JPH10104987A - 定着用ヒートローラ及び定着装置 - Google Patents
定着用ヒートローラ及び定着装置Info
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- JPH10104987A JPH10104987A JP25815196A JP25815196A JPH10104987A JP H10104987 A JPH10104987 A JP H10104987A JP 25815196 A JP25815196 A JP 25815196A JP 25815196 A JP25815196 A JP 25815196A JP H10104987 A JPH10104987 A JP H10104987A
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- cylindrical body
- heat roller
- heating resistor
- fixing
- fixing heat
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- Control Of Resistance Heating (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】定着用ヒートローラにおいて、発熱抵抗体3上
に異物が付着して抵抗値を変化させることを防止する。 【解決手段】円筒体1の内周面に絶縁層2を介して発熱
抵抗体3を備えてなる定着用ヒートローラにおいて、上
記発熱抵抗体3上の保護膜8及び/又は異物の侵入防止
部材(電極部材5)を備える。
に異物が付着して抵抗値を変化させることを防止する。 【解決手段】円筒体1の内周面に絶縁層2を介して発熱
抵抗体3を備えてなる定着用ヒートローラにおいて、上
記発熱抵抗体3上の保護膜8及び/又は異物の侵入防止
部材(電極部材5)を備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にプリンタ等の
電子写真装置におけるトナー定着用ヒートローラに関す
る。
電子写真装置におけるトナー定着用ヒートローラに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、プリンタ等の電子写真装置に
おけるトナー定着装置は、発熱手段を備えたヒートロー
ラと、加圧ローラを対向して配置し、これらのローラ間
に印字後の用紙を通過させることによって、トナーを加
熱定着するようになっている。
おけるトナー定着装置は、発熱手段を備えたヒートロー
ラと、加圧ローラを対向して配置し、これらのローラ間
に印字後の用紙を通過させることによって、トナーを加
熱定着するようになっている。
【0003】そして、上記ヒートローラとしてはアルミ
ニウムやステンレス等の金属パイプ中にハロゲンランプ
等の加熱素子を設けたものが用いられてきたが、発熱効
率が悪いため1分以上のウォームアップ時間が必要であ
り、また消費電力も大きいという問題点があった。
ニウムやステンレス等の金属パイプ中にハロゲンランプ
等の加熱素子を設けたものが用いられてきたが、発熱効
率が悪いため1分以上のウォームアップ時間が必要であ
り、また消費電力も大きいという問題点があった。
【0004】そこで、金属パイプからなる円筒体の表面
にポリイミド等の有機樹脂からなる絶縁層を介して発熱
抵抗体を備え、さらにその表面に離形層を備えた構造の
ヒートローラが提案されている(特開昭55−7239
0号、特開昭62−200380号公報等参照)。
にポリイミド等の有機樹脂からなる絶縁層を介して発熱
抵抗体を備え、さらにその表面に離形層を備えた構造の
ヒートローラが提案されている(特開昭55−7239
0号、特開昭62−200380号公報等参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、定着用ヒー
トローラとしては、円筒体の内周面側に絶縁層を介して
発熱抵抗体を備え、円筒体の外周面側に離形層を備えた
構造のものがある。この場合、円筒体内周面の発熱抵抗
体は完全に露出した状態となっていることから、ゴミや
金属粉等が外部から侵入して発熱抵抗体上に付着してし
まい、抵抗値が変化しやすいという第1の問題点があっ
た。
トローラとしては、円筒体の内周面側に絶縁層を介して
発熱抵抗体を備え、円筒体の外周面側に離形層を備えた
構造のものがある。この場合、円筒体内周面の発熱抵抗
体は完全に露出した状態となっていることから、ゴミや
金属粉等が外部から侵入して発熱抵抗体上に付着してし
まい、抵抗値が変化しやすいという第1の問題点があっ
た。
【0006】また、上記のように内周面側に発熱抵抗体
を備えた定着用ヒートローラの場合、軸方向における発
熱抵抗体の幅よりも離形層の幅の方が大きいことから、
離形層の端部における発熱量が低く、全体を均一に加熱
できないという第2の問題点があった。
を備えた定着用ヒートローラの場合、軸方向における発
熱抵抗体の幅よりも離形層の幅の方が大きいことから、
離形層の端部における発熱量が低く、全体を均一に加熱
できないという第2の問題点があった。
【0007】さらに、上記定着用ヒートローラの端部に
接合した電極部材は、単に導電性ペーストで接合しただ
けであるため接合強度が弱く、使用時に大きな力が加わ
ると接合が剥がれたり、位置ずれを起こしやすいという
第3の問題点があった。
接合した電極部材は、単に導電性ペーストで接合しただ
けであるため接合強度が弱く、使用時に大きな力が加わ
ると接合が剥がれたり、位置ずれを起こしやすいという
第3の問題点があった。
【0008】また、このような発熱抵抗体を備えた定着
用ヒートローラを用いた定着装置において、小さなサイ
ズの紙を通紙すると、定着用ヒートローラ上の通紙部と
非通紙部との温度差が生じ、この温度差のために定着不
