JPH099715A - 農用作業車 - Google Patents

農用作業車

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JPH099715A
JPH099715A JP16497795A JP16497795A JPH099715A JP H099715 A JPH099715 A JP H099715A JP 16497795 A JP16497795 A JP 16497795A JP 16497795 A JP16497795 A JP 16497795A JP H099715 A JPH099715 A JP H099715A
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JP16497795A
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English (en)
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Satoshi Iida
聡 飯田
Takeshi Ura
猛 裏
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 制御モードを切換えると昇降制御を阻止して
切換を作業者に認識させると共に、阻止状態で作動油の
リークによる作業装置の下降を抑制する。 【構成】 選択機構22SWでの制御モードの切換時に
油圧アクチュエータ10の作動を阻止する牽制手段Sを
備え、この牽制手段Sによる作動阻止時に、作動阻止直
後の作業装置Aの対車体高さと比較して作業装置の対車
体高さをメモリMに保持し、このメモリMの値と比較し
て作業装置の高さが低下した場合には油圧アクチュエー
タ10への作動油の供給によって作業装置の対車体高さ
の復元を図る復元手段Rを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体に対して油圧アク
チュエータの駆動で昇降自在に作業装置を連結し、複数
の設定手段の何れかで設定される制御目標まで作業装置
を昇降する制御装置を備えた農用作業車に関し、詳しく
は、作業装置の制御モードを切換えた際に作業装置の昇
降制御を阻止する制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のように構成された農用作業
車として特公昭58‐26928号公報に示されるもの
が存在し、この従来例では、エンジンの始動時に自動昇
降制御系の制御動作による作業装置の下降を阻止し、
又、作業途中における作業形態の切換時にも自動昇降制
御系の制御動作による作業装置の下降を阻止するよう構
成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来例では、
制御モードの切換時には作業装置の昇降を阻止すること
で制御モードの切換わりと同時に作業装置が急速に昇降
する現象を阻止すると共に、制御モードが切換わったこ
とを作業者に認識させ得るようになっている。
【0004】又、この種の農用作業車では、昇降操作具
の操作位置に対応した対車体高さまで作業装置を昇降さ
せるポジション制御と称される制御モードを選択できる
よう制御装置の動作が設定され、作業装置を上昇させた
状態で路上走行を行う場合には、このポジション制御で
作業装置を上昇位置に長時間保持することもある。又、
作業装置を長時間上昇位置に保持した場合には油圧系か
らの油のリークによって作業装置が下降することもある
が、ポジション制御で上昇位置に保持している場合には
油のリークで作業装置が下降した場合にも該ポジション
制御によって作業装置の上昇が図れ、作業装置を目標高
さに維持し得るものとなる。
【0005】しかし、前述のように制御モードの切換え
を行い、作業装置の昇降が阻止されている状態では油圧
系からの作動油のリークで作業装置が下降した場合にも
復元方向への制御が行われず改善の余地がある。又、こ
の油圧系からの作動油のリークで作業装置が下降した場
合には元の高さに復元することが望ましく、そのための
手段が望まれている。又、昇降が阻止された場合には合
理的な操作によって牽制が解除されることも望まれる。
【0006】本発明の目的は、作業装置の昇降制御モー
ドの選択時に、制御モードが変更されたことを昇降制御
の阻止によって作業者に認識させると共に、この昇降制
御の阻止状態で油圧系のリークによる作業装置の下降を
