JPH10108635A - 袋に収納した穀類 - Google Patents

袋に収納した穀類

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JPH10108635A
JPH10108635A JP9218824A JP21882497A JPH10108635A JP H10108635 A JPH10108635 A JP H10108635A JP 9218824 A JP9218824 A JP 9218824A JP 21882497 A JP21882497 A JP 21882497A JP H10108635 A JPH10108635 A JP H10108635A
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bag
rice
stored
cooking
cereals
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JP9218824A
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Yasuro Nakamura
泰朗 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常の精米直後の生米は勿論、BG精米とし
て知られている精米後、米表面に残存する粘性ぬかを通
常のぬかで取り除いた精米などの穀類を少量でも、ま
た、計量せずに定量を取り出すことができ、その上、そ
のまま、洗いと炊飯が可能で、取り出した全量を美味し
く食することができる穀類の収納条件の確立にある。 【解決手段】 単に収納袋ごとの水洗いを可能とするば
かりではなく、そのままの状態での炊飯が可能で、さら
には、炊飯済みの穀類が食するのに便利な袋に、その調
理のための計数単位量が収納された穀類であって、この
袋は、洗い水を自在に通すことができる透過性と、穀類
を収納した状態での洗浄中及び炊飯中でも充分な破裂強
度を有するシートからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、米、麦などの穀
類の収納に関する。
【0002】この発明で穀類とは、炊飯、蒸しのよう
な、調理前に研ぎ・水洗いのような処理を必要とする
米、麦、粟、ヒエといった穀類は勿論、小豆のような豆
類も含む粒状生食品全般を意味する。
【0003】また、調理のための計数単位とは、通常の
家庭での鍋、釜類に収納して料理するに当たっての1
合、180グラムなどの嵩量、重さの単位を意味する。
【0004】また、炊飯とは、米穀に限らず穀類一般の
湯中、蒸気中の加熱による食に供するための処理全般を
意味する。
【0005】
【従来の技術】近年、電気炊飯器が普及し、とくに、独
身、新婚家庭用としては、1合あるいは2、3合程度の
小容量の電気炊飯器も普及するようになり、家庭におい
ても無駄のない量の炊飯が可能になった。ところが、炊
飯に必要な米は、升単位、あるいはkg単位の大袋で買
い込み、米びつに収納し、炊飯毎に必要な量を米びつか
ら取り出し、これに水洗いによる米とぎを行なってい
る。ところが、少人数の家庭では、その炊飯に際しての
秤量と研ぎが面倒で、とくに、冬場の水洗いには冷たさ
が重なって、その作業を辛いものにしていた。
【0006】係る問題を解決するために、例えば、実開
平5−13183号公報、実公平4−20379号公
報、実開平2−137878号公報などに、袋に収納し
た穀類を袋から取り出すことなく、そのまま、水洗いで
きるようにしたものが開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明の課題は、こ
のような従来のこのような穀類の食に供するに当たって
の扱いやすさをさらに改善するもので、通常の精米直後
の生米は勿論、BG精米として知られている精米後、米
表面に残存する粘性ぬかを通常のぬかで取り除いた精米
などの穀類を少量でも、また、計量せずに定量を取り出
すことができ、その上、そのまま洗い、炊飯が可能で、
取り出した全量を美味しく食することができる穀類の収
納条件の確立にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の特徴
は、単に収納袋ごとの水洗いを可能とするばかりではな
く、そのままの状態での炊飯が可能で、さらには、炊飯
済みの穀類が食するのに便利な袋に、その調理のための
計数単位量が収納された穀類であって、この袋は、洗い
水を自在に通すことができる透過性と、穀類を収納した
状態での洗浄中及び炊飯中でも充分な破裂強度を有する
シートからなる。
【0009】この袋に収納される穀類の容積量は、袋の
実質収納部分の収納容積の30%から90%であること
が、すなわち、袋容量から言えば、収納する穀類の1.
