性、接着性と
もに示さず加圧時に接着性を示す感圧接着層を支持体の
少なくとも片面に有し、加圧時の接着が接着後に剥離可
能である感圧接着性記録シートにおいて、該感圧接着層
がカチオン性コロイド粒子を該感圧接着層内の粘着剤成
分に対し25〜500重量%含有することを特徴とする
感圧接着性記録シートの発明である。
【0012】以下、本発明を詳細に説明する。
【0013】本発明に適用されるカチオン性コロイド粒
子は、水中に懸濁分散してコロイド状をなしているもの
であり、動的光散乱法により測定されるコロイド状態に
おける平均粒子径が300nm以下であり、該粒子表面
が正に帯電した粒子を指し、例えば、ベーマイト、擬ベ
ーマイト等のアルミナゾルやコロイダルアルミナ、或い
は特公昭47ー26959号公報に開示されているようにコロイ
ド状シリカ粒子表面をアルミナコーティングした粒子等
が挙げられる。平均粒子径が300nmを超えると、該
コロイド粒子の表面積が減少するために、インクの定着
性が低下し、感圧接着層の塗工量を増やす必要が生じ
る。
【0014】また、粒子表面の電荷がカチオンであるこ
とにより、電気的な相互作用によってインク中の染料成
分を感圧接着層に定着させることが可能となる。さら
に、コロイド粒子自体には溶媒成分を吸収するだけの容
量がないことから、溶媒成分は感圧接着層を透過して、
支持体に浸透することになる。支持体においては、溶媒
成分の面方向への拡散や深さ方向への浸透が生じても染
料成分が含まれていないために色彩性や鮮鋭性に影響が
無く、従って、インクの吸収と定着を同時に機能させる
ために必要な空隙量は不要となる。しかしながら、イン
ク受理層における溶媒成分の浸透が遅くなると、感圧接
着層においてインクが滞留してインクの拡散が生じるこ
とになるから溶媒成分の浸透は速くなければならない。
【0015】本発明におけるカチオン性コロイド粒子の
感圧接着層への含有量は感圧接着層内の粘着剤成分に対
して25〜500重量%が好ましい。カチオン性コロイ
ド粒子の含有量が25重量%より少ないとインクジェッ
ト記録用インクの重ね合わされた反対面への転写の割合
が増加してしまうし、500重量%より多くともインク
ジェット記録用インクの転写を防ぐ効果に変化が無いば
かりか感圧接着層の接着力を著しく低下させてしまう。
【0016】また、本発明における感圧接着性記録シー
トの感圧接着層には、カチオン性コロイド粒子と共に公
知の顔料を1種類以上用いることができる。カチオン性
コロイド粒子と顔料を併用することにより、インクジェ
ット記録用インクの溶媒成分も感圧接着層中に浸透され
ることになる。顔料としては、例えば、軽質炭酸カルシ
ウム、重質炭酸カルシウム、カオリン、タルク、硫酸カ
ルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫
化亜鉛、炭酸亜鉛、サチンホワイト、珪酸アルミニウ
ム、ケイソウ土、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、
合成非晶質シリカ、擬ベーマイト、水酸化アルミニウ
ム、アルミナ、リトポン、ゼオライト、加水ハロイサイ
ト、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウムなどの無機
顔料、スチレン系プラスチックピグメント、アクリル系
プラスチックピグメント、ポリエチレン、マイクロカプ
セル、尿素樹脂、メラミン樹脂、小麦澱粉などの有機顔
料などが挙げられる。
【0017】上記の中でも、インクジェット記録用イン
クの吸収性を向上させるために感圧接着層中に含有する
顔料としては、多孔性無機顔料が好ましく、多孔性合成
非晶質シリカ、多孔性炭酸マグネシウム、多孔性アルミ
ナなどが挙げられ、特に細孔容積の大きい多孔性合成非
晶質シリカが好ましい。さらに好ましくは給油度が20
ml/100g以上の顔料である。また、接着性を制御
する目的の顔料としては、シリカ、カオリン、クレー、
炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、酸化チタン、酸
化亜鉛、メラミン樹脂粒子、ベンゾグアナミン樹脂粒
