JPH10102128A - アーク炉の操業方法およびアーク炉 - Google Patents
アーク炉の操業方法およびアーク炉Info
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- JPH10102128A JPH10102128A JP8259198A JP25919896A JPH10102128A JP H10102128 A JPH10102128 A JP H10102128A JP 8259198 A JP8259198 A JP 8259198A JP 25919896 A JP25919896 A JP 25919896A JP H10102128 A JPH10102128 A JP H10102128A
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- furnace
- arc furnace
- slag
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- arc
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
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- Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 アーク炉製鋼法によっても低窒素鋼の溶製を
可能とする方途を与える。 【解決手段】 アーク炉内に装入した原料を加熱溶解後
に精錬を行って鋼を溶製するに当たり、アーク炉の電極
への通電開始から出鋼が終了するまでの期間は排滓口を
閉じて操業を行い、出鋼後に排滓口を開くとともに炉体
を排滓口側に傾動して、炉内の溶融スラグを排出する。
可能とする方途を与える。 【解決手段】 アーク炉内に装入した原料を加熱溶解後
に精錬を行って鋼を溶製するに当たり、アーク炉の電極
への通電開始から出鋼が終了するまでの期間は排滓口を
閉じて操業を行い、出鋼後に排滓口を開くとともに炉体
を排滓口側に傾動して、炉内の溶融スラグを排出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、低窒素鋼の溶製
を実現するアーク炉の操業方法およびこの操業方法に好
適のアーク炉に関するものである。
を実現するアーク炉の操業方法およびこの操業方法に好
適のアーク炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アーク炉を用いて行う製鋼は、シングル
スラグ法およびダブルスラグ法に大別される。まず、ダ
ブルスラグ法は、補修を経た炉に各種原料を装入後、通
電して原料を加熱溶解する溶解期、酸素によって不純物
を酸化除去するとともに溶鋼の昇温をはかる酸化期、次
いで、この酸化期で生じた酸化物を炉外に排出する除滓
作業を挟んで、脱硫を促進するとともに成分および鋼浴
温度の調整を行う還元期、の各工程を経て出鋼に到るも
のである。一方、シングルスラグ法は、酸化精錬終了後
に出鋼を行うものであり、排滓作業は酸化精錬と並行し
て行われる。
スラグ法およびダブルスラグ法に大別される。まず、ダ
ブルスラグ法は、補修を経た炉に各種原料を装入後、通
電して原料を加熱溶解する溶解期、酸素によって不純物
を酸化除去するとともに溶鋼の昇温をはかる酸化期、次
いで、この酸化期で生じた酸化物を炉外に排出する除滓
作業を挟んで、脱硫を促進するとともに成分および鋼浴
温度の調整を行う還元期、の各工程を経て出鋼に到るも
のである。一方、シングルスラグ法は、酸化精錬終了後
に出鋼を行うものであり、排滓作業は酸化精錬と並行し
て行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このアーク炉によって
低窒素溶鋼を溶製するに当たり、出鋼中の吸窒を低減す
るには、シングルスラグ法が有利であるのは明らかであ
る。しかしながら、シングルスラグ法によっても、アー
ク炉にて得られる溶鋼は、転炉による溶鋼と比較して、
窒素含有量が高い傾向にあり、これがアーク炉によって
高級鋼を製造する際の課題となっている。従来は、還元
鉄や銑鉄等の炭素含有量の高い原料を使用したり炭材の
吹き込みを行って、COガスの発生量を増加することによ
って脱窒を促進するとともに、スラグフォーミングを促
