JPH10101752A - フォトクロミック重合性組成物 - Google Patents
フォトクロミック重合性組成物Info
- Publication number
- JPH10101752A JPH10101752A JP8261780A JP26178096A JPH10101752A JP H10101752 A JPH10101752 A JP H10101752A JP 8261780 A JP8261780 A JP 8261780A JP 26178096 A JP26178096 A JP 26178096A JP H10101752 A JPH10101752 A JP H10101752A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- compound
- photochromic
- acrylate
- meth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
Abstract
患者に対して室内、室外共すぐれた防眩効果及び遮光精
度を有するフォトクロミック硬化体の製造に好適な組成
物を得る。 【解決手段】(A)多官能性(メタ)アクリレート系単
量体、(B)フォトクロミック化合物、(C)少なくと
も分子中に1個のエポキシ基を持つ化合物、(D)染料
又は顔料を含有するフォトクロミック組成物。
Description
低下をその症状とする眼疾患者に対して室内、室外共す
ぐれた防眩効果、コントラスト及び遮光精度を有するフ
ォトクロミックレンズの製造に好適な組成物及びレンズ
に関する。
の保護、防眩効果又はちらつきのない視界を確保する事
を目的に染料を使用した合成樹脂レンズが特開平2−2
21914号公報や特開平3−144416号公報に提
案されている。これらの公報には、合成樹脂レンズに成
型した後に、該合成樹脂レンズの表面近傍に染料を含浸
させることにより染色した合成樹脂レンズが開示されて
いる。
いる眼鏡レンズは水晶体摘出者の選択的波長の遮光及び
コントラスト機能を有したフィルターレンズとしては優
れているが、網膜色素変性症や糖尿性網膜症などの網膜
眼疾患を含めたいろいろな目疾患者に対しては性能上不
十分である。網膜眼疾患者に対しては選択的波長の遮光
及びコントラスト機能の他に進入する光の量を調整する
フォトクロミック機能も必要となってくる。
を付与するために、フォトクロミック化合物をモノマー
に混合して重合する方法が知られている。しかしなが
ら、眼鏡レンズとして広く用いられているジエチレング
リコールビスアリルカーボネートにフォトクロミック化
合物を混合して重合すると、重合時に発生するラジカル
によって、フォトクロミック化合物が劣化するという問
題のあることが判明した。
物が劣化しなかったとしても、重合して得られた眼鏡レ
ンズにさらに染料を含浸させるために、上記した公報に
記載されている方法に従って染料を眼鏡レンズに含浸さ
せると、フォトクロミック化合物の発色濃度が大きく低
下するという問題があることがわかった。
は室内で選択的波長の遮光及びコントラスト機能を有
し、室外においても上記の機能に加え、光の量を調整す
る遮光精度を有し、眩しさやコントラスト低下をその症
状とする眼疾患者を含めたいろいろな眼疾患者に対して
実用的な眼鏡レンズを提供することにある。
量体、フォトクロミック化合物及び染料又は顔料とを混
合して重合を行い、選択的波長の遮光、コントラスト機
能及び光の量を調整する遮光精度を有する網膜色素変性
症や糖尿性網膜症などの網膜眼疾患を含めたいろいろな
眼疾患者に対して実用的な眼鏡レンズを得るためのフォ
トクロミック組成物について鋭意研究を続けた。
を用いることにより、選択的波長の遮光及びコントラス
ト機能に優れているばかりではなく、フォトクロミック
作用の発色濃度及び耐久性が優れた眼鏡レンズが得られ
ることを見い出し、本発明を完成させるに至った。
タ)アクリレート系単量体 100重量部 (B)フォトクロミック化合物 0.001〜10重量
部 (C)分子中に少なくとも1個のエポキシ基を有する化
合物 0.1〜30重量部 (D)染料及び又は顔料 0.001〜1重量部 を含むことを特徴とするフォトクロミック重合性組成物
である。
(メタ)アクリレート系単量体としては、下記一般式
(1)
であり、R2は、炭素数2〜4のアルキレン基であり、
aは1〜10の整数である。)で示される単量体又は、
下記一般式(2)
あり、R3は、エチレン基又はプロピレン基であり、
b、c、d及びeはそれぞれ0〜10の整数であり、0
の場合は結合手を示し、R4は、炭素数5〜10のアル
キレン基又は、下記式
同一または異なる水素原子またはフッ素を除くハロゲン
原子を示す。}で示される基である。)で示される単量
体又は、下記一般式(3)
あり、R3は、エチレン基又はプロピレン基であり、f
は0〜10の整数であり、gは0又は1であり、0の場
合は結合手を示し、hは0〜2の整数であり、R9は、
水素原子、ヒドロキシメチル基又は、メチル基、エチル
基等のアルキレン基である。)で示される単量体を挙げ
ることができる。
される多官能性(メタ)アクリレート系単量体を具体的
に例示すると、エチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テト
ラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、テトラプロピレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、ポリブチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ
(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メ
タ)アクリレート、2,2’−ビス(4−メタクリロイ
ルオキシエトキシフェニル)プロパンのアクリル酸エス
テルおよびメタクリル酸エステル、2,2’−ビス(4
−メタクリロイルオキシ・ポリエトキシフェニル)プロ
パンのアクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステ
ル、2,2’−ビス(4−メタクリロイルオキシプロポ
キシフェニル)プロパンのアクリル酸エステルおよびメ
タクリル酸エステル、2,2’−ビス(4−メタクリロ
イルオキシ・ポリプロポキシフェニル)プロパンのアク
リル酸エステルおよびメタクリル酸エステル、2,2’
−ビス[(3,5−ジブロモ−4−メタクリロイルオキ
シエトキシ)プロパンのアクリル酸エステルおよびメタ
クリル酸エステル、水素添加ビスフェノールAエチレン
オキサイド又はプロピレンオキサイド付加物のアクリル
酸エステルおよびメタクリル酸エステル、ジメチロール
トリシクロデカンジ(メタ)アクリレート、ジメチロー
ルトリシクロデカンポリエトキシジ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレー
ト、エチレングリコール又はポリエチレングリコールと
グリシジル(メタ)アクリレートの反応生成物、プロピ
レングリコール又はポリプロピレングリコールとグリシ
ジル(メタ)アクリレートの反応生成物、ビスフェノー
ルAエチレンオキサイド又はプロピレンオキサイド付加
物とグリシジル(メタ)アクリレートの反応生成物、水
素添加ビスフェノールAエチレンオキサイド又はプロピ
レンオキサイド付加物とグリシジル(メタ)アクリレー
トの反応生成物等が挙げられる。これら多官能性(メ
タ)アクリレートは一種または二種以上を混合して使用
しても、何等差し支えない。なお本発明において、(メ
タ)アクリレートはメタクリレートとアクリレートの総
称である。
ォトクロミック化合物は、フォトクロミック作用を示す
化合物を何ら制限なく採用することができる。例えば、
フルギド化合物、クロメン化合物及びスピロオキサジン
化合物等のフォトクロミック化合物がよく知られてお
り、本発明においてはこれらのフォトクロミック化合物
を使用することができる。上記のフルギド化合物及びク
ロメン化合物は、USP4,882,438、USP
4,960,678、USP5,130,058、US
P5,106,998、特開平2−28154号、特開
平3−11074号、特開平3−133988号等で公
知の化合物を好適に使用できる。
(C)成分である分子中に少なくとも1個のエポキシ基
を有する化合物との併用によるフォトクロミック性の耐
久性の向上効果が他のフォトクロミック化合物に比べて
特に大きいために好適に使用することができる。本発明
において好適に使用できるフルギド化合物を一般式で示
すと、次式(4)で示すことができる。
の芳香族炭化水素基または二価の不飽和複素環基であ
り、R10は、アルキル基、シクロアルキル基、アリール
基または一価の複素環基であり、
リデン基であり、Xは、酸素原子、 基 >N−R11、 基 >N−A1−B1−(A2)i−(B2)j−R12、 基 >N−A3−A4、または 基 >N−A3−R13であり、 (ここで、R11は、水素原子、アルキル基またはアリー
ル基であり、R12は、アルキル基、ナフチル基またはナ
フチルアルキル基であり、R13は、ハロゲン原子、シア
ノ基またはニトロ基であり、A1、A2およびA3は、同
一もしくは異なり、アルキレン基、アルキリデン基、シ
クロアルキレン基またはアルキルシクロアルカン−ジイ
ル基であり、A4は、ナフチル基であり、B1およびB2
は、同一もしくは異なる
0または1を示すが、iが0の時はjは0である。)〕 上記一般式(4)中、
は、ベンゼン環1個またはその2〜3個の縮合環から誘
導される二価の基を挙げることができ、また、二価の不
飽和複素環基としては、酸素原子、窒素原子、またはイ
オウ原子を環構成原子として1〜2個含む5〜7員環ま
たはこれとベンゼン環との縮合環から誘導される二価の
基を挙げることができる。二価の芳香族炭化水素基を具
体的に例示すると、ベンゼン環、ナフタレン環、フェナ
ントレン環、アントラセン環等から誘導される炭素数6
〜14の基をあげることができ、また、二価の不飽和複
素環基を具体的に例示すると、フラン環、ベンゾフラン
環、ピリジン環、キノリン環、イソキノリン環、ピロー
ル環、チオフェン環、ベンゾチオフェン環等から誘導さ
れる炭素数4〜9の基を挙げることができる。
いが、例えば、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原子:
メチル基、エチル基等の炭素数1〜4のアルキル基:メ
トキシ基、エトキシ基等の炭素数1〜4のアルコキシ
基:フェニル基、トリル基、キシリル基等の炭素数6〜
10のアリール基:炭素数7〜14のアルコキシアリー
ル基(炭素数1〜4のアルコキシ基で置換された炭素数
6〜10のアリール基):アミノ基:ニトロ基:シアノ
基等を例示することができる。
キル基、シクロアルキル基、アリール基および複素環基
は、上記した炭素数1〜4のアルキル基、炭素数3〜1
0のシクロアルキル基、炭素数6〜10のアリール基、
および、酸素原子、窒素原子、またはイオウ原子を環構
成原子として1〜2個含む5〜7員環またはこれとベン
ゼン環との縮合環から誘導される一価の基を挙げること
ができる。
