JPH10105937A - 磁気ヘッドおよびそれを有する回転ヘッド装置 - Google Patents
磁気ヘッドおよびそれを有する回転ヘッド装置Info
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- JPH10105937A JPH10105937A JP25971096A JP25971096A JPH10105937A JP H10105937 A JPH10105937 A JP H10105937A JP 25971096 A JP25971096 A JP 25971096A JP 25971096 A JP25971096 A JP 25971096A JP H10105937 A JPH10105937 A JP H10105937A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】記録磁気ヘッドからの磁束の再生磁気ヘッドへ
の飛び込み量を低減し、再生信号のS/Nを向上させ
る。 【解決手段】磁束吸収部材としてのフェライト製カバー
10eをコ字形状に成形し、ヘッドチップ10aの左右
の側面及び後面を囲むようにヘッドベース10b上に配
置する。カバー10eの前面側の面積をヘッドチップ1
0aの前面面積より広くし、そのカバー10eの厚みを
ヘッドチップ10aの厚みより厚くし、カバー10eの
磁気的インピーダンスをヘッドチップ10aのそれより
も低くする。記録磁気ヘッド22のヘッドチップ10a
からの不要磁束の一部は、このヘッド22のカバー10
eに吸い込まれる。また、ヘッド22のヘッドチップ1
0aからの不要磁束のうち、再生磁気ヘッド23側に向
かう磁束26は、ヘッド23の近くにくると、その多く
がカバー10eに飛び込む。
の飛び込み量を低減し、再生信号のS/Nを向上させ
る。 【解決手段】磁束吸収部材としてのフェライト製カバー
10eをコ字形状に成形し、ヘッドチップ10aの左右
の側面及び後面を囲むようにヘッドベース10b上に配
置する。カバー10eの前面側の面積をヘッドチップ1
0aの前面面積より広くし、そのカバー10eの厚みを
ヘッドチップ10aの厚みより厚くし、カバー10eの
磁気的インピーダンスをヘッドチップ10aのそれより
も低くする。記録磁気ヘッド22のヘッドチップ10a
からの不要磁束の一部は、このヘッド22のカバー10
eに吸い込まれる。また、ヘッド22のヘッドチップ1
0aからの不要磁束のうち、再生磁気ヘッド23側に向
かう磁束26は、ヘッド23の近くにくると、その多く
がカバー10eに飛び込む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、磁気ヘッドおよ
びそれを有する回転ヘッド装置に関する。詳しくは、ヘ
ッドチップの前面以外の面の全部または一部を囲むよう
に磁束吸収部材を配設することによって、記録磁気ヘッ
ドからの磁束の再生磁気ヘッドへの飛び込み量を良好に
低減しようとした磁気ヘッド等に係るものでる。
びそれを有する回転ヘッド装置に関する。詳しくは、ヘ
ッドチップの前面以外の面の全部または一部を囲むよう
に磁束吸収部材を配設することによって、記録磁気ヘッ
ドからの磁束の再生磁気ヘッドへの飛び込み量を良好に
低減しようとした磁気ヘッド等に係るものでる。
【0002】
【従来の技術】磁気テープを用いた磁気記録再生装置
は、大量の情報をストックできるという特質がある。近
来、そのような磁気記録再生装置に対して、大量にスト
ックされた情報を外部機器との間で高速に受け渡しでき
るように、高速転送レートの信号を記録再生することが
要求されている。
は、大量の情報をストックできるという特質がある。近
来、そのような磁気記録再生装置に対して、大量にスト
ックされた情報を外部機器との間で高速に受け渡しでき
るように、高速転送レートの信号を記録再生することが
要求されている。
【0003】そこで従来、高速転送レートの信号を記録
再生するために、磁気記録再生装置を構成する回転ヘッ
ド装置として、回転ドラムに記録再生ヘッドを数多く搭
載することが提案されている。
再生するために、磁気記録再生装置を構成する回転ヘッ
ド装置として、回転ドラムに記録再生ヘッドを数多く搭
載することが提案されている。
【0004】図8は、その種の回転ヘッド装置を示して
いる。すなわち、回転ドラム1には、円周方向に記録磁
気ヘッド2と再生磁気ヘッド3とが交互に複数個配置さ
れ、ネジ4によって固定されている。また、回転ドラム
1には、所定の角範囲にわたって磁気テープTが巻き付
けられている。
いる。すなわち、回転ドラム1には、円周方向に記録磁
気ヘッド2と再生磁気ヘッド3とが交互に複数個配置さ
れ、ネジ4によって固定されている。また、回転ドラム
1には、所定の角範囲にわたって磁気テープTが巻き付
けられている。
【0005】図8に示す回転ヘッド装置においては、複
数の記録磁気ヘッド2によって磁気テープT上に信号が
記録され、さらに磁気テープT上に記録された信号が複
数の再生磁気ヘッド3によって再生される。
数の記録磁気ヘッド2によって磁気テープT上に信号が
記録され、さらに磁気テープT上に記録された信号が複
数の再生磁気ヘッド3によって再生される。
【0006】現状では、1個の記録磁気ヘッド2や再生
磁気ヘッド3で送受し得る信号の伝送レートは、磁気ヘ
ッドの材質等の制約から、クロック周波数にして88M
Hz程度が限界となっている。そのため、さらに磁気記
録再生装置の高速転送レートを実現するためには、回転
ドラム1への記録磁気ヘッド2および再生磁気ヘッド3
の搭載数をさらに増やす必要がある。
磁気ヘッド3で送受し得る信号の伝送レートは、磁気ヘ
ッドの材質等の制約から、クロック周波数にして88M
Hz程度が限界となっている。そのため、さらに磁気記