抑制する農用作業車を合理的に構成する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴(請求項
1)は冒頭に記したように、油圧アクチュエータで昇降
自在に作業装置を連結し、複数の設定手段の何れかで設
定される制御目標まで作業装置を昇降する制御装置を備
えた農用作業車において、前記設定手段の変更で制御モ
ードを選択する選択機構を備え、この選択機構での制御
モードの切換時に油圧アクチュエータの作動を阻止する
牽制手段を備え、この牽制手段による作動阻止時に、作
動阻止直後の作業装置の対車体高さと比較して作業装置
の対車体高さが低下した場合には前記油圧アクチュエー
タへの作動油の供給によって作業装置の対車体高さの復
元を図る復元手段を備えている点にあり、その作用、及
び、効果は次の通りである。
【0008】又、本発明では、前記復元手段が、牽制手
段での作動阻止が開始されると作業装置の対車体高さを
制御目標として記憶手段に保持し、この後、記憶手段に
保持した目標値と作業装置の現実の対車体高さとの差が
所定値以上に達すると、油圧アクチュエータを駆動して
作業装置の上昇を図るフィードバック型の制御系で構成
されているにも特徴を有し(請求項2)、前記制御装置
の制御動作が、設定器としてのポジション設定器からの
対車体高さ信号を制御目標とし、作業装置の対車体高さ
を計測するリフトアームセンサからの対車体高さ信号を
フィードバックして作業装置を昇降するポジション制御
を行えるよう構成されると共に、前記牽制手段による作
動阻止時に、ポジション設定器の信号値を、リフトアー
ムセンサの信号に基づく作業装置の対車体高さに対応す
る位置以上まで変化させることによって該牽制手段の作
動阻止状態を解除する解除手段を備えている点にも特徴
を有し(請求項3)、その作用、及び、効果は次の通り
である。
【0009】
【作用】上記特徴(請求項1)によると、選択機構で設
定手段を変更した場合には牽制手段が油圧アクチュエー
タの作動を阻止するものとなり、この作動阻止時に作動
油のリークによって作業装置の対車体高さが低下した場
合にも、復元手段が油圧アクチュエータに作動油を供給
して、該作業装置を作動阻止直後の対車体高さまで上昇
させるものとなる。つまり、制御モードを変更した場合
には、作業装置の昇降の阻止によって、制御モードが切
換わったことを作業者に認識させ得ると共に、この状態
で走行して作業装置が下降した場合にも特別の操作を行
わずとも作業装置を上昇させ、作業装置を地上の突出物
等に接触させることもない。
【0010】請求項2によると、牽制によって作動阻止
が開始されると作業装置の対車体高さが制御目標として
記憶手段に保持されると共に、作動油のリークによって
作業装置の現実の対車体高さが所定値以上低下した場合
にも、油圧アクチュエータの駆動で作業装置を上昇させ
るものとなる。つまり、記憶手段を備えることにより、
通常のフィードバック型制御によって作業装置の上昇を
図れるものとなる。
【0011】請求項3によると、牽制手段による作動阻
止状態においては、この作動阻止状態の作業装置の対車
体高さに相当する高さを越えるまでポジション設定器の
信号値を変化させることにより解除手段が牽制を解除す
るものとなり、この後、選択機構によって選択された設
定手段を使用する制御モードでの制御作動を許容するも
のとなる。
【0012】
【発明の効果】従って、作業装置の昇降制御モードの選
択時に、制御モードが変更されたことを昇降制御の阻止
によって作業者に認識させると共に、この昇降制御の阻
止時に油圧系のリークによって作業装置が下降しても、
油アクチュエータの作動によって作業装置を上昇させて
作業装置の下降を自動的に抑制する農用作業車が合理的
に構成された(請求項1)。
【0013】又、記憶手段を使用することによって牽制
手段による作動阻止状態で作業装置が下降しても正確に
元の高さに復元し得るのとなり(請求項2)、又、牽制
手段による作動阻止状態に陥っても、作業装置を昇降さ
せるための操作系を上昇方向に操作するという自然な操
作によって牽制状態を解除できるものとなった(請求項
3)。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1及び図2に示すように、ステアリング操作自
在な駆動型の前車輪1、駆動型の後車輪2を備えた車体
の前部にエンジン3を搭載すると共に、このエンジン3
からの動力がクラッチハウジング4を介して伝えられる
ミッションケース5を車体後部に配置し、車体前部にメ
ータパネル6とステアリングハンドル7とを配置し、
又、ミッションケース5の上方位置に運転座席8と保護
