JPH10110037A - ケイ素系重合体、その製造方法及びその硬化物 - Google Patents
ケイ素系重合体、その製造方法及びその硬化物Info
- Publication number
- JPH10110037A JPH10110037A JP26600696A JP26600696A JPH10110037A JP H10110037 A JPH10110037 A JP H10110037A JP 26600696 A JP26600696 A JP 26600696A JP 26600696 A JP26600696 A JP 26600696A JP H10110037 A JPH10110037 A JP H10110037A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- general formula
- carbon atoms
- silicon
- carbon
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Silicon Polymers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 成形性に優れ、かつ耐熱性を有するケイ素系
重合体、その製造方法及びその硬化物を提供する。 【解決手段】 一般式(1)で表される構造を構成単位
とし、かつ重量平均分子量が500以上であることを特
徴とする。
重合体、その製造方法及びその硬化物を提供する。 【解決手段】 一般式(1)で表される構造を構成単位
とし、かつ重量平均分子量が500以上であることを特
徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導電性、光反応
性、耐熱性および難燃性に優れた機能材料として有用な
ケイ素系重合体、その製造方法及びその硬化物に関す
る。
性、耐熱性および難燃性に優れた機能材料として有用な
ケイ素系重合体、その製造方法及びその硬化物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、主鎖にジエチニルベンゼンを
有するケイ素系重合体が幾つか提案されてきた。例え
ば、Risenらは、p−ジエチニルベンゼンの両末端
ナトリウム塩とジクロロシラン誘導体との重縮合反応に
より、ジエチニルベンゼンとシリレンユニットとを含む
高分子化合物を合成している [W.M.Risen,et al.J.Orga
nomet.Chem. 260, 171 (1984)]。また、Corriuら
は、同様のポリマーをジエチニルシラン化合物と芳香族
ジハライドとの触媒重合により合成している [R.J.P.Co
rriu,et al.J.Organomet.Chem. 455, 69 (1993)]。
有するケイ素系重合体が幾つか提案されてきた。例え
ば、Risenらは、p−ジエチニルベンゼンの両末端
ナトリウム塩とジクロロシラン誘導体との重縮合反応に
より、ジエチニルベンゼンとシリレンユニットとを含む
高分子化合物を合成している [W.M.Risen,et al.J.Orga
nomet.Chem. 260, 171 (1984)]。また、Corriuら
は、同様のポリマーをジエチニルシラン化合物と芳香族
ジハライドとの触媒重合により合成している [R.J.P.Co
rriu,et al.J.Organomet.Chem. 455, 69 (1993)]。
【0003】しかしながら、上記ケイ素系重合体は、低
分子量あるいは不融な重合体であり成形が困難であっ
た。また、耐熱性は比較的高いものの、必ずしも十分な
ものではなかった。
分子量あるいは不融な重合体であり成形が困難であっ
た。また、耐熱性は比較的高いものの、必ずしも十分な
ものではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、成形性に優
れ、かつ耐熱性を有するケイ素系重合体、その製造方法
及びその硬化物を提供することを目的とする。
れ、かつ耐熱性を有するケイ素系重合体、その製造方法
及びその硬化物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
発明(以下、第1発明という)のケイ素系重合体は、一
般式(1)で表される構造を構成単位とし、かつ重量平
均分子量が500以上であることを特徴とする。
発明(以下、第1発明という)のケイ素系重合体は、一
般式(1)で表される構造を構成単位とし、かつ重量平
均分子量が500以上であることを特徴とする。
【0006】
【化6】
【0007】一般式(1)中、R1 は、水素原子、炭素
数1〜20のアルキル基または炭素数6〜12のアリー
ル基を示し、同一であっても異なっていてもよい。Y
は、炭素数10〜30のアリーレン基または一般式
(2)で表される炭素数12〜30の二価の芳香族炭化
水素基を示す。mは1〜20の整数を示す。
数1〜20のアルキル基または炭素数6〜12のアリー
ル基を示し、同一であっても異なっていてもよい。Y
は、炭素数10〜30のアリーレン基または一般式
