JPH10101729A - スルホン酸基含有ポリビニルアルコール系樹脂の製造方法 - Google Patents

スルホン酸基含有ポリビニルアルコール系樹脂の製造方法

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JPH10101729A
JPH10101729A JP27680896A JP27680896A JPH10101729A JP H10101729 A JPH10101729 A JP H10101729A JP 27680896 A JP27680896 A JP 27680896A JP 27680896 A JP27680896 A JP 27680896A JP H10101729 A JPH10101729 A JP H10101729A
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JP
Japan
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water
polyvinyl alcohol
sulfonic acid
reaction
degree
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JP27680896A
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English (en)
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Takashi Nakajima
中島  隆
Yoshiaki Kozuka
佳明 小塚
Hiroshi Noguchi
博司 野口
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Unitika Chemical Co Ltd
Original Assignee
Unitika Chemical Co Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F8/00Chemical modification by after-treatment
    • C08F8/34Introducing sulfur atoms or sulfur-containing groups

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  • Polymers & Plastics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工業的に有利であって、かつ所望の量のスル
ホン酸基をPVA系樹脂へ導入することが可能な方法を
提供する。 【解決手段】 水膨潤度が1.2倍以上のポリビニルア
ルコール系樹脂粉末を反応混合物の総重量に対して20
〜60重量%の水の存在下で膨潤させ、スルホン酸基含
有アルデヒド類でアセタ−ル化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スルホン酸基含有
ポリビニルアルコール系樹脂の製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】スルホン酸基含有ポリビニルアルコール
系樹脂は、汎用のポリビニルアルコール(以下、PVA
と略記する。)系樹脂に比べ水に対する溶解速度が大き
く、冷水易溶性フィルムとして有用であり、その製造方
法としては、スルホン酸基含有単量体と脂肪酸ビニルエ
ステルとの共重合体を鹸化する方法(特開昭54−13
8036号公報)、PVA系樹脂をスルホン酸基含有ア
ルデヒド類でアセタ−ル化する方法(特開昭63−21
8741号公報)が知られている。前者の場合、スルホ
ン酸基含有単量体は通常ナトリウム塩になっており、工
業的に通常行われているアルコ−ルを溶媒とする溶液重
合系において、その溶解度が極端に小さいため、スルホ
ン酸基を1モル%未満しかPVA樹脂中へ導入できない
という問題がある。また、後者の場合、水溶液または水
分散系でPVAとスルホン酸基含有アルデヒド類を反応
させた後、多量のアセトン中に滴下、再沈殿させてスル
ホン酸基含有PVA系樹脂を得るため、溶剤回収設備や
回収エネルギ−が必要となり、工業的生産には問題があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点のない、工業的に有利であって、かつ所望の量のスル
ホン酸基をPVA系樹脂へ導入することが可能な方法を