で示されるアルキル基、アリール基はR10と同様であ
る。A1、A2およびA3で示されるアルキレン基は、メ
チレン基、エチレン基、プロピレン基、トリメチレン
基、テトラメチレン基等の炭素数1〜4の基であること
が好ましく、アルキリデン基は、エチリデン基、プロピ
リデン基、イソプロピリデン基等の炭素数2〜4の基で
あることが好ましく、また、シクロアルキレン基は、シ
クロヘキシレン基が好ましく、さらにアルキルシクロア
ルカン−ジイル基は、ジメチルシクロヘキサン−ジイル
基が好ましい。更に、 R12で示されるアルキル基は上
記R10と同様であり、ナフチルアルキル基は、ナフチル
メチル基、ナフチルエチル基等の炭素数11〜14の基
であることが好ましい。
も、フォトクロミック作用の耐久性等を勘案すると、R
10がアルキル基及びシクロプロピル基であり、Xが>N
−Rであり、Rは炭素数1〜4のシアノアルキル基、炭
素数1〜4のニトロアルキル基、または炭素数3〜9の
アルコキシカルボニルアルキル基(炭素数1〜4のアル
コキシ基と炭素数1〜4のアルキレン基を含む)であ
り、
炭素数7〜14のアルコキシアリール基(炭素数1〜4
のアルコキシ基で置換された炭素数6〜10のアリール
基)で置換されていてもよい複素環基、特にチオフェン
環から誘導される基である化合物が好ましい。
使用する場合は、グレーまたはブラウン等の色調が好ま
れるが、このような色調は単一のフォトクロミック化合
物では得られないために、二種以上の異なるフォトクロ
ミック化合物を混合する方法が採用される。上記したフ
ルギド化合物は一般に橙〜青に発色するが、これに黄〜
橙に発色するクロメン化合物を混合することにより、グ
レー、ブラウン等の中間色を得ることができる。しか
し、上記したフルギド化合物は、クロメン化合物に比べ
てフォトクロミック性の耐久性に乏しい化合物であるた
めに、時間の経過に伴って色調の変化が生じ、このため
に、フルギド化合物とクロメン化合物との混合色も経時
的に変化するという問題があった。しかし、本発明にお
いて、(C)成分である分子中に少なくとも1個のエポ
キシ基を有する化合物との併用により、フルギド化合物
のフォトクロミック性の耐久性を向上させてクロメン化
合物の耐久性に近付けることにより、経時的な色調のず
れを少なくすることができる。
めに好適に使用されるクロメン化合物は、下記式(5)
で示すことができる。
それぞれ同一または異なる水素原子、アルキル基、アリ
ール基、置換アミノ基または飽和複素環基であり、R16
およびR17は、一緒になって環を形成していてもよく、
もよい芳香族炭化水素基または不飽和複素環基であ
る。〕 上記式(5)中、R14、R15、R16およびR17で示され
るアルキル基、アリール基は、前記一般式(4)につい
て説明したアルキル基およびアリール基を採用でき、置
換アミノ基は、上記したようなアルキル基またはアリー
ル基で水素原子の少なくとも1つが置換されたアミノ基
を挙げることができ、また、飽和複素環基は、ピロリジ
ン環、イミダゾリジン環、ピペリジン環、ピペラジン
環、モルホリン環等の窒素原子、酸素原子、またはイオ
ウ原子を環構成原子として1〜2個含む5〜6員環から
誘導される一価の基を挙げることができる。
緒になって形成する環は、ノルボルニリデン基、ビシク
ロ[3.3.1]9−ノニリデン基等をあげることがで
きる。
複素環基は、前記一般式(4)における基と同様であ
り、これらの各基の置換基は特に制限されないが、例え
ば、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原子:メチル基、
エチル基等の炭素数1〜20のアルキル基:メトキシ
基、エトキシ基等の炭素数1〜20のアルコキシ基:フ
ェニル基、トリル基、キシリル基等の炭素数6〜10の
アリール基:アミノ基:ニトロ基:シアノ基等を例示す
ることができる。
R15は共に水素原子であり、R16およびR17は、それぞ
れ同一または異なる炭素数1〜4のアルキル基である
か、これらが一緒になって形成されたビシクロ〔3.
3.1〕9−ノニリデン基またはノルボルニリデン基で
あり、
素数1〜20のアルコキシ基で置換されていてもよいナ
フタレン環から誘導される基である化合物が好適に使用
できる。
化合物およびクロメン化合物を示すと、次のような化合
物を例示することができる。
−2−フェニルスピロ(5,6−ベンゾ〔b〕チオフェ
ンジカルボキシイミド−7,2−トリシクロ〔3.3.
1.1〕デカン) 2)N−シアノメチル−6,7−ジヒドロ−2−(p−
メトキシフェニル)−4−メチルスピロ(5,6−ベン
ゾ〔b〕チオフェンジカルボキシイミド−7,2−トリ
シクロ〔3.3.1.1〕デカン) 3)N−シアノメチル−6,7−ジヒドロ−4−メチル
スピロ(5,6−ベンゾ〔b〕チオフェンジカルボキシ
イミド−7,2−トリシクロ〔3.3.1.1〕デカ
ン) 4)6,7−ジヒドロ−N−メトキシカルボニルメチル
−4−メチル−2−フェニルスピロ(5,6−ベンゾ
〔b〕チオフェンジカルボキシイミド−7,2−トリシ
クロ〔3.3.1.1〕デカン) 5)6,7−ジヒドロ−4−メチル−2−(p−メチル
フェニル)−N−ニトロメチルスピロ(5,6−ベンゾ
〔b〕チオフェンジカルボキシイミド−7,2−トリシ
クロ〔3.3.1.1〕デカン) 6)N−シアノメチル−6,7−ジヒドロ−4−シクロ
プロピル−3−メチルスピロ(5,6−ベンゾ〔b〕チ
オフェンジカルボキシイミド−7,2−トリシクロ
〔3.3.1.1〕デカン) 7)N−シアノメチル−6,7−ジヒドロ−4−シクロ
プロピル−スピロ(5,6−ベンゾ〔b〕チオフェンジ
カルボキシイミド−7,2−トリシクロ〔3.3.1.