(2)で表される炭素数12〜30の二価の芳香族炭化
水素基を示す。mは1〜20の整数を示す。
【0008】
【化7】
【0009】一般式(2)中、Zは、酸素原子、硫黄原
子、スルホニル基、炭素数1〜20の二価の炭化水素基
またはケイ素含有基を示す。一般式(1)中のエチニル
基とベンゼン環の炭素との結合位置は、Zの結合位置以
外の炭素のいずれでもよく、R2 は、Zとエチニル基と
が結合しているベンゼン環の炭素以外の炭素に置換して
いる水素原子、炭素数1〜20のアルキル基または炭素
数6〜12のアリール基を示し、それぞれ同一であって
も異なっていてもよい。
子、スルホニル基、炭素数1〜20の二価の炭化水素基
またはケイ素含有基を示す。一般式(1)中のエチニル
基とベンゼン環の炭素との結合位置は、Zの結合位置以
外の炭素のいずれでもよく、R2 は、Zとエチニル基と
が結合しているベンゼン環の炭素以外の炭素に置換して
いる水素原子、炭素数1〜20のアルキル基または炭素
数6〜12のアリール基を示し、それぞれ同一であって
も異なっていてもよい。
【0010】上記R1 、R2 、Y及びZで示される炭化
水素基の炭素数は、アルキル基の場合は多くなると結合
が切れ易くなり、得られるケイ素系重合体の耐熱性が低
下するため、また、アリール基及びアリーレン基の場合
は溶媒に対する重合体の溶解性が低くなるため、上述の
範囲に限定される。
水素基の炭素数は、アルキル基の場合は多くなると結合
が切れ易くなり、得られるケイ素系重合体の耐熱性が低
下するため、また、アリール基及びアリーレン基の場合
は溶媒に対する重合体の溶解性が低くなるため、上述の
範囲に限定される。
【0011】上記一般式(1)及び(2)中、R1 、R
2 で示されるアルキル基としては、メチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、
ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデ
シル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、
ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オ
クタデシル基、ノナデシル基、エイコデシル基等が挙げ
られる。
2 で示されるアルキル基としては、メチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、
ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデ
シル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、
ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オ
クタデシル基、ノナデシル基、エイコデシル基等が挙げ
られる。
【0012】上記一般式(1)及び(2)中、R1 、R
2 で示されるアリール基としては、例えば、フェニル
基、トリル基、キシリル基、ビフェニリル基、ナフチル
基等が挙げられる。
2 で示されるアリール基としては、例えば、フェニル
基、トリル基、キシリル基、ビフェニリル基、ナフチル
基等が挙げられる。
【0013】上記一般式(1)中、Yで示されるアリー
レン基としては、例えば、ビフェニレン基、ターフェニ
レン基、クォーターフェニレン基、ナフチレン基、アン
トラセン基等が挙げられる。
レン基としては、例えば、ビフェニレン基、ターフェニ
レン基、クォーターフェニレン基、ナフチレン基、アン
トラセン基等が挙げられる。
【0014】上記一般式(2)中、Zで示される二価の
炭化水素基としては、例えば、メチレン基、エチレン
基、プロピレン基、ジメチルメチレン基、ジフェニルメ
チレン基等が挙げられ、Zで示される二価のケイ素含有
基としては、例えば、シリレン基、ジメチルシリレン
基、ジフェニルシリレン基等が挙げられる。
炭化水素基としては、例えば、メチレン基、エチレン
基、プロピレン基、ジメチルメチレン基、ジフェニルメ
チレン基等が挙げられ、Zで示される二価のケイ素含有
基としては、例えば、シリレン基、ジメチルシリレン
基、ジフェニルシリレン基等が挙げられる。
【0015】上記一般式(1)中、mはあまり大きくな
り過ぎると耐熱性が低下するため、1〜20の整数に限
定される。
り過ぎると耐熱性が低下するため、1〜20の整数に限
定される。
【0016】第1発明のケイ素系重合体の重量平均分子
量は、小さくなると十分な成形性及び耐熱性が得られな
くなるので、500以上に制限され、大きくなると溶媒
に対する溶解性が低くなるため、100万以下が好まし
い。
量は、小さくなると十分な成形性及び耐熱性が得られな
くなるので、500以上に制限され、大きくなると溶媒
に対する溶解性が低くなるため、100万以下が好まし
い。
【0017】本発明の請求項2記載の発明(以下、第2
発明という)のケイ素系重合体の製造方法は、第1発明
のケイ素系重合体の製造方法であって、一般式(3)で