良が生じたり、発熱抵抗体または絶縁層の機能劣化が生
じるという第4の問題点があった。
用ヒートローラを用いた定着装置において、小さなサイ
ズの紙を通紙すると、定着用ヒートローラ上の通紙部と
非通紙部との温度差が生じ、この温度差のために定着不
良が生じたり、発熱抵抗体または絶縁層の機能劣化が生
じるという第4の問題点があった。
【0009】さらに、定着用ヒートローラは、定着に必
要な温度に保ちながら、加圧ローラにて圧管荷重を受け
ているため、熱と荷重によるクリープ変形を生じやす
く、変形すると定着不良が生じる等の第5の問題があっ
た。
要な温度に保ちながら、加圧ローラにて圧管荷重を受け
ているため、熱と荷重によるクリープ変形を生じやす
く、変形すると定着不良が生じる等の第5の問題があっ
た。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで第1発明では、円
筒体の内周面に絶縁層を介して発熱抵抗体を備えてなる
定着用ヒートローラにおいて、上記発熱抵抗体を覆う保
護膜及び/又は円筒体の端部に異物侵入防止部材を備え
たことを特徴とする。即ち、発熱抵抗体上に保護膜を備
えたり、円筒体の端部に内部への異物の侵入防止部材を
備えることによって、発熱抵抗体卯えに異物が付着して
抵抗値を変化させることを防止でき、第1の問題点を解
決できる。
筒体の内周面に絶縁層を介して発熱抵抗体を備えてなる
定着用ヒートローラにおいて、上記発熱抵抗体を覆う保
護膜及び/又は円筒体の端部に異物侵入防止部材を備え
たことを特徴とする。即ち、発熱抵抗体上に保護膜を備
えたり、円筒体の端部に内部への異物の侵入防止部材を
備えることによって、発熱抵抗体卯えに異物が付着して
抵抗値を変化させることを防止でき、第1の問題点を解
決できる。
【0011】また第2発明では、円筒体の内周面に絶縁
層を介して発熱抵抗体を備え、外周面に離形層を備えて
なる定着用ヒートローラにおいて、上記離形層の軸方向
の長さを、発熱抵抗体と同じか、又はこれよりも長く形
成したことを特徴とする。即ち、発熱抵抗体を長くする
ことによって、離形層上での発熱量を均一にし、第2の
問題点を解決できる。
層を介して発熱抵抗体を備え、外周面に離形層を備えて
なる定着用ヒートローラにおいて、上記離形層の軸方向
の長さを、発熱抵抗体と同じか、又はこれよりも長く形
成したことを特徴とする。即ち、発熱抵抗体を長くする
ことによって、離形層上での発熱量を均一にし、第2の
問題点を解決できる。
【0012】さらに第3発明では、円筒体の表面に絶縁
層を介して発熱抵抗体を備え、該発熱抵抗体の端部に電
極部材を接合してなる定着用ヒートローラにおいて、上
記電極部材及び/又は円筒体の接合部分に係止部を備え
たことを特徴とする。即ち、電極部材や円筒体に係止部
材を備えることによって、接合強度を高め、使用時に電
極部材が脱落したり、位置ずれを起こすことを防止し、
第3の問題点を解決できる。
層を介して発熱抵抗体を備え、該発熱抵抗体の端部に電
極部材を接合してなる定着用ヒートローラにおいて、上
記電極部材及び/又は円筒体の接合部分に係止部を備え
たことを特徴とする。即ち、電極部材や円筒体に係止部
材を備えることによって、接合強度を高め、使用時に電
極部材が脱落したり、位置ずれを起こすことを防止し、
第3の問題点を解決できる。
【0013】また第4発明では、円筒体の表面に絶縁層
を介して発熱抵抗体を備え、該発熱抵抗体の端部に電極
部材を接合してなる定着用ヒートローラにおいて、導電
剤とマトリックス成分との混合物からなるペーストを用
いて、上記電極部材を接合したことを特徴とする。即
ち、導電ペーストとして、樹脂やガラス等のマトリック
ス成分と導電剤の混合物を用いることによって、耐久性
を向上させ、長期使用しても電極部材が脱落したり、位
置ずれを起こすことを防止し、第3の問題点を解決でき
る。
を介して発熱抵抗体を備え、該発熱抵抗体の端部に電極
部材を接合してなる定着用ヒートローラにおいて、導電
剤とマトリックス成分との混合物からなるペーストを用
いて、上記電極部材を接合したことを特徴とする。即
ち、導電ペーストとして、樹脂やガラス等のマトリック
ス成分と導電剤の混合物を用いることによって、耐久性
を向上させ、長期使用しても電極部材が脱落したり、位
置ずれを起こすことを防止し、第3の問題点を解決でき
る。
【0014】さらに第5発明では、円筒体の表面に絶縁
層を介して発熱抵抗体を備え、最外周に離形層を備えて
なる定着用ヒートローラと、これに対向して配置した加
圧ローラとを備えた定着装置であって、通過する紙の幅
を測定する手段と、上記定着用ヒートローラの離形層の
幅に対する通過紙の幅の比を算出する手段と、この比が
80%以下の場合に通紙間隔時間を長くする手段とを備
えたことを特徴とする。即ち、小さなサイズの紙を通紙
した場合は、次の紙を通紙するまでの間隔時間を長くす
ることによって、この間に定着用ヒートローラの表面温
度を均一化させることができ、定着不良等を防止して、
第4の問題点を解決できる。
層を介して発熱抵抗体を備え、最外周に離形層を備えて
なる定着用ヒートローラと、これに対向して配置した加
圧ローラとを備えた定着装置であって、通過する紙の幅
を測定する手段と、上記定着用ヒートローラの離形層の
幅に対する通過紙の幅の比を算出する手段と、この比が
80%以下の場合に通紙間隔時間を長くする手段とを備
えたことを特徴とする。即ち、小さなサイズの紙を通紙
した場合は、次の紙を通紙するまでの間隔時間を長くす
ることによって、この間に定着用ヒートローラの表面温
度を均一化させることができ、定着不良等を防止して、
第4の問題点を解決できる。
【0015】また第6発明では、円筒体の表面又は内側
に発熱体を備え、最外周に離形層を備えてなる定着用ヒ
ートローラにおいて、上記円筒体の内側に圧管方向に対
する補強板を配置したことを特徴とする。即ち、円筒体
の内側に補強板を備えることによって圧管方向の強度を
高め、使用時に熱と荷重が加わっても変形することを防