1倍から3倍の容量の袋を使用した時、袋の上部分を指
で握って水洗いする際の袋内での穀類の転がりの点から
都合がよい。更に、この袋に収納された穀類が、生米を
初め、他の穀類も含め、生の状態の容積が、炊飯後にお
いて2.2倍程度、または、それに近い量に膨れ上が
る。従って、袋ごと炊飯する場合は、袋の容量は、調理
のための計数単位量の1.1〜3倍であることが好まし
い。
【0010】本発明の場合、袋への生穀類の量を、袋の
容量に対して、その膨れ上り量を見込んで収納した場
合、炊飯状態においては、その袋内に占める穀類の容積
量は袋一杯となる。
【0011】そのため、収納袋として、炊飯後保形性の
あるものを使用し、ヒートシール部の中央部を両手で引
き剥がすような手段で袋の口を開け易くしておけば、そ
のままの状態で食することが可能となる。あるいは、牛
乳の一包装形体であるテトラパック状に袋の形状を調整
することによって、おむすび状の握り飯としても供する
ことができる。
【0012】この袋に収納した穀類を、その袋を内袋と
して、単数あるいは複数個を、シール機で完全密封した
ガスバリア性が高く酸素が透過しにくい包装用材料から
なる外袋に収納し、且つ、その外袋内の酸素濃度を0.
1%以下に維持した状態を維持することによって、収納
穀類の新鮮さを長期間にわたって保つことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】この穀類を収納する袋の材質とし
ては、洗い水を自在に通すことができる透過性と、穀類
を収納した状態での洗浄中でも充分な破裂強度を有し、
その上、炊飯時の高湿度と高温に耐え、加熱によっても
有害物質を放出しない、例えば、不織布等のうち厚生省
告示第20号(昭和57年)、食品添加物等の規格基準
第3−D−3−6適合品の中から選択するのがよい。
【0014】穀類収納袋用のシート材の水の透過性は、
収納穀類は抜け出さないが、研ぎかすは水と共に流れ出
すことができる大きさの孔あきとし、その具体的な数値
としては、水を透さない条件すなわち不透水における透
過度0%、また、何の抵抗もなく透過条件を100%と
すると、この発明の場合の透過度は10%以上であるの
が好ましい。
【0015】また、破裂強度は、収納穀物重量の2倍以
上、例えば、米1合を収納した袋の場合、米1合の重量
150gの2倍、すなわち、300gf/cm2以上、
好ましくは、3倍の450gf/cm2以上であるのが
よい。それには、各種不織布、布、紙、プラスチックネ
ット、穴あきプラスチックフィルムなどの単体および複
合体を用いることができる。内袋作成用基材に熱可塑性
樹脂を使用するときは、融点が105°C以上が好まし
い。炊飯時に内袋が溶融して、破裂したり、ヒートシー
ル部が開いたりしないためには、好ましくは130°C
以上である。
【0016】更に、この穀類収納袋は熱による収縮が著
しくないものが好ましい。具体的には、PE系、PP
系、PET系、PA系等の単体或るいは複合体を原材料
とした各種の布や紙さらには各種不織布、ネット、穴あ
きプラスチックフィルムなどの単体および複合体であ
る。上記原材料に熱可塑性樹脂以外の原材料、例えば綿
やパルプ等のセルロース等が配合されていてもよい。
【0017】また、炊き上がり後、米などの穀類が内袋
にこびりつかない様にするために、内袋への前処理とし
て食用油などの油剤を塗布した方が好ましい。
【0018】前処理しない場合は、水に遅溶または不溶
で、温水には可溶で、且つ可食性の、例えばグリセリン
配合のゼラチン又は寒天等を包材として、とうもろこし
や小麦等穀類のはいが油、ビタミンEなどの可食性油を
中味として「はいが油カプセル」を作成し、米などの穀
類と一緒に内袋に同封しておくと、洗米時にはカプセル
が破壊されず、炊飯時にカプセルが溶解し、中味の油分
が拡散し内袋にも油膜を作り、内袋への米などの穀類の
こびりつきが少なくなる。この可食性油は穀類150g
(1合)当たり、1g〜10g好ましくは2g〜5g内
封するとよい。穀類の収納袋としては、長方形、正方
