JPH10107015A - パターン形成方法 - Google Patents
パターン形成方法Info
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- JPH10107015A JPH10107015A JP25509196A JP25509196A JPH10107015A JP H10107015 A JPH10107015 A JP H10107015A JP 25509196 A JP25509196 A JP 25509196A JP 25509196 A JP25509196 A JP 25509196A JP H10107015 A JPH10107015 A JP H10107015A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 Moおよび酸化Moから成る積層膜をウエッ
トエッチングしてパターン形成を行うときに、エッチン
グされた部分を滑らかな形状し、酸化Moの不要な部分
を除去することで、素子の信頼性を向上させる。 【解決手段】 基板4上に、Mo膜3、酸化Mo膜2お
よびレジスト1が、この順に形成されたものに対して、
過酸化水素(H2O2)水を用いてウエットエッチングを
行うと、比較的小さなテーパ角eを有する滑らかなテー
パ部分を形成することができる。また、塩酸または臭化
水素酸を用いたウエットエッチングによって、酸化Mo
膜2の不要な部分を除去することができる。
トエッチングしてパターン形成を行うときに、エッチン
グされた部分を滑らかな形状し、酸化Moの不要な部分
を除去することで、素子の信頼性を向上させる。 【解決手段】 基板4上に、Mo膜3、酸化Mo膜2お
よびレジスト1が、この順に形成されたものに対して、
過酸化水素(H2O2)水を用いてウエットエッチングを
行うと、比較的小さなテーパ角eを有する滑らかなテー
パ部分を形成することができる。また、塩酸または臭化
水素酸を用いたウエットエッチングによって、酸化Mo
膜2の不要な部分を除去することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Mo(モリブデ
ン)および酸化Moから成る積層膜のパターン形成方法
に関し、さらに詳しくは、ウェットエッチングによって
該積層膜のパターン形成を行い、エッチングされた部分
を滑らかな形状にするパターン形成方法に関する。
ン)および酸化Moから成る積層膜のパターン形成方法
に関し、さらに詳しくは、ウェットエッチングによって
該積層膜のパターン形成を行い、エッチングされた部分
を滑らかな形状にするパターン形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、Mo(モリブデン)等の高融点
金属材料は、LSI(高密度集積回路)等の半導体集積
回路やTFT(薄膜トランジスタ)素子のゲート電極材
料や配線材料等として広く使われる。
金属材料は、LSI(高密度集積回路)等の半導体集積
回路やTFT(薄膜トランジスタ)素子のゲート電極材
料や配線材料等として広く使われる。
【0003】図11は、モノクロ型交流薄膜EL(エレ
クトロルミネセント)パネル101の構成を示す断面図
である。モノクロ型交流薄膜ELパネル101では、走
査側の上部電極9aとしてAl(アルミニウム)が使わ
れ、データ側の下部電極5aとして、主にITO(Indi
um Tin Oxide)と呼ばれる透明電極材料が使われてい
る。ITOは、In2O3(酸化インジウム)に抵抗率を
下げるために、ドーパント(微量添加元素)としてSn
(錫)を添加したものである。モノクロ型では、Mo等
の高融点金属材料は使われていない。
クトロルミネセント)パネル101の構成を示す断面図
である。モノクロ型交流薄膜ELパネル101では、走
査側の上部電極9aとしてAl(アルミニウム)が使わ
れ、データ側の下部電極5aとして、主にITO(Indi
um Tin Oxide)と呼ばれる透明電極材料が使われてい
る。ITOは、In2O3(酸化インジウム)に抵抗率を
下げるために、ドーパント(微量添加元素)としてSn
(錫)を添加したものである。モノクロ型では、Mo等
の高融点金属材料は使われていない。
【0004】モノクロ型では、発効した光をガラス基板
4側から取り出すのが一般的だが、最近のカラー化の要
望によって登場した図1のカラー型交流薄膜ELパネル
102では、膜面側からカラーフィルタ10を通して光
を取り出している。これは、カラーフィルタ10が発光
層7を形成する際の熱処理温度に耐えられず、発光層7
を形成した後にカラーフィルタ10を形成する必要があ
るからである。
4側から取り出すのが一般的だが、最近のカラー化の要
望によって登場した図1のカラー型交流薄膜ELパネル
102では、膜面側からカラーフィルタ10を通して光
を取り出している。これは、カラーフィルタ10が発光
層7を形成する際の熱処理温度に耐えられず、発光層7
を形成した後にカラーフィルタ10を形成する必要があ
るからである。
【0005】このようにカラー型では、発光した光を上
部電極9b側から取り出すので、上部電極9bは透明で
なければならない。そこで、上部電極9bには、ITO
が用いられる。ITOは高温プロセスに耐えるが、抵抗
率が高く、配線が短いデータ側電極にしか使用できな
い。よって、上部電極9bはデータ側とし、下部電極5
bは走査側としている。
部電極9b側から取り出すので、上部電極9bは透明で
なければならない。そこで、上部電極9bには、ITO
が用いられる。ITOは高温プロセスに耐えるが、抵抗
率が高く、配線が短いデータ側電極にしか使用できな
い。よって、上部電極9bはデータ側とし、下部電極5
bは走査側としている。
【0006】また、カラー型では、発光層7を高温で熱
処理するので、熱処理の時点で既に形成されている下部
電極5bは、必ず高温熱処理プロセスを通らなければな
らない。融点の低いAlは、高温プロセスに耐えられな
いので下部電極5bとして使えず、高融点材料であるM
o(モリブデン)、Ta(タンタル)、W(タングステ
ン)、Ti(チタン)またはCr(クロム)が、下部電
極5bとして適当である。
処理するので、熱処理の時点で既に形成されている下部
電極5bは、必ず高温熱処理プロセスを通らなければな
らない。融点の低いAlは、高温プロセスに耐えられな
いので下部電極5bとして使えず、高融点材料であるM
o(モリブデン)、Ta(タンタル)、W(タングステ
ン)、Ti(チタン)またはCr(クロム)が、下部電
極5bとして適当である。
【0007】これらの高融点金属材料膜は通常スパッタ
リング法で形成され、レジストを塗布し、紫外線を露光
し、現像された後、ドライエッチング法でエッチングさ
れてパターン形成される。
リング法で形成され、レジストを塗布し、紫外線を露光
し、現像された後、ドライエッチング法でエッチングさ
れてパターン形成される。
【0008】しかし、ドライエッチング法は高価で大掛
かりな装置を必要とし、半導体素子の製造コストが高く
なる。そこで、大掛かりな装置を必要としない、安価で
量産性に優れるウェットエッチングが検討されている。
高融点金属材料の中では、抵抗率が低くかつウェットエ
ッチングが可能な材料として、Moが有望である。
かりな装置を必要とし、半導体素子の製造コストが高く
なる。そこで、大掛かりな装置を必要としない、安価で
量産性に優れるウェットエッチングが検討されている。
高融点金属材料の中では、抵抗率が低くかつウェットエ
ッチングが可能な材料として、Moが有望である。
【0009】Moのウェットエッチングには、一般的に
硝酸および燐酸を含むエッチング液が用いられている。
また、過酸化水素(H2O2)水を用いて、Moから成る
単層膜のみをウェットエッチングする方法として、特開
平3−266426にモリブデンパターン形成方法が提
案されている。
硝酸および燐酸を含むエッチング液が用いられている。
また、過酸化水素(H2O2)水を用いて、Moから成る
単層膜のみをウェットエッチングする方法として、特開
平3−266426にモリブデンパターン形成方法が提
案されている。
【0010】このようにMo単層膜を用いた素子に対し
て、Moに加えて酸化Moを積層させた構成のものを以
下に示す。
て、Moに加えて酸化Moを積層させた構成のものを以
下に示す。
【0011】図8の高コントラスト型交流薄膜ELパネ
ル103では、上部電極9cは、酸化Mo膜2の上にM
o膜3を積層して構成される。発光した光は基板4側か
ら取り出される。Mo膜3および酸化Mo膜2から成る
上部電極9cは、黒色電極となるので、パネルのコント
ラスト向上に効果がある。Mo膜3に酸化Mo膜2を加
えて成る積層膜のパターン形成には、硝酸および燐酸を
含むエッチング液が用いられる。
ル103では、上部電極9cは、酸化Mo膜2の上にM
o膜3を積層して構成される。発光した光は基板4側か
ら取り出される。Mo膜3および酸化Mo膜2から成る
上部電極9cは、黒色電極となるので、パネルのコント
ラスト向上に効果がある。Mo膜3に酸化Mo膜2を加
えて成る積層膜のパターン形成には、硝酸および燐酸を
含むエッチング液が用いられる。
【0012】図9のTFT型液晶パネル104では、ブ
ラックマトリクス18として一般的には高融点材料であ
るCr/酸化Cr(Cr膜および酸化Cr膜から成る積
層膜)が使われる。このブラックマトリクス18は、パ
ネルの外光による発光面の反射を抑えるので、コントラ
ストおよび表示品位の向上に効果がある。しかし、Cr