提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するものであって、水膨潤度が1.2倍以上のPVA
系樹脂粉末を反応混合物の総重量に対して20〜60重
量%の水の存在下で膨潤させ、スルホン酸基含有アルデ
ヒド類でアセタ−ル化することを特徴とするスルホン酸
基含有PVA系樹脂の製造方法である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明で使用されるPVA系樹脂
粉末は、アセタ−ル化の反応温度における水膨潤度が
1.2倍以上、好ましくは1.5倍以上のものであれば
よく、重合度、鹸化度、立体規則性等は目的によって変
えることができる。またアセタ−ル化反応に影響を及ぼ
さない範囲であれば、他の単量体、例えばカルボキシル
基やスルホン酸基等のアニオン性やアンモニウム塩やア
ミン基等のカチオン性のイオン基、アルキル基、アルキ
レン基等の疎水性基、珪素含有基、フッ素含有基、チオ
−ル基、ジケテン基、エポキシ基、ハロゲン基等含有の
従来公知の単量体で共重合変性したり、後反応変性した
ものでもよい。PVA系樹脂粉末の大きさは、細かい方
が有利であり、好ましくは500μm以下、さらに好ま
しくは150μm以下である。
【0006】本発明で使用されるスルホン酸基含有アル
デヒド類は、各種のものを使用することができるが、工
業的に市販されているものが望ましい。例えば、2−ベ
ンズアルデヒドスルホン酸、2,4−ベンズアルデヒド
ジスルホン酸、4−クロロベンズアルデヒド−2−スル
ホン酸、4−メチルベンズアルデヒド−2−スルホン
酸、4−ヒドロキシルベンズアルデヒド−2−スルホン
酸、ブチルアルデヒド−3−スルホン酸、プロピオンア
ルデヒド−3−スルホン酸またはそれらの塩等を挙げる
ことができる。スルホン酸基含有アルデヒド類の添加量
は、所望とする導入量により決定されるが、通常、所望
の導入量に対して1〜2倍の量を添加する。
【0007】本発明において使用される水の量は、PV
A系樹脂粉末が膨潤状態となるように、反応混合物の総
重量に対して20〜60重量%であることが必要であ
る。ここで、反応混合物とはPVA系樹脂粉末、スルホ
ン酸基含有アルデヒド類、水を主とするもので、このほ
かに少量の酸触媒などの添加剤が含まれる。水の量が2
0重量%未満では、アセタール化の反応効率が極度に低
下し、本発明の効果を発揮できない。また、水の量が6
0重量%を超えると、アセタール化の反応系においてP
VA系樹脂粉末の溶解が起こることとなる。好ましく
は、反応混合物の総重量に対して水の量は30〜50重
量%である。
【0008】前記PVA系樹脂をスルホン酸基含有アル
デヒド類でアセタ−ル化する方法において、PVA系樹
脂粉末、スルホン酸基含有アルデヒド類および水の混合
方法としては、各種の方法を採用することができる。P
VA系樹脂粉末にスルホン酸基含有アルデヒド類の水溶
液を添加、混合する方法がより好ましい。この際、反応
を有利に行うために通常、酸触媒が用いられる。酸触媒
としては、通常硫酸、塩酸、燐酸等の無機酸またはそれ
らのアンモニウム塩が使用され、反応系のpHが5以下
になるように添加される。反応終了後は、必要に応じて
アルカリ性物質で中和する。反応温度は、反応時間が極
端に長時間とならず、またPVA系樹脂が熱溶融しない
程度の温度であれば、各種の温度を採用することができ
る。通常、5〜70℃、望ましくは10〜60℃で反応
が行われる。
【0009】本発明の製造方法においては、上記のPV
A系樹脂粉末、スルホン酸基含有アルデヒド類および水
の混合物を反応機内においてアセタール化反応を進行さ
せてもよく、または、上記の混合物を混合した後、一旦
包装し、それを室温下に放置してアセタール化反応を進
行させてもよい。
【0010】本発明で得られるスルホン酸基含有PVA
系樹脂は、汎用のPVAと同様に、接着剤、紙加工剤、
繊維加工剤、乳化・分散剤、各種バインダ−、フィルム
・成形物、各種表面処理剤等に有用である。中でも、水
溶解速度が非常に大きいことから、冷水易溶性フィルム
やシ−トとして特に有用である。
【0011】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
る。ここで、用いられた測定法を以下に示す。
【0012】.水膨潤度 PVA粉末5gを100ccのビ−カ−に取り、所定の
温度の水50ccを入れ、ガラス棒で数回かき混ぜ、ビ
−カ−を所定の温度の水槽に10分間漬けた後、ガラス
フィルタ−で吸引濾過し、水膨潤PVA粉末の重量を測
定して下式にて算出した。 水膨潤度(倍)=水膨潤PVA粉末の重量(g)/5