フレーム9とを配置し、ミッションケース5の後部位置
に油圧アクチュエータの一例としてのリフトシリンダ1
0の作動で昇降作動する左右一対のリフトアーム11,
11を備えて農用作業車の一例としてトラクタを構成す
る。
【0015】車体の後端にトップリンク12と左右一対
のロアーリンク13,13とで成る3点リンク機構を介
して作業装置Aの一例としてのロータリ耕耘装置14を
連結すると共に、ロアーリンク13,13とリフトアー
ム11,11とを左右のリフトロッド15,15で吊下
げ状態に連結し、又、左右のリフトロッド15,15の
一方にローリングシリンダ16を介装することで、リフ
トシリンダ10の作動でロータリ耕耘装置14を昇降さ
せ、ローリングシリンダ16の作動でロータリ耕耘装置
14をローリングさせるよう支持してある。ロータリ耕
耘装置14の後部位置には横向き姿勢の軸芯周りで揺動
自在に後カバー14Aを備え、この後カバー14Aの揺
動量を計測するポテンショメータ型の耕深センサ14S
を装置上面に備えている。又、リフトアーム11の基端
部にはリフトアーム11の揺動量を計測するポテンショ
メータ型のリフトアームセンサ11Sを備え、ローリン
グシリンダ16の作動量を計測するポテンショメータ型
のストロークセンサ16Sを備え、ミッションケース5
の上部位置には走行車体のローリング量を計測するロー
リングセンサRSを備えている。
【0016】又、運転座席8の右側部にはロータリ耕耘
装置14を昇降制御するポジションレバー17とコント
ロールボックス18を備え、このコントロールボックス
18の上面には図5に示す如く、耕深設定ダイヤル1
9、制御特性切換えダイヤル20、ローリング角設定ダ
イヤル21、制御モードの選択に兼用された制御感度設
定ダイヤル22、上限設定ダイヤル23、バックアップ
制御選択ノブ24、強制ローリングノブ25を備えてい
る。又、運転座席8の左側に変速レバー26を配置して
あり、ステアリングハンドル7の近傍位置には、図4に
示す如く、「上昇」位置への操作で作業装置を上限まで
上昇させ、「下降」位置への操作で設定高さま作業装置
を下降させ、「中立」位置へ復帰付勢された強制昇降レ
バー27と、アクセルレバー28とを配置してある。メ
ータパネル6には図3に示す如く、ロータリ耕耘装置1
4がローリング制御状態にあることを示すローリングラ
ンプ29、ロータリ耕耘装置14が自動耕深制御状態に
あることを示す自動耕深ランプ30、車体の後進時に自
動的にロータリ耕耘装置14を上昇させる制御モードに
あることを示すバックアップランプ31、強制昇降レバ
ー27の操作でロータリ耕耘装置14が強制上昇にある
ことを示す上昇ランプ32夫々が配置されている。
【0017】このようなセンサ系と設定系とを備えるこ
とにより、自動耕深制御時には自動耕深ランプ30が点
灯すると共に、耕深設定ダイヤル19で設定された深度
で、かつ、制御感度設定ダイヤル22で設定された制御
感度でロータリ耕耘装置14の昇降が行われるよう、耕
起面に接地する後カバー14Aの揺動量から耕深センサ
14Sが求めた耕深信号をフィードバックしてリフトシ
リンダ10を駆動する制御動作が行われ、又、自動ロー
リング制御時には、ローリングランプ29を点灯させる
と共に、ロータリ耕耘装置14がローリング角設定ダイ
ヤル21で設定された対地ローリング姿勢を維持するよ
う、ローリングセンサRSからの信号に基づきローリン
グシリンダ16の伸縮量を求め、かつ、求めた量だけの
伸縮を行うようストロークセンサ16Sからの信号をフ
ィードバックしながらローリングシリンダ16を伸縮さ
せる制御動作を行う。尚、強制ローリングノブ25は、
非操作時には中立位置を保持し、上部を押し操作すると
ロータリ耕耘装置14の一方の側端を強制的に上げ作動
させ、下部を押し操作するとロータリ耕耘装置14の一
方の側端を強制的に下げ作動させるようローリングシリ
ンダ16を直接操作する制御が行われる。
【0018】又、制御特性切換ダイヤル20は、ローリ
ング制御を起動させるスイッチにも兼用され、このダイ
ヤルでは作業装置Aを支持するリンク機構のリンク比を
変更した場合、あるいは、3点リンク機構に代えて2点
リンク機構を用いた際に操作され、又、上限設定ダイヤ
ル23は昇降レバー27の「上昇」位置への操作時、あ
るいは、バックアップ制御時の上限を設定すると共に、
後述するように油圧取出し作業時に操作され、又、バッ
クアップ制御選択ノブ24は入り位置に操作された場合
に車体の後進時には自動的にリフトアーム11,11を
上限まで上昇させる制御を行うものとなっている。