止できる。
に発熱体を備え、最外周に離形層を備えてなる定着用ヒ
ートローラにおいて、上記円筒体の内側に圧管方向に対
する補強板を配置したことを特徴とする。即ち、円筒体
の内側に補強板を備えることによって圧管方向の強度を
高め、使用時に熱と荷重が加わっても変形することを防
止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図によっ
て説明する。
て説明する。
【0017】図1に示すように、本発明の定着用ヒート
ローラは、金属パイプからなる円筒体1の内周面に絶縁
層2を備え、この絶縁層2上に発熱抵抗体3を形成し、
該発熱抵抗体3の端部に導電ペースト4を用いて電極部
材5を固着し、円筒体1の外周面には離形層6を備えて
いる。また、円筒体1の端部には、回転時に係止するた
めの切り欠き1aを備えている。なお、図1(b)では
一方の端部しか示していないが、両方の端部に同様に電
極部材5を固着してある。
ローラは、金属パイプからなる円筒体1の内周面に絶縁
層2を備え、この絶縁層2上に発熱抵抗体3を形成し、
該発熱抵抗体3の端部に導電ペースト4を用いて電極部
材5を固着し、円筒体1の外周面には離形層6を備えて
いる。また、円筒体1の端部には、回転時に係止するた
めの切り欠き1aを備えている。なお、図1(b)では
一方の端部しか示していないが、両方の端部に同様に電
極部材5を固着してある。
【0018】この電極部材5は、円筒体1の中空孔を塞
ぐような蓋状であり、中央部に突出部を形成して、その
端面を給電部材7との摺動面5aとしてある。そして、
この定着用ヒートローラを使用する際は、円筒体1を回
転させながら、両端に備えた電極部材5の摺動面5aに
給電部材7を当接させ、摺動させながら給電することに
よって、発熱抵抗体3に通電し、発熱させることができ
る。
ぐような蓋状であり、中央部に突出部を形成して、その
端面を給電部材7との摺動面5aとしてある。そして、
この定着用ヒートローラを使用する際は、円筒体1を回
転させながら、両端に備えた電極部材5の摺動面5aに
給電部材7を当接させ、摺動させながら給電することに
よって、発熱抵抗体3に通電し、発熱させることができ
る。
【0019】また、他の実施形態として、図2に示すも
のは、円筒体1の外周面に絶縁層2、発熱抵抗体3、離
形層6をこの順で形成し、発熱抵抗体3の端部にリング
状の電極部材5を備えたものである。
のは、円筒体1の外周面に絶縁層2、発熱抵抗体3、離
形層6をこの順で形成し、発熱抵抗体3の端部にリング
状の電極部材5を備えたものである。
【0020】なお、上記円筒体1を成す金属パイプは、
熱伝導率0.03cal/℃・cm・sec以上の金属
から成り、具体的にはアルミニウムやアルミニウム合
金、あるいはステンレス等を用い、その肉厚は0.5〜
3mmとする。また、絶縁層2はポリイミド、フェノー
ル、シリコン、ボロシロキサン等の耐熱性500℃以
上、ガラス転移温度(Tg)250℃以上の有機樹脂か
らなり、その厚みは絶縁耐力によって異なるが、例えば
ポリイミドの場合10〜200μmの厚みが好ましい。
また、離形層6はトナーとの離形性に優れたフッ素樹
脂、シリコン等から成るものである。
熱伝導率0.03cal/℃・cm・sec以上の金属
から成り、具体的にはアルミニウムやアルミニウム合
金、あるいはステンレス等を用い、その肉厚は0.5〜
3mmとする。また、絶縁層2はポリイミド、フェノー
ル、シリコン、ボロシロキサン等の耐熱性500℃以
上、ガラス転移温度(Tg)250℃以上の有機樹脂か
らなり、その厚みは絶縁耐力によって異なるが、例えば
ポリイミドの場合10〜200μmの厚みが好ましい。
また、離形層6はトナーとの離形性に優れたフッ素樹
脂、シリコン等から成るものである。
【0021】さらに、上記発熱抵抗体3は、導電剤とマ
トリックス成分との混合物を用いる。導電剤としては、
Ag、Ni、Cr、Pd等の金属やReO2 、あるいは
金属硼化物、珪化物、窒化物等の導電性セラミックス等
を用い、マトリックス成分としては、ポリイミド等の合
成樹脂又は鉛系ガラス、燐酸系ガラス、酸化亜鉛系ガラ
ス等のガラスを用いる。また、発熱抵抗体3の厚みは5
〜100μmとする。これは厚みが5μm未満であると
抵抗値が高くなってバラツキが生じやすくなり、一方1
00μmを超えると剥がれやすくなるためである。
トリックス成分との混合物を用いる。導電剤としては、
Ag、Ni、Cr、Pd等の金属やReO2 、あるいは
金属硼化物、珪化物、窒化物等の導電性セラミックス等
を用い、マトリックス成分としては、ポリイミド等の合
成樹脂又は鉛系ガラス、燐酸系ガラス、酸化亜鉛系ガラ
ス等のガラスを用いる。また、発熱抵抗体3の厚みは5
〜100μmとする。これは厚みが5μm未満であると
抵抗値が高くなってバラツキが生じやすくなり、一方1
00μmを超えると剥がれやすくなるためである。
【0022】さらに、電極部材5は、円筒体1との熱膨
張率の差が10×10-6/℃以内であり、電気抵抗率が
10μΩ・cm以下で、融点が800℃以上のものを用
い、具体的には、真鍮、銅、銅合金、ステンレス等、あ
るいはこれらの金属表面にニッケル等のメッキを施した
ものを用いる。
張率の差が10×10-6/℃以内であり、電気抵抗率が
10μΩ・cm以下で、融点が800℃以上のものを用
い、具体的には、真鍮、銅、銅合金、ステンレス等、あ
るいはこれらの金属表面にニッケル等のメッキを施した
ものを用いる。
【0023】次に、本発明の定着用ヒートローラの製造
方法を説明する。
方法を説明する。
【0024】まず、金属パイプからなる円筒体1を所定
形状に加工し、内周面または外周面に有機樹脂からなる
絶縁層2をスピンコート、スプレーコート、ディッピン
グ等によって塗布し200〜450℃の空気中または窒
素雰囲気中で焼き付ける。この上に、発熱抵抗体成分を
有機溶剤、バインダー、分散剤等と混合してペースト状