表される両末端にエチニル基を含有するシロキサン化合
物と一般式(4)で表される二価のハロゲン化アリーレ
ン化合物とを遷移金属触媒の存在下で重縮合反応させる
ことを特徴とする。
発明という)のケイ素系重合体の製造方法は、第1発明
のケイ素系重合体の製造方法であって、一般式(3)で
表される両末端にエチニル基を含有するシロキサン化合
物と一般式(4)で表される二価のハロゲン化アリーレ
ン化合物とを遷移金属触媒の存在下で重縮合反応させる
ことを特徴とする。
【0018】
【化8】
【0019】
【化9】
【0020】一般式(3)及び(4)中、R1 は、水素
原子、炭素数1〜20のアルキル基または炭素数6〜1
2のアリール基を示し、同一であっても異なっていても
よい。Xは、ハロゲン原子を示し、Yは、炭素数10〜
30のアリーレン基または一般式(2)で表される炭素
数12〜30の二価の芳香族炭化水素基を示す。mは1
〜20の整数を示す。
原子、炭素数1〜20のアルキル基または炭素数6〜1
2のアリール基を示し、同一であっても異なっていても
よい。Xは、ハロゲン原子を示し、Yは、炭素数10〜
30のアリーレン基または一般式(2)で表される炭素
数12〜30の二価の芳香族炭化水素基を示す。mは1
〜20の整数を示す。
【0021】
【化10】
【0022】一般式(2)中、Zは、酸素原子、硫黄原
子、スルホニル基、炭素数1〜20の二価の炭化水素基
またはケイ素含有基を示す。一般式(4)中のハロゲン
原子の結合位置は、Zの結合位置以外の炭素のいずれで
もよく、R2 は、Zとハロゲン原子とが結合しているベ
ンゼン環の炭素以外に置換している水素原子、炭素数1
〜20のアルキル基または炭素数6〜12のアリール基
を示し、それぞれ同一であっても異なっていてもよい
子、スルホニル基、炭素数1〜20の二価の炭化水素基
またはケイ素含有基を示す。一般式(4)中のハロゲン
原子の結合位置は、Zの結合位置以外の炭素のいずれで
もよく、R2 は、Zとハロゲン原子とが結合しているベ
ンゼン環の炭素以外に置換している水素原子、炭素数1
〜20のアルキル基または炭素数6〜12のアリール基
を示し、それぞれ同一であっても異なっていてもよい
【0023】上記R1 、R2 、Y及びZで示される炭化
水素基の炭素数は、第1発明と同様な理由により上述の
範囲に限定される。また、mは、第1発明と同様な理由
により上述の範囲に限定される。
水素基の炭素数は、第1発明と同様な理由により上述の
範囲に限定される。また、mは、第1発明と同様な理由
により上述の範囲に限定される。
【0024】上記R1 、R2 で示されるアルキル基又は
アリール基としては、第1発明と同様なものが挙げられ
る。また、上記Yで示されるアリーレン基、上記Zで示
される二価の炭化水素基及び二価のケイ素含有基として
は、第1発明と同様なものが挙げられる。
アリール基としては、第1発明と同様なものが挙げられ
る。また、上記Yで示されるアリーレン基、上記Zで示
される二価の炭化水素基及び二価のケイ素含有基として
は、第1発明と同様なものが挙げられる。
【0025】上記Xで示されるハロゲン原子としては、
例えば、臭素、ヨウ素、塩素等が挙げられ、特に好まし
くは臭素及びヨウ素である。
例えば、臭素、ヨウ素、塩素等が挙げられ、特に好まし
くは臭素及びヨウ素である。
【0026】上記一般式(3)で表される両末端にエチ
ニル基を含有するシロキサン化合物としては、例えば、
1,3-ジエチニルジシロキサン、1,3-ジエチニル-1,3- ジ
メチルジシロキサン、1,3-ジエチニル-1,3- ジフェニル
ジシロキサン、1,3-ジエチニル-1,1,3,3- テトラメチル
ジシロキサン、1,3-ジエチニル-1,1,3,3- テトラフェニ
ルジシロキサン、1,3-ジエチニル-1,3- ジメチル-1,3-
ジフェニルジシロキサン、1,5-ジエチニルトリシロキサ
ン、1,5-ジエチニル-1,3,5- トリメチルトリシロキサ
ン、1,5-ジエチニル-1,3,5- トリフェニルトリシロキサ
ン、1,5-ジエチニル-1,1,3,3,5,5- ヘキサメチルトリシ
ロキサン、1,5-ジエチニル-1,1,3,3,5,5-ヘキサフェニ
ルトリシロキサン、1,5-ジエチニル-1,3,5- トリメチル
-1,3,5- トリフェニルトリシロキサン、1,7-ジエチニル
テトラシロキサン、1,7-ジエチニル-1,3,5,7- テトラメ
チルテトラシロキサン、1,7-ジエチニル-1,3,5,7- テト
ラフェニルテトラシロキサン、1,5-ジエチニル-1,1,3,
3,5,5,7,7- オクタメチルテトラシロキサン、1,5-ジエ
チニル-1,1,3,3,5,5,7,7- オクタフェニルトリシロキサ
ン、1,5-ジエチニル-1,3,5,7- テトラメチル-1,3,5,7-
テトラフェニルトリシロキサン等が挙げられる。
ニル基を含有するシロキサン化合物としては、例えば、
1,3-ジエチニルジシロキサン、1,3-ジエチニル-1,3- ジ
メチルジシロキサン、1,3-ジエチニル-1,3- ジフェニル
ジシロキサン、1,3-ジエチニル-1,1,3,3- テトラメチル
