JPH09989A - 生体接着剤用スプレー - Google Patents

生体接着剤用スプレー

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JPH09989A
JPH09989A JP7178265A JP17826595A JPH09989A JP H09989 A JPH09989 A JP H09989A JP 7178265 A JP7178265 A JP 7178265A JP 17826595 A JP17826595 A JP 17826595A JP H09989 A JPH09989 A JP H09989A
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邦彦 宮城
Hidetoshi Yoshizawa
秀俊 吉澤
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 カートリッジ6を、カートリッジ本体61、
接着剤供給管62およびノズル部63から構成する。カ
ートリッジ本体61をスプレー本体2の収納孔21に着
脱可能に嵌合させる。ノズル部63および接着剤供給管
62を、スプレー本体2の収納孔21および導通管10
に対して挿脱可能にする。ノズル部63を取付部5に着
脱自在に取り付ける。 【効果】 接着剤供給管62の先端開口部が接着剤によ
って塞がれたような場合には、カートリッジ6を交換す
るだけで済み、スプレー本体2、挿入部3、湾曲部4お
よびノズル取付部5は再度利用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、生体の傷口または切
開部等に二液混合タイプの接着剤を吹き付けるための生
体接着剤用スプレーに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の生体接着剤用スプレー
は、スプレー本体と、このスプレー本体の先端部から延
び出す挿入部と、この挿入部の先端部に設けられたノズ
ル部とを備えており、スプレー本体には、接着剤を供給
する二つの接着剤供給口が設けられるとともに、窒素ガ
ス等の不活性加圧ガスを供給するガス供給口が設けられ
ている。また、ノズル部には、二つのノズル孔が形成さ
れるとともに、これらのノズル孔に近接した箇所に噴射
孔が形成されている。二つの接着剤供給口とノズル孔と
は、接着剤供給管を介して連結されている。一方、ガス
供給口と噴射孔とは、スプレー本体および挿入部の内部
を介して連結されている。
【0003】上記構成のスプレーにより、接着剤を生体
の所望の箇所に吹き付ける場合には、各接着剤供給口に
接着剤を供給するとともに、ガス供給口に加圧ガスを供
給する。すると、各ノズル孔から吐出された二種類の接
着剤が、噴射孔から噴出した加圧ガスによって微粒化さ
れるとともに、混合される。そして、生体の所望の箇所
に吹き付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のスプレーを長期
間使用すると、接着剤が吐出されるノズル孔の外側の開
口部近傍に接着剤が付着堆積して固化する。そして、こ
の接着剤によってノズル孔が徐々に塞がれてしまい、次
第に接着剤の吐出量が減少し、最悪の場合には吐出する
ことができなくなる。このような場合、従来のスプレー
では全体を廃棄していたので、無駄が多く、費用が嵩む
という問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、請求項1に係る発明は、内部を貫通して一端部が
先端面に開口し、他端部が基端側の外面に開口する収納
孔が形成されたスプレー本体と、このスプレー本体の先
端部に設けられ、内部が上記収納孔に連通した管状をな
す挿入部と、この挿入部の先端部に設けられたノズル取
付部と、カートリッジとを備え、上記カートリッジが、
外面に開口する二つの接着剤供給口を有し、かつ上記ス
プレー本体の基端側に着脱自在に取り付けられるカート