にしたものをスクリーン印刷、ディッピング、スプレー
コーティング等により塗布して400〜500℃で焼成
し、発熱抵抗体3とする。
形状に加工し、内周面または外周面に有機樹脂からなる
絶縁層2をスピンコート、スプレーコート、ディッピン
グ等によって塗布し200〜450℃の空気中または窒
素雰囲気中で焼き付ける。この上に、発熱抵抗体成分を
有機溶剤、バインダー、分散剤等と混合してペースト状
にしたものをスクリーン印刷、ディッピング、スプレー
コーティング等により塗布して400〜500℃で焼成
し、発熱抵抗体3とする。
【0025】この後、必要に応じて発熱抵抗体3にレー
ザー加工で溝を形成する。その後、発熱抵抗体3の両端
に電極部材5を導電ペースト4で接合し、円筒体1の外
周面に離形層6をコーティングすれば良い。
ザー加工で溝を形成する。その後、発熱抵抗体3の両端
に電極部材5を導電ペースト4で接合し、円筒体1の外
周面に離形層6をコーティングすれば良い。
【0026】次に、第1発明について説明する。第1発
明では、図1に示すように円筒体1の内周面側に発熱抵
抗体3を備えた定着用ヒートローラにおいて、発熱抵抗
体3を覆う保護膜8及び/又は内部への異物の侵入防止
部材(電極部材5)を備えたことを特徴とする。
明では、図1に示すように円筒体1の内周面側に発熱抵
抗体3を備えた定着用ヒートローラにおいて、発熱抵抗
体3を覆う保護膜8及び/又は内部への異物の侵入防止
部材(電極部材5)を備えたことを特徴とする。
【0027】まず、保護膜8については、ポリイミドや
フッ素樹脂等の樹脂、あるいはガラスからなり、分解温
度が400℃以上のものを用いる。この保護膜8は、内
周面に露出した発熱抵抗体3の全表面を覆い、厚みが
1.0μm以上となるようにする。
フッ素樹脂等の樹脂、あるいはガラスからなり、分解温
度が400℃以上のものを用いる。この保護膜8は、内
周面に露出した発熱抵抗体3の全表面を覆い、厚みが
1.0μm以上となるようにする。
【0028】また、異物の侵入防止部材については、こ
の実施形態では電極部材5で兼用している。即ち、電極
部材5を円筒体1の端部を覆うような形状とすることに
よって、異物が内部に入ることを防止している。さら
に、他の実施形態として、電極部材5とは別に円筒体1
を覆うような形状の侵入防止部材を備えることもでき
る。なお、この侵入防止部材には微小な孔を形成してお
けば、内部の空気が膨張してしまうことを防止できる。
の実施形態では電極部材5で兼用している。即ち、電極
部材5を円筒体1の端部を覆うような形状とすることに
よって、異物が内部に入ることを防止している。さら
に、他の実施形態として、電極部材5とは別に円筒体1
を覆うような形状の侵入防止部材を備えることもでき
る。なお、この侵入防止部材には微小な孔を形成してお
けば、内部の空気が膨張してしまうことを防止できる。
【0029】以上のように、発熱抵抗体3を覆う保護膜
8を備えたり、あるいは内部への異物の侵入防止部材
(電極部材5)を備えたことによって、発熱抵抗体3上
に異物が付着して抵抗値を変化させてしまうことを防止
できる。特に、発熱抵抗体3に部分的にレーザー加工を
施して溝を形成し、抵抗値を調整したような場合でも、
上記溝中に異物が入り込むことを防止できる。
8を備えたり、あるいは内部への異物の侵入防止部材
(電極部材5)を備えたことによって、発熱抵抗体3上
に異物が付着して抵抗値を変化させてしまうことを防止
できる。特に、発熱抵抗体3に部分的にレーザー加工を
施して溝を形成し、抵抗値を調整したような場合でも、
上記溝中に異物が入り込むことを防止できる。
【0030】次に第2発明について説明する。第2発明
では、図3に定着用ヒートローラの上半分のみの断面図
を示すように、円筒体1の外周面に形成した離形層6に
比べ、内周面に備えた発熱抵抗体3の軸方向の長さを同
じか又は長く形成し、両端部において発熱抵抗体3が長
さX1 、X2 だけ離形層6よりも外側に形成されてい
る。
では、図3に定着用ヒートローラの上半分のみの断面図
を示すように、円筒体1の外周面に形成した離形層6に
比べ、内周面に備えた発熱抵抗体3の軸方向の長さを同
じか又は長く形成し、両端部において発熱抵抗体3が長
さX1 、X2 だけ離形層6よりも外側に形成されてい
る。
【0031】このようにすれば、離形層6の端部の発熱
量が低くなることはなく、離形層6上での発熱量を均一
にすることができる。
量が低くなることはなく、離形層6上での発熱量を均一
にすることができる。
【0032】次に第3発明について説明する。第3発明
では、定着用ヒートローラにおいて、電極部材5及び/
又は円筒体1の接合部分に係止部を備えたことを特徴と
する。
では、定着用ヒートローラにおいて、電極部材5及び/
又は円筒体1の接合部分に係止部を備えたことを特徴と
する。
【0033】まず、円筒体1側に係止部を備えたものを
説明する。図4(a)に示すように、円筒体1の端部か
らやや内側の部分に、外部より加工することによって円
周状に内側に突出した係止部1aを形成し、外側には円
周状の凹部1bを形成してある。そのため、電極部材5
を接合する際には、円筒体1の端部より挿入して、この
係止部1aに付き当てれば良く、容易に位置決めをする
ことができる。また、使用時に電極部材5を内側に押し
込む方向に力が加わっても、電極部材5が円筒体1の内
部に入り込むことを防止できる。
説明する。図4(a)に示すように、円筒体1の端部か
らやや内側の部分に、外部より加工することによって円
周状に内側に突出した係止部1aを形成し、外側には円
周状の凹部1bを形成してある。そのため、電極部材5
を接合する際には、円筒体1の端部より挿入して、この
係止部1aに付き当てれば良く、容易に位置決めをする
ことができる。また、使用時に電極部材5を内側に押し
込む方向に力が加わっても、電極部材5が円筒体1の内
部に入り込むことを防止できる。
【0034】また、上記係止部1aの突出量Zは、0.
