JPH0997622A - 燃料電池設備 - Google Patents

燃料電池設備

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JPH0997622A
JPH0997622A JP7275122A JP27512295A JPH0997622A JP H0997622 A JPH0997622 A JP H0997622A JP 7275122 A JP7275122 A JP 7275122A JP 27512295 A JP27512295 A JP 27512295A JP H0997622 A JPH0997622 A JP H0997622A
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gas
methane
sludge
fuel cell
digestion
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JP7275122A
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Osamu Senoo
治 妹尾
Akira Kobuchi
彰 小渕
Hideharu Kato
秀晴 加藤
Hiroyuki Taniguchi
浩之 谷口
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Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/30Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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  • Fuel Cell (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設備のコンパクト化、ランニングコストおよ
び設備コストの低減が図れる燃料電池設備を提供する。 【解決手段】 有機性汚泥10aを嫌気性微生物を用い
て生物処理する消化槽10と、該消化槽10で発生した
消化ガスaを、二酸化炭素濃縮ガスbおよびメタン濃縮
ガスcに分離する消化ガス分離膜装置30と、得られた
メタン濃縮ガスcを改質した水素ガスを燃料とする燃料
電池50とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池設備に係
り、さらに詳細には、汚泥処理で得られた消化ガスに含
まれるメタンガスを燃料として利用した燃料電池設備に
関する。
【0002】
【従来の技術】汚泥処理で得られる消化ガスは、メタン
を多量に含み、石油や石炭に代わる有用なエネルギー源
として期待されている。消化ガスの利用法としては、ガ
スエンジンによる発電が広く行われている。ところで、
近年開発された、連続供給される燃料のもつ化学エネル
ギーを電気化学的に直接電気エネルギーに変換する燃料
電池は、発電効率、熱回収効率ともに上記ガスエンジン
を上回り、さらに騒音、振動、NOxなどの発生も少な
く、環境に優しい発電装置である。従って、燃料電池を
消化ガスにより稼働できれば、省エネルギーまたは環境
保全の観点からも非常に有効であると考えられる。例え
ば、第32回下水道研究発表会講演集(平成7年7月2
5日発行)において、消化槽内で有機性汚泥を嫌気性微
生物により生物処理し、そこで発生した消化ガスを第
1、2吸収塔へ順次供給し、各々の吸収塔でアルカリ水
溶液の吸収液により湿式吸収することにより二酸化炭素
ガスを除去して、得られたメタンガスを燃料電池の燃料
とする技術手段が報告されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
燃料電池用の燃料として、消化ガスに含まれるメタンガ
スを使用する手段では、消化槽で発生した消化ガスをア
ルカリ水溶液により湿式吸収して二酸化炭素ガスを除去
