JPH10108066A - 画像処理システムとこれに使用するカメラおよびスキャナ装置 - Google Patents

画像処理システムとこれに使用するカメラおよびスキャナ装置

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Publication number
JPH10108066A
JPH10108066A JP8259422A JP25942296A JPH10108066A JP H10108066 A JPH10108066 A JP H10108066A JP 8259422 A JP8259422 A JP 8259422A JP 25942296 A JP25942296 A JP 25942296A JP H10108066 A JPH10108066 A JP H10108066A
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JP
Japan
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film
photographing
exposure
camera
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Withdrawn
Application number
JP8259422A
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English (en)
Inventor
Shinichi Kodama
晋一 児玉
Yoichiro Okumura
洋一郎 奥村
Akira Watanabe
章 渡辺
Tetsuya Toyoda
哲也 豊田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、撮影する主要被写体の輝度と背景
の輝度差が大きい場合にも主要被写体とそれ以外の被写
体とを忠実に再生できる画像処理システムとこれに使用
するカメラおよびスキャナ装置を提供する。 【解決手段】 情報読取手段8によってフイルム情報を
読み取り、測光手段2によって被写体輝度情報を測定
し、情報読取手段と測光手段の両出力に基づき適正露出
条件を含む露出値をフイルムのラチチュード範囲に収ま
るように所定のステップずつ段階的にずらして設定し、
この設定された各露出条件ごとに複数コマに撮影すると
共に、この撮影された一連の撮影コマを識別する情報を
フイルムに記録するカメラと、フイルムに記録された撮
影情報を読み取り、自身の階調解像力とフイルムに記録
された撮影情報とに応じて走査した複数の画像を合成
し、見かけのラチチュードを高めた画像を得るスキャナ
装置とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像処理システ
ムとこれに使用するカメラおよびスキャナ装置、詳しく
はフイルム情報を読み取る情報読取手段と撮影情報をフ
イルム上に記録する記録手段とを有するカメラと、この
カメラによって撮影された現像済みのフイルムに記録さ
れた撮影情報を読み取る手段と走査した電子画像を所定
の条件によって合成する画像合成手段とを有するスキャ
ナ装置と、これらを使用する画像処理システムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、銀塩フイルムを使用するカメラに
よって写真撮影を行なう場合には、カメラに内蔵された
測光装置(露出計)によって、撮影する被写体の明るさ
(被写体輝度)を測定し、この測定結果によって適正露
出値、すなわち、シャッタ速度、絞り値等の設定を行な
っている。
【0003】一般的なカメラに内蔵されている測光装
置、つまり内蔵式露出計では、撮影する被写体からの反
射光を測定する、いわゆる反射光式露出計が採用されて
いる。
【0004】この反射光式露出計は、通常、測光する被
写体輝度の平均反射率が18%の灰色(グレー)面であ
ると仮定し、これを基準として適正露出値が決定される
ので、被写体の明暗差が中庸に再現されるようなってい
る。したがって、極端な測定誤差がなく、無難な露出値
を得ることができるものである。
【0005】ところが、特殊な条件下における写真撮
影、例えば逆光である場合や、撮影する主要被写体と背
景との間の輝度差が極端に異なる場合(被写体の明るさ
の差が大きい場合)等には、上述の反射光式露出計によ
って得られる露出値では満足な撮影結果を得ることが難
しい状況がある。
【0006】そこで、このような場合には、露出計によ
って得られる露出値を参考として、露出補正を行なう必
要がある。この露出補正とは、露出計によって測定され
た露出値を基準として、プラス側(オーバー(過度)
側)や、マイナス側(アンダー(不足)側)に露出量を
少しだけずらした露出値によって撮影を行なうことをい
う。
【0007】このような露出補正を行なうことによっ
て、撮影する被写体輝度のばらつきや測光装置自体の誤
差等を吸収し、より良好な撮影結果を得ることができる
こととなる。したがって、この場合には、基準露出値に
よる撮影に加えて、露出補正をした撮影を同時に行なっ
て、露出値の異なる複数の画像(撮影コマ)を得るよう
に一連の撮影を行なうことが一般的である。
【0008】そこで、この露出補正を行なった一連の撮
影動作を自動的に行なう、いわゆるオートブラケット撮
影機能を有するカメラについては、従来より、種々提案
されており、また一般的に実用化されている。
【0009】つまり、このオートブラケット撮影によれ
ば、カメラの内蔵露出計によって測定された基準露出値
による撮影コマと、この基準露出値より露出量を段階的
に少しずつずらして露出補正を行なった複数の撮影とを
連続的に行なって、露出量の少しずつ異なる複数の撮影
コマを容易に得ることができる。
【0010】例えば、特開平3−293336号公報、
特開平4−36734号公報等には、フイルムのDXコ
ード等より得られるフイルムのラチチュードに関する情
報によって、オートブラケット撮影を行なう際の露出値
の補正量(ずらし量)を自動的に設定するようにした技
術手段が開示されている。
【0011】一方、近年において、カメラによって撮影
された現像済みフイルムを、ラインセンサ等の受光素子
によって走査(スキャン)して電子画像情報を得る、い
わゆるフイルムスキャナ装置について、種々提案され、
また一般的に実用化がなされている。
【0012】そして、このようなフイルムスキャナ装置
によって得られた電子画像情報について、圧縮、伸張、
合成等の画像処理を行なって、表示装置に出力して表示
(再生)したり、プリンタ装置等に出力する技術につい
ても、種々提案され、実用化されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開平
3−293336号公報、上記特開平4−36734号
公報等によって開示されている技術手段によれば、オー
トブラケット撮影の際の露出値の補正量(ずらし量)
は、フイルムのDXコードのラチチュード情報に基づい
て設定しているので、露出値の補正量はフイルムの種類
により常に変化することとなる。
【0014】したがって、このようなカメラによって撮
影された現像済みフイルムを、一般的なフイルムスキャ
ナ装置等によって走査(スキャン)して、電子画像情報
を得る場合においては、フィルム上に撮影された画像を
正確に再生することが困難となるという問題がある。
【0015】本発明の目的は、上述した点に鑑みてなさ
れたものであって、写真撮影を行なう際に、撮影する主
要被写体の輝度と背景等の主要被写体以外の輝度の差が
大きい場合にも、主要被写体とそれ以外の被写体とを共