/酸化Crは環境保全の点から好ましくないので、Cr
/酸化Crに代わってMo/酸化Moから成る構造によ
るブラックマトリクス18が考えられ、R.Tomokiyo et
al,Mo/MoO Black Matrix Technique Applied to the 1
2.1-inchDiagonal TFT-LCD,ASIA DISPLAY'95 p.959-96
0に報告されている。このブラックマトリクス18のパ
ターン形成にも、硝酸および燐酸を含むエッチング液が
使用されている。
ラックマトリクス18として一般的には高融点材料であ
るCr/酸化Cr(Cr膜および酸化Cr膜から成る積
層膜)が使われる。このブラックマトリクス18は、パ
ネルの外光による発光面の反射を抑えるので、コントラ
ストおよび表示品位の向上に効果がある。しかし、Cr
/酸化Crは環境保全の点から好ましくないので、Cr
/酸化Crに代わってMo/酸化Moから成る構造によ
るブラックマトリクス18が考えられ、R.Tomokiyo et
al,Mo/MoO Black Matrix Technique Applied to the 1
2.1-inchDiagonal TFT-LCD,ASIA DISPLAY'95 p.959-96
0に報告されている。このブラックマトリクス18のパ
ターン形成にも、硝酸および燐酸を含むエッチング液が
使用されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、Mo膜
3と酸化Mo膜2との積層膜のパターン形成に対して
は、硝酸および燐酸を含むエッチング液が用いられ、以
下に示す図12のように形成される。
3と酸化Mo膜2との積層膜のパターン形成に対して
は、硝酸および燐酸を含むエッチング液が用いられ、以
下に示す図12のように形成される。
【0014】図12(a)〜(d)は、Mo膜3および
酸化Mo膜2から成る積層膜に対する従来のパターン形
成方法のプロセスを示す断面図である。図12(a)で
は基板4上に、スパッタ法によってMo膜を形成し、そ
の上にレジスト1を塗布し、必要なパターンを紫外線露
光して、現像する。このとき、プロセス中に発生する熱
によって、Mo膜は酸素や水分などと化学反応を起こ
し、その表面に酸化Mo膜2を形成する。
酸化Mo膜2から成る積層膜に対する従来のパターン形
成方法のプロセスを示す断面図である。図12(a)で
は基板4上に、スパッタ法によってMo膜を形成し、そ
の上にレジスト1を塗布し、必要なパターンを紫外線露
光して、現像する。このとき、プロセス中に発生する熱
によって、Mo膜は酸素や水分などと化学反応を起こ
し、その表面に酸化Mo膜2を形成する。
【0015】このようにして形成された酸化Mo膜2お
よび残余のMo膜3は、硝酸および燐酸を含むエッチン
グ液によってエッチングされると、図12(b)に示さ
れるように、酸化Mo膜2がMo膜3に対して遅れてエ
ッチングされる。これは、硝酸および燐酸を含むエッチ
ング液は、酸化MoよりもMoに対するエッチング速度
の方が速いからである。
よび残余のMo膜3は、硝酸および燐酸を含むエッチン
グ液によってエッチングされると、図12(b)に示さ
れるように、酸化Mo膜2がMo膜3に対して遅れてエ
ッチングされる。これは、硝酸および燐酸を含むエッチ
ング液は、酸化MoよりもMoに対するエッチング速度
の方が速いからである。
【0016】通常の抜け残りがないところまで削り取る
エッチング条件を設定して、さらにエッチングを続ける
と、図12(c)に示されるように、エッチングによっ
て削り取られる部分は、基板4にまで到達する。レジス
ト1を除去すると、図12(d)に示されるように、比
較的大きなテーパ角e1を有する形状が得られる。
エッチング条件を設定して、さらにエッチングを続ける
と、図12(c)に示されるように、エッチングによっ
て削り取られる部分は、基板4にまで到達する。レジス
ト1を除去すると、図12(d)に示されるように、比
較的大きなテーパ角e1を有する形状が得られる。
【0017】図12に示されるように、Moおよび酸化
Moから成る積層膜に対して、硝酸および燐酸を含むエ
ッチング液によってウェットエッチングを行って、交流
薄膜ELパネルなどの素子を形成した場合には、電圧を
印加するとMoおよび酸化Moから成る積層膜パターン
において、破壊を生じることがある。
Moから成る積層膜に対して、硝酸および燐酸を含むエ
ッチング液によってウェットエッチングを行って、交流
薄膜ELパネルなどの素子を形成した場合には、電圧を
印加するとMoおよび酸化Moから成る積層膜パターン
において、破壊を生じることがある。
【0018】この破壊された部分をSEM(走査型電子
顕微鏡)で詳しく観察したところ、図12(d)に示さ
れるように、テーパ角e1が比較的大きい形状になって
いた。さらに、光学顕微鏡で詳しく観察して、破壊の様
子を検討した結果、次のことがわかった。図12(d)
のテーパ角e1が大きいと、このパターン形成された積
層膜上にさらに薄膜を形成するときに、段差被覆性が悪
くなり、素子破壊を起こし易くなる。また、テーパ角e
1が大きいと、電圧を印加したときに、テーパ部分に電
界が集中して、テーパ部分にかかる電圧は素子の耐圧を
越えてしまい、素子破壊を引き起こすことがある。
顕微鏡)で詳しく観察したところ、図12(d)に示さ
れるように、テーパ角e1が比較的大きい形状になって
いた。さらに、光学顕微鏡で詳しく観察して、破壊の様
子を検討した結果、次のことがわかった。図12(d)
のテーパ角e1が大きいと、このパターン形成された積
層膜上にさらに薄膜を形成するときに、段差被覆性が悪
くなり、素子破壊を起こし易くなる。また、テーパ角e
1が大きいと、電圧を印加したときに、テーパ部分に電
界が集中して、テーパ部分にかかる電圧は素子の耐圧を
越えてしまい、素子破壊を引き起こすことがある。
【0019】また、図9に示すTFT液晶パネル104
において、Mo膜3および酸化Mo膜2から成るブラッ
クマトリクス18は、以下に示す図13のような形状に
なる。
において、Mo膜3および酸化Mo膜2から成るブラッ
クマトリクス18は、以下に示す図13のような形状に
なる。
【0020】図13は、従来のパターン形成方法によっ
てエッチングされたブラックマトリクス18の形状を示
す断面図である。硝酸および燐酸を含むエッチング液
は、酸化MoよりもMoに対するエッチング速度の方が
速いので、Mo膜3が酸化Mo膜2に比べて極端に小さ
くなっている。
てエッチングされたブラックマトリクス18の形状を示
す断面図である。硝酸および燐酸を含むエッチング液
は、酸化MoよりもMoに対するエッチング速度の方が
速いので、Mo膜3が酸化Mo膜2に比べて極端に小さ
くなっている。
【0021】TFT液晶パネル104では、この小さく
なったMo膜3に接触させて対向電極16を形成する。
したがって、対向電極16のMo膜3に接する部分も小
さくなり、抵抗が高くなるという問題を生じる。
なったMo膜3に接触させて対向電極16を形成する。
したがって、対向電極16のMo膜3に接する部分も小
さくなり、抵抗が高くなるという問題を生じる。
【0022】またさらに、パネルなどの素子に酸化Mo
が含まれていると、プロパゲーション破壊となりやすい
ことを実験で確認した。プロパゲーション破壊とは、素
子が連鎖的に破壊されることを意味し、プロパゲーショ
ン破壊が起こると、電極が切断され、パネルなどの本来
の素子としての機能が無くなることもある。
が含まれていると、プロパゲーション破壊となりやすい
ことを実験で確認した。プロパゲーション破壊とは、素
子が連鎖的に破壊されることを意味し、プロパゲーショ
ン破壊が起こると、電極が切断され、パネルなどの本来
の素子としての機能が無くなることもある。
【0023】なお、Moは酸化され易い金属であるため
に、形成プロセス中に高温で酸素、水蒸気などを含む雰
囲気にさらされるとMo表面に酸化Moを形成する性質
がある。酸化Moは全て解明されているわけではない
が、知られているものにMoO3、Mo18O52、Mo9O
26、Mo8O23、Mo5O14、Mo17O47、Mo4O11、
Mo4O11、MoO2などがあり、実験式ではMoO2〜3
で表される。
に、形成プロセス中に高温で酸素、水蒸気などを含む雰
囲気にさらされるとMo表面に酸化Moを形成する性質
がある。酸化Moは全て解明されているわけではない
が、知られているものにMoO3、Mo18O52、Mo9O
26、Mo8O23、Mo5O14、Mo17O47、Mo4O11、
Mo4O11、MoO2などがあり、実験式ではMoO2〜3
で表される。
【0024】本発明の目的は、Moおよび酸化Moから
成る積層膜をウェットエッチングしてパターン形成を行
うときに、エッチングされた部分を滑らかな形状にし、
酸化Moの不要な部分を除去して、素子の信頼性を向上
させるパターン形成方法を提供することである。
成る積層膜をウェットエッチングしてパターン形成を行
うときに、エッチングされた部分を滑らかな形状にし、
酸化Moの不要な部分を除去して、素子の信頼性を向上
させるパターン形成方法を提供することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は、Mo(モリブ
デン)および酸化Moから成る積層膜を過酸化水素水を
用いてウェットエッチングする工程を含むことを特徴と
するパターン形成方法である。 本発明に従えば、Moおよび酸化Moから成る積層膜に