しているので、装置全体が大型化するとともに、ランニ
ングコストも嵩み、また二酸化炭素の吸収後、その吸収
液の処理装置が必要となって、設備コストも嵩むという
問題点がある。本発明は、このような従来の技術的課題
を背景になされたもので、設備のコンパクト化、ランニ
ングコストおよび設備コストの低減が図れる燃料電池設
備を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
燃料電池設備は、有機性汚泥を嫌気性微生物を用いて生
物処理する消化槽と、該消化槽で発生した消化ガスを、
二酸化炭素濃縮ガスおよびメタン濃縮ガスに分離する消
化ガス分離膜装置と、得られたメタン濃縮ガスを燃料と
する燃料電池とを備えたことを特徴とする燃料電池設備
を提供するものである。
【0005】また、請求項2記載の燃料電池設備は、請
求項1記載の燃料電池設備において、消化ガス分離膜装
置と燃料電池との間に、メタン濃縮ガスを希薄メタンガ
スおよび高濃度メタンガスに分離するメタンガス分離膜
装置を設け、消化ガス分離膜装置の透過側より得られた
二酸化炭素濃縮ガスの一部を、消化槽へ戻して循環させ
る二酸化炭素ガス循環流路を設けたものである。
【0006】さらに、請求項3記載の燃料電池設備は、
請求項1記載の燃料電池設備において、消化ガス分離膜
装置と燃料電池との間に、メタン濃縮ガスを希薄メタン
ガスおよび高濃度メタンガスに分離するメタンガス分離
膜装置を設け、メタンガス分離膜装置の透過側より得ら
れた希薄メタンガスの一部を、消化槽へ戻して循環させ
る希薄メタンガス循環流路を設けたものである。
【0007】
【作用】請求項1〜3記載の燃料電池設備においては、
消化槽で有機性汚泥を嫌気性微生物を用いて生物処理
し、ここで発生した消化ガスを消化ガス分離膜装置に通
して、二酸化炭素濃縮ガスとメタン濃縮ガスとに分離す
る。このように、消化ガス分離膜装置により、濃縮され
たメタン濃縮ガスを燃料電池へ燃料として供給するの
で、有機性汚泥をメタン発酵させて得られたメタンガス
を、燃料電池の燃料に使用できるほどに濃縮してその燃
料電池に供給でき、従来の消化ガスをアルカリ水溶液に
より湿式吸収して二酸化炭素ガスを除去するものに比べ
て、設備のコンパクト化が図れ、またランニングコスト
および設備コストも低減する。
【0008】請求項2記載の燃料電池設備においては、
第1段目の消化ガス分離膜装置により分離された透過側
の二酸化炭素濃縮ガスの一部を、二酸化炭素ガス循環流
路を介して消化槽へ戻すので、消化ガス分離膜装置で採
取された高濃度の二酸化炭素濃縮ガスを、消化槽の二酸
化炭素濃度の調整に適量だけ使用でき、これにより消化
槽において、少ないガス循環量で、容易に二酸化炭素濃
度の調整が可能となるとともに、メタンガスの回収率を
向上することができる。なお、消化ガス分離膜装置によ
り分離された二酸化炭素濃縮ガスの全部を、二酸化炭素
ガス循環流路を介して、消化槽へ戻すことも考えられる
が、これでは消化槽内の二酸化炭素濃縮ガスのガス量が
多くなりすぎて、消化ガス分離膜装置などの設備全体が
大型化し、これだけでなく二酸化炭素濃度が高すぎて、
得られたメタン濃縮ガスの濃度低下を招き、燃料電池の
燃料としては好ましくない。
【0009】請求項3記載の燃料電池設備においては、
第2段目のメタンガス分離膜装置の透過側より得られた
希薄メタンガスの一部を、希薄メタンガス循環流路を介
して消化槽へ戻すので、この希薄メタンガス中に含まれ
るメタンを消化槽を経て分離膜装置で回収することがで
きるので、メタンガスの回収率が向上する。また、同時
に、希薄メタンガス中に含まれる二酸化炭素ガスを、請
求項2と同様に消化槽の二酸化炭素濃度の調整に適量だ
け使用することにより、比較的少ないガス循環量で、容
易にその二酸化炭素濃度の調整が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を挙げ、本発明
をさらに詳細に説明する。なお、本発明は、後述の実施
の形態に限定されないことは言うまでもない。まず、図
1に基づいて、本発明の第1の実施の形態を説明する。
