JPH0996259A - 内燃機関の吸気加熱装置 - Google Patents

内燃機関の吸気加熱装置

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JPH0996259A
JPH0996259A JP7277070A JP27707095A JPH0996259A JP H0996259 A JPH0996259 A JP H0996259A JP 7277070 A JP7277070 A JP 7277070A JP 27707095 A JP27707095 A JP 27707095A JP H0996259 A JPH0996259 A JP H0996259A
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JP
Japan
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heat
air
intake
intake pipe
bottom plate
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JP7277070A
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English (en)
Inventor
Hidesumi Kato
英純 加藤
Toru Eguchi
徹 江口
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気化器または吸気管内の流動抵抗を少なくす
ると共に、各シリンダの空燃比を均一にし、エンジンの
出力を向上すること。 【解決手段】 放熱板9に一体になっている円筒状の放
熱部10を、吸気管5の内周面に沿わせて設け、吸気管5
内を流れる混合気の流動抵抗を少なくし、エンジンの出
力を向上することができる。また、放熱部10の底部に放
熱部10と一体になっている底板12を設け、放熱部10の内
周面の一部に断熱処理16、17を施す。これにより、放熱
板9から放熱部10に熱伝導された熱は底板12まで熱伝導
され、更に放熱部10の一部に施された断熱処理16、17 に
より、放熱部10の放熱が抑制されて底板12に熱伝導され
る熱量を多くし、底板12の温度を高い温度にし、かつ、
吸気通路2の中心部を流れてきた混合気はこの底板12に
衝突ないしは接触して、効率よく加熱し燃料を気化さ
せ、均一に空気と燃料を混合することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インジェクタから
噴射された燃料と吸気通路を流れている空気との混合気
を均一に加熱するようにした、内燃機関の吸気加熱装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エンジンの低温始動時にインジェクタか
ら噴射された燃料と空気との混合を均一に行うために、
この混合気を加熱して燃料を気化させ、各シリンダに送
られる空気と燃料の混合割合(空燃比)のバラツキをな
くすようにしている。従来の吸気加熱装置として、特開
昭60−237155号公報には、気化器と吸気管とを
ヒ−トインシュレ−タを介して接続し、このヒ−トイン
シュレ−タに放熱板とヒータとを密着した状態で保持
し、吸気管の内周面に突出する複数の突片を放熱板に一
体に設けた吸気加熱装置が開示されている。
【0003】また、実公昭61−11496号公報に
は、気化器と吸気管とをヒ−トインシュレ−タを介して
接続し、このヒ−トインシュレ−タに円環状の被加熱板
を発熱体に密着した状態で保持し、円環状の被加熱板の
内径を気化器および吸気管の内径よりも小さくして、混
合器の流路を円環状の被加熱板で狭くした吸気の加熱装
置が開示されている。
【0004】実公平1−13799号公報には、気化器
と吸気管とをヒ−トインシュレ−タを介して接続し、こ
のヒ−トインシュレ−タに円環状のカバーを被せた発熱
体と放熱板を兼ねた電極板とを保持し、この発熱体と電
極板の内径は気化器の内径よりも小さくして、気化器の
内周面に突出させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例の加熱体は
いづれも、気化器または吸気管の内周面に突出している
ので、混合気の流動抵抗が大きくなり、シリンダ内への
吸気に影響が出て、エンジンの出力が低下する原因にな
るという問題がある。また、気化器または吸気管の内周
面に放熱板が突出しているだけであるので、気化器の内