に、忠実に再生することのできる画像処理システムとこ
れに使用するカメラおよびスキャナ装置を提供するにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明による画像処理システムは、情報読取手
段によってフイルムに関する情報を読み取り、測光手段
によって被写体の輝度情報を測定し、上記情報読取手段
の出力と上記測光手段の出力とに基づいて適正露出条件
を含む露出値をフイルムのラチチュード範囲に収まるよ
うに所定のステップずつ段階的にずらして設定し、この
設定された各露出条件ごとに複数コマに撮影すると共
に、この撮影された一連の各撮影コマを識別するための
情報をフイルム上に記録するカメラと、このカメラによ
って撮影された現像済みフイルムに記録された撮影情報
を読み取り、自身の階調解像力とフイルムに記録された
撮影情報とに応じて走査した複数の画像を合成して、見
かけのラチチュードを高めた画像を得るスキャナ装置と
を少なくとも有して構成されることを特徴とする。
【0017】また、第2の発明によるカメラは、上記画
像処理システムに使用するカメラであって、フイルムに
関する情報を読み取る情報読取手段と、被写体の輝度情
報を測定する測光手段と、上記情報読取手段の出力と上
記測光手段の出力とに基づいて、適正露出条件を含む露
出条件をフイルムのラチチュード範囲に収まるように所
定のステップずつ段階的にずらして設定し、この設定さ
れた各露出条件ごとに複数コマに撮影する手段と、上記
撮影された一連の各撮影コマを識別するための情報をフ
イルム上に記録する記録手段とを具備したことを特徴と
する。
【0018】そして、第3の発明によるスキャナ装置
は、上記画像処理システムに使用するスキャナ装置であ
って、段階的に露出条件をずらして撮影された現像済み
のフイルムに記録された撮影情報を読み取る手段と、自
身の階調解像力とフイルム上に記録された撮影情報とに
応じて走査した複数の画像を合成して見かけのラチチュ
ードを高めた画像を得る画像合成手段とを具備したこと
を特徴とする。
【0019】本発明による画像処理システムは、カメラ
によってフイルムに関する情報を読み取ると共に、被写
体の輝度情報を測定し、読み取ったフイルム情報出力と
測定した輝度情報出力との両出力とに基づいて適正露出
条件を含む露出値を、フイルムのラチチュード範囲に収
まるように所定のステップずつ段階的にずらして設定し
て、この設定された各露出条件ごとに複数コマに撮影
し、これと同時に、この撮影された一連の各撮影コマを
識別するための情報をフイルム上に記録する。
【0020】そして、上記カメラによって撮影された現
像済みフイルムに記録された撮影情報を、スキャナ装置
によって読み取り、このスキャナ装置自身の階調解像力
とフイルムに記録された撮影情報とに応じて走査した複
数の画像を合成して、見かけのラチチュードを高めた画
像を得る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態によって
本発明を説明する。まず、本発明の画像処理システムの
概略について、以下に簡単に説明する。
【0022】本発明の画像処理システムは、カメラによ
ってオートブラケット撮影を行ない、これによって撮影
された少しずつ露出値の異なる複数コマの画像を、フイ
ルムスキャナ装置によって走査(スキャン)して電子画
像情報を得て、これら一連の撮影コマの電子画像情報に
対して画像合成等の画像処理を行なうことで、撮影する
被写体輝度がフイルムのラチチュード範囲を超えてしま
い、一枚の撮影コマでは再現できないような広い被写体
輝度差がある場合にも、一連の撮影コマの複数の画像に
基づいて、撮影された画像に忠実な一画像として表示装
置に表示(再生)するものである。
【0023】本発明の画像処理システムに使用されるカ
メラは、オートブラケット撮影機能、すなわち、カメラ
に内蔵された測光手段である測光装置によって撮影する
被写体の平均的な適正露出値を測定すると共に、情報読
取手段によってフイルムに関する情報を読み取り、これ
らの情報に基づいて、基準露出値による撮影と、この基
準露出値からプラス(+;露出過度)側とマイナス
(−;露出不足)側にそれぞれ露出量を少しずつ段階的
にずらした露出値による複数の撮影を自動的にかつ連続
的に行なうことで、少しずつ露出量の異なる複数の画像
(撮影コマ)を得る機能を有している。
【0024】また、このカメラは、この一連の撮影動作
中に、各撮影コマに対応する撮影情報、つまり、一連の
連続撮影であることを示す情報、基準露出値、露出値の
補正量(偏差量)、撮影コマ番号(No.)、一連の撮
影に係る全撮影枚数等の情報を、フイルム上の所定の位
置に対して磁気的に記録する記録手段を有している。
【0025】なお、本発明で使用するフイルムは、フイ
ルムカートリッジ内に巻回されて収納されたロール状の
フイルムであって、このフイルムには、フイルム固有の
情報等が予め磁気的または光学的に記録されているもの
である。また、このフイルム上の所定の位置には、カメ
ラの記録手段によって写真撮影時の撮影情報等を磁気的
に記録することのできる磁気記録部が設けられているも
のである。
【0026】一方、本発明の画像処理システムに使用さ
れるフイルムスキャナ装置は、上記カメラによって撮影
された現像済みフイルム上に記録されている各種の情
報、すなわち、フイルム固有の情報や撮影情報等の、磁
気的または光学的に記録された情報を読み取って、自身
の階調解像力とフイルムから読み取った撮影情報等に応
じて撮影コマを走査して、複数の電子画像情報を得た
後、この複数の電子画像情報を画像合成手段によって合
成し、これにより見かけのラチチュードを高めた一画像
を再生するものである。
【0027】図1は、本発明の第1の実施の形態のカメ
ラの概略を示すブロック構成図である。なお、図1で
は、図面の繁雑化を避けるために本実施の形態に関係す
る構成のみを図示し、他の構成部材については省略して
いる。
【0028】図1に示すように、このカメラは、制御手
段であるCPU1によって、全体の動作が制御されるよ
うになっている。このCPU1には、被写体の明るさ
(輝度)を測定する測光手段である測光装置を構成する
測光回路2と、被写体までの距離を測定する測距装置を
構成する測距回路3と、カメラの各種操作を行うスイッ
チ等からなる操作部からの入力信号をCPU1に出力す
るスイッチ入力回路4と、フイルム上に予め記録されて
いるフイルム固有の情報を検出する情報読取手段であり
フイルム読取手段を構成するフイルム情報入力回路8等
が電気的に接続されており、これらの各回路からの信号
がCPU1に入力されるようになっている。
【0029】なお、上記スイッチ入力回路4には、カメ
ラの各種操作を行なうスイッチ類、すなわち、主電源ス
イッチ(メインSW)4a、レリーズSW4b等が接続
されている。このレリーズSW4bは、第一レリーズ
(1st.レリーズ)と第二レリーズ(2nd.レリー
ズ)との二段スイッチによって形成されている。
【0030】また、上記CPU1には、撮影時の撮影情
報をフイルム上の所定の位置に設けられた磁気記録部に
磁気記録を行なう記録手段であり情報記録手段を構成す
る磁気記録回路6と、フイルムの巻上動作等を行なうフ
イルム駆動回路7と、シャッタの制御を行なうシャッタ
回路9と、絞りの制御を行なう絞り回路10と、撮影時
における撮影情報等をファインダ内等に設けられた液晶
パネル等からなる表示部に出力する表示回路5等が電気
的に接続されており、CPU1から、各回路に対して指
示信号等が出力されるようになっている。
【0031】さらに、上記CPU1は、撮影レンズ11
内に設けられ、これを制御する回路(図示せず)と電気
的に接続されていて、上記測距回路3等の情報がCPU