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態の燃料電
池設備は、有機性汚泥10aを嫌気性微生物を用いて生
物処理する消化槽10と、消化槽10で発生した消化ガ
スa中の硫化水素などを除去する脱硫器20と、脱硫さ
れた消化ガスaを二酸化炭素濃縮ガスbおよびメタン濃
縮ガスcに分離する消化ガス分離膜装置30と、得られ
たメタン濃縮ガスcを燃料とする燃料電池50とを備え
ている。
【0011】消化槽10は、RC構造の円筒槽や、PC
構造または鋼構造の卵形槽、上下円錐槽であり、槽内雰
囲気は嫌気性とし、メタン生成菌の育成に良好な温度と
pHに保持されるものとする。消化槽10に投入された
有機性汚泥10aは、各種の嫌気性菌の作用により分解
される。まず、高分子有機質が通性嫌気性菌群(基質分
解菌)により低分子中間生成物であるアルコール、有機
酸、有機塩などに分解される。この際、多量の水素と少
量のメタンガスとが遊離するために、水素発酵とも言わ
れる。その後、低分子中間生成物が絶対嫌気性菌(メタ
ン菌)により、水溶性無機物とガスとに分解される。す
なわち、二酸化炭素ガス、メタンガス、アンモニアなど
が生成される。この際、特にメタンガスが多量に発生す
るので、メタン発酵とも言われる。
【0012】汚泥の反応は、次式のように行われる。 炭水化物(ブドウ糖);C6 126 +2H2 O→2
CH3 COOH+4H2 +2CO2 脂質(トリブチリン);C3 5 (C3 7 COO)
3 +10H2 O→7CH3 COOH+HCOOH+8H
2 蛋白質(トレオニン酸);3CH3 CH(OH)CH
(NH2 )COOH+7H2 O→4CH3 COOH+8
2 +4CO2 +3NH3 メタン菌の利用可能な基質は、HCOOH、CH3 CO
OH、CH3 OH、およびH2 とCO2 とされており、
これ以外の脂肪酸は、水素生産性の酢酸生成菌により、
CH3 COOHに変換されたのち、メタン菌により、メ
タンが生成される。これらのメタン生成機構により生成
されるメタンの割合は、CH3 COOH経由(CH3
OOH→CH4 +CO2 )が約70%、残りはCO2
還元(CO2 +4H2 →CH4 +2H2 O)によると言
われている。
【0013】アンモニアは、亜硝酸アンモンの形で消化
液中に残るから、結局、メタンガスおよび二酸化炭素ガ
スを主成分とし、少量の水素および硫化水素を含むガス
が、消化槽10で発生する消化ガスaとなる。このよう
にして発生する消化ガスaの組成は、一般にメタン65
〜70重量%、二酸化炭素30〜35重量%の混合ガス
である。通常、消化槽10の上部空間はこのような組成
の消化ガスaの雰囲気下にある。この組成の消化ガスa
の低位発熱量は23〜25MJ/Nm3 であって、例え
ばガスエンジン発電の燃料としては利用できるものの、
本発明が対象とする燃料電池50用の燃料としては、二
酸化炭素濃度が高く、改質後の水素濃度が低くなるた
め、発電効率が低くなりすぎる。
【0014】消化槽10の汚泥の投入管と消化汚泥の排
出管との間には、排出される消化汚泥により投入汚泥を
加熱する汚泥/汚泥熱交換器11が設けられており、ま
た消化槽10の上部には、消化ガスaの一部を槽内の水
面下へ導入して気液の接触を良くするバブリング手段1
2が設けられている。なお、機械攪拌式のものでもよ
い。消化ガス分離膜装置30は、二酸化炭素とメタンの
透過係数比の高い高分子気体分離膜で分離された2室か
らなる。導出された消化ガスaを一方の部屋30aに導
き(以下「非透過側」という)、他方の室30b(以下
「透過側」という)の圧力を非透過側30aよりも低く
すると、消化ガスa中の希薄メタンガスを含む二酸化炭
素濃縮ガスbが高分子気体分離膜を透過側30bへと透
過し、透過しないメタン濃縮ガスcが分離される。二酸
化炭素濃縮ガスbは、希薄メタンガスを燃焼させる余剰
ガス燃焼装置40に連結されたリーンガスタンク31に
蓄えられる一方、メタン濃縮ガスcは、消化ガス分離膜
装置30と燃料電池50との間にあるメタンリッチガス