周面に沿って流れている混合気は、放熱板に接触して加
熱され燃料が気化するが、気化器の中心部を流れている
混合気は放熱板に接触しないので、混合気中に含まれて
いる燃料が気化しない。
【0006】また、スロットル弁に衝突した混合気は、
スロットル弁によって冷却されて混合気中に含まれてい
る燃料が液滴になり、かつ、この液滴は気化器の中心部
に多く集まることから、放熱板に接触することはない。
このような理由により、従来の吸気加熱装置においては
空気と液滴になっている燃料との混合が不十分になり、
各シリンダに吸気される空気と燃料との混合割合(空燃
比)にバラツキが生じて、空気不足による不完全燃焼を
起こすシリンダや過剰空気になるシリンダが存在するこ
とになり、エンジンの出力が低下すると共に、有害な排
気ガスが放出されるという問題がある。
【0007】本発明は吸気通路(気化器)または吸気管
内の流動抵抗を少なくすると共に、吸気通路の中心部を
流れる混合気の加熱を効率良く行い、空気と燃料の混合
を均一にして、各シリンダに吸引される空気と燃料の混
合割合を均一にし、エンジンの出力を向上すると共に、
有害な排気ガスを排気しないようにした、内燃機関の吸
気加熱装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明に係る請求項1の記載から把握される手段は、
インジェクタから吸気通路に噴射された燃料と、吸気通
路を流れている空気との混合気をスロットル弁で流量調
節し、吸気加熱装置で混合気を加熱し、該加熱した混合
気を吸気管を通してエンジンに供給する内燃機関の吸気
加熱装置において、前記吸気通路と吸気管とをヒ−トイ
ンシュレ−タを介して接続し、該ヒ−トインシュレ−タ
に前記加熱装置の発熱体と放熱板とを密着させた状態で
保持し、該放熱板に一体になっている筒状の放熱部を吸
気管の内周面に添わせて吸気管のライザ部まで延長し、
該放熱部の底部に放熱部と一体になっている底板を設
け、該放熱部には吸気管に連通する孔をあけ、該放熱部
の内周面の一部に断熱処理を施したことを特徴とする。
【0009】次に、請求項2の記載から把握される手段
は、インジェクタから吸気通路に噴射された燃料と、吸
気通路を流れている空気との混合気をスロットル弁で流
量調節し、吸気加熱装置で混合気を加熱し、該加熱した
混合気を吸気管を通してエンジンに供給する内燃機関の
吸気加熱装置において、前記吸気通路と吸気管とをヒ−
トインシュレ−タを介して接続し、該ヒ−トインシュレ
−タに前記加熱装置の発熱体と放熱板とを密着させた状
態で保持し、該放熱板に一体になっている二つの円弧状
の放熱部を吸気管の内周面に添わせて吸気管のライザ部
まで延長し、該一方の放熱部の下端に底板を一体に設
け、該底板を一体に設けた放熱部の内周面に断熱処理を
施したことを特徴とする。
【0010】次に、上記手段によって課題がどのように
解決されるかを説明する。まず、請求項1の記載から把
握される本発明にかかる手段において、吸気通路と吸気
管との間にヒ−トインシュレ−タを介在して、発熱体と
放熱板とを密着させた状態で保持しているので、ヒ−ト
インシュレ−タの断熱効果により、発熱体の熱が吸気通
路および吸気管に逃げることなく、発熱体の熱は放熱板
に効率良く熱伝導される。そして、この放熱板に一体に
なっている円筒状の放熱部を、吸気管の内周面に沿わせ
て設けているので、吸気管内を流れる混合気の流動抵抗
を少なくすることができる。
【0011】また、この放熱部を吸気管のライザ部まで
延長し、放熱部の底部に放熱部と一体になっている底板
を設け、放熱部の内周面の一部に断熱処理を施すことに
より、放熱板から放熱部に熱伝導された熱は底板まで熱
伝導され、更に放熱部の一部に施された断熱処理によ
り、放熱部の放熱が抑制されて底板に熱伝導される熱量
を多くし、底板の温度を高い温度にすることができ、か
つ、吸気通路の中心部を流れてきた混合気はこの底板に
衝突ないしは接触して、効率よく加熱し燃料を気化させ
ることができる。そして、この円筒状の放熱部には各吸
気管に連通する孔があけられているので、燃料を確実に
気化し空気との混合を均一にした混合気を、各シリンダ
内に供給することができる。
【0012】次に、請求項2の記載から把握される手段
において、吸気通路と吸気管との間にヒ−トインシュレ
−タを介在して、発熱体と放熱板とを密着させた状態で
保持しているので、ヒ−トインシュレ−タの断熱効果に
より、発熱体の熱が吸気通路および吸気管に逃げること
なく、発熱体の熱は放熱板に効率良く熱伝導される。そ
して、この放熱板に一体になっている二つの円弧状の放