02〜1.0mmとすることが好ましい。その理由は、
0.02mm未満では電極部材5を係止することができ
ず、1.0mmを超えると円筒体1の強度が低下するた
めである。さらに、係止部1aの先端は曲率半径1.0
mm以上の滑らかな曲面状とすることによって、この上
に形成する発熱抵抗体3の断線を防止することができ
る。
02〜1.0mmとすることが好ましい。その理由は、
0.02mm未満では電極部材5を係止することができ
ず、1.0mmを超えると円筒体1の強度が低下するた
めである。さらに、係止部1aの先端は曲率半径1.0
mm以上の滑らかな曲面状とすることによって、この上
に形成する発熱抵抗体3の断線を防止することができ
る。
【0035】また、外周部に凹部1bを備えることによ
って、この定着用ヒートローラを回転させるために外周
部に備える軸受部材(不図示)の位置決めのために、上
記凹部1bを利用することができる。
って、この定着用ヒートローラを回転させるために外周
部に備える軸受部材(不図示)の位置決めのために、上
記凹部1bを利用することができる。
【0036】なお、図4(a)では部分的に突出させて
係止部1aとしたが、図4(b)に示すように円筒体1
の内面に段部を形成してこれを係止部1aとすることも
できる。また、この係止部1aは円周状に存在する必要
はなく、図4(c)に横断面を示すように、円筒体1の
周方向に部分的に突出させて係止部1aとしてもよい。
係止部1aとしたが、図4(b)に示すように円筒体1
の内面に段部を形成してこれを係止部1aとすることも
できる。また、この係止部1aは円周状に存在する必要
はなく、図4(c)に横断面を示すように、円筒体1の
周方向に部分的に突出させて係止部1aとしてもよい。
【0037】次に、電極部材5側に係止部を備えた実施
形態を説明する。図5(a)に示すように、電極部材5
の円筒体1に挿入する側の端部に複数の切り欠きを形成
して係止部5bとしてある。そのため、この電極部材5
を円筒体1と接合する場合は、上記係止部5bの切り欠
き中に導電ペースト4が入り込んで、アンカー効果によ
り強固に接合することができる。なお、図5(a)に示
すように電極部材5の端部に切り欠きを備えれば、電極
部材5を円筒体1の端部に挿入した時に導電ペースト4
が入り込みやすく、また回転方向の位置ずれを防止する
ことができる。
形態を説明する。図5(a)に示すように、電極部材5
の円筒体1に挿入する側の端部に複数の切り欠きを形成
して係止部5bとしてある。そのため、この電極部材5
を円筒体1と接合する場合は、上記係止部5bの切り欠
き中に導電ペースト4が入り込んで、アンカー効果によ
り強固に接合することができる。なお、図5(a)に示
すように電極部材5の端部に切り欠きを備えれば、電極
部材5を円筒体1の端部に挿入した時に導電ペースト4
が入り込みやすく、また回転方向の位置ずれを防止する
ことができる。
【0038】さらに、他の実施形態として、図5(b)
に示すように、電極部材5の外周面に複数の孔を形成し
て係止部5bとしたり、図5(c)に示すように、周方
向のくびれを形成して係止部5bとすることもできる。
に示すように、電極部材5の外周面に複数の孔を形成し
て係止部5bとしたり、図5(c)に示すように、周方
向のくびれを形成して係止部5bとすることもできる。
【0039】次に第4発明について説明する。第4発明
では、上記電極部材5の接合に用いる導電ペースト4と
して、導電剤とマトリックス成分との混合物を用いたこ
とを特徴とする。即ち、導電ペースト4として、金属等
の導電剤だけでなく、ガラスや樹脂等のマトリックス成
分との混合物を用いることによって、耐久性を高めるこ
とができる。
では、上記電極部材5の接合に用いる導電ペースト4と
して、導電剤とマトリックス成分との混合物を用いたこ
とを特徴とする。即ち、導電ペースト4として、金属等
の導電剤だけでなく、ガラスや樹脂等のマトリックス成
分との混合物を用いることによって、耐久性を高めるこ
とができる。
【0040】ここで、導電ペースト4をなす導電剤とし
ては、Ag、Ni、Cu、Cr等の金属材や各種導電性
セラミックス粉末を用いる。また、マトリックス成分と
しては、ポリイミド等の耐熱性に優れた樹脂、あるいは
各種ガラスを用いる。そして、導電ペースト全体に対し
て、導電剤が15〜50%、マトリックス成分が50〜
85%の範囲とすることが好ましい。これは、所定の抵
抗値と抵抗体強度を維持するためである。
ては、Ag、Ni、Cu、Cr等の金属材や各種導電性
セラミックス粉末を用いる。また、マトリックス成分と
しては、ポリイミド等の耐熱性に優れた樹脂、あるいは
各種ガラスを用いる。そして、導電ペースト全体に対し
て、導電剤が15〜50%、マトリックス成分が50〜
85%の範囲とすることが好ましい。これは、所定の抵
抗値と抵抗体強度を維持するためである。
【0041】次に第5発明について説明する。第5発明
は、図6に示すように、上述したような定着用ヒートロ
ーラ10と加圧ローラ20を対向して配置してなる定着
装置において、通過する紙30の幅Bを測定する手段
と、上記定着用ヒートローラ10の離形層6の幅Aに対
する紙30の幅Bの比を算出する手段と、この比B/A
がが80%以下の場合に通紙間隔時間を長くする手段と
を備えたことを特徴とする。
は、図6に示すように、上述したような定着用ヒートロ
ーラ10と加圧ローラ20を対向して配置してなる定着
装置において、通過する紙30の幅Bを測定する手段
と、上記定着用ヒートローラ10の離形層6の幅Aに対
する紙30の幅Bの比を算出する手段と、この比B/A
がが80%以下の場合に通紙間隔時間を長くする手段と
を備えたことを特徴とする。
【0042】具体的には、予め定着用ヒートローラ10
の離形層6の幅Aを記憶しておき、通過する紙30の幅
Bを光センサ、接触センサ等により検出する。次に、こ
の紙30の幅Bと離形層6の幅Aの比B/Aを算出し、
この比B/Aが80%未満の場合は、紙送り機構(不図
示)に次の紙送りまでの間隔時間を長くするような信号
を送るようになっている。
の離形層6の幅Aを記憶しておき、通過する紙30の幅
Bを光センサ、接触センサ等により検出する。次に、こ
の紙30の幅Bと離形層6の幅Aの比B/Aを算出し、
この比B/Aが80%未満の場合は、紙送り機構(不図
