JPH10101772A - エポキシ樹脂組成物硬化品、及びその製造方法 - Google Patents

エポキシ樹脂組成物硬化品、及びその製造方法

Info

Publication number
JPH10101772A
JPH10101772A JP26047796A JP26047796A JPH10101772A JP H10101772 A JPH10101772 A JP H10101772A JP 26047796 A JP26047796 A JP 26047796A JP 26047796 A JP26047796 A JP 26047796A JP H10101772 A JPH10101772 A JP H10101772A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
epoxy resin
resin composition
polyphenylene ether
modified polyphenylene
cured
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26047796A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Yamamoto
広志 山本
Kamio Yonemoto
神夫 米本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP26047796A priority Critical patent/JPH10101772A/ja
Publication of JPH10101772A publication Critical patent/JPH10101772A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Epoxy Resins (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyethers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 靱性、可撓性、接着性に優れたエポキシ樹脂
組成物硬化品、及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 少なくともエポキシ基を2個以上含有す
るエポキシ樹脂、該エポキシ樹脂の硬化剤、及び高分子
量ポリフェニレンエーテルをポリフェノール性化合物と
ラジカル開始剤の存在下で再分配反応させた変性ポリフ
ェニレンエーテル、を必須成分として含み、且つ上記エ
ポキシ樹脂と変性ポリフェニレンエーテルとの相溶域を
有するエポキシ樹脂組成物を熱硬化させてなるエポキシ
樹脂組成物硬化品であって、上記エポキシ樹脂を主とす
る相と上記変性ポリフェニレンエーテル樹脂を主とする
相とに分離し、且つこれら両相が共に規則正しく絡み合
う周期を有し、且つその周期が光散乱測定における散乱
極大からの計算値が0.1〜10μmである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エポキシ樹脂組成
物硬化品、及びその製造方法に関し、このものは回路用
フィルム、積層板、構造材科、接看材科、成形材科、封
止材科等の用途に有用なものである。
【0002】
【従来の技術】エポキシ樹脂は、耐熱性接看剤、プリン
ト基板、ICの封止材として一般によく使われている
が、重合時の体積収縮による残留歪み内部応力の発生、
靭性等に問題がある。従来、その改良法としては、エラ
ストマーに代表される充填材を配合したエポキシ樹脂組
成物が提案されている。例えば、両末端にカルボキシル
基やアミノ基を有する液状ニトリルゴム(Hycar
CTBN、Hycar ATBN)をビスフェノールA
型エポキシ樹脂に配合した組成物が知られている。この
組成物は、ゴムの球状ドメインがエポキシ樹脂マトリッ
クス中に分散した、いわゆる「海島構造」を有する。こ
れは、エポキシ樹脂/ニトリルゴムの混合系樹脂では、
相分離速度が硬化反応に比べて早すぎるために、有為な
構造制御ができないからである。また、エポキシ樹脂/
ニトリルゴムの混合系樹脂は、耐熱性や電気特性が良く
ないことも知られている。また同時に、エポキシ樹脂の
架橋密度が上昇するにつれて、つまり、硬化前のエポキ
シ化合物中のエポキシ基の数が2から3、4(2官能か
ら3官能、4官能)と増えるにしたがって、ニトリルゴ
ムではエポキシ樹脂の短所を改良できないことが知られ
ている。これに対し、エポキシ樹脂と硬化剤にポリフェ
ニレンエーテル(以下、PPEとする)を添加してエポ
キシ樹脂の短所を改良した技術が、特公平64−322
3号などに開示されている。このエポキシ樹脂/PPE
の混合系樹脂の硬化品は、前述のエポキシ樹脂/ニトリ
ルゴムの混合系樹脂に比べて優れた電気特性や耐熱性を
有しているが、その硬化前の混合状態においてPPEが
エポキシ樹脂との相溶性に乏しいために、靱性、可撓