熱部を、吸気管の内周面に沿わせて設けているので、吸
気管内を流れる混合気の流動抵抗を少なくすることがで
きる。
【0013】また、この放熱部を吸気管のライザ部まで
延長し、一方の放熱部の下端に底板を一体に設け、この
底板を一体に設けた放熱部の内周面に断熱処理を施すこ
とにより、放熱板から放熱部に熱伝導された熱は底板ま
で熱伝導され、更に放熱部の一部に施された断熱処理に
より、放熱部の放熱が抑制されて底板に熱伝導される熱
量を多くし、底板の温度を高い温度にすることができ、
かつ、吸気通路の中心部を流れてきた混合気はこの底板
に衝突ないしは接触して、効率よく加熱し燃料を気化さ
せることができる。そして、この二つの円弧状の放熱部
の間を各吸気管に連通させることにより、燃料を確実に
気化し空気との混合を均一にした混合気を、各シリンダ
内に供給することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】請求項1の記載から把握される発
明について、実施の形態を説明する。図1において、イ
ンジェクタ1から吸気通路2に噴射された燃料と、吸気
通路を流れている空気との混合気をスロットル弁3で流
量調節し、吸気加熱装置4で混合気を加熱し、この加熱
した混合気を吸気管5を通してエンジン6に供給する。
更に詳しく説明すると、吸気通路2と吸気管5とをヒ−
トインシュレ−タ7を介して接続し、このヒ−トインシ
ュレ−タ7に前記加熱装置4の発熱体8と放熱板9とを
密着させた状態で保持し、放熱板9に一体になっている
筒状の放熱部10を吸気管5の内周面に添わせて吸気管5
のライザ部11まで延長する。そして、放熱部10の底部に
放熱部10と一体になっている底板12を設る。図2に示す
ように、この放熱部10には吸気管5に連通する孔13、14
および15をあけ、放熱部10の内周面の一部には断熱処理
を施した断熱部16および17を設ける。
【0015】次に、請求項2の記載から把握される発明
について、実施の形態を説明する。インジェクタ1から
吸気通路2に噴射された燃料と、吸気通路を流れている
空気との混合気をスロットル弁3で流量調節し、吸気加
熱装置4で混合気を加熱し、加熱した混合気を吸気管5
を通してエンジン6に供給する。更に詳しく説明する
と、吸気通路2と吸気管5とをヒ−トインシュレ−タ7
を介して接続し、ヒ−トインシュレ−タ7に加熱装置4
の発熱体8と放熱板9とを密着させた状態で保持する。
放熱板9に一体になっている二つの円弧状の放熱部18お
よび19を吸気管5の内周面に添わせて吸気管5のライザ
部11まで延長する。図6および図7に示すように、一方
の放熱部18の下端に底板12を一体に設け、この底板12を
一体に設けた放熱板18の内周面に図9にも示すように、
断熱処理を施した断熱部20を設ける。
【0016】
【実施例】以下本発明の一実施例について説明する。図
1において、インジェクタ1から吸気通路2に噴射され
た燃料と、吸気通路を流れている空気との混合気をスロ
ットル弁3で流量調節し、吸気加熱装置4で混合気を加
熱し、この加熱した混合気を吸気管5を通してエンジン
6に供給するようにしている。吸気加熱装置4について
詳しく説明すると、吸気通路2と吸気管5とをヒ−トイ
ンシュレ−タ7を介して接続し、このヒ−トインシュレ
−タ7に発熱体8と放熱板9とを密着させた状態で保持
し、放熱板9に一体になっている筒状の放熱部10を吸気
管5の内周面に添わせて吸気管5のライザ部11まで延長
している。ヒ−トインシュレ−タ7としては、断熱性に
富み非導電性の材料が使用される。
【0017】また、放熱部10と吸気管5の内周面とを密
着させないで、僅かな隙間をあけることにより、放熱部
10の熱が吸気管5に熱伝導しないようにしている。そし
て、放熱部10の底部に放熱部10と一体になっている底板
12を設ける。図2に示すように、この放熱部10には吸気
管5に連通する孔13、14 および15をあけ、放熱部10の内
周面の一部には断熱処理を施した断熱部16および17を設
ける。この断熱部16および17の断熱処理として、燃料が
直接接触しても劣化せず、かつ、熱伝導が良くないもの
が望ましく、例えばエポキシ、フェノ−ル、ナイロンな
どの樹脂、Al 23 やSiO2 などのガラス、あるい
はセラミックスなどがあげられる。また、施工方法とし
ては塗布、焼き付けあるいは溶射などである。
【0018】また、断熱部16および17は、放熱部10の下
部に形成されており、断熱部16および17が施されていな
い部分で、混合気を加熱し断熱部16および17が施されて
いる部分では放熱しないようにして、放熱板 901と 902
