JPH10108900A - 大麦由来の天然系消臭剤 - Google Patents
大麦由来の天然系消臭剤Info
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- JPH10108900A JPH10108900A JP8283339A JP28333996A JPH10108900A JP H10108900 A JPH10108900 A JP H10108900A JP 8283339 A JP8283339 A JP 8283339A JP 28333996 A JP28333996 A JP 28333996A JP H10108900 A JPH10108900 A JP H10108900A
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Abstract
期待される成分を豊富に含有している大麦から効率よく
大麦抽出物を取得することができ、安価で、しかも消臭
作用に優れた大麦由来の天然系消臭剤を提供しようとす
るものである。 【解決手段】1)大麦からの親水性溶剤抽出物を含有す
ることを特徴とする大麦由来の天然系消臭剤。 2)親水性溶剤が、含水エタノール、メタノール、含水
メタノール、含水アセトンである1)に記載の大麦由来
の天然系消臭剤。 3)抽出源が大麦を搗精した際に発生する歩留り70〜
90%の区分の糠である1)または2)に記載の大麦由
来の天然系消臭剤。
Description
剤を用いて抽出した成分を含有する大麦由来の天然系消
臭剤に関するものである。
粉製造場、家畜糞あるいは鶏糞乾燥場、パルプ工場等か
ら発生する悪臭は社会的に問題になっており、また生活
環境においても生ゴミ、汚物など多くの悪臭源があり、
それらの発生の抑制あるいは消臭が望まれている。また
最近では女性の社会進出により清潔志向が高まり、口
臭、糞臭の消臭飲料、食品がにわかにスポットライトを
浴びている。
ものとしては種々の発生源が知られており、その脱臭方
法としては従来活性炭、シリカゲル、ゼオライト、サイ
クロデキストリンなどへの吸着、直火燃焼、触媒、オゾ
ン、次亜塩素酸、過マンガン酸カリを用いた酸化、香気
成分によるマスキング、化学結合反応による方法などが
悪臭源の種類等に応じて採用されている。さらに消臭剤
成分として、メチルメルカプタン等の硫黄化合物、およ
び魚類の変敗臭の主体たるトリメチルアミンに対し効果
のあるものが要望されている。
ウーロン茶、柿、リンゴ、マッシュルーム、よもぎ、ブ
ドウ等の植物系抽出物である。これらを配合した食品、
飲料は身近な食物しかも天然素材を利用した消臭食品、
飲料として消費者に支持されている。これら抽出物の消
臭効果は抽出物中に含まれているポリフェノール化合物
とされており、悪臭物質との中和、付加反応等あるいは
3次元構造の内部に臭い成分を包接する物理的作用によ
るものと考えられている。
ル化合物等生理活性が期待される成分を豊富に含有して
いる大麦に着眼し、悪臭物質の消臭という観点から検討
を行った。その結果、今回親水性溶剤により抽出した大
麦抽出物には、リンゴ抽出物、ブドウ種子抽出物、緑茶
抽出物(以上市販品)と同等ないしはそれ以上に強力な
消臭作用のあることを見いだし、本発明を完成するに至
ったものである。
消臭剤は、食物繊維、ポリフェノール化合物等生理活性
が期待される成分を豊富に含有している大麦から効率よ
く大麦抽出物を取得することができ、安価で、しかも消
臭作用に優れた大麦由来の天然系消臭剤を提供しようと
するものである。
麦由来の天然系消臭剤は、大麦からの親水性溶剤抽出物
を含有することを特徴とするものである。
は、上記親水性溶剤が、含水エタノール、メタノール、
含水メタノール、含水アセトンであることをも特徴とし
ている。
剤は、上記抽出源が、大麦を搗精した際に発生する歩留
り70〜90%の区分の糠であることも特徴の1つとし
ている。
した際に発生する歩留り70〜90%の区分の糠がもっ
とも好ましいが、その他の区分から抽出してもよい。
る時期、すなわちこれらの成育時期や抽出源の採取時期
はとくに限定的ではなく、また品種についても同様であ
る。
ル、メタノール、含水メタノール、アセトン等が例示さ
れるが、特に含水エタノールが好ましい。
が、通常は抽出源に対し同等量以上使用する。
たがって行なえばよい。例えば大麦糠を抽出溶剤に浸漬
し、および/または抽出溶剤とともに撹拌、振盪するこ
とにより抽出処理を行ない、処理液は濾過、遠心分離ま
たはデカンテーション等によって抽出液と抽出残渣に分
離する。また抽出残渣はさらに上記の抽出処理に付して
もよい。
まま消臭剤として使用してもよいが、さらに濃縮、精
製、乾燥等の処理に付すのが好ましい。
型、メタクリル系等の合成吸着剤、シリカゲル、セファ
デックスLH−20(ファルマシア社製吸着剤)、ポリ
アミド等に吸着させた後水洗し、抽出溶剤で流出、分取
し、濃縮後乾燥させるのが好ましい。吸着剤は通常被処
理抽出液に対して約1〜10重量%である。
られ、該溶液を減圧下で乾燥処理に付すことにより粉末
状の天然系消臭剤が得られる。
は特に限定されるものではないが、通常約10〜100
0ppmである。
途により他の添加剤、例えばデキストリン、乳化剤等を
適宜配合してもよい。
例に基づいて詳細に説明する。
90%区分)1kgに75%含水エタノール5〜10l
を加え、ホモジナイザー(ポリトロン)で常温下にて撹
拌(8000rpm、10min)し、濾過処理に付し
た。濃褐色の濾液を減圧下で約50℃に加温してエタノ
ールを留去させた。留去後の水溶液中の不溶物を除くた
め遠心分離(10000rpm、15min)に付し
た。上澄液を芳香族系合成吸着剤100gをイオン交換
水で平衡化したカラムに付し、水洗し、糖類、アミノ酸
を除去し75%エタノールで消臭成分を溶出させた。濃
褐色の溶出液を減圧下で約50℃に加温し、淡褐色の粉
末(消臭物質)10gを得た。
対する消臭力を下記方法により調べた。その結果を図1
および図2に示す。図より大麦抽出物には明らかにメチ
ルメルカプタンの臭いを抑制する効果があり、その強さ
は他の消臭剤に匹敵することがわかった。 (消臭力試験−メチルメルカプタンに対する消臭試験) 内容量50mlのバイヤル瓶に各消臭物質を3mg含む
80%含水エタノール溶液(コントロールは80%含水