リッジ本体と、二つのノズル孔を有し、上記本体の収納
孔および上記挿入部の内部に挿脱可能に挿通されて、上
記ノズル取付部に着脱自在に取り付けられるノズル部
と、基端部が上記カートリッジ本体の二つの接着剤供給
口にそれぞれ接続され、先端部が上記スプレー本体の収
納孔および上記挿入部の内部に挿脱可能に挿通されて、
上記ノズル部の二つのノズル孔にそれぞれ接続された二
つの接着剤供給管を有することを特徴としている。この
場合、後述する理由により、上記スプレー本体には、加
圧ガスを収納孔内に導入する加圧ガス供給口を設け、上
記ノズル部には、上記ノズル孔の近傍に開口する噴射孔
を形成し、上記加圧ガス供給孔と上記噴射孔とを上記収
納孔および上記挿入部の内部を介して連通させることが
望ましい。上記スプレー本体の収納孔および上記挿入部
の内部には、一端が上記収納孔内に開口し、他端部が上
記ノズル取付部に連結され、上記加圧ガス供給口から上
記収納孔内に導入された加圧ガスを上記噴射孔に導く導
通管を配置するのが望ましい。上記導通管内には、上記
二つの接着剤供給管を挿脱自在に挿通するのが望まし
い。上記挿入部の先端部に湾曲可能な湾曲部を設け、上
記スプレー本体に、上記収納孔および上記挿入部の内部
に挿通された操作ワイヤを介して上記湾曲部を湾曲操作
する操作部を設け、上記接着剤供給管の少なくとも上記
湾曲部に挿通される部分を湾曲可能に形成するのが望ま
しい。上記挿入部の先端部に湾曲可能な湾曲部を設け、
上記スプレー本体に、上記収納孔および上記挿入部の内
部に挿通された操作ワイヤを介して上記湾曲部を湾曲操
作する操作部を設け、上記接着剤供給管および上記導通
管の少なくとも上記湾曲部に挿通される部分を湾曲可能
に形成するのが望ましい。上記二つの接着剤供給管の少
なくとも中間側の大部分を柔軟な樹脂からなる樹脂管部
とし、この二つの樹脂管部を互いに沿わせるとともに、
それらより剛性が高く、かつ湾曲可能な補強材を二つの
接着剤供給管のうちの少なくとも樹脂管部に沿って配置
するのが望ましい。上記二つの樹脂管部および補強材を
その外側に柔軟な樹脂からなる外被を設けることによっ
て互いに一体化するのが望ましい。
【0006】
【作用】請求項1に係る発明において、カートリッジを
取り外す場合には、カートリッジ本体をスプレー本体の
先端側から基端側へ向かって引っ張る。これによって、
二つの接着剤供給管およびノズル部を挿入部およびスプ
レー本体から抜き出すことができる。この場合、カート
リッジ本体を引っ張る前に、カートリッジ本体をスプレ
ー本体から予め取り外しておくとともに、ノズル部を取
付部から予め取り外ししておいてもよく、あるいはカー
トリッジ本体を引っ張ることによって、カートリッジ本
体をスプレー本体から取り外し、さらにノズル部を取付
部から取り外すようにしてもよい。これは、スプレー本
体に対するカートリッジ本体の取付態様および取付部に
対するノズル部の取付態様によって決まる。新たなカー
トリッジを取り付ける場合には、ノズル部および接着剤
供給管をスプレー本体の収納孔に挿入し、さらに挿入部
に挿通する。そして、ノズル部を取付部に取り付けると
ともに、カートリッジ本体をスプレー本体に取り付け
る。このような作用は、請求項1〜8に係る発明におい
ても同様である。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図1〜図
12を参照して説明する。まず、図1に基づいてこの発
明に係る生体接着剤用スプレー1の主要構成を説明する
と、スプレー1はスプレー本体2、挿入部3、湾曲部
4、ノズル取付部5およびカートリッジ6を有してい
る。
【0008】スプレー本体2は、その内部に基端面から
先端面まで貫通する収納孔21が形成されることによっ
て筒状をなしており、その先端部には挿入部3が取り付
けられている。挿入部3は、管状をなしており、その内
部が収納孔21に連通させられている。また、挿入部
は、剛性を有するものとして形成されているが、若干の
可撓性を有するものとして形成してもよい。