1〕デカン) クロメン化合物: 1)スピロ〔ノルボルナン−2,2′−〔2H〕ベンゾ
〔h〕クロメン〕 2)スピロ〔ビシクロ〔3.3.1〕ノナン−9,2′
−〔2H〕ベンゾ〔f〕クロメン〕 3)7′−メトキシスピロ〔ビシクロ〔3.3.1〕ノ
ナン−9,2′−〔2H〕ベンゾ〔f〕クロメン〕 4)7′−メトキシスピロ〔ノルボルナン−2,2′−
〔2H〕ベンゾ〔f〕クロメン〕 5)2,2−ジメチル−7−オクトキシ〔2H〕ベンゾ
〔h〕クロメン またフルギド化合物、クロメン化合物の他にスピロオキ
サジン化合物(以下オキサジン化合物と略す)を用いて
も良い。オキサジン化合物は、スピロオキサジン骨格を
有し、フォトクロミック性を有する公知の化合物が何等
制限なく採用でき、下記一般式(6)で示されるスピロ
オキサジン化合物が好適に使用される。
19およびR20は、それぞれ同一または異なるアルキル
基、シクロアルキル基、シクロアラルキル基、アルコキ
シ基、アルコキシカルボニル基、アルコキシカルボニル
アルキル基、アリール基、アラルキル基、アリーロキシ
基、アシル基、アシロキシ基またはアミノ基であり、R
19およびR20は、一緒になって環を形成してもよく、R
18、R19およびR20は置換基を有してもよく、置換基と
しては上記のような基のほかに、ハロゲン原子、ニトロ
基、シアノ基または複素環基等が上げられる。また、
もよい芳香族炭化水素基または不飽和複素環基であり、
もよい芳香族炭化水素基または不飽和複素環基である。
置換基としては上記のR18、R19およびR20で述べたも
のと同じ基を選択できるが、中でも
い、アルキル基、アルコキシ基またはアリール基等であ
り、またR21およびR22は互いに結合、環化し、含窒素
複素環を形成しても良い。)で示される基が初期のフォ
トクロミック性能においてその発色濃度が高い点で好適
である。
ジン化合物を具体的に示すと、次のような化合物を例示
することができる。
−メトキシ−6''−モルホリノジスピロ(シクロヘキサ
ン−1,3’−(3H)インドール−2’−(1’
H),3''−(3H)ナフト(3,2−a)(1,4)
オキサジン) 2)1’−メトキシカルボニルメチル−8''−メトキシ
−6''−(4−メチルピペラジノ)ジスピロ(シクロヘ
キサン−1,3’−(3H)インドール−2’−(1’
H),3''−(3H)ナフト(3,2−a)(1,4)
オキサジン) 3)5’−フルオロ−1’−メチル−6''−ピペリジノ
ジスピロ(シクロヘキサン−1,3’−(3H)インド
ール−2’−(1’H),3''−(3H)ナフト(3,
2−a)(1,4)オキサジン) 4)1’−メチル−8''−メトキシジスピロ(シクロヘ
キサン−1,3’−(3H)インドール−2’−(1’
H),3''−(3H)ナフト(2,3−a)(1,4)
オキサジン) 5)6’−フルオロ−1’,7’−ジメチル−6''−モ
ルホリノジスピロ(シクロヘキサン−1,3’−(3
H)インドール−2’−(1’H),3''−(3H)ナ
フト(3,2−a)(1,4)オキサジン) 6)6’−フルオロ−1’,5’−ジメチル−6''−モ
ルホリノジスピロ(シクロヘキサン−1,3’−(3
H)インドール−2’−(1’H),3''−(3H)ナ
フト(3,2−a)(1,4)オキサジン) 7)6’−フルオロ−1’−イソブチル−6''−モルホ
リノジスピロ(シクロヘキサン−1,3’−(3H)イ
ンドール−2’−(1’H),3''−(3H)ナフト
(3,2−a)(1,4)オキサジン) 8)6’−フルオロ−5’−メチル−1’−イソブチル
−6''−モルホリノジスピロ(シクロヘキサン−1,
3’−(3H)インドール−2’−(1’H),3''−
(3H)ナフト(3,2−a)(1,4)オキサジン) 9)6’−フルオロ−5’−メチル−1’−ネオペンチ
ル−6''−モルホリノジスピロ(シクロヘキサン−1,
3’−(3H)インドール−2’−(1’H),3''−
(3H)ナフト(3,2−a)(1,4)オキサジン) 10)1’,3’,3’−トリメチル−6''−ピペリジノ
ジスピロ((3H)インドール−2’−(1’H),
3''−(3H)ナフト(3,2−a)(1,4)オキサ
ジン) 11)3’,3’−ジメチル−1’−イソブチル−ジスピ
ロ((3H)インドール−2’−(1’H),3''−
(3H)ナフト(3,2−a)(1,4)オキサジン) 12)1’,3’,3’−トリメチル−ジスピロ((3
H)インドール−2’−(1’H),3''−(3H)ナ
フト(3,2−a)(1,4)オキサジン) 本発明において、(B)成分であるフォトクロミック化
合物の配合比は、低配合量であっても(C)成分のエポ
キシ化合物及び(A)成分のジ(メタ)アクリレート系
単量体の寄与によりフォトクロミック性能の可逆的な耐
久性を損なうことないが、あまりに多いときにはフォト
クロミック化合物の凝集が起き、耐久性が急激に低下す
る。このため、(A)成分の多官能性(メタ)アクリレ
ート系単量体100重量部に対して、フォトクロミック
化合物は、通常、0.001〜10重量部の範囲で用い
られ、好ましくは0.01〜5重量部、より好ましくは
0.01〜1重量部の範囲で用いられ、この範囲におい
て最も良好なフォトクロミック性能が得られる。
化合物を配合することにより、その硬化体において、
(B)成分のフォトクロミック化合物の内、特にフルギ
ド化合物の可逆的な耐久性を向上させることができる。
又、(B)成分のフォトクロミック化合物の内特にスピ
ロオキサジン化合物のソルバトクロミズム現象(紫外線
を照射しない状態でも発色する現象)も抑える事ができ
る。本発明で用いられる(C)成分のエポキシ化合物
は、公知の化合物を何ら制限なく採用される。例えば、
一価、二価、三価アルコール等のアルコール性水酸基含
有化合物、または、フェノール、ハイドロキノン等のフ
ェノール性水酸基含有化合物とエピクロルヒドリンとの
反応生成物、あるいは、安息香酸、テレフタル酸等のカ
ルボン酸とエピクロロヒドリンとの反応生成物を挙げる
ことができる。このような化合物は、下記一般式で表す
ことができる。
含有化合物の残基、k価のフェノール性水酸基含有化合
物の残基、または、k価のカルボン酸残基であり、R23
は水素原子またはメチル基であり、kは1〜4の整数で
ある。) 本発明においてエポキシ化合物は、分子中に少なくとも
1個の重合性基をも有するものであることが好ましい。
このような重合性基とエポキシ基とを有する化合物を使
用し、フォトクロミック化合物との組成物を重合してフ
ォトクロミック硬化体を製造すれば、分子中に少なくと
も1個の重合性基と少なくとも1個のエポキシ基とを有
する化合物が重合して高分子マトリックスに固定される
ために、このような化合物を大量に使用してもフォトク
ロミック硬化体の物性を損なうことがないためである。
アリル基、アクリロイル基、メタクリロイル基等をあげ
ることができるが、良好なフォトクロミック物性を得る
ためにはアクリロイル基またはメタクリロイル基が好ま
しい。
い化合物として、本発明において好適に使用できる化合
物を示せば、前記した式において、kは1または2であ
り、Aは、kが1のときは水酸基で置換されていてもよ
い炭素数2〜20のアルキル基、−R−(OR)l−O
H(但し、Rは炭素数2〜4のアルキレン基であり、l