録再生装置の高速転送レートを実現するためには、回転
ドラム1への記録磁気ヘッド2および再生磁気ヘッド3
の搭載数をさらに増やす必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】回転ドラム1への記録
磁気ヘッド2および再生磁気ヘッド3の搭載数を増やす
と、必然的に記録磁気ヘッド2と再生磁気ヘッド3とが
近接するようになる。このように記録磁気ヘッド2と再
生磁気ヘッド3とが近接すると、記録磁気ヘッド2によ
って磁気テープT上に信号を記録すると同時に、この磁
気テープT上に記録された信号を再生磁気ヘッド3によ
って再生して確認する記録同時再生時には、図9に示す
ように、記録磁気ヘッド2のヘッドチップ2aからの磁
束6が再生磁気ヘッド3のヘッドチップ3aに飛び込
み、再生信号のS/Nの劣化を招くことになる。
磁気ヘッド2および再生磁気ヘッド3の搭載数を増やす
と、必然的に記録磁気ヘッド2と再生磁気ヘッド3とが
近接するようになる。このように記録磁気ヘッド2と再
生磁気ヘッド3とが近接すると、記録磁気ヘッド2によ
って磁気テープT上に信号を記録すると同時に、この磁
気テープT上に記録された信号を再生磁気ヘッド3によ
って再生して確認する記録同時再生時には、図9に示す
ように、記録磁気ヘッド2のヘッドチップ2aからの磁
束6が再生磁気ヘッド3のヘッドチップ3aに飛び込
み、再生信号のS/Nの劣化を招くことになる。
【0008】なお、記録磁気ヘッド2は、ヘッドベース
2bに、ヘッドチップ2aとこのヘッドチップ2aに巻
かれたコイル2cをハンダ付けするための中継基板2d
とが載置固定された構成となっている。同様に、再生磁
気ヘッド3は、ヘッドベース3bに、ヘッドチップ3a
と、このヘッドチップ3aに巻かれたコイル3cをハン
ダ付けするための中継基板3dとが載置固定された構成
となっている。
2bに、ヘッドチップ2aとこのヘッドチップ2aに巻
かれたコイル2cをハンダ付けするための中継基板2d
とが載置固定された構成となっている。同様に、再生磁
気ヘッド3は、ヘッドベース3bに、ヘッドチップ3a
と、このヘッドチップ3aに巻かれたコイル3cをハン
ダ付けするための中継基板3dとが載置固定された構成
となっている。
【0009】従来、上述したように記録磁気ヘッドから
の磁束の再生磁気ヘッドへの飛び込み量を低減するため
に、例えば再生磁気ヘッドにシールド板を搭載する方法
(特開昭59−68804号公報参照)、再生磁気ヘッ
ドにショートコイルを巻く方法(特開平1−14300
5号公報参照)が提案されている。
の磁束の再生磁気ヘッドへの飛び込み量を低減するため
に、例えば再生磁気ヘッドにシールド板を搭載する方法
(特開昭59−68804号公報参照)、再生磁気ヘッ
ドにショートコイルを巻く方法(特開平1−14300
5号公報参照)が提案されている。
【0010】しかし、これらの方法は、外部からの不要
磁束をシールド板等により強制的に排除する方法であっ
たため、シールド板等に一部でもシールド効果の薄い部
位があると、排除された磁束はそのシールド効果の薄い
部位から再生磁気ヘッドに侵入するため、シールド効果
が減少しやすく、またシールド板等の設計、作製が非常
に困難であった。したがって、これらの方法では、飛び
込み量を10dB程度しか低減することができず、さら
なる改善が必要とされてきた。
磁束をシールド板等により強制的に排除する方法であっ
たため、シールド板等に一部でもシールド効果の薄い部
位があると、排除された磁束はそのシールド効果の薄い
部位から再生磁気ヘッドに侵入するため、シールド効果
が減少しやすく、またシールド板等の設計、作製が非常
に困難であった。したがって、これらの方法では、飛び
込み量を10dB程度しか低減することができず、さら
なる改善が必要とされてきた。
【0011】また、記録磁気ヘッドからの磁束の再生磁
気ヘッドへの飛び込み量を低減するために、記録磁気ヘ
ッドと再生磁気ヘッドとを回転ドラム上に交互に配置す
るのではなく、記録磁気ヘッドと再生磁気ヘッドとを各
々集中して回転ドラム上に配置する方法も考えられる
が、各磁気ヘッド間を構造上あまりつめることができな
いため、磁気ヘッドの個数が多くなると、記録磁気ヘッ
ド群と再生磁気ヘッド群とを充分に隔離することが困難
となる。
気ヘッドへの飛び込み量を低減するために、記録磁気ヘ
ッドと再生磁気ヘッドとを回転ドラム上に交互に配置す
るのではなく、記録磁気ヘッドと再生磁気ヘッドとを各
々集中して回転ドラム上に配置する方法も考えられる
が、各磁気ヘッド間を構造上あまりつめることができな
いため、磁気ヘッドの個数が多くなると、記録磁気ヘッ
ド群と再生磁気ヘッド群とを充分に隔離することが困難
となる。
【0012】さらに、1つのヘッドベースに多数のヘッ
ドチップを搭載したマルチヘッド構成とすることで、上
述した記録磁気ヘッド群と再生磁気ヘッド群とを充分に
隔離する方法も考えられているが、マルチヘッドはコス
トが高くなる等の問題がある。
ドチップを搭載したマルチヘッド構成とすることで、上
述した記録磁気ヘッド群と再生磁気ヘッド群とを充分に
隔離する方法も考えられているが、マルチヘッドはコス
トが高くなる等の問題がある。
【0013】そこで、この発明では、記録磁気ヘッドか
らの磁束の再生磁気ヘッドへの飛び込み量を良好に低減
し得る磁気ヘッド等を提供することを目的とする。
らの磁束の再生磁気ヘッドへの飛び込み量を良好に低減
し得る磁気ヘッド等を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係る磁気ヘッ
ドは、ヘッドチップの前面以外の面の全部または一部を
囲むように磁束吸収部材を配設したものである。そして
例えば、磁束吸収部材のヘッドチップの前面側の端部面
積はヘッドチップの前面面積より広くされ、磁束吸収部