形、平行四辺形、円形、多角形、正四面体、円筒形、直
方体、立方体等の任意の形状のものを採用することがで
きる。
【0019】また、収納袋の側端部に折り畳み可能な蛇
腹部を設けることもでき、この場合には、穀類を収容し
たとき、収容袋の断面形状が、長方形から正方形に、或
いは、楕円から円形に近くなる。穀類が袋からこぼれな
いようにシールし、炊飯後の水洗いの後、収納穀類を袋
から取り出すことができる開封部を形成しており、この
シール部は開封部を兼ねた構造とすることができる。
【0020】これによって、内袋は、収納穀類の水洗い
を袋ごと行ない、そのまま炊飯し、必要に応じて、その
まま食に供することができる。
【0021】外袋は、シール機で完全密封されたガスバ
リア性が高く酸素が透過しにくい包装用材料からなり、
且つ、窒素ガス置換あるいは鉄系、有機系のような酸素
吸着剤によって、袋内の酸素濃度を0.1%以下に維持
するのがよい。袋内の酸素濃度を0.1%以下に維持す
ることによって、カビの発生、脂肪分の酸化、変色、害
虫の発生などを防止するとともに、収納穀類の風味と栄
養素の保持にも有効である。
【0022】外袋の材質としては、酸素透過度が、20
〜25°Cにおいて100ml/m2・atm.24h
以下、望ましくは10以下であることがよい。具体的に
は、アルミ箔、アルミあるいはシリカ蒸着ポリエステル
(PET)フィルム/ポリエチレン(PE)ラミネート
複合材や、延伸ポリプロピレン(OPP)/エチレンビ
ニルアルコール共重合体(EVOH)/PE、延伸ポリ
ビニルアルコール/PE、バリアナイロン/PE、ポリ
塩化ビニリデンコートのOPPあるいはPETあるいは
延伸ナイロン(ONT)/PE、2層共押出し、あるい
は、3層共押出しナイロンフィルム(ONY)/PE、
ポリエステル系(PET/PE)が適している。
【0023】穀類を収納袋の内部に保持するためのシー
ル構造としては、シート材を2つ折にして三つの縁部を
ヒートシールする構造、シート材を両側から内側に折っ
て、縁部と突き合わせ部をヒートシールする構造、シー
ト材を2つ折にして折り曲げ部分に接する二つの縁部を
ヒートシールし折り曲げ部分とは反対側の残りの縁部を
水溶性の接着剤で接着する構造等種々の構造が採用でき
る。また、シート材を2枚重ねて四つの縁部をヒートシ
ールする方法もある。
【0024】ヒートシールの際には、直線状に熱を加え
ベタにシート材を溶着する方法、断続して熱を加えてミ
シン目状にシート材を溶着する方法を採用することがで
きる。また、ベタにシート材を溶着した場合には、溶着
部の内側にミシン目状の切り込みを入れるようにしても
よい。なお、本明細書におけるシールという用語は、収
納穀類が袋からこぼれないようにする構造を意味する。
【0025】このシート材からなる袋の開口部分を開封
自在に封止できるシール構造としては、一辺をハサミ、
カッター、ナイフ等で切ることができるシート材を選ぶ
ことは勿論であるが、穀類の取り出し口となる溶着袋の
開口部分を絞って糸、紐、輪ゴム、針金、合成樹脂製の
帯状の被服が形成された結束用針金、粘着テープ等の結
束テープを使用して結束すること、溶着袋開口部分を結
ぶこと、部分的なミシン目入りのシール構造、縫製によ
る袋の場合は、一辺を糸抜き可能な縫製とすること、不
織布のようにその強度に方向性がある材質からなるもの
についてはシールした開口付近に切れ目を入れること、
さらには、開口部を一方のシート材で覆い、その覆い部
分の外縁を袋本体と固着した構造などが任意採用でき
る。
【0026】食パンの包装用に使用されている合成樹脂
製のクリップと同様なクリップなどで結束すること、絞
った部分をステープラで綴じること、絞った部分に熱を
加えてシート材を溶着すること、絞った部分を絞った部
分自体を使用して結ぶこと等も採用可能である。
【0027】また、シール部分にミシン目を入れる構
造、縫製による袋の場合は一辺を糸抜き可能な縫製とす
ること、シート材が不織布のようにその強度に方向性が
ある材質からなるものについてはシールした開口付近の