性、接着性に欠けるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このエポキシ樹脂/P
PEの混合系樹脂硬化品の上記欠点は、硬化後のエポキ
シ樹脂を主とする相とPPEを主とする相とが不規則で
粗雑な相分離構造となっているためと考えられ、このこ
とは、PPEが通常、10000〜30000の高分子
量を有していて、そのため硬化前の混合状態においてエ
ポキシ樹脂との相溶性に乏しいことに起因しているもの
と推察される。なお、従来において、硬化後の相構造に
まで言及しているものはない。
【0004】このことに鑑みて、本発明者らは鋭意研究
を重ねた結果、2個以上のエポキシ基を有するエポキシ
化合物と低分子量化した変性PPEの混合系において、
0.1〜10μmの範囲でミクロ相分離構造の制御が可
能となることを見出し、本発明を完成するに到った。す
なわち、本発明は、靱性、可撓性、接着性に優れたエポ
キシ樹脂組成物硬化品、及びその製造方法を提供するも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係るエポキシ樹脂組成物硬化品
は、少なくともエポキシ基を2個以上含有するエポキシ
樹脂、該エポキシ樹脂の硬化剤、及び高分子量PPEを
ポリフェノール性化合物とラジカル開始剤の存在下で再
分配反応させた変性PPE、を必須成分として含み、且
つ上記エポキシ樹脂と変性PPEとの相溶域を有するエ
ポキシ樹脂組成物を熱硬化させてなるエポキシ樹脂組成
物硬化品であって、上記エポキシ樹脂を主とする相と上
記変性PPE樹脂を主とする相とに分離し、且つこれら
両相が共に規則正しく絡み合う周期を有し、且つその周
期が光散乱測定における散乱極大からの計算値が0.1
〜10μmであることを特徴とするものである。
【0006】請求項2に係るエポキシ樹脂組成物硬化品
は、請求項1に係るエポキシ樹脂組成物硬化品におい
て、上記変性PPEの数平均分子量が1000〜400
0であることを特徴とするものである。
【0007】請求項3に係るエポキシ樹脂組成物硬化品
は、請求項1又は請求項2に係るエポキシ樹脂組成物硬
化品において、上記変性PPE樹脂の含有量が、上記エ
ポキシ樹脂と上記硬化剤と上記変性PPEとの合計量に
対して、10〜60重量%であることを特徴とするもの
である。
【0008】請求項4に係るエポキシ樹脂組成物硬化品
は、請求項1乃至請求項3いずれかに係るエポキシ樹脂
組成物硬化品において、上記変性PPEの末端がエポキ
シ化されていることを特徴とするものである。
【0009】請求項5に係るエポキシ樹脂組成物硬化品
は、請求項1乃至請求項4いずれかに係るエポキシ樹脂
組成物硬化品において、上記硬化剤がジシアンジアミド
であることを特徴とするものである。
【0010】請求項6に係るエポキシ樹脂組成物硬化品
は、請求項1乃至請求項5いずれか記載のエポキシ樹脂
組成物硬化品において上記エポキシ樹脂組成物が硬化促
進剤として尿素化合物誘導体を含有していることを特徴
とするものである。
【0011】請求項7に係るエポキシ樹脂組成物硬化品
の製造方法は、少なくともエポキシ基を2個以上含有す
るエポキシ樹脂、該エポキシ樹脂の硬化剤、及び高分子
量PPEをポリフェノール化合物とラジカル開始剤の存
在下で再分配反応させた変性PPE、を必須成分として
配合して、上記エポキシ樹脂と変性PPEとを相溶させ
たエポキシ樹脂組成物を調製し、このエポキシ樹脂組成
物を60〜210℃で熱硬化させて上記エポキシ樹脂が
主となる相とPPE樹脂が主となる相とに分離させ、且
つこれら両相が連続した周期を示し規則正しく絡み合う
ようにすることを特徴とするものである。
【0012】請求項8に係るエポキシ樹脂組成物硬化品
の製造方法は、請求項7記載のエポキシ樹脂組成物硬化
品の製造方法において、上記エポキシ樹脂組成物におい
て、上記エポキシ樹脂と変性PPEとの相溶が、トルエ
ン、ベンゼン、エチルベンゼン、キシレン、クロロホル
ムからなる群から選択された少なくとも1種の溶剤を用
いて行われることを特徴とするものである。
【0013】請求項9に係るエポキシ樹脂組成物硬化品
の製造方法は、請求項7又は請求項8記載のエポキシ樹
脂組成物硬化品の製造方法において、上記変性PPEの
末端が、再分配反応後にさらにエピクロルヒドリンと反
応させてエポキシ化されていることを特徴とするもので
ある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳しく説明
する。
【0015】本発明に係るエポキシ樹脂組成物硬化品
は、少なくともエポキシ基を2個以上含有するエポキシ
樹脂、該エポキシ樹脂の硬化剤、及び高分子量PPEを
ポリフェノール化合物とラジカル開始剤の存在下で再分
配反応させた変性PPE、を必須成分として含み、且つ
上記エポキシ樹脂と変性PPEとの相溶域を有するエポ
キシ樹脂組成物を熱硬化させてなるものであって、その
ミクロ相分離構造が、上記エポキシ樹脂を主とする相と
上記変性PPE樹脂を主とする相とに分離し、且つこれ
ら両相が共に規則正しく絡み合う周期を有し、且つその
周期が光散乱測定における散乱極大からの計算値が0.