1を介して撮影レンズ11側に伝達されるようになって
いる。
【0032】このように構成された上記第1の実施の形
態のカメラによって行なわれるオートブラケット撮影時
の動作を、以下に簡単に説明する。
【0033】まず、スイッチ入力回路4に接続されてい
るメインSW4aがオン(ON)状態とされている状態
で、レリーズSW4b(1st.レリーズ)が操作され
ることにより、カメラの撮影シーケンスが開始する。
【0034】この撮影シーケンスは、まず、測光回路2
によって被写体の輝度(明るさ)が測定されて基準露出
値を決定すると共に、測距回路3によって被写体までの
距離が測定され、これらの測定結果がCPU1にそれぞ
れ入力される。
【0035】また、CPU1は、スイッチ入力回路4か
らの入力信号を受けて、フイルム情報入力回路8に指示
信号を出力し、これによりフイルム情報入力回路8は、
フイルム上に予め記録されているフイルム固有の情報、
例えばフイルム種類(ネガ、ポジ)に関する情報を読み
取り、このフイルム情報をCPU1に入力する。
【0036】CPU1は、露出設定手段でもあり、上記
測光回路2から入力された露出情報(基準露出値)と、
上記フイルム情報入力回路8から入力されたフイルム情
報とに基づいて、オートブラケット撮影を行なう際の連
続撮影枚数(回数)と基準露出値に対する露出補正量
(ずらし量)、すなわち、連続撮影時の露出条件等の撮
影情報を設定する。
【0037】そして、CPU1は、設定された各撮影情
報を表示回路5に出力し、これを受けて表示回路5は、
ファインダ内等に設けられた表示部に各撮影情報を明示
的に出力表示する。
【0038】次に、CPU1は、レリーズSW4bの操
作によってスイッチ入力回路4より入力されるレリーズ
信号(2nd.レリーズ)を受けて、上記設定された各
撮影情報等に基づいてシャッタ回路9、絞り回路10お
よびフイルム駆動回路7を制御し、オートブラケット撮
影動作を行なう。すなわち、露出量が少しずつ異なる複
数コマの撮影が連続的に行なわれる。これと同時に、C
PU1は、磁気記録回路6およびフイルム駆動回路7を
制御して、フイルムの巻上動作を行ないながら、一連の
各撮影コマのフイルム上の所定の位置(磁気記録部)に
対して撮影情報等を磁気記録する。
【0039】次に、上記第1の実施の形態のカメラの撮
影シーケンスについて、図2のフローチャートを用い
て、以下に説明する。
【0040】図2に示すように、まず、ステップS1に
おいて、メインSW4aの状態が確認される。ここで、
メインSW4aがオフ(OFF)状態であると判断され
た場合には、カメラの主電源がオフ(OFF)状態であ
るので、この撮影シーケンスは終了する。
【0041】一方、ステップS1において、メインSW
4aがオン(ON)状態であると判断された場合には、
ステップS2の処理に進む。
【0042】ステップS2において、撮影レンズ位置、
シャッタ速度値:S(i)等のカメラの初期化(イニシ
ャライズ)が行なわれた後、ステップS3の処理に進
む。
【0043】ステップS3において、フイルム上に予め
記録されているフイルム固有の情報、例えばフイルムの
種類(ネガ、ポジ等)等のフイルム情報の読み込みが行
なわれ、このフイルム情報は、CPU1に一時的に記憶
される。そして、次のステップS4の処理に進む。
【0044】ステップS4において、再度メインSW4
aの状態が確認される。ここで、メインSW4aがオフ
(OFF)状態であると判断された場合には、主電源が
オフ(OFF)状態であると判断されて、上述のステッ
プS1と同様に、この撮影シーケンスは終了する。
【0045】一方、ステップS4において、メインSW
4aがオン(ON)状態であると判断された場合には、
ステップS5の処理に進み、このステップS5におい
て、レリーズSW4bの1st.レリーズの状態が確認
される。ここで、1st.レリーズがオフ(OFF)状
態であると判断された場合には、上述のステップS4の
処理に戻る。
【0046】そして、ステップS5において、レリーズ
SW4bの1st.レリーズがオン(ON)状態である
と判断された場合には、次のステップS6の処理に進
み、このステップS6において、被写体までの測距動作
およびこれに応じた撮影レンズの駆動が行なわれ、次の
ステップS7の処理に進む。
【0047】ステップS7において、撮影する被写体の
測光動作が行なわれると共に、上述のステップS3にお
いて読み込まれ、CPU1に記憶されたフイルム情報に
基づいて、連続して撮影を行なう撮影枚数Jおよび露出
補正量(ずらし量)ΔE等の各撮影コマの露出条件(撮
影条件)の設定が行なわれ、次のステップS8の処理に
進む。
【0048】ステップS8において、上述のステップS
7で設定された撮影に関する情報(撮影条件)の表示が
行なわれ、次のステップS9の処理に進む。
【0049】ステップS9において、再度レリーズSW
4bの1st.レリーズの状態の確認が行なわれる。こ
こで、レリーズSW4bの1st.レリーズがオフ(O
FF)状態であると判断された場合には、レリーズSW
4bの1st.レリーズが解除されたと判断されて、上
述のステップS4の処理に戻る。
【0050】一方、このステップS9において、レリー
ズSW4bの1st.レリーズの状態がオン(ON)状
態であると判断された場合には、次のステップS10の
処理に進み、このステップS10において、レリーズS
W4bの2nd.レリーズの状態が確認される。ここ
で、レリーズSW4bの2nd.レリーズがオフ(OF
F)状態であると判断されると、上述のステップS9の
処理に戻る。
【0051】また、このステップS10において、レリ
ーズSW4bの2nd.レリーズがオン(ON)状態で
あると判断されると、次のステップS11の処理に進
む。
【0052】ステップS11においては、レリーズSW
4bの状態は、1st.レリーズおよび2nd.レリー
ズが共にオン状態にある。ここで、変数iに1を代入
し、次のステップS12の処理に進む。ここで、変数i
は、カウンタ変数である。
【0053】そして、ステップS12において、絞り値
の設定が行なわれ、次のステップS13において、シャ
ッタ速度値:S(i)の設定が行なわれた後、次のステ
ップS14の処理に進む。
【0054】ステップS14において、上述のステップ
S12,S13で設定された絞り値およびシャッタ速度
値、すなわち、所定の露出量によって、フイルム上への
露光動作(撮影動作)が行なわれ、次のステップS15
の処理に進む。
【0055】ステップS15において、フイルムの巻き
上げが行なわれ、次の撮影コマを所定の位置に移動させ
る。この巻上動作と同時に、ステップS16において、
連続撮影を行なう一連の撮影コマ番号(No.)、基準
露出値に対する露出補正量ΔE(EV値)等の撮影情報
を、フイルムの磁気記録部に記録し、次のステップS1
7の処理に進む。
【0056】ここで、フイルム上に記録される撮影情報
のうちの撮影コマ番号の情報としては、連続撮影が行な
われる最初の撮影コマ番号=1と記録される。また、基
準露出値によって行なわれる撮影コマの露出補正量ΔE
の情報としては、ΔE=0と記録される。
【0057】つまり、露出補正を行なわずに撮影された
基準露出値による撮影コマの撮影コマ番号が「1」であ
るとは限らないので、上記露出補正量ΔEの情報が
「0」であることを明示的に記録するようにしておけ
ば、これを参照することで基準露出値による撮影コマで
あることが明確に識別できることとなる。
【0058】また、これらの情報のほかにも、一連の連
続撮影が行なわれる全撮影枚数についての情報を記録す
るようにしても良い。
【0059】次に、ステップS17において、変数iと
撮影枚数情報Jとの比較が行なわれる。ここで、変数i
=Jである場合には、連続して撮影を行なう所定撮影枚