子、澱粉粒子などが挙げられ、特に平均粒子径の大きい
小麦澱粉が接着性制御の効果が大きく好ましい。
【0018】本発明の支持体には原紙、合成樹脂フィル
ムなどを用いることが可能であるが、原紙が経済的にも
特性的にも適して用いられる。
【0019】本発明に用いられる原紙は、木材パルプと
顔料を主成分として構成される。木材パルプとしては、
LBKP、NBKPなどの化学パルプ、GP、PGW、
RMP、TMP、CTMP、CMP、CGPなどの機械
パルプ、DIPなどの古紙パルプなどのパルプを含み、
必要に応じて従来公知の顔料やバインダーおよびサイズ
剤や定着剤、歩留まり向上剤、カチオン化剤、紙力増強
剤などの各種添加剤を1種以上用いて混合し、長網抄紙
機、円網抄紙機、ツインワイヤ抄紙機などの各種装置で
支持体の製造が可能であり、酸性、中性、アルカリ性で
抄造できる。
【0020】原紙は、金属ロールと合成樹脂ロールから
なるカレンダー装置を用いてオンマシン処理しても良
い。その際、オフマシン処理しても良く、処理後に、さ
らにマシンカレンダー、スーパーカレンダーなどでカレ
ンダー処理を施して平坦性をコントロールしても良い。
【0021】本発明でいうインクジェット記録用インク
は、下記の着色剤、液媒体、その他の添加剤からなる記
録液体である。
【0022】着色剤としては、直接染料、酸性染料、塩
基性染料、反応性染料あるいは食品用色素などの水溶性
染料が挙げられる。
【0023】インクの溶媒としては、水および水溶性の
各種有機溶剤、例えば、メチルアルコール、エチルアル
コール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコ
ール、n−ブチルアルコール、 sec−ブチルアルコー
ル、tert−ブチルアルコール、イソブチルアルコールな
どの炭素数1〜4のアルキルアルコール類;ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミドなどのアミド類;ア
セトン、ジアセトンアルコールなどのケトンまたはケト
ンアルコール類;テトラヒドロフラン、ジオキサンなど
のエーテル類;ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコールなどのポリアルキレングリコール類;エチ
レングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリ
コール、トリエチレングリコール、1,2,6 −ヘキサント
リオール、チオジグリコール、ヘキシレングリコール、
ジエチレングリコールなどのアルキレン基が2〜6個の
アルキレングリコール類;グリセリン、エチレングリコ
ールメチルエーテル、ジエチレングリコールメチル(ま
たはエチル)エーテル、トリエチレングリコールモノメ
チルエーテルなどの多価アルコールの低級アルキルエー
テル類などが挙げられる。
【0024】これらの多くの水溶性有機溶剤の中でも、
ジエチレングリコールなどの多価アルコール、トリエチ
レングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリ
コールモノエチルエーテルなどの多価アルコールの低級
アルキルエーテルが好ましい。その他の添加剤として
は、例えば、pH調節剤、金属封鎖剤、防カビ剤、粘度
調整剤、表面張力調整剤、湿潤剤、界面活性剤、および
防錆剤などが挙げられる。
【0025】本発明に用いられる感圧接着層を構成する
感圧接着剤は、通常状態では粘着性も接着性も示さない
が、強い圧力により接着可能となるものであり、ラベル
や粘着テープに用いている通常粘着性のある感圧接着剤
とは異なるものである。本発明でいう感圧接着剤、感圧
接着層とは、前者の通常状態では粘着性も接着性も示さ
ないが、強い圧力により接着可能となるものに限定す
る。感圧接着層同士を重ね合わせて圧力を加えることで
接着することが可能で、感圧接着層の接着性の制御、あ
るいは加える圧力の加減により、接着後に剥離可能に接
着させることも、接着後に剥離不能なまでに強接着させ
ることも可能である。一般の3つ折り葉書において、印
字内容を確認するために剥離可能に接着する面と、印字
