JPH0999933A - イージーピール容器およびその製造方法 - Google Patents

イージーピール容器およびその製造方法

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JPH0999933A
JPH0999933A JP25790595A JP25790595A JPH0999933A JP H0999933 A JPH0999933 A JP H0999933A JP 25790595 A JP25790595 A JP 25790595A JP 25790595 A JP25790595 A JP 25790595A JP H0999933 A JPH0999933 A JP H0999933A
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文雄 生島
Hisakazu Yasumuro
久和 安室
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 易開封性及び高シール強度を備えると共に溶
融樹脂(樹脂溜り片)によるヒートシールがフランジ内
方側のみで行え、且つ、樹脂溜り片の強度を全体にわた
って均一にできると共に樹脂溜り片をフランジと可撓性
ヒートシール蓋とを連結した状態に確実に形成できるイ
ージーピール容器およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 本発明のイージーピール容器用容器本体
11は、フランジ14のプラスチック面22のフランジ
内方側にフランジ14の周方向全体に沿ってフランジ1
4のプラスチク面22に対して段差を有した状態に薄肉
部25が形成されている。フランジ14の厚肉部26
に、傾斜突部24が形成されている。容器本体11と可
撓性ヒートシール蓋30をヒートシールすると、傾斜突
部24が溶融延出し樹脂溜り片28を形成し、さらに可
撓性ヒートシール蓋30のピーラブルヒートシール性樹
脂層36の溶融物が爪状の延出樹脂部となって前記樹脂
溜り片を覆った状態で、非接着ないし弱接着状態で連結
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品等が収容され
るイージーピール容器およびその製造方法に関するもの
であり、より詳しくは、易開封性および高シール強度を
バランス良く備えたイージーピール容器およびその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、単層或は複層(積層)のプラスチ
ックフィルムないしはシート或いは金属箔とプラスチッ
クフィルムとの積層体を、射出成形、真空成形、圧空成
形、プラグアシスト成形、プレス成形、張出し成形等の
手段でフランジを備えたカップの形に絞り成形し、この
容器本体のフランジと蓋体との間にヒートシールによる
密封部を形成させた容器は、種々の食品類等を保持する
ための容器として広く知られている。
【0003】このフランジと蓋体とのヒートシール形式
にも種々のものがあり、例えば、オレフィン樹脂等のヒ
ートシール性樹脂をフランジ外面および蓋体内面の構成
材とし、両者のヒートシール強度を1〜4kg/1.5
cmの範囲にしたものや、蓋体内面材として、オレフィ
ン樹脂、ワックス類および粘着付与剤の組成物を用いて
両者のヒートシール強度を易開封性(ピーラブル)シー
ルとよばれる500g/1.5cm〜1.5kg/cm
の範囲に調節したものが知られている。
【0004】しかしながら、内容物の加熱殺菌およびこ
れに伴う冷却処理工程では、容器内部と外部で著しい圧
力差を発生することから、上述したピーラブルシール界
面のみによるヒートシールでは密封信頼性に欠けるとい
う問題があり、その解決を目的として、容器内部からの
圧力(すなわち容器中心から外方への力)に対しては強
いシール強度を示し、しかも容器の外部から中心方向へ
はイージーピールが可能な容器も開発されている。
【0005】この種のヒートシール容器の一例として
は、本発明者らの提案にかかる特開昭62−28355
公報が挙げられる。その概要は以下の通りである。すな
わち、この発明の容器本体には、開口外周に表面がヒー
トシール樹脂層から形成されているフランジ部が形成さ
れている。このフランジ部は、垂直断面で見て上向き
(開口外方)へ凸となる湾曲シール面を有し、且つシー
ル面の内外周部の少なくとも一方に、シールの中心に向
けて厚みが次第に小さくなるはみ出し部(樹脂溜り片)
が蓋体と一体に設けられている。そして、この容器本体
に、別体として形成した内面にヒートシール性樹脂部を
有する蓋材を載置し、容器本体のフランジ部と、該蓋材
のヒートシール性樹脂部をヒートシールすることによ
り、イージーピール容器を得るというものである。
【0006】この発明にかかる容器は、上記のような構
成とすることにより、容器外方から内方への剥離力に対
しては、蓋材のヒートシール樹脂層の凝集破壊或いはフ
ランジ部樹脂と蓋のヒートシール樹脂層との界面剥離に