縁の方向が強度の弱い方向に一致するようにシート材の
方向を選ぶとともに縁の方向に切れ目を入れることも採
用可能である。
【0028】更には、開口部をシート材の一部を延長し
て形成した重なり部で覆って封じる場合もある。そし
て、その覆い部分の内縁を本体と固着した構造などが任
意採用できる。この場合には、重なり部と本体は、水溶
性の接着剤で接着してもよい。
【0029】
【実施例】
実施例1 破裂強度1.32kgf/cm2、透過度90%のユニ
セル(株)製のポリオレフィン系不織布(ユニセルB7
202W)から、粉粒体の自動包装機を用いて図1に示
す米収納袋1を調製した。その調製は、以下の要領で行
った。
【0030】まずロール状に巻いたシート材を矢印P方
向に引き出して2つ折にし、その側端部2を糸抜き可能
に糸3で縫製し、筒状体を作成する。次いでこの筒状体
の下端部4をヒートシールし、上方に開口を有する長方
形の袋状とし、そこに米1合を収納する。さらに収納し
た袋状体の上方に余裕をもたせて上端部5をヒートシー
ルし、上端部5の上方を切断して袋1を形成するもので
ある。この袋1は、上下端部5,4の開口をヒートシー
ルし、側端部2を糸抜き可能に縫製し、巾aが8cm、
長さbが18cmの大きさのもので、収納米Rの容積は
袋の内容積の45%を占めるものであった。その袋1の
上部を持って水中に浸して振ることで米とぎを行ない、
米とぎによって生じたとぎ汁は、袋の振動によってすき
間から外に出され、とがれた米中に残存することはなか
った。また、米とぎの際に糸3が抜けることはなかっ
た。とぎ終わった米は、袋の側端部2を閉塞していた糸
3を引き抜いて側端部2に開口部を形成した後、袋1の
中の米1合を電気炊飯器に移して炊飯した。
【0031】実施例2 実施例1と同様の材料を使用したが、側端部6は糸抜き
可能に縫製するのではなく、図2に示すように、上下端
部5,4の開口と同様にヒートシールした。ヒートシー
ルの際には側端部6の互いに対向する面の間に、糸、金
属線、合成樹脂線等の袋切断用細線7が挟みこまれるよ
うに挟持した。米とぎは、実施例1と同様に支障なく行
なうことができた。とぎ終わった後に、側端部6の袋切
断用細線7を引っ張ることにより側端部6を引き破り、
引き破った部分から、米1合を電気炊飯器に移して炊飯
した。
【0032】なお、側端部6に代えて上下端部5,4の
開口のいずれかに袋切断用細線7を設けた場合にも同様
に機能した。
【0033】実施例3 実施例2とほぼ同様の構成を有しているが、長方形の袋
状ではなく、図3に示すように斜めに傾いた平行四辺形
の袋状となっている。図3の破線は、長方形の形状を模
式的に示している。実施例3の場合には、袋の米を取り
出すときに、袋の中に米が残留することがなかった。
【0034】実施例4 実施例1と同様の材料を使用し、ロール状に巻いたシー
ト材を矢印P方向に引き出して、図4に示すように、シ
ート材を両側から内側に折って両方の縁部を突き合わ
せ、この突き合わせ端部8をヒートシールし、筒状体を
作成する。このとき、突き合わせ端部8の互いに対向す
る面の間に、袋切断用細線7が挟みこまれるように挟持
した。次いでこの筒状体の下端部4をヒートシールし、
長方形の袋状とし、そこに米1合を収納する。さらに収
納した袋状体の上方に余裕をもたせて上端部5をヒート
シールし、上端部5の上方を切断して袋1を形成するも
のである。この袋1は、上下端部5,4の開口、突き合
わせ端部8をヒートシールした。米とぎは、実施例1と
同様に支障なく行なうことができた。とぎ終わった後
に、突き合わせ端部8の袋切断用細線7を引っ張ること
により突き合わせ端部8を引き破り、引き破った部分か
ら、米1合を電気炊飯器に移して炊飯した。
【0035】実施例5 実施例4とほぼ同様の構成を有しているが、図5及び図
6に示すように、米収納袋1の側端部に折り畳み可能な
蛇腹部9が形成されている点が異なっている。図6
(a)は、図5のA−A断面図である。但し、図6
(a)においては、米収納袋1が穀類Rにより膨れてい