【0019】このトラクタでは図6に示す如く制御系が
構成されている。つまり、車体にはマイクロプロセッサ
を備えた制御装置33を備え、この制御装置33に対し
て、ポジションレバー17で操作されるポテンショメー
タ型のポジション設定器17S、耕深設定ダイヤル19
で回動操作されるポテンショメータ型の耕深設定器19
S、制御感度設定ダイヤル22で操作される制御感度設
定器22S(制御モードを選択する選択スイッチに兼用
されている)、リフトアームセンサ11S、耕深センサ
14S、強制昇降レバー27で操作される強制昇降スイ
ッチ27SW、制御特性切換ダイヤル20で操作される
特性切換スイッチ20SW、上限設定ダイヤル23で操
作されるポテンショメータ型の上限設定器23S、ロー
リング角設定ダイヤル21で回動操作されるポテンショ
メータ型のローリング角設定器21S、ローリングセン
サRS、ストロークセンサ16S、強制ローリングノブ
25で操作されるローリングスイッチ25SW、バック
アップ制御選択ノブ24で操作されるバックアップスイ
ッチ24SW、アクセルレバー28の回動操作位置を計
測するポテンショメータ型のアクセルセンサ28S、エ
ンジン3の回転数を計測するエンジン回転数センサ3S
夫々からの信号を入力する系が形成される共に、この制
御装置33からリフトシリンダ10に対する電磁操作型
の昇降弁34、ローリングシリンダ16に対する電磁操
作型のローリング弁35、4つのランプ29,30,3
1,32夫々に対する出力系が形成されている。
【0020】この制御系での制御の概要は図7に示す如
く構成されている。つまり、この制御動作では、制御が
開始されると始動チェックルーチン(#100ステッ
プ)の処理、制御モード選択ルーチン(#200ステッ
プ)の処理、油圧取出しルーチン(#300ステップ)
の処理、昇降制御・ローリング制御ルーチン(#001
ステップ)の処理夫々をリセットされるまで(#002
ステップ)継続して行うようになっている。又、始動チ
ェックルーチン(#100ステップ)ではエンジン3が
停止した状態で誤ってポジションレバー17が操作され
た場合のように、ポジション設定器17Sの設定値とリ
フトアームセンサ11Sの計測値に基づく作業装置Aの
対車体高さに差を生じた結果、作業装置Aを下降、ある
いは、上昇させる制御を未然に阻止する処理を行うもの
であり、制御モード選択ルーチン(#200ステップ)
では制御感度設定ダイヤル22で制御モードを切換える
操作が行われた場合に、切換った後の制御モードでの制
御を開始する以前に作業装置Aの昇降を阻止する処理を
行うものであり、油圧取出しルーチン(#300ステッ
プ)では図6に示す如く、昇降シリンダ10に対する油
路から分岐した取出し油路36から外部作業装置(図示
せず)に対する作動油の給排を可能にすると共に、この
取出しを終えた際には作業装置Aの昇降を阻止する処理
を行うものである。尚、この取出し油路36の取出し側
の端部は非使用時にプラグで閉塞されている。更に、昇
降制御・ローリング制御ルーチン(#001ステップ)
では、ポジションレバー17がポジション制御域内に操
作された場合には操作位置に基づいて対車体高さを調節
する昇降制御(ポジション制御)を行い、このポジショ
ンレバー17がポジション制御域を越えて前端側の自動
制御位置に操作された状態で、かつ、制御感度設定ダイ
ヤル22が「標準」「敏感」位置にある場合には、この
制御感度によって地面を基準として耕深設定ダイヤル1
9で設定された耕深を維持するよう、耕深センサ14S
からの信号をフィードバックしながらロータリ耕耘装置
14を自動的に昇降する昇降制御(自動耕深制御)を行
い、又、制御感度設定ダイヤル22が「Eオート」位置
にある場合にはアクセルセンサ28S、エンジン回転数
センサ3Sからの信号に基づき、耕深設定ダイヤル19
で設定された耕深を維持するよう、エンジン回転数セン
サ3Sからの信号をフィードバックしながらロータリ耕
耘装置14を自動的に昇降する昇降制御(エンジンオー
ト制御)を行い、更に、ロータリ耕耘装置14のローリ
ング姿勢をローリング角設定ダイヤル21で設定された
目標姿勢に維持するローリング制御等の処理が行われ
る。
【0021】始動ルーチン(#100ステップ)は図8
に示すように、エンジン3の始動用のキースイッチのO
N操作によって開始され、キースイッチがON操作され
ると、ポジション設定器17S、リフトアームセンサ1
1S夫々からの信号を入力して夫々にレベル差があるか
を判別する(#101、#102ステップ)。
【0022】次に、差があれば、上昇ランプ32を点滅