ジシロキサン、1,3-ジエチニル-1,1,3,3- テトラフェニ
ルジシロキサン、1,3-ジエチニル-1,3- ジメチル-1,3-
ジフェニルジシロキサン、1,5-ジエチニルトリシロキサ
ン、1,5-ジエチニル-1,3,5- トリメチルトリシロキサ
ン、1,5-ジエチニル-1,3,5- トリフェニルトリシロキサ
ン、1,5-ジエチニル-1,1,3,3,5,5- ヘキサメチルトリシ
ロキサン、1,5-ジエチニル-1,1,3,3,5,5-ヘキサフェニ
ルトリシロキサン、1,5-ジエチニル-1,3,5- トリメチル
-1,3,5- トリフェニルトリシロキサン、1,7-ジエチニル
テトラシロキサン、1,7-ジエチニル-1,3,5,7- テトラメ
チルテトラシロキサン、1,7-ジエチニル-1,3,5,7- テト
ラフェニルテトラシロキサン、1,5-ジエチニル-1,1,3,
3,5,5,7,7- オクタメチルテトラシロキサン、1,5-ジエ
チニル-1,1,3,3,5,5,7,7- オクタフェニルトリシロキサ
ン、1,5-ジエチニル-1,3,5,7- テトラメチル-1,3,5,7-
テトラフェニルトリシロキサン等が挙げられる。
【0027】上記一般式(4)で表されるハロゲン化ア
リーレン化合物としては、ジブロモビフェニル、ジブロ
モターフェニレン、ジブロモクォーターフェニレン、ジ
ブロモナフタレン、ビス(ブロモフェニル)エーテル、
ビス(ブロモフェニル)チオエーテル、ビス(ブロモフ
ェニル)メタン、ビス(ブロモフェニル)エタン、ビス
(ブロモフェニル)プロパン、ビス(ブロモフェニル)
ジメチルメタン、ビス(ブロモフェニル)ジフェニルメ
タン、ビス(ブロモフェニル)シラン、ビス(ブロモフ
ェニル)ジメチルシラン、ビス(ブロモフェニル)ジフ
ェニルシラン、ビス(ブロモフェニル)スルホン及びそ
のヨウ化物、塩化物、フッ化物等が挙げられる。
リーレン化合物としては、ジブロモビフェニル、ジブロ
モターフェニレン、ジブロモクォーターフェニレン、ジ
ブロモナフタレン、ビス(ブロモフェニル)エーテル、
ビス(ブロモフェニル)チオエーテル、ビス(ブロモフ
ェニル)メタン、ビス(ブロモフェニル)エタン、ビス
(ブロモフェニル)プロパン、ビス(ブロモフェニル)
ジメチルメタン、ビス(ブロモフェニル)ジフェニルメ
タン、ビス(ブロモフェニル)シラン、ビス(ブロモフ
ェニル)ジメチルシラン、ビス(ブロモフェニル)ジフ
ェニルシラン、ビス(ブロモフェニル)スルホン及びそ
のヨウ化物、塩化物、フッ化物等が挙げられる。
【0028】上記遷移金属触媒としては、ビス(トリフ
ェニルホスフィン)パラジウムジクロライド〔(PPh3)2P
dCl2〕、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジ
ウム〔Pd(PPh3)4 〕等が挙げられる。
ェニルホスフィン)パラジウムジクロライド〔(PPh3)2P
dCl2〕、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジ
ウム〔Pd(PPh3)4 〕等が挙げられる。
【0029】上記遷移金属触媒の使用量は、少なくなる
と重縮合の反応性が低下し、多くなると得られるケイ素
系重合体に残存し易くなり物性が低下するので、上記ハ
ロゲン化アリーレン化合物に対してモル数で0.000
1〜1倍が好ましく、より好ましくは0.01〜0.1
倍である。
と重縮合の反応性が低下し、多くなると得られるケイ素
系重合体に残存し易くなり物性が低下するので、上記ハ
ロゲン化アリーレン化合物に対してモル数で0.000
1〜1倍が好ましく、より好ましくは0.01〜0.1
倍である。
【0030】上記遷移金属触媒に助触媒として、ヨウ化
銅(I)、トリフェニルホスフィン等を併用してもよ
い。このような助触媒を加えなくても重縮合反応は進行
するが、助触媒の併用によって反応時間の短縮及び生成
物の収率を向上させることができる。上記助触媒の使用
量は、上記ハロゲン化アリーレン化合物に対してモル数
で0.001〜1倍が好ましく、より好ましくは0.0
1〜0.1倍である。
銅(I)、トリフェニルホスフィン等を併用してもよ
い。このような助触媒を加えなくても重縮合反応は進行
するが、助触媒の併用によって反応時間の短縮及び生成
物の収率を向上させることができる。上記助触媒の使用
量は、上記ハロゲン化アリーレン化合物に対してモル数
で0.001〜1倍が好ましく、より好ましくは0.0
1〜0.1倍である。
【0031】上記触媒の他に、反応系中で発生するハロ
ゲン化水素を捕捉するために添加剤が用いられてもよ
い。このような添加剤としては、トリエチルアミン、ジ
イソプロピルアミン等が挙げられる。
ゲン化水素を捕捉するために添加剤が用いられてもよ
い。このような添加剤としては、トリエチルアミン、ジ
イソプロピルアミン等が挙げられる。
【0032】上記重縮合反応は溶媒中で行われるのが好
ましく、溶媒としては、極性、無極性のいずれでもよい
が、好ましくは、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテ
ル、トルエン、キシレン、ヘキサンなどの非プロトン性
溶媒が挙げられ、特に好ましくは、テトラヒドロフラ
ン、トルエンである。
ましく、溶媒としては、極性、無極性のいずれでもよい
が、好ましくは、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテ
ル、トルエン、キシレン、ヘキサンなどの非プロトン性
溶媒が挙げられ、特に好ましくは、テトラヒドロフラ
ン、トルエンである。
【0033】上記重縮合反応の反応温度としては特に限
定されないが、−150℃から用いられる溶媒の沸点と
の間が好ましい。溶媒としてトルエンを用いる場合は5
0〜110℃が、テトラヒドロフランを用いる場合は4
0〜67℃が特に好ましい。上記反応は、空気または不
活性ガス雰囲気下のいずれでも進行するが、特にアルゴ
ンまたは窒素雰囲気下で行うのが好ましい。
定されないが、−150℃から用いられる溶媒の沸点と
の間が好ましい。溶媒としてトルエンを用いる場合は5
0〜110℃が、テトラヒドロフランを用いる場合は4
0〜67℃が特に好ましい。上記反応は、空気または不
活性ガス雰囲気下のいずれでも進行するが、特にアルゴ
ンまたは窒素雰囲気下で行うのが好ましい。
【0034】上記反応時間は、短くても長くても得られ
るケイ素系化合物の収率が低下するので、1〜48時間
が好ましい。
るケイ素系化合物の収率が低下するので、1〜48時間
が好ましい。
【0035】上記反応で得られるケイ素系化合物の精製
方法としては、例えば、各種溶媒による再沈澱法、ゲル
パーミエーションクロマトグラフィーによる分取等が挙
げられるが、好ましくは、水、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール、ヘキサン、石油エーテル等の貧
溶媒またはこれらの混合溶媒による再沈澱法である。
方法としては、例えば、各種溶媒による再沈澱法、ゲル
パーミエーションクロマトグラフィーによる分取等が挙
げられるが、好ましくは、水、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール、ヘキサン、石油エーテル等の貧
溶媒またはこれらの混合溶媒による再沈澱法である。
【0036】本発明の請求項3記載の発明(以下、第3
発明という)のケイ素系重合体硬化物は、第1発明のケ
イ素系重合体が架橋されることにより得られる。
発明という)のケイ素系重合体硬化物は、第1発明のケ
イ素系重合体が架橋されることにより得られる。
【0037】上記架橋方法としては、特に限定されず、
熱架橋、光架橋、電子線架橋等の方法が用いられる。
熱架橋、光架橋、電子線架橋等の方法が用いられる。
【0038】上記ケイ素系重合体を熱架橋する場合の加
熱温度は、低くなると架橋反応が十分に進行せず硬化が
不十分となり、高くなるとケイ素系重合体が架橋する前
に劣化するため、100〜500℃が好ましく、より好
ましくは200〜400℃である。
熱温度は、低くなると架橋反応が十分に進行せず硬化が
不十分となり、高くなるとケイ素系重合体が架橋する前
に劣化するため、100〜500℃が好ましく、より好
ましくは200〜400℃である。
【0039】上記熱架橋反応は、空気、不活性ガス雰囲
気下又は減圧下のいずれでも進行するが、好ましくは不
活性ガス雰囲気下又は減圧下である。
気下又は減圧下のいずれでも進行するが、好ましくは不
活性ガス雰囲気下又は減圧下である。
【0040】また、上記熱架橋反応の反応時間は、短く
なると架橋反応が十分に進行せず硬化が不十分となり、
長くなるとケイ素系重合体が架橋する前に劣化するた
め、1分間〜10時間が好ましく、より好ましくは30
分間〜5時間である。
なると架橋反応が十分に進行せず硬化が不十分となり、
長くなるとケイ素系重合体が架橋する前に劣化するた
め、1分間〜10時間が好ましく、より好ましくは30
分間〜5時間である。
【0041】上記ケイ素系重合体を光架橋する場合は、
紫外線、電子線等の活性光線を照射することによって行
われる。光架橋反応は、空気又は不活性ガス雰囲気下の
いずれでも進行するが、好ましくは不活性ガス雰囲気下
である。
紫外線、電子線等の活性光線を照射することによって行
われる。光架橋反応は、空気又は不活性ガス雰囲気下の
いずれでも進行するが、好ましくは不活性ガス雰囲気下
である。
【0042】紫外線を照射する場合、紫外線の照射量
は、少なくなると架橋反応が十分に進行せず硬化が不十
分となり、多くなると分解反応が起こるため、365n
mでの積算露光量として50〜5,000mJ/cm2
が好ましい。
は、少なくなると架橋反応が十分に進行せず硬化が不十
分となり、多くなると分解反応が起こるため、365n
mでの積算露光量として50〜5,000mJ/cm2
が好ましい。
【0043】上記紫外線の照射に用いられる光源として
は、高圧水銀ランプ、ハロゲンランプ、キセノンラン
プ、窒素レーザー、He−Cdレーザー、Arレーザー
等が挙げられる。
は、高圧水銀ランプ、ハロゲンランプ、キセノンラン
プ、窒素レーザー、He−Cdレーザー、Arレーザー
等が挙げられる。