数の撮影が行なわれ、一連の撮影動作が完了したと判断
されて、上述のステップS4の処理に戻り、以降の処理
を繰り返す。
【0060】また、ステップS17において、変数i≠
Jであると判断された場合には、所定枚数の撮影が行な
われていないと判断されて、次のステップS18の処理
に進み、このステップS18において、変数iに1を加
算し、変数i=i+1として、上述のステップS13の
処理に戻り、以降の処理を繰り返す。
【0061】図3は、フイルムの種類(ネガ、ポジ)に
よって設定されるオートブラケット撮影時の連続撮影枚
数と露出補正量(ずらし量)の一例を示す図である。
【0062】一般的に、ネガフイルムの場合には、ガン
マ値(γ:露光量と濃度の関係を表わすフイルムの特性
曲線の直線部と横軸との角度(tanθ)の値)が低
く、ラチチュードの範囲が広いという特性がある。した
がって、ネガフイルムの場合には、露出補正量を大きく
設定することができる。
【0063】一方、ポジフイルムの場合には、ガンマ
(γ)値は高く、ラチチュードの範囲が極めて狭いとい
う特性があるので、ポジフイルムの場合には、露出補正
量は小さく設定しなければならない。
【0064】つまり、図3に示すように、ネガフイルム
の場合には、露出補正量(ずらし量)ΔE(EV値)の
段数を大きく設定する(図3に示す一例では、露出補正
量ΔE=3EV)。そして、ネガフイルムはラチチュー
ドの範囲が広いことにより、1枚の撮影コマに記録され
る画像情報は多くなる。したがって、一連の撮影枚数J
を少なく設定することができる(図3に示す一例では撮
影枚数J=3枚)。
【0065】また、ポジフイルムの場合には、図3に示
すように、露出補正量(ずらし量)ΔE(EV値)の段
数を小さく設定する(図3に示す一例では、ΔE=1E
V)。そして、ポジフイルムはラチチュードの範囲が狭
いので、1枚の撮影コマに記録される画像情報は少なく
なる。したがって、一連の撮影枚数Jを多く設定するこ
とで、より多くの画像情報を得るようにする(図3に示
す一例では、撮影枚数J=9枚)。
【0066】そして、この図3の設定によってオートブ
ラケット撮影を行なう場合の一例としては、次のような
ものが考えられる。
【0067】すなわち、ネガフイルムの場合の全撮影枚
数J=3枚であるので、例えば、 1)基準露出値による撮影(撮影コマ番号=1)と、こ
れを基準として三段(3EV)プラス側(+;露出過度
(オーバー)側)に露出補正を行なった撮影(撮影コマ
番号=2)と、基準露出値から三段(3EV)マイナス
側(−;露出不足(アンダー)側)に露出補正を行なっ
た撮影(撮影コマ番号=3)の三枚(撮影枚数J=3
枚)の連続撮影。
【0068】2)基準露出値による撮影(撮影コマ番号
=1)と、これを基準として三段(3EV)プラス側に
露出補正した撮影(撮影コマ番号=2)と、さらに三段
(3EV)プラス側、つまり、基準露出値から六段(6
EV)プラス側に露出補正した撮影(撮影コマ番号=
3)の三枚(撮影枚数J=3枚)の連続撮影。
【0069】3)基準露出値による撮影(撮影コマ番号
=1)と、これを基準として三段(3EV)マイナス側
の露出値による撮影(撮影コマ番号=2)と、さらに三
段(3EV)マイナス側、つまり、基準露出値から六段
(6EV)マイナス側の露出値による撮影(撮影コマ番
号=3)の三枚(撮影枚数J=3枚)の連続撮影。
【0070】等が考えられる。
【0071】また、ポジフイルムの場合は、全撮影枚数
J=9枚であるので、例えば、 1)基準露出値による撮影(撮影コマ番号=1)と、こ
れを基準として一段(1EV)ずつプラス側に露出値を
ずらして露出補正を行なった撮影を四枚(撮影コマ番号
=2〜5)と、基準露出値から一段(1EV)ずつマイ
ナス側に露出値をずらして露出補正を行なった撮影を4
枚(撮影コマ番号=6〜9)の九枚(撮影枚数J=9
枚)の連続撮影。
【0072】なお、一般的にポジフイルムの場合、露出
量が基準露出値よりプラス側にずれる程、すなわち、露
出を多く与え過ぎると画像の濃度が不足して正常な色再
現を得ることが困難となるので、基準露出値よりマイナ
ス側の露出補正による撮影枚数を多く設定することが望
ましい。すなわち、 2)基準露出値による撮影(撮影コマ番号=1)と、こ
れを基準として一段(1EV)ずつプラス側に露出補正
した撮影を二枚(撮影コマ番号=2,3)と、基準露出
値から一段(1EV)ずつマイナス側に露出補正した撮
影を六枚(撮影コマ番号=4〜9)の九枚(撮影枚数J
=9枚)の連続撮影。
【0073】等の設定が考えられる。なお、ここで挙げ
た露出補正による撮影の設定は一例に過ぎず、フイルム
の種類に応じて様々な設定が考えられる。
【0074】また、図3に示す撮影枚数J(枚)および
露出補正量ΔE(EV値)の設定についても一例を挙げ
たに過ぎず、上述の一例に示したように、基準露出値に
対しての露出補正量について、プラス側の補正量とマイ
ナス側の補正量とをそれぞれ同量とし、同枚数とするよ
うに設定したり、プラス側の補正量とマイナス側の補正
量とを異なる補正量(段数;EV)とし、異なる枚数と
して設定する等、様々な設定が考えられる。
【0075】図4は、上記第1の実施の形態のカメラに
おけるファインダ内の表示部に表示される撮影情報の一
例を示す図である。
【0076】図4に示すように、ファインダ内の撮影画
面枠の下端部に、表示部である情報表示枠が設けられて
おり、この情報表示枠内に、各種の撮影情報が表示され
るようになっている。
【0077】ここで表示される撮影情報は、図4に示す
ように、例えば一連の撮影を行なう連続撮影枚数、また
は、撮影コマ番号、測光装置によって測定される基準露
出値(図4に示す基準位置指標)、および、この基準露
出値によって撮影を行なった場合に得られる被写体輝度
(明るさ)の範囲(図4に示す適正範囲指標)等であ
る。
【0078】以上説明したように上記第1の実施の形態
のカメラによれば、広い範囲の被写体輝度(明るさ)情
報を有する被写体を撮影する際に、フイルム上に予め記
録されているフイルム固有の情報(フイルム種類に関す
る情報等)を読み込み、これに基づいて、オートブラケ
ット撮影の際の各撮影コマの露出補正量、全撮影枚数等
の情報を設定し、これにより、基準露出値による撮影
と、この基準露出値から少しずつ段階的に露出補正をし
た撮影とを連続的にかつ自動的に行なうオートブラケッ
ト撮影により、露出量が少しずつ異なる複数の撮影コマ
を容易に得ることができる。
【0079】そして、この一連の撮影を行なったフイル
ムを現像後、スキャナ装置等によって走査することで電
子画像情報を得ると共に、この電子画像に対して画像処
理等を行なう際には、より広い範囲の被写体輝度を有す
る画像を再生することが容易にできる。
【0080】また、ファインダ内に情報表示枠を設け、
ここに設定された各種撮影情報等を表示するようにした
ので、オートブラケット撮影を行なう場合に、測光装置
による基準露出値に基づいて設定された撮影情報、すな
わち全撮影枚数や、適正露出範囲等の撮影情報を、撮影
前に予め確認することができる。
【0081】そして、撮影時における撮影情報をフイル
ム上の所定の位置、つまり磁気記録部に記録するように
しているので、このフイルムからスキャナ装置等によっ
て電子画像情報を得ると共に、これにより得られた電子
画像情報に対して画像処理等を行なう場合には、スキャ
ナ装置によりフイルム上に記録された撮影情報を読み込
むことで、一連の撮影コマであることを簡単に識別する
ことができる。
【0082】なお、上記第1の実施の形態におけるカメ
ラでは、その動作は、カメラ固有の撮影シーケンスとし
て説明しているが、これに限らず、図2に示す撮影シー
ケンスを、カメラの撮影モードの一つ(例えばオートブ
ラケット撮影モード)として設定するようにしてもよ
い。
【0083】また、撮影情報のフイルム上への記録は、
磁気的な記録に限らず、フイルム上の任意の部分に対し
て光学的な記録、例えばバーコード等による情報を記録
するようにしても良い。
【0084】そして、上記第1の実施の形態では、フイ
ルム上に記録されたフイルム情報のうちフイルム種類に
関する情報を読み取って、撮影枚数J、露出補正量(ず
らし量)ΔE(EV値)等の撮影条件の設定を行なうよ
うにしているが、これに限らず、フイルム上に記録され
ているフイルム固有の情報のうち、ラチチュードに関す
る情報を読み取って、これを参照するようにしても良
い。
【0085】さらに、上記カメラには、撮影時における
カメラのぶれ情報を検出することのできる、角速度セン
サ等を設けるようにしてもよい。このような角速度セン
サ等をカメラに設けることによって、オートブラケット
撮影による連続撮影を行なう際に、各撮影コマ間の画像
のずれを検出することができ、このぶれ情報を撮影情報
としてフイルム上に記録するようにすると、このぶれ情
報は、フイルム現像後に行なうスキャナ装置による走査
および画像処理を行なう際に必要な補正情報として用い
ることができ、より忠実な画像再生を行なうことができ
る。
【0086】また、撮影コマの基準位置を光学的にフイ
ルム上に記録するようにすれば、画像処理を行なう際
に、一連の撮影コマの各画像の位置出しを容易に行なえ
る。したがって、より正確な画像再生を行なうことがで
きる。
【0087】次に、本発明の第2の実施の形態のカメラ
について、以下に説明する。
【0088】図5は、この第2の実施の形態のカメラに
おける測光回路の概略構成を示すブロック構成図であ
る。
【0089】なお、この第2の実施の形態のカメラは、
上述の第1の実施の形態のカメラと基本的に同様の構成
からなるものであるが、その測光回路の構成が若干異な
る。したがって、図5では、図面の繁雑化を避けるため
に本実施の形態に関係する構成の部分のみを図示し、他
の構成部材については省略し、カメラ全体の構成につい
ては、上述の第1の実施の形態において説明した図1を
参照するものとする。
【0090】図5に示すように、この第2の実施の形態
によるカメラにおける測光手段である測光装置を構成す
る測光回路2Aは、複数ブロックからなるマルチ測光手
段であるマルチ測光素子が用いられている。これによ
り、被写体輝度(明るさ)の情報をより細かく検出する
ことができるようになっている。
【0091】すなわち、測光回路2Aは、マルチ測光素
子(測光センサ)2Aaと、このマルチ測光素子2Aa
からの出力信号(アナログ信号)を増幅するアンプ2A
bと、このアンプ2Abによって増幅された信号が入力
され、デジタル信号に変換してCPU1に出力するA/
Dコンバータ2Acとによって構成されており、この測
光回路2Aから出力されたデジタル信号、すなわち、基
準露出値と、これを基準とした被写体輝度の最大露出値
(MAX.)および最小露出値(MIN.)等が、CP
U1に入力されるようになっている。
【0092】そして、上記マルチ測光素子2Aaによっ
て得られた測光情報(基準露出値と、これを基準とした
被写体輝度の最大露出値(MAX.)および最小露出値
(MIN.)等の情報)と、フイルムに予め記録されて
いるフイルム固有の情報とに基づいて、オートブラケッ
ト撮影の一連の撮影枚数と各撮影コマの露出条件とが設
定されるようになっている。
【0093】この第2の実施の形態のカメラによる撮影
シーケンスも、上述の第1の実施の形態と基本的に同様
のものであるので、上述の図2を参照し、相違点である
測光・撮影条件を設定するシーケンスについて、以下に
説明する。
【0094】図6は、この第2の実施の形態のカメラの
撮影シーケンスにおける、測光・撮影条件を設定するシ
ーケンスを示すフローチャートである。また、図7は、
ラチチュードテーブルのデータ内容の一例を示す図であ
るが、この図7についての詳細は後述する。
【0095】なお、この図6の測光・撮影条件設定シー
ケンスは、上述の第1の実施の形態の撮影シーケンス
(図2)において、ステップS7に相当するものであ
る。
【0096】また、この第2の実施の形態のカメラの撮
影シーケンスは、フイルムに記録されたフイルム固有の
情報として、ラチチュードに関するフイルム情報(+
a,−b;a,bは正の整数)を読み込むようにしてい
る。
【0097】図6に示すように、この第2の実施の形態
のカメラの撮影シーケンスにおける測光・撮影条件設定
シーケンスは、まず、ステップS21において、測光装
置を構成する測光回路2Aからの出力に基づいて、基準
露出値:E(EV値)等の設定を行ない、次のステップ
S22の処理に進む。
【0098】ステップS22において、測光回路2Aか
らの測光情報出力のうち、最大露出値(MAX;EV
値)および最小露出値(MIN;EV値)の検出を行な
い、次のステップS23の処理に進む。
【0099】ステップS23において、図7に示すラチ
チュードテーブルを参照され、これにより、フイルム情
報としてのラチチュード情報、露出補正量および撮影枚
数等の設定値がCPU1に入力された後、次のステップ
S24の処理に進む。
【0100】ステップS24において、基準露出値:E
よりプラス側に露出補正を行なう際の撮影条件の判定が
行なわれる。ここで、プラス側の撮影条件の判定は、次
の(1)式により行なわれる。なお、(1)式におい
て、Δa,eは、ラチチュードテーブルの変数を示すも
のであり、Δaは、基準露出値(適正値)に対する露出
補正量(ずれ量)ΔEのプラス側の変数であり、eは、
プラス側に露出補正を行なう際の撮影枚数を示す変数で
ある。
【0101】MAX−E>Δa・e … (1) このステップS24において、(1)式が満たされてい
る場合には、ステップS25の処理に進み、このステッ
プS25において、MAX値での撮影条件が追加され、
次のステップS26の処理に進む。
【0102】また、上述のステップS24において、
(1)式が満たされていない場合、すなわち、MAX−
E≦Δa・eである場合には、ステップS26の処理に
進む。
【0103】ステップS26において、図7に示すラチ
チュードテーブルのデータに基づいて、プラス(+)側
の撮影条件の設定が行なわれ、次のステップS27の処
理に進む。
【0104】ステップS27において、基準露出値:E
よりマイナス(−)側に露出補正を行なう際の撮影条件
の判定が行なわれる。ここで、マイナス側の撮影条件の
判定は、次の(2)式により行なわれる。なお、(2)
式において、Δb,fは、ラチチュードテーブルの変数
を示すものであり、Δbは、基準露出値(適正値)に対
する補正量(ずれ量)ΔEのマイナス側の変数であり、
fは、マイナス側に露出補正を行なう際の撮影枚数を示
す変数である。
【0105】E−MIN<Δb・f … (2) このステップS27において、(2)式が満たされてい
る場合には、次のステップS28の処理に進み、このス
テップS28において、MIN値での撮影条件が追加さ
れ、次のステップS29の処理に進む。
【0106】また、上述のステップS27において、
(2)式が満たされていない場合、すなわち、E−MI
N≧Δb・fである場合には、ステップS29の処理に
進む。
【0107】ステップS29において、図7に示すラチ
チュードテーブルのデータに基づいて、マイナス(−)
側の撮影条件の設定が行なわれた後、この測光・撮影条
件設定シーケンスは終了する(リターン)。
【0108】上述したように、図7は、ラチチュードテ
ーブルのデータ内容の一例を示す図である。この図7に
おいて、符号a,bおよび符号Δa,Δbは、それぞれ
フイルム上に記録されているフイルム固有の情報のうち
のラチチュードに関するフイルム情報である。このう
ち、符号aは、基準露出値に対してプラス側のラチチュ
ードの範囲(上限値)をEV値で示し、符号bは基準露
出値に対してマイナス側のラチチュードの範囲(下限)
をEV値で示したものである。
【0109】また、符号Δaは、基準露出値からプラス
側への許容補正量(ずれ量)をEV値で示し、符号Δb
は、上記基準露出値からマイナス側への許容補正量(ず
れ量)をEV値で示すものである。なお、これらのフイ
ルム情報は、撮影時にカメラによって読み込まれる情報
である。
【0110】一方、符号e,fは、上記フイルム情報に
基づいて行なわれるオートブラケット撮影時の設定撮影
枚数の一例を示しており、このうち、符号eは、基準露
出値からプラス側に露出補正をする際の撮影枚数を示
し、符号fは、基準露出値からマイナス側に露出補正を
する際の撮影枚数を示している。
【0111】そして、オートブラケット撮影時の全撮影
枚数は、基準露出値による撮影が必ず行なわれることに
より、露出補正を行なった撮影枚数(e+f)枚に、基
準露出値による撮影分を加えた枚数、すなわち、(e+
f+1)枚となる。
【0112】なお、ここで設定される撮影枚数e,f
は、上述したように、測光装置による測定結果に基づい
て設定される最大露出値(MAX値)および最小露出値
(MIN値)に応じて設定されることとなる。
【0113】次に、図7のラチチュードテーブルのうち
パターンAの場合を例に挙げて、図8によって具体的に
説明する。
【0114】まず、図7に示すラチチュードテーブルの
うちのパターンAの場合では、フイルム固有の情報とし
てのラチチュードに関するフイルム情報は、a=2(E
V),b=1(EV)であり、基準露出値(適正値)に
対する露出補正量(ずれ量)ΔEは、プラス側の補正量
Δa=3(EV)、マイナス側の補正量Δb=1.5
(EV)である。
【0115】上述したように、これらのフイルム情報
は、カメラのフイルム情報入力回路8によってフイルム
より読み込まれ、CPU1に入力されている情報である
(図1参照)。
【0116】また、このフイルム情報に基づいて設定さ
れる撮影枚数は、図7のパターンAの場合、プラス側に
露出補正した撮影枚数e=1枚、マイナス側に露出補正
した撮影枚数f=2枚であるので、このパターンAによ
って行なわれるオートブラケット撮影時の全撮影枚数
は、(e+f+1)=4枚である。
【0117】そして、上述の図6の測光・撮影条件設定
シーケンスにおけるステップS23において、このラチ
チュードテーブルのデータが参照されることとなる。
【0118】図8は、このパターンAの場合に行なわれ
るオートブラケット撮影時の露出値、撮影枚数、および
この一連の撮影により得られるカバーレンジ(露出領域
範囲)を概念的に示す図である。
【0119】図8に示すように、△印で示す位置は基準
露出値であり、これを基準としてプラス側、マイナス側
にそれぞれ段階的に目盛りが振ってある。この線図が示
す数値(+1,+2,+3…、−1,−2,−3…等)
は、それぞれEV値のステップを示しており、上述の露
出補正量(ずれ量)ΔE(Δa,Δb)に対応する数値
である。
【0120】また、○印で示す位置に対応する数値は、
オートブラケット撮影時の露出補正を行なった撮影コマ
の補正値(EV値)を示している。
【0121】図7のパターンAの場合では、まず、測光
装置による測定値とフイルムから読み込まれたラチチュ
ード情報とに基づいて設定される基準露出値、MAX値
およびMIN値によってカバーレンジが設定される。こ
のとき設定されるカバーレンジは、図8に示すように、
MIN値=−4EVからMAX値=+5EVである。
【0122】そして、この基準露出値による撮影(撮影
コマ番号=1)と、この基準露出値からプラス側にΔa
=3EVの露出補正した撮影(撮影コマ番号=2)と、
基準露出値からマイナス側にΔb=1.5EVの露出補
正した撮影(撮影コマ番号=3)と、さらにマイナス側
にΔb=1.5EVの露出補正した撮影、つまり、基準
露出値からマイナス側に3EVの露出補正を行なった撮
影(撮影コマ番号=4)が連続的に行なわれる。このよ
うにして全撮影枚数=4枚の撮影コマが得られる。この
4枚の撮影コマにより、このパターンAの場合のカバー
レンジ(−4EV〜+5EV)のラチチュード範囲をカ
バーする画像が得られることとなる。
【0123】そして、上述の一連の撮影動作、すなわち
オートブラケット撮影時において、各撮影コマの撮影動
作直後のフイルム巻上げ動作中に、各撮影コマに対応す
る露出補正量(ΔE)、撮影コマ番号、一連の撮影にお
ける全撮影枚数等の撮影情報がフイルム上の磁気記録部
に記録される。
【0124】なお、撮影コマ番号は、上述の第1の実施
の形態のカメラと同様に、オートブラケット撮影が行な
われる一連の撮影コマの最初の撮影コマ番号=1として
記録される。また、基準露出値によって撮影された撮影
コマの露出補正量ΔEの情報は、ΔE=0と記録され
る。これにより、基準露出値による撮影コマである旨の
情報が明示的に記録されることとなり、磁気情報を読み
込む際に、基準露出値による撮影コマであることが容易
に識別できることとなる。
【0125】以上説明したように上記第2の実施の形態
によれば、上述の第1の実施の形態と全く同様の効果を
得ることができる。さらに、マルチ測光素子2Aaとし
てマルチ測光素子を用いることで、被写体輝度情報をよ
り細かく検出することができると共に、フイルム固有の
情報としてラチチュード情報を用いるようにしたので、
撮影する被写体輝度情報を、フイルムの複数の撮影コマ
に対して、より正確に取得することができる。
【0126】なお、上記第2の実施の形態においては、
フイルム固有の情報としてフイルムに記録されたラチチ
ュードに関する情報を読み込み、図7に示すようなラチ
チュードテーブルを参照して露出補正を行なう撮影枚数
等の設定を行なうこととしているが、フイルム固有の情
報としては、上述の第1の実施の形態と同様に、フイル
ム種類(ネガ、ポジ)による簡易的な設定としても良
い。
【0127】次に、本発明の第3の実施の形態として、
本発明の画像処理システムに使用するスキャナ装置につ
いて、以下に説明する。
【0128】図9は、本発明の第3の実施の形態のスキ
ャナ装置の概略を示すブロック構成図である。なお、図
9では、図面の繁雑化を避けるために本実施の形態に関
係する構成のみを図示し、他の構成部材については省略
している。
【0129】また、この第3の実施の形態のスキャナ装
置は、上述の第1、第2の実施の形態のカメラによって
フイルムに撮影された撮影コマの画像を、ラインセンサ
等の受光素子によって走査することにより電子画像情報
として読み取るフイルムスキャナ装置を示すものであ
る。
【0130】そして、この第3の実施の形態において使
用されるフイルムは、上述の第1、第2の実施の形態の
カメラによって使用され撮影されたフイルムであって、
フイルムカートリッジ(図9に示す符合20)内に巻回
されて収納されているロール状のフイルムであって、フ
イルム固有の情報、撮影情報等が、フィルム上の所定の
位置に磁気的または光学的に記録されているものであ
る。
【0131】図9に示すように、この第3の実施の形態
のスキャナ装置は、装置全体の動作を制御手段であるR
ISC(Reduced Instruction Set Computer:縮小命令
セット・コンピュータ)21によって制御されるように
なっている。
【0132】このRISC21には、カメラによって撮
影された現像済みフイルムの撮影コマの画像を走査し読
み取る画像入力回路22と、撮影時にフイルムに記録さ
れた撮影情報を読み取る情報読取手段である磁気読み込
み回路23と、走査して得られた電子画像情報を記録す
るメモリ24と、フイルムの撮影コマを所定の位置に移
動させるフイルム駆動回路26と、フイルムから読み取
った撮影情報、フィルム固有のフイルム情報等や、走査
して得られた電子画像情報等を表示(再生)する表示回
路25等が電気的に接続されている。
【0133】このように構成された上記第3の実施の形
態のスキャナ装置によって行なわれる走査(スキャン)
動作について、以下に簡単に説明する。
【0134】まず、磁気読み込み回路23によって、撮
影時にフイルム上に記録された撮影情報等が読み取ら
れ、この撮影情報がRISC21に入力される。
【0135】この撮影情報等に基づいて画像入力回路2
2は、フイルムの一連のオートブラケット撮影に係る複
数の撮影コマの走査を行なって、これにより得られた複
数の撮影コマの電子画像情報をRISC21を介してメ
モリ24に記憶する。
【0136】そして、メモリ24に記憶された複数の電
子画像情報は、画像処理手段であり画像合成手段でもあ
るRISC21によって、圧縮、伸張、合成等の画像処
理や、フィルタリング処理等が施され、広い被写体輝度
を有する見かけのラチチュードを高めた一画像が作成さ
れる。そして、この画像処理等が行なわれた電子画像情
報はメモリ24等の記憶手段に記録される。
【0137】次に、上記第3の実施の形態のスキャナ装
置の画像処理シーケンスについて、図10のフローチャ
ートを用いて、以下に説明する。
【0138】図10に示すように、まず、ステップS3
1において、スキャナ装置の初期化(イニシャライズ)
が行なわれ、次のステップS32において、RISC2
1は、磁気読み込み回路23を制御してフイルム上の磁
気情報(撮影情報、フイルム情報等)の読み込みが行な
われ、次のステップS33の処理に進む。
【0139】ステップS33において、スキャナ装置
は、画像入力動作を行なう。すなわち、RISC21
は、上述のステップS32において読み込まれたフイル
ムの磁気情報に基づいて、オートブラケット撮影が行な
われた一連の複数の撮影コマを走査して、複数の電子画
像情報を取得した後、これらの電子画像情報をメモリ2
4に記録して、次のステップS34の処理に進む。
【0140】ステップS34において、画像レンジの調
整動作が行なわれ、次のステップS35の処理に進む。
ここで行なわれる画像レンジ調整動作とは、上述のステ
ップS32において読み込まれたフイルムの磁気情報の
うち基準露出値に対する露出補正量ΔE(各撮影コマ毎
の撮影情報)に基づいて、露出量の異なる複数の撮影コ
マの電子画像情報を、全て同じ露出条件の画像状態とな
るように調整するものである。
【0141】ステップS35において、上述のステップ
S34で調整された各電子画像情報を、画像合成手段で
あるRISC21によって一画像として合成処理した
後、次のステップS36において、表示回路25によっ
て、この合成処理された一画像の表示(再生)が行なわ
れた後、この画像処理シーケンスが終了する。
【0142】なお、上述のステップS35において合成
処理された電子画像情報が有する被写体輝度情報の範囲
は、表示回路25により表示することのできる範囲より
も広いものとなるので、表示(再生)を行なう際に、電
子画像情報の全てを表示することができないこととな
る。
【0143】したがって、画像表示(再生)を行なう際
に、このスキャナ装置を操作する操作者は、電子画像情
報が有する被写体輝度の範囲に関する情報について、例
えば数値等によって表示させることができるようになっ
ている。
【0144】また、このフイルムスキャナ装置において
は、フイルムからオートブラケット撮影を行なった一連
の各撮影コマの画像情報を走査して読み込む場合に、基
準露出値によって撮影された撮影コマを読み込む際の最
適な積分時間によって一連の画像情報が読み込まれるよ
うに設定されている。
【0145】このように積分時間が設定されていること
で、基準露出値による撮影コマの露出値に多少の誤差が
生じていた場合にも、このような誤差を有する撮影コマ
を電子画像情報として読み込む場合には、スキャナ装置
に合わせた適切な画像を基準にして、一連の複数の撮影
コマの電子画像情報を取り込むことができることとな
る。
【0146】以上説明したように上記第3の実施の形態
によれば、上述の第1、第2の実施の形態のカメラによ
って撮影されたフイルムのオートブラケット撮影による
一連の複数の撮影コマを走査して複数の電子画像情報を
取得し、この複数の電子画像情報に対して画像合成等の
画像処理を行なうことで、より広い範囲の被写体輝度を
有し、見かけのラチチュードを高めた画像を、容易に再
生することができる。
【0147】また、スキャナ装置によって走査して電子
画像情報の読み込みを行なう際に、撮影時にフイルム上
に記録された撮影情報をも読み込むようにしているの
で、取得された複数の電子画像情報に対して画像処理を
行なう場合に、一連の複数の撮影コマを容易に識別する
ことができる。
【0148】さらに、上述の第1、第2の実施の形態の
カメラにおいて、撮影時のぶれ情報を検出する角速度セ
ンサ等を設け、この角速度センサによって得られるぶれ
情報を撮影情報としてフイルム上に記録するようにした
場合には、このぶれ情報は、上記第3の実施の形態のス
キャナ装置によってフイルムの撮影コマの走査および画
像処理を行なう際に必要な補正情報として有効に利用す
ることができる。したがって、画像処理作業を簡素化す
ることができる。
【0149】そして、カメラによって撮影を行なう際に
撮影コマの基準位置を光学的にフイルム上に記録した場
合には、画像処理を行なう際に一連の複数の撮影コマの
各画像の位置出しを容易に行なうことができる。したが
って、画像処理作業の簡素化に寄与することができる。
【0150】[付記]上記発明の実施の形態により以下
のような構成の発明を得ることができる。
【0151】(1) 被写体の明るさを測定する測光手
段と、フイルム情報を読み取るフイルム読取手段と、上
記測光手段からの明るさ情報と、上記フイルム読取手段
からのフイルム情報とに応じて連続撮影する回数と、こ
の連続撮影時の露出条件とをそれぞれ設定する露出設定
手段と、露出条件を変更させて撮影したフイルムに一連
の撮影であることを示す情報を記録する情報記録手段
と、を具備する画像処理システムに適用可能なカメラ。
【0152】(2) 被写体の明るさを測定する測光手
段と、フイルム情報を読み取るフイルム読取手段と、上
記測光手段からの明るさ情報と、上記フイルム読取手段
からのフイルム情報とに応じて連続撮影する回数と、こ
の連続撮影時の露出条件とをそれぞれ設定する露出設定
手段と、露出条件を変更させて撮影したフイルムに一連
の撮影であることを示す情報と、露出条件に関する情報
とを記録する情報記録手段と、を具備する画像処理シス
テムに適用可能なカメラ。
【0153】(3) 被写体の明るさを測定する測光手
段と、フイルム情報を読み取るフイルム読取手段と、上
記測光手段からの明るさ情報と、上記フイルム読取手段
からのフイルム情報とに応じて連続撮影する回数と、こ
の連続撮影時の露出条件とをそれぞれ設定する露出設定
手段と、上記露出設定手段にて設定された情報を表示す
る表示手段と、露出条件を変更させて撮影したフイルム
に一連の撮影であることを示す情報と、露出条件に関す
る情報とを記録する情報記録手段と、を具備するカメ
ラ。
【0154】(4) 付記1、付記2または付記3のい
ずれか一つに記載のカメラにおいて、上記露出設定手段
は、フイルム読取手段からのフイルムのラチチュードに
関する情報を利用するカメラ。
【0155】(5) 付記1、付記2または付記3のい
ずれか一つに記載のカメラにおいて、上記露出設定手段
は、フイルム読取手段からのフイルムのネガ、ポジに関
する情報を利用するカメラ。
【0156】(6) 付記2または付記3に記載のカメ
ラにおいて、上記情報記録手段の記録する露出情報は、
基準の撮影条件に対する偏差を記録するカメラ。
【0157】(7) 被写体の複数ブロックの明るさを
測定するマルチ測光手段と、フイルム情報を読み取るフ
イルム読取手段と、上記マルチ測光手段からの複数の明
るさ情報と、上記フイルム読取手段からのフイルム情報
とに応じて連続撮影の回数と、この連続撮影時の露出条
件とを設定する露出設定手段と、を具備するカメラ。
【0158】(8) 被写体の複数ブロックの明るさを
測定するマルチ測光手段と、フイルム情報を読み取るフ
イルム読取手段と、上記マルチ測光手段からの複数の明
るさ情報と、上記フイルム読取手段からのフイルム情報
とに応じて連続撮影の回数と、この連続撮影時の露出条
件とを設定する露出設定手段と、露出条件を変更しつつ
連続撮影されたフイルムに一連の撮影である情報と露出
条件に関する情報とを記録する情報記録手段と、を具備
するカメラ。
【0159】(9) 被写体の複数ブロックの明るさを
測定するマルチ測光手段と、フイルム情報を読み取るフ
イルム読取手段と、上記マルチ測光手段からの複数の明
るさ情報と、上記フイルム読取手段からのフイルム情報
とに応じて連続撮影の回数と、この連続撮影時の露出条
件とを設定する露出設定手段と、上記露出設定手段によ
り設定された情報を表示する表示手段と、露出条件を変
更しつつ連続撮影されたフイルムに一連の撮影である情
報と露出条件に関する情報とを記録する情報記録手段
と、を具備するカメラ。
【0160】(10) 付記7、付記8、または付記9
のいずれか一つに記載のカメラにおいて、上記露出設定
手段は、フイルム読取手段からのフイルムのラチチュー
ドに関する情報と、上記マルチ測光手段の出力のうち最
大値と最小値との比とに基づいて露出条件を設定するカ
メラ。
【0161】(11) 付記7、付記8、または付記9
のいずれか一つに記載のカメラにおいて、上記露出設定
手段は、フイルム読取手段からのフイルムのネガ、ポジ
に関する情報と、上記マルチ測光手段の出力のうち最大
値と最小値との比とに基づいて露出条件を設定するカメ
ラ。
【0162】(12) 付記8または付記9に記載のカ
メラにおいて、上記情報記録手段の記録する露出条件に
関する情報は、基準の撮影条件に対する偏差を記録する
カメラ。
【0163】(13) 被写体の明るさを測定する測光
手段と、フイルム情報を読み取るフイルム読取手段と、
上記測光手段からの明るさ情報と上記フイルム読取手段
からのフイルム情報とに応じて連続撮影する回数とこの
連続撮影中の露出条件とを設定する露出設定手段と、上
記露出設定手段により設定された情報を表示する表示手
段と、露出条件を変更しつつ連続撮影されたフイルムに
一連の撮影であることを示す情報と露出条件に関する情
報とをフイルム上に記録する情報記録手段とを備えたカ
メラと、上記カメラで撮影され、現像処理されたフイル
ムの画像を走査して電子画像を出力するフイルムスキャ
ナ装置において、上記フイルムに記録された画像以外の
情報を読み取る情報読取手段と、この情報読取手段から
の情報に基づいて複数のフイルム画像を合成する画像合
成手段とを備えたフイルムスキャナ装置と、によって構
成される画像取込システム。
【0164】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、写真
撮影を行なう際に、撮影する主要被写体の輝度と背景等
の主要被写体以外の輝度の差が大きい場合にも、主要被
写体の画像情報とそれ以外の被写体の画像情報とを共
に、一画像に忠実に再生することのできる画像処理シス
テムと、これを使用するカメラおよびスキャナ装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のカメラの概略を示
すブロック構成図。
【図2】図1のカメラの撮影シーケンスを示すフローチ
ャート。
【図3】図1のカメラによるオートブラケット撮影時に
設定される撮影枚数と露出補正量の一例を示す図。
【図4】図1のカメラのファインダ内表示部の表示形態
の一例を示す図。
【図5】本発明の第2の実施の形態のカメラの測光回路
の概略を示すブロック構成図。
【図6】図5のカメラの撮影シーケンス中、測光・撮影
条件設定シーケンスを示すフローチャート。
【図7】図6の測光・撮影条件設定シーケンス中で参照
されるラチチュードテーブルの内容の一例を示す図。
【図8】図7のラチチュードテーブルを参照して設定さ
れる測光・撮影条件の設定シーケンスについて具体例を
説明する説明図。
【図9】本発明の第3の実施の形態のスキャナ装置の概
略を示すブロック構成図。
【図10】図9のスキャナ装置の画像処理シーケンスを
示すフローチャート。
【符号の説明】
1……CPU(カメラの制御手段) 2,2A……測光回路(カメラの測光手段) 6……磁気記録回路(カメラの記録手段) 8……フイルム情報入力回路(カメラの情報読取手段) 21……RISC(スキャナ装置の制御手段、画像合成
手段) 23……磁気読み込み回路(スキャナ装置の情報読取手
段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊田 哲也 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報読取手段によってフイルムに関す
    る情報を読み取り、測光手段によって被写体の輝度情報
    を測定し、上記情報読取手段の出力と上記測光手段の出
    力とに基づいて適正露出条件を含む露出値をフイルムの
    ラチチュード範囲に収まるように所定のステップずつ段
    階的にずらして設定し、この設定された各露出条件ごと
    に複数コマに撮影すると共に、この撮影された一連の各
    撮影コマを識別するための情報をフイルム上に記録する
    カメラと、 上記カメラによって撮影された現像済みフイルムに記録
    された撮影情報を読み取り、自身の階調解像力とフイル
    ムに記録された撮影情報とに応じて走査した複数の画像
    を合成し、見かけのラチチュードを高めた画像を得るス
    キャナ装置と、 を少なくとも有して構成されることを特徴とする画像処
    理システム。
  2. 【請求項2】 上記画像処理システムに使用するカメ
    ラであって、 フイルムに関する情報を読み取る情報読取手段と、 被写体の輝度情報を測定する測光手段と、 上記情報読取手段の出力と上記測光手段の出力とに基づ
    いて、適正露出条件を含む露出条件をフイルムのラチチ
    ュード範囲に収まるように所定のステップずつ段階的に
    ずらして設定し、この設定された各露出条件ごとに複数
    コマに撮影する手段と、 上記撮影された一連の各撮影コマを識別するための情報
    をフイルム上に記録する記録手段と、 を具備したことを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 上記画像処理システムに使用するスキ
    ャナ装置であって、 段階的に露出条件をずらして撮影された現像済みのフイ
    ルムに記録された撮影情報を読み取る手段と、 自身の階調解像力とフイルム上に記録された撮影情報と
    に応じて走査した複数の画像を合成して見かけのラチチ
    ュードを高めた画像を得る画像合成手段と、 を具備したことを特徴とするスキャナ装置。
JP8259422A 1996-09-30 1996-09-30 画像処理システムとこれに使用するカメラおよびスキャナ装置 Withdrawn JPH10108066A (ja)

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