示)に次の紙送りまでの間隔時間を長くするような信号
を送るようになっている。
【0043】即ち、図7に示すように、待機時の定着用
ヒートローラ10上の温度分布は180〜190℃間で
ほぼ均一となっているが、小さなサイズの紙30を連続
通紙すると、紙30に接する中央部のみ放熱し、その分
非通紙部である両端部の温度が高くなって、全体的に不
均一となってしまうのである。
ヒートローラ10上の温度分布は180〜190℃間で
ほぼ均一となっているが、小さなサイズの紙30を連続
通紙すると、紙30に接する中央部のみ放熱し、その分
非通紙部である両端部の温度が高くなって、全体的に不
均一となってしまうのである。
【0044】そこで、本発明のように小さなサイズの紙
30が通過した後は、間隔時間を長くすることによっ
て、定着用ヒートローラ10上の温度分布を均一に戻
し、温度分布が不均一となることを防止できる。
30が通過した後は、間隔時間を長くすることによっ
て、定着用ヒートローラ10上の温度分布を均一に戻
し、温度分布が不均一となることを防止できる。
【0045】次に第6発明について説明する。第6発明
は、円筒体1の内側に圧管強度を高めるための補強板を
配置したものである。具体的には、図8(a)に示すよ
うに円筒体1の内側に補強板9を接合することによっ
て、定着用ヒートローラの使用時に、加圧ローラによっ
て円筒体1の圧管方向に力が加わっても、円筒体1の変
形を防止することができる。なお、この補強板9は円筒
体1と同様の材質で形成すれば良く、厚みCは0.1m
m以上、隅部の曲率半径Dは0.5mm以上とすれば好
適である。
は、円筒体1の内側に圧管強度を高めるための補強板を
配置したものである。具体的には、図8(a)に示すよ
うに円筒体1の内側に補強板9を接合することによっ
て、定着用ヒートローラの使用時に、加圧ローラによっ
て円筒体1の圧管方向に力が加わっても、円筒体1の変
形を防止することができる。なお、この補強板9は円筒
体1と同様の材質で形成すれば良く、厚みCは0.1m
m以上、隅部の曲率半径Dは0.5mm以上とすれば好
適である。
【0046】また、第6発明は、円筒体1の内部にハロ
ゲンランプを備えたタイプの定着用ヒートローラにも適
用できる。この場合は、図8(b)に示すように、補強
板9に、ハロゲンランプを挿通するための貫通孔9aを
備えておけば良い。
ゲンランプを備えたタイプの定着用ヒートローラにも適
用できる。この場合は、図8(b)に示すように、補強
板9に、ハロゲンランプを挿通するための貫通孔9aを
備えておけば良い。
【0047】さらに、図1(b)に示すように、電極部
材5を円筒体1の内側に配置すれば、電極部材5を補強
板とすることもできる。
材5を円筒体1の内側に配置すれば、電極部材5を補強
板とすることもできる。
【0048】また、この補強板9は円筒体1内の所定位
置に1個又は2個以上備えればよく、円筒体1の端部に
備えて第1発明の異物侵入防止部材と兼用することもで
きる。さらに、この補強板9を通じて伝熱することによ
って、円筒体1を均熱化することもできる。
置に1個又は2個以上備えればよく、円筒体1の端部に
備えて第1発明の異物侵入防止部材と兼用することもで
きる。さらに、この補強板9を通じて伝熱することによ
って、円筒体1を均熱化することもできる。
【0049】
【実施例】実施例1 以下、第1発明の実施例を説明する。
【0050】図1に示す定着用ヒートローラを試作し
た。円筒体1はアルミニウムで形成し、直径20mm、
長さ280mm、肉厚1.0mmとした。この内面にポ
リイミドからなる絶縁層2を介して、導電剤とガラスか
らなる発熱抵抗体3を形成した。この表面を覆うよう
に、表1に示す材質、厚みの保護膜8を形成した。
た。円筒体1はアルミニウムで形成し、直径20mm、
長さ280mm、肉厚1.0mmとした。この内面にポ
リイミドからなる絶縁層2を介して、導電剤とガラスか
らなる発熱抵抗体3を形成した。この表面を覆うよう
に、表1に示す材質、厚みの保護膜8を形成した。
【0051】それぞれ、保護膜8上にアルミ箔を敷き詰
め、このアルミ箔と発熱抵抗体3間に1.5kVの電圧
を印加した時に、保護膜8が絶縁破壊を生じるかどうか
調べた。
め、このアルミ箔と発熱抵抗体3間に1.5kVの電圧
を印加した時に、保護膜8が絶縁破壊を生じるかどうか
調べた。
【0052】結果は表1に示す通りである。このよう
に、保護膜8としてポリイミドやフッ素樹脂を用い、厚
みを1.0μm以上とすれば、完全に発熱抵抗体3を保
護できることがわかる。
に、保護膜8としてポリイミドやフッ素樹脂を用い、厚
みを1.0μm以上とすれば、完全に発熱抵抗体3を保
護できることがわかる。
【0053】
【表1】
【0054】実施例2 次に、第2発明の実施例を説明する。
【0055】実施例1と同じ寸法、材質で、図3に示す
構造の定着用ヒートローラを試作した。両端における、
離形層6に対する発熱抵抗体3の突出長さX1 、X
2 と、円筒体1の端部から発熱抵抗体3の端部までの長
さY1 、Y2 を表2に示すように種々に変化させた。そ
れぞれ離形層6の端部6a、6cと中央部6bの温度を
測定した。
構造の定着用ヒートローラを試作した。両端における、
離形層6に対する発熱抵抗体3の突出長さX1 、X
2 と、円筒体1の端部から発熱抵抗体3の端部までの長
さY1 、Y2 を表2に示すように種々に変化させた。そ
れぞれ離形層6の端部6a、6cと中央部6bの温度を
測定した。
【0056】結果を表2に示す。この結果より、発熱抵
抗体3を離形層6よりも長く形成したもの(No.1、
3〜6)では、温度分布を均一にできることがわかる。
抗体3を離形層6よりも長く形成したもの(No.1、
3〜6)では、温度分布を均一にできることがわかる。
【0057】
【表2】
【0058】実施例3 次に第3発明の実施例を説明する。
【0059】上記実施例と同様の寸法、材質で、図4
(a)に示す定着用ヒートローラを試作した。係止部1
aの突出量Zを表3に示すように変化させて、真鍮製の
電極部材5の押し抜き荷重を測定した。
(a)に示す定着用ヒートローラを試作した。係止部1
aの突出量Zを表3に示すように変化させて、真鍮製の
電極部材5の押し抜き荷重を測定した。
【0060】結果を表3に示すように、突出量Zを0.