タンク32に蓄えられる。
【0015】ここで、使用する高分子気体分離膜として
は、三酢酸セルロース膜、ポリスルホン膜、ポリエーテ
ルスルホン膜、スチレンをグラフトし、スルホン化した
ポリテトラフルオロエチレン膜、ポリイミド膜、カーボ
ン膜、微多孔質ガラス複合膜などのほか、酸素と窒素の
分離に用いられる高分子膜などが挙げられる。また、消
化槽10と燃料電池50(この第1の実施の形態では、
リン酸型燃料電池を採用している)との間には、消化槽
10内の有機性汚泥10aを微生物処理し易い35〜5
5℃に保持するための熱交換システム60が配備されて
いる。
【0016】ところで、燃料電池は、連続供給される燃
料のもつ化学エネルギーを、電気化学的に直接電気エネ
ルギーに変換するもので、各種のものが開発されてい
る。燃料電池の種類では、使用する電解液(電解質)の
種類によって分類すると、アルカリ電解液を用いるアル
カリ水溶液電解質燃料電池、酸性電解液を用いるリン酸
電解質燃料電池、溶融塩電解質を用いる溶融炭酸塩電解
質燃料電池、固体電解質を用いる固体電解質燃料電池、
高分子固体電解質を用いるイオン交換膜燃料電池などが
ある。
【0017】このうち、リン酸電解質燃料電池は、燃料
に純水素と限らず、天然ガス、メタノールなどから改質
して得られた水素ガスでも使用可能なものであり、電解
液としてリン酸を用いて、低温で作動する燃料電池であ
る。また、電池の基本構成は、リン酸を含浸させたマト
リックス(多孔体)を挟んで燃料極と空気極とを対峙さ
せ、これを囲んで燃料ガスまたは空気の通路が設けられ
ている。また、溶融炭酸塩電解質燃料電池は、各種の炭
酸塩、例えば炭酸リチウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリ
ウムなどの混合物は比較的低い温度で溶融し、炭酸イオ
ンによる導電性を示す。これを多孔性セラミック板(マ
トリックス)に含浸させるか、マグネシア、アルミナの
粉末と混ぜてペーストとして電解質を作る。この電池は
600〜650℃のような高温で作動させる。基本構成
は、マトリックスまたはペースト状の溶融塩電解質を挟
んで燃料極と空気極とが設けられている。
【0018】ところで、上記燃料電池のうち、リン酸電
解質燃料電池は、近年、都市ガスに適用可能であり、特
にその普及が著しい。このリン酸電解質燃料電池は、硫
化水素などの硫化物から改質装置の触媒および電池本体
の電極を保護するための脱硫器、メタンから水素を生成
する水蒸気改質装置、一酸化炭素を二酸化炭素に変換す
るCO変成器および電池本体と反応後の凝縮水を処理す
る水処理装置などが一体化されてなる。
【0019】前記熱交換システム60は、消化槽10側
の、汚泥/温水熱交換器61を有する汚泥循環ループ6
2と、燃料電池50側の、温水ボイラ63および排熱回
収装置64、高温水槽65、低温水槽66を有する温水
循環ループ67と、汚泥循環ループ62および温水循環
ループ67を接続する接続温水循環ループ68とを備え
ている。なお、温水ボイラ63は、温水循環ループ67
内の循環水を昇温させるために、リーンガスタンク31
から余剰ガス燃焼装置40へ導かれる途中の、希薄メタ
ンガスを加熱用燃料として供給する。
【0020】熱交換システム60は、温水循環ループ6
7内の循環水を、排熱回収装置64における燃料電池5
0の発電時の反応熱と、温水ボイラ63の燃焼熱とによ
り昇温させ、昇温された循環水を高温水槽65に供給
し、それを接続温水循環ループ68の循環水として汚泥
/温水熱交換器61へ送り込み、ここで汚泥循環ループ
62内の汚泥を昇温させることにより、消化槽10内の
汚泥を前記温度に保持するものである。なお、図1にお
いて、記号70は各種圧送ポンプ、記号71は各種バキ
ューム装置である。
【0021】次に、本発明の第1の実施の形態における
燃料電池設備10の動作を説明する。汚泥/汚泥熱交換
器11を介して、消化汚泥により加熱された投入汚泥
は、消化槽10に投入される。ここで、バブリング手段
12により、消化槽10内の有機性汚泥10aが循環消