より、手による開封が容易に行われ、一方、容器内方か
ら外方への剥離力に対しては、フランジ部樹脂の樹脂溜
り片の持ち上がりによるせん断応力の発生に伴うフラン
ジ部樹脂溜りの破断や蓋材の破断などにより強度が大き
くなるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、イージーピ
ール容器では、充分なイージーピールを実現するために
は、シール面の内方側のみに、樹脂溜り片を形成するこ
とが望ましいが、前記発明のイージーピール容器の構造
では、シール面の内部のみならず、外部にも樹脂溜り片
が形成される場合がある。このため、容器の形状を工夫
するなどして、シール面の内部のみに確実に樹脂溜り片
が形成されるようにする必要がある。また、一般に、樹
脂溜り片を形成した状態にヒートシールを行うタイプの
イージーピール容器では、樹脂溜り片の強度を全体にわ
たって均一にさせるとともに樹脂溜り片によって容器本
体と蓋材とを確実にシールさせたいという要請がある。
【0008】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、易開封性およ
び高シール強度をバランス良く備えたイージーピール容
器を提供することにある。また、本発明の他の目的は、
易開封性および高シール強度をバランス良く備えると共
に溶融樹脂(樹脂溜り片)によるヒートシールがフラン
ジ内方側のみで行え、且つ、樹脂溜り片の強度を全体に
わたって均一にできると共に樹脂溜り片をフランジと可
撓性ヒートシール蓋とを連結した状態に確実に形成でき
るイージーピール容器およびその製造方法を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであって、下記の点に特徴
を有するものである。すなわち、本発明によれば、開口
部の外周にフランジが設けられ前記フランジの前記開口
部側の面がプラスチックで形成されたイージーピール容
器本体の前記プラスチック面が、可撓性ヒートシール蓋
に形成されたピーラブルヒートシール性樹脂層とヒート
シールされてなるイージーピール容器において、前記プ
ラスチック面と前記ピーラブルヒートシール性樹脂層と
のヒートシール強度が500gないし2500g/15
mmであって、前記フランジのプラスチック面側の内方
側端部にフランジの周方向全体にわたって突設されると
共にフランジの内方へ向けて長さが0.08mm以上と
なる樹脂溜り片と、前記ピーラブルヒートシール性樹脂
層から溶融延出され前記樹脂溜り片をフランジの周方向
全体にわたって非接着ないし弱接着で密着状態で取り囲
むようにした爪状の延出樹脂部とを備えていることを特
徴とするイージーピール容器が提供される。
【0010】また、本発明によれば、ヒートシール前の
容器本体が前記フランジの前記プラスチック面のフラン
ジ内方側に前記フランジの周方向全体に沿って前記フラ
ンジの開口部側の面に対して段差を有した状態に薄肉部
が形成されている前記イージーピール容器が提供され
る。
【0011】また、本発明によれば、ヒートシール前の
容器本体の前記フランジの薄肉部外側で、前記薄肉部近
傍にフランジの周方向全体に沿ってプラスチック製の突
部が形成されてなる前記イージーピール容器本体が提供
される。
【0012】また、本発明によれば、ヒートシール前の
容器本体の、前記突部が、フランジの内方へ向けて次第
に厚肉となる前記イージーピール容器本体が提供され
る。
【0013】また、本発明によれば、フランジ内方側に
前記フランジの周方向全体に沿って前記フランジの開口
部側の面に対して段差を有した状態に薄肉部が形成さ
れ、該薄肉部外側で、該薄肉部近傍にフランジの周方向
全体に沿ってプラスチック製の突部が形成されてなる容
器本体と、ピーラブルヒートシール性樹脂層を内面に有
する可撓性ヒートシール蓋とをヒートシールし、ヒート
シールの第1段階で前記突部が溶融してフランジの内方
へ向けて長さが0.08mm以上となる樹脂溜り片を形
成し、第2段階で蓋体のピーラブルヒートシール性樹脂
層から溶融延出された延出樹脂部が上記樹脂溜り片を周
方向全体にわたって非接着ないし弱接着で密着状態で取
り囲むように形成されることを特徴とするイージーピー
ル容器の製造方法。
【0014】また、本発明によれば、前記容器本体のフ
ランジのプラスチック面と前記ピーラブルヒートシール
性樹脂層とのヒートシール強度が500gないし250
0g/15mmであるイージーピール容器の製造方法が
提供される。
【0015】また、本発明によれば、前記容器本体が、
フランジの内方へ向けて次第に厚肉となる突部を有する
ものであるイージーピール容器の製造方法が提供され
る。
【0016】
【発明の実施の形態】請求項1記載の本発明に係るイー
ジーピール容器は、開口部の外周にフランジが設けら
れ、フランジの開口部側の面がプラスチックで形成され
たイージーピール容器本体のプラスチック面が、可撓性
ヒートシール蓋に形成されたピーラブルヒートシール性
樹脂層とヒートシールされてなるイージーピール容器に
