JPH10104192A - バイオセンサ - Google Patents
バイオセンサInfo
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- JPH10104192A JPH10104192A JP8259444A JP25944496A JPH10104192A JP H10104192 A JPH10104192 A JP H10104192A JP 8259444 A JP8259444 A JP 8259444A JP 25944496 A JP25944496 A JP 25944496A JP H10104192 A JPH10104192 A JP H10104192A
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Abstract
高性能なバイオセンサを提供する。 【解決手段】 電気絶縁性の基板上に形成された測定極
と対極を含む電極系、および前記電極系上に接触して形
成された反応層を具備し、前記反応層が少なくともグル
コースオキシターゼ、ピラノースオキシターゼ、および
グルコースの異性化を促進する酵素を含むバイオセン
サ。
Description
て試料中の特定成分を定量するバイオセンサに関する。
液の希釈や攪拌などを行わずに簡易に定量できる方法と
して、以下のようなバイオセンサが知られている。この
バイオセンサは、絶縁性の基板上にスクリーン印刷など
の方法で電極系を形成し、この電極系上に親水性高分子
と酸化還元酵素と電子受容体からなる反応層を形成した
もので、酸化還元酵素と電子受容体と試料液との反応に
際しての基質濃度変化を電気化学的に電極系で検知し、
基質濃度を測定するものである。
するものとしては、一般的に酵素としてグルコースオキ
シダーゼを用いる。この酵素は、グルコースの異性体の
うちβ−グルコースのみと反応し、α−グルコースとは
反応しない。そこで、さらに応答性を向上させるため
に、α−グルコースとβ−グルコース間の異性化反応を
促進させる能力を有する酵素のムタロターゼをグルコー
スオキシダーゼとともに用いたバイオセンサ、さらには
α−グルコースおよびβ−グルコース両者に反応を示す
ピラノースオキシダーゼを用いたバイオセンサ、ピラノ
ースオキシダーゼとグルコースオキシダーゼを混合して
用いたバイオセンサなどが提案されている。
グルコースオキシダーゼとムタロターゼを同時に用いる
場合には、特に基質濃度が比較的高い領域で、ムタロタ
ーゼを添加しない場合に比べて応答性が低下するという
問題を有していた。また、ピラノースオキシダーゼとグ
ルコースオキシダーゼを混合して用いた場合には、広範
囲で基質濃度に依存した応答直線が得られないという問
題があった。
決するために、絶縁性の基板、前記基板上に形成された
測定極と対極を含む電極系および反応層を具備するバイ
オセンサにおいて、前記反応層が、グルコースオキシダ
ーゼとピラノースオキシダーゼ、およびグルコースの異
性化を促進する酵素を含むことを特徴とする。
板には、ポリエチレンテレフタレートなどの合成樹脂基
板が用いられる。また、作用極および対極を含む電極系
は、この基板上に、公知の方法を用いて設けられる。例
えば、基板上にリードを形成した後、各リードに接続さ
れ、そして互いに絶縁するように作用極および対極が設
けられる。上記リードおよび電極の材料としては、公知
の導電性材料が使用される。例としては、カーボン、
銀、白金、金、およびパラジウム等が挙げられる。
する酵素としてグルコースオキシダーゼ(EC1.1.