材の厚みはヘッドチップの厚みより厚くされ、ヘッドチ
ップよりも磁気的インピーダンスが低く、磁束吸収能力
が高くなるようにされる。磁束吸収部材としては、例え
ば高透磁率材であるフェライトが使用される。
ドは、ヘッドチップの前面以外の面の全部または一部を
囲むように磁束吸収部材を配設したものである。そして
例えば、磁束吸収部材のヘッドチップの前面側の端部面
積はヘッドチップの前面面積より広くされ、磁束吸収部
材の厚みはヘッドチップの厚みより厚くされ、ヘッドチ
ップよりも磁気的インピーダンスが低く、磁束吸収能力
が高くなるようにされる。磁束吸収部材としては、例え
ば高透磁率材であるフェライトが使用される。
【0015】また、この発明に係る回転ヘッド装置は、
回転ドラムの円周方向に記録磁気ヘッドと再生磁気ヘッ
ドとが交互に複数個配置され、記録磁気ヘッドおよび再
生磁気ヘッドの双方またはいずれか一方はヘッドチップ
の前面以外の面の全部または一部を囲むように磁束吸収
部材を配設してなるものである。そして例えば、磁束吸
収部材は回転ドラムの回転時の飛び出しを防止するため
の係合凸部または係合凹部を有し、回転ドラムには磁束
吸収部材の係合凸部または係合凹部と係合する係合凹部
または係合凸部を設けるものである。
回転ドラムの円周方向に記録磁気ヘッドと再生磁気ヘッ
ドとが交互に複数個配置され、記録磁気ヘッドおよび再
生磁気ヘッドの双方またはいずれか一方はヘッドチップ
の前面以外の面の全部または一部を囲むように磁束吸収
部材を配設してなるものである。そして例えば、磁束吸
収部材は回転ドラムの回転時の飛び出しを防止するため
の係合凸部または係合凹部を有し、回転ドラムには磁束
吸収部材の係合凸部または係合凹部と係合する係合凹部
または係合凸部を設けるものである。
【0016】この発明においては、磁気ヘッドのヘッド
チップの前面以外の面の全部または一部を囲むように磁
束吸収部材が配設される。そのため、記録磁気ヘッドの
ヘッドチップからの不要磁束の一部は、この記録磁気ヘ
ッドに配設された磁束吸収部材に吸収されるため、再生
磁気ヘッド側に向かう磁束が少なくされる。また、再生
磁気ヘッド側に向かう磁束の一部は、再生磁気ヘッドの
磁束吸収部材に吸収される。この場合、再生磁気ヘッド
において、ヘッドチップより磁束吸収部材の方が磁束吸
収能力が高くされているときは、再生磁気ヘッド側に向
かう磁束の多くが磁束吸収部材に吸収される。したがっ
て、記録磁気ヘッドと再生磁気ヘッドとが近接していて
も、記録磁気ヘッドからの磁束の再生磁気ヘッドへの飛
び込み量は大幅に減少する。
チップの前面以外の面の全部または一部を囲むように磁
束吸収部材が配設される。そのため、記録磁気ヘッドの
ヘッドチップからの不要磁束の一部は、この記録磁気ヘ
ッドに配設された磁束吸収部材に吸収されるため、再生
磁気ヘッド側に向かう磁束が少なくされる。また、再生
磁気ヘッド側に向かう磁束の一部は、再生磁気ヘッドの
磁束吸収部材に吸収される。この場合、再生磁気ヘッド
において、ヘッドチップより磁束吸収部材の方が磁束吸
収能力が高くされているときは、再生磁気ヘッド側に向
かう磁束の多くが磁束吸収部材に吸収される。したがっ
て、記録磁気ヘッドと再生磁気ヘッドとが近接していて
も、記録磁気ヘッドからの磁束の再生磁気ヘッドへの飛
び込み量は大幅に減少する。
【0017】また、この発明においては、磁束吸収部材
に回転ドラムの回転時の飛び出しを防止するための係合
凸部または係合凹部が形成され、また回転ドラムには磁
束吸収部材の係合凸部または係合凹部と係合する係合凹
部または係合凸部が形成される。そのため、磁気ヘッド
を回転ドラム上に配置固定するとき、磁束吸収部材の係
合凸部または係合凹部が回転ドラムの係合凹部または係
合凸部に係合された状態となる。そのため、回転ドラム
が回転して磁束吸収部材に大きな遠心力が加わったとし
ても、回転ドラムより磁束吸収部材が飛び出すというこ
とはない。
に回転ドラムの回転時の飛び出しを防止するための係合
凸部または係合凹部が形成され、また回転ドラムには磁
束吸収部材の係合凸部または係合凹部と係合する係合凹
部または係合凸部が形成される。そのため、磁気ヘッド
を回転ドラム上に配置固定するとき、磁束吸収部材の係
合凸部または係合凹部が回転ドラムの係合凹部または係
合凸部に係合された状態となる。そのため、回転ドラム
が回転して磁束吸収部材に大きな遠心力が加わったとし
ても、回転ドラムより磁束吸収部材が飛び出すというこ
とはない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。
発明の実施の形態について説明する。
【0019】図1は、実施の形態としての磁気ヘッド1
0を示している。この磁気ヘッド10は、ヘッドベース
10bの上面にヘッドチップ10aとこのヘッドチップ
10aに巻かれたコイル10cをハンダ付けするための
中継基板10dとが配置固定される他に、そのヘッドベ
ース10bの上面に磁束吸収部材としてのフェライト製
カバー10eが配置固定された構成とされる。
0を示している。この磁気ヘッド10は、ヘッドベース
10bの上面にヘッドチップ10aとこのヘッドチップ
10aに巻かれたコイル10cをハンダ付けするための
中継基板10dとが配置固定される他に、そのヘッドベ
ース10bの上面に磁束吸収部材としてのフェライト製
カバー10eが配置固定された構成とされる。
【0020】ここで、フェライト製カバー10eは、コ
字形状に成形されており、ヘッドチップ10aの左右の
側面および後面を囲むようにヘッドベース10b上に配
置され、ヘッドベース10bに接着剤によって張り付け
固定される。
字形状に成形されており、ヘッドチップ10aの左右の
側面および後面を囲むようにヘッドベース10b上に配