るので、蛇腹部9は見えていない。なお、図6(b)
は、穀類を収容する前の状態を示し、図6(a)は、穀
類を収容した後の状態を示している。実施例5において
は、実施例4に比べて、穀類を収容して上端部5を握っ
て台に置いたとき、収容袋の下端部4が、偏平形状から
長径の短い楕円形状になって、底面積が大きくなった
分、袋が立ちやすくなった。
【0036】この形状の袋1の容量を収納穀類R=1合
(=180cc)の2.5倍(=450cc)として、
袋1を作成し、中に、前出の洗いが簡単なBG精米1合
と「はいが油カプセル」1粒(はいが油量4g)を入れ
て、ヒートシールして密封した。この内袋を、実施例1
と同様に米とぎをしたところ(1分以内)、研ぎ汁は流
出したが、米も「はいが油カプセル」も破壊されなかっ
た。研ぎ終わった後、ヒートシール部8を下にして袋ご
と電気炊飯器に入れて所定量の水を加えて、袋内の米が
水没するようにして炊飯した。炊飯が終わったところで
炊飯器のフタを開け、袋を裏がえしにして、ヒートシー
ル部を上に向けて、フタを閉じて5分間ムラした。そし
て、釜より袋を取り出し、大皿の上に乗せてヒートシー
ル部8の中央部を両手で引きはがし開封して中身(ご
飯)を直接ハシで取り、食した。ご飯は内袋への付着も
少なく、ふっくらとしたおいしいご飯を食することがで
きた。
【0037】実施例6 実施例1と同様の材料を使用し、ロール状に巻いたシー
ト材を、図7に示すように、矢印P方向に引き出して2
つ折にし、その側端部10を袋切断用細線7を挟んだ状
態でヒートシールし、筒状体を作成する。次いでこの筒
状体の下端部11をヒートシールし、上方に開口を有す
る長方形の袋状とし、そこに米1合を収納する。さらに
収納した袋状体の上方に余裕をもたせて上端部12をヒ
ートシールし、上端部12の上方を切断して袋1を形成
するものである。米とぎは、実施例1と同様に支障なく
行なうことができた。とぎ終わった後に、側端部10の
袋切断用細線7を引っ張ることにより側端部10を引き
破り、引き破った部分から、米1合を電気炊飯器に移し
て炊飯した。不織布には、引き裂き容易性に方向性があ
るが、実施例6では袋切断用細線の方向と引き裂き容易
性の方向が一致し、容易に側端部10を引き裂くことが
できた。
【0038】実施例7 実施例1と同様の材料を使用し、ロール状に巻いたシー
ト材を、図8に示すように、矢印P方向に引き出して2
つ折にし、その側端部10を水溶性接着剤(図示せず)
で接着し、筒状体を作成する。次いでこの筒状体の下端
部11をヒートシールし、上方に開口を有する長方形の
袋状とし、そこに米1合を収納する。さらに収納した袋
状体の上方に余裕をもたせて上端部12をヒートシール
し、上端部12の上方を切断して袋1を形成するもので
ある。その袋1の側端部10を手で握って水中に浸して
振ることで米とぎを行ない、米とぎによって生じたとぎ
汁は、袋の振動によってすき間から外に出され、とがれ
た米中に残存することはなかった。また、米とぎの際に
水溶性接着剤は溶出したが、側端部10を手で握ってい
るので、米が袋1の外に漏れ出ることはなかった。とぎ
終わった袋1の中の米1合を開放状態となった側端部1
0から電気炊飯器に移して炊飯した。
【0039】この袋1は、図8に示す幅a,長さbの関
係は以下の関係にあるのが望ましい。
【0040】1/3b≦a≦b この関係に示すように、袋の幅aがbより大きいと、と
ぎ中に袋が開口して米がこぼれやすくなり、aが1/3
未満になると、中身が取り出し難くなる。
【0041】実施例8 破裂強度1.91kgf/cm2、透過度88%のユニ
セル(株)製ポリオレフィン系不織布(ユニセルBT0
403W)から、図9に示す袋13を作成した。図10
は、この袋13の図9のB−B線による断面を示してい
る。また、図11は穀類を収納する前の袋13を示す。
袋13の調製は、以下の要領で行った。
【0042】ロール状に巻いたシート材を、図9に示す
ように、矢印P方向に引き出して2つ折にして、図11
に示すように、底部分15を折り曲げ部として本体部1