の両方から底板12を昇温するようにしている。また、図
1の矢印(ホ)で示すように、スロットル弁3を開いた
時に、インジェクタ1から噴射された燃料と吸気通路2
を流れている空気との混合気は、スロットル弁3に整流
されてスロットル弁3の開く方向に偏流する。したがっ
て、放熱部10はこの偏流する混合気が接触するように、
スロットル弁3の開閉方向に設けられる。
【0019】また、図3および図4に示すように、放熱
板9は切断線21で切断された放熱板901と 902になって
おり、互いの放熱板 901と 902の間での熱の移動がない
ようにしている。これにより、発熱体8からの熱を放熱
板 901と 902に分配するようにしている。孔14および15
は円筒の側面を切り取った状態で形成され、図6の矢印
(イ)、(ロ)のように混合気が分配されるようになっ
ており、抵抗が少なくなるように大きくあけられてい
る。図6に示す例(図2の孔13をあけたもの)は、矢印
(イ)、(ロ)、(ハ)に混合気を分配する奇数気筒に
適用され、また図7に示すように、矢印(イ)、
(ロ)、(ハ)、(ニ)に混合気を分配するもの(図2
の孔13が設けられていないもの)は、偶数気筒に適用さ
れる。
【0020】図5に示す他の実施例において、図1に示
した実施例と異なる点は、放熱板9に一体になっている
二つの円弧状の放熱部18および19を吸気管5の内周面に
添わせて吸気管5のライザ部11まで延長している点であ
る。すなわち、図6および図7に示すように、一方の放
熱部18の下端に底板12を一体に設け、この底板12を一体
に設けた放熱部18の内周面に図9にも示すように、放熱
部18の全体に断熱処理を施した断熱部20を設けている。
したがって、放熱部18および19は分離されており、放熱
部19からは底板12に熱が伝わらないようになっていて、
断熱処理が施されていない。
【0021】そして、図5に示すようにスロットル弁3
の開閉により、混合気が整流されて偏流する側に、放熱
部19が設けられている。これにより、偏流して吸気通路
2の壁面に膜状に流下する混合気内の燃料を、放熱部19
で加熱し、放熱部18はもっぱら底板12を昇温し、吸気通
路2の中心部を流下する燃料の液滴を、底板12で加熱気
化させるようにしている。その他の部分については図1
に示した実施例と同一であるので、同一部分には同一符
号を付してその説明は省略する。図1および図5におい
て、発熱体8の入力端子22にはリレー回路23が接続され
ている。24はバッテリー、25はヒューズである。
【0022】以上のように構成した本実施例の作用につ
いて、次に説明する。図1および図5において、吸気通
路2と吸気管5との間にヒ−トインシュレ−タ7を介在
して、発熱体8と放熱板9とを密着させた状態で保持し
ているので、ヒ−トインシュレ−タ7の断熱効果によ
り、発熱体8の熱が吸気通路2および吸気管5に逃げる
ことなく、発熱体8の熱は放熱板9に効率良く熱伝導さ
れる。また、放熱部10と吸気管5の内周面との間に隙間
を設けることにより、放熱部10の熱が吸気管5に熱伝導
しないようにして、放熱部10の正味熱量を混合気の加熱
に利用することができる。そして、この放熱板9に一体
になっている円筒状の放熱部10を、吸気管5の内周面に
沿わせて設けられているので、吸気管5内を流れる混合
気の流動抵抗を少なくすることができる。
【0023】また、この放熱部10を吸気管5のライザ部
11まで延長し、放熱部10の底部に放熱部10と一体になっ
ている底板12を設け、放熱部10の内周面の一部に断熱部
16および17を設けることにより、放熱板9から放熱部10
に熱伝導された熱は底板12まで熱伝導され、更に放熱部
10の一部に施された断熱部16および17により、放熱部10
の放熱が抑制されて底板12に熱伝導される熱量を多く
し、底板12の温度を高い温度にすることができ、かつ、
吸気通路2の中心部を流れてきた混合気はこの底板12に
衝突ないしは接触して、効率よく加熱し燃料を気化させ
ることができる。また、吸気通路2の壁面に膜状になっ
て流れている混合気は、放熱部10の断熱部16および17以
外の部分で加熱され、燃料が気化される。そして、この
円筒状の放熱部10には各吸気管5に連通する孔13、14、1
5 があけられているので、燃料を確実に気化し空気との
混合を均一にした混合気を、各シリンダ内に供給するこ
とができる。
【0024】次に、図5に示した他の実施例においても
同様に、ヒ−トインシュレ−タ7の断熱効果により、発
熱体8の熱が吸気通路2および吸気管5に逃げることな
く、発熱体8の熱は放熱板9に効率良く熱伝導される。