進して吸窒速度を低減し、窒素含有量を低減することが
行われているが、ばらつきが大きくて確実性に欠けると
ころに問題が残る。
低窒素溶鋼を溶製するに当たり、出鋼中の吸窒を低減す
るには、シングルスラグ法が有利であるのは明らかであ
る。しかしながら、シングルスラグ法によっても、アー
ク炉にて得られる溶鋼は、転炉による溶鋼と比較して、
窒素含有量が高い傾向にあり、これがアーク炉によって
高級鋼を製造する際の課題となっている。従来は、還元
鉄や銑鉄等の炭素含有量の高い原料を使用したり炭材の
吹き込みを行って、COガスの発生量を増加することによ
って脱窒を促進するとともに、スラグフォーミングを促
進して吸窒速度を低減し、窒素含有量を低減することが
行われているが、ばらつきが大きくて確実性に欠けると
ころに問題が残る。
【0004】この発明の目的は、アーク炉製鋼法によっ
ても低窒素鋼の溶製を可能とする方途を与えるところに
あり、併せて、この方途に適したアーク炉を提案しよう
とするものである。
ても低窒素鋼の溶製を可能とする方途を与えるところに
あり、併せて、この方途に適したアーク炉を提案しよう
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】さて、アーク炉操業の溶
解期および酸化期における酸素の吹き込みは、排滓口か
ら水冷ランスまたは消耗式ランスを挿入して行う。また
除滓作業は、酸化期と並行して行われ、炉体を排滓口側
に1〜3°程度傾けることによって、排滓口からスラグ
を流出させて行っている。このとき、必要に応じて、排
滓口からランスを挿入してコークス等の吹き込みにてス
ラグをフォーミングさせる。従って、上記の工程におい
ては必ず排滓口を開いておく必要がある。
解期および酸化期における酸素の吹き込みは、排滓口か
ら水冷ランスまたは消耗式ランスを挿入して行う。また
除滓作業は、酸化期と並行して行われ、炉体を排滓口側
に1〜3°程度傾けることによって、排滓口からスラグ
を流出させて行っている。このとき、必要に応じて、排
滓口からランスを挿入してコークス等の吹き込みにてス
ラグをフォーミングさせる。従って、上記の工程におい
ては必ず排滓口を開いておく必要がある。
【0006】すなわち、操業中のアーク炉は大気に対し
て開放されているため、大気が炉内に容易に流入し、溶
鋼中に窒素が不可避に混入する。さらに、アーク中で
は、高温のために雰囲気ガスは原子化しており、アーク
スポットにおいて、雰囲気ガス中の窒素を吸収しやす
い。このため、溶鋼の窒素含有量が高くなるのである。
て開放されているため、大気が炉内に容易に流入し、溶
鋼中に窒素が不可避に混入する。さらに、アーク中で
は、高温のために雰囲気ガスは原子化しており、アーク
スポットにおいて、雰囲気ガス中の窒素を吸収しやす
い。このため、溶鋼の窒素含有量が高くなるのである。
【0007】そこで、発明者らは、操業を基本的に密閉
した環境で行って大気の流入を回避する手法について究
明したところ、密閉した環境を実現するためには排滓口
を閉じておくのが単純にして有効な解決策であり、その
ためには出鋼以前の排滓工程を省略する必要のあること
が判明した。
した環境で行って大気の流入を回避する手法について究
明したところ、密閉した環境を実現するためには排滓口
を閉じておくのが単純にして有効な解決策であり、その
ためには出鋼以前の排滓工程を省略する必要のあること
が判明した。
【0008】ここで、上記したダブルスラグ法におい
て、出鋼以前の排滓工程が不可欠であったのは、酸化ス
ラグを還元期以前に排出し、還元剤使用量を低減するた
めである。元来、アーク炉の炉体設備は、ダブルスラグ
法を念頭に設計されたものであり、酸化スラグの排出、
すなわち出鋼以前の排滓のみが可能な構造となってい
る。具体的には、排滓側の炉体傾動角が小さく、出鋼後
の排滓は行えない。
て、出鋼以前の排滓工程が不可欠であったのは、酸化ス
ラグを還元期以前に排出し、還元剤使用量を低減するた
めである。元来、アーク炉の炉体設備は、ダブルスラグ
法を念頭に設計されたものであり、酸化スラグの排出、
すなわち出鋼以前の排滓のみが可能な構造となってい
る。具体的には、排滓側の炉体傾動角が小さく、出鋼後
の排滓は行えない。
【0009】一方、この発明で対象とする、シングルス
ラグ法においては、出鋼以前の酸化スラグの排出工程は
必須ではなく、出鋼後に排滓を行っても大きな問題を生
じない。なお、酸化期における酸素の吹き込みは必ずし