【0009】挿入部3の先端部には、湾曲部4が設けら
れている。湾曲部4は、筒状をなしており、その内部が
挿入部の内部に連通させられている。また、湾曲部4
は、矢印A,B方向へ湾曲可能であり、内視鏡における
湾曲部と同様に、スプレー本体2の内部に設けられたプ
ーリ71を介して操作ワイヤ72を進退移動させること
により、矢印A,B方向へ回動操作されるようになって
いる。勿論、湾曲部4は、矢印A,B方向と直交する方
向へ湾曲させるようにすることも可能である。
【0010】湾曲部4の先端部には、ノズル取付部5が
取り付けられている。ノズル取付部5は、後述するよう
に、複数の部品から構成されており、全体として筒状を
なしている。
【0011】上記スプレー本体2の収納孔21の中央部
内周面には、導通管10の基端部が固定されている。こ
の導通管10の先端部は、スプレー本体2、挿入部3お
よび湾曲部4を貫通し、取付部5の基端部に嵌合固定さ
れている。導通管10は、この場合、全体が可撓性を有
する柔軟な樹脂によって形成されているが、湾曲部4に
対応する部分だけを柔軟な樹脂によって形成し、他の部
分は剛性を有するものとしてもよい。
【0012】上記スプレー本体2、挿入部3、湾曲部4
およびノズル取付部5には、カートリッジ6が挿脱可能
に挿通されている。カートリッジ6は、カートリッジ本
体61、一対の接着剤供給管62,62およびノズル部
63を有している。
【0013】カートリッジ本体61は略筒状をなしてお
り、その基端開口部には、取付板64が固定されてい
る。この取付板64には、接着剤供給口65aを有する
一対の口金65,65が固定されている。各口金65の
接着剤供給口65aには、接着剤供給管62の基端部が
接続されている。各接着剤供給管62の先端部は、スプ
レー本体2の収納孔21および導通管10を挿脱自在に
貫通して取付部5に達している。接着剤供給管62は、
全体が柔軟な樹脂によって形成されているが、少なくと
も湾曲部4に対応した箇所、つまり湾曲部4内に挿通さ
れる箇所だけを柔軟な樹脂によって形成してもよい。
【0014】上記ノズル部63は、上記ノズル取付部5
に着脱自在に取り付けられている。しかも、ノズル部6
3は、導通管10および収納孔21を通して収納孔21
の基端開口部から挿入、脱出することができるような寸
法に設定されている。また、ノズル部63には、その内
部を貫通する一対のノズル孔63a,63aが形成され
ている。各ノズル孔63aには、接着剤供給管62の先
端部がそれぞれ接続されている。
【0015】また、ノズル部63には、ノズル孔63
a,63aの近傍にそれらに沿って延びる噴射孔63c
(図6、図7参照)が形成されている。この噴射孔63
cは、ノズル取付部5の内部、導通管10および収納孔
21を介し、上記スプレー本体2に設けられた口金12
の加圧ガス供給口12aに連通されている。
【0016】上記構成のスプレー1によって二液性接着
剤を生体の内部の所望の箇所に吹き付ける場合には、ス
プレー本体1を持ってノズル取付部5および挿入部3を
生体内に差し込む。そして、ノズル孔63aを所望の箇
所に向ける。この場合、所望の箇所の手前に他の臓器等
があるようなときには、湾曲部4を湾曲させることによ
って所望の箇所に向けることができる。また、湾曲部4
の湾曲操作に際しては、接着剤供給管62が湾曲部4内
の他の部材によって傷付けられるのを導通管10によっ
て防止することができる。
【0017】次に、接着剤供給口65a,65aからそ
れぞれ接着剤を供給するとともに、ガス供給孔12aか
ら加圧ガスを供給する。供給された接着剤は、ノズル孔
63a,63a(後述するように、実際には供給管6
2,62の先端開口部)から吐出される。そして、吐出
された接着剤は噴射孔63cから噴射された加圧ガスに
よって微粒化されるとともに、生体の所望の箇所に吹き
付けられる。
【0018】スプレー1の長期間にわたる使用によって
ノズル孔63aが接着剤によって塞がれる等の理由によ
り、カートリッジ6を交換する必要が生じた場合には、