は1〜20の整数である。)で示される基、水酸基で置
換されていてもよい炭素数6〜7のシクロアルキル基、
水酸基で置換されていてもよいフェニル基、またはカル
ボキシル基で置換されていてもよいベンゾイル基であ
り、kが2のときは水酸基で置換されていてもよい炭素
数2〜20のアルキレン基、−R−(OR)l−(但
し、Rは炭素数2〜4のアルキレン基であり、lは1〜
20の整数である。)で示される基、水酸基で置換され
ていてもよい炭素数6〜7のシクロアルキレン基、水酸
基で置換されていてもよいフェニレン基、またはフタロ
イル基、イソフタロイル基、もしくはテレフタロイル
基、または
1個の重合性基をも有する化合物として、本発明におい
て好適に使用できる代表的な化合物は一般式で示すと次
の通りである。
素原子またはメチル基であり、R25およびR26は、それ
ぞれ同種または異種のヒドロキシル基で置換されていて
もよい炭素数1〜4のアルキレン基、または
1である。) 上記式中のR25及びR26で示されるアルキレン基は、メ
チレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ト
リメチレン基、テトラメチレン基等を例示することがで
きる。
適に使用できる化合物を具体的に示すと次のとおりであ
る。分子中に少なくとも1個のエポキシ基を有するが、
重合性基を有さない化合物としては、例えば、エチレン
グリコールグリシジルエーテル、プロピレングリコール
グリシジルエーテル、グリセロールポリグリシジルエー
テル、ジグリセロールポリグリシジルエーテル、ソルビ
トールポリグリシジルエーテル、ブチルグリシジルエー
テル、フェニルグリシジルエーテル、ポリエチレングリ
コールジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコー
ルジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグ
リシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシ
ジルエーテル、ビスフェノールAまたは水素化ビスフェ
ノールAのプロピレンオキシド付加物、テレフタル酸ジ
グリシジルエステル、スピログリコールジグリシジルエ
ーテル、ハイドロキノンジグリシジルエーテル等を挙げ
ることができる。
と少なくとも1個のエポキシ基とを有する化合物として
は、例えば、グリシジルアクリレート、グリシジルメタ
クリレート、β−メチルグリシジルアクリレート、β−
メチルグリシジルメタクリレート、ビスフェノールA−
モノグリシジルエーテル−メタクリレート、4−グリシ
ジルオキシブチルメタクリレート、3−(グリシジル−
2−オキシエトキシ)−2−ヒドロキシプロピルメタク
リレート、3−(グリシジルオキシ−1−イソプロピル
オキシ)−2−ヒドロキシプロピルアクリレート、3−
(グリシジルオキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシ)
−2−ヒドロキシプロピルアクリレート等のメタクリレ
ートまたはアクリレートをあげることができる。
トクロミック硬化体を使用する用途に合わせ適宜使用量
を決めれば良いが、わずかな量を用いることで効果を発
揮するため、配合比は幅広い中から選択することができ
る。一般には(A)成分の多官能性(メタ)アクリレー
ト系単量体100重量部中に、エポキシ化合物を0.1
〜30重量部、好ましくは0.1〜10重量部使用すれ
ば本発明の効果は発揮される。但し、重合性基を有さな
いエポキシ化合物を用いる場合、重合性基を有さないエ
ポキシ化合物の量があまりにも多すぎると硬化体の硬化
の妨げになるため、全ラジカル重合性単量体100重量
部中に0.1〜1重量部の範囲であることが好適であ
る。
顔料を配合することにより、その硬化体において、眩し
さやコントラスト低下をその症状とする眼疾患者に対し
て目の保護、防眩効果又はちらつきのない視界を確保す
る事ができる。本発明で好適に用いられる(D)成分の
染料及び又は顔料を具体的に例示すると次のとおりであ
る。尚、以下の名称は商品名である。三井東圧染料株式
会社製の着色油溶性染料でイエロー系染料としてはPS
Yellow S−K、PS YellowGG、P
S Yellow S−3G、PS Yellow S
−G、PSOrange GG、PS OrangeH
G、レッド系染料としてはPS Red G、PS R
ed HGG、PS Red GG、PS Brill
iant Red FG、PS Brilliant
Red HEY、PS Red BB、PS Red
EB、PS Brilliant Pink FFR、
PS RED VC、バイオレット系としてPS Vi
olet RR、PSViolet RC、ブルー系と
してPS Blue 3R、PS BlueBN、グリ
ーン系としてPS Black ME−1、PS Bl
ack ME−3などが挙げられる。さらに、日本化薬
株式会社製染料としてRed A−G、Red A−2
G、Yellow A−G、Orange A−N、B
lue A−2R、Blue A−D、Red A−B
R、Violet A−Rなどが挙げられる。
クロミック硬化体の用途に合わせ適宜決めれば良いが、
(A)の多官能性(メタ)アクリレート系単量体100
重量部に対して、0.001〜1重量部の範囲でなけれ
ばならない。配合比が0.001重量部より少ない場合
は防眩効果が発揮できないので、好ましくない。又、1
重量部より多い場合はフォトクロミック硬化体の耐衝撃
性などのレンズ物性が低下するので、好ましくない。染
料又は顔料は0.005〜0.1重量部の範囲で使用す
ることが本発明の効果を発揮するために好ましい。
(A)、(B)、(C)及び(D)成分の他に(E)成
分として単官能性(メタ)アクリレート系単量体及び/
又はスチリル系単量体を、目的に応じて添加しても良
い。好適に用いられる単量体を例示すれば、(メタ)ア
クリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)
アクリル酸ブチル、イソボルニル(メタ)アクリレー
ト、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸
フェニル、トリブロモフェニル(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキ
シエチル(メタ)アクリレート、フェノキシポリエチレ
ングリコール(メタ)アクリレート、アルコキシポリエ
チレングリコール(メタ)アクリレート、アルコキシポ
リプロピレングリコール(メタ)アクリレート、トリフ
ロロメチル(メタ)アクリレート等の単官能(メタ)ア
クリレート系単量体;ポリブチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メ
タ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)
アクリレート、2,2’−ビス(4−メタクリロイルオ
キシエトキシフェニル)プロパンのアクリル酸エステル
およびメタクリル酸エステル、2,2’−ビス(4−メ