させ、復元手段Rとしての復元処理ルーチンを実行し、
ポジション設定器17S、リフトアームセンサ11S夫
々からの信号を比較してポジションレバー17の操作に
よって、ポジションレバー17の操作位置とロータリ耕
耘装置14の対車体高さが一致したかを判別し、又、強
制昇降レバー27でロータリ耕耘装置14が強制上昇さ
れたかを判別する(#103、#400、#104、#
105ステップ)。この処理では、昇降動作が牽制状態
にあることをランプ32の点滅で作業者に認識させると
共に、この牽制状態で作動油のリークによるロータリ耕
耘装置14の下降があった場合には元の高さまで上昇さ
せる制御を行い、更に、牽制を解除する目的でポジショ
ンレバー17が操作された、あるいは、強制昇降レバー
27が上昇方向に操作されたかを判別している。
【0023】次に、ポジションレバー17の操作で牽制
が解除された場合には上昇ランプ32を消灯してフラグ
を「0」に復帰させて(理由は後述する)この処理を終
了し、又、強制昇降レバー27が「上昇」位置に操作さ
れた場合には、上昇ランプ32を点灯してフラグを
「0」に復帰させて(理由は後述する)この処理を終了
する(#106〜#108ステップ)。又、強制昇降レ
バー27が「上昇」位置に操作された場合には、該フロ
ーチャートには示していないがロータリ耕耘装置14は
上限設定ダイヤル23で設定された上限まで上昇するも
のであり、この上昇状態であることを作業者に認識させ
るために上昇ランプ32を点灯状態に切換えるものとな
っている。
【0024】又、復帰制御ルーチン(復元手段R・#4
00ステップ)は、図11のフローチャートに示すよう
に、フラグを判別し(初期状態は「0」)、リフトアー
ムセンサ11Sからの信号を記憶手段の一例としてのメ
モリM(制御装置33に内蔵)に保持し、フラグを
「1」に設定してメモリMの値を保存する(#401〜
#403ステップ)。
【0025】次に、リフトアームセンサ11Sからの信
号を入力し、メモリMに保持した値と比較してリフトア
ーム11が下降方向に揺動していないかを判別し、下降
方向に揺動している場合にはメモリMに保持した値を制
御目標に設定して、リフトアームセンサ11Sからの信
号値が制御目標に達するまでリフトシリンダ10を上昇
方向に駆動する(#404〜#409ステップ)。尚、
このルーチンの処理ではフラグが「0」にある場合にリ
フトアームセンサ11Sからの信号をメモリMに保持す
る制御動作を行うものであい、次の処理で復元制御の動
作が行われるように前述の#208ステップでフラグを
「0」に復元する処理が行われたのである。
【0026】制御モード選択ルーチン(#200ステッ
プ)は、図9に示すように、制御感度切換ダイヤル22
が「切」位置から「標準」位置に操作された、あるいは
「敏感」位置から「Eオート」位置に操作されたことを
判別し、操作された場合には上昇ランプ32を点滅さ
せ、復元手段Rとしての復元制御ルーチンを実行し、ポ
ジション設定器17S、リフトアームセンサ11S夫々
からの信号を比較してポジションレバー17の操作によ
って、ポジションレバー17の操作位置とロータリ耕耘
装置14の対車体高さが一致したかを判別し、又、強制
昇降レバー27でロータリ耕耘装置14が強制上昇され
たかを判別する(#201、#202、#400、#2
03、#204ステップ)。この処理では、昇降動作が
牽制状態にあることをランプ32の点滅で作業者に認識
させると共に、この牽制状態で作動油のリークによるロ
ータリ耕耘装置14の下降があった場合には元の高さま
で上昇させる制御を行い、更に、牽制を解除する目的で
ポジションレバー17が操作された、あるいは、強制昇
降レバー27が上昇方向に操作されたかを判別してい
る。尚、復元制御ルーチン(#400ステップ)は前述
の処理と全く同じルーチンを用いるものとなっている。
【0027】次に、ポジションレバー17の操作でロー
タリ耕耘装置14が上昇操作された場合には、この上昇
で後カバー14Aが地面から離間したことを耕深センサ
14Sからの信号で判別したタイミングで牽制を解除し
て上昇ランプ31を消灯してフラグを「0」に復帰さ
せ、この処理を終了し、又、強制上昇レバー27が「上
昇」位置に操作された場合には、上昇ランプ32を点灯
してフラグを「0」に復帰させ、この処理を終了する
(#205〜#208ステップ)。又、強制昇降レバー
27が「上昇」位置に操作された場合には、該フローチ
ャートには示していないがロータリ耕耘装置14は上限
設定ダイヤルで設定された上限まで上昇するものであ
り、この上昇状態であることを作業者に認識させるため