置され、ヘッドベース10bに接着剤によって張り付け
固定される。
【0021】また、フェライト製カバー10eの前面側
の端部面積(Sc1+Sc2)は、ヘッドチップ10aの前
面面積(Sh1+Sh2)より広くされると共に、フェライ
ト製カバー10eの厚みDcはヘッドチップ10aの厚
みDhより厚くされる。これにより、フェライト製カバ
ー10eの磁気的インピーダンスがヘッドチップ10a
の磁気的インピーダンスよりも低くされ、磁束吸収能力
が高くなるように設定される。
の端部面積(Sc1+Sc2)は、ヘッドチップ10aの前
面面積(Sh1+Sh2)より広くされると共に、フェライ
ト製カバー10eの厚みDcはヘッドチップ10aの厚
みDhより厚くされる。これにより、フェライト製カバ
ー10eの磁気的インピーダンスがヘッドチップ10a
の磁気的インピーダンスよりも低くされ、磁束吸収能力
が高くなるように設定される。
【0022】図2は、上述した磁気ヘッド10を、記録
磁気ヘッド22および再生磁気ヘッド23として使用し
た回転ヘッド装置を示している。すなわち、回転ドラム
21には、円周方向に記録磁気ヘッド22と再生磁気ヘ
ッド23とが交互に複数個配置され、ネジ24によって
固定されている。また、回転ドラム21には、所定の角
範囲にわたって磁気テープTが巻き付けられている。
磁気ヘッド22および再生磁気ヘッド23として使用し
た回転ヘッド装置を示している。すなわち、回転ドラム
21には、円周方向に記録磁気ヘッド22と再生磁気ヘ
ッド23とが交互に複数個配置され、ネジ24によって
固定されている。また、回転ドラム21には、所定の角
範囲にわたって磁気テープTが巻き付けられている。
【0023】図2に示す回転ヘッド装置においては、複
数の記録磁気ヘッド22によって磁気テープT上に信号
が記録され、さらに磁気テープT上に記録された信号が
複数の再生磁気ヘッド23によって再生される。
数の記録磁気ヘッド22によって磁気テープT上に信号
が記録され、さらに磁気テープT上に記録された信号が
複数の再生磁気ヘッド23によって再生される。
【0024】この場合、記録磁気ヘッド22(10)の
フェライト製カバー10eの磁気的インピーダンスが空
気中よりも低いため、図3に示すように、記録磁気ヘッ
ド22のヘッドチップ10aからの不要磁束の一部は、
この記録磁気ヘッド22のフェライト製カバー10eに
吸い込まれ、このフェライト製カバー10eを通って記
録磁気ヘッド22のヘッドチップ10aに戻る。そのた
め、記録磁気ヘッド22のヘッドチップ10aからの不
要磁束のうち、再生磁気ヘッド23側に向かう磁束26
は減少する。
フェライト製カバー10eの磁気的インピーダンスが空
気中よりも低いため、図3に示すように、記録磁気ヘッ
ド22のヘッドチップ10aからの不要磁束の一部は、
この記録磁気ヘッド22のフェライト製カバー10eに
吸い込まれ、このフェライト製カバー10eを通って記
録磁気ヘッド22のヘッドチップ10aに戻る。そのた
め、記録磁気ヘッド22のヘッドチップ10aからの不
要磁束のうち、再生磁気ヘッド23側に向かう磁束26
は減少する。
【0025】また、上述したように再生磁気ヘッド23
のフェライト製カバー10eの磁気的インピーダンスが
ヘッドチップ10aの磁気的インピーダンスよりも低く
されているため、再生磁気ヘッド23側に向かう磁束2
6は、再生磁気ヘッド23の近くにくると、その多くが
フェライト製カバー10eに飛び込む。
のフェライト製カバー10eの磁気的インピーダンスが
ヘッドチップ10aの磁気的インピーダンスよりも低く
されているため、再生磁気ヘッド23側に向かう磁束2
6は、再生磁気ヘッド23の近くにくると、その多くが
フェライト製カバー10eに飛び込む。
【0026】このように図1に示すような磁気ヘッド1
0を記録磁気ヘッド22および再生磁気ヘッド23とし
て使用することで、記録磁気ヘッド22からの磁束の再
生磁気ヘッド23への飛び込み量を大幅に減少させるこ
とができ、記録同時再生時における再生信号のS/Nを
向上させることができる。
0を記録磁気ヘッド22および再生磁気ヘッド23とし
て使用することで、記録磁気ヘッド22からの磁束の再
生磁気ヘッド23への飛び込み量を大幅に減少させるこ
とができ、記録同時再生時における再生信号のS/Nを
向上させることができる。
【0027】図4の曲線aはフェライトカバー有りの磁
気ヘッド(図1参照)を使用した場合の飛び込み量の測
定結果を示し、一方図4の曲線bはフェライトカバー無
しの磁気ヘッドを使用した場合の飛び込み量の測定結果
を示している。ただし、記録磁気ヘッドと再生磁気ヘッ
ドとの距離を10.9mmとして測定した。この測定結
果によれば、フェライトカバー有りの磁気ヘッドを使用
する場合、フェライトカバー無しの磁気ヘッドを使用す
る場合と比べて、例えば44MHzで飛び込み量が25
dB程度減少している。
気ヘッド(図1参照)を使用した場合の飛び込み量の測
定結果を示し、一方図4の曲線bはフェライトカバー無
しの磁気ヘッドを使用した場合の飛び込み量の測定結果
を示している。ただし、記録磁気ヘッドと再生磁気ヘッ
ドとの距離を10.9mmとして測定した。この測定結
果によれば、フェライトカバー有りの磁気ヘッドを使用
する場合、フェライトカバー無しの磁気ヘッドを使用す
る場合と比べて、例えば44MHzで飛び込み量が25
dB程度減少している。
【0028】また、図1に示すように磁気吸収部材とし
てのフェライト製カバー10eを配置し、それによって
不要磁束を吸収することで、ヘッドチップ10aへの不
要磁束の飛び込み量を減少させるものによれば、従来の
ようにシールド板等によって不要磁束を強制的に排除す
るものと比べて、配置位置等をラフに設定できる利益が
ある。よって、図1に示すようにフェライト製カバー1