ノズル部63をノズル取付部5から内側に向かって取り
外すとともに、カートリッジ本体61をスプレー本体2
の先端側から基端側へ向かって移動させることにより、
カートリッジ本体61をスプレー本体2から取り外す。
そして、カートリッジ本体61を同方向へさらに移動さ
せることにより、接着剤供給管62,62およびノズル
部63を導通管10内を通して収納孔21の基端開口部
から引き抜く。この場合、接着剤供給管62およびノズ
ル部63は、導通管10を通って移動するので容易に引
き抜くことができる。
【0019】新たなカートリッジ6を装着する場合に
は、ノズル部63を先にして収納孔21の基端開口部か
ら挿入する。そして、ノズル部63および接着剤供給管
62を導通管10に挿通し、ノズル部63をノズル取付
部5まで挿通する。この場合も導通管10がノズル部6
3を案内するので挿通を容易に行うことができる。その
後、ノズル部63をノズル取付部5に取り付けるととも
に、カートリッジ本体61を収納孔21に嵌合固定す
る。
【0020】次に、上記スプレー1のより詳細な構成を
説明する。図2に示すように、スプレー本体2の中央部
には、その壁部を貫通する操作軸73が回動自在に支持
されている。この操作軸73のスプレー本体2から外部
に突出した端部にはハンドル74が取り付けられてお
り、内側の端部には上記プーリ71が取り付けられてい
る。したがって、ハンドル74を回動操作することによ
って、湾曲部4を湾曲操作することができる。これから
明らかなように、ハンドル74、操作軸73、プーリ7
1および操作ワイヤ72によって操作部7が構成されて
いる。
【0021】また、図1および図2に示すように、スプ
レー本体2の内部には、一対の支持筒75が固定されて
おり、各支持筒75には金属製の薄い帯状の板を螺旋状
に巻回してなる柔軟な螺旋管76の一端部が固定されて
いる。この螺旋管76の他端部は、挿入部3の先端部ま
たは湾曲部4の基端部に固定されている。各螺旋管7
6,76には、上記操作ワイヤ72が挿通されている。
【0022】上記導通管10の外側には、金属製の薄い
帯板を螺旋状に巻回してなる螺旋管13が設けられてお
り、この螺旋管13によって導通管10が保護されてい
る。この場合、螺旋管13は、スプレー本体2の内部に
のみ設けられているが、導通管10の全長にわたって設
けてもよい。
【0023】図3に示すように、スプレー本体2の先端
部には、補強筒22が固定されており、この補強筒22
に挿入部3が嵌合固定されている。挿入部3は、図3お
よび図4に示すように、金属製の大径筒31と、硬質の
樹脂からなる連結筒32と、金属製の小径筒33とから
構成されている。大径筒31の基端部は、補強筒22に
嵌合固定されており、大径筒31の先端部には連結筒3
2が嵌合固定されている。さらに、連結筒32の先端部
には小径筒33が嵌合固定されている。
【0024】図4および図5に示すように、上記湾曲部
4は、内視鏡における公知の湾曲部と同様に、多数の関
節駒41を有しており、各関節駒41を互いに回動自在
に連結することによって全体として湾曲可能になってい
る。各関節駒41は、その外側に設けられた柔軟性を有
する樹脂製の外被42によって被覆されており、この外
被42の基端部が挿入部3の小径筒33に嵌合固定され
ることにより、湾曲部4が挿入部3に連結されている。
また、各関節駒41の内側には、螺旋管43が配置され
ており、螺旋管43の内部に上記導通管10が挿通され
ている。これによって、導通管10が湾曲操作時に各関
節駒41または操作ワイヤ72等によって傷付けられる
のを防止するようになっている。なお、図示を省略して
いるが、関節駒41と外被42との間には網状をなすブ
レードが設けられている。
【0025】次に、ノズル取付部5について説明する
と、ノズル取付部5は保持筒51を有している。この保
持筒51の基端部が外被42に嵌合固定されることによ
り、取付部5が湾曲部4に連結されている。また、保持
筒51の基端部には連結筒部51aが形成されている。