おいて、プラスチック面とピーラブルヒートシール性樹
脂層とのヒートシール強度が500gないし2500g
/15mmにされていることが重要な技術的特徴の一つ
である。上記ヒートシール強度は、本発明者らの度重な
る実験によって規定された値であり、ヒートシール強度
が500g/15mmよりも小さいと、輸送やハンドリ
ング時等の小さい外力によってもヒートシール部が剥れ
易く不測の開封を招く虞があり、また、ヒートシール強
度が2500g/15mmよりも大きいと、接着力が強
過ぎて適切に開封できない場合がある。
【0017】本発明における前記ヒートシール強度と
は、密封成形容器の蓋材と成形容器を15mm幅の短冊
状に切り取って試験片とし、これを食品衛生法告示第3
70号の「封緘の強度試験」に準じて測定した値を言
う。
【0018】さらに、本発明に係るイージーピール容器
は、フランジのプラスチック面側の内方側端部にフラン
ジの周方向全体にわたって突設されると共にフランジの
内方へ向けて長さが0.08mm以上となる樹脂溜り片
が形成され、この樹脂溜り片を、ピーラブルヒートシー
ル性樹脂層から延出された爪状の延出樹脂部がフランジ
の周方向全体にわたって密着状態で取り囲むようになっ
ていることが第2の技術的特徴である。この密着状態は
上記樹脂溜り片と爪状の延出樹脂部が非接着ないし弱接
着状態で形成されており、フランジの内方側にのみ形成
され、外方側では行われないので、易開封性が保たれる
ことになる。また、樹脂溜り片がフランジの内方へ向け
て長さが0.08mm以上に形成されていることによ
り、延出樹脂の量が多くなり、樹脂溜りと爪状の延出樹
脂部との連結を強固に、かつ、安定化した高シール強度
が得られる効果がある。
【0019】また、請求項2の発明は、該イージーピー
ル容器のヒートシール前容器本体の構造を規定するもの
である。すなわち、図9(A)に示すフランジ1のプラ
スチック面1Aのフランジ内方側にフランジ1の周方向
全体に沿ってフランジ1の開口部側(図9(A)の上方
側)の面に対して段差を有した状態に薄肉部2が形成さ
れてなる点に技術的な特徴を有するものであり、このよ
うに段差を形成することにより、可撓性ヒートシール蓋
とヒートシールした場合に、フランジ1のプラスチック
面側の内方側端部にフランジ1の周方向全体にわたって
樹脂溜り片が突設される。この樹脂溜り片に、ヒートシ
ールによりピーラブルヒートシール性樹脂層の一部がフ
ランジの周方向全体にわたって密着状態で取り囲むよう
に延出される。このため、イージーピール容器本体と可
撓性ヒートシール蓋とが高いシール強度で連結されるこ
とになる。
【0020】また、請求項3記載の発明も、ヒートシー
ル前の容器本体の構造を規定するものであり、この容器
本体においては、フランジの薄肉部外側で、薄肉部近傍
にフランジの周方向全体に沿ってプラスチック製の突部
が形成されている。これにより、ヒートシールした場合
に、突部が溶融し、フランジのプラスチック面側の内方
側端部にフランジの周方向全体にわたって樹脂溜り片が
確実に突設される。
【0021】突部の形状は、樹脂溜り片を確実に形成で
きる形状であれば、特に限定されるものではなく、図9
(B)の符号3で示す如く、フランジの厚肉部1Bの内
方側端部に立設され上端面が上方に向けてなだらかに湾
曲する湾曲面3Aとされたもの、図9(C)に示す如
く、図9(B)の突部3の湾曲面3Aが平坦面3Bとさ
れたもの、図9(D)に示す如く、突部3の上端部が鋭
角をなすように立設されたもの等を例示できる。
【0022】また、請求項4記載の発明も、ヒートシー
ル前の容器本体の構造を規定するものであり、前記請求
項3記載の突部が、フランジの内方へ向けて次第に厚肉
となる点に特徴を有するものである。これにより、ヒー
トシールした場合に、より確実に、フランジのプラスチ
ック面側の内方側端部に樹脂溜り片が形成される。さら
に、本発明では、形成される樹脂溜り片をフランジの内
方へ向けて適切な長さの状態に確実に形成できるという
長所もある。
【0023】本発明において、フランジの内方へ向けて
次第に厚肉となる突部とは、図9(E)に示す如く、フ
ランジ1の内方へ向けて直線的に図9(E)の上方へ傾
斜する傾斜面3Cを有する突部3を含むことはもちろん
であり、図9(F)に示す如く、突部3の傾斜面3Cの
中間部で、傾斜面3Cよりも急峻に立ち上がる傾斜面3
Dを有する突部3であってもよい。さらに、本発明にお
ける突部は、図9(E)、(F)の形状に限定されるこ
とはなく、フランジの内方へ向けて次第に厚肉となれ
ば、傾斜面になだらかな凹凸部が形成されてもよい。な
お、本発明において、厚肉となるとは、図9(E)、
(F)の上下方向に対して厚肉になることを意味してい
る。
【0024】また、請求項5は、本発明に係るイージー
ピール容器の製造方法を規定するものである。容器本体
のフランジのヒートシールされる面に、段差部、又は、
段差部および上記のプラスチック製の傾斜突部を設けた
点、傾斜突部を設ける場合には、フランジの内方側へ設
け、これにピーラブルヒートシール性樹脂層を内面に有