1〜10μmである構造となっている。
【0016】まず、上記エポキシ樹脂組成物について説
明する。上記エポキシ樹脂としては、少なくともエポキ
シ基を2個以上含有するものであれば、特に限定され
ず、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノール
F型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、
ノボラック型エポキシ樹脂、イソシアヌレート型エポキ
シ樹脂、ヒダントイン型エポキシ樹脂、脂環型エポキシ
樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、3官能以上の多官能
エポキシ樹脂、これらを臭素化した難燃性エポキシ樹脂
などが挙げられ、これらを単独で又は複数併用して用い
ることができる。好ましい例をより具体的に示すと、下
記一般式〔化1〕で表されるビスフェノールA型(2官
能)エポキシ樹脂エポキシ樹脂、〔化2〕で表されるビ
スフェノールF型(2官能)エポキシ樹脂、〔化3〕で
表されるビフェニル型エポキシ樹脂、〔化4〕で表され
る3官能エポキシ樹脂、〔化5〕で表されるグリシジル
アミン型(4官能)エポキシ樹脂などが例示される。
【0017】
【化1】
【0018】
【化2】
【0019】
【化3】
【0020】
【化4】
【0021】
【化5】
【0022】上記エポキシ樹脂の硬化反応に用いられる
硬化剤としては、特に限定はされず、通常使用される第
1級、第2級アミン等のアミン系、ビスフェノールA、
ビスフェノールF等のポリフェノールを含むフェノール
系、酸無水物などが挙げられるが、好ましい例として、
例えば潜在性硬化剤のジシアンジアミドが使用できる。
この硬化剤の含有量は、上記エポキシ樹脂100重量部
に対して1〜30重量部の範囲とするのが好ましく,特
に好ましくは3〜20重量部である。
【0023】上記エポキシ樹脂組成物には、必要に応じ
てエポキシ樹脂の硬化促進剤を添加することもできる。
この場合、硬化促進剤としては特に限定されず、例えば
トリエチルアミン等の3級アミン類、イミダゾール類な
ど通常用いられているんものが使用できるが、好ましい
例として、N−(3.4−ジクロロフェニル)−N’
N’−ジメチルユリア(DIUR0N)、N−(4−ク
ロロフェニル)−N’,N’−ジメチルユリア(MON
UR0N)などの尿素化合物誘導体が挙げられる。この
硬化促進剤の含有量は、上記エポキシ化合物100重量
部に対し、0.5〜15重量部の範囲とするのが好まし
く,特に好ましくは1〜10重量部である。
【0024】本発明においては、上記エポキシ樹脂と併
用して、高分子量PPEをポリフェノール化合物とラジ
カル開始剤の存在下で再分配反応させた変性PPEが使
用される。
【0025】上記変性PPEの原料となる上記高分子量
PPEは、例えば〔化6〕に示す一般式で表され、その
一例としては、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェ
ニレン)エーテルが挙げられる。
【0026】
【化6】
【0027】この高分子量PPEは、例えばUSP40
59568号明細書に開示された合成法で製造すること
ができる。一般に工業的に製造されるPPEは、高分子
量であり、分子量10000未満の低分子量のものは市
販されておらず、例えば上記合成法で工業的に得られる
PPEの数平均分子量(Mn)は10000〜3000
0である。これは、PPEのモノマーの反応性が大きい
ことから、工業的には重合反応を制御して再現性良く低
分子量のポリマーとするとが困難であるためである。こ
の高分子量PPEは、そのままエポキシ樹脂と併用して
も、その分子量が大きいことに起因して相溶性に乏しい
ものとなる。
【0028】本発明において使用される変性PPEは、
上記高分子量PPEをポリフェノール性化合物とラジカ
ル開始剤の存在下で再分配反応させることにより低分子
量化されたもので、低分子量であるが故にエポキシ樹脂
と広い相溶域を有するものとなる。この変成PPEの数
平均分子量は1000〜4000の範囲のものを用いる
ことが好ましく、これよりも大きいと溶融粘度が増大し
て成形加工性が低下し、これよりも小さいと機械的強度
や耐熱性が低下する。(なお、上記再分配反応について
は、学術文献Joural of organic chemistry, 34, 297〜
303(1968) にその方法が記載されている。) 上記再分配反応に用いられるポリフェノール性化合物と
しては、ビスフェノールA、フェノールノボラック、ク
レゾールノボラック等、フェノール性水酸基を分子内に
2個以上有する多官能のフェノール類を用いることがで
きる。
【0029】また上記再分配反応に用いられるラジカル
開始剤としては、ジクミルパーオキサイド、tert−
ブチルクミルパーオキサイド、ジ−tert−ブチルパ
ーオキサイド、2・5−ジメチル−2・5−ジ−ter
t−ブチルパーオキサイド、α,α’−ビス(tert
−ブチルパーオキシ−m−イソプロピル)ベンゼン〔1
・4(又は1・3)−ビス(tert−ブチルパーオキ
シイソプロピル)ベンゼンともいう〕、過酸化ベンゾイ
ル等の過酸化物などのように、ラジカル反応で用いられ
るものが使用することができる。
【0030】上記再分配反応により高分子量PPEの分
子量を低下させ変性を得るにあたって、その数平均分子
量の調整には、先述の文献から、過酸化ベンゾイルとビ
スフェノールAを併用する方法が好ましく、この場合、
過酸化ベンゾイルの量は高分子量PPE100重量部に
対して3〜10重量部で、ビスフェノールAの量は同じ
く3〜20重量部が適量である。すなわち、過酸化ベン
ゾイルならびにビスフェノールAの添加量が過剰になる
と数平均分子量が低下し過ぎ、少な過ぎると数平均分子
量の低下が起こり難い。また、この再分配反応は、反応
温度が80〜120℃の範囲で、その反応時間は10−
100分が好ましい。また、この再分配反応においてト
ルエン、ベンゼン、キシレン等の芳香族炭素系溶媒を使
用することが,反応性の点で好ましい。上述した再分配
反応により得られた変性PPEはその末端にフェノール