この連結筒部51aには、導通管10が嵌合固定されて
いる。
【0026】また、保持筒51の内部には、一対の保持
駒52,52が挿脱自在に挿入され、ナット53によっ
て固定されている。そして、一対の保持駒52,52に
よってノズル部63が保持されている。すなわち、図6
に示すように、保持駒52は、略半円のリング状をなし
ており、その内周面の中央部には、突出部52aが形成
されている。一方、ノズル部63の外周面には、凹部6
3b,63bが形成されている。そして、保持駒52,
52の内周面にノズル部63の外周面を嵌合させるとと
もに、保持駒52,52の突出部52a,52aをノズ
ル部63の凹部63b,63bに嵌め込むことによって
ノズル部63が保持駒52によって保持されている。勿
論、ナット53を締め付けることにより、一対の保持駒
52,52が保持筒51に固定され、ノズル部63が保
持筒51に固定される。
【0027】次に、カートリッジ6について説明する
と、図2および図8に示すように、カートリッジ本体6
1の収納孔21に嵌合される外周面には、断面略三角形
状の環状溝61aが形成されており、スプレー本体2に
螺合された取付ボルト14の先端部が環状溝61aに嵌
まり込むことによってカートリッジ本体61がスプレー
本体61に固定されている。
【0028】また、接着剤供給管62は、図8、図9お
よび図11に示すように、両端の金属管部62a,62
bと、接着剤供給管62の大部分を占める中間の柔軟な
樹脂管部62cとから構成されている。金属管部62a
の一端部は、接着剤供給口65aに筒体15を介して固
定されている。金属管部62aの他端部は、カートリッ
ジ本体62の先端部を貫通して外部に突出しており、そ
こには樹脂管部62cが嵌合固定されている。
【0029】カートリッジ本体61とノズル部63との
間の接着材供給管62には、補強材16が添えられてい
る。補強材16としてここでは鋼線が用いられている
が、樹脂管部62cより強度が高く、かつ湾曲部4の湾
曲操作を阻害しない程度の柔軟性を有するものであれば
他のものを用いてもよい。
【0030】図9および図10に示すように、補強材1
6は、カートリッジ本体61近傍においては、金属管部
62a,62aの間にそれらと若干の間隔をもって配置
されており、二つの金属管62aと補強材16とは、そ
れらを囲む硬質の樹脂17によって一体化されている。
これにより、金属管部62aの強度を向上させ、これが
曲がったりあるいは破断するのを防止している。
【0031】図11に示すように、導通管10内および
その近傍においては、樹脂管部62c,62cおよび補
強材16が互いに接触して全体として断面三角形状にな
るように配置されている。そして、これら三者は外被1
8によって被覆されている。この外被18は、熱収縮性
の樹脂チューブからなるものであり、熱収縮することに
よって樹脂管部62c,62cと補強材16とを一体化
し、樹脂管部62cの強度を向上させている。このよう
にして樹脂管部62cを補強すると、ノズル部63およ
び接着剤供給管62をスプレー本体2および導通管10
に容易に挿通することができる。なお、外被18は、図
9、図10および図12に示すように、金属管部62a
および補強材16が樹脂17によって一体化された部
分、並びに樹脂管部62cと金属管部62bとの連結部
をも被覆している。
【0032】上記金属管部62bは、ノズル部63のノ
ズル孔63aに嵌合固定されている。すなわち、図7に
示すように、ノズル部63の基端側の端面には大径孔6
3c,63cが互いに平行にかつ側部どうしを交差させ
て形成され、先端側の端面には大径孔63cと同径かつ
同芯の凹部63d,63dが形成されている。これら大
径孔63cと凹部63dとの間には、大径孔63cと同
芯のノズル孔63aが形成されている。各ノズル孔63
aには、金属管部62bが嵌合固定されている。金属管
部62bの先端部は、ノズル部63の先端面から若干突
出しており、その先端開口部は小径にすぼめられてい
る。これによって、接着剤を勢いよく吐出することがで