(g) .アセタ−ル化度 JIS K6728 ポリビニルブチラ−ル試験方法の
5.5.2項に準じて測定した。
【0013】実施例1 卓上ニ−ダ混合機に150メッシュ篩をパスしたもので
40℃における水膨潤度が2.9倍のPVA粉末(鹸化
度99.3モル%、平均重合度1700)100gを仕
込み、反応系を40℃に設定して攪拌下でベンズアルデ
ヒド−2−スルホン酸ナトリウム19gを溶解した水溶
液80gを添加、混合した。水がPVA粉末に充分に吸
収された後、0.1規定の硫酸5mlを添加し混合して反
応混合物のpHを2.5に調整した。この状態で40℃
で7時間維持して反応させた後、水酸化ナトリウム水溶
液で中和した。得られた反応生成物のスルホン酸基含有
PVAを精製してアセタ−ル化度を測定したところ、
3.3モル%であった。
【0014】実施例2 30メッシュ篩をパスしたもので40℃における水膨潤
度が3.8倍のPVA粉末(鹸化度98.0モル%、平
均重合度1100)100gを用いた以外は、実施例1
と同様に反応させた。得られた反応生成物を精製してア
セタ−ル化度を測定したところ、2.8モル%であっ
た。
【0015】実施例3 ベンズアルデヒド−2−スルホン酸ナトリウム19gを
溶解した水溶液80gに変えて、ベンズアルデヒド−
2,4ージスルホン酸ナトリウム28gを溶解した水溶
液140gを用いた以外は、実施例1と同様に反応させ
た。得られた反応生成物を同様にしてアセタ−ル化度を
測定したところ、3.2モル%であった。
【0016】実施例4 20℃で反応混合物を作製した以外は、実施例1と同様
にして反応混合物を作製した。なお、PVA粉末の20
℃における水膨潤度は1.9倍であった。得られた反応
混合物をビニ−ル袋に取り、袋を良くシ−ルした後、室
温下で2日間放置して反応させた。得られた反応生成物
を同様にしてアセタ−ル化度を測定したところ、1日放
置で3.3モル%、2日放置で3.5モル%であった。
【0017】実施例5 実施例4において、PVA粉末(20℃における水膨潤
度が2.8倍、鹸化度88.5モル%、重合度180
0)を用いた以外は、実施例4と同様に反応させた。3
日放置で得られた反応生成物のアセタ−ル化度は、2.
7モル%であった。
【0018】比較例1 ベンズアルデヒド−2−スルホン酸ナトリウム19gを
溶解した水溶液の量を40gに変えて用いた以外は、実
施例1と同様に反応させた。得られた反応生成物物を精
製してアセタ−ル化度を測定したところ、1.1モル%
で非常に低かった。
【0019】比較例2 ベンズアルデヒド−2−スルホン酸ナトリウム19gを
溶解した水溶液の量を210gに変えて用いた以外は、
実施例5と同様に反応させた。放置途中よりPVAが餅
状の塊となってしまった。得られた反応生成物のアセタ
−ル化度は、2.5モル%であった。
【0020】比較例3 30メッシュ篩をパスしたもので40℃における水膨潤
度が1.1倍のPVA粉末(鹸化度99.9モル%、平
均重合度1800)100gを用いた以外は、実施例3
と同様に反応させた。得られた反応生成物のアセタ−ル
化度は、0.8モル%で非常に低く、また反応生成物は
染み出しの水分が多く、固形物としての取り扱いが困難
であった。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、工業的に有利であって、かつ取り扱いの容易
な固形状のスルホン酸基含有PVA系樹脂を提供するこ
とが可能となった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水膨潤度が1.2倍以上のポリビニルア
    ルコール系樹脂粉末を反応混合物の総重量に対して20
    〜60重量%の水の存在下で膨潤させ、スルホン酸基含
    有アルデヒド類でアセタ−ル化することを特徴とするス
    ルホン酸基含有ポリビニルアルコール系樹脂の製造方
    法。
JP27680896A 1996-09-30 1996-09-30 スルホン酸基含有ポリビニルアルコール系樹脂の製造方法 Pending JPH10101729A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019004352A1 (ja) * 2017-06-30 2019-01-03 株式会社クラレ 変性ポリビニルアルコール樹脂の製造方法
WO2019159757A1 (ja) 2018-02-14 2019-08-22 株式会社クラレ 変性ビニルアルコール系重合体とその製造方法
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