【0044】上記ケイ素系重合体を電子線架橋する場
合、電子線の照射量は、少なくなると架橋反応が十分に
進行せず硬化が不十分となり、多くなると分解反応が起
こるため、0.01〜100Mradが好ましい。
合、電子線の照射量は、少なくなると架橋反応が十分に
進行せず硬化が不十分となり、多くなると分解反応が起
こるため、0.01〜100Mradが好ましい。
【0045】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を説明す
る。 (実施例1) ポリ(エチニレン−ジシロキサン−エチニレン−ビフェ
ニレン)(5)の合成:アルゴン置換した還流冷却管付
二口フラスコに、1,3-ジエチニル-1,1,3,3- テトラメチ
ルジシロキサン365mg(2.00mmol)、4,4'
- ジブロモビフェニル624mg(2.00mmo
l)、テトラヒドロフラン2ml、ビス(トリフェニル
ホスフィン)パラジウムジクロライド14.0mg
(0.01mmol)、ヨウ化銅7.6mg(0.02
mmol)、トリフェニルホスフィン10.5mg
(0.02mmol)及びトリエチルアミン445mg
(4.40mmol)を入れた後、反応系を16時間加
熱還流させた。反応終了後濾過により不溶物を取り除い
た後、濾液の溶媒を減圧留去させたところ黒茶色の固体
が得られた。この固体を3mlのテトラヒドロフランに
溶解させた後、50mlのメタノールに滴下して再沈殿
させた結果、淡黒茶色の固体(重合体)445mgが得
られた。
る。 (実施例1) ポリ(エチニレン−ジシロキサン−エチニレン−ビフェ
ニレン)(5)の合成:アルゴン置換した還流冷却管付
二口フラスコに、1,3-ジエチニル-1,1,3,3- テトラメチ
ルジシロキサン365mg(2.00mmol)、4,4'
- ジブロモビフェニル624mg(2.00mmo
l)、テトラヒドロフラン2ml、ビス(トリフェニル
ホスフィン)パラジウムジクロライド14.0mg
(0.01mmol)、ヨウ化銅7.6mg(0.02
mmol)、トリフェニルホスフィン10.5mg
(0.02mmol)及びトリエチルアミン445mg
(4.40mmol)を入れた後、反応系を16時間加
熱還流させた。反応終了後濾過により不溶物を取り除い
た後、濾液の溶媒を減圧留去させたところ黒茶色の固体
が得られた。この固体を3mlのテトラヒドロフランに
溶解させた後、50mlのメタノールに滴下して再沈殿
させた結果、淡黒茶色の固体(重合体)445mgが得
られた。
【0046】得られた重合体の構造については以下の測
定を行って同定した。上記生成物のIRスペクトル(日
立製作所製「270−30」にて測定)を図1に示し
た。図1の測定結果から、2160cm-1にアセチレン
結合に基づく吸収が、1046cm-1にシロキサン結合
に基づく吸収が、1256、846cm -1にSi−Me
結合に基づく吸収がそれぞれ観測された。また、上記重
合体の 1H−NMRスペクトル(日立製作所製「R−9
000型」にて測定)を図2に示した。図2の測定結果
から、0.45ppmにメチル基に基づくピークが、
7.54ppmにビフェニル基に基づくピークが、それ
ぞれ確認され、ピークの積分比がメチル基:ビフェニル
基=4:3であった。
定を行って同定した。上記生成物のIRスペクトル(日
立製作所製「270−30」にて測定)を図1に示し
た。図1の測定結果から、2160cm-1にアセチレン
結合に基づく吸収が、1046cm-1にシロキサン結合
に基づく吸収が、1256、846cm -1にSi−Me
結合に基づく吸収がそれぞれ観測された。また、上記重
合体の 1H−NMRスペクトル(日立製作所製「R−9
000型」にて測定)を図2に示した。図2の測定結果
から、0.45ppmにメチル基に基づくピークが、
7.54ppmにビフェニル基に基づくピークが、それ
ぞれ確認され、ピークの積分比がメチル基:ビフェニル
基=4:3であった。
【0047】以上のことから、上記重合体を一般式
(5)で表されるケイ素系重合体であると同定した(収
率66%)。さらに、得られた重合体の重量平均分子量
を測定した結果、ポリスチレン換算7,800であっ
た。
(5)で表されるケイ素系重合体であると同定した(収
率66%)。さらに、得られた重合体の重量平均分子量
を測定した結果、ポリスチレン換算7,800であっ
た。
【0048】
【化11】
【0049】(比較例1)アルゴン置換した還流冷却管
付二口フラスコに、p-ジエチニルベンゼン504mg
(4.00mmol)及びテトラヒドロフラン20ml
を入れ、反応系を−78℃に冷却した後、1.6mol
/lのn−ブチルリチウムヘキサン溶液5.00mlを
2分間かけて加えた。次いで、20℃まで昇温して16
時間撹拌し、再び−78℃に冷却した後、ジメチルジク
ロロシラン516mg(4.00mmol)のテトラヒ
ドロフラン2ml溶液を加え、さらに昇温し12時間加
熱還流させた。反応終了後イオン交換水を入れた後、テ
トラヒドロフランで抽出し有機層を無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥させた。濾過で乾燥剤を取り除いた後、溶媒を