対するエッチングには、過酸化水素水がエッチング液と
して用いられる。過酸化水素水は、硝酸および燐酸を含
むエッチング液に比べて、Moおよび酸化Moに対する
エッチング速度が遅いので、硝酸および燐酸を含むエッ
チング液による従来のパターン形成よりも、段差被覆性
に優れた滑らかなテーパ部分を得ることができ、段差被
覆性の不良による上記積層膜を含む素子の破壊を防ぐこ
とができる。 また、過酸化水素水は、従来の硝酸および燐酸を含むエ
ッチング液に比べて、Moと酸化Moとに対するエッチ
ング速度の差異が少ないので、Moが酸化Moに対して
削られ過ぎることが無く、このMoに接触して形成され
る電極の抵抗の増加を抑えることができる。
デン)および酸化Moから成る積層膜を過酸化水素水を
用いてウェットエッチングする工程を含むことを特徴と
するパターン形成方法である。 本発明に従えば、Moおよび酸化Moから成る積層膜に
対するエッチングには、過酸化水素水がエッチング液と
して用いられる。過酸化水素水は、硝酸および燐酸を含
むエッチング液に比べて、Moおよび酸化Moに対する
エッチング速度が遅いので、硝酸および燐酸を含むエッ
チング液による従来のパターン形成よりも、段差被覆性
に優れた滑らかなテーパ部分を得ることができ、段差被
覆性の不良による上記積層膜を含む素子の破壊を防ぐこ
とができる。 また、過酸化水素水は、従来の硝酸および燐酸を含むエ
ッチング液に比べて、Moと酸化Moとに対するエッチ
ング速度の差異が少ないので、Moが酸化Moに対して
削られ過ぎることが無く、このMoに接触して形成され
る電極の抵抗の増加を抑えることができる。
【0026】また本発明は、Moおよび酸化Moから成
る積層膜を過酸化水素水を含まないエッチング液を用い
てウェットエッチングまたはドライエッチングする工程
と、次に、前記積層膜を過酸化水素水を用いてウェット
エッチングする工程とを含むことを特徴とするパターン
形成方法である。 本発明に従えば、上記積層膜に対して、過酸化水素水を
含まないエッチング液を用いてエッチングを行った後
に、過酸化水素水を用いてウェットエッチングを行う。
エッチング速度の異なるエッチング液を別の工程で用い
るので、所望のテーパ角を有するテーパ部分を形成する
ことが容易である。たとえば、エッチング速度の速い硝
酸および燐酸を含むエッチング液などを用いてエッチン
グを行った後に、エッチング速度の遅い過酸化水素水に
よるエッチングを行えば、テーパ角の大きなテーパ部分
を形成するときに、所望のテーパ角を得ることが容易で
ある。
る積層膜を過酸化水素水を含まないエッチング液を用い
てウェットエッチングまたはドライエッチングする工程
と、次に、前記積層膜を過酸化水素水を用いてウェット
エッチングする工程とを含むことを特徴とするパターン
形成方法である。 本発明に従えば、上記積層膜に対して、過酸化水素水を
含まないエッチング液を用いてエッチングを行った後
に、過酸化水素水を用いてウェットエッチングを行う。
エッチング速度の異なるエッチング液を別の工程で用い
るので、所望のテーパ角を有するテーパ部分を形成する
ことが容易である。たとえば、エッチング速度の速い硝
酸および燐酸を含むエッチング液などを用いてエッチン
グを行った後に、エッチング速度の遅い過酸化水素水に
よるエッチングを行えば、テーパ角の大きなテーパ部分
を形成するときに、所望のテーパ角を得ることが容易で
ある。
【0027】また本発明の過酸化水素水の濃度を30%
以下とすることを特徴とする。 本発明に従えば、上記積層膜に対して、濃度30%以下
の過酸化水素水を用いてエッチングを行う。濃度30%
以下の過酸化水素水は、濃度が薄いほどエッチング速度
が遅くなるので、さらにテーパ角の小さい滑らかなテー
パ部分を形成することができる。また、濃度30%以下
の過酸化水素水を用いると、濃度の値によってテーパ角
が決定されるので、濃度値を決定することで所望のテー
パ角を有するテーパ部分を形成することができる。ま
た、過酸化水素水の濃度を30%以下とすることで、長
時間のオーバエッチによるレジストの剥離を防ぐことが
できる。
以下とすることを特徴とする。 本発明に従えば、上記積層膜に対して、濃度30%以下
の過酸化水素水を用いてエッチングを行う。濃度30%
以下の過酸化水素水は、濃度が薄いほどエッチング速度
が遅くなるので、さらにテーパ角の小さい滑らかなテー
パ部分を形成することができる。また、濃度30%以下
の過酸化水素水を用いると、濃度の値によってテーパ角
が決定されるので、濃度値を決定することで所望のテー
パ角を有するテーパ部分を形成することができる。ま
た、過酸化水素水の濃度を30%以下とすることで、長
時間のオーバエッチによるレジストの剥離を防ぐことが
できる。
【0028】また本発明は、Moおよび酸化Moから成
る積層膜をウェットエッチングまたはドライエッチング
する工程と、次に、前記積層膜を塩酸または臭化水素酸
を用いてウェットエッチングし、表面の酸化Moを除去
する工程とを含むことを特徴とするパターン形成方法で
ある。 本発明に従えば、上記積層膜に対してエッチングによ
ってパターン形成を行った後に、積層膜を塩酸または臭
化水素酸を用いてエッチングを行う。塩酸および臭化水
素酸は、Moをほとんど溶かさないのに比べて、酸化M
oをよく溶かすので、積層膜内の酸化Moの露出してい
る部分を除去することができ、表面の酸化Moの存在に
よって生じる素子の破壊を防ぐことができる。
る積層膜をウェットエッチングまたはドライエッチング
する工程と、次に、前記積層膜を塩酸または臭化水素酸
を用いてウェットエッチングし、表面の酸化Moを除去
する工程とを含むことを特徴とするパターン形成方法で
ある。 本発明に従えば、上記積層膜に対してエッチングによ
ってパターン形成を行った後に、積層膜を塩酸または臭
化水素酸を用いてエッチングを行う。塩酸および臭化水
素酸は、Moをほとんど溶かさないのに比べて、酸化M
oをよく溶かすので、積層膜内の酸化Moの露出してい
る部分を除去することができ、表面の酸化Moの存在に
よって生じる素子の破壊を防ぐことができる。
【0029】また本発明は、Moおよび酸化Moから成
る積層膜をウェットエッチングまたはドライエッチング
する工程と、次に、前記積層膜を露出させる工程と、次
に、前記積層膜を塩酸または臭化水素酸を用いてウェッ
トエッチングし、表面の酸化Mo膜を除去する工程とを
含むことを特徴とするパターン形成方法である。 本発明に従えば、上記積層膜に対してエッチングによっ
てパターン形成を行い、積層膜を露出させた後に、積層
膜を塩酸または臭化水素酸を用いてエッチングを行う。
これによって、積層膜内の露出していなかった酸化Mo
をも除去することができ、露出していなかった酸化Mo
の存在によって生じる素子の破壊を防ぐことができる。
る積層膜をウェットエッチングまたはドライエッチング
する工程と、次に、前記積層膜を露出させる工程と、次
に、前記積層膜を塩酸または臭化水素酸を用いてウェッ
トエッチングし、表面の酸化Mo膜を除去する工程とを
含むことを特徴とするパターン形成方法である。 本発明に従えば、上記積層膜に対してエッチングによっ
てパターン形成を行い、積層膜を露出させた後に、積層
膜を塩酸または臭化水素酸を用いてエッチングを行う。
これによって、積層膜内の露出していなかった酸化Mo
をも除去することができ、露出していなかった酸化Mo
の存在によって生じる素子の破壊を防ぐことができる。
【0030】また本発明は、Moおよび酸化Moから成
る積層膜を過酸化水素水または硝酸もしくは燐酸を含む
エッチング液でウェットエッチングまたはドライエッチ
ングする工程と、次に、前記積層膜を塩酸または臭化水
素酸を用いてウェットエッチングし、表面の酸化Moを
除去する工程とを含むことを特徴とするパターン形成方
法である。 本発明に従えば、上記積層膜に対して、過酸化水素水
または硝酸もしくは燐酸を含むエッチング液でウェット
エッチングを行った後に、積層膜を塩酸または臭化水素
酸を用いてエッチングを行う。積層膜の形成時やエッチ
ングの途中で形成されて、露出した酸化Moを取り除く
ことができる。
る積層膜を過酸化水素水または硝酸もしくは燐酸を含む
エッチング液でウェットエッチングまたはドライエッチ
ングする工程と、次に、前記積層膜を塩酸または臭化水
素酸を用いてウェットエッチングし、表面の酸化Moを
除去する工程とを含むことを特徴とするパターン形成方
法である。 本発明に従えば、上記積層膜に対して、過酸化水素水
または硝酸もしくは燐酸を含むエッチング液でウェット
エッチングを行った後に、積層膜を塩酸または臭化水素
酸を用いてエッチングを行う。積層膜の形成時やエッチ
ングの途中で形成されて、露出した酸化Moを取り除く
ことができる。
【0031】また本発明は、Moおよび酸化Moから成
る積層膜を過酸化水素水または硝酸もしくは燐酸を含む
エッチング液でウェットエッチングまたはドライエッチ
ングする工程と、次に、前記積層膜を露出させる工程
と、次に、前記積層膜を塩酸または臭化水素酸を用いて
ウェットエッチングし、表面の酸化Moを除去する工程
とを含むことを特徴とするパターン形成方法である。 本発明に従えば、上記積層膜に対して、過酸化水素水
または硝酸もしくは燐酸を含むエッチング液でウェット
エッチングを行った後に、積層膜を露出させて、積層膜
を塩酸または臭化水素酸を用いてエッチングを行う。こ
れによって、積層膜の形成時やエッチングの途中に形成
されて、露出していなかった不要な酸化Moを取り除く
ことができる。
る積層膜を過酸化水素水または硝酸もしくは燐酸を含む