3.4、以下GODと示す)とピラノースオキシダーゼ
(EC1.1.3.10、以下PyOxと示す)、さら
にグルコースの異性化を促進する酵素として、例えばム
タロターゼ(EC5.1.3.3、以下Mutと示す)
を含有する。試料液中に混在するα−グルコース、β−
グルコースのうちGODはβ−グルコースのみを酸化
し、PyOxはα−グルコース、β−グルコース両方を
同時に酸化する酵素である。また、Mutは、通常水溶
液中に63:37の割合で存在するβ−グルコースおよ
びα−グルコースの異性化を促進する酵素であり、これ
によって平衡に達する時間が短時間になる。GODの好
適な含有量は反応層1平方センチメートル当たり、1〜
40ユニットである。PyOxの好適な含有量は反応層
1平方センチメートル当たり、0.1〜2ユニットであ
り、さらに好ましくは0.1〜1ユニットである。Mu
tの好適な含有量は反応層1平方センチメートル当た
り、10〜200ユニットである。GOD含有量が反応
層1平方センチメートル当たり、40ユニットを上回る
と、反応層作製時に、反応層がわれるなどして応答電流
値にばらつきを生じ易い。また、PyOx、Mutが反
応層1平方センチメートル当たり、それぞれ2ユニッ
ト、200ユニットを上回ると保存時の安定性が低下し
易い。
有させることができる。例としては、カルボキシメチル
セルロース(CMC)、ヒドロキシエチルセルロース
(HEC)、ヒドロキシプロピルセルロース(HP
C)、メチルセルロース、エチルセルロース、エチルヒ
ドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルエチルセ
ルロース、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコー
ル、ポリリジンなどのポリアミノ酸、ポリスチレンスル
ホン酸、ゼラチンおよびその誘導体、アクリル酸および
その塩、メタアクリル酸およびその塩、スターチおよび
その誘導体、無水マレイン酸およびその塩が挙げられ
る。特にCMCが好ましい。
グルコースを生成するための多糖類分解酵素を含有させ
ることもできる。多糖類分解酵素は、スクロース、マル
トースなどの多糖類を加水分解して、グルコースを生成
する能力を有する酵素である。多糖類分解酵素の例とし
ては、インベルターゼ(INV)のようなスクロース加
水分解酵素、マルターゼのようなマルトース加水分解酵
素、β−ガラクトシダーゼのようなラクトース加水分解
酵素などが挙げられる。
反応層に供給されると、試料液内のα−グルコースおよ
びβ−グルコースは、前記GOD、PyOx、Mutに
よってそれぞれ酸化される。これと同時に、試料液内の
溶存酸素は過酸化水素に還元される。ここで、電圧を印
加すると、過酸化水素が酸化される。このとき生じる応
答電流値は、生成した過酸化水素濃度、すなわち、試料
液内の基質濃度に比例するので、その応答電流値を測定
することにより、試料液内のグルコース濃度が求められ
る。
素を生成させる代わりに反応層に電子受容体を含有させ
て、酵素反応と同時に電子受容体の還元体を形成させる
こともできる。このような電子受容体の例としては、フ
ェリシアンイオン、p−ベンゾキノンおよびその誘導
体、フェナジンメトサルフェート、メチレンブルー、フ
ェロセンおよびその誘導体などが挙げられる。電子受容
体は、これらからなる群より選ばれる少なくとも1種ま
たはそれ以上が用いられる。特に、フェリシアンイオン
を用いることが好ましい。フェリシアンイオンの含有量
は、反応層1平方センチメートル当たり0.21〜3.
30mgが好ましい。フェリシアンイオンの含有量が反
応層1平方センチメートル当たり0.21mg未満で
は、測定可能なグルコース濃度範囲が極めて狭くなり易
い。フェリシアンイオンの含有量が反応層1平方センチ
メートル当たり3.30mgを上回ると、反応層が割れ
て応答電流値にばらつきを生じ、さらには、保存時の信
頼性が低下し易い。
する。 《実施例1》図1は本発明のバイオセンサの一実施例と
して作製したグルコースセンサの断面図である。また図
2は図1の分解斜視図である。ただし、反応層は図示し
ていない。以下、グルコースセンサの作製方法について
説明する。ポリエチレンテレフタレートからなる絶縁性
の基板1に、スクリーン印刷により銀ペ−ストを印刷し
リ−ド2、3を形成した。次に、樹脂バインダーを含む