性水酸基が導入されたものとなる。
【0031】上記変性PPEとしては、その末端をエポ
キシ化したものを用いることもできる。この場合、高分
子量PPEの再分配反応を行って分子量を調整した後、
エピクロルヒドリンを反応させてその末端の水酸基がエ
ボキシ化される。この末端エポキシ化で使用されるエピ
クロルヒドリンの量は、末端のフェノール性水酸基に対
して、エポキシ基のモル数で1倍以上好ましくは2倍以
上で使用し、その反応条件は80〜120℃で1〜10
時間が好ましい。この反応には、触媒としては末端水酸
基と同等量の塩基性触媒、例えば、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム等の水溶液(50%)を使用すると有効
であり、その添加量はエピクロルヒドリンのエポキシ基
に対して、1.0当量以上好ましくは1.2当量以上で
あり、特に好ましくは1.5当量以上である。また、こ
の反応には、前述の高分子量PPEの再分配反応の際に
使用した溶媒を引き続き使用してもよく、他の溶媒に切
り換えてもよい。反応後は、系を冷却しメタノールのよ
うなPPEの貧溶媒に反応混合物を注ぎ込み沈澱として
析出させ、更にこの沈澱物を濾過して分離し、水又はメ
タノールで洗浄し、未反応のエピクロルヒドリンや前述
の塩基性触媒を除去した後、50〜80℃で減圧乾燥し
て、目的とする末端エポキシ化した変性PPEを得るこ
とができる。
【0032】上記のようにして得られた末端エポキシ化
した変性PPEは、溶融粘度が低く、流動性に富み、上
記エポキシ樹脂との相溶性に富む。また、更にポリアミ
ンやポリカルボン酸化合物を反応させて末端アミン化や
末端カルボン酸化した変性PPEを得る原料としても有
効である。
【0033】本発明においては、上記エポキシ樹脂、硬
化剤、変性PPEを必須成分として含有させることによ
り、上記エポキシ樹脂と変性PPEとが硬化前において
相溶域を有するエポキシ樹脂組成物が得られる。このエ
ポキシ樹脂組成物において、上記エポキシ樹脂と変性P
PEとは、それらの種類や組成に応じて温度を適宜選択
して加熱することにより相溶化させることができる。ま
た、このエポキシ樹脂組成物における上記変PPEの配
合比については、上記エポキシ樹脂、硬化剤、変性PP
Eを合計した全量に対して10〜60重量%であること
が好ましいものである。
【0034】また、上記エポキシ樹脂組成物には、必要
に応じて適宜、各種添加剤やフィラー等を加えることも
できる。
【0035】上記エポキシ樹脂組成物は,接着剤として
利用、ガラスクロス等に含浸することによりブリント基
板用材科としての利用、そしてSMC、FRPのための
樹脂としても利用できる。
【0036】本発明に係るエポキシ樹脂組成物硬化品
は、上記エポキシ樹脂組成物を熱硬化させることによ
り、上記エポキシ樹脂を主とする相と上記変性ポリフェ
ニレンエーテル樹脂を主とする相とに分離し、且つこれ
ら両相が共に規則正しく絡み合う周期を有するミクロ相
分離状態となった硬化物である。
【0037】ここで、本発明における相分離構造の発現
原理及びその確認方法について説明する。
【0038】一般に、異なる2種類の有機物AとBを混
合した場合、これらの組成比及び温度に対して「相図」
と呼ばれる図を描くことができる。実用的な全領域につ
いて相溶する場合や、逆に全領域で相溶しない場合があ
るが、ある領域で相溶し、別の領域で相分離状態となる
場合がある。この現象は、相溶した場合の自由エネルギ
ーが、相溶しない2相における自由エネルギーの合計に
比べて低いかどうか、すなわち、自由エネルギーの差
(ΔGmix )がどのような組成依存性を持っているかで
決定される。
【0039】相図の例を図3に示す。この相図は、低温
溶解型(lower critical solutiontemperature 、略し
てLCST)相図と呼ばれるものであり、同一組成で
は、低温側で相溶しやすくなる例である。これとは逆
に、高温側で溶解する例もあり、その場合は高温溶解型
(upper critical solution temperature 、略してUC
ST)相図と呼ばれている。このような非相溶領域と相
溶領域を区別する相図上の曲線は、バイノーダル曲線と
呼ばれる(図4参照)。図4に見られる相図中でもう一
つ、∂2 ΔGmix /∂φ2 =0の点を結び合わせると頂
点部がバイノーダル曲線と一致し、非相溶領域側に入り
込んだスピノーダル曲線(図中、破線で示している。)
を描くことができる。スピノーダル曲線の内側では、∂
2 ΔGmix /∂φ2 <0であり、外側では∂2 ΔGmix
/∂φ2 >0となっている。非相溶領域の中でも、スピ
ノータル曲線の内側を不安定領域、スピノーダル曲線と
バイノーダル曲線に挟まれた領域を準安定領域と呼ぶこ
とにする。
【0040】詳細な理論によれば、図5に見られるよう
に、一旦、温度T1 で安定相溶領域で均一に相溶してい
る混合系の温度をT2 まで急速に上げて不安定領域内に
持ってくると、共存組成φ1 、φ2 に急速に栢分離を開
始する。その際、図6に見られるように、濃度は一定の
波長Λm (構造周期)を持って、両分離相が共に連続し
て規則正しく絡み合った構造が形成される。このような
構造を「変調構造(相互連続構造)」と呼ぶことにすれ
ば、この変調構造の周期Λm は、相図上の位置(φ、T
2 )によって、熱カ学的に下式のように規定される。
【0041】 Λm =2πL[3|Ts 一T2 |/Ts -1/2 ここで、Lは分子間相互作用距離であり、通常30nm
前後の値をとる。
【0042】このような構造を2次元的に顕微鏡観察す
ると、図7に見るような唐草模様が得られることが計算
機シュミレーションにより明らかにされている。実際に
も種々の系でこのような構造が確認されている。
【0043】通常この過程は相分離様式の1つであるス
ピノーダル分解と呼ぱれる中の初期の現象であり、末期
には相似的な構造肥大化が起こり、ついには図7に見ら
れるような構造(変調構造)ではなく「海島構造」が検
出されるようになる。
【0044】スピノーダル分解による「相互連続構造」
を固定化するためには、急冷等による短時間での相分離