0eをコ字形状に成形し、ヘッドチップ10aの左右の
側面および後面を囲むように配置しても、飛び込み量の
減衰効果を十分に得ることができる。要は、磁束吸収部
材をヘッドチップ10aの前面以外の面の全部または一
部を囲むように配置すればよいことになる。勿論、磁束
吸収部材をヘッドチップ10aの前面以外の面の全部に
配置するとき、飛び込み量の減衰効果は最大となる。
てのフェライト製カバー10eを配置し、それによって
不要磁束を吸収することで、ヘッドチップ10aへの不
要磁束の飛び込み量を減少させるものによれば、従来の
ようにシールド板等によって不要磁束を強制的に排除す
るものと比べて、配置位置等をラフに設定できる利益が
ある。よって、図1に示すようにフェライト製カバー1
0eをコ字形状に成形し、ヘッドチップ10aの左右の
側面および後面を囲むように配置しても、飛び込み量の
減衰効果を十分に得ることができる。要は、磁束吸収部
材をヘッドチップ10aの前面以外の面の全部または一
部を囲むように配置すればよいことになる。勿論、磁束
吸収部材をヘッドチップ10aの前面以外の面の全部に
配置するとき、飛び込み量の減衰効果は最大となる。
【0029】ここで、記録磁気ヘッド22のヘッドチッ
プ10aとフェライト製カバー10eとが非常に接近し
ていると、本来磁気テープTに信号を記録するためにヘ
ッドチップ10aよりでる磁束がフェライト製カバー1
0eに吸収されてしまうおそれがあるが、上述したよう
にフェライト製カバー10eの配置位置をラフに設定で
きるので、記録磁気ヘッド22のヘッドチップ10aと
フェライト製カバー10eとを十分に離すことができ、
記録磁気ヘッド22の本来の記録機能を阻害することは
ない。
プ10aとフェライト製カバー10eとが非常に接近し
ていると、本来磁気テープTに信号を記録するためにヘ
ッドチップ10aよりでる磁束がフェライト製カバー1
0eに吸収されてしまうおそれがあるが、上述したよう
にフェライト製カバー10eの配置位置をラフに設定で
きるので、記録磁気ヘッド22のヘッドチップ10aと
フェライト製カバー10eとを十分に離すことができ、
記録磁気ヘッド22の本来の記録機能を阻害することは
ない。
【0030】なお、図1に示す磁気ヘッド10において
は、ヘッドチップ10aを囲むようにフェライト製カバ
ー10eを配置したものであるが、その他の高透磁率材
を使用した磁束吸収部材を配置するようにしてもよい。
また、図2に示す回転ヘッド装置では、記録磁気ヘッド
22および再生磁気ヘッド23の双方に、ヘッドチップ
10aを囲むようにフェライト製カバー10eを配置し
た磁気ヘッド10を使用したものであるが、記録磁気ヘ
ッド22または再生磁気ヘッド23のいずれか一方に磁
気ヘッド10を使用しても、飛び込み量の減衰効果を得
ることができる。
は、ヘッドチップ10aを囲むようにフェライト製カバ
ー10eを配置したものであるが、その他の高透磁率材
を使用した磁束吸収部材を配置するようにしてもよい。
また、図2に示す回転ヘッド装置では、記録磁気ヘッド
22および再生磁気ヘッド23の双方に、ヘッドチップ
10aを囲むようにフェライト製カバー10eを配置し
た磁気ヘッド10を使用したものであるが、記録磁気ヘ
ッド22または再生磁気ヘッド23のいずれか一方に磁
気ヘッド10を使用しても、飛び込み量の減衰効果を得
ることができる。
【0031】ところで、図1に示す磁気ヘッド10にお
いては、フェライト製カバー10eがヘッドベース10
bに接着剤によって張り付け固定されている。また、図
2に示すように多数の記録磁気ヘッド22および再生磁
気ヘッド23が搭載される回転ドラム21は、必然的に
その直径も大きなものとなる。そのため、この回転ドラ
ム21が回転すると、記録磁気ヘッド22および再生磁
気ヘッド23が取り付けられている回転ドラム21の外
周部では、場合によって、2000G〜3000Gもの
遠心力が発生する。
いては、フェライト製カバー10eがヘッドベース10
bに接着剤によって張り付け固定されている。また、図
2に示すように多数の記録磁気ヘッド22および再生磁
気ヘッド23が搭載される回転ドラム21は、必然的に
その直径も大きなものとなる。そのため、この回転ドラ
ム21が回転すると、記録磁気ヘッド22および再生磁
気ヘッド23が取り付けられている回転ドラム21の外
周部では、場合によって、2000G〜3000Gもの
遠心力が発生する。
【0032】回転ドラム21が回転する毎に、上述した
ような遠心力が磁気ヘッド22,23のフェライト製カ
バー10eに繰り返し加わると、接着剤の量や接着剤の
経年変化等によってフェライト製カバー10eが剥がさ
れ、さらにはこのフェライトカバー10eが回転ドラム
21から飛び出す等のおそれがあった。これは、フェラ
イト製カバー10eがヘッドベース10bに張り付けら
れる場合だけでなく、回転ドラム21に直接接着剤によ
って張り付けられる場合であっても同様である。
ような遠心力が磁気ヘッド22,23のフェライト製カ
バー10eに繰り返し加わると、接着剤の量や接着剤の
経年変化等によってフェライト製カバー10eが剥がさ
れ、さらにはこのフェライトカバー10eが回転ドラム
21から飛び出す等のおそれがあった。これは、フェラ
イト製カバー10eがヘッドベース10bに張り付けら
れる場合だけでなく、回転ドラム21に直接接着剤によ
って張り付けられる場合であっても同様である。
【0033】図5〜図7はこの発明の他の実施の形態と
しての回転ヘッド装置50の要部を示している。図5は
平面図、図6は図5のA−A線断面図、図7は分解斜視
図である。
しての回転ヘッド装置50の要部を示している。図5は
平面図、図6は図5のA−A線断面図、図7は分解斜視
図である。
【0034】回転ドラム51には、その円周方向に記録
磁気ヘッドと再生磁気ヘッドとが交互に複数個配置され