も排滓口から行わなくてもよく、例えば炉蓋からの上吹
きも可能であるから、排滓口を出鋼後まで閉じておくこ
とは可能である。
ラグ法においては、出鋼以前の酸化スラグの排出工程は
必須ではなく、出鋼後に排滓を行っても大きな問題を生
じない。なお、酸化期における酸素の吹き込みは必ずし
も排滓口から行わなくてもよく、例えば炉蓋からの上吹
きも可能であるから、排滓口を出鋼後まで閉じておくこ
とは可能である。
【0010】この発明は、アーク炉内に装入した原料を
加熱溶解後に精錬を行って鋼を溶製するに当たり、アー
ク炉の電極への通電開始から出鋼が終了するまでの期間
は排滓口を閉じて操業を行い、出鋼後に排滓口を開くと
ともに排滓口側に炉体を傾動して、炉内の溶融スラグを
排出することを特徴とするアーク炉の操業方法である。
加熱溶解後に精錬を行って鋼を溶製するに当たり、アー
ク炉の電極への通電開始から出鋼が終了するまでの期間
は排滓口を閉じて操業を行い、出鋼後に排滓口を開くと
ともに排滓口側に炉体を傾動して、炉内の溶融スラグを
排出することを特徴とするアーク炉の操業方法である。
【0011】また、上記の方法には、炉体の底部に出鋼
口を、および側部に排滓口を、それぞれ設けて成るアー
ク炉であって、該炉体は、炉内のスラグまたは溶鋼の全
量を排滓口より排出可能な傾動角度を有することを特徴
とするアーク炉が有利に適合する。
口を、および側部に排滓口を、それぞれ設けて成るアー
ク炉であって、該炉体は、炉内のスラグまたは溶鋼の全
量を排滓口より排出可能な傾動角度を有することを特徴
とするアーク炉が有利に適合する。
【0012】とりわけ、アーク炉の排滓口としては、炉
体の側部から炉の径方向外側に延びる突出部分の底部か
ら鉛直下方に向けて開口させ、該開口をスライディング
ゲートにて開閉可能に構成したもの、または原料溶解後
の溶鋼面上に生成するスラグ面より低い位置に開口を有
し、該開口の外側に間隔を置いて、開口を覆うに十分な
面積の堰板を設けたもの、が推奨される。
体の側部から炉の径方向外側に延びる突出部分の底部か
ら鉛直下方に向けて開口させ、該開口をスライディング
ゲートにて開閉可能に構成したもの、または原料溶解後
の溶鋼面上に生成するスラグ面より低い位置に開口を有
し、該開口の外側に間隔を置いて、開口を覆うに十分な
面積の堰板を設けたもの、が推奨される。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、この発明の方法について、
図1を参照して詳しく述べる。まず、通常のアーク炉製
鋼と同様に、炉の補修作業を行ったのち、炉内に所定配
合の原料を装入する。その後、図1(a) に示すように、
アーク炉1内に装入した原料を、電極2に通電して発生
させたアークによって加熱して溶解する(溶解期)。こ
こで、電極2へ通電を開始してから出鋼までの期間は、
排滓口3を完全に閉じておくことが肝要である。なお、
符号4は、炉体の突出部分の底部に下向き開口で設けた
出鋼口であり、スライディングゲートを介して開閉す
る。
図1を参照して詳しく述べる。まず、通常のアーク炉製
鋼と同様に、炉の補修作業を行ったのち、炉内に所定配
合の原料を装入する。その後、図1(a) に示すように、
アーク炉1内に装入した原料を、電極2に通電して発生
させたアークによって加熱して溶解する(溶解期)。こ
こで、電極2へ通電を開始してから出鋼までの期間は、
排滓口3を完全に閉じておくことが肝要である。なお、
符号4は、炉体の突出部分の底部に下向き開口で設けた
出鋼口であり、スライディングゲートを介して開閉す
る。
【0014】そして、原料が溶解して炉内の湯面が平坦
に、いわゆるフラットバスを形成したならば、例えば炉
蓋5に設けた挿入孔から気密下で差し入れたランスパイ
プ6から酸素を吹き込み、CやP、その他の不純物をス
ラグ中に除去するとともに、C量および鋼浴温度の調整
を行う。
に、いわゆるフラットバスを形成したならば、例えば炉
蓋5に設けた挿入孔から気密下で差し入れたランスパイ
プ6から酸素を吹き込み、CやP、その他の不純物をス
ラグ中に除去するとともに、C量および鋼浴温度の調整
を行う。
【0015】以上の各工程は、ほぼ密閉された炉内で精
錬が進むため、従来の大気に開放された炉内での精錬に
比較して、溶鋼に混入する窒素は極めて低レベルとなる
のである。かくして溶製された低窒素鋼は、図1(b) に
示すように、炉体を傾けるとともに、出鋼口4を開くこ
とによって、炉外に排出される。