4と裏面17を形成し、更に裏面17の端部を延長して
取り出し口18を覆うように表面に伸びた重なり部19
を形成した。この袋13の場合、シート材を、図11の
ように折り曲げながら、重なり部19を持った筒状体を
形成している。そして、重なり部19の基端側にホット
メルトのような接着層21を設け、重なり部19を本体
に接着して筒状体を強化している。この筒状体の先端部
16aをヒートシールして袋状体を作成し、この袋状体
に矢印Q方向から米1合を収納した。更に、収納した袋
状体の上方に余裕を持たせて後端部16bをヒートシー
ルして袋13を作成した。この場合、重なり部19の側
端部20a,20bは、袋13の先端部16a、後端部
16bと強固にヒートシールされている。更に、重なり
部19の接着層21を構成する接着剤を水溶性のものと
することによって、水洗いする過程で消失し、運送、保
管時のみ袋の内側をシールする機能を果たす。
【0043】この米収容袋13を、そのまま水洗い・米
研ぎして中身を取り出す場合、重なり部19を反対側へ
折り返すと、取り出し口18が開放されて、取り出し可
能となる。
【0044】この袋13は、図9に示す幅a,長さb,
それに重なり部の長さcの関係は以下の関係にあるのが
望ましい。
【0045】1/3b≦a≦b 1/2a≦c≦2/3b この関係に示すように、袋の幅aがbより大きいと、と
ぎ中に袋が開口して米がこぼれる。また、aが1/3b
より小さいと、とぎ終わった米を袋13から炊飯器に移
しにくい。重なり部19の長さcが、2/3bよりも大
きいと米を袋から炊飯器に移しにくい。さらに、重なり
部19の長さcが1/2aより小さいと、とぎ中に開口
し、米がこぼれることになる。
【0046】図9において、幅aが11cm、長さbが
15cm、重なり部の長さcが7cmの袋13に米1合
を入れた。この米の袋13内の収納容積のほぼ45%を
占めるものであった。これを図9に示すように、重なり
部19の両側端部を本体に融着した。この場合も、実施
例1の場合と同様に、手を濡らすことなく米とぎができ
た。
【0047】上記いずれの実施例の場合も、米を収納し
た袋1、13を1個毎密封包装するか、例えば10個単
位で密封包装して、保存あるいは販売用とすることもで
きる。これらは、外気と遮断されているために、衛生的
であって、コンビニ、スーパーなどでの販売用としての
比較的長期の保存に適したものである。更に、複数個の
密封包装袋に、積水化学工業(株)製の「ファスナーパ
ック」等の開閉自在のファスナー付き密封袋を使用する
と、更に長期保存が可能となる。
【0048】実施例9 厚みがそれぞれ12/7/40μmのPET/Al/P
Eの複合フィルムで外袋を作成し、この外袋に、内袋と
して実施例1から8に示す収納用袋に45%容積の精米
を収納したものを1袋入れ、ヒートシールによって密封
して、30°Cで1か月放置した。放置後、開封して、
内袋を取り出し、内袋ごと洗米して炊飯したところ米
質、味、食覚とも、収納前と比べ、何の変化も認められ
なかった。 実施例10 酸素透過度が0で、厚みがそれぞれ12/7/40μm
のPET/Al/PEの複合フィルム製の上記「ファス
ナーパック」付きの外袋に、内袋として実施例1から8
に示す収納用袋に45%容積の精米を収納したものを1
0袋入れ、更に、酸素吸収剤(三菱ガス化学工業(株)
製「エレジスZ−PT500」)を1コ入れて窒素置換
後、「ファスナー」の外側をヒートシールによって密封
して、30°Cで1か月放置した。放置後、開封して、
内袋1を取り出し、外袋を「ファスナー」でシールし
て、取り出した袋1を内袋ごと洗米して炊飯したところ
米質、味、食覚とも、収納前と比べ、何の変化も認めら
れなかった。次いで、残りを10日間1個ずつ内袋ごと
洗米して炊飯したところ米質、味、食覚とも、収納前と
比べ、何の変化も認められなかった。
【0049】
【発明の効果】
(1) 小所帯用の炊飯米の量に分割して必要量のみを
収納し、そのまま研ぐことができるので、手を濡らすこ