る。そのため、この回転ドラム51には、各磁気ヘッド
の配置位置にそれぞれ対応して、記録磁気ヘッドや再生
磁気ヘッドとしての磁気ヘッド52を回転ドラム51上
に固定するための固定用ネジ53のネジ部と螺合するネ
ジ穴51aと、後述するフェライト製カバー54を配置
するための溝51bとが設けられている。また、溝51
bにはネジ穴51cが設けられており、このネジ穴51
cにヘッド高さ調整ネジ55がねじ込まれている。
磁気ヘッドと再生磁気ヘッドとが交互に複数個配置され
る。そのため、この回転ドラム51には、各磁気ヘッド
の配置位置にそれぞれ対応して、記録磁気ヘッドや再生
磁気ヘッドとしての磁気ヘッド52を回転ドラム51上
に固定するための固定用ネジ53のネジ部と螺合するネ
ジ穴51aと、後述するフェライト製カバー54を配置
するための溝51bとが設けられている。また、溝51
bにはネジ穴51cが設けられており、このネジ穴51
cにヘッド高さ調整ネジ55がねじ込まれている。
【0035】磁気ヘッド52は、ヘッドベース52bの
下面にヘッドチップ52aが配置固定され、ヘッドベー
ス52bの上面にヘッドチップ52aに巻かれたコイル
52cをハンダ付けするための中継基板52dがが配置
固定された構成とされている。そして、ヘッドベース5
2bには、上述した固定用ネジ53のネジ部を通すため
の貫通孔52eが形成されている。
下面にヘッドチップ52aが配置固定され、ヘッドベー
ス52bの上面にヘッドチップ52aに巻かれたコイル
52cをハンダ付けするための中継基板52dがが配置
固定された構成とされている。そして、ヘッドベース5
2bには、上述した固定用ネジ53のネジ部を通すため
の貫通孔52eが形成されている。
【0036】また、フェライト製カバー54は、上述し
た磁気ヘッド52のヘッドチップ52aの左右の側面、
後面、さらには下面を囲めるように、上面にほぼ直方体
状の溝54aが形成されると共に、左右の側面に遠心力
による飛び出しを防止するための係合凸部54b,54
bが形成されている。上述したように、このフェライト
製カバー54は回転ドラム51に設けられた溝51bに
配置されるが、係合凸部54b,54bは、溝51bに
形成された係合凹部51d,51dに係合される。
た磁気ヘッド52のヘッドチップ52aの左右の側面、
後面、さらには下面を囲めるように、上面にほぼ直方体
状の溝54aが形成されると共に、左右の側面に遠心力
による飛び出しを防止するための係合凸部54b,54
bが形成されている。上述したように、このフェライト
製カバー54は回転ドラム51に設けられた溝51bに
配置されるが、係合凸部54b,54bは、溝51bに
形成された係合凹部51d,51dに係合される。
【0037】さらに、フェライト製カバー54の後面側
には、回転ドラム51に設けられた溝51bに配置され
る際にヘッド高さ調整ネジ55を逃げるためのU字形状
の逃げ溝54cが設けられている。このような逃げ溝5
4cを設けることにより、フェライト製カバー54の後
部の幅tを比較的大きくでき、強度を増すことができる
と共に、磁気的インピーダンスを低くして上述した飛び
込み量の減衰効果を増大できる。
には、回転ドラム51に設けられた溝51bに配置され
る際にヘッド高さ調整ネジ55を逃げるためのU字形状
の逃げ溝54cが設けられている。このような逃げ溝5
4cを設けることにより、フェライト製カバー54の後
部の幅tを比較的大きくでき、強度を増すことができる
と共に、磁気的インピーダンスを低くして上述した飛び
込み量の減衰効果を増大できる。
【0038】なお、このフェライト製カバー54は、図
1に示すフェライト製カバー10eと同様に、その前面
側の端部面積がヘッドチップ52aの前面面積より広く
されると共に、その厚みはヘッドチップ52aの厚みよ
り厚くされる。これにより、フェライト製カバー54の
磁気的インピーダンスがヘッドチップ52aの磁気的イ
ンピーダンスよりも低くされ、磁束吸収能力が高くなる
ように設定される。
1に示すフェライト製カバー10eと同様に、その前面
側の端部面積がヘッドチップ52aの前面面積より広く
されると共に、その厚みはヘッドチップ52aの厚みよ
り厚くされる。これにより、フェライト製カバー54の
磁気的インピーダンスがヘッドチップ52aの磁気的イ
ンピーダンスよりも低くされ、磁束吸収能力が高くなる
ように設定される。
【0039】磁気ヘッド52を回転ドラム51に取り付
ける場合、まずフェライト製カバー54を回転ドラム5
1の溝51bに配置し、接着剤によって貼り付け固定す
る。この場合、フェライト製カバー54の係合凸部54
b,54bは、溝51bの係合凹部51d,51dに係
合した状態となると共に、ヘッド高さ調整ネジ55は逃
げ溝54cによってフェライト製カバー54との接触が
回避された状態となる。
ける場合、まずフェライト製カバー54を回転ドラム5
1の溝51bに配置し、接着剤によって貼り付け固定す
る。この場合、フェライト製カバー54の係合凸部54
b,54bは、溝51bの係合凹部51d,51dに係
合した状態となると共に、ヘッド高さ調整ネジ55は逃
げ溝54cによってフェライト製カバー54との接触が
回避された状態となる。
【0040】次に、固定用ネジ53のネジ部を磁気ヘッ
ド52のヘッドベース52bに形成された貫通孔52e
を通して回転ドラム51のネジ穴51aに螺合すること
で、磁気ヘッド52を回転ドラム51上に固定する。こ
の場合、磁気ヘッド52のヘッドチップ52aはフェラ
イト製カバー54の上面に形成された溝54aに入り、
ヘッドチップ52aの左右の側面、後面、さらには下面
が、フェライト製カバー54によって囲まれた状態とな
る。
ド52のヘッドベース52bに形成された貫通孔52e
を通して回転ドラム51のネジ穴51aに螺合すること