エッチング液でウェットエッチングまたはドライエッチ
ングする工程と、次に、前記積層膜を露出させる工程
と、次に、前記積層膜を塩酸または臭化水素酸を用いて
ウェットエッチングし、表面の酸化Moを除去する工程
とを含むことを特徴とするパターン形成方法である。 本発明に従えば、上記積層膜に対して、過酸化水素水
または硝酸もしくは燐酸を含むエッチング液でウェット
エッチングを行った後に、積層膜を露出させて、積層膜
を塩酸または臭化水素酸を用いてエッチングを行う。こ
れによって、積層膜の形成時やエッチングの途中に形成
されて、露出していなかった不要な酸化Moを取り除く
ことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態は、以下に
示す図1のカラー型交流薄膜ELパネル102におい
て、Mo膜3および酸化Mo膜2から成る下部電極5b
のパターン形成方法であり、過酸化水素水を用いてウェ
ットエッチングするパターン形成方法である。
示す図1のカラー型交流薄膜ELパネル102におい
て、Mo膜3および酸化Mo膜2から成る下部電極5b
のパターン形成方法であり、過酸化水素水を用いてウェ
ットエッチングするパターン形成方法である。
【0033】図1は、カラー型交流薄膜ELパネル10
2を示す断面図である。カラー型交流薄膜ELパネル1
02は、2つの電極を有し、それぞれの2電極間に、電
圧を印加すると発光を呈する。
2を示す断面図である。カラー型交流薄膜ELパネル1
02は、2つの電極を有し、それぞれの2電極間に、電
圧を印加すると発光を呈する。
【0034】カラー型交流薄膜ELパネル102は、基
板4の上に、下部電極5b、第1絶縁層6、発光層7、
第2絶縁層8および上部電極9bをこの順番に積層し
て、これとは別に、フィルタガラス11上にカラーフィ
ルタ10を形成して、カラーフィルタ10と上部電極9
bとを貼り合わせ、その間にシリコンオイル等の絶縁性
液体21を封入して構成されている。これは、モノクロ
型交流薄膜ELパネル101の下部電極5aと上部電極
9aとを入れ替えて、下部電極5bおよび上部電極9b
として、上部電極9bの上にカラーフィルタ10および
フィルタガラス11を形成したものである。下部電極5
bは、基板4上にMo膜3および酸化Mo膜2がこの順
に積層されて構成されている。上部電極9bには、IT
Oなどの透明電極材料が使われている。
板4の上に、下部電極5b、第1絶縁層6、発光層7、
第2絶縁層8および上部電極9bをこの順番に積層し
て、これとは別に、フィルタガラス11上にカラーフィ
ルタ10を形成して、カラーフィルタ10と上部電極9
bとを貼り合わせ、その間にシリコンオイル等の絶縁性
液体21を封入して構成されている。これは、モノクロ
型交流薄膜ELパネル101の下部電極5aと上部電極
9aとを入れ替えて、下部電極5bおよび上部電極9b
として、上部電極9bの上にカラーフィルタ10および
フィルタガラス11を形成したものである。下部電極5
bは、基板4上にMo膜3および酸化Mo膜2がこの順
に積層されて構成されている。上部電極9bには、IT
Oなどの透明電極材料が使われている。
【0035】モノクロ型では、図11の矢印Yaに示す
ように、発光した光をガラス基板4側から取り出すのが
一般的であったが、カラー型では、図1の矢印Ybに示
すように、基板4とは逆の上部電極9b側から、カラー
フィルタ10を通して光を取り出している。
ように、発光した光をガラス基板4側から取り出すのが
一般的であったが、カラー型では、図1の矢印Ybに示
すように、基板4とは逆の上部電極9b側から、カラー
フィルタ10を通して光を取り出している。
【0036】以下にこのカラー型交流薄膜ELパネル1
02の製造方法を示す。まず、ガラス基板4上に、下記
の条件(1)〜(3)に従うスパッタリング法によっ
て、厚さ50nmまたは100nmのMo膜3を形成す
る。 (1)ガラス基板4の温度は、200℃にする。 (2)ターゲットはMoターゲットを用いる。 (3)スパッタガスとしてArを用い、ガス圧は0.1
〜10Paとする。 Mo膜3上に、上記の条件(1),(2)および下記
(4)に従うスパッタ法によって、酸化Mo膜2を形成
する。 (4)スパッタガスとして、O2(酸素)とAr(アル
ゴン)とを02/Ar=1/10の比率で用い、ガス圧
は0.1〜10Paとする。
02の製造方法を示す。まず、ガラス基板4上に、下記
の条件(1)〜(3)に従うスパッタリング法によっ
て、厚さ50nmまたは100nmのMo膜3を形成す
る。 (1)ガラス基板4の温度は、200℃にする。 (2)ターゲットはMoターゲットを用いる。 (3)スパッタガスとしてArを用い、ガス圧は0.1
〜10Paとする。 Mo膜3上に、上記の条件(1),(2)および下記
(4)に従うスパッタ法によって、酸化Mo膜2を形成
する。 (4)スパッタガスとして、O2(酸素)とAr(アル
ゴン)とを02/Ar=1/10の比率で用い、ガス圧
は0.1〜10Paとする。
【0037】このようにして形成されたMo膜3および
酸化Mo膜2上に、スピナーでレジストを塗布し、電気
炉内で90℃で30分間プリベークする。さらに、所定
のパターンに沿って露光機で紫外線を露光して、現像液
で現像を行い、電気炉内で150℃で30分間ホストベ
ークする。こうして、所定のパターンのレジストを形成
し、エッチング液として濃度が30%の過酸化水素水を
使い、これを恒温槽内で液温35〜40℃に保って、エ
ッチング液にパネルを浸し、40秒間オーバエッチング
する。オーバエッチングとはエッチング時に、基板4を
エッチング液に浸したときに必要なパターンの形に電極
が抜けてから、所定時間浸したままにしておくことであ
る。その後、基板4を取り出し純水で洗い、電気炉内で
150℃で30分間脱水し、レジストをアッシングして
除去する。このようにしてパターン形成されたMo膜3
および酸化Mo膜2から下部電極5bが構成される。
酸化Mo膜2上に、スピナーでレジストを塗布し、電気
炉内で90℃で30分間プリベークする。さらに、所定
のパターンに沿って露光機で紫外線を露光して、現像液
で現像を行い、電気炉内で150℃で30分間ホストベ
ークする。こうして、所定のパターンのレジストを形成
し、エッチング液として濃度が30%の過酸化水素水を
使い、これを恒温槽内で液温35〜40℃に保って、エ
ッチング液にパネルを浸し、40秒間オーバエッチング
する。オーバエッチングとはエッチング時に、基板4を
エッチング液に浸したときに必要なパターンの形に電極
が抜けてから、所定時間浸したままにしておくことであ
る。その後、基板4を取り出し純水で洗い、電気炉内で
150℃で30分間脱水し、レジストをアッシングして
除去する。このようにしてパターン形成されたMo膜3
および酸化Mo膜2から下部電極5bが構成される。
【0038】下部電極5b上に、SiO2膜(20〜5
0nm)およびSi3N4膜(200〜250nm)をこ
の順にスパッタリング法で形成して第1絶縁層6とす
る。第1絶縁層6上に、ZnS:Mn(150〜200
nm)/SrS:Ce(1200〜1500nm)/Z
nS:Mn(150〜200nm)を蒸着法で形成して
発光層7とする。発光層7上に、Si3N4(100〜1
50nm)/SiO2(20〜50nm)をスパッタリ
ング法で形成して第2絶縁層8とする。第2絶縁層8上
に、ITO膜(200nm)をスパッタで形成して、パ
ターン形成を行って上部電極9bとする。これとは別に
フィルタガラス11上にカラーフィルタ10を形成し、
カラーフィルタ10と上部電極9bとを貼り合わせ、そ
の間に絶縁性液体21としてシリコンオイルを封入して
カラー型交流薄膜ELパネル102が完成する。
0nm)およびSi3N4膜(200〜250nm)をこ
の順にスパッタリング法で形成して第1絶縁層6とす
る。第1絶縁層6上に、ZnS:Mn(150〜200
nm)/SrS:Ce(1200〜1500nm)/Z
nS:Mn(150〜200nm)を蒸着法で形成して
発光層7とする。発光層7上に、Si3N4(100〜1
50nm)/SiO2(20〜50nm)をスパッタリ
ング法で形成して第2絶縁層8とする。第2絶縁層8上
に、ITO膜(200nm)をスパッタで形成して、パ
ターン形成を行って上部電極9bとする。これとは別に
フィルタガラス11上にカラーフィルタ10を形成し、
カラーフィルタ10と上部電極9bとを貼り合わせ、そ
の間に絶縁性液体21としてシリコンオイルを封入して
カラー型交流薄膜ELパネル102が完成する。
【0039】図2(a)〜(d)は、本発明の第1実施
形態であるパターン形成方法のプロセスを示す断面図で
あり、エッチング液に過酸化水素水を使うことを除いて
は、図12で説明したのと同じエッチングのプロセスを
示している。
形態であるパターン形成方法のプロセスを示す断面図で
あり、エッチング液に過酸化水素水を使うことを除いて
は、図12で説明したのと同じエッチングのプロセスを
示している。
【0040】図2(a)は、図12(a)と同じ図であ
り、Mo膜3および酸化Mo膜2の上にレジスト1が形
成されている。これを過酸化水素水を用いてエッチング
すると、図2(b)に示されるように、Mo膜3および
酸化Mo膜2が少し削られた形状になる。過酸化水素水
は、まず酸化剤としての働きにより、Moを一度酸化さ
せて酸化Moを形成した後に、その酸化Moを溶かす。
すなわち、Mo膜3は常に酸化Mo膜2に覆われながら
溶けていく。さらに、エッチングを進めると、図2