に上昇ランプ32を通常の作動状態である点灯状態に切
換えるものとなっている。又、この制御系では#20
1、#203、#204ステップを併せて制御モードの
切換時にリフトシリンダ10の作動を阻止する牽制手段
Sが構成され、#203ステップで牽制手段Sによる牽
制状態を解除する解除手段Tが構成されている。
【0028】油圧取出しルーチン(#300ステップ)
は、図10に示すように、上限設定ダイヤル23が「油
圧取出」位置に操作されたかを判別し、操作された場合
にはローリングスイッチ25SWの状態の状態を判別
し、該スイッチ25SWでノブ25が「左下」位置への
操作を判別した場合には、昇降弁34を排出方向位置に
操作して取出し油路36を介して作動油の排出を行い、
「中立」位置に保持されたことを判別した場合には昇降
弁34を中立位置に操作して給排を停止し、「右下」位
置への操作を判別した場合には昇降弁34を供給位置に
操作して取出し油路36を介して作動油の送り出しを行
い、この制御を該上限設定ダイヤル23が「油圧取出」
位置から解除されるまで継続する(#301〜#306
ステップ)。この給排作動は、トップリンク12、ロア
ーリンク13夫々とも作業装置Aを連結しない状態で昇
降弁を34を強制ローリングノブ25で操作して取出し
油路36からの作動油で外部作業装置を駆動するもので
あり、この状態ではリフトシリンダ10は無負荷状態に
あるので作動油が一度供給されると、該リフトシリンダ
10は上昇側のストロークエンドの位置まで作動し、機
械的な摩擦等によってこの位置が保持されるものとな
る。
【0029】次に、上限設定ダイヤル23が「油圧取
出」位置から解除されると、上昇ランプ32を点滅さ
せ、復元手段Rとしての復元処理ルーチンを実行し、ポ
ジション設定器17S、リフトアームセンサ11S夫々
からの信号を比較してポジションレバー17の操作位置
とロータリ耕耘装置14の対車体高さが一致したかを判
別し、又、強制昇降レバー27でロータリ耕耘装置14
が強制上昇されたかを判別する(#307、#400、
#308、#309ステップ)。この処理では、昇降動
作が牽制状態にあることをランプ32の点滅で作業者に
認識させると共に、この牽制状態で作動油のリークによ
るロータリ耕耘装置14の下降があった場合には元の高
さまで上昇させる制御を行い、更に、牽制を解除する目
的でポジションレバー17が操作された、あるいは、強
制昇降レバー27が上昇方向に操作されたかを判別して
いる。
【0030】次に、ポジションレバー17の操作で牽制
が解除された場合には上昇ランプ32を消灯してフラグ
を「0」に復帰させ、この処理を終了し、又、強制昇降
レバー27が「上昇」位置に操作された場合には、上昇
ランプ32を点灯してフラグを「0」に復帰させ、この
処理を終了する(#310〜#312ステップ)。又、
強制昇降レバー27が「上昇」位置に操作された場合に
は、該フローチャートには示していないがロータリ耕耘
装置14は上限設定ダイヤル23で設定された上限まで
上昇するものであり、この上昇状態であることを作業者
に認識させるために上昇ランプ32を通常の作動状態で
ある点灯状態に切換えるものとなっている。
【0031】このように、本発明ではエンジン3の始動
時にポジションレバー17の設定位置と作業装置Aの対
車体高さとに食い違いが発生した場合、制御モードを変
更した場合、あるいは、油圧取出し状態から通常の昇降
制御に制御動作を戻した場合には、通常の制御を停止す
る牽制状態に設定して作業装置Aの昇降作動を阻止し
て、この状態に陥っていることを作業者が認識できるよ
うに構成されると共に、この牽制状態において作動油の
リークによって作業装置Aが下降することがあっても復
元手段Rによって自動的に作業装置Aを元の高さに復元
できるものとなり、更に、この牽制状態を解除する際に
はポジションレバー17を作業装置Aの高さに一致させ
るという無理のない操作、あるいは、強制昇降レバー2
7で作業装置Aを上限まで上昇させるという自然な操作
で済むようになっている。
【0032】〔別実施例〕本発明は上記実施例以外に、
例えば、図13に示すように、制御感度切換ダイヤル2
2に対して「ドラフト」位置を附加して、図12に示す
如く、車体に作業装置Aとしてのプラウ37を連結した
形態での作業を可能に構成すると共に、制御モードが切
換わった場合には、前述のように昇降制御を阻止する牽
制を行うよう構成することによって、プラウ37を連結
した状態で牽制状態に陥った場合にプラウ37の重量に
よる作動油のリークで対車体高さが低下した場合にも、