錬が進むため、従来の大気に開放された炉内での精錬に
比較して、溶鋼に混入する窒素は極めて低レベルとなる
のである。かくして溶製された低窒素鋼は、図1(b) に
示すように、炉体を傾けるとともに、出鋼口4を開くこ
とによって、炉外に排出される。
【0016】次に、出鋼作業の終了後は、図1(c) に示
すように、排滓口3を開いて炉体を排滓口3側に傾動す
ることによって、炉内に残ったスラグを排出する。この
除滓作業は、酸化期の後に行う除滓作業と異なり、溶鋼
上に浮上したスラグを流出させるわけではなく、炉底部
に残ったスラグを排出するため、炉体の傾動角度を大き
く、具体的には30°以上にする必要がある。この大きな
傾動角度を実現することによって、始めて出鋼後の排滓
が可能になる。
すように、排滓口3を開いて炉体を排滓口3側に傾動す
ることによって、炉内に残ったスラグを排出する。この
除滓作業は、酸化期の後に行う除滓作業と異なり、溶鋼
上に浮上したスラグを流出させるわけではなく、炉底部
に残ったスラグを排出するため、炉体の傾動角度を大き
く、具体的には30°以上にする必要がある。この大きな
傾動角度を実現することによって、始めて出鋼後の排滓
が可能になる。
【0017】ここで、炉体に30°以上の傾動角度を与え
るには、例えば図2または図3に示す構造が適してい
る。すなわち、図2に示す構造は、従来多用されてい
る、いわゆる油圧ロッカ式の傾動装置における、傾動用
の油圧シリンダー7のストロークを長くしたものであ
る。
るには、例えば図2または図3に示す構造が適してい
る。すなわち、図2に示す構造は、従来多用されてい
る、いわゆる油圧ロッカ式の傾動装置における、傾動用
の油圧シリンダー7のストロークを長くしたものであ
る。
【0018】さらに、図3に示す構造は、従来、製鋼用
転炉の傾動装置として用いられているもので、トラニオ
ンリング式と呼ばれている。すなわち、炉体1に接続さ
れた炉体支持軸8aを軸受9に固定する一方、炉体支持軸
8bをユニバーサルカップリング10を介してトラニオン軸
11と接続するものである。なお、炉体1の傾動は、トラ
ニオン軸11をモーター駆動することにより行う。
転炉の傾動装置として用いられているもので、トラニオ
ンリング式と呼ばれている。すなわち、炉体1に接続さ
れた炉体支持軸8aを軸受9に固定する一方、炉体支持軸
8bをユニバーサルカップリング10を介してトラニオン軸
11と接続するものである。なお、炉体1の傾動は、トラ
ニオン軸11をモーター駆動することにより行う。
【0019】また、この発明の方法に従って、操業中は
アーク炉の排滓口を閉じて炉内を密閉するに当たり、図
1に示した炉体側部に設けた、在来の排滓口の構造で
は、排滓口を閉じた際の気密性に改善の余地があるとこ
ろから、図4および図5に示す排滓口を適用することが
好ましい。
アーク炉の排滓口を閉じて炉内を密閉するに当たり、図
1に示した炉体側部に設けた、在来の排滓口の構造で
は、排滓口を閉じた際の気密性に改善の余地があるとこ
ろから、図4および図5に示す排滓口を適用することが
好ましい。
【0020】すなわち、図4に示す排滓口30は、炉体の
側部から炉の径方向外側に延びる突出部分の底部に、そ
の開口を鉛直下方に向けて設け、かつ開口をスライディ
ングゲート31にて開閉可能に構成したものである。従っ
て、炉内にフラットバスが形成し、さらにスラグ層が生
成されると、排滓口30は少なくともスラグ面下に位置す
るため、その気密性は高い次元で維持される。
側部から炉の径方向外側に延びる突出部分の底部に、そ
の開口を鉛直下方に向けて設け、かつ開口をスライディ
ングゲート31にて開閉可能に構成したものである。従っ
て、炉内にフラットバスが形成し、さらにスラグ層が生
成されると、排滓口30は少なくともスラグ面下に位置す
るため、その気密性は高い次元で維持される。
【0021】次に、図5に示す排滓口32は、まず原料溶
解後の溶鋼面(フラットバス)St上に生成するスラグ
面Sl より低い位置に開口33を有し、該開口33の外側に
間隔を置いて、開口33を覆うに十分な面積の堰板34を設
けたものであり、図示例では、さらに堰板34の上方に屈
曲したカバー35を設け、断面逆U字状の通路36を形成し
て成る。すなわち、開口33の上限がスラグ面Sl の下に
位置して、開口33は常時スラグで塞がれるため、気密性
が保持されるのである。なお、堰板34の上端よりスラグ
面Sl が上昇すると、その上昇分のスラグは堰板34をこ