(c)に示されるようにMo膜3および酸化Mo膜2が
基板4まで削られた形状を示す。レジスト1を取り除く
と、図2(d)に示す形状になる。
り、Mo膜3および酸化Mo膜2の上にレジスト1が形
成されている。これを過酸化水素水を用いてエッチング
すると、図2(b)に示されるように、Mo膜3および
酸化Mo膜2が少し削られた形状になる。過酸化水素水
は、まず酸化剤としての働きにより、Moを一度酸化さ
せて酸化Moを形成した後に、その酸化Moを溶かす。
すなわち、Mo膜3は常に酸化Mo膜2に覆われながら
溶けていく。さらに、エッチングを進めると、図2
(c)に示されるようにMo膜3および酸化Mo膜2が
基板4まで削られた形状を示す。レジスト1を取り除く
と、図2(d)に示す形状になる。
【0041】図2(d)に示されるように、テーパ角e
は図12(d)のテーパ角e1に比べて小さくなってお
り、従来の硝酸および燐酸を含むエッチング液によるエ
ッチングに比べて、テーパ部分の滑らかな形状を形成す
ることができる。
は図12(d)のテーパ角e1に比べて小さくなってお
り、従来の硝酸および燐酸を含むエッチング液によるエ
ッチングに比べて、テーパ部分の滑らかな形状を形成す
ることができる。
【0042】なお、発光層7は例えば、上から順にZn
1-xMgxS:Mn膜、SrS:Ce膜およびZn1-xM
gxS:Mn膜(0<x<1)から構成されてもよい
し、ZnS:Mnから成る単層膜やSrS:Ceから成
る単層膜等であってもよい。
1-xMgxS:Mn膜、SrS:Ce膜およびZn1-xM
gxS:Mn膜(0<x<1)から構成されてもよい
し、ZnS:Mnから成る単層膜やSrS:Ceから成
る単層膜等であってもよい。
【0043】本発明の第2実施形態は、図1に示される
カラー型交流薄膜ELパネル102において、Mo膜3
および酸化Mo膜2から成る下部電極5bのパターン形
成方法であり、硝酸および燐酸を含むエッチング液を用
いてウェットエッチングした後に、過酸化水素水を用い
てウェットエッチングしてパターン形成を行う。パター
ン形成方法を以下に示す。
カラー型交流薄膜ELパネル102において、Mo膜3
および酸化Mo膜2から成る下部電極5bのパターン形
成方法であり、硝酸および燐酸を含むエッチング液を用
いてウェットエッチングした後に、過酸化水素水を用い
てウェットエッチングしてパターン形成を行う。パター
ン形成方法を以下に示す。
【0044】図3は、本発明の第2実施形態であるパタ
ーン形成方法のプロセスを示し、図3(a)は、硝酸お
よび燐酸を含むエッチング液でパターン形成された酸化
Mo膜2およびMo3膜を示す断面図であり、図3
(b)は、図3(a)の酸化Mo膜2およびMo3膜を
過酸化水素水を用いてウェットエッチングしたものを示
す図であり、図3(c)はさらに過酸化水素水でウェッ
トエッチングしたものを示す図である。
ーン形成方法のプロセスを示し、図3(a)は、硝酸お
よび燐酸を含むエッチング液でパターン形成された酸化
Mo膜2およびMo3膜を示す断面図であり、図3
(b)は、図3(a)の酸化Mo膜2およびMo3膜を
過酸化水素水を用いてウェットエッチングしたものを示
す図であり、図3(c)はさらに過酸化水素水でウェッ
トエッチングしたものを示す図である。
【0045】まず初めに、市販のエッチング液(99%
酢酸、85%燐酸、70%硝酸、純水を77:15:
6:2で混合)を用いてパターン形成を行うと、図3
(a)に示すようにテーパ角の大きな形状になる。その
後、過酸化水素水(濃度30%)で、10〜50秒間エ
ッチングすると、図3(b)に示すようにテーパ角のや
や小さい形状になる。続けてさらにエッチングすると、
図3(c)に示すように、テーパ角はさらに緩やかにな
っていく。市販のエッチング液および過酸化水素水の液
温は、それぞれ35〜40℃に保っている。
酢酸、85%燐酸、70%硝酸、純水を77:15:
6:2で混合)を用いてパターン形成を行うと、図3
(a)に示すようにテーパ角の大きな形状になる。その
後、過酸化水素水(濃度30%)で、10〜50秒間エ
ッチングすると、図3(b)に示すようにテーパ角のや
や小さい形状になる。続けてさらにエッチングすると、
図3(c)に示すように、テーパ角はさらに緩やかにな
っていく。市販のエッチング液および過酸化水素水の液
温は、それぞれ35〜40℃に保っている。
【0046】上述のように、エッチング速度の速いエッ
チング液によるエッチングと、エッチング速度の遅いエ
ッチング液によるエッチングとを組合わせることで、大
きなテーパ角のテーパ部分を形成するときに、テーパ角
を所望の値にすることが容易である。
チング液によるエッチングと、エッチング速度の遅いエ
ッチング液によるエッチングとを組合わせることで、大
きなテーパ角のテーパ部分を形成するときに、テーパ角
を所望の値にすることが容易である。
【0047】図4は、過酸化水素水処理時間に対するテ
ーパ角を示すグラフである。グラフの横軸は過酸化水素
水処理時間(単位は秒)であり、縦軸はテーパ角(単位
は度)である。
ーパ角を示すグラフである。グラフの横軸は過酸化水素
水処理時間(単位は秒)であり、縦軸はテーパ角(単位
は度)である。
【0048】図4によると、過酸化水素水による処理時
間が長くなるにつれて、テーパ角が緩やかになってい
る。従って、過酸化水素水による処理時間を決定してや
れば、所望のテーパ角のテーパ部分を形成することがで
きる。
間が長くなるにつれて、テーパ角が緩やかになってい
る。従って、過酸化水素水による処理時間を決定してや
れば、所望のテーパ角のテーパ部分を形成することがで
きる。
【0049】本発明の第3実施形態は、上述した第2実
施形態において、過酸化水素水の濃度を30%以下とし
たものである。
施形態において、過酸化水素水の濃度を30%以下とし
たものである。
【0050】図5は、過酸化水素水の濃度に対するテー
パ角を示すグラフである。グラフの横軸は過酸化水素濃
度(単位は%)であり、縦軸はテーパ角(単位は度)で
ある。
パ角を示すグラフである。グラフの横軸は過酸化水素濃
度(単位は%)であり、縦軸はテーパ角(単位は度)で
ある。
【0051】図5によれば、過酸化水素水の濃度が薄い
ほどテーパ角は小さく、濃度が濃いほどテーパ角は大き
くなっている。よって、濃度を薄くすれば、よりテーパ
角の小さい滑らかなテーパ部分を形成でき、濃度を制御
すれば、所望のテーパ角のテーパ部分を形成できる。
ほどテーパ角は小さく、濃度が濃いほどテーパ角は大き
くなっている。よって、濃度を薄くすれば、よりテーパ
角の小さい滑らかなテーパ部分を形成でき、濃度を制御
すれば、所望のテーパ角のテーパ部分を形成できる。
【0052】また、エッチング時に濃度30%の過酸化
水素水で50秒以上オーバエッチした場合、レジストが
剥離することがあったが、濃度を30%以下に薄めた場
合にはレジストの剥離は生じない。また、テーパ角は緩
やかなので、電界が集中せず、素子破壊が少ない。
水素水で50秒以上オーバエッチした場合、レジストが
剥離することがあったが、濃度を30%以下に薄めた場
合にはレジストの剥離は生じない。また、テーパ角は緩
やかなので、電界が集中せず、素子破壊が少ない。
【0053】本発明の第4実施形態は、図1に示される
カラー型交流薄膜ELパネル102において、Mo膜3
および酸化Mo膜2から成る下部電極5bを形成した後
に、テーパ部分の酸化Mo膜3または酸化Mo膜3を全
部除去したものである。形成方法を以下に示す。
カラー型交流薄膜ELパネル102において、Mo膜3
および酸化Mo膜2から成る下部電極5bを形成した後
に、テーパ部分の酸化Mo膜3または酸化Mo膜3を全
部除去したものである。形成方法を以下に示す。
【0054】図6は、本発明の第4実施形態であるパタ
ーン形成方法を示し、図6(a)はエッチング終了後の
Mo膜3および酸化Mo膜2を示す断面図であり、図6
(b)はレジスト1を除去した後に酸化Mo膜2を全部
除去したものを示す断面図であり、図6(c)はレジス
ト1を除去すること無く酸化Mo膜2の一部を除去した
ものを示す断面図である。
ーン形成方法を示し、図6(a)はエッチング終了後の
Mo膜3および酸化Mo膜2を示す断面図であり、図6
(b)はレジスト1を除去した後に酸化Mo膜2を全部
除去したものを示す断面図であり、図6(c)はレジス
ト1を除去すること無く酸化Mo膜2の一部を除去した
ものを示す断面図である。
【0055】図6(a)のMo膜3および酸化Mo膜2
からレジスト1を除去した後に、塩酸または臭化水素酸
に10〜30秒間浸してウェットエッチングすると、図
6(b)に示されるように、酸化Mo膜2が全て除去さ
れる。塩酸の濃度は35%、臭化水素酸は比重1.48
のものを用いる。液温は共に、35〜40℃に保つ。一
方、図6(a)のMo膜3および酸化Mo膜2からレジ
スト1を除去することなく、塩酸または臭化水素酸でウ
ェットエッチングすると、図6(c)に示されるよう
に、酸化Mo膜2のテーパ部分だけが除去される。これ
は表面に現れた酸化Mo膜2だけが溶け、Mo膜3はほ
とんど溶けないからである。この2つの方法は、必要に
応じて使い分けるとよい。
からレジスト1を除去した後に、塩酸または臭化水素酸
に10〜30秒間浸してウェットエッチングすると、図
6(b)に示されるように、酸化Mo膜2が全て除去さ
れる。塩酸の濃度は35%、臭化水素酸は比重1.48
のものを用いる。液温は共に、35〜40℃に保つ。一
方、図6(a)のMo膜3および酸化Mo膜2からレジ