相の一方または両方の成分の固定化が有効てあるが、再
度、温度を上昇させると構造の変化が起こり「海島構
造」に転じてしまうので意味のあるものではなかった。
【0045】しかし一方が熱硬化する成分である場合、
スピノーダル分解の末期過程に到るまでに熱硬化性成分
の相が反応することによって自由に運動できなくなるこ
とから、構造固定が永続的に起こることが最近示されて
いる。
【0046】熱硬化性樹脂としてエポキシ樹脂を用い、
熱可塑性樹脂としてポリエーテルスルホン(PES)、
ポリエーテルイミド(PEI)を組み合わせた例は既に
知られている。〔文献(1): K.Yamanaka, T.Inoue, Poly
mer, 30, 662(1989)文献(2):山本広志、井上隆、第40
回高分子学会年会予稿集、40(3)793(1991) 文献(3):山
本広志、井上隆、第41回高分子学会年会予稿集、41
(3)1185(1992) 〕 しかし、熱硬化性樹脂としてエポキシ樹脂を用い、熱可
塑性樹脂として変性PPEを組み合わせた場合の「変調
構造」を固定した例はまだ知られていない。一方、図6
の準安定領域では、初期から「海島構造」が形成されて
しまうために、この発明の効果が得られない。
【0047】前述したように、この発明はエポキシ樹脂
と変性PPEを必須成分とし、硬化時にこれらエポキシ
樹脂と変性PPEとの相分解(相分離)から「変謂構
造」すなわち、これら2つの相分離相が共に連続して規
則正しく絡み合った構造を形成する組成物の熱硬化品で
ある。このような構造を確認するためには、下記、
の2点が重要である。
【0048】規則的な周期構造が確認されること。こ
の項目は、通常、光学的な方法で達成される。図2に装
置の概略図を示す。光散乱測定において、散乱極大が現
れることが、ある周期を持った規則正しい相分離構造を
持つ証明でありその周期の大きさΛm は光散乱の波長
λ、硬化物の屈折率N、散乱極大を与える散乱角θm を
用いて次式により計算することができる。
【0049】Λm =(λ/2N)/sin(θm /2) 通常、スピノーダル分解の「変調構造」を固定化できた
場合のΛm は、0.1〜10μmの範囲であり、10μ
mを超えるものについては「海島構造」にまで構造が肥
大化していることが疑われる。
【0050】光学顕微鏡観察により、図7に示したよ
うな構造が観察されること。これに対して「海島構造」
では一方の成分が球状に分散した構造が観察される。
【0051】さらに、上記、のような直接確認の他
に、 硬化物が、硬化前に一端完全に相溶すること。も確認
に役立つ。
【0052】この発明は、前述したように、エポキシ樹
脂と変性PPEを必須成分として含有し、硬化物が相互
に連続な相分離構造を行う組成物の熱硬化品であり、そ
の硬化過程や製造方法については特に制限を受けない。
しかし上記発現機構で説明したように、一旦相溶化させ
ることが前提となっており、例えば、粉体混合した場合
には硬化剤を添加しないでエポキシ樹脂と変性PPEを
混合するか、または硬化しない程度で相溶させることが
必要となる。しかし一旦、共通溶媒て均一に分子オーダ
ーで混合し、溶媒を除去するキャスティング法を採用す
る場合には、相溶領域では一瞬にして均一に相溶するた
め一切の製造条件限定は必要でない。また、硬化速度は
例えば硬化温度の調節や、硬化促進剤の使用の有無によ
り調節される。硬化速度の調節は、相分離の構造周期を
制御する手段となる。要は、この発明の範囲内で、エポ
キシ樹脂を主とする相と変性PPEを主とする相の両分
離相が相互に連続した構造をとることができるような硬
化物作製条件をとればよいのである。硬化物作製条件の
典型的な例を以下に述べるがこの条件は系の組成等によ
って異なり限定されるものてはない。
【0053】まず、トルエン、ベンゼン、エチルペンゼ
ン、キシレン、クロロホルム等の極性溶媒を1種または
2種以上用いて配合成分を混合溶解し、濃度5〜60重
量%のワニスを調製する。このワニスをキャストしてキ
ャスティングフィルムの形にして溶剤を除去する。得ら
れたフィルムを60〜210℃、好ましくは70〜15
0℃でで1〜7時間、好ましくは2〜5時間硬化させて
構造を固定化する。さらに、高温160〜240℃で1
−4時間、好ましくは170〜230℃で後硬化させて
もよい。
【0054】もちろん、フィルム状の成形品を作製する
場合は、末硬化キャスティングフィルムを粗粉砕して成
形硬化させても良いし、エポキシ樹脂と変性PPEとを
溶剤を用いることなく硬化剤を添加せずに粉体混合し、
これらが相溶する温度、例えば70−200℃で放置又
は混練して相溶させた後、温度を下げて硬化剤を添加し
成形温度に加熱するという方法を行っても良い。
【0055】
【実施例】以下、本発明を実施例としてさらに具体的説
明する。
【0056】なお、以下の実施例ならびに比較例におい
て、エポキシ樹脂組成物の硬化による相分離の様子や、
最終的な構造周期の測定は、光散乱法によるプロフィー
ルの経時変化の観察により行った。図2に示した光散乱
装置(測定に(株)オプテック製、光散乱装置GP−5
を使用)による光散乱プロフィールの測定において,散
乱極大が現れるということは、“ある構造周期Λm を持
った規則正しい相分離構造が存在すること”を示し,そ
の構造周期Λm は光散乱の照射光波長λ、硬化物の屈折
率N、極大を与える散乱角θm から次式 Λm =(λ/2N)/sin(θm /2) により計算できる。また、光学顕微鏡により相分離構造
の観察を行ってミクロ相分離構造を確認した。
【0057】実施例及び比較例においては、エポキシ樹
脂として下記(A)〜(C)に示す3種類の中から選択
して用いた。 エポキシ樹脂(A):ビスフェノールA型エポキシ樹脂
(油化シェルエポキシ(株)製、エピコート828、分
子量約380、エポキシ当量184〜194) エポキシ樹脂(B):テトラグリシジルジアミノジフェ
ニルメタン(4官能エポキシ樹脂)(油化シェルエポキ
シ(株)製、エピコート604、分子量約470、エポ
キシ当量230〜270) エポキシ樹脂(C):ビフェニル型エポキシ樹脂(油化
シェルエポキシ(株)製、エピコートYX−4000