となく研ぐことができる。
【0050】(2) 調理のための計数単位量毎の保存
であるので秤量の必要がない。
【0051】(3) 調理用の穀類が、水洗い中、流出
する恐れがないので、調理の準備に無駄を生じることが
ない。
【0052】(4) 小所帯用の少量の精米が長期保存
後も精米直後の鮮度を保持することが可能となった。
【0053】(5) 内袋に入れたまま炊飯するとその
まま取り出して開封して食することができるので、キャ
ンプ等携帯用として便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる袋に米を収納した第1の実施
例を示す。
【図2】 同じく第2の実施例を示す。
【図3】 図2のA−A線による断面を示す。
【図4】 本発明にかかる袋に米を収納した他の実施例
を示す。
【図5】 本発明に使用する袋の他の実施例を示す。
【図6】 図5のA−A断面図を示す。
【図7】 本発明に使用する袋のさらに他の実施例を示
す。
【図8】 本発明に使用する袋のさらに他の実施例を示
す。
【図9】 本発明に使用する袋のさらに他の実施例を示
す。
【図10】 図9のB−B線による断面を示す。
【図11】 穀類を収納する前の図9に示す袋を示す。
【符号の説明】
1 下端開口 2 上端開口 3 端縁 4 袋の本体部 5 袋の底部分 6 袋の本
体部の側縁 7 折込み 8 折込みの側縁 9 接着層 10、20 本発明の袋 41 袋の本体部の裏面
R 収納米

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 袋ごとの水洗いと炊飯が可能な袋に、そ
    の調理のための計数単位量が収納された穀類であって、 前記袋は、洗い水を自在に通すことができる透過性と、
    穀類を収納した状態での洗浄中及び炊飯中でも充分な破
    裂強度を有するシートからなり、且つ、 前記袋の容量は、調理のための計数単位量の1.1〜3
    倍であることを特徴とする袋に収納した穀類。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の袋を内袋とし、その内
    袋に収納された穀類の単数、あるいは、複数を密封包装
    した外袋に収納したことを特徴とする袋に収納した穀
    類。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の外袋が、シール機で完
    全密封されたガスバリア性が高く酸素が透過しにくい包
    装用材料からなり、 且つ、 外袋内の酸素濃度を0.1%以下に維持していることを
    特徴とする袋に収納した穀類。
JP9218824A 1996-08-13 1997-08-13 袋に収納した穀類 Pending JPH10108635A (ja)

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JP9218824A JPH10108635A (ja) 1996-08-13 1997-08-13 袋に収納した穀類

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JP21340596 1996-08-13
JP8-213405 1996-08-13
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JP (1) JPH10108635A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009221097A (ja) * 2008-02-22 2009-10-01 Hydro-Device Co Ltd 水素発生材料、連通多孔質膜および水素発生方法
JP2021029098A (ja) * 2019-08-13 2021-03-01 有限会社かんこめ 炊飯方法

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