スト1を除去することなく、塩酸または臭化水素酸でウ
ェットエッチングすると、図6(c)に示されるよう
に、酸化Mo膜2のテーパ部分だけが除去される。これ
は表面に現れた酸化Mo膜2だけが溶け、Mo膜3はほ
とんど溶けないからである。この2つの方法は、必要に
応じて使い分けるとよい。
【0056】上述のようにして製造したカラー型交流薄
膜ELパネル102に、電圧を印加したところ、テーパ
部分の酸化Mo膜2を除去しないサンプルに比べて、テ
ーパ部分において破壊が少なかった。よって、テーパ部
分の酸化Mo膜を除去することによって、酸化Mo膜に
起因する素子の破壊を防止できる。
膜ELパネル102に、電圧を印加したところ、テーパ
部分の酸化Mo膜2を除去しないサンプルに比べて、テ
ーパ部分において破壊が少なかった。よって、テーパ部
分の酸化Mo膜を除去することによって、酸化Mo膜に
起因する素子の破壊を防止できる。
【0057】なお図7は、塩酸処理時間に対するテーパ
角を示すグラフである。グラフの横軸は塩酸処理時間
(単位は秒)であり、縦軸はテーパ角(単位は度)であ
る。塩酸処理時間を変えても、図7に示すように、テー
パ角はほとんど変化しなかった。
角を示すグラフである。グラフの横軸は塩酸処理時間
(単位は秒)であり、縦軸はテーパ角(単位は度)であ
る。塩酸処理時間を変えても、図7に示すように、テー
パ角はほとんど変化しなかった。
【0058】本発明の第5実施形態は、高コントラスト
型交流薄膜ELパネル103(図8参照)において、M
o膜3および酸化Mo膜2から成る上部電極9cのパタ
ーン形成方法である。
型交流薄膜ELパネル103(図8参照)において、M
o膜3および酸化Mo膜2から成る上部電極9cのパタ
ーン形成方法である。
【0059】図8は、高コントラスト型交流薄膜ELパ
ネル103の構成を示す断面図である。高コントラスト
型交流薄膜ELパネル103は、ガラス基板4上に、下
部電極5a、第1絶縁層6、発光層7、第2絶縁層8お
よび上部電極9cがこの順に積層されて構成されてい
る。これは、モノクロ型交流薄膜ELパネル101の上
部電極9aを、酸化Mo膜2およびMo膜3によって形
成して上部電極9cとしたものである。
ネル103の構成を示す断面図である。高コントラスト
型交流薄膜ELパネル103は、ガラス基板4上に、下
部電極5a、第1絶縁層6、発光層7、第2絶縁層8お
よび上部電極9cがこの順に積層されて構成されてい
る。これは、モノクロ型交流薄膜ELパネル101の上
部電極9aを、酸化Mo膜2およびMo膜3によって形
成して上部電極9cとしたものである。
【0060】この高コントラスト型交流薄膜ELパネル
103は、2電極間に電圧を印加すると発光を呈する。
酸化Mo膜2およびMo膜3から成る上部電極9cは、
黒色電極となるので、表示面の外光による反射が抑えら
れ、コントラストおよび表示品位が向上する。高コント
ラスト型交流薄膜ELパネル103の形成方法を以下に
示す。
103は、2電極間に電圧を印加すると発光を呈する。
酸化Mo膜2およびMo膜3から成る上部電極9cは、
黒色電極となるので、表示面の外光による反射が抑えら
れ、コントラストおよび表示品位が向上する。高コント
ラスト型交流薄膜ELパネル103の形成方法を以下に
示す。
【0061】ガラス基板4上に、スパッタ法によってI
TO膜(200nm)を形成して、このITO膜上にレ
ジストを塗布する。ITO膜上に塗布されたレジストに
対して、所定のパターンに沿って紫外線を露光して現像
を行う。さらにエッチングを行って、アッシングでレジ
ストを除去することにより所定のパターンが形成された
下部電極5aを得る。
TO膜(200nm)を形成して、このITO膜上にレ
ジストを塗布する。ITO膜上に塗布されたレジストに
対して、所定のパターンに沿って紫外線を露光して現像
を行う。さらにエッチングを行って、アッシングでレジ
ストを除去することにより所定のパターンが形成された
下部電極5aを得る。
【0062】下部電極5a上には、スパッタリング法に
よって順にSiO2膜(20〜50nm)およびSi3N
4膜(200〜250nm)を形成し、第1絶縁層6と
する。第1絶縁層6上には、蒸着法によって順にZn
S:Mn(150〜200nm)/SrS:Ce(12
00〜2000nm)/ZnS:Mn(150〜200
nm)を形成して、発光層7とする。発光層7上には、
スパッタリング法によって順にSi3N4(100〜15
0nm)/SiO2 (20〜50nm)を形成して、第
2絶縁層8とする。
よって順にSiO2膜(20〜50nm)およびSi3N
4膜(200〜250nm)を形成し、第1絶縁層6と
する。第1絶縁層6上には、蒸着法によって順にZn
S:Mn(150〜200nm)/SrS:Ce(12
00〜2000nm)/ZnS:Mn(150〜200
nm)を形成して、発光層7とする。発光層7上には、
スパッタリング法によって順にSi3N4(100〜15
0nm)/SiO2 (20〜50nm)を形成して、第
2絶縁層8とする。
【0063】第2絶縁層8上には、第1実施形態の条件
(1),(2)および(4)に従うスパッタリング法に
よって、酸化Mo膜2が形成される。酸化Mo膜2上に
は、上記の条件(1)〜(3)に従うスパッタリング法
によって、Mo膜3を形成する。
(1),(2)および(4)に従うスパッタリング法に
よって、酸化Mo膜2が形成される。酸化Mo膜2上に
は、上記の条件(1)〜(3)に従うスパッタリング法
によって、Mo膜3を形成する。
【0064】このようにして形成された酸化Mo膜2お
よびMo膜3上に、スピナーでレジストを塗布し、電気
炉内で90℃で30分間プリベークする。さらに、所定
のパターンに沿って露光機で紫外線を露光して、現像液
で現像を行い、電気炉内で150℃で30分間ホストベ
ークする。
よびMo膜3上に、スピナーでレジストを塗布し、電気
炉内で90℃で30分間プリベークする。さらに、所定
のパターンに沿って露光機で紫外線を露光して、現像液
で現像を行い、電気炉内で150℃で30分間ホストベ
ークする。
【0065】所定のパターンが形成された酸化Mo膜2
およびMo膜3に対して、エッチングを行う。エッチン
グ液として濃度が30%の過酸化水素水を使い、これを
恒温槽内で液温35〜40℃に保って、エッチング液に
パネルを浸し、40秒間オーバエッチする。その後、基
板を取り出し純水で洗い、電気炉内で150℃で30分
脱水し、レジストをアッシングして除去する。このよう
にパターン形成された酸化Mo膜2およびMo膜3を上
部電極9cとする。
およびMo膜3に対して、エッチングを行う。エッチン
グ液として濃度が30%の過酸化水素水を使い、これを
恒温槽内で液温35〜40℃に保って、エッチング液に
パネルを浸し、40秒間オーバエッチする。その後、基
板を取り出し純水で洗い、電気炉内で150℃で30分
脱水し、レジストをアッシングして除去する。このよう
にパターン形成された酸化Mo膜2およびMo膜3を上
部電極9cとする。
【0066】なお、第1実施形態と同様に、発光層7は
たとえば、上から順にZn1-xMgxS:Mn膜、Sr
S:Ce膜およびZn1-xMgxS:Mn膜(0<x<
1)から構成されてもよいし、ZnS:Mnから成る単
層膜やSrS:Ceから成る単層膜等であってもよい。
たとえば、上から順にZn1-xMgxS:Mn膜、Sr
S:Ce膜およびZn1-xMgxS:Mn膜(0<x<
1)から構成されてもよいし、ZnS:Mnから成る単
層膜やSrS:Ceから成る単層膜等であってもよい。
【0067】上述のように、Mo膜3および酸化Mo膜
2に対して、過酸化水素水を用いてもパターン形成する
ことができ、テーパ部分を滑らかに形成できる。
2に対して、過酸化水素水を用いてもパターン形成する
ことができ、テーパ部分を滑らかに形成できる。
【0068】本発明の第6実施形態は、図9に示される
TFT液晶パネル104において、Mo膜3および酸化
Mo膜2から成るブラックマトリクス18のパターン形
成方法であり、過酸化水素水を用いてエッチングを行っ
たものである。ブラックマトリクス18は、TFT液晶
パネル104のカラーフィルタ17の遮光層として使わ
れている。
TFT液晶パネル104において、Mo膜3および酸化
Mo膜2から成るブラックマトリクス18のパターン形
成方法であり、過酸化水素水を用いてエッチングを行っ
たものである。ブラックマトリクス18は、TFT液晶
パネル104のカラーフィルタ17の遮光層として使わ
れている。
【0069】図9は、TFT液晶パネル104の構成を
示す断面図である。TFT液晶パネル104は、基板
4、TFT素子ブロック12、液晶駆動電極13、絶縁
層14、液晶層15、対向電極16、カラーフィルタ1
7、ブラックマトリクス18、配向膜19および偏光板
20を含んで構成されている。
示す断面図である。TFT液晶パネル104は、基板
4、TFT素子ブロック12、液晶駆動電極13、絶縁
層14、液晶層15、対向電極16、カラーフィルタ1
7、ブラックマトリクス18、配向膜19および偏光板
20を含んで構成されている。
【0070】以下には、ブラックマトリクス18の形成
方法についてだけ記す。
方法についてだけ記す。
【0071】まず、酸化Mo膜2は、第1実施形態の条
件(1),(2)および(4)に従って、スパッタリン
グ法で200〜500nmの膜厚に形成される。酸化M
o膜2上に、第1実施形態の条件(1)〜(3)に従っ
て、Mo膜3をスパッタリング法で40〜50nmの膜
厚に形成する。