えて通路36を通って炉外に排出されるため、超過スラグ
を適宜排出することが可能である。この構造は、特に脈
石含有量の多い還元鉄の原料を使用した場合など、スラ
グ量の増加が予想される場合に有利である。
解後の溶鋼面(フラットバス)St上に生成するスラグ
面Sl より低い位置に開口33を有し、該開口33の外側に
間隔を置いて、開口33を覆うに十分な面積の堰板34を設
けたものであり、図示例では、さらに堰板34の上方に屈
曲したカバー35を設け、断面逆U字状の通路36を形成し
て成る。すなわち、開口33の上限がスラグ面Sl の下に
位置して、開口33は常時スラグで塞がれるため、気密性
が保持されるのである。なお、堰板34の上端よりスラグ
面Sl が上昇すると、その上昇分のスラグは堰板34をこ
えて通路36を通って炉外に排出されるため、超過スラグ
を適宜排出することが可能である。この構造は、特に脈
石含有量の多い還元鉄の原料を使用した場合など、スラ
グ量の増加が予想される場合に有利である。
【0022】
【実施例】表1に示す配合の原料を用いて、図1に示し
た要領に従う、直流アーク炉(容量:100 t)による製
鋼を行った。すなわち、電極への通電開始から出鋼まで
は排滓口を閉じて、出鋼後に炉体を30°に傾けて排滓を
行った。また、比較として、同様の条件にて精錬を行う
際、酸化期後に排滓口を開けて除滓作業を行ってから、
出鋼する操業も実施した。
た要領に従う、直流アーク炉(容量:100 t)による製
鋼を行った。すなわち、電極への通電開始から出鋼まで
は排滓口を閉じて、出鋼後に炉体を30°に傾けて排滓を
行った。また、比較として、同様の条件にて精錬を行う
際、酸化期後に排滓口を開けて除滓作業を行ってから、
出鋼する操業も実施した。
【0023】かくして得られた溶鋼について、その出鋼
前の成分におけるCおよびNの含有量を調査した。その
結果を表1に示すように、この発明に従って得られた溶
鋼は、その出鋼前のN含有量が格段に低減されているこ
とがわかる。
前の成分におけるCおよびNの含有量を調査した。その
結果を表1に示すように、この発明に従って得られた溶
鋼は、その出鋼前のN含有量が格段に低減されているこ
とがわかる。
【0024】
【表1】
【0025】次に、図1に示した排滓口とは異なる、図
4および図5に示した構造の排滓口を備える各炉を用い
て、同様の操業を行った同様の調査結果について、表2
および表3に示す。これら表から、排滓口の構造によっ
て、さらに溶鋼中のNを低減できることが明らかであ
る。
4および図5に示した構造の排滓口を備える各炉を用い
て、同様の操業を行った同様の調査結果について、表2
および表3に示す。これら表から、排滓口の構造によっ
て、さらに溶鋼中のNを低減できることが明らかであ
る。
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
【0028】
【発明の効果】この発明によれば、アーク炉製鋼法によ
っても低窒素鋼の溶製が実現されるから、アーク炉製鋼
法を高級鋼の溶製にも適用することができる。
っても低窒素鋼の溶製が実現されるから、アーク炉製鋼
法を高級鋼の溶製にも適用することができる。
【図1】アーク炉の操業要領を示す図である。
【図2】アーク炉の傾動構造を示す図である。
【図3】アーク炉の傾動構造を示す図である。
【図4】排滓口の構造を示す図である。
【図5】排滓口の構造を示す図である。
1 アーク炉 2 電極 3 排滓口 4 出鋼口 5 炉蓋 6 ランスパイプ 7 油圧シリンダー 8a 炉体支持軸 8b 炉体支持軸 9 軸受 10 ユニバーサルカップリング 11 トラニオン軸 30 排滓口 31 スライディングゲート 32 排滓口 33 開口 34 堰板 35 カバー 36 通路
フロントページの続き (72)発明者 中戸 參 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 反町 健一 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内
Claims (4)
- 【請求項1】 アーク炉内に装入した原料を加熱溶解後
に精錬を行って鋼を溶製するに当たり、アーク炉の電極
への通電開始から出鋼が終了するまでの期間は排滓口を
閉じて操業を行い、出鋼後に排滓口を開くとともに排滓
口側に炉体を傾動して、炉内の溶融スラグを排出するこ