する可撓性ヒートシール蓋を載置し、フランジ面と蓋材
のピーラブルヒートシール性樹脂層とのヒートシール強
度が500gないし2500g/15mmになるように
ヒートシールするものである。上記ヒートシール強度
は、容器本体の突部が溶融延出して樹脂溜り片を形成す
ると共に、該樹脂溜り片を覆うようにして溶融延出する
蓋材のピーラブルヒートシール性樹脂層からの延出樹脂
部が非接着ないし弱接着状態で連結することにより得ら
れるものである。上記樹脂溜り片と延出樹脂部の連結に
より、易開封性および高シール強度を備えると共に溶融
樹脂(樹脂溜り片)によるヒートシールがフランジ内方
側のみで行え、且つ、樹脂溜り片の強度を全体にわたっ
て均一にできると共に樹脂溜り片をフランジと可撓性ヒ
ートシール蓋とを連結した状態に確実に形成できるよう
になる。
【0025】この作用についてさらに詳細に述べると、
上記イージーピール容器用容器本体に可撓性ヒートシー
ル蓋をヒートシールすると、まず図1に示す傾斜突部2
4が溶融されて、図2に示す如く、薄肉部25と、厚肉
部26との境界面27の上端側で、樹脂溜り片28とし
て突設するとともに、可撓性ヒートシール蓋30のピー
ラブルヒートシール性樹脂層36が溶融して延出し、前
記樹脂溜り片28を覆うようにして樹脂溜り片28の図
2の下方側に流入し、樹脂溜り片28の端面28Aおよ
び下面28Bと一体となりながら境界面27に当接して
爪状の延出樹脂部29を形成する。この構成によって延
出樹脂部29はフランジ14と可撓性ヒートシール蓋3
0とを高いシール強度で連結している。
【0026】かくして、容器本体11の内方から外方へ
剥離力が作用すると、図3に示す如く、フランジ14と
可撓性ヒートシール蓋30との剥離はヒートシール部で
は行われずに、延出樹脂部29のヒンジ効果によるカッ
プや蓋の材料破断によってなされるようになるので、シ
ール強度が大きくなる。一方、容器本体11の外方から
内方への剥離力に対しては、可撓性ヒートシール蓋30
のピーラブルヒートシール樹脂層36の凝集破壊或いは
フランジ14のプラスチック面22(ヒートシール樹脂
層)とピーラブルヒートシール樹脂層36との界面が剥
離することにより、手による開封が容易に行われること
になる。
【0027】本発明に係るイージーピール容器は、前述
したように、容器本体上に載置した蓋材を自体公知のヒ
ートシーラーで加熱加圧することによって、容器本体の
フランジ部において蓋材のピーラブルヒートシール性樹
脂層とヒートシールされる。ヒートシールに際しては、
まず約1.5秒程度の短時間で容器本体フランジ内方の
ヒートシール面に形成された突部が溶融して段差部上に
樹脂溜り片が形成されると共に、蓋材のピーラブルヒー
トシール性樹脂層が溶融して前記樹脂溜り片を覆う形で
爪状の延出樹脂部が形成され、両者が非接着ないし弱接
着の密着状態で強固に連結された連結部を形成するもの
である。本発明において用いるイージーピール容器本体
は、傾斜突部24をフランジ14の内方側へ設けてお
り、該部分で樹脂溜り片28を形成する構成となってい
るために、延出樹脂部29がフランジ14の外方側に形
成されることはなく、イージーピール性を延出樹脂部2
9が阻害するようなことはない。
【0028】また、前述したように、本発明によって製
造されたイージーピール容器は、容器本体のフランジの
ヒートシールされる面に傾斜突部が設けられると共に、
薄肉部が形成され傾斜突部が設けられた面に対して段差
部が形成されており、ヒートシール時に傾斜突部を樹脂
溜り片として突出させる構成となっているので、可撓性
ヒートシール蓋のピーラブルヒートシール性樹脂層の爪
状の溶融物(延出樹脂部)が樹脂溜り片のほぼ全体を覆
うようになり、フランジと可撓性ヒートシール蓋を確実
に連結状態となる。
【0029】本発明に係るイージーピール容器は、食品
類等を充填、密封し、次いでこれを加熱殺菌する食品類
保存用容器として有用であり、密封信頼性が高く、しか
も、易開封性を有する容器である。なお、本発明では、
容器本体および可撓性ヒートシール蓋共に従来と同様の
材料で形成でき、特殊な材料はとくに不要である。ま
た、容器本体のフランジは、容器本体の成形の段階で、
しかも、従来設備がそのまま使用できるため、生産性に
優れ、さらに、内容物充填設備の点においても、従来設
備でそのまま対応でき、煩わしい調整がいらないため、
作業メリットがあり、経済性の点でも優れている。
【0030】以下に、本発明を具体例に基づいて詳細に
説明する。 [容器本体の構成]本発明の容器本体11は、図5に示
す如く、無継目の一体構造に形成されており、周状側壁
部12、この周状側壁部12の下端と一体とされた底部
13、及び側壁部の上端と一体とされたフラットなヒー
トシール用フランジ14からなっている。一方、本発明
において用いる可撓性ヒートシール蓋30は、容器本体
11の開口部及びフランジ14をほぼ完全に覆う寸法と
されている。
【0031】容器本体は、フランジの容器開口部側の面
がプラスチックで形成されている限り、それ自体公知の