H、エポキシ当量195) また、実施例及び比較例においては、変性PPEとして
下記(D)〜(J)に示す7種類を用いた。変性PPE
(D)〜(J)の作製方法を下記に示し、その内容を表
1にまとめて示した。
【0058】変性PPE(D)〜(J)の作製 表1に示すように、PPE(日本G.E.プラスチック
(株)製、Mn=20000〜25000)、過酸化ベ
ンゾイル(BPO)、ビスフェノールA(BPA)をト
ルエン溶媒中に配合し90℃にて60分間攪拌しながら
再分配反応させた。得られた溶液をゲル浸透クロマトグ
ラフ(カラム構成:東ソー(株)製、TSKgel superHM-M
(1本)+ superHM-H(1本))にて分子量分布を測定
し、その結果から演算された数平均分子量を表1に付記
した。
【0059】変性PPE(D)(F)〜(J)について
は、この時点で上記溶液中のトルエンを除去した後、メ
タノールや水で洗浄して変性PPE単体を得た。
【0060】また、変性PPE(E)については、さら
に再分配反応後の上記溶液にエピクロルヒドリン8部と
Na0H水溶液(50重量%)8部を加えて100℃で
4時問把拝した。反応混合物を室温まで冷却後、メタノ
ール1Lを加えて沈澱を析出させ、この沈殿生成物を濾
過し分離して、メタノール1Lで洗浄、更に純水1Lで
2回洗浄し、再びメタノール1Lで洗浄した後、70℃
で減圧乾燥し、末端エポキシ化した変性PPEとした。
そして、変性PPEのフェノール性水酸基とエピクロル
ヒドリンとの反応率の測定を、変性PPEの1.5重量
%の四塩化炭素溶液を光路長10mmの石英セルを使用
して赤外線吸収スペクトルを測定することにより行っ
た。すなわち、反応前後のフェノール性水酸基の吸光度
(3622cm-1)の値により反応率を計算した。これ
より変性PPEの末端水酸基の91%が反応しているこ
とが判明した。
【0061】
【表1】
【0062】実施例1 表2に示すように、エポキシ樹脂として上記に示したエ
ポキシ樹脂(A)100重量部、変性PPEとして上記
に示す変性PPE(D)15重量部、硬化剤としてジシ
アンジアミド(油化シェルエポキシ(株)製,エピキュ
アDlCY7,平均粒径7μm)6重量部をトルエンを
溶媒として配合し、濃度10重量%のトルエン溶液とし
た(但し、実施例3については硬化促進剤としてN−
(3.4−ジクロロフェニル)−N’N’−ジメチルユ
リア(東京化成(株)製、DIUR0N)を添加し
た)。この溶液をカバーガラス上にキャストし、室温で
24時問滅圧乾燥することにより溶媒を除去して得られ
る薄膜を、150℃で3時間硬化させて、光散乱の測
定、及び光学顕微鏡観察用の試科とした。光散乱の測定
によりそのプロフィールには散乱極大が現れた。この試
料について、その散乱極大を示す角度から求められる構
造周期Λm の経時変化を第1図に示す。硬化初期は均一
相溶しているが、ある時間以降は時間とともに相分離構
造が成長(相分離を開始)し,ある時間で構造が固定さ
れている。光学顕微鏡観察すると、光散乱の測定より得
られる結果(第1図)とよく対応する構造周期を有する
相分離構造が観察された。構造周期Λm の測定結果を表
3に示した。
【0063】次いで、150℃、3時間の硬化後の硬化
品を、さらに200℃、3時間の条件で後硬化させた
後、破壊靱性値(KIC)を測定し、得られた結果を表3
に示した。破壊靱性値の測定は、コンパクトテンション
(Compact Tension )試験片について、インストロン型
引っ張り試験機で、ASTM E−399−72法に準
じて、23±2℃、クロスヘッドスピード0.5mm/
分の条件で行った。
【0064】実施例2〜6、実施例8〜11、比較例1
〜4 表2に示すように、エポキシ樹脂として上記に示したエ
ポキシ樹脂(A)〜(C)のうちから1つ選択し、変性
PPEとして上記に示す変性PPE(D)〜(J)のう
ちから1つ選択し、硬化剤としてジシアンジアミド(油
化シェルエポキシ(株)製,エピキュアDlCY7,平
均粒径7μm)を使用して、これらを表2に示す配合量
でトルエンを溶媒として配合し、濃度10重量%のトル
エン溶液とした。この溶液をカバーガラス上にキャスト
し、実施例1と同様に硬化させて試科とし、光散乱によ
る構造周期Λm の測定、及び光学顕微鏡観察を行って、
その結果を表3に示した。
【0065】次いで、150℃、3時間の硬化後の硬化
品を、実施例1と同様に後硬化させた後、破壊靱性値
(KIC)を測定し、得られた結果を表3に示した。
【0066】実施例7 表2の配合で溶剤を用いずに、エポキシ樹脂と変性PP
Eとを200℃で2時間攪拌混合して均一に相溶させた
後、温度を100℃に下げ、硬化剤としてジシアンジア
ミドを添加し、カバーガラス上にキャストするようにし
た以外は、実施例1と同様にして硬化品を得た。この場
合についても、実施例1と同様に光散乱による構造周期
Λm の測定、及び光学顕微鏡観察を行って、その結果を
表3に示した。また、150℃、3時間の硬化後の硬化
品を、実施例1と同様に後硬化させた後、破壊靱性値
(KIC)を測定し、得られた結果を表3に示した。
【0067】
【表2】
【0068】
【表3】
【0069】表3に示したように、実施例1〜11の硬
化品では、構造周期を有する変調構造の相分離構造が現
れ、総じて比較例1〜4に比べて破壊靱性値が大きい値
となった。
【0070】
【発明の効果】本発明のエポキシ樹脂組成物硬化品は、
エポキシ樹脂を主とする相と変性PPEを主とする相と
に分離し、且つこれら両相が共に規則正しく絡み合う周
期を有し、且つその周期が光散乱測定における散乱極大
からの計算値が0.1〜10μmであるミクロ相分離構
造を有しているので、靱性、可撓性、接着性などの機械
的特性に優れたものとなる。
【0071】本発明のエポキシ樹脂組成物硬化品の製造
方法によれば、上記のエポキシ樹脂組成物硬化品を製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得た試料の相分離構造の構造周期の
経時変化を示すグラフである。
【図2】光散乱測定に用いた装置の概略図である。
【図3】低温で均一な溶液を形成(相溶)し、昇温する