タクリロイルオキシ・ポリエトキシフェニル)プロパン
のアクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステル、
2,2’−ビス(4−メタクリロイルオキシプロポキシ
フェニル)プロパンのアクリル酸エステルおよびメタク
リル酸エステル、2,2’−ビス(4−メタクリロイル
オキシ・ポリプロポキシフェニル)プロパンのアクリル
酸エステルおよびメタクリル酸エステル、2,2’−ビ
ス(3,5−ジブロモ−4−メタクリロイルオキシエト
キシ)プロパンのアクリル酸エステルおよびメタクリル
酸エステル、水素添加ビスフェノールAエチレンオキサ
イド又はプロピレンオキサイド付加物のアクリル酸エス
テルおよびメタクリル酸エステル、ジメチロールトリシ
クロデカンジ(メタ)アクリレート、ジメチロールトリ
シクロデカンポリエトキシジ(メタ)アクリレート、ト
リメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペン
タエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、エチレ
ングリコール又はポリエチレングリコールとグリシジル
(メタ)アクリレートの反応生成物、プロピレングリコ
ール又はポリプロピレングリコールとグリシジル(メ
タ)アクリレートの反応生成物、ビスフェノールAエチ
レンオキサイド又はプロピレンオキサイド付加物とグリ
シジル(メタ)アクリレートの反応生成物、水素添加ビ
スフェノールAエチレンオキサイド又はプロピレンオキ
サイド付加物とグリシジル(メタ)アクリレートの反応
生成物;スチレン、クロロスチレン、α−メチルスチレ
ン、α−メチルスチレンダイマー、ビニルナフタレン、
イソプロペニルナフタレン、ブロモスチレン、ジビニル
ベンゼン等のスチリル系単量体である。
単量体及び/又はスチリル系単量体は一種または二種以
上を混合して使用でき、その配合比は使用する用途に応
じて、決定していけばよいが、あまり多すぎると本発明
の効果を損ねるため、全ラジカル重合性単量体100重
量部中に、通常0〜35重量部、好ましくは0〜25重
量部、より好ましくは0〜15重量部になるように選択
するのが好適である。
単量体、エポキシ化合物及びフォトクロミック化合物を
混合して組成物とする際の順序としては、予め多官能性
(メタ)アクリレート系単量体とエポキシ化合物を十分
混合攪拌した後、フォトクロミック化合物を添加する方
法が好ましい。その理由としては本発明で使用するフォ
トクロミック化合物のうち特にスピロオキサジン化合物
と多官能性(メタ)アクリレート化合物を先に混合する
と混合溶液が着色し、光又は混合溶液中に含まれる酸素
等の不純物の影響により、着色状態のスピロオキサジン
化合物が劣化しやすいためである。染料及び又は顔料の
混合順序としては特に制限はない。
に離型剤、紫外線吸収剤、赤外線吸収剤、紫外線安定
剤、酸化防止剤、着色防止剤、帯電防止剤、香料等の各
種安定剤、添加剤を必要に応じて混合して使用すること
ができる。
とフォトクロミック化合物の耐久性をさらに向上させる
ことができるために好適である。特に、フルギド化合物
は、紫外線安定剤による耐久性向上の効果が大きいため
に、前記したようなフルギド化合物とクロメン化合物と
を混合して使用する場合にこれらの化合物の中間色の経
時的な変化を良好に防止することができる。
光安定剤、ヒンダードフェノール光安定剤、イオウ系酸
化防止剤を好適に使用することができる。
のではないが、通常は、全ラジカル重合性単量体100
重量部に対して各紫外線安定剤の配合量が0.001〜
10重量部、さらに0.005〜1重量部の範囲である
ことが好適である。
と、フォトクロミック作用の他にも赤外線吸収能も有す
るフォトクロミック硬化体を得ることができる。赤外線
吸収剤としてはポリメチン系化合物、ジイモニウム系化
合物、シアニン系化合物、アントラキノン系化合物、ア
ルミニウム系化合物が使用できるが、分子吸光係数が大
きく、少量の添加で効果を発揮するジイモニウム系化合
物が好適である。
性単量体100重量部に対して、0.0001〜1重量
部、さらに0.001〜0.01重量部であることが好
ましい。
ら硬化体を得る重合方法は特に限定的でなく、公知のラ
ジカル重合方法を採用できる。重合開始手段は、種々の
過酸化物やアゾ化合物などのラジカル重合開始剤の使
用、又は、紫外線、α線、β線、γ線等の照射あるいは
両者の併用によって行うことができる。代表的な重合方
法を例示すると、エラストマーガスケット又はスペーサ
ーで保持されているモールド間に、ラジカル重合開始剤
を混合した本発明のフォトクロミック重合性組成物を注
入し、空気炉中で酸化させた後、取り外す注型重合が採
用される。
ず、公知のものが使用できるが、代表的なものを例示す
ると、ベンゾイルパーオキサイド、p−クロロベンゾイ
ルパーオキサイド、デカノイルパーオキサイド、ラウロ
イルパーオキサイド、アセチルパーオキサイド等のジア
シルパーオキサイド;t−ブチルパーオキシ−2−エチ
ルヘキサネート、t−ブチルパーオキシネオデカネー
ト、クミルパーオキシネオデカネート、t−ブチルパー
オキシベンゾエート等のパーオキシエステル;ジイソプ
ロピルパーオキシジカーボネート、ジ−sec−ブチル
パーオキシジカーボネート等のパーカーボネート;アゾ
ビスイソブチロニトリル等のアゾ化合物等をあげること
ができる。
や開始剤の種類、前記の単量体の組成によって異なり、
一概に限定できないが、一般的には、全ラジカル重合性
単量体100重量部に対して0.001〜10重量部、
好ましくは0.01〜5重量部の範囲が好適である。
トクロミック硬化体の性状に影響を与える。この温度条
件は、開始剤の種類と量や単量体の種類によって影響を
受けるので一概に限定はできないが、一般的に比較的低
温で重合を開始し、ゆっくりと温度を上げていき、重合
終了時に高温下に硬化させる所謂テーパ型の2段重合を
行うのが好適である。重合時間も温度と同様に各種の要
因によって異なるので、予めこれらの条件に応じた最適
の時間を決定するのが好適であるが、一般に2〜40時
間で重合が完結するように条件を選ぶのが好ましい。
ミック硬化体は、その用途に応じて以下のような処理を
施すこともできる。即ち、シランカップリング剤やケイ
素、ジルコニウム、アンチモン、アルミニウム、スズ、
タングステン等のゾルを主成分とするハードコート剤
や、SiO2、TiO2、ZrO2等の金属酸化物の薄膜
の蒸着や有機高分子の薄膜の塗布による反射防止処理、
帯電防止処理等の加工および2次処理を施すことも可能
である。
して得られる硬化体は、フォトクロミック作用の耐久性
に優れるばかりでなく、成形性が優れ、硬化体の長期保
間に対しても初期のフォトクロ性能を保つことができ
る。さらに表面硬度、耐溶剤性、耐熱性、耐衝撃性、及
びコート性に優れたフォトクロミック硬化体を得ること
ができる。
成物を重合して得られる硬化体は、室内で選択的波長の
遮光及びコントラスト機能を有し、室外においても上記
の機能に加え、光の量を調整する遮光精度を有する眩し
さやコントラスト低下をその症状とする眼疾患用眼鏡レ
ンズとして有用である。
施例を掲げて説明するが、本発明はこれらの実施例に限