02mm以上としておけば、強度的に問題がないことが
わかる。
02mm以上としておけば、強度的に問題がないことが
わかる。
【0061】
【表3】
【0062】また、図5に示す電極部材5を真鍮で試作
し、係止部5bを成す切り欠きの幅P、深さQ、切り欠
き数、孔の径R、くびれ部の深さSを表4に示すように
種々に変化させた。それぞれ、280℃で50時間保持
する耐久試験後の電極部材5の押し抜き荷重を測定し
た。
し、係止部5bを成す切り欠きの幅P、深さQ、切り欠
き数、孔の径R、くびれ部の深さSを表4に示すように
種々に変化させた。それぞれ、280℃で50時間保持
する耐久試験後の電極部材5の押し抜き荷重を測定し
た。
【0063】結果は表4に示す通りである。この結果よ
り、図5(a)〜(c)に示すような係止部5bを備え
れば、電極部材5の接合強度を向上できることがわか
る。
り、図5(a)〜(c)に示すような係止部5bを備え
れば、電極部材5の接合強度を向上できることがわか
る。
【0064】
【表4】
【0065】実施例4 次に第4発明の実施例を説明する。
【0066】図1に示すように係止部のない定着用ヒー
トローラを用いて、表5に示す組成の導電ペースト4で
電極部材5を接合した。それぞれ、電極部材5の押し抜
き荷重の初期値と、280℃で100時間保持する耐久
試験後の値を測定した。
トローラを用いて、表5に示す組成の導電ペースト4で
電極部材5を接合した。それぞれ、電極部材5の押し抜
き荷重の初期値と、280℃で100時間保持する耐久
試験後の値を測定した。
【0067】結果は表5に示す通りである。この結果よ
り、金属等の導電剤と樹脂等のマトリックス成分との混
合物からなる導電ペーストを用いることによって、電極
部材5の接合強度を高くできることがわかる。特にマト
リックス成分をなすポリイミドの含有量を30%以上と
すれば、耐久性も向上できることがわかる。
り、金属等の導電剤と樹脂等のマトリックス成分との混
合物からなる導電ペーストを用いることによって、電極
部材5の接合強度を高くできることがわかる。特にマト
リックス成分をなすポリイミドの含有量を30%以上と
すれば、耐久性も向上できることがわかる。
【0068】
【表5】
【0069】実施例5 次に第5発明の実施例を説明する。
【0070】上記実施例と同様の定着用ヒートローラ1
0を用いて、図6に示す定着装置を構成し、表6に示す
条件で紙30を連続通紙した。それぞれ、定着用ヒート
ローラ10の温度分布を測定し、最高温度が周辺部材の
耐熱上限温度である220℃を超えたものを×、そうで
ないものを○で評価した。
0を用いて、図6に示す定着装置を構成し、表6に示す
条件で紙30を連続通紙した。それぞれ、定着用ヒート
ローラ10の温度分布を測定し、最高温度が周辺部材の
耐熱上限温度である220℃を超えたものを×、そうで
ないものを○で評価した。
【0071】結果は表6に示す通りである。この結果よ
り、離形層6の幅Aに対する紙30の幅Bの比B/Aが
80%以下では、通紙速度を速くすると温度分布の不均
一によって以上高温となってしまうことがわかる。した
がって、このような場合は、通紙間隔を長くして通紙速
度を例えば8枚/分程度に遅くすれば問題なくなること
がわかる。
り、離形層6の幅Aに対する紙30の幅Bの比B/Aが
80%以下では、通紙速度を速くすると温度分布の不均
一によって以上高温となってしまうことがわかる。した
がって、このような場合は、通紙間隔を長くして通紙速
度を例えば8枚/分程度に遅くすれば問題なくなること
がわかる。
【0072】
【表6】
【0073】実施例6 次に第6発明の実施例を説明する。
【0074】直径20mm、肉厚0.6mm、長さ27
0mmの円筒体1の内側に、図8(a)に示す補強板9
をその厚みCを変化させて配置した。この円筒体1の外
周面に長さ200mmの範囲で10kgの荷重を加え、
190℃で100時間保持した後、円筒体1の変形量を
測定した。
0mmの円筒体1の内側に、図8(a)に示す補強板9
をその厚みCを変化させて配置した。この円筒体1の外
周面に長さ200mmの範囲で10kgの荷重を加え、
190℃で100時間保持した後、円筒体1の変形量を
測定した。
【0075】結果は図9に示す通りである。一般に、円
筒体1の変形量の許容範囲は3mmであり、補強板9の
厚みCを0.1mm以上とすれば、円筒体1の変形量を
3mm以下とできることがわかる。
筒体1の変形量の許容範囲は3mmであり、補強板9の
厚みCを0.1mm以上とすれば、円筒体1の変形量を
3mm以下とできることがわかる。
【0076】
【発明の効果】以上のように第1発明によれば、円筒体
の内周面に絶縁層を介して発熱抵抗体を備えてなる定着
用ヒートローラにおいて、上記発熱抵抗体上の保護膜及
び/又は異物の侵入防止部材を備えたことによって、発
熱抵抗体上に異物が付着して抵抗値を変化させることを
防止できる。
の内周面に絶縁層を介して発熱抵抗体を備えてなる定着
用ヒートローラにおいて、上記発熱抵抗体上の保護膜及
び/又は異物の侵入防止部材を備えたことによって、発
熱抵抗体上に異物が付着して抵抗値を変化させることを
防止できる。
【0077】また第2発明によれば、円筒体の内周面に
絶縁層を介して発熱抵抗体を備え、外周面に離形層を備
えてなる定着用ヒートローラにおいて、上記離形層より
も発熱抵抗体を軸方向に長く形成したことによって、離
形層上での発熱量を均一にすることができる。
絶縁層を介して発熱抵抗体を備え、外周面に離形層を備
えてなる定着用ヒートローラにおいて、上記離形層より
も発熱抵抗体を軸方向に長く形成したことによって、離
形層上での発熱量を均一にすることができる。
【0078】さらに第3発明によれば、円筒体の表面に
絶縁層を介して発熱抵抗体を備え、該発熱抵抗体の端部
に電極部材を接合してなる定着用ヒートローラにおい
て、上記電極部材及び/又は円筒体の接合部分に係止部
を備えたことによって、接合強度を高め、使用時に電極
部材が脱落したり、位置ずれを起こすことを防止でき
る。
絶縁層を介して発熱抵抗体を備え、該発熱抵抗体の端部
に電極部材を接合してなる定着用ヒートローラにおい
て、上記電極部材及び/又は円筒体の接合部分に係止部
を備えたことによって、接合強度を高め、使用時に電極
部材が脱落したり、位置ずれを起こすことを防止でき
る。
【0079】また第4発明によれば、円筒体の表面に絶
縁層を介して発熱抵抗体を備え、該発熱抵抗体の端部に
電極部材を接合してなる定着用ヒートローラにおいて、
導電剤とマトリックス成分との混合物からなる導電ペー
ストを用いて、上記電極部材を接合したことによって、
耐久性を向上させ、長期使用しても電極部材が脱落した
り、位置ずれを起こすことを防止できる。
縁層を介して発熱抵抗体を備え、該発熱抵抗体の端部に
電極部材を接合してなる定着用ヒートローラにおいて、
導電剤とマトリックス成分との混合物からなる導電ペー
ストを用いて、上記電極部材を接合したことによって、
耐久性を向上させ、長期使用しても電極部材が脱落した
り、位置ずれを起こすことを防止できる。
【0080】さらに第5発明によれば、円筒体の表面に
絶縁層を介して発熱抵抗体を備え、最外周に離形層を備