そして、二つの円弧状の放熱部18および19を、吸気管5
の内周面に沿わせて設けられているので、吸気管5内を
流れる混合気の流動抵抗を少なくすることができる。
【0025】また、この放熱部18および19を吸気管5の
ライザ11部まで延長し、一方の放熱部18の下端に底板12
を一体に設け、放熱部18の内周面に断熱部20を設けるこ
とにより、放熱板9から放熱部18に熱伝導された熱は底
板12まで熱伝導され、更に放熱部18の断熱部20により、
放熱部18の放熱が抑制されて底板12に熱伝導される熱量
を多くし、底板12の温度を高い温度にすることができ、
かつ、吸気通路2の中心部を流れてきた混合気はこの底
板12に衝突ないしは接触して、効率よく加熱し燃料を気
化させることができる。
【0026】また、スロットル弁3によって偏流し、吸
気通路2の壁面を膜状に流下してきた混合気は、放熱部
19によって加熱され燃料が気化される。そして、この二
つの円弧状の放熱部18および19の間を各吸気管5に連通
させることにより、燃料を確実に気化し空気との混合を
均一にした混合気を、各シリンダ内に供給することがで
きる。
【0027】次に、図8は図1に示した実施例の実験結
果であり、1000CCで3気筒のエンジンに適用して
実験を行ったものである。そして、エンジン冷機時にお
いて、エンジンの回転数を3500rpmとした時の各
気筒への吸気の分配を計測し、それにより燃料の霧化状
態を比較した。燃料の霧化が良好なほど、各気筒への分
配は均一になる。断熱部16および17は放熱部10の半分ま
でとした。断熱材としてエポキシ樹脂を塗布した。そし
て、3気筒のうち空燃比(A/F)が最大のものと最小
のものの差を比較した。図において、曲線Aは断熱部16
および17を設けないものであり、曲線Bはその断熱部を
設けたものである。図から明らかな通り、断熱部を設け
た場合の方がその差が小さく、各気筒の空燃比がほぼ均
一であることが判り、断熱部16および17の効果が現れて
いることを確認することができる。
【0028】次に、図10は図5に示した実施例の実験結
果であり、1300CCで4気筒のエンジンに適用し、
実験を行ったものである。冷機時にエンジンの回転数3
5000rpmとした時の各気筒への吸気の分配を計測
し、それにより燃料の霧化状態を比較した。燃料の霧化
が良好なほど、各気筒への分配は均一になる。4気筒の
うち空燃比(A/F)が最大のものと最小のものの差を
比較した。図において、曲線Aは底板を設けないもので
あり、曲線Bは底板を設けその断熱部を設けないもの、
曲線Cは底板を設け、かつ、断熱部20を設けたものであ
る。図から明らかな通り、底板12を設けた効果が明らか
であり、更に断熱部20を設けた場合の方がその差が小さ
く、各気筒の空燃比が均一であることが判る。これによ
り、底板12の効果および底板12を設け断熱部20を設けた
効果が現れていることを確認することができる。
【0029】
【発明の効果】以上詳述した通り請求項1の記載に基づ
いて、発明の詳細な説明から把握される本発明によれ
ば、吸気通路と吸気管との間にヒ−トインシュレ−タを
介在して、発熱体と放熱板とを密着させた状態で保持
し、ヒ−トインシュレ−タの断熱効果により、発熱体の
熱が吸気通路および吸気管に逃げることなく、発熱体の
熱は放熱板に効率良く熱伝導されるので、混合気を効率
よく加熱することができる。そして、この放熱板に一体
になっている円筒状の放熱部を、吸気管の内周面に沿わ
せて設け、吸気管内を流れる混合気の流動抵抗を少なく
したので、エンジンの出力を向上することができる。
【0030】また、この放熱部を吸気管のライザ部まで
延長し、放熱部の底部に放熱部と一体になっている底板
を設け、放熱板の内周面の一部に断熱処理を施し、放熱
板から放熱部に熱伝導された熱は底板まで熱伝導され、
更に放熱部の一部に施された断熱処理により、放熱部の
放熱が抑制されて底板に熱伝導される熱量を多くし、底
板の温度を高い温度にし、かつ、吸気通路の中心部を流
れてきた混合気はこの底板に衝突ないしは接触して、効
率よく加熱し燃料を気化させるようにしたので、均一に
空気と燃料を混合することができる。そして、この円筒
状の放熱部には各吸気管に連通する孔があけられている
ので、燃料を確実に気化し空気との混合を均一にした混
合気を、各シリンダ内に供給するので、エンジンの出力
を向上し、有害な排気を少なくすることができる。
【0031】次に、請求項2の記載に基づいて、発明の
詳細な説明から把握される本発明によれば、吸気通路と
吸気管との間にヒ−トインシュレ−タを介在して、発熱
体と放熱板とを密着させた状態で保持し、ヒ−トインシ