定されるものではない。
ある。
リエチレングリコールジメタクリレートの混合物で、オ
キシエチレン鎖の平均モル数が4である単量体) (B)フォトクロミック化合物 フルギド化合物; F1:N−シアノメチル−6,7−ジヒドロ−4−メチ
ル−2−フェニルスピロ(5,6−ベンゾ〔b〕チオフ
ェンジカルボキシイミド−7,2−トリシクロ〔3.
3.1.1〕デカン) F2:N−シアノメチル−6,7−ジヒドロ−2−(p
−メトキシフェニル)−4−メチルスピロ(5,6−ベ
ンゾ〔b〕チオフェンジカルボキシイミド−7,2−ト
リシクロ〔3.3.1.1〕デカン) クロメン化合物; C1:スピロ〔ビシクロ〔3.3.1〕ノナン−9,
2′−〔2H〕ベンゾ〔h〕クロメン〕 スピロオキサジン化合物; S1:6’−フルオロ−1’,7’−ジメチル−6''−
モルホリノジスピロ(シクロヘキサン−1,3’−(3
H)インドール−2’−(1’H),3''−(3H)ナ
フト(3,2−a)(1,4)オキサジン) (C)エポキシ化合物: GMA:グリシジルメタクリレート BPMGMA:ビスフェノールA−モノグリシジルエー
テルメタクリレート (D)染料 S−K:PS Yellow S−K G:PS Red G RR:PS Blue RR (E)単官能性(メタ)アクリレート系単量体及びスチ
リル系単量体 MS:α−メチルスチレン MSD:α−メチルスチレンダイマー 実施例1 表1に示した各種の多官能性(メタ)アクリレート、エ
ポキシ化合物と単官能性(メタ)アクリレート系単量体
及びスチリル系単量体成分を室温で2時間混合攪拌し
た。その混合溶液の中に、クロメン化合物:C1を0.
05重量部、フルギド化合物:F2を0.07重量部、
スピロオキサジン化合物:S1を0.05重量部、と染
料としてS−Kを0.03重量部、Gを0.002重量
部、RRを0.001重量部、ラジカル重合開始剤とし
てt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサネートを1
重量部添加してよく混合した。この混合液をガラス板と
エチレン−酢酸ビニル共重合体からなるガスケットで構
成された鋳型の中へ注入し、注型重合を行った。重合は
空気炉を用い、30℃から90℃で18時間かけ、徐々
に温度を上げていき、90℃に2時間保持した。重合終
了後、鋳型を空気炉から取り外し、放冷後、硬化体を鋳
型のガラス型から取り外した。
クロミック特性、及び分光特性を以下の方法で試験し
た。結果を表1に示した。
ホトニクス製のキセノンランプL−2480(300
W)SHL−100をエアロマスフィルター(コーニン
グ社製)を介して20℃±1℃、フォトクロミック硬化
体表面でのビーム強度365nm=2.4mW/cm2,
245nm=24μW/cm2で120秒間照射して発
色させ、ε(120秒)−ε(0秒)の値を求め、発色
濃度とした。但し、ε(120秒)は、最大吸収波長に
おけるフォトクロミック硬化体の上記条件下での光照射
120秒間の後の吸光度であり、ε(0秒)は、光照射
時の最大吸収波長における未照射硬化体の吸光度であ
る。疲労寿命試験を行う前の初期発色濃度は表1中の発
色濃度で示した。
25AX−HCにより疲労寿命を測定した。フォトクロ
ミック特性の疲労寿命は、重合体をキセノンフェードメ
ーターに200時間照射した後、上記(1)記載の方法
にて硬化体を発色させ、その時のフォトクロミック化合
物に基づく最大吸収波長における吸光度を、フェードメ
ーター照射前の発色での吸光度に対する割合で表した。
表1中では疲労寿命試験後のA200/A0(%)がこれに
相当する。染料の疲労寿命は、上記と同様に重合体をキ
セノンフェードメーターに200時間照射した後の55
0nmの透過率で示した。表1では疲労試験寿命後のT
200/550nmがこれに相当する。疲労寿命試験前のT
0/550nmは重合体をキセノンフェードメーターに照射す
る前の550nmの透過率である。
したフォトクロミック化合物に変えた以外は実施例1と
同様に実施した。結果を表2に示した。
施例1と同様にして表1中、No.1に示す単量体、エ
ポキシ化合物及びフォトクロ化合物を用いて、硬化体を
得た。その後、表1中、No.1で得た硬化体と同じ光
線透過率を示すように実施例1と同じ染料を用い、後染
色法により染色した。得られたフォトクロミック硬化体
のフォトクロミック特性、及び分光特性を試験した。後
染色法によると、フォトクロミック化合物はまったく発
色しなかった。結果を表3に示した。
と以外は実施例1と同様にして表1中、No.1に示す
単量体を用い、実施例1と同様に実施した。エポキシ化
合物を使用しなかった場合はフォトクロミック化合物の
耐久性が極端に低下した。結果を表4に示した。
Claims (2)
- 【請求項1】(A)多官能性(メタ)アクリレート系単
量体 100重量部 (B)フォトクロミック化合物 0.001〜10重量
部 (C)分子中に少なくとも1個のエポキシ基を有する化
合物 0.1〜30重量部 (D)染料及び又は顔料 0.001〜1重量部 を含むことを特徴とするフォトクロミック重合性組成
物。 - 【請求項2】請求項1記載のフォトクロミック重合性組
成物の重合体よりなるフォトクロミックレンズ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26178096A JP3681481B2 (ja) | 1996-10-02 | 1996-10-02 | フォトクロミック重合性組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26178096A JP3681481B2 (ja) | 1996-10-02 | 1996-10-02 | フォトクロミック重合性組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10101752A true JPH10101752A (ja) | 1998-04-21 |
| JP3681481B2 JP3681481B2 (ja) | 2005-08-10 |
Family
ID=17366605
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26178096A Expired - Fee Related JP3681481B2 (ja) | 1996-10-02 | 1996-10-02 | フォトクロミック重合性組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3681481B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002028930A1 (en) * | 2000-09-29 | 2002-04-11 | Tokuyama Corporation | Curable composition comprising photochromic compound |