導電性カーボンペーストを用いて電極系のうち測定極4
を、続いて絶縁性ペーストからなる絶縁層6をそれぞれ
印刷により形成した。絶縁層6は測定極4の露出部分の
面積を一定とし、かつリ−ド2、3を部分的に覆ってい
る。最後に測定極と同一のカーボンペーストを用いて対
極5を印刷により形成して、測定極4、および測定極5
からなる電極系を形成した。電極系の面積は0.1平方
センチメートルとした。
5)上に親水性高分子として0.5重量%のCMC水溶
液を滴下し、乾燥させてCMC層を形成した。つづい
て、前記CMC層上にグルコースを酸化する能力を有す
る酵素としてGODおよびPyOx、そしてα−グルコ
ースとβ−グルコース間の異性化を促進する酵素として
Mutと、電子受容体としてフェリシアン化カリウムの
混合溶液を滴下し、50℃の温風乾燥器中で10分間乾
燥させて反応層7を形成した。この反応層7に含まれる
各種試薬の含有量は1平方センチメートル当たりGOD
10ユニット、PyOx1ユニット、Mut100ユニ
ット、フェリシアンイオン0.65mgであった。前記
のようにして反応層7を形成した後、カバー9およびス
ペーサ8を図2において一点鎖線で示すような位置関係
に接着した。カバー9、およびスペーサ8を用いなくと
も本発明の効果に何ら影響はないが、カバー9を装着す
るとカバー9とスペーサ8によって出来る空間部の毛細
管現象によって、試料液はセンサ先端の試料供給孔10
に接触させるだけの簡易操作で容易に反応層部分へ導入
される。なお、試料液を円滑に供給するためには、さら
に必要に応じて、レシチンのトルエン溶液を試料供給部
から反応層にかけての面上へ展開し乾燥するとよい。
に、試料液としてグルコース水溶液3μlを試料供給孔
10より供給した。試料液は毛細管現象によって速やか
に空気孔11まで達し、電極系上の反応層7が溶解し
た。反応層7がグルコース水溶液に溶解すると、試料液
中のグルコースは酵素によって酸化を受け、酸化反応で
移動した電子によってフェリシアン化カリウムがフェロ
シアン化カリウムに還元される。次に、電極系の対極5
を基準にして測定極4にアノード方向へ+0.5Vのパ
ルス電圧を印加すると、生成したフェロシアン化カリウ
ムの酸化電流が得られる。この電流値は基質であるグル
コース濃度に対応する。そこで、試料液を供給してから
一定時間後に電極系の対極5を基準にして測定極4にア
ノード方向へ+0.5Vのパルス電圧を印加し、5秒後
の電流値を測定して、試料液中のグルコース濃度に比例
した検量線を得た。この検量線を、図3(a)に示す。
を除いた他は実施例1と同様にグルコースセンサを構成
し、同様にして実験を行ったところ、図3(b)の様な
検量線が得られた。
x、Mutを除いた他は実施例1と同様にグルコースセ
ンサを構成し、同様にして実験を行ったところ、図3
(c)の様な検量線が得られた。
うちβ−グルコースのみと反応するが、PyOxはα−
グルコースとβ−グルコースの双方の異性体と反応す
る。そのため酵素としてGODのみを含むセンサは図3
(c)のようにβ−グルコースのみの濃度を反映させる
ため最も低い応答値を示す。GODとPyOxを含んだ
場合には図3(b)のように、何らかの理由により特に
高濃度域で高い応答性を示した。そこで、GODとPy
Oxに加えてさらにMutを反応層に含ませることによ
って図3(a)のように幅広い濃度域で高い応答値が得
られることを見いだした。
スクロースセンサについて説明する。実施例1と同様に
して、絶縁性の基板1上に、スクリーン印刷により図1
に示すリード2、3、測定極4および5からなる電極
系、絶縁層6を形成した。次に、前記測定極4と対極5
からなる0.1平方センチメートルの電極系上に親水性
高分子として0.5重量%のCMC水溶液を展開し、乾
燥させてCMC層を形成した。つづいて、前記CMC層
上に多糖類を分解させグルコースを生成させる能力を有
する酵素としてINVと、グルコースを酸化させる能力
を有する酵素としてGODとPyOx、そしてα−グル
コースとβ−グルコース間の異性化を促進させる酵素と
してMut、さらに電子受容体としてフェリシアン化カ
リウムの混合水溶液を展開し、温風乾燥器中で乾燥させ
て反応層7を形成した。この反応層に含まれる各種試薬
の含有量は、1平方センチメートル当たりINVは10
ユニット、GODは30ユニット、PyOxは1ユニッ
ト、Mutは10ユニット、フェリシアンイオンは1.