件(1),(2)および(4)に従って、スパッタリン
グ法で200〜500nmの膜厚に形成される。酸化M
o膜2上に、第1実施形態の条件(1)〜(3)に従っ
て、Mo膜3をスパッタリング法で40〜50nmの膜
厚に形成する。
【0072】このようにして形成されたMo膜3および
酸化Mo膜2上に、レジストをスピナーで塗布し、電気
炉内で90℃で30分間プリベークする。レジストに露
光機で必要なパターンを焼き付けた後、現像液で現像し
て、電気炉内で150℃で30分間ホストベークする。
所定のパターンが形成されたMo膜3および酸化Mo膜
2に対して、エッチングを行う。エッチング液として濃
度が30%の過酸化水素水を恒温槽を用いて液温35〜
40℃に保って、この液の中にパネルを浸し、40秒間
オーバエッチする。その後、基板を取り出し純粋で水洗
いする。そして、電気炉内で150℃で30分間脱水
し、レジストをアッシングして除去する。このようにし
てブラックマトリクス18が完成する。
酸化Mo膜2上に、レジストをスピナーで塗布し、電気
炉内で90℃で30分間プリベークする。レジストに露
光機で必要なパターンを焼き付けた後、現像液で現像し
て、電気炉内で150℃で30分間ホストベークする。
所定のパターンが形成されたMo膜3および酸化Mo膜
2に対して、エッチングを行う。エッチング液として濃
度が30%の過酸化水素水を恒温槽を用いて液温35〜
40℃に保って、この液の中にパネルを浸し、40秒間
オーバエッチする。その後、基板を取り出し純粋で水洗
いする。そして、電気炉内で150℃で30分間脱水
し、レジストをアッシングして除去する。このようにし
てブラックマトリクス18が完成する。
【0073】図10は、本発明の第6実施形態のパター
ン形成方法によってパターン形成されたブラックマトリ
クス18を示す図である。Mo膜3および酸化Mo膜2
から成るブラックマトリクス18に対して、過酸化水素
水を用いてエッチングを行うと、図10に示されるよう
に、Mo膜3と酸化Mo膜2とを同時にエッチングし
て、テーパ部分を滑らかに形成することができる。
ン形成方法によってパターン形成されたブラックマトリ
クス18を示す図である。Mo膜3および酸化Mo膜2
から成るブラックマトリクス18に対して、過酸化水素
水を用いてエッチングを行うと、図10に示されるよう
に、Mo膜3と酸化Mo膜2とを同時にエッチングし
て、テーパ部分を滑らかに形成することができる。
【0074】上述のように、従来の硝酸および燐酸を含
むエッチング液によるパターン形成方法に比べると、滑
らかな形状のMo膜3および酸化Mo膜2のパターンが
形成される。したがって、このブラックマトリクス18
に接触して形成される対向電極16では、ブラックマト
リクス18に接触する部分の抵抗の増加を抑えることが
できる。
むエッチング液によるパターン形成方法に比べると、滑
らかな形状のMo膜3および酸化Mo膜2のパターンが
形成される。したがって、このブラックマトリクス18
に接触して形成される対向電極16では、ブラックマト
リクス18に接触する部分の抵抗の増加を抑えることが
できる。
【0075】なお、上述した電極やブラックマトリクス
は、Mo膜/酸化Mo膜/Mo膜/酸化Mo膜/Mo膜
…のように、何層も積層させた構造であってもよい。
は、Mo膜/酸化Mo膜/Mo膜/酸化Mo膜/Mo膜
…のように、何層も積層させた構造であってもよい。
【0076】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、Moおよ
び酸化Moから成る積層膜に対するエッチングには、過
酸化水素水がエッチング液として用いられ、硝酸および
燐酸を含むエッチング液による従来のパターン形成より
も、段差被覆性に優れた滑らかなテーパ部分を得ること
ができ、段差被覆性の不良によるMoおよび酸化Moを
含む素子の破壊を防ぐことができる。また、Moが酸化
Moに対して削られ過ぎることが無く、このMoに接触
して形成される電極において、Moに接触する部分は小
さくならないので、この部分の抵抗の増加を抑えること
ができる。
び酸化Moから成る積層膜に対するエッチングには、過
酸化水素水がエッチング液として用いられ、硝酸および
燐酸を含むエッチング液による従来のパターン形成より
も、段差被覆性に優れた滑らかなテーパ部分を得ること
ができ、段差被覆性の不良によるMoおよび酸化Moを
含む素子の破壊を防ぐことができる。また、Moが酸化
Moに対して削られ過ぎることが無く、このMoに接触
して形成される電極において、Moに接触する部分は小
さくならないので、この部分の抵抗の増加を抑えること
ができる。
【0077】また本発明によれば、上記積層膜に対し
て、別々の工程でエッチング速度の異なるエッチング液
を用いてウェットエッチングするので、所望のテーパ角
を有するテーパ部分を形成することが容易である。
て、別々の工程でエッチング速度の異なるエッチング液
を用いてウェットエッチングするので、所望のテーパ角
を有するテーパ部分を形成することが容易である。
【0078】また本発明によれば、上記積層膜に対し
て、濃度30%以下の過酸化水素水を用いてエッチング
を行うので、さらにテーパ角の小さい滑らかなテーパ部
分を形成することができる。また、濃度値を決定するこ
とで所望のテーパ角を有するテーパ部分を形成すること
ができる。また、過酸化水素水の濃度を30%以下とす
ることで、長時間のオーバエッチによるレジストの剥離
を防ぐことができる。
て、濃度30%以下の過酸化水素水を用いてエッチング
を行うので、さらにテーパ角の小さい滑らかなテーパ部
分を形成することができる。また、濃度値を決定するこ
とで所望のテーパ角を有するテーパ部分を形成すること
ができる。また、過酸化水素水の濃度を30%以下とす
ることで、長時間のオーバエッチによるレジストの剥離
を防ぐことができる。
【0079】また本発明によれば、上記積層膜に対して
エッチングによってパターン形成を行った後に、積層膜
を塩酸または臭化水素酸を用いてエッチングを行う。塩
酸および臭化水素酸は、Moをほとんど溶かさないのに
比べて、酸化Moをよく溶かすので、積層膜内の酸化M
oの露出している部分を除去することができ、表面に露
出した酸化Moの存在によって生じる素子の破壊を防ぐ
ことができる。
エッチングによってパターン形成を行った後に、積層膜
を塩酸または臭化水素酸を用いてエッチングを行う。塩
酸および臭化水素酸は、Moをほとんど溶かさないのに
比べて、酸化Moをよく溶かすので、積層膜内の酸化M
oの露出している部分を除去することができ、表面に露
出した酸化Moの存在によって生じる素子の破壊を防ぐ
ことができる。
【0080】また本発明によれば、上記積層膜に対して
エッチングによってパターン形成を行い、積層膜を露出
させた後に、積層膜を塩酸または臭化水素酸を用いてエ
ッチングを行う。これによって、積層膜内の露出してい
なかった酸化Moをも除去することができ、露出してい
なかった酸化Moの存在によって生じる素子の破壊を防
ぐことができる。
エッチングによってパターン形成を行い、積層膜を露出
させた後に、積層膜を塩酸または臭化水素酸を用いてエ
ッチングを行う。これによって、積層膜内の露出してい
なかった酸化Moをも除去することができ、露出してい
なかった酸化Moの存在によって生じる素子の破壊を防
ぐことができる。
【0081】また本発明よれば、上記積層膜に対して、
過酸化水素水または硝酸もしくは燐酸を含むエッチング
液でウェットエッチングを行った後に、積層膜を塩酸ま
たは臭化水素酸を用いてエッチングを行う。積層膜の形
成やエッチングの途中で形成されて、露出した酸化Mo
を取り除くことができる。
過酸化水素水または硝酸もしくは燐酸を含むエッチング
液でウェットエッチングを行った後に、積層膜を塩酸ま
たは臭化水素酸を用いてエッチングを行う。積層膜の形
成やエッチングの途中で形成されて、露出した酸化Mo
を取り除くことができる。
【0082】また本発明によれば、上記積層膜に対し
て、過酸化水素水または硝酸もしくは燐酸を含むエッチ
ング液でウェットエッチングを行った後に、積層膜を露
出させて、積層膜を塩酸または臭化水素酸を用いてエッ
チングを行う。これによって、積層膜の形成時やエッチ
ングの途中に形成されて、露出していなかった不要な酸
化Moを取り除くことができる。
て、過酸化水素水または硝酸もしくは燐酸を含むエッチ
ング液でウェットエッチングを行った後に、積層膜を露
出させて、積層膜を塩酸または臭化水素酸を用いてエッ
チングを行う。これによって、積層膜の形成時やエッチ
ングの途中に形成されて、露出していなかった不要な酸
化Moを取り除くことができる。
【図1】カラー型交流薄膜ELパネル102の断面図で
ある。
ある。
【図2】図2は、本発明の第1実施形態であるパターン
形成方法のプロセスを示し、図2(a)は基板4上に形
成されたMo膜3、酸化Mo膜2およびレジスト1を示
す断面図であり、図2(b)は過酸化水素水によってエ
ッチングされたMo膜3および酸化Mo膜2を示す断面
図であり、図2(c)はさらにエッチングされたMo膜
3および酸化Mo膜2を示す断面図であり、図2(d)
はレジスト1を除去したMo膜3および酸化Mo膜2を
示す断面図である。
形成方法のプロセスを示し、図2(a)は基板4上に形
成されたMo膜3、酸化Mo膜2およびレジスト1を示
す断面図であり、図2(b)は過酸化水素水によってエ
ッチングされたMo膜3および酸化Mo膜2を示す断面
図であり、図2(c)はさらにエッチングされたMo膜