ュレ−タの断熱効果により、発熱体の熱が吸気通路およ
び吸気管に逃げることなく、発熱体の熱は放熱板に効率
良く熱伝導されるので、混合気を効率よく加熱すること
ができる。そして、この放熱板に一体になっている二つ
の円弧状の放熱部を、吸気管の内周面に沿わせて設け、
吸気管内を流れる混合気の流動抵抗を少なくしたので、
エンジンの出力を向上することができる。
【0032】また、この放熱部を吸気管のライザ部まで
延長し、一方の放熱部の下端に底板を一体に設け、底板
を一体に設けた放熱板の内周面に断熱処理を施し、放熱
板から放熱部に熱伝導された熱は底板まで熱伝導され、
更に放熱部の一部に施された断熱処理により、放熱部の
放熱が抑制されて底板に熱伝導される熱量を多くし、底
板の温度を高い温度にし、かつ、気化器の中心部を流れ
てきた混合気はこの底板に衝突ないしは接触して、効率
よく加熱し燃料を気化させるので、空気と燃料の混合を
均一にすることができる。そして、この二つの円弧状の
放熱部の間を各吸気管に連通させ、燃料を確実に気化し
空気との混合を均一にした混合気を、各シリンダ内に供
給するので、エンジンの出力を向上し、有害な排気を少
なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体を示す縦断面図であ
る。
【図2】図1における放熱部の斜視図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】図3の正面図である。
【図5】本発明の他の実施例の全体を示す縦断面図であ
る。
【図6】図5の放熱部の斜視図である。
【図7】図5の放熱部の他の実施例の斜視図である。
【図8】図1の実施例の実験結果を示す線図である。
【図9】図5における放熱部の斜視図である。
【図10】図5の実施例の実験結果を示す線図である。
【符合の説明】
1 インジェクタ 2 吸気通路 3 スロットル弁 4 加熱装置 5 吸気管 6 エンジン 7 ヒ−トインシュレ−タ 8 発熱体 9 放熱板 10 放熱部 11 ライザ部 12 底板 13 孔 14 孔 15 孔 16 断熱部 17 断熱部 18 放熱部 19 放熱部 20 断熱部 21 切断線 22 入力端子 23 リレー回路 24 バッテリー 25 ヒューズ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インジェクタから吸気通路に噴射された
    燃料と、吸気通路を流れている空気との混合気をスロッ
    トル弁で流量調節し、吸気加熱装置で混合気を加熱し、
    該加熱した混合気を吸気管を通してエンジンに供給する
    内燃機関の吸気加熱装置において、前記吸気通路と吸気
    管とをヒ−トインシュレ−タを介して接続し、該ヒ−ト
    インシュレ−タに前記加熱装置の発熱体と放熱板とを密
    着させた状態で保持し、該放熱板に一体になっている筒
    状の放熱部を吸気管の内周面に添わせて吸気管のライザ
    部まで延長し、該放熱部の底部に放熱部と一体になって
    いる底板を設け、該放熱部には吸気管に連通する孔をあ
    け、該放熱部の内周面の一部に断熱処理を施したことを
    特徴とする内燃機関の吸気加熱装置。
  2. 【請求項2】 インジェクタから吸気通路に噴射された
    燃料と、吸気通路を流れている空気との混合気をスロッ
    トル弁で流量調節し、吸気加熱装置で混合気を加熱し、
    該加熱した混合気を吸気管を通してエンジンに供給する
    内燃機関の吸気加熱装置において、前記吸気通路と吸気
    管とをヒ−トインシュレ−タを介して接続し、該ヒ−ト
    インシュレ−タに前記加熱装置の発熱体と放熱板とを密
    着させた状態で保持し、該放熱板に一体になっている二
    つの円弧状の放熱部を吸気管の内周面に添わせて吸気管
    のライザ部まで延長し、該一方の放熱部の下端に底板を
    一体に設け、該底板を一体に設けた放熱部の内周面に断
    熱処理を施したことを特徴とする内燃機関の吸気加熱装
    置。
JP7277070A 1995-09-29 1995-09-29 内燃機関の吸気加熱装置 Pending JPH0996259A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102263819B1 (ko) * 2019-12-03 2021-06-10 장권수 흡기 가열 장치

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