任意の材料、例えば、樹脂、金属、紙、ガラス、セラミ
ック、あるいはそれらの積層体から形成できる。好適な
容器本体は、少なくとも内面がヒートシール性を有する
樹脂からなるものであり、例えば、低−中−高密度ポリ
エチレン、アイソタクティックポリプロピレン、プロピ
レン−エチレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン系不飽和カルボン酸ないしその無水物でグ
ラフト変性されたオレフィン樹脂等のオレフィン系樹
脂、比較的低融点ないし低軟化点のポリエステルまたは
コポリエステル樹脂からなるものである。これらの樹脂
は、無機充填材を含むものであってもよい。
【0032】この容器本体11は、一例として、単層あ
るいは多層のプラスチックのフィルムシートを、例え
ば、射出成形、真空成形、圧空成形、プレス成形、プラ
グアシスト成形、張出し成形等の手段で絞り成形するこ
とにより形成される。好適には、容器本体はヒートシー
ル性樹脂とガスバリヤー性樹脂とを含む多層構造からな
っており、この具体例においては、容器壁は、図6の断
面図に示すとおり、ヒートシール性を有し且つ耐湿性を
有する熱可塑性樹脂、例えば、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフ
ィンや、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテ
レフタレート等の熱可塑性ポリエステルまたはポリカー
ボネートからなる内表面層15および外表面層16と、
ガスバリヤー性熱可塑性樹脂、例えば、エチレンビニル
アルコール共重合体、塩化ビニリデン系樹脂、ハイニト
リル樹脂、ナイロン系樹脂からなる中間層17とを備え
ている。これら、内外表面層と中間層とは、これら両者
に熱接着性を有する樹脂、例えば、酸性変性オレフィン
系樹脂、コポリエステル系接着剤樹脂、エポキシ変性熱
可塑性接着剤樹脂から成る接着剤層18および19を介
して接合されていてもよい。
【0033】この容器本体11は、他の例として、プラ
スチックのフィルムと金属の積層体を、例えば絞り成形
ないしプレス成形することにより形成される。この具体
例による容器は、図6の断面において、中間層17が金
属箔等で置き換わったものと見ればよく、金属箔基質1
7としては、アルミ箔、鋼箔、ブリキ箔等が使用され、
これらの金属箔は、メッキ処理、化学処理等のそれ自体
公知の表面処理が行われていてもよい。金属箔を用いた
容器本体の他の例は、上記金属箔の内外両面に、例え
ば、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリイミダゾピロ
ロンイミド、フッ素樹脂等の一種或いは2種以上からな
る耐熱樹脂被覆が設けられており、フランジには、図7
の断面図に示すとおり、金属箔基質20、内面側耐熱樹
脂被膜21、この内面側樹脂被膜上のヒートシール樹脂
層22および外面側耐熱樹脂被覆23からなっている。
このタイプの容器は、とくに内容物加熱調理用の包装容
器として有用なものである。
【0034】なお、容器本体を構成する積層体は、共押
出、サンドイッチラミネーション、押出コート、ドライ
ラミネーション等のそれ自体公知の方法で製造される。
また、フランジにのみヒートシール性樹脂を施す場合
は、フィルムの熱接着、ヒートシール性樹脂の流動浸
漬、或はサスペンジョンの塗布と溶融等の任意の手段を
適用できる。本発明において用いる容器本体11のフラ
ンジ14には、図1に示す如く、厚肉部26および薄肉
部25が形成されており、厚肉部26と薄肉部25との
境界面27は、フランジ14の延出方向に対してほぼ直
交している。
【0035】フランジ14の厚肉部26には、フランジ
内方側に、傾斜突部24がフランジの周方向全体に沿っ
て形成されており、厚肉部26と薄肉部25との境界面
27に連続した状態に設けられている。傾斜突部24
は、プラスチック製でフランジ14の内方側に向けて次
第に厚肉となるように形成されており、傾斜突部の上面
24Cは、湾曲することのない平坦面とされている。な
お、傾斜突部24は、ヒートシール樹脂層22と同一材
料で形成しても良く、これとは異なったプラスチック材
料によって形成してもよい。
【0036】傾斜突部24の形成位置は、境界面27に
必ずしも連続して設ける必要はなく、境界面27の近傍
であれば、若干フランジの外側にずれて形成されていて
もよい。また、傾斜突部24の上面24Cは必ずしも平
坦に形成されている必要はなく、若干の湾曲部が形成さ
れていてもよい。なお、傾斜突部24の傾斜角度α(図
1参照)は、傾斜突部24を形成する材料や、ヒートシ
ールの条件等によっても異なるが、90度以下、好まし
くは10ないし60度、特に好ましくは20ないし45
度とするのが、効果的に樹脂溜りを形成できる点で好ま
しい。また、傾斜突部24の高さL1(図1参照)は、
段差L2の長さ(図1参照)やヒートシールの条件等に
よっても異なるが、上記同様に効果的に樹脂溜りを形成
するためには、0.05ないし0.5mm、特に、0.
1ないし0.4mmとすることが好ましい。
【0037】また、段差L1の長さも、上記の傾斜突部
24の高さ等との兼ね合いによって、効果的に樹脂溜り
を形成できる長さを適宜設定することができる。なお、
本具体例では、境界面27を、フランジ14の延出方向
に対して直交させているが、これは必ずしも直交させな
ければならないものではなく、若干傾斜していてもよ
い。
【0038】[可撓性ヒートシール蓋の構成]本発明で
用いる可撓性ヒートシール蓋30は、可撓性で密封性能
を有し、かつ内面がピーラブルヒートシール樹脂で形成
されている限り、それ自体公知の任意の容器形成素材、
例えば、樹脂、金属、紙、ガラス、セラミック、或はそ
れらの積層体で形成することができる。
【0039】このヒートシール性の可撓性蓋は、酸素バ
リアー層、例えば、アルミ箔、スズ箔、鋼箔、ブリキ箔
等の金属箔、エチレン−ビニルアルコール共重合体、塩
化ビニリデン樹脂、ナイロン樹脂等の高酸素バリヤー性
樹脂フィルム、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフ
ィルム、二軸延伸ナイロンフィルム、ポリカーボネート
フィルム等の熱可塑性樹脂フィルム、各種紙或は更にこ
れらのラミネート等を基材とし、これに前述したイージ
ーピールのヒートシール性樹脂層を内面材として積層し
たものであってもよい。
【0040】図8において、可撓性ヒートシール蓋30
は、ガスバリヤー性を付与するための金属箔基質または
ガスバリアー性樹脂層31、該基質31の外側となる面
に必要により接着剤層32を介して設けられた外面保護
樹脂被膜層33、および金属箔基質の内側となる面に必
要により接着剤層32を介して設けられたヒートシール
用内面材層34からなっている。この具体例において、
内面材層34は、樹脂支持層35とピーラブルヒートシ
ール樹脂層36とからなっている。樹脂支持層35は、
凝集力の大きい樹脂からなるものであり、且つピーラブ
ルヒートシール樹脂層36を剥離しないように強固に支
持するものである。一方、ピーラブルヒートシール樹脂
層36は、容器本体フランジのヒートシール性樹脂層と
の間にイージーピールシールを形成し、一方、樹脂支持
層35との間にタイトシールを形成するものである。
【0041】上記具体例において、樹脂支持層35とし
ては、容器本体について説明したヒートシール性樹脂が
使用され、樹脂支持層は容器本体のフランジ上面樹脂層
と主たる反復単位を共通にする樹脂がよい。この目的に
特に好適なヒートシール性樹脂は、アイソタクティック
ポリプロピレン或は結晶性のプロピレン−エチレンラン
ダム共重合体、結晶性のプロピレン−エチレンブロック
共重合体のようなポリプロピレン系重合体、低密度、中
密度、或いは高密度ポリエチレンや線状低密度ポリエチ
レンといったオレフィン樹脂であり、耐熱性が要求され
る場合には、特にポリプロピレン系樹脂が好適に使用さ
れる。
【0042】一方、イージーピールヒートシール性樹脂
層36としては、凝集力或はヒートシール強度が弱めら
れたヒートシール性樹脂が使用され、2種以上の主たる
反復単位を異にするヒートシール性樹脂のブレンドから
なる樹脂組成物が使用される。ヒートシール用オレフィ
ン樹脂に対して、例えば、エチレン−プロピレンゴム
(EPM)、エチレン−プロピレン−非共役ジエンゴム
(EPDM)、ポリイソブチレン、ブチルゴム、ポリブ
タジエンゴム、ポリイソプレンゴム、スチレン−ブタジ
エンゴム、ニトリル−ブタジエンゴム等の合成ゴムや該
オレフィン樹脂とは種類の異なるオレフィン樹脂を配合
することにより、上記イージーピール性を達成できる。
これら合成ゴム或は異質のオレフィン樹脂は、ベースと
なるオレフィン樹脂100重量部当たり3ないし30重
量部、特に5ないし20重量部の量で配合するのがよ
い。
【0043】上記イージーピール樹脂層は、前記ポリプ
ロピレン系樹脂と前記ポリエチレン系樹脂との組成物か
らなることが好ましく、樹脂支持層がポリプロピレン系
樹脂からなる場合には、ポリプロピレン系樹脂を主体と
し、ポリエチレン系樹脂の少量を含む樹脂組成物を用い
るのがよく、一方、樹脂支持層がポリエチレン系樹脂か
らなる場合には、ポリエチレン系樹脂を主体とし、ポリ
プロピレン系樹脂の少量を含む樹脂組成物を用いるのが
よい。加熱殺菌に耐え且つ易剥離性を有するヒートシー
ル材は、ポリプロピレン100重量部当たり5ないし2
0重量部のポリエチレンを含有する樹脂組成物である。
【0044】上記の可撓性ヒートシール蓋30の層構成
は、樹脂支持層の厚みが20μm以上、望ましくは30
μm以上とし、一方、イージーピールヒートシール性樹
脂層の厚みを15μm以下、望ましくは10μm以下と
するとよい。上記多層構造の可撓性ヒートシール蓋は、
多層構造の容器本体について述べたのと同様の方法で製
造できる。
【0045】[ヒートシール容器の製法]本発明による
イージーピール容器は、上記の如く、傾斜突部24の形
成されたフランジ14に、ピーラブルヒートシール性樹
脂層31が当接した状態に可撓性ヒートシール蓋30を
配置し、ヒートシールすることによってなされる。ヒー
トシールは一段で行ってもよく、或いは予備ヒートシー
ルと本ヒートシールのように二段で行ってもよい。
【0046】ヒートシールヘッドとしては、ヒートシー
ルバー、高周波誘導加熱ヒートシールヘッド、誘電加熱
ヒートシールヘッド、超音波ヒートシールヘッド等のそ
れ自体公知のものを使用でき、シールバーの表面は、粘
着を防止するために、テフロンコートしたものであって
もよい。ヒートシールの条件は、少なくともイージーピ
ールヒートシール性樹脂層の溶融と、フランジ上面のヒ
ートシール性樹脂層との間で確実なヒートシールがおこ
なわれるものであり、ヒートシール温度は、通常170
ないし210℃の範囲である。
【0047】ヒートシール時の圧力は、両層との間で確
実なヒートシールが生じるものであれば、特に制限はな
く、一般にシールヘッドの押圧力は、シール面の面積に
よって、50ないし200kg/cup程度のものであ
り、ヒートシール時間は、通常1.0ないし3.0秒程
度が適当である。
【0048】
【実施例】本発明を次の実施例によって説明する。実施例 最内面層がホモポリプロピレン90重量%と低密度ポリ
エチレン10重量%が配合され、MIが1.0、密度が
0.90g/cm3 の層厚み350μmの第1層、エバ
ール樹脂層からなる層厚み約60μmの第3層、この第
3層の両面の各々に接着される層厚20μmのマレイン
酸変性ポリプロピレン樹脂によって各々形成された第2
層および第4層、第1層と同様の樹脂で層厚350μm
の第5層とからなる、総厚み約800μmの3種5層シ
ートを作成した。
【0049】このシートを真空圧空成形により内径60
mm、外径74mm、高さ23mmの丸形容器を作成
し、同時にフランジ押えリングにより段差成形加工をし
た。次いで、層厚15μmの二軸延伸ナイロン/層厚1
5μmの二軸延伸ナイロンからなる積層フィルム面に、
カップに対するシール強度が約1kg/15mmを有す
る層厚46μmのホモポリプロピレン層と、ランダムポ
リプロピレン70重量%、低密度ポリエチレン20重量
%、およびエチレンブテン−1コポリマー10重量%を
配合した層厚4μmのシーラント層からなる共押出2層
フィルムを積層し可撓性ヒートシール蓋を作成した。上
記のフランジ加工した容器本体に水羊羮約65gをホッ
トパック充填し、容器本体とシーラント層を当接させ、
フラットシール盤によりシール温度190℃、シール圧
力120kg/カップ、シール時間1.5秒の条件で2
回シールを行い、シール容器を得た。
【0050】こうして得られたシール容器のシール面の
断面は、図2に示したように、容器本体の突部が樹脂溜
り片28を形成し、その上からヒートシール蓋のピーラ
ブルヒートシール性樹脂層の溶融物が、上記樹脂溜り片
を覆うように延出し、境界面27に当接した状態で爪状
の延出樹脂部29を形成していることが確認された。こ
の連結状態は、容器本体の突部がヒートシールによって
まず溶融延出して樹脂溜り28を形成すると共に、ヒー
トシール蓋のピーラブルヒートシール性樹脂層の溶融物
が、上記樹脂溜りを覆うように延出し、境界面27に当
接した状態で爪状の延出樹脂部を形成したものであるこ
とが理解される。
【0051】上記方法で形成したシール容器について、
密封容器の外側から内側へ向けての開封強度(kg/カ
ップ)と、内側から外側へ向けてのシール強度(kg/
15mm)を引張り試験装置で測定した。試験結果を表
1に示す。なお、シール強度および開封強度は各々20
回測定し、表1に、シール強度および開封強度の平均
値、最小値、および最大値を記載した。さらに、シール
強度については、強度が2.0kg/15mmよりも小
さい値の発生率を、開封強度については、強度が2.0
kg/カップよりも大きい値の発生率を記載した。さら
に、開封の際の可撓性ヒートシール蓋の切れ率を表1に
記した。
【0052】比較例1 図10に示す如く、実施例において用いたものと同じ、
層厚15μmのナイロン層の各々が二層に積層されてな
る基材42に層厚50μmのイージーピール材44が積
層された可撓性ヒートシール蓋40を、実施例と同様の
材料によって形成されてなる容器本体50のフランジ5
2にイージーピール材44がシール面となるように配置
し、実施例と同様の条件下でシールし、シール容器を得
た。得られたシール容器のシール強度および開封強度を
実施例1と同様の条件下で測定し表1に示した。なお、
図10の比較例では、容器本体50のフランジ52に
は、段差および傾斜突部は形成されておらず、フランジ
52は、平坦に形成されている。
【0053】比較例2 図11に示す如く、層厚15μmのナイロン層の各々が
二層に積層されてなる基材62に層厚50μmの実施例
と同じイージーピール材64が積層された可撓性ヒート
シール蓋60を、ポリプロピレン製の容器本体70のフ
ランジ72にイージーピール材64がシール面となるよ
うに配置し、実施例と同様の条件下でシールし、シール
容器を得た。得られたシール容器は、図11に示す如
く、シール部の内面および外面において、樹脂溜り片7
4が形成された。得られたシール容器のシール強度およ
び開封強度を実施例と同様の条件下で測定し表1に示し
た。図11の比較例では、フランジ72には、その幅方
向中間部にフランジの周方向全体に沿って容器本体70
の底部と反対側へ向けて凸となる突部71が形成されて
いる。
【0054】比較例3 可撓性ヒートシール蓋として、基材を層厚12μmのポ
リエチレンテレフタレートと層厚15μmのナイロンか
らなる積層体で構成し、密度0.91g/cm 3 、MI
2.0のブロックポリプロピレン95重量%と、密度
0.87g/cm 3 、MI1.0のエチレン−ブテン−
1共重合体5重量%との組成物からなる層厚70μmの
イージーピール材を使用する以外は、比較例2と同様に
シール容器を構成し、得られたシール容器のシール強度
および開封強度を実施例と同様の条件下で測定し表1に
示した。
【0055】