ことにより2相に相分離する系において、その温度と組
成との関係を表す低温溶解型相図(LCST型相図)で
ある。
【図4】図3の相図において、バイノーダル曲線とスピ
ノーダル曲線を示すものである。
【図5】図4の相図において、均一に相溶している混合
系の温度を急速に上げたときの相分離構造を示すもので
ある。
【図6】構造周期Λm を有する3次元変調構造と濃度ゆ
らぎを表す模式図である。
【図7】構造周期Λm を有する2次元変調構造を示す模
式図である。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともエポキシ基を2個以上含有す
    るエポキシ樹脂、該エポキシ樹脂の硬化剤、及び高分子
    量ポリフェニレンエーテルをポリフェノール性化合物と
    ラジカル開始剤の存在下で再分配反応させた変性ポリフ
    ェニレンエーテル、を必須成分として含み、且つ上記エ
    ポキシ樹脂と変性ポリフェニレンエーテルとの相溶域を
    有するエポキシ樹脂組成物を熱硬化させてなるエポキシ
    樹脂組成物硬化品であって、上記エポキシ樹脂を主とす
    る相と上記変性ポリフェニレンエーテル樹脂を主とする
    相とに分離し、且つこれら両相が共に規則正しく絡み合
    う周期を有し、且つその周期が光散乱測定における散乱
    極大からの計算値が0.1〜10μmであることを特徴
    とするエポキシ樹脂組成物硬化品。
  2. 【請求項2】 上記変性ポリフェニレンエーテルの数平
    均分子量が1000〜4000であることを特徴とする
    請求項1記載のエポキシ樹脂組成物硬化品。
  3. 【請求項3】 上記変性ポリフェニレンエーテル樹脂の
    含有量が、上記エポキシ樹脂と上記硬化剤と上記変性ポ
    リフェニレンエーテルとの合計量に対して、10〜60
    重量%であることを特徴とする請求項1又は請求項2記
    載のエポキシ樹脂組成物硬化品。
  4. 【請求項4】 上記変性ポリフェニレンエーテルの末端
    がエポキシ化されていることを特徴とする請求項1乃至
    請求項3いずれか記載のエポキシ樹脂組成物硬化品。
  5. 【請求項5】 上記硬化剤がジシアンジアミドであるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4いずれか記載のエ
    ポキシ樹脂組成物硬化品。
  6. 【請求項6】 上記エポキシ樹脂組成物が硬化促進剤と
    して尿素化合物誘導体を含有していることを特徴とする
    請求項1乃至請求項5いずれか記載のエポキシ樹脂組成
    物硬化品。
  7. 【請求項7】 少なくともエポキシ基を2個以上含有す
    るエポキシ樹脂、該エポキシ樹脂の硬化剤、及び高分子
    量ポリフェニレンエーテルをポリフェノール性化合物と
    ラジカル開始剤の存在下で再分配反応させた変性ポリフ
    ェニレンエーテル、を必須成分として配合して、上記エ
    ポキシ樹脂と変性ポリフェニレンエーテルとを相溶させ
    たエポキシ樹脂組成物を調製し、このエポキシ樹脂組成
    物を60〜210℃で熱硬化させて上記エポキシ樹脂が
    主となる相とポリフェニレンエーテル樹脂が主となる相
    とに分離させ、且つこれら両相が連続した周期を示し規
    則正しく絡み合うようにすることを特徴とするエポキシ
    樹脂組成物硬化品の製造方法。
  8. 【請求項8】 上記エポキシ樹脂組成物において、上記
    エポキシ樹脂と変性ポリフェニレンエーテルとの相溶
    が、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、キシレン、
    クロロホルムからなる群から選択された少なくとも1種
    の溶剤を用いて行われることを特徴とする請求項7記載
    のエポキシ樹脂組成物硬化品の製造方法。
  9. 【請求項9】 上記変性ポリフェニレンエーテルの末端
    が、再分配反応後にさらにエピクロルヒドリンと反応さ
    せてエポキシ化されていることを特徴とする請求項7又
    は請求項8記載のエポキシ樹脂組成物硬化品の製造方
    法。
JP26047796A 1996-10-01 1996-10-01 エポキシ樹脂組成物硬化品、及びその製造方法 Pending JPH10101772A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26047796A JPH10101772A (ja) 1996-10-01 1996-10-01 エポキシ樹脂組成物硬化品、及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26047796A JPH10101772A (ja) 1996-10-01 1996-10-01 エポキシ樹脂組成物硬化品、及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10101772A true JPH10101772A (ja) 1998-04-21

Family

ID=17348503

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26047796A Pending JPH10101772A (ja) 1996-10-01 1996-10-01 エポキシ樹脂組成物硬化品、及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10101772A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1176172A1 (en) * 2000-07-26 2002-01-30 Matsushita Electric Works, Ltd. Epoxy resin composition, prepreg and metal-clad laminate
WO2001057118A3 (en) * 2000-02-04 2002-02-21 Novartis Ag Process for coating a surface