3および酸化Mo膜2を示す断面図であり、図2(d)
はレジスト1を除去したMo膜3および酸化Mo膜2を
示す断面図である。
【図3】図3は本発明の第2実施形態であるパターン形
成方法のプロセスを示し、図3(a)は過酸化水素水を
含まないエッチング液でウェットエッチング又はドライ
エッチングされたMo膜3および酸化Mo膜2を示す断
面図であり、図3(b)は図3(a)のMo膜3および
酸化Mo膜2を過酸化水素水でウェットエッチングした
ものを示す断面図であり、図3(c)はさらに過酸化水
素水でウェットエッチングしたものを示す断面図であ
る。
成方法のプロセスを示し、図3(a)は過酸化水素水を
含まないエッチング液でウェットエッチング又はドライ
エッチングされたMo膜3および酸化Mo膜2を示す断
面図であり、図3(b)は図3(a)のMo膜3および
酸化Mo膜2を過酸化水素水でウェットエッチングした
ものを示す断面図であり、図3(c)はさらに過酸化水
素水でウェットエッチングしたものを示す断面図であ
る。
【図4】過酸化水素水の処理時間に対するテーパ角を示
すグラフである。
すグラフである。
【図5】過酸化水素水の濃度に対するテーパ角を示すグ
ラフである。
ラフである。
【図6】図6は、本発明の第4実施形態であるパターン
形成方法を示し、図6(a)はエッチング終了後のMo
膜3および酸化Mo膜2を示す断面図であり、図6
(b)はレジスト1を除去した後に酸化Mo膜2全部を
除去したものを示す断面図であり、図6(c)はレジス
ト1を除去すること無く酸化Mo膜2の一部を除去した
ものを示す断面図である。
形成方法を示し、図6(a)はエッチング終了後のMo
膜3および酸化Mo膜2を示す断面図であり、図6
(b)はレジスト1を除去した後に酸化Mo膜2全部を
除去したものを示す断面図であり、図6(c)はレジス
ト1を除去すること無く酸化Mo膜2の一部を除去した
ものを示す断面図である。
【図7】塩酸処理時間に対するテーパ角を示すグラフで
ある。
ある。
【図8】高コントラスト型交流薄膜ELパネル103の
断面図である。
断面図である。
【図9】TFT液晶パネル104の断面図である。
【図10】本発明の第6実施形態であるパターン形成方
法によってパターン形成されたブラックマトリクス18
の断面図である。
法によってパターン形成されたブラックマトリクス18
の断面図である。
【図11】モノクロ型交流薄膜ELパネル101の要部
斜視図である。
斜視図である。
【図12】図12は従来のパターン形成方法のプロセス
を示し、図12(a)は基板4上に形成されたMo膜
3、酸化Mo膜2およびレジスト1を示す断面図であ
り、図12(b)は硝酸および燐酸を含むエッチング液
によってエッチングされたMo膜3および酸化Mo膜2
を示す断面図であり、図12(c)はさらにエッチング
されたMo膜3および酸化Mo膜2を示す断面図であ
り、図12(d)はレジスト1を除去したMo膜3およ
び酸化Mo膜2を示す断面図である。
を示し、図12(a)は基板4上に形成されたMo膜
3、酸化Mo膜2およびレジスト1を示す断面図であ
り、図12(b)は硝酸および燐酸を含むエッチング液
によってエッチングされたMo膜3および酸化Mo膜2
を示す断面図であり、図12(c)はさらにエッチング
されたMo膜3および酸化Mo膜2を示す断面図であ
り、図12(d)はレジスト1を除去したMo膜3およ
び酸化Mo膜2を示す断面図である。
【図13】従来のパターン形成方法によってパターン形
成されたブラックマトリクス18の断面図である。
成されたブラックマトリクス18の断面図である。
1 レジスト 2 酸化Mo膜 3 Mo膜
Claims (7)
- 【請求項1】 Mo(モリブデン)および酸化Moから
成る積層膜を過酸化水素水を用いてウェットエッチング
する工程を含むことを特徴とするパターン形成方法。 - 【請求項2】 Moおよび酸化Moから成る積層膜を過
酸化水素水を含まないエッチング液を用いてウェットエ
ッチングまたはドライエッチングする工程と、次に、前
記積層膜を過酸化水素水を用いてウェットエッチングす
る工程とを含むことを特徴とするパターン形成方法。 - 【請求項3】 前記過酸化水素水の濃度を30%以下と
することを特徴とする請求項1または2記載のパターン
形成方法。 - 【請求項4】 Moおよび酸化Moから成る積層膜をウ
ェットエッチングまたはドライエッチングする工程と、 次に、前記積層膜を塩酸または臭化水素酸を用いてウェ
ットエッチングし、表面の酸化Moを除去する工程とを
含むことを特徴とするパターン形成方法。 - 【請求項5】 Moおよび酸化Moから成る積層膜をウ
ェットエッチングまたはドライエッチングする工程と、 次に、前記積層膜を露出させる工程と、 次に、前記積層膜を塩酸または臭化水素酸を用いてウェ
ットエッチングし、表面の酸化Mo膜を除去する工程と
を含むことを特徴とするパターン形成方法。 - 【請求項6】 Moおよび酸化Moから成る積層膜を過
酸化水素水または硝酸もしくは燐酸を含むエッチング液
でウェットエッチングまたはドライエッチングする工程
と、 次に、前記積層膜を塩酸または臭化水素酸を用いてウェ
ットエッチングし、表面の酸化Moを除去する工程とを
含むことを特徴とするパターン形成方法。 - 【請求項7】 Moおよび酸化Moから成る積層膜を過
酸化水素水または硝酸もしくは燐酸を含むエッチング液
でウェットエッチングまたはドライエッチングする工程
と、 次に、前記積層膜を露出させる工程と、 次に、前記積層膜を塩酸または臭化水素酸を用いてウェ
ットエッチングし、表面の酸化Moを除去する工程とを
含むことを特徴とするパターン形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25509196A JPH10107015A (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | パターン形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25509196A JPH10107015A (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | パターン形成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10107015A true JPH10107015A (ja) | 1998-04-24 |
Family
ID=17274004
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25509196A Pending JPH10107015A (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | パターン形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10107015A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6329300B1 (en) | 1999-07-29 | 2001-12-11 | Nec Corporation | Method for manufacturing conductive pattern layer by two-step wet etching process |
| KR100364831B1 (ko) * | 2000-03-20 | 2002-12-16 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 몰리브덴 금속막용 에칭 용액 |
| JP2011501404A (ja) * | 2007-10-12 | 2011-01-06 | サン−ゴバン グラス フランス | 酸化モリブデンで作られた電極を製造する方法 |
| KR20110005217A (ko) * | 2009-07-09 | 2011-01-17 | 후지필름 가부시키가이샤 | 전자소자와 그 제조방법, 표시장치, 및 센서 |
-
1996
- 1996-09-26 JP JP25509196A patent/JPH10107015A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6329300B1 (en) | 1999-07-29 | 2001-12-11 | Nec Corporation | Method for manufacturing conductive pattern layer by two-step wet etching process |
| KR100364831B1 (ko) * | 2000-03-20 | 2002-12-16 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 몰리브덴 금속막용 에칭 용액 |
| JP2011501404A (ja) * | 2007-10-12 | 2011-01-06 | サン−ゴバン グラス フランス | 酸化モリブデンで作られた電極を製造する方法 |
| KR20110005217A (ko) * | 2009-07-09 | 2011-01-17 | 후지필름 가부시키가이샤 | 전자소자와 그 제조방법, 표시장치, 및 센서 |
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