| JP2006052278A (ja) * | 2004-08-10 | 2006-02-23 | Toho Chem Ind Co Ltd | 低環境負荷型光重合性化合物 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6435403A (en) * | 1987-07-31 | 1989-02-06 | Kureha Chemical Ind Co Ltd | Production of resin optical member having polarizability and light control effect |
| JPH07140590A (ja) * | 1993-11-12 | 1995-06-02 | Tokuyama Corp | フォトクロミック成形体の製造方法 |
| JPH07292011A (ja) * | 1994-04-27 | 1995-11-07 | Tokuyama Corp | フォトクロミック組成物 |
| JPH08169923A (ja) * | 1994-12-19 | 1996-07-02 | Tokuyama Corp | フォトクロミック重合性組成物およびフォトクロミック樹脂 |
-
1996
- 1996-10-02 JP JP26178096A patent/JP3681481B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6435403A (en) * | 1987-07-31 | 1989-02-06 | Kureha Chemical Ind Co Ltd | Production of resin optical member having polarizability and light control effect |
| JPH07140590A (ja) * | 1993-11-12 | 1995-06-02 | Tokuyama Corp | フォトクロミック成形体の製造方法 |
| JPH07292011A (ja) * | 1994-04-27 | 1995-11-07 | Tokuyama Corp | フォトクロミック組成物 |
| JPH08169923A (ja) * | 1994-12-19 | 1996-07-02 | Tokuyama Corp | フォトクロミック重合性組成物およびフォトクロミック樹脂 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002028930A1 (en) * | 2000-09-29 | 2002-04-11 | Tokuyama Corporation | Curable composition comprising photochromic compound |
| US6802993B2 (en) | 2000-09-29 | 2004-10-12 | Tokuyama Corporation | Curable composition comprising a photochromic compound |
| JP2006052278A (ja) * | 2004-08-10 | 2006-02-23 | Toho Chem Ind Co Ltd | 低環境負荷型光重合性化合物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3681481B2 (ja) | 2005-08-10 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3385030B2 (ja) | フォトクロミック硬化性組成物 | |
| JP3016533B2 (ja) | フォトクロミック組成物 | |
| US5621017A (en) | Photochromic composition and method producing photochromic cured product | |
| JPWO1996037574A1 (ja) | フォトクロミック硬化性組成物 | |
| JPH0629402B2 (ja) | 可変性光透過率物品 | |
| US5879591A (en) | Process for production of photochromic cured product | |
| US6362248B1 (en) | Photochromic polymerizable composition | |
| JP3949225B2 (ja) | フォトクロミック硬化性組成物 | |
| JPWO1996037575A1 (ja) | フォトクロミック硬化体の製造方法 | |
| AU735154B2 (en) | Photochromic curable composition | |
| JP3681481B2 (ja) | フォトクロミック重合性組成物 | |
| JP3560461B2 (ja) | フォトクロミック硬化性組成物 | |
| JP3346930B2 (ja) | フォトクロミック重合性組成物およびフォトクロミック樹脂 | |
| JPH09302011A (ja) | フォトクロミック硬化性組成物 | |
| JPH11269233A (ja) | 硬化性組成物 | |
| JP3801315B2 (ja) | フォトクロミック硬化性組成物 | |
| JPH11209749A (ja) | フォトクロミック硬化性組成物 | |
| JPH09302336A (ja) | フォトクロミック硬化性組成物 | |
| JPH06158036A (ja) | 重合性組成物 | |
| JP2000001519A (ja) | 重合性組成物 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041209 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041213 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050201 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050516 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050518 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090527 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090527 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100527 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110527 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110527 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527 Year of fee payment: 9 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |