JPH10100516A - リボンカセット - Google Patents

リボンカセット

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JPH10100516A
JPH10100516A JP25464696A JP25464696A JPH10100516A JP H10100516 A JPH10100516 A JP H10100516A JP 25464696 A JP25464696 A JP 25464696A JP 25464696 A JP25464696 A JP 25464696A JP H10100516 A JPH10100516 A JP H10100516A
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JP
Japan
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ink
ribbon
transfer roller
ink ribbon
tension
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JP25464696A
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English (en)
Inventor
Kozo Hara
康三 原
Koshin Makino
江伸 牧野
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写ローラに対する部分的なインク過補給を
防止し、印字濃淡むらを生じない印字ができるリボンカ
セットを提供する。 【解決手段】 インク補給用のインク含浸体11に含浸
させたインクをエンドレスのインクリボン2の走行経路
中に配設された転写ローラ12を介してインクリボン2
に転写するリボンカセットにおいて、インクリボン2の
走行時と走行停止時とではインクリボン2の張力が大き
く変化する点を利用し、例えば、進退自在な分離部材2
2を用いることで、インクリボン2の走行時にはインク
リボン2の張力で分離部材22を退却させてインク含浸
体11と転写ローラ12とを接触させるがインクリボン
2の走行停止時には分離部材22を弱い付勢力の付勢手
段25により接触部分24間に進出させてインク含浸体
11と転写ローラ12とを非接触とさせるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤドットプリ
ンタ、タイプライタ等の印字機器で用いられるリインク
型のリボンカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の印字機器に用いられるリ
ボンカセットとしては、インクリボンの印字寿命を長く
するため、カセット内部にインク補充機構を備え、エン
ドレスのインクリボンにインクを補給しながら印字に供
するようにしたリインク型のものがある。
【0003】このリインク型のリボンカセットの従来の
一例を図5及び図6を参照して説明する。まず、カセッ
トケース1の中央部にはエンドレスのインクリボン2を
ジグザグ状の折畳み状態で収納するリボン収納部3が形
成されている。このリボン収納部3に収納されるインク
リボン2は印字ヘッド(図示せず)等を配設させるヘッ
ド空間4を形成するために前記カセットケース1の両側
から前方に突出させた左右の腕部5,6の先端を経てル
ープ状に掛け渡されている。従って、インクリボン2は
腕部5,6の先端間で印字部に配設されることになる。
前記カセットケース1内において前記リボン収納部3の
リボン入口側にはリボン巻取ギヤ7と従動ギヤ8とのギ
ヤ対が設けられている。前記リボン巻取ギヤ7は前記カ
セットケース1をプリンタに装着した時、プリンタ側の
駆動ギヤ9に嵌合しその回転駆動力が伝達されるように
構成されている。
【0004】一方、前記カセットケース1内において前
記リボン収納部3のリボン出口側と前記腕部5との間に
はインク補充機構10が内蔵されている。このインク補
充機構10は、インクを含浸させたインク含浸体11と
このインク含浸体11からのインクの補給を受けてイン
クリボン2にインクを転写させる転写ローラ12とによ
り構成されている。前記インク含浸体11は、前記カセ
ットケース1の一部に形成されたインク収納部13内に
収納されるスポンジ状のインク吸蔵体14と、このイン
ク吸蔵体14に含浸されているインクを前記転写ローラ
12に補給するように前記インク収納部13から突出さ
せたフェルト状のインク供給片15とにより形成されて
いる。前記転写ローラ12は前記インク供給片15に接
触する位置であって、前記インクリボン2の走行経路中
に配設されて軸16に回転自在に装着されている。この
転写ローラ12はインクリボン2の走行に伴い従動的に
回転しながらこのインクリボン2にインクを転写させる
ものであり、転写ローラ12の下流側にはインクリボン
2の走行時に張力を付与するための板ばねによるブレー
キ板17がガイドリブ18に当接させて設けられてい
る。19はカセットケース1の蓋である。
【0005】このようなリボンカセットをプリンタの印
字部に装着し、印字動作に伴い駆動ギヤ9によりリボン
巻取ギヤ7を図5に矢印で示す巻取方向に回転させる
と、従動ギヤ8も矢印で示す方向に回転する。これによ
り、ギヤ7,8間に挾まれているインクリボン2はリボ
ン収納部3側へ順次巻き取られる。よって、腕部5,6
先端間ではインクリボン2が左側から右側に走行する。
この時、リボン収納部3から引き出されるインクリボン
2部分を見ると、ブレーキ板17とガイドリブ18との
当接部では腕部5側に走行するインクリボン2に対して
ブレーキがかかるため、インクリボン2が転写ローラ1
2を介して張設状態となり、転写ローラ12にはリボン
巻取ギヤ7・ブレーキ板17間で張力が作用する状態と
なる。この状態でインクリボン2が走行するため、転写
ローラ12も追従して回転しながら、インク供給片15
側から供給されているインクをインクリボン2に転写す
る。これにより、印字部に向かうインクリボン2にイン
クを補給しながら印字動作が実行される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のリボンカセットによると、印字停止時や保存時に
あっても転写ローラ12に対してインク供給片15から
常にインクが供給されており、部分的なインク過補給を
生じてしまう。即ち、印字停止時などではインクリボン
2の送りが行われず、転写ローラ12が回転しないた
め、転写ローラ12とインク供給片15との接触部分が
固定的となり、この接触部分にのみ継続してインクが供
給されるため、部分的なインク過補給を生ずる。転写ロ
ーラ12に部分的なインク過補給を生ずると、印字動作
時にインクリボン2に対しても部分的にインク転写量が
多すぎる状態でインクが供給されることになり、極端に
印字濃度の濃い部分を生じてしまう等、印字品質を劣化
させる一因となる。
【0007】そこで、本発明は、転写ローラに対する部
分的なインク過補給を防止し、印字濃淡むらを生じない
印字動作を行わせることができるリボンカセットを提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
インク補給用のインク含浸体に含浸させたインクをエン
ドレスのインクリボンの走行経路中に配設された転写ロ
ーラを介して前記インクリボンに転写するリボンカセッ
トにおいて、前記インクリボンの走行時と走行停止時と
における張力の変化に基づき、前記インクリボンの走行
時には前記インク含浸体と前記転写ローラとを接触状態
とさせ前記インクリボンの走行停止時には前記インク含
浸体と前記転写ローラとを非接触状態とさせるようにし
た。
【0009】印字中にはインクリボンを巻取走行させる
ため、インクリボンが張設状態となり、その走行経路中
に配設されている転写ローラにはインクリボンの張力が
作用しインクリボンの走行に伴い転写ローラも回転す
る。一方、印字停止時などにあってはインクリボンの走
行も停止されるため、インクリボンの張力は解除され、
リボン生地自身の伸びなどにより多少なりとも弛みを持
つ。即ち、インクリボンは走行時と走行停止時とでは張
力状態が大きく変化するため、この張力の変化に基づ
き、インクリボンの走行時にはインク含浸体と転写ロー
ラとを接触状態とさせることで回転している転写ローラ
にインクを補給することができ、インクリボンの走行停
止時にはインク含浸体と転写ローラとを非接触状態とさ
せることで回転停止状態の転写ローラにインクが部分的
に過補給されることはない。
【0010】請求項2記載の発明は、インク補給用のイ
ンク含浸体に含浸させたインクをエンドレスのインクリ
ボンの走行経路中に配設された転写ローラを介して前記
インクリボンに転写するリボンカセットにおいて、前記
インク含浸体と前記転写ローラとの接触部分間に入り込
むストロークを持たせて進退自在な分離部材と、前記イ
ンクリボンの走行時の張力が作用する位置に位置してそ
の張力が作用した時に前記分離部材を前記接触部分間か
ら退却させる張力作用部と、前記インクリボンの走行時
の張力より弱い力で前記分離部材を前記接触部分間に入
り込む進出方向に付勢する付勢手段とを備えた。
【0011】分離部材は付勢手段によってインク含浸体
と転写ローラとの接触部分間に入り込む進出方向に弱い
力で付勢されており、インクリボンの張力が作用しない
印字停止時などには接触部分間に入り込んだこの分離部
材によってインク含浸体と転写ローラとが非接触状態と
されるので、回転停止状態の転写ローラにインクが部分
的に過補給されることはない。一方、リボン送りに伴う
インクリボンの張力が作用する印字時には、張力作用部
がこの張力を受けることにより分離部材が付勢手段の付
勢力に抗して接触部分間から退却し、インク含浸体と転
写ローラとが接触状態となるので、回転している転写ロ
ーラにインクを補給することができる。
【0012】請求項3記載の発明は、インク補給用のイ
ンク含浸体に含浸させたインクをエンドレスのインクリ
ボンの走行経路中に配設された転写ローラを介して前記
インクリボンに転写するリボンカセットにおいて、前記
インク含浸体を前記転写ローラに対して接離自在に保持
する保持機構と、前記インクリボンの走行時の張力が作
用する位置に位置してその張力が作用した時に前記イン
ク含浸体を前記転写ローラに接触させるよう変位させる
張力作用部と、前記インクリボンの走行時の張力より弱
い力で前記インク含浸体を前記転写ローラから離反する
方向に付勢する付勢手段とを備えた。
【0013】転写ローラに対して接離自在なインク含浸
体は付勢手段により転写ローラから離反する方向に弱い
力で付勢されており、インクリボンの張力が作用しない
印字停止時などには転写ローラに対してインク含浸体が
非接触状態となるため、回転停止状態の転写ローラにイ
ンクが部分的に過補給されることはない。一方、リボン
送りに伴うインクリボンの張力が作用する印字時には、
張力作用部がこの張力を受けることによりインク含浸体
は付勢手段の付勢力に抗して転写ローラに接触するよう
に変位するので、回転している転写ローラにインクを補
給することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
及び図2に基づいて説明する。図5及び図6で示した部
分と同一部分は同一符号を用いて示し、説明も省略する
(以下の実施の形態でも同様とする)。本実施の形態で
は、軸16により回転自在に保持される転写ローラ12
には前記軸16の径よりも大きな径の軸穴21が形成さ
れ、これにより、転写ローラ12が軸16に対して遊嵌
されている。また、転写ローラ12及びインク供給片1
5付近には分離部材となる分離板22が設けられてい
る。この分離板22はカセットケース1の一部に形成さ
れたガイド支持部23により転写ローラ12とインク供
給片15との接触部分24間に先端部が入り込み得るス
トロークを持たせて前記インク供給片15に沿った方向
に進退自在に設けられている。また、分離板22の基部
側にはこの分離板22を前記接触部分24側に向けた進
出方向に付勢する弾性変形力を有して付勢手段となる湾
曲腕部25が一体で形成されている。この湾曲腕部25
の持つ弾性変形力はブレーキ板17によるインクリボン
2の引出力、即ち、インクリボン2の走行時に生ずる張
力よりも小さく設定されている。さらに、前記分離板2
2はブレーキ板17から転写ローラ12側に向かうイン
クリボン2の走行経路を横切って配設されるものであ
り、分離板22の中間部分にはインクリボン2を余裕を
もって通し張力作用部として機能する通孔26が形成さ
れている。なお、エンドレスのインクリボン2をこの通
孔26中に差し込むために分離板22には先端側からこ
の通孔26まで連通する切欠27が形成されている。前
記通孔26はインクリボン2がブレーキ板17と転写ロ
ーラ12との間で張設状態になった時に分離板22の先
端側が転写ローラ12とインク供給片15との接触部分
24から退却した状態となる位置に形成されている。
【0015】このような構成において、印字停止時或い
はリボンカセットの保存中といったインクリボン2の走
行停止時には、リボン巻取ギヤ7による巻取力が作用せ
ず、リボン巻取ギヤ7・ブレーキ板17間においてイン
クリボン2の生地自身の持つ伸び力等によってインクリ
ボン2は多少なりとも弛みを持った状態となっており、
インクリボン2には走行時のような張力がかからない状
態にある。よって、インクリボン2が横切っている分離
板22の通孔26部分にはインクリボン2側からの張力
が作用せず、図1(b)に示すように、湾曲腕部25の
有する弾性変形力によって分離板22の先端部が接触部
分24間に入り込んだ状態となる。よって、インク供給
片15に対して転写ローラ12が非接触状態に維持され
る。この分離板22の進出動作において、停止中の転写
ローラ12が軸16に対して径大な軸穴21により遊嵌
しており、インク供給片15側から逃げる方向に変位可
能なため、分離板22の先端部は接触部分24間に入り
込みやすい。このように印字停止時などにあっては、分
離板22の先端部が接触部分24間に入り込んで転写ロ
ーラ12とインク供給片15とを非接触状態とさせてい
るので、停止状態の転写ローラ12にインクが部分的に
過補給されることはない。なお、分離板22の先端部が
接触部分24間に入り込んだ状態において、切欠27が
幅狭であると、毛細管現象によってインク供給片15側
から転写ローラ12側に部分的にインクを補給してしま
う可能性があるが、本実施の形態では、図2に示すよう
に、切欠27が幅広に形成されており、毛細管現象によ
る弊害を生ずることはない。
【0016】一方、印字動作時にはリボン巻取ギヤ7が
駆動されてインクリボン2の巻取りも行われる。これに
より、インクリボン2はリボン巻取ギヤ7・ブレーキ板
17間(リボン巻取ギヤ7〜腕部6,5〜転写ローラ1
2〜ブレーキ板17)で弛みがなくなり張設状態とな
り、インクリボン2には張力がかかり、転写ローラ12
も回転する。この時、インクリボン2の張力は分離板2
2に対しては通孔26部分で作用することになるが、こ
の張力は湾曲腕部25の持つ弾性変形力よりも強いた
め、分離板22は図1(a)に示すようにブレーキ板1
7・転写ローラ12間でインクリボン2が直線状態とな
る位置まで退却変位される。この位置では分離板22の
先端部が接触部分24間から抜け出るため、転写ローラ
12とインク供給片15とが接触する状態となる。この
分離板22の退却動作においても、転写ローラ12が軸
16に対して径大な軸穴21により遊嵌しており、転写
ローラ12の回転方向が図1(a)に示すように分離板
22を退却させる方向に作用するため、退却動作が確実
に行われる。このように印字中にあっては、分離板22
が接触部分24間から退却して転写ローラ12とインク
供給片15とを接触状態に維持するので、回転している
転写ローラ12にインク供給片15からのインク供給を
確実に行わせ、転写ローラ12によってインクリボン2
上にインクを転写させることができる。
【0017】なお、本実施の形態では、軸穴21の径を
軸16よりも大きくすることで転写ローラ12を変位し
やすくしたが、転写ローラ12側は位置固定的とし、一
般に可撓変形し得るインク供給片15側を分離板22に
よって転写ローラ12側から離反するように変形させて
もよい。また、付勢手段となる湾曲腕部25や張力作用
部となる通孔26を分離板22と一体で形成したが、必
ずしも一体である必要はない。
【0018】本発明の第2の実施の形態を図3及び図4
に基づいて説明する。まず、本実施の形態では、転写ロ
ーラ12側は位置固定的とされ、かつ、リボン巻取ギヤ
7により巻き取られるインクリボン2をより広範囲に渡
って張設状態として張力を付与するための板ばねによる
ブレーキ板31がリボン収納部3のリボン出口部32に
取り付けられている。このため、ブレーキ板17は省略
され、ガイドリブ18が単にガイドとして利用されてい
る。
【0019】一方、インク含浸体11側はインク貯蔵ユ
ニット33としてユニット化されて回動変位自在に取り
付けられている。即ち、インク貯蔵ユニット33は、カ
セットケース1とは別個に形成されてインク吸蔵体14
を収納する収納ケース34及び収納蓋35と、インク供
給片15を一体に有して収納ケース34内に収納された
インク吸蔵体14と、収納ケース34及び収納蓋35の
各々の外面に軸心が一致するように形成されてカセット
ケース1、蓋19側の支持穴36a,36bにより回動
自在に支持される支軸37a,37bとにより形成され
ている。これらの支軸37a,37b及び支持穴36
a,36bにより前記インク貯蔵ユニット33(従っ
て、インク含浸体11)を回動変位自在に保持する保持
機構が構成されている。また、前記収納ケース34の一
部にはリボン収納部3側に向けて突出させた略L字状の
アーム部38が形成され、このアーム部38の先端部に
は張力作用部となるピン39が設けられている。このピ
ン39は前記リボン出口部32から前記ガイドリブ18
間のインクリボン2の走行経路中に位置しており、前記
リボン出口部32・ガイドリブ18間でインクリボン2
が張設状態になった時にはその張力を受けてアーム部3
8を支軸37a,37bを中心に時計方向に変位させる
ことでインク供給片15が転写ローラ12に対して接触
状態となるように位置決めされている。ピン39の近傍
にはガイドピン40が回転自在に設けられている。ま
た、前記アーム部38は付勢手段となる引張ばね41に
よって反時計方向、従って、インク供給片15が転写ロ
ーラ12から離反する方向に付勢されている。この引張
ばね41による付勢力は、ブレーキ板31によるインク
リボン2の引出力、即ち、インクリボン2の走行時に生
ずる張力よりも小さく設定されている。
【0020】このような構成において、印字停止時或い
はリボンカセットの保存中といったインクリボン2の走
行停止時には、リボン巻取ギヤ7による巻取力が作用せ
ず、リボン巻取ギヤ7・ブレーキ板31間においてイン
クリボン2の生地自身の持つ伸び力等によってインクリ
ボン2は多少なりとも弛みを持った状態となっており、
インクリボン2には走行時のような張力がかからない状
態にある。よって、ピン39にはインクリボン2側から
の張力が作用せず、図4(b)に示すように、引張ばね
41の付勢力によってアーム部38、従って、インク貯
蔵ユニット33全体が支軸37a,37bを中心に反時
計方向に回動変位する。よって、転写ローラ12に対し
てインク供給片15が非接触となる離反状態に維持され
る。このように印字停止時などにあっては、インク供給
片15を転写ローラ12に対して非接触状態となるよう
に離反させているので、停止状態の転写ローラ12にイ
ンクが部分的に過補給されることはない。
【0021】一方、印字動作時にはリボン巻取ギヤ7が
駆動されてインクリボン2の巻取りも行われる。これに
より、インクリボン2はリボン巻取ギヤ7・ブレーキ板
31間(リボン巻取ギヤ7〜腕部6,5〜転写ローラ1
2〜ガイドリブ18〜ブレーキ板31)で弛みがなくな
り張設状態となり、インクリボン2には張力がかかり、
転写ローラ12も回転する。この時、インクリボン2の
張力はアーム部38に対してはピン39部分で作用する
ことになるが、この張力は引張ばね41の付勢力よりも
強いため、図4(a)に示すように、インクリボン2か
らピン39が受ける張力によってアーム部38(従っ
て、インク貯蔵ユニット33全体)が支軸37a,37
bを中心に時計方向に回動変位する。これにより、イン
ク供給片15が転写ローラ12に接触する状態となる。
このように印字中にあっては、インク貯蔵ユニット33
全体がインクリボン2の張力に基づき回動変位してイン
ク供給片15が転写ローラ12に対して接触状態に維持
されるので、回転している転写ローラ12にインク供給
片15からのインク供給を確実に行わせ、転写ローラ1
2によってインクリボン2上にインクを転写させること
ができる。
【0022】なお、本実施の形態ではインク含浸体1
1、張力作用部となるピン39等を含めてインク貯蔵ユ
ニット33として一体化形成したが、必ずしも一体化さ
れている必要はなく、要は、ピン39の動きに従いイン
ク含浸体11のインク供給片15が転写ローラ12に接
離する構造であればよい。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、インク補
給用のインク含浸体に含浸させたインクをエンドレスの
インクリボンの走行経路中に配設された転写ローラを介
してインクリボンに転写するリボンカセットにおいて、
インクリボンの走行時と走行停止時とでは張力が大きく
変化する点を利用し、インクリボンの走行時にはインク
含浸体と転写ローラとを接触状態とさせるがインクリボ
ンの走行停止時にはインク含浸体と転写ローラとを非接
触状態とさせるようにしたので、転写ローラの回転中に
はインク含浸体側から転写ローラ側へインクを供給させ
てインクリボンへのインク転写をむらなく行わせること
ができ、インクリボンの走行が停止している状態では回
転停止状態の転写ローラにインクが部分的に過補給され
ることを防止でき、よって、濃淡むらのない印字を行わ
せることができる。
【0024】請求項2記載の発明によれば、インク含浸
体と転写ローラとの接触部分間に入り込むストロークを
持たせて進退自在な分離部材と、インクリボンの走行時
の張力が作用する位置に位置してその張力が作用した時
に分離部材を前記接触部分間から退却させる張力作用部
と、インクリボンの走行時の張力より弱い力で分離部材
を前記接触部分間に入り込む進出方向に付勢する付勢手
段とを備えたので、インクリボンの張力が作用しない印
字停止時などには分離部材が付勢手段の付勢力で接触部
分間に入り込んでインク含浸体と転写ローラとを非接触