きるようになっている。
【0033】上記ノズル孔63aの周囲には、ノズル孔
63aと平行に延びる噴射孔63eが三つ周方向に等間
隔をもって配置されている。噴射孔63eは、大径孔6
3cの底面に開口するとともに、凹部63dの底面に開
口している。したがって、導通管10を介して圧送され
た加圧ガスは噴射孔63eから噴射される。そして、噴
射孔63eから噴射された加圧ガスにより、金属管部6
2bから吐出された接着剤が微粒化されるとともに所望
の箇所に吹き付けられる。しかも、三つの噴射孔63e
は、側部がノズル孔63aの内周面と連通している。し
たがって、加圧ガスは金属管部62bと接した状態で噴
射されることになり、これによって接着剤の微粒化が促
進される。
【0034】なお、この発明は、上記の実施例に限定さ
れるものでなく、適宜設計変更可能である。例えば、上
記の実施例においては、導通管部10を設置している
が、これは必ずしも必要ではない。導通管部10を設置
しない場合には、接着剤供給管62およびノズル部63
を収納孔21および挿入部3の内部に直接挿通すること
になる。また、加圧ガスは、収納孔21、挿入部3およ
び湾曲部4の内部を通してノズル部63の噴射孔63e
に圧送される。したがって、その場合には挿入部および
湾曲部4を気密に形成する。また、上記の実施例におい
ては、接着剤供給管62の金属管部62bの先端部をノ
ズル孔から突出させ、金属管部62bから接着剤を吐出
させているが、金属管部62bをノズル孔63aの中途
部まで挿入し、ノズル孔63aから接着剤を吐出させる
ようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、カートリッジが交換可能であるので、ノズ
ル孔が接着剤によって塞がれたような場合には、カート
リッジだけを交換すればよく、したがってランニングコ
ストを安価に抑えることができ、また省資源を達成する
ことができる。請求項2に係る発明によれば、接着剤を
微粒化して生体の所望の箇所に確実に吹き付けることが
できる。請求項3に係る発明によれば、導通管内を通し
て加圧ガスを供給するようにしているので、加圧ガスの
漏れを防止することができる。請求項4に係る発明によ
れば、ノズル部および接着剤供給管をノズル取付部まで
容易に挿通し、かつ取り出すことができる。請求項5ま
たは請求項6に係る発明によれば、ノズル孔を所望の方
向に向けることができるので、接着剤を生体の所望の箇
所に確実にかつ容易に吹き付けることができる。請求項
7に係る発明によれば、ノズル部および接着剤供給管を
ノズル取付部までより一層容易に挿通することができ
る。請求項8に係る発明によれば、ノズル部および接着
剤供給管をノズル取付部までさらに容易に挿通すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る生体接着剤用スプレーの一実施
例の概略構成を示す断面図である。
【図2】同実施例のスプレー本体の基端側の部分を拡大
して示す断面図である。
【図3】同実施例のスプレー本体の先端側の部分を拡大
して示す断面図であって、図2に対して90°異なる断
面における断面図である。
【図4】挿入部の先端部と湾曲部の基端部とを示す拡大
断面図である。
【図5】湾曲部およびノズル取付部を示す拡大断面図で
ある。
【図6】図5のX−X拡大断面図である。
【図7】ノズル部を示す図であって、図7(A)はその
断面図、図7(B)、(C)はそれぞれ図7(A)のB
矢視、C矢視図、図7(D)は図7(B)のD−D断面
図である。
【図8】カートリッジの一部を省略して示す断面図であ
る。
【図9】図8のP部分の拡大図である。
【図10】図9のY−Y拡大断面図である。
【図11】図9のZ−Z拡大断面図である。
【図12】図8のQ部分の拡大図である。
【符号の説明】