減圧蒸留したところ黄茶色の固体が得られた。この固体
を3mlのテトラヒドロフランに溶解させた後、50m
lのメタノールに滴下して再沈殿させた結果、淡黄茶色
の固体(重合体)160mgが得られた。
付二口フラスコに、p-ジエチニルベンゼン504mg
(4.00mmol)及びテトラヒドロフラン20ml
を入れ、反応系を−78℃に冷却した後、1.6mol
/lのn−ブチルリチウムヘキサン溶液5.00mlを
2分間かけて加えた。次いで、20℃まで昇温して16
時間撹拌し、再び−78℃に冷却した後、ジメチルジク
ロロシラン516mg(4.00mmol)のテトラヒ
ドロフラン2ml溶液を加え、さらに昇温し12時間加
熱還流させた。反応終了後イオン交換水を入れた後、テ
トラヒドロフランで抽出し有機層を無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥させた。濾過で乾燥剤を取り除いた後、溶媒を
減圧蒸留したところ黄茶色の固体が得られた。この固体
を3mlのテトラヒドロフランに溶解させた後、50m
lのメタノールに滴下して再沈殿させた結果、淡黄茶色
の固体(重合体)160mgが得られた。
【0050】上記重合体のIRスペクトル(日立製作所
製「270−30」にて測定)を測定した結果、215
6cm-1にアセチレン結合に基づく吸収が、1046c
m-1にシロキサン結合に基づく吸収が、1252、82
8cm-1にSi−Me結合に基づく吸収がそれぞれ観測
された。上記重合体の 1H−NMRスペクトル(日立製
作所製「R−9000型」にて測定)を測定した結果、
0.30ppmにメチル基に基づくピークが、7.32
ppmにビフェニル基に基づくピークが、それぞれ確認
され、ピークの積分比がメチル基:ビフェニル基=3:
2であった。
製「270−30」にて測定)を測定した結果、215
6cm-1にアセチレン結合に基づく吸収が、1046c
m-1にシロキサン結合に基づく吸収が、1252、82
8cm-1にSi−Me結合に基づく吸収がそれぞれ観測
された。上記重合体の 1H−NMRスペクトル(日立製
作所製「R−9000型」にて測定)を測定した結果、
0.30ppmにメチル基に基づくピークが、7.32
ppmにビフェニル基に基づくピークが、それぞれ確認
され、ピークの積分比がメチル基:ビフェニル基=3:
2であった。
【0051】以上のことから、上記重合体を一般式
(6)で表されるケイ素系重合体であると同定した(収
率22%)。さらに、得られた重合体の重量平均分子量
を測定した結果、ポリスチレン換算4,000であっ
た。
(6)で表されるケイ素系重合体であると同定した(収
率22%)。さらに、得られた重合体の重量平均分子量
を測定した結果、ポリスチレン換算4,000であっ
た。
【0052】
【化12】
【0053】(実施例2)実施例1で得られたケイ素系
重合体を、窒素雰囲気下360℃で2時間加熱して、ケ
イ素系重合体硬化物を得た。
重合体を、窒素雰囲気下360℃で2時間加熱して、ケ
イ素系重合体硬化物を得た。
【0054】上記実施例2で得られたケイ素系重合体硬
化物と実施例1のケイ素系重合体につき、IRスペクト
ル(日立製作所製「270−30」にて測定)の測定結
果を図3に示した。このIRスペクトル測定結果より、
熱架橋前後で2160cm-1付近のアセチレン基に基づ
く吸収が減少していることが認められる。また、熱架橋
前に溶媒に可溶であった重合体が、熱架橋後に不溶化し
ており、アセチレン基が架橋反応を起こし、ネットワー
ク構造となったことを示唆している。
化物と実施例1のケイ素系重合体につき、IRスペクト
ル(日立製作所製「270−30」にて測定)の測定結
果を図3に示した。このIRスペクトル測定結果より、
熱架橋前後で2160cm-1付近のアセチレン基に基づ
く吸収が減少していることが認められる。また、熱架橋
前に溶媒に可溶であった重合体が、熱架橋後に不溶化し
ており、アセチレン基が架橋反応を起こし、ネットワー
ク構造となったことを示唆している。
【0055】上記実施例1及び比較例1で得られたケイ
素系重合体ならびに実施例2で得られたケイ素系重合体
硬化物につき、熱重量分析(セイコー電子社製「SSC
5200システム」使用)により、空気雰囲気下及び窒
素雰囲気下、10℃/分の昇温速度で30℃から800
℃まで昇温し、初期重量に対して5重量%及び10重量
%減少したときの温度(以下、それぞれTd5 及びTd
10という)、ならびに800℃における重量残存率(以
下、W800 という) を測定し表1に示した。
素系重合体ならびに実施例2で得られたケイ素系重合体
硬化物につき、熱重量分析(セイコー電子社製「SSC
5200システム」使用)により、空気雰囲気下及び窒
素雰囲気下、10℃/分の昇温速度で30℃から800
℃まで昇温し、初期重量に対して5重量%及び10重量
%減少したときの温度(以下、それぞれTd5 及びTd
10という)、ならびに800℃における重量残存率(以
下、W800 という) を測定し表1に示した。