状態とするため、回転停止状態の転写ローラにインクが
部分的に過補給されることを防止でき、リボン送りに伴
うインクリボンの張力が作用する印字時には、張力作用
部がこの張力を受けることにより付勢手段の付勢力に抗
して分離部材を接触部分間から退却させ、インク含浸体
と転写ローラとを接触状態とするため、転写ローラの回
転中にはインク含浸体側から転写ローラ側へインクを供
給させてインクリボンへのインク転写をむらなく行わせ
ることができる。
【0025】請求項3記載の発明によれば、インク含浸
体を転写ローラに対して接離自在に保持する保持機構
と、インクリボンの走行時の張力が作用する位置に位置
してその張力が作用した時にインク含浸体を転写ローラ
に接触させるよう変位させる張力作用部と、インクリボ
ンの走行時の張力より弱い力でインク含浸体を転写ロー
ラから離反する方向に付勢する付勢手段とを備えたの
で、インクリボンの張力が作用しない印字停止時などに
は付勢手段の付勢力によって転写ローラに対してインク
含浸体が非接触状態に離反するため、回転停止状態の転
写ローラにインクが部分的に過補給されることを防止で
き、リボン送りに伴うインクリボンの張力が作用する印
字時には、張力作用部がこの張力を受けることにより付
勢手段の付勢力に抗してインク含浸体を転写ローラに接
触するように変位させるので、転写ローラの回転中には
インク含浸体側から転写ローラ側へインクを供給させて
インクリボンへのインク転写をむらなく行わせることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の要部を示し、
(a)は走行時の状態の平面図、(b)は走行停止時の
状態の平面図である。
【図2】分離板を示す斜視図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す分解斜視図で
ある。
【図4】その要部を示し、(a)は走行時の状態の平面
図、(b)は走行停止時の状態の平面図である。
【図5】従来例を示す平面図である。
【図6】その分解斜視図である。
【符号の説明】
2 インクリボン 10 インク含浸体 12 転写ローラ 22 分離部材 24 接触部分 25 付勢手段 26 張力作用部 39 張力作用部 41 付勢手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク補給用のインク含浸体に含浸させ
    たインクをエンドレスのインクリボンの走行経路中に配
    設された転写ローラを介して前記インクリボンに転写す
    るリボンカセットにおいて、 前記インクリボンの走行時と走行停止時とにおける張力
    の変化に基づき、前記インクリボンの走行時には前記イ
    ンク含浸体と前記転写ローラとを接触状態とさせ前記イ
    ンクリボンの走行停止時には前記インク含浸体と前記転
    写ローラとを非接触状態とさせるようにしたことを特徴
    とするリボンカセット。
  2. 【請求項2】 インク補給用のインク含浸体に含浸させ
    たインクをエンドレスのインクリボンの走行経路中に配
    設された転写ローラを介して前記インクリボンに転写す
    るリボンカセットにおいて、 前記インク含浸体と前記転写ローラとの接触部分間に入
    り込むストロークを持たせて進退自在な分離部材と、前
    記インクリボンの走行時の張力が作用する位置に位置し
    てその張力が作用した時に前記分離部材を前記接触部分
    間から退却させる張力作用部と、前記インクリボンの走
    行時の張力より弱い力で前記分離部材を前記接触部分間
    に入り込む進出方向に付勢する付勢手段とを備えたこと
    を特徴とするリボンカセット。
  3. 【請求項3】 インク補給用のインク含浸体に含浸させ
    たインクをエンドレスのインクリボンの走行経路中に配
    設された転写ローラを介して前記インクリボンに転写す
    るリボンカセットにおいて、 前記インク含浸体を前記転写ローラに対して接離自在に
    保持する保持機構と、前記インクリボンの走行時の張力
    が作用する位置に位置してその張力が作用した時に前記
    インク含浸体を前記転写ローラに接触させるよう変位さ
    せる張力作用部と、前記インクリボンの走行時の張力よ
    り弱い力で前記インク含浸体を前記転写ローラから離反
    する方向に付勢する付勢手段とを備えたことを特徴とす
    るリボンカセット。
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