えてなる定着用ヒートローラと、これに対向して配置し
た加圧ローラとを備えた定着装置であって、通過する紙
の幅を測定する手段と、上記定着用ヒートローラの離形
層の幅に対する通過紙の幅の比を算出する手段と、この
比が80%以下の場合に通紙間隔時間を長くする手段と
を備えたことによって、定着用ヒートローラの表面温度
を均一化させることができ、定着不良等を防止できる。
絶縁層を介して発熱抵抗体を備え、最外周に離形層を備
えてなる定着用ヒートローラと、これに対向して配置し
た加圧ローラとを備えた定着装置であって、通過する紙
の幅を測定する手段と、上記定着用ヒートローラの離形
層の幅に対する通過紙の幅の比を算出する手段と、この
比が80%以下の場合に通紙間隔時間を長くする手段と
を備えたことによって、定着用ヒートローラの表面温度
を均一化させることができ、定着不良等を防止できる。
【0081】また、第6発明によれば、円筒体の表面又
は内側に発熱体を備え、最外周に離形層を備えてなる定
着用ヒートローラにおいて、上記円筒体の内側に圧管方
向に対する補強板を配置したことによって、使用時に熱
と荷重が加わっても円筒体が変形しにくく、定着不良等
が生じることを防止できる。
は内側に発熱体を備え、最外周に離形層を備えてなる定
着用ヒートローラにおいて、上記円筒体の内側に圧管方
向に対する補強板を配置したことによって、使用時に熱
と荷重が加わっても円筒体が変形しにくく、定着不良等
が生じることを防止できる。
【図1】(a)は本発明の定着用ヒートローラを示す側
面図、(b)は(a)中のX−X線断面図である。
面図、(b)は(a)中のX−X線断面図である。
【図2】(a)は本発明の定着用ヒートローラを示す側
面図、(b)は(a)中のY−Y線断面図である。
面図、(b)は(a)中のY−Y線断面図である。
【図3】本発明の定着用ヒートローラの上半分の断面図
である。
である。
【図4】(a)〜(c)は本発明の定着用ヒートローラ
の円筒体端部を示す図である。
の円筒体端部を示す図である。
【図5】本発明の定着用ヒートローラに用いる電極部材
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図6】本発明の定着装置を示す概略図である。
【図7】定着用ヒートローラ上の温度分布を示す図であ
る。
る。
【図8】(a)(b)は 本発明の定着用ヒートローラ
の補強板を示す断面図である。
の補強板を示す断面図である。
【図9】本発明の定着用ヒートローラにおける、補強板
の厚みと円筒体の変形量の関係を示すグラフである。
の厚みと円筒体の変形量の関係を示すグラフである。
1:円筒体 2:絶縁層 3:発熱抵抗体 4:導電ペースト 5:電極部材 6:離形層 7:給電部材 8:保護膜 9:補強板 10:定着用ヒートローラ 20:加圧ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内山 京治 滋賀県八日市市蛇溝町長谷野1166番地の6 京セラ株式会社滋賀工場内 (72)発明者 松上 和人 滋賀県八日市市蛇溝町長谷野1166番地の6 京セラ株式会社滋賀工場内 (72)発明者 豊田 克也 滋賀県八日市市蛇溝町長谷野1166番地の6 京セラ株式会社滋賀工場内 (72)発明者 宝満 泉 滋賀県八日市市蛇溝町長谷野1166番地の6 京セラ株式会社滋賀工場内 (72)発明者 野口 肇 滋賀県八日市市蛇溝町長谷野1166番地の6 京セラ株式会社滋賀工場内 (72)発明者 牧 誠一郎 滋賀県八日市市蛇溝町長谷野1166番地の6 京セラ株式会社滋賀工場内 (72)発明者 三浦 好雄 滋賀県八日市市蛇溝町長谷野1166番地の6 京セラ株式会社滋賀工場内 (72)発明者 林 孝一 滋賀県八日市市蛇溝町長谷野1166番地の6 京セラ株式会社滋賀工場内
Claims (6)
- 【請求項1】円筒体の内周面に絶縁層を介して発熱抵抗
体を備えてなる定着用ヒートローラにおいて、上記発熱
抵抗体を覆う保護膜及び/又は円筒体の端部に異物進入
防止部材を備えたことを特徴とする定着用ヒートロー
ラ。 - 【請求項2】円筒体の内周面に絶縁層を介して発熱抵抗
体を備え、外周面に離形層を備えてなる定着用ヒートロ
ーラにおいて、上記発熱抵抗体層の軸方向の長さを、上
記離形層と同じか、又はこれよりも長く形成したことを
特徴とする定着用ヒートローラ。 - 【請求項3】円筒体の表面に絶縁層を介して発熱抵抗体
を備え、該発熱抵抗体の端部に電極部材を接合してなる
定着用ヒートローラにおいて、上記電極部材及び/又は
円筒体の接合部分に係止部を備えたことを特徴とする定
着用ヒートローラ。 - 【請求項4】円筒体の表面に絶縁層を介して発熱抵抗体
を備え、該発熱抵抗体の端部に電極部材を接合してなる
定着用ヒートローラにおいて、導電剤とマトリックス成
分との混合物からなるペーストを用いて、上記電極部材
を接合したことを特徴とする定着用ヒートローラ。 - 【請求項5】円筒体の表面に絶縁層を介して発熱抵抗体
を備え、最外周に離形層を備えてなる定着用ヒートロー
ラと、これに対向して配置した加圧ローラとを備えた定
着装置であって、通過する紙の幅を測定する手段と、上
記定着用ヒートローラの離形層の幅に対する通過紙の幅
の比を算出する手段と、この比が80%以下の場合に通
紙間隔時間を長くする手段とを備えてなる定着装置。 - 【請求項6】円筒体の表面又は内側に発熱体を備え、最
外周に離形層を備えてなる定着用ヒートローラにおい
て、上記円筒体の内側に圧管方向に対する補強板を配置
したことを特徴とする定着用ヒートローラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25815196A JP3314140B2 (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 定着用ヒートローラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25815196A JP3314140B2 (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 定着用ヒートローラ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10104987A true JPH10104987A (ja) | 1998-04-24 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011191648A (ja) * | 2010-03-16 | 2011-09-29 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 定着装置および画像形成装置 |
-
1996
- 1996-09-30 JP JP25815196A patent/JP3314140B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
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