【表1】 なお、表中のシール強度の「<2.0発生率」は、シー
ル強度の安定度を示す指標となるものであり、この結果
から、本実施例に係るシール容器は、比較例1ないし3
に比べて、易開封性および高シール強度をバランス良く
備えていることが明らかである。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、易開封性および高シー
ル強度をバランス良く備えたイージーピール容器を提供
できる。また、本発明によれば、易開封性および高シー
ル強度をバランス良く備えると共に溶融樹脂(樹脂溜り
片)によるヒートシールがフランジ内方側のみで行え、
且つ、樹脂溜り片の強度を全体にわたって均一にできる
と共に樹脂溜り片をフランジと可撓性ヒートシール蓋と
を連結した状態に確実に形成できるイージーピール容器
本体およびイージーピール容器の製造方法を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヒートシール前の可撓性ヒートシール蓋と容器
本体を示す断面図である。
【図2】図1の可撓性ヒートシール蓋と容器本体をヒー
トシールした状態を示す断面図である。
【図3】図2のイージーピール容器の内方から外方への
剥離力が作用した状態を示す断面図である。
【図4】図2のイージーピール容器が開封される状態を
示す断面図である。
【図5】本発明の容器本体および可撓性ヒートシール蓋
を示す断面図である。
【図6】多層構造の容器の一例を示す断面図である。
【図7】フランジの断面図である。
【図8】本発明に用いる可撓性ヒートシール蓋の断面図
である。
【図9】(A)ないし(F)はフランジに形成された段
差および突部を示す断面図である。
【図10】従来の容器本体と可撓性ヒートシール蓋とが
シールされた状態を示す断面図である。
【図11】従来の容器本体と可撓性ヒートシール蓋とが
シールされた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
11 容器本体 14 フランジ 24 傾斜突部 25 薄肉部 30 可撓性ヒートシール蓋 36 ピーラブルヒートシール性樹脂層

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部の外周にフランジが設けられ前記
    フランジの前記開口部側の面がプラスチックで形成され
    たイージーピール容器本体の前記プラスチック面が、可
    撓性ヒートシール蓋に形成されたピーラブルヒートシー
    ル性樹脂層とヒートシールされてなるイージーピール容
    器において、前記プラスチック面と前記ピーラブルヒー
    トシール性樹脂層とのヒートシール強度が500gない
    し2500g/15mmであって、前記フランジのプラ
    スチック面側の内方側端部にフランジの周方向全体にわ
    たって突設されると共にフランジの内方へ向けて長さが
    0.08mm以上となる樹脂溜り片と、前記ピーラブル
    ヒートシール性樹脂層から溶融延出され前記樹脂溜り片
    をフランジの周方向全体にわたって非接着ないし弱接着
    で密着状態で取り囲むようにした爪状の延出樹脂部とを
    備えていることを特徴とするイージーピール容器。
  2. 【請求項2】 ヒートシール前の容器本体が前記フラン
    ジの前記プラスチック面のフランジ内方側に前記フラン
    ジの周方向全体に沿って前記フランジの開口部側の面に
    対して段差を有した状態に薄肉部が形成されている請求
    項1記載のイージーピール容器。
  3. 【請求項3】 前記フランジの薄肉部外側で、前記薄肉
    部近傍にフランジの周方向全体に沿ってプラスチック製
    の突部が形成されてなる請求項2記載のイージーピール
    容器。
  4. 【請求項4】 前記突部が、フランジの内方へ向けて次
    第に厚肉となる請求項3記載のイージーピール容器。
  5. 【請求項5】 フランジ内方側に前記フランジの周方向
    全体に沿って前記フランジの開口部側の面に対して段差
    を有した状態に薄肉部が形成され、該薄肉部外側で、該
    薄肉部近傍にフランジの周方向全体に沿ってプラスチッ
    ク製の突部が形成されてなる容器本体と、ピーラブルヒ
    ートシール性樹脂層を内面に有する可撓性ヒートシール
    蓋とをヒートシールし、前記突部が溶融してフランジの
    内方へ向けて長さが0.08mm以上となる樹脂溜り片
    を形成すると共に、蓋体のピーラブルヒートシール性樹
    脂層から溶融延出された延出樹脂部が上記樹脂溜り片を
    周方向全体にわたって非接着ないし弱接着で密着状態で
    取り囲むように形成されることを特徴とするイージーピ
    ール容器の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記容器本体のフランジラスチック面と
    前記ピーラブルヒートシール性樹脂層とのヒートシール
    強度が500gないし2500g/15mmである請求
    項5記載のイージーピール容器の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記容器本体が、フランジの内方へ向け
    て次第に厚肉となる突部を有する請求項5または6記載
    のイージーピール容器の製造方法。
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