化ガスによりバブリングされて消化液の攪拌が行われ、
メタン発酵が良好に行われる。この際、燃料電池50の
熱および温水ボイラ63の熱により加熱された温水循環
ループ67の循環水、それから接続温水循環ループ68
の循環水を介して、汚泥循環ループ62の汚泥が汚泥/
温水熱交換器61により熱交換され、温められた汚泥が
消化槽10内へ戻される。このように、燃料電池50か
らの排ガスを消化槽10の汚泥加熱に利用できるので、
極めて高い熱効率が得られる。
【0022】消化槽10で発生した消化ガスaは、脱硫
器20において硫化水素などの硫化物が脱硫され、その
のち消化ガス分離膜装置30へ送られる。ここで、分離
された一方の希薄メタンガスを含む二酸化炭素濃縮ガス
bがリーンガスタンク31へ送られ、他方のメタン濃縮
ガスcがメタンリッチガスタンク32に一時貯溜された
のち、燃料電池50の燃料として供給される。なお、リ
ーンガスタンク31に一時貯溜された希薄メタンガスを
含む二酸化炭素濃縮ガスbは、余剰ガス燃焼装置40に
送られて燃焼されるが、途中、その一部が温水ボイラ6
3へ導入されて加熱用燃料とされ、燃焼ガスは余剰ガス
燃焼装置40から排出される。
【0023】因みに、容量3,000m3 の消化槽に、
汚泥を200m3 /D投入し、汚泥温度50℃でメタン
発酵させると、メタンガス濃度が約63%の消化ガスa
が2,800Nm3 /D発生し、その消化ガスを消化ガ
ス分離膜装置30で二酸化炭素を分離すると、メタンガ
ス濃度が約90%のメタン濃縮ガスが1,570m3
D得られた。これは、都市ガス用に使用されている20
0kwのリン酸型燃料電池の燃料に相当する。
【0024】このように、消化ガス分離膜装置30によ
り濃縮されたメタン濃縮ガスcを、燃料改質装置(図示
せず)を経て、水素ガスに改質して燃料電池50へ燃料
として供給するようにした。このため、有機性汚泥10
aをメタン発酵させて得られたメタンガスを、燃料電池
50の燃料に使用できるほどに濃縮してその燃料電池5
0に供給でき、従来技術の欄で説明した消化ガスをアル
カリ水溶液により湿式吸収して二酸化炭素ガスを除去す
るものに比べて、設備のコンパクト化が図れ、またラン
ニングコストおよび設備コストも低減する。
【0025】次に、図2に基づいて、本発明の第2の実
施の形態の燃料電池設備を説明する。図2に示すよう
に、本発明の第2の実施の形態の燃料電池設備は、消化
ガス分離膜装置30と消化槽10との間に、消化ガス分
離膜装置30より得られた二酸化炭素濃縮ガスbの一部
を、バブリング手段12を介して、消化槽10へ戻して
循環させる二酸化炭素ガス循環流路81を設けること
で、消化ガス分離膜装置30で採取された高濃度の二酸
化炭素濃縮ガスbを、消化槽10の二酸化炭素濃度の調
整に適量だけ使用し、これにより消化槽10において、
少ないガス循環量で、容易に二酸化炭素濃度の調整が可
能とするとともに、二酸化炭素濃縮ガスb中に含まれる
メタンの回収を図った。
【0026】次に、図3に基づいて、本発明の第3の実
施の形態の燃料電池設備を説明する。図3に示すよう
に、本発明の第3の実施の形態の燃料電池設備は、メタ
ンガス分離膜装置80より得られたメタンガスの一部を
消化槽10へ戻して循環させる希薄メンタンガス循環流
路82を設けることにより、この希薄メタンガスd中に
含まれるメタンを有効に回収するとともに、二酸化炭素
ガスを、第2の実施の形態と同様に、消化槽10の二酸
化炭素濃度の調整に適量だけ使用することにより、比較
的少ないガス循環量で、容易にその二酸化炭素濃度の調
整を可能とした例である。
【0027】次に、図4に基づいて、本発明の第4の実
施の形態の燃料電池設備を説明する。図4に示すよう
に、本発明の第4の実施の形態の燃料電池設備は、消化
ガス分離膜装置30より得られた二酸化炭素濃縮ガスb
の一部を消化槽10に戻し、メタンガス分離膜装置80
より得られた希薄メタンガスを消化ガス分離膜装置30
の入口側に戻すことにより、消化槽10における二酸化
炭素濃度の調整とメタン回収率の向上を同時に図ること