1 生体接着剤用スプレー 2 スプレー本体 3 挿入部 4 湾曲部 5 ノズル取付部 6 カートリッジ 7 操作部 10 導通管 12a 加圧ガス供給口 16 補強材 18 外被 61 カートリッジ本体 62 接着剤供給管 63 ノズル部 63a ノズル孔 63e 噴射孔 65a 接着剤供給口 72 操作ワイヤ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部を貫通して一端部が先端面に開口
    し、他端部が基端側の外面に開口する収納孔が形成され
    たスプレー本体と、このスプレー本体の先端部に設けら
    れ、内部が上記収納孔に連通した管状をなす挿入部と、
    この挿入部の先端部に設けられたノズル取付部と、カー
    トリッジとを備え、上記カートリッジが、外面に開口す
    る二つの接着剤供給口を有し、かつ上記スプレー本体の
    基端側に着脱自在に取り付けられるカートリッジ本体
    と、二つのノズル孔を有し、上記本体の収納孔および上
    記挿入部の内部に挿脱可能に挿通されて、上記ノズル取
    付部に着脱自在に取り付けられるノズル部と、基端部が
    上記カートリッジ本体の二つの接着剤供給口にそれぞれ
    接続され、先端部が上記スプレー本体の収納孔および上
    記挿入部の内部に挿脱可能に挿通されて、上記ノズル部
    の二つのノズル孔にそれぞれ接続された二つの接着剤供
    給管を有することを特徴とする生体接着剤用スプレー。
  2. 【請求項2】 上記スプレー本体には、加圧ガスを収納
    孔内に導入する加圧ガス供給口を設け、上記ノズル部に
    は、上記ノズル孔の近傍に開口する噴射孔を形成し、上
    記加圧ガス供給孔と上記噴射孔とを上記収納孔および上
    記挿入部の内部を介して連通させたことを特徴とする請
    求項1に記載の生体接着剤用スプレー。
  3. 【請求項3】 上記スプレー本体の収納孔および上記挿
    入部の内部には、一端が上記収納孔内に開口し、他端部
    が上記ノズル取付部に連結され、上記加圧ガス供給口か
    ら上記収納孔内に導入された加圧ガスを上記噴射孔に導
    く導通管を配置したことを特徴とする請求項2に記載の
    生体接着剤用スプレー。
  4. 【請求項4】 上記導通管内に上記二つの接着剤供給管
    を挿脱自在に挿通したことを特徴とする請求項3に記載
    の生体接着剤用スプレー。
  5. 【請求項5】 上記挿入部の先端部に湾曲可能な湾曲部
    を設け、上記スプレー本体に、上記収納孔および上記挿
    入部の内部に挿通された操作ワイヤを介して上記湾曲部
    を湾曲操作する操作部を設け、上記接着剤供給管の少な
    くとも上記湾曲部に挿通される部分を湾曲可能に形成し
    たことを特徴とする請求項1または2に記載の生体接着
    剤用スプレー。
  6. 【請求項6】 上記挿入部の先端部に湾曲可能な湾曲部
    を設け、上記スプレー本体に、上記収納孔および上記挿
    入部の内部に挿通された操作ワイヤを介して上記湾曲部
    を湾曲操作する操作部を設け、上記接着剤供給管および
    上記導通管の少なくとも上記湾曲部に挿通される部分を
    湾曲可能に形成したことを特徴とする請求項3または4
    に記載の生体接着剤用スプレー。
  7. 【請求項7】 上記二つの接着剤供給管の少なくとも中
    間側の大部分を柔軟な樹脂からなる樹脂管部とし、この
    二つの樹脂管部を互いに沿わせるとともに、それらより
    剛性が高く、かつ湾曲可能な補強材を二つの接着剤供給
    管のうちの少なくとも樹脂管部に沿って配置したことを
    特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の生体接着剤
    用スプレー。
  8. 【請求項8】 上記二つの樹脂管部および補強材をその
    外側に柔軟な樹脂からなる外被を設けることによって互
    いに一体化したことを特徴とする請求項7に記載の生体
    接着剤用スプレー。
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