で、磁気ヘッド52を回転ドラム51上に固定する。こ
の場合、磁気ヘッド52のヘッドチップ52aはフェラ
イト製カバー54の上面に形成された溝54aに入り、
ヘッドチップ52aの左右の側面、後面、さらには下面
が、フェライト製カバー54によって囲まれた状態とな
る。
【0041】上述したように磁気ヘッド52が回転ドラ
ム51に取り付けられた状態で、ヘッド高さ調整ネジ5
5を回転させて上下させることにより、ヘッド高さ調整
ネジ55の先端が当接しているヘッドベース52bが上
下し、結果的にヘッドベース52aに貼り付けられたヘ
ッドチップ52aの高さが調整される。
ム51に取り付けられた状態で、ヘッド高さ調整ネジ5
5を回転させて上下させることにより、ヘッド高さ調整
ネジ55の先端が当接しているヘッドベース52bが上
下し、結果的にヘッドベース52aに貼り付けられたヘ
ッドチップ52aの高さが調整される。
【0042】図5〜図7に示すように構成される回転ヘ
ッド装置50においても、図2に示す回転ヘッド装置と
同様に、フェライト製カバー54によって、記録磁気ヘ
ッドからの磁束の再生磁気ヘッドへの飛び込み量を大幅
に減少させることができ、記録同時再生時における再生
信号のS/Nを向上させることができる。
ッド装置50においても、図2に示す回転ヘッド装置と
同様に、フェライト製カバー54によって、記録磁気ヘ
ッドからの磁束の再生磁気ヘッドへの飛び込み量を大幅
に減少させることができ、記録同時再生時における再生
信号のS/Nを向上させることができる。
【0043】また、フェライト製カバー54が回転ドラ
ム51に設けられた溝51bに配置され、その際にフェ
ライト製カバー54の係合凸部54b,54bが、溝5
1bの係合凹部51d,51dに係合された状態とな
る。そのため、回転ドラム51が回転して、フェライト
製カバー54に上述したような大きな遠心力が加わった
としても、回転ドラム51よりフェライト製カバー54
がはずれて飛び出すということはなくなる。
ム51に設けられた溝51bに配置され、その際にフェ
ライト製カバー54の係合凸部54b,54bが、溝5
1bの係合凹部51d,51dに係合された状態とな
る。そのため、回転ドラム51が回転して、フェライト
製カバー54に上述したような大きな遠心力が加わった
としても、回転ドラム51よりフェライト製カバー54
がはずれて飛び出すということはなくなる。
【0044】また、フェライト製カバー54は、回転ド
ラム51と磁気ヘッド52のヘッドベース52bとで挟
まれた状態となる。そのため、フェライト製カバー54
を回転ドラム51に接着している接着剤の接着力が経年
変化によって低下しても、このフェライト製カバー54
が回転ドラム51の外周に飛び出すことは決してない。
ラム51と磁気ヘッド52のヘッドベース52bとで挟
まれた状態となる。そのため、フェライト製カバー54
を回転ドラム51に接着している接着剤の接着力が経年
変化によって低下しても、このフェライト製カバー54
が回転ドラム51の外周に飛び出すことは決してない。
【0045】また、フェライト製カバー54の後面側に
U字形状の逃げ溝54cを形成することで、上述したよ
うにフェライト製カバー54の後部の幅tを比較的大き
くでき、強度を増すことができると共に、磁気的インピ
ーダンスを低くして上述した飛び込み量の減衰効果を増
大できる。
U字形状の逃げ溝54cを形成することで、上述したよ
うにフェライト製カバー54の後部の幅tを比較的大き
くでき、強度を増すことができると共に、磁気的インピ
ーダンスを低くして上述した飛び込み量の減衰効果を増
大できる。
【0046】なお、上述実施の形態においては、フェラ
イト製カバー54の係合凸部54b,54bをフェライ
ト製カバー54の側面に設けたものであるが、回転ドラ
ム51の回転によって生じる遠心力に抗する凸部であれ
ば、特に側面に設ける必要はない。
イト製カバー54の係合凸部54b,54bをフェライ
ト製カバー54の側面に設けたものであるが、回転ドラ
ム51の回転によって生じる遠心力に抗する凸部であれ
ば、特に側面に設ける必要はない。
【0047】また、上述実施の形態においては、フェラ
イト製カバー54に係合凸部54b,54bを設けると
共に、溝51bに係合凹部51d,51dを設けるよう
にしたものであるが、これとは逆にフェライト製カバー
54に係合凹部を設けると共に、溝51bに係合凸部を
設けてもよいことは勿論である。
イト製カバー54に係合凸部54b,54bを設けると
共に、溝51bに係合凹部51d,51dを設けるよう
にしたものであるが、これとは逆にフェライト製カバー
54に係合凹部を設けると共に、溝51bに係合凸部を
設けてもよいことは勿論である。
【0048】
【発明の効果】この発明によれば、磁気ヘッドのヘッド
チップの前面以外の面の全部または一部を囲むように磁
束吸収部材を配設するものであり、記録磁気ヘッドから
の磁束の再生磁気ヘッドへの飛び込み量を良好に低減で
き、記録同時再生時における再生信号のS/Nを向上で
きる。また、磁束吸収部材に回転ドラムの回転時の飛び
出しを防止するための係合凸部または係合凹部を設け、
それを回転ドラムの係合凹部または係合凸部に係合させ
ることで、磁束吸収部材に回転ドラムの回転による大き
な遠心力が加わっても、回転ドラムより磁束吸収部材が
はずれて飛び出すということを防止できる。
チップの前面以外の面の全部または一部を囲むように磁
束吸収部材を配設するものであり、記録磁気ヘッドから
の磁束の再生磁気ヘッドへの飛び込み量を良好に低減で
き、記録同時再生時における再生信号のS/Nを向上で
きる。また、磁束吸収部材に回転ドラムの回転時の飛び
出しを防止するための係合凸部または係合凹部を設け、
それを回転ドラムの係合凹部または係合凸部に係合させ
ることで、磁束吸収部材に回転ドラムの回転による大き