が可能である。
【0028】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明はこの実施の形態に限定されるものではなく、要
旨を逸脱しない範囲での設計の変更などがあっても本発
明に含まれる。例えば、実施の形態では、脱硫器を消化
槽と消化ガス分離膜装置との間に設けたが、これに限定
しなくても、例えば燃料電池の燃料供給側に設けてもよ
い。また、硫化水素は、消化ガス分離膜の二酸化炭素濃
縮ガス側に混入するため、脱硫器は必ずしも必要ではな
い。
【0029】
【発明の効果】請求項1〜3記載の燃料電池設備におい
ては、このように消化ガス分離膜装置により、濃縮され
たメタン濃縮ガスを燃料電池へ燃料として供給するよう
にしたので、従来の消化ガスをアルカリ水溶液により湿
式吸収して二酸化炭素ガスを除去するものに比べて、設
備のコンパクト化が図れ、またランニングコストおよび
設備コストも低減できる。
【0030】請求項2〜3記載の燃料電池設備において
は、消化ガス分離膜装置により分離された二酸化炭素濃
縮ガスの一部を二酸化炭素ガス循環流路を介して、また
メタンガス分離膜装置より分離されたメタンガスの一部
を希薄メタンガス循環流路を介して、それぞれ消化槽へ
戻すようにしたので、メタン回収率の向上が図れるとと
もに、少ないガス循環量で消化槽内での二酸化炭素濃度
の調整が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の燃料電池設備の概
略構成図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の燃料電池設備の要
部概略構成図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態の燃料電池設備の要
部概略構成図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態の燃料電池設備の要
部概略構成図である。
【符号の説明】
10 消化槽 10a 有機性汚泥 20 脱硫器 30 消化ガス分離膜装置 50 燃料電池 80 メタンガス分離膜装置 81 二酸化炭素ガス循環流路 82 希薄メンタンガス循環流路 a 消化ガス b 二酸化炭素濃縮ガス c メタン濃縮ガス d 希薄メタンガス e 高濃度メタンガス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 浩之 神奈川県川崎市川崎区大川町2番1号 三 菱化工機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機性汚泥を嫌気性微生物を用いて生物
    処理する消化槽と、消化槽で発生した消化ガスを、二酸
    化炭素濃縮ガスおよびメタン濃縮ガスに分離する消化ガ
    ス分離膜装置と、得られたメタン濃縮ガスを燃料とする
    燃料電池とを備えたことを特徴とする燃料電池設備。
  2. 【請求項2】 消化ガス分離膜装置と燃料電池との間
    に、メタン濃縮ガスを希薄メタンガスおよび高濃度メタ
    ンガスに分離するメタンガス分離膜装置を設け、消化ガ
    ス分離膜装置の透過側より得られた二酸化炭素濃縮ガス
    の一部を、消化槽へ戻して循環させる二酸化炭素ガス循
    環流路を設けた請求項1記載の燃料電池設備。
  3. 【請求項3】 消化ガス分離膜装置と燃料電池との間
    に、メタン濃縮ガスを希薄メタンガスおよび高濃度メタ
    ンガスに分離するメタンガス分離膜装置を設け、メタン
    ガス分離膜装置の透過側より得られた希薄メタンガスの
    一部を、消化槽へ戻して循環させる希薄メタンガス循環
    流路を設けた請求項1記載の燃料電池設備。
JP7275122A 1995-09-29 1995-09-29 燃料電池設備 Withdrawn JPH0997622A (ja)

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