JP2003046210A (ja) * 2001-07-27 2003-02-14 Denki Kagaku Kogyo Kk 金属ベ−ス回路基板
US7527863B2 (en) 2001-09-20 2009-05-05 Asahi Kasei Chemicals Corporation Functionalized polyphenylene ether
CN106750260A (zh) * 2016-12-29 2017-05-31 广东生益科技股份有限公司 一种改性聚苯醚树脂及其应用

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001057118A3 (en) * 2000-02-04 2002-02-21 Novartis Ag Process for coating a surface
US7022379B2 (en) 2000-02-04 2006-04-04 Novartis Ag Single-dip process for achieving a layer-by-layer-like coating
EP1176172A1 (en) * 2000-07-26 2002-01-30 Matsushita Electric Works, Ltd. Epoxy resin composition, prepreg and metal-clad laminate
JP2003046210A (ja) * 2001-07-27 2003-02-14 Denki Kagaku Kogyo Kk 金属ベ−ス回路基板
US7527863B2 (en) 2001-09-20 2009-05-05 Asahi Kasei Chemicals Corporation Functionalized polyphenylene ether
CN106750260A (zh) * 2016-12-29 2017-05-31 广东生益科技股份有限公司 一种改性聚苯醚树脂及其应用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1255470C (zh) 改进抗冲击性的热固性材料
Ratna et al. Studies on blends of epoxy-functionalized hyperbranched polymer and epoxy resin
Son et al. Improvements in thermal, mechanical, and dielectric properties of epoxy resin by chemical modification with a novel amino-terminated liquid-crystalline copoly (ester amide)
Kumar et al. Epoxy benzoxazine based ternary systems of improved thermo-mechanical behavior for structural composite applications
Hay et al. Toughening of epoxy resins by polyimides synthesized from bisanilines
JPH0710902B2 (ja) 硬化性樹脂組成物
Miao et al. Epoxide‐terminated hyperbranched polyether sulphone as triple enhancement modifier for DGEBA
EP0079227A2 (en) Elastomer modified unsaturated polymers
JPH01294727A (ja) エポキシ樹脂硬化剤
Xu et al. Modification of epoxy resins with different molecular weight poly (aryl ether sulfone) as effective toughening agents
JP3620921B2 (ja) 硬化性エポキシ樹脂系接着剤
JPH10101772A (ja) エポキシ樹脂組成物硬化品、及びその製造方法
US5369167A (en) Melt blending acid or anhydride-grafted block copolymer pellets with epoxy resin
Amini Majd et al. Curing behavior, thermal, and mechanical properties of epoxy/polyamic acid based on 4, 4′‐biphtalic dianhydride and 3, 3′‐dihydroxybenzidine
JP3104314B2 (ja) エポキシ樹脂組成物
Pascal et al. Approach to improving the toughness of TGMDA/DDS epoxy resin by blending with thermoplastic polymer powders
JPH1081748A (ja) ポリイミド含有多価フェノール性樹脂の製造方法並びにそのエポキシ樹脂組成物及びその硬化物
CN104768998B (zh) 可固化环氧树脂组合物
JPH0433804B2 (ja)
JP4032026B2 (ja) 変性エポキシ樹脂
JPH07157546A (ja) 新規な共縮合樹脂、該共縮合樹脂をエポキシ化したエポキシ樹脂及び該エポキシ樹脂組成物
TW201631016A (zh) 酯類樹脂
JP2005082626A (ja) 耐熱性樹脂組成物
JPH0224305A (ja) 熱硬化性樹脂組成物
JP2025010462A (ja) エポキシ樹脂及び硬化性樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040309

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040713