内容を設けず剥離不能に強接着する面は、このような感
圧接着性の違いを利用したものである。
【0026】本発明の感圧接着層に用いられる感圧接着
剤としては、天然ゴム、変性天然ゴム、スチレン−ブタ
ジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴムなどの
合成ゴム、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、アクリ
ル酸エステル樹脂、塩化ビニル系樹脂、塩化ビニリデン
系樹脂などが溶液あるいはエマルジョンの形で用いられ
る。
【0027】また、本発明の感圧接着層には、粘着付与
剤としてロジン系樹脂およびその誘導体、テルペン系樹
脂、クマロインデン系樹脂、キシレン系樹脂、アルキル
フェノール系樹脂、石油樹脂などを接着性、耐ブロッキ
ング性、耐熱性を損なわない範囲で併用できる。さら
に、剥離性を制御する目的で離型剤を併用することも可
能で、例えば、各種パラフィン、ワックス、脂肪酸また
はその誘導体、高級アルコール類、金属石鹸類、シリコ
ーン樹脂類などを接着性を損なわない範囲で用いること
ができる。
【0028】本発明の感圧接着層には、さらに、その他
の添加剤として、分散剤、増粘剤、流動性改良剤、消泡
剤、抑泡剤、発泡剤、浸透剤、着色染料、着色顔料、蛍
光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防バイ
剤、耐水化剤、湿潤紙力増強剤、乾燥紙力増強剤、帯電
防止剤、老化防止剤、などを適宜配合することもでき
る。
【0029】本発明の感圧接着性記録シートは、折り目
にあたる部分に切れ込み部分や圧縮線を入れ、折り畳み
やすくすることは何等差し支えない。また、得られた感
圧接着性記録シートは、1枚の記録シートを折り畳んで
一体化することも、2枚の記録シートを重ね合わせて一
体化することも可能である。
【0030】裏面にも感圧接着層(表面の感圧接着層と
区別する場合には、表面の感圧接着剤により得られる接
着性よりも強いということで感圧強接着層と呼ぶ)を設
けた両面感圧接着性記録シートにおいては、同様に1枚
の記録シートを2つに、あるいは3つに折り畳んで一体
化することも、2枚以上の記録シートを重ね合わせて一
体化することも可能である。感圧接着性記録シートを圧
着するには重ね合った感圧接着剤が接着する程度の圧力
で圧着を行うことができる。
【0031】本発明の剥離性の感圧接着性記録シート
は、本発明の感圧接着性記録シートを感圧接着層同士が
重なるように2層に重ね合わせ圧着して得られるもので
ある。両面に感圧接着層を設けた両面感圧接着性記録シ
ートを用いれば3つ折り葉書のように、感圧接着性記録
シートを3重に重ね合わせて一体化することも可能であ
る。
【0032】感圧接着性記録シートを用いた剥離性葉書
を作製する場合も、2枚の感圧接着性記録シートを重ね
合わせて圧着するか、1枚の再剥離可能な感圧接着性記
録シートを”く”の字状に折り曲げてから圧着させる印
字部分全面を隠ぺいする方法(2つ折りはがき)、ある
いは”L”字状に折り曲げて印字情報の一部のみを隠ぺ
いする方法、1枚の両面感圧接着性記録シートを”Z”
字状に折り曲げて圧着する方法(3つ折りはがき)など
いずれの方法を用いても差し支えない。
【0033】本発明の感圧接着性記録シートを用いた圧
着体は、内部の印字情報の非公開性が完全であり、感圧
接着剤の剥離可能な接着性を利用して2面の感圧接着性
記録シートを剥離して内部の記録を読む事が出来、且つ
一旦剥離した感圧接着性記録シートは再接着しないた
め、情報の秘守性が高いものである。
【0034】感圧接着層の塗工量はその接着方法により
異なるが、良好な接着性およびインクジェット記録性を
確保する目的から、5〜40g/m2の範囲内であること
が好ましい。接着層の塗工量がこの範囲より小さいと、
接着性が不足するために貼合せが弱い。この範囲より大
きくとも、紙の走行に支障を来すばかりか経済的にコス
トアップの要因となる。
【0035】本発明の感圧接着層を塗工する方法として
は、例えば、グラビアコーター、グラビアオフセットコ
ーター、バーコーター、ロールコーター、エアナイフコ
ーター、Uコンマコーター、AKKUコーター、スムー
ジングコーター、マイクログラビアコーター、リバース
ロールコーター、4本あるいは5本ロールコーター、ブ
レードコーター、ディップコーター、落下カーテンコー
ター、スライドコーター、ダイコーター、溶融押しだし
ダイなど如何なる塗工方法を用いてもよい。
【0036】
【作用】本発明の感圧接着性記録シートは、カチオン性
コロイド粒子を該感圧接着層内の粘着剤成分に対し25
〜500重量%含有しているため、インクジェット記録
用インクのシートへの定着が良好であり、圧着後に剥離
してもインクジェット記録用インクが反対面に転写する
ことがほとんどない。
【0037】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳しく説明する
が、本発明の内容は、実施例に限られるものではない。
また、実施例において示す「部」および「%」は、特に
明示しない限り乾燥重量部および乾燥重量%を示す。
【0038】実施例1アクリル 酸エステル系エマルシ゛ョン(日本合成ゴム社製、AE-923) 100部カチオン 性コロイタ゛ルシリカ(日産化学工業社製、スノーテックスAK-ZL) 350部 上記配合(粘着剤成分に対しカチオン性コロイド粒子が
350重量%加えられている)により感圧接着剤を調整
後、支持体として坪量94g/m2の上質紙の片面に乾燥
塗工量10g/m2でエアナイフコーターにより塗工し、
乾燥して目的とする感圧接着性記録シートを得た。
【0039】実施例2アクリル 酸エステル系エマルシ゛ョン(日本合成ゴム社製、AE-923) 100部カチオン 性コロイタ゛ルシリカ(日産化学工業社製、スノーテックスAK-ZL) 250部 合成非晶質シリカ(徳山曹達社製、ファインシルX37B) 60部 上記配合(粘着剤成分に対しカチオン性コロイド粒子が
250重量%加えられている)により感圧接着剤を調整
後、支持体として坪量94g/m2の上質紙の片面に乾燥
塗工量10g/m2でエアナイフコーターにより塗工し、
乾燥して目的とする感圧接着性記録シートを得た。
【0040】実施例3 実施例1において、カチオン性コロイド粒子としてのカ
チオン性コロイダルシリカを500部にした以外は、実
施例1と同様にして目的とする感圧接着性記録シートを
得た。
【0041】実施例4アクリル 酸エステル系エマルシ゛ョン(中央理化工業社製、リカホ゛ント゛AP-90) 100部カチオン 性コロイタ゛ルシリカ(日産化学工業社製、スノーテックスAK-ZL) 25部 小麦澱粉(平均粒径20μm) 70部 上記配合(粘着剤成分に対しカチオン性コロイド粒子が
25重量%加えられている)により感圧接着剤を調整
後、支持体として坪量94g/m2の上質紙の片面に乾燥
塗工量10g/m2でエアナイフコーターにより塗工し、
乾燥して目的とする感圧接着性記録シートを得た。
【0042】実施例5 実施例4において、感圧接着剤の乾燥塗工量を5g/m2
にした以外は実施例4と同様にして目的とする感圧接着
性記録シートを得た。
【0043】実施例6 実施例4において、感圧接着剤の乾燥塗工量を40g/
2にした以外は実施例4と同様にして目的とする感圧
接着性記録シートを得た。
【0044】実施例7アクリル 酸エステル系エマルシ゛ョン(中央理化工業社製、リカホ゛ント゛AP-37) 100部カチオン 性コロイタ゛ルシリカ(日産化学工業社製、スノーテックスAK-ZL) 50部 合成非晶質シリカ(徳山曹達社製、ファインシルX37B) 30部 でんぷん粒子 20部 上記配合(粘着剤成分に対しカチオン性コロイド粒子が
50重量%加えられている)により感圧接着剤を調整
後、実施例1と同様にして目的とする感圧接着性記録シ
ートを得た。
【0045】実施例8 実施例1で得た感圧接着性記録シートの非塗工面に実施
例1で得た感圧接着剤を乾燥塗工量15g/m2でエアナ
イフコーターにより塗工し、乾燥して目的とする両面と
も感圧接着性を有する感圧接着性記録シートを得た。な
お、乾燥塗工量15g/m2の面が感圧強接着面である。
【0046】比較例1 カチオン性コロイド粒子としてのカチオン性コロイダル
シリカを550部にした以外は、実施例1と同様にして
目的とする感圧接着性記録シートを得た。
【0047】比較例2 カチオン性コロイド粒子としてのカチオン性コロイダル
シリカを20部にした以外は、実施例4と同様にして目
的とする感圧接着性記録シートを得た。
【0048】比較例3 カチオン性コロイダルシリカを非カチオン性コロイダル
シリカ(日産化学工業社製、スノーテックスYL)に変更した以外
は実施例1と同様にして目的とする感圧接着性記録シー
トを得た。
【0049】比較例4 カチオン性コロイダルシリカを合成非晶質シリカ(徳山
曹達社製、ファインシルX37B)に変更した以外は実施例1と同
様にして目的とする感圧接着性記録シートを得た。
【0050】上記により作製した実施例1〜8および比
較例1〜4の感圧接着性記録シートについて、次に記載
した評価方法によって評価し、その結果を表1に示し
た。
【0051】〈転写性〉カラーインクジェットプリンタ
ー(商品名:MJ−700V2C、エプソン社製)で印
字を行い、ブラックインクで■を複数個印字した後、サ
ンプルをZ字状に折り畳み、葉書大(10cm×15c
m)にした後、クリアランス可変の圧着ローラー(日本
エー・ディ・エム社製、SP401)を通過させて圧着
一体化させる。その後、貼合せ部を静かに剥がし、■の
反対面への転写の具合を目視で判定した。なお、評価基
準として、Aは特性が良好、Bは実用上問題ない範囲で
良好、Cは実用上問題あり、Dは特性が不良を示す。実
施例2の両面感圧接着性記録シートでは感圧強接着面で
はなく感圧接着面について評価した。
【0052】〈インク受理性〉カラーインクジェットプ
リンター(商品名:MJ−700V2C、エプソン社
製)にてインクジェット記録を行ない、印字の鮮明さを
目視で判断した。鮮明な画像、印字が得られるものを
A、やや鮮明さに欠けるが画像や印字の解読に支障のな
いものをB、画像がぼやけて不鮮明なものをCで判定し
た。
【0053】〈接着力〉作製直後の感圧接着性記録シー
トをZ字状に折り畳み、葉書大(10cm×15cm)
にした後、クリアランス可変の圧着ローラー(日本エー
・ディ・エム社製、SP401)を通過させて圧着一体
化させる。圧着後、25mmの幅で短冊状に切り取り、
テンシロン万能引っ張り試験機で180゜剥離強度を測
定した。接着力は50gf/25mm未満では不十分で
ある。
【0054】
【表1】
【0055】表1の結果から明らかなように、カチオン
性コロイド粒子を含有することにより、感圧接着層への
インクジェット記録用インクの定着性が向上し、圧着・
剥離後のインクの重ね合わされた反対面への転写は著し
く減少する。しかし、カチオン性コロイド粒子も感圧接
着層への含有量が粘着剤成分に対し25重量%より少な
くなると、インク転写の抑制効果が低下することが比較
例2より判る。また、500重量%よりカチオン性コロ
イド粒子が多くなると著しく接着力を低下させることが
比較例1の結果より分かる。
【0056】
【発明の効果】本発明の感圧接着性記録シートは、イン
クジェット記録においてのインクジェット記録用インク
の定着性が良好なため、インクジェット記録を行った後
に圧着・剥離を行ってもインクが重ね合わされた反対面
へ転写することなく、内容を容易に判読することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/124 B42D 15/02 501B B42D 15/02 501 B41M 5/16 101

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常状態では粘着性、接着性ともに示さ
    ず加圧時に接着性を示す感圧接着層を支持体の少なくと
    も片面に有し、加圧時の接着が接着後に剥離可能である
    感圧接着性記録シートにおいて、該感圧接着層がカチオ
    ン性コロイド粒子を該感圧接着層内の粘着剤成分に対し
    25〜500重量%含有することを特徴とする感圧接着
    性記録シート。
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