のみ)2mlと0.1Mリン酸緩衝液(PH7.5)3
mlを加えた。これにメチルメルカプタン20ppmを
含む10%含水エタノール1mlを添加し、直ちにセプ
タムとアルミシールをしてハンドクリッパにて密栓、1
分間激しく撹拌した。その後37℃で5分間静置した
後、ガスクロマトグラフ用のガス用シリンジにて5ml
の空気をセプタムに突き刺してバイヤル瓶内に注入し
た。30秒間激しく撹拌してから同じガス用シリンジで
ヘッドスペース5mlを採取して直ちにガスクロマトグ
ラフに注入し、メチルメルカプタンの積分カウントを測
定した。なお、ガスクロマトグラフとしては島津製作所
GC−9Aを使用した。結果は下記計算式により消臭率
で示した。
7年度版)の悪臭防止における5段階不快度表示法を参
考に以下の評価用紙にて官能評価を実施した。その際に
使用する官能検査用紙を図3に示す。
(バイヤル瓶中に消臭物質および悪臭物質を添加しない
もの)を基準として大麦糠抽出物と緑茶抽出物の評価を
T検定により判定した。その結果を表1に示す。
おいても明らかに認められ、その強さは緑茶抽出物とほ
ぼ同等であることがわかった。
れば、食物繊維、ポリフェノール化合物等生理活性が期
待される成分を豊富に含有している大麦から効率よく大
麦抽出物を取得することができ、安価で、しかも消臭作
用に優れた大麦由来の天然系消臭剤を提供することがで
きるようになった。
に対する消臭力を示し、投入量に対する消臭率の変化を
示すグラフである。
る。
を示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 大麦からの親水性溶剤抽出物を含有する
ことを特徴とする大麦由来の天然系消臭剤。 - 【請求項2】 親水性溶剤が、含水エタノール、メタノ
ール、含水メタノール、含水アセトンである請求項1に
記載の大麦由来の天然系消臭剤。 - 【請求項3】 抽出源が大麦を搗精した際に発生する歩
留り70〜90%の区分の糠である請求項1または2に
記載の大麦由来の天然系消臭剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8283339A JPH10108900A (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 大麦由来の天然系消臭剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8283339A JPH10108900A (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 大麦由来の天然系消臭剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10108900A true JPH10108900A (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17664209
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8283339A Pending JPH10108900A (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 大麦由来の天然系消臭剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10108900A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100491687B1 (ko) * | 2002-02-05 | 2005-05-27 | 한국배연탈황탈질(주) | 유해가스 제거제 및 그의 제조방법 |
| JP2011101636A (ja) * | 2009-10-13 | 2011-05-26 | Sanei Gen Ffi Inc | コラーゲンが有する不快味のマスキング方法 |
| KR101274783B1 (ko) * | 2011-08-23 | 2013-06-13 | 정연우 | 천연재료를 이용한 음식물 조리용 냄새제거제 및 그 제조방법 |
| JP2015196657A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-09 | 株式会社ナリス化粧品 | 体臭除去剤 |
| JP2017153371A (ja) * | 2016-02-29 | 2017-09-07 | 小川香料株式会社 | ビール劣化臭抑制剤組成物 |
| KR20190076460A (ko) * | 2017-12-22 | 2019-07-02 | 영남대학교 산학협력단 | 시금장 및 천연약재를 이용한 가축부산물 이취 제거방법 |
| EP3849576A4 (en) * | 2018-09-12 | 2022-04-27 | Vaughn, Amella | SEED-BASED FORMULATION AND METHOD OF USE |
| JP2022073685A (ja) * | 2020-11-02 | 2022-05-17 | 日本メナード化粧品株式会社 | メチルメルカプタン及び/又は硫化水素発生抑制剤 |
-
1996
- 1996-10-04 JP JP8283339A patent/JPH10108900A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2022073685A (ja) * | 2020-11-02 | 2022-05-17 | 日本メナード化粧品株式会社 | メチルメルカプタン及び/又は硫化水素発生抑制剤 |
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Legal Events
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| A521 | Written amendment |
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| A521 | Written amendment |
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