な遠心力が加わっても、回転ドラムより磁束吸収部材が
はずれて飛び出すということを防止できる。
【図1】実施の形態としての磁気ヘッドを示す斜視図で
ある。
ある。
【図2】図1に示す磁気ヘッドを記録磁気ヘッドおよび
再生磁気ヘッドとして使用した回転ヘッド装置の一例を
示す平面図である。
再生磁気ヘッドとして使用した回転ヘッド装置の一例を
示す平面図である。
【図3】実施の形態における磁気ヘッドを説明するため
に記録磁気ヘッドから再生磁気ヘッドへの磁束の流れを
示した図である。
に記録磁気ヘッドから再生磁気ヘッドへの磁束の流れを
示した図である。
【図4】フェライトカバーによる飛び込み量抑圧効果を
示す図である。
示す図である。
【図5】他の実施の形態としての回転ヘッド装置の要部
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図6】他の実施の形態としての回転ヘッド装置の要部
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図7】他の実施の形態としての回転ヘッド装置の要部
を示す分解斜視図である。
を示す分解斜視図である。
【図8】従来の回転ヘッド装置の一例を示す平面図であ
る。
る。
【図9】従来の磁気ヘッドを説明するために記録磁気ヘ
ッドから再生磁気ヘッドへの磁束の流れを示した図であ
る。
ッドから再生磁気ヘッドへの磁束の流れを示した図であ
る。
10・・・磁気ヘッド、10a・・・ヘッドチップ、1
0b・・・ヘッドベース、10e・・・フェライト製カ
バー、21・・・回転ドラム、22・・・記録磁気ヘッ
ド、23・・・再生磁気ヘッド、26・・・磁束、50
・・・回転ヘッド装置、51・・・回転ドラム、51
a,51c・・・ネジ穴、51b・・・溝、51d・・
・係合凹部、52・・・磁気ヘッド、52a・・・ヘッ
ドチップ、52b・・・ヘッドベース、52e・・・貫
通孔、53・・・固定用ネジ、54・・・フェライト製
カバー、54a・・・溝、54b・・・係合凸部、54
c・・・逃げ溝、55・・・ヘッド高さ調整ネジ
0b・・・ヘッドベース、10e・・・フェライト製カ
バー、21・・・回転ドラム、22・・・記録磁気ヘッ
ド、23・・・再生磁気ヘッド、26・・・磁束、50
・・・回転ヘッド装置、51・・・回転ドラム、51
a,51c・・・ネジ穴、51b・・・溝、51d・・
・係合凹部、52・・・磁気ヘッド、52a・・・ヘッ
ドチップ、52b・・・ヘッドベース、52e・・・貫
通孔、53・・・固定用ネジ、54・・・フェライト製
カバー、54a・・・溝、54b・・・係合凸部、54
c・・・逃げ溝、55・・・ヘッド高さ調整ネジ
Claims (6)
- 【請求項1】 ヘッドチップの前面以外の面の全部また
は一部を囲むように磁束吸収部材を配設したことを特徴
とする磁気ヘッド。 - 【請求項2】 上記磁束吸収部材の上記ヘッドチップの
前面側の端部面積は上記ヘッドチップの前面面積より広
くされ、上記磁束吸収部材の厚みは上記ヘッドチップの
厚みより厚くされることを特徴とする請求項1に記載の
磁気ヘッド。 - 【請求項3】 上記磁束吸収部材は、回転ドラム取付時
の飛び出しを防止するための係合凸部または係合凹部を
有することを特徴とする請求項1に記載の磁気ヘッド。 - 【請求項4】 上記磁束吸収部材は、フェライトで構成
されることを特徴とする請求項1に記載の磁気ヘッド。 - 【請求項5】 回転ドラムの円周方向に記録磁気ヘッド
と再生磁気ヘッドとが交互に複数個配置され、 上記記録磁気ヘッドおよび上記再生磁気ヘッドの双方ま
たはいずれか一方は、ヘッドチップの前面以外の面の全
部または一部が磁束吸収部材で囲まれることを特徴とす
る回転ヘッド装置。 - 【請求項6】 上記磁束吸収部材は上記回転ドラムの回
転時の飛び出しを防止するための係合凸部または係合凹
部を有し、 上記回転ドラムには上記磁束吸収部材の係合凸部または
係合凹部と係合する係合凹部または係合凸部を設けるこ
とを特徴とする請求項5に記載の回転ヘッド装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25971096A JPH10105937A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 磁気ヘッドおよびそれを有する回転ヘッド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25971096A JPH10105937A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 磁気ヘッドおよびそれを有する回転ヘッド装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10105937A true JPH10105937A (ja) | 1998-04-24 |
Family
ID=17337872
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25971096A Pending JPH10105937A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 磁気ヘッドおよびそれを有する回転ヘッド装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10105937A (ja) |
-
1996
- 1996-09-30 JP JP25971096A patent/JPH10105937A/ja active Pending
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