とを特徴とするアーク炉の操業方法。 - 【請求項2】 炉体の底部に出鋼口を、および側部に排
滓口を、それぞれ設けて成るアーク炉であって、該炉体
は、炉内のスラグまたは溶鋼の全量を排滓口より排出可
能な傾動角度を有することを特徴とするアーク炉。 - 【請求項3】 排滓口は、炉体の側部から炉の径方向外
側に延びる突出部分の底部から鉛直下方に向けて開口さ
せ、該開口をスライディングゲートにて開閉可能に構成
した請求項2に記載のアーク炉。 - 【請求項4】 排滓口は、原料溶解後の溶鋼面上に生成
するスラグ面より低い位置に開口を有し、該開口の外側
に間隔を置いて、開口を覆うに十分な面積の堰板を設け
た請求項2に記載のアーク炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8259198A JPH10102128A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | アーク炉の操業方法およびアーク炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8259198A JPH10102128A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | アーク炉の操業方法およびアーク炉 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10102128A true JPH10102128A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17330750
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8259198A Pending JPH10102128A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | アーク炉の操業方法およびアーク炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10102128A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999054512A1 (fr) * | 1997-02-19 | 1999-10-28 | Kawasaki Steel Corporation | Procede pour determiner l'etat de formation de scories pendant la production d'acier au four electrique, et procede d'exploitation dudit four electrique |
| KR100701565B1 (ko) | 2005-11-16 | 2007-03-29 | 김상석 | 도가니형 반사로 |
-
1996
- 1996-09-30 JP JP8259198A patent/JPH10102128A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999054512A1 (fr) * | 1997-02-19 | 1999-10-28 | Kawasaki Steel Corporation | Procede pour determiner l'etat de formation de scories pendant la production d'acier au four electrique, et procede d'exploitation dudit four electrique |
| US6375701B1 (en) * | 1998-04-21 | 2002-04-23 | Kawasaki Steel Corporation | Method of judging slag forming state in electric furnace steel production and method of operating electric furnace |
| KR100701565B1 (ko) | 2005-11-16 | 2007-03-29 | 김상석 | 도가니형 반사로 |
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