前記実施例と同様に復元手段Rによって元の高さを維持
できるものとなる。
【0033】又、このようにプラウ37を連結した場合
にはロアーリンク13の基端部に作用する牽引負荷を差
動トランス、歪みゲージ等の負荷センサ38で計測し
て、設定器(図示せず)で設定された値より負荷の値が
上昇するとプラウ37を上昇させて負荷の軽減を図る形
態の制御となる。
【0034】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの全体側面図
【図2】トラクタの全体平面図
【図3】メータパネルの平面図
【図4】ステアリングハンドルの部位の右側面図
【図5】コントロールボックスの平面図
【図6】制御系のブロック図
【図7】制御動作のフローチャート
【図8】始動チェックルーチンのフローチャート
【図9】制御モード選択ルーチンのフローチャート
【図10】油圧取出しルーチンのフローチャート
【図11】復元制御ルーチンのフローチャート
【図12】プラウを装着した車体後部の側面図
【図13】制御感度設定ダイヤルの部位の平面図
【符号の説明】 10 油圧アクチュエータ 11S リフトアームセンサ 17S ポジション設定器 22SW 選択機構 33 制御装置 A 作業装置 M 記憶手段 R 復元手段 S 牽制手段 T 解除手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に対して油圧アクチュエータ(1
    0)の駆動で昇降自在に作業装置(A)を連結し、複数
    の設定手段の何れかで設定される制御目標まで作業装置
    (A)を昇降する制御装置(33)を備えた農用作業車
    であって、 前記設定手段の変更で制御モードを選択する選択機構
    (22SW)を備え、この選択機構(22SW)での制
    御モードの切換時に油圧アクチュエータ(10)の作動
    を阻止する牽制手段(S)を備え、この牽制手段(S)
    による作動阻止時に、作動阻止直後の作業装置(A)の
    対車体高さと比較して作業装置(A)の対車体高さが低
    下した場合には前記油圧アクチュエータ(10)への作
    動油の供給によって作業装置(A)の対車体高さの復元
    を図る復元手段(R)を備えている農用作業車。
  2. 【請求項2】 前記復元手段(R)が、牽制手段(S)
    での作動阻止が開始されると作業装置(A)の対車体高
    さを制御目標として記憶手段(M)に保持し、この後、
    記憶手段(M)に保持した目標値と作業装置(A)の現
    実の対車体高さとの差が所定値以上に達すると、油圧ア
    クチュエータ(10)を駆動して作業装置(A)の上昇
    を図るフィードバック型の制御系で構成されている請求
    項1記載の農用作業車。
  3. 【請求項3】 前記制御装置(33)の制御動作が、設
    定器としてのポジション設定器(17S)からの対車体
    高さ信号を制御目標とし、作業装置(A)の対車体高さ
    を計測するリフトアームセンサ(11S)からの対車体
    高さ信号をフィードバックして作業装置(A)を昇降す
    るポジション制御を行えるよう構成されると共に、前記
    牽制手段(S)による作動阻止時に、ポジション設定器
    (17S)の信号値を、リフトアームセンサ(11S)
    の信号に基づく作業装置(A)の対車体高さに対応する
    位置以上まで変化させることによって該牽制手段(S)
    の作動阻止状態を解除する解除手段(T)を備えている
    請求項1記載の農用作業車。
JP16497795A 1995-06-30 1995-06-30 農用作業車 Pending JPH099715A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010029134A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Iseki & Co Ltd 苗植機
CN114423277A (zh) * 2019-09-18 2022-04-29 株式会社久保田 作业车辆

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JP2010029134A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Iseki & Co Ltd 苗植機
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