3mgであった。実施例1と同様にして、上記のように
作製したスクロースセンサに、試料液としてスクロース
水溶液を3μl供給した。一定時間後に電極系の対極5
を基準にして作用極4にアノード方向に+0.5Vのパ
ルス電圧を印加し、5秒後の電流値を測定したところ、
試料液中のスクロース濃度に比例した応答電流値が得ら
れた。
子受容体が試料液に溶解する方式をとったが、これに制
限されることはなく、固定化によって酵素および電子受
容体が試料液に不溶化する方式でも適用することができ
る。また、上記実施例では測定極と対極からなる2電極
系について述べたが、参照電極を加えた3電極方式とす
るとより精度の高い測定が可能である。
基質濃度を高精度に測定することができるバイオセンサ
が得られる。
断面図である。
分解斜視図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 電気絶縁性の基板上に形成された測定極
と対極を含む電極系、および前記電極系上に接触して形
成された反応層を具備し、前記反応層が少なくともグル
コースオキシターゼ、ピラノースオキシターゼ、および
グルコースの異性化を促進する酵素を含むことを特徴と
するバイオセンサ。 - 【請求項2】 グルコースの異性化を促進する酵素がム
タロターゼである請求項1記載のバイオセンサ。 - 【請求項3】 反応層がさらに電子受容体を含有する請
求項1または2記載のバイオセンサ。 - 【請求項4】 反応層がさらに多糖類を加水分解させグ
ルコースを生成する能力を有する酵素を含む請求項1ま
たは3記載のバイオセンサ。 - 【請求項5】 反応層が、1平方センチメートル当たり
1ユニットから40ユニットのグルコースオキシダーゼ
と、0.1ユニットから2ユニットのピラノースオキシ
ダーゼおよび10ユニットから200ユニットのムタロ
ターゼを含有する請求項2記載のバイオセンサ。 - 【請求項6】 反応層が、1平方センチメートル当たり
1ユニットから40ユニットのグルコースオキシダーゼ
と、0.1ユニットから2ユニットのピラノースオキシ
ダーゼおよび10ユニットから200ユニットのムタロ
ターゼ、さらに電子受容体としてフェリシアンイオンを
0.21mgから3.30mgを含有する請求項3記載
のバイオセンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8259444A JPH10104192A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | バイオセンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8259444A JPH10104192A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | バイオセンサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10104192A true JPH10104192A (ja) | 1998-04-24 |
Family
ID=17334176
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8259444A Pending JPH10104192A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | バイオセンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10104192A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000007003A1 (en) * | 1998-07-30 | 2000-02-10 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Biosensor |
| US6368563B1 (en) | 1999-03-12 | 2002-04-09 | Integ, Inc. | Collection well for body fluid tester |
| US7137957B2 (en) | 1993-10-13 | 2006-11-21 | Integ, Inc. | Interstitial fluid collection and constituent measurement |
| JP2013145243A (ja) * | 2006-09-22 | 2013-07-25 | Bayer Healthcare Llc | 改善された安定性およびヘマトクリット性能(performance)を有するバイオセンサー系 |
-
1996
- 1996-09-30 JP JP8259444A patent/JPH10104192A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US6623702B2 (en) * | 1999-03-12 | 2003-09-23 | Integ, Inc. | Collection well for body fluid tester |
| US6663835B2 (en) | 1999-03-12 | 2003-12-16 | Integ, Inc. | Collection well for body fluid tester |
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| US7182910B2 (en) | 1999-03-12 | 2007-02-27 | Integ, Inc. | Collection well for body fluid tester |
| JP2013145243A (ja) * | 2006-09-22 | 2013-07-25 | Bayer Healthcare Llc | 改善された安定性およびヘマトクリット性能(performance)を有するバイオセンサー系 |
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