【0056】また、実施例1で得られたケイ素系重合体
につき、熱量分析(セイコー電子社製「SSC5200
システム」使用)により、融点を測定し、表1に示し
た。
につき、熱量分析(セイコー電子社製「SSC5200
システム」使用)により、融点を測定し、表1に示し
た。
【0057】
【表1】
【0058】実施例1のケイ素系重合体は、従来のケイ
素系重合体に比べて耐熱性が優れると共に、従来のケイ
素系重合体が不融の重合体であるのに対して、融点を有
し溶融成形が可能であることが判明した。また、実施例
2のケイ素系重合体硬化物は、熱架橋反応により耐熱性
が一層向上していることが認められた。
素系重合体に比べて耐熱性が優れると共に、従来のケイ
素系重合体が不融の重合体であるのに対して、融点を有
し溶融成形が可能であることが判明した。また、実施例
2のケイ素系重合体硬化物は、熱架橋反応により耐熱性
が一層向上していることが認められた。
【0059】
【発明の効果】第1発明のケイ素系重合体の構成は、上
述した通りであり、溶融成形が可能な材料であり、耐熱
性が優れるので、航空宇宙材料、建築材料等に好適に用
いられる。また、第3発明のケイ素系重合体硬化物の構
成は、上述した通りであり、架橋反応によって、耐熱性
が一層優れる。
述した通りであり、溶融成形が可能な材料であり、耐熱
性が優れるので、航空宇宙材料、建築材料等に好適に用
いられる。また、第3発明のケイ素系重合体硬化物の構
成は、上述した通りであり、架橋反応によって、耐熱性
が一層優れる。
【図1】実施例1で得られたケイ素系重合体のIRスペ
クトルである。
クトルである。
【図2】実施例1で得られたケイ素系重合体のH−NM
Rスペクトルである。
Rスペクトルである。
【図3】実施例1で得られたケイ素系重合体(上側)及
び実施例2で得られたケイ素系重合体硬化物(下側)の
IRスペクトルである。
び実施例2で得られたケイ素系重合体硬化物(下側)の
IRスペクトルである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を説明す
る。 (実施例1) ポリ(エチニレン−テトラメチル−ジシロキサン−エチ
ニレン−ビフェニレン)(5)の合成:アルゴン置換し
た還流冷却管付二口フラスコに、1,3-ジエチニル-1,1,
3,3- テトラメチルジシロキサン365mg(2.00
mmol)、4,4'- ジブロモビフェニル624mg
(2.00mmol)、テトラヒドロフラン2ml、ビ
ス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロライド
14.0mg(0.01mmol)、ヨウ化銅7.6m
g(0.02mmol)、トリフェニルホスフィン1
0.5mg(0.02mmol)及びトリエチルアミン
445mg(4.40mmol)を入れた後、反応系を
16時間加熱還流させた。反応終了後濾過により不溶物
を取り除いた後、濾液の溶媒を減圧留去させたところ黒
茶色の固体が得られた。この固体を3mlのテトラヒド
ロフランに溶解させた後、50mlのメタノールに滴下
して再沈殿させた結果、淡黒茶色の固体(重合体)44
5mgが得られた。
る。 (実施例1) ポリ(エチニレン−テトラメチル−ジシロキサン−エチ
ニレン−ビフェニレン)(5)の合成:アルゴン置換し
た還流冷却管付二口フラスコに、1,3-ジエチニル-1,1,
3,3- テトラメチルジシロキサン365mg(2.00
mmol)、4,4'- ジブロモビフェニル624mg
(2.00mmol)、テトラヒドロフラン2ml、ビ
ス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロライド
14.0mg(0.01mmol)、ヨウ化銅7.6m
g(0.02mmol)、トリフェニルホスフィン1
0.5mg(0.02mmol)及びトリエチルアミン
445mg(4.40mmol)を入れた後、反応系を
16時間加熱還流させた。反応終了後濾過により不溶物
を取り除いた後、濾液の溶媒を減圧留去させたところ黒
茶色の固体が得られた。この固体を3mlのテトラヒド
ロフランに溶解させた後、50mlのメタノールに滴下
して再沈殿させた結果、淡黒茶色の固体(重合体)44
5mgが得られた。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】得られた重合体の構造については以下の測
定を行って同定した。上記生成物のIRスペクトル(日
立製作所製「270−30」にて測定)を図1に示し
た。図1の測定結果から、2160cm-1にアセチレン
結合に基づく吸収が、1046cm-1にシロキサン結合
に基づく吸収が、1256、846cm-1にSi−Me
結合に基づく吸収がそれぞれ観測された。また、上記重
合体の 1H−NMRスペクトル(日立製作所製「R−9
000型」にて測定)を図2に示した。図2の測定結果
から、0.45ppmにメチル基に基づくピークが、
7.54ppmにフェニル基に基づくピークが、それぞ
れ確認され、ピークの積分比がメチル基:フェニル基=
4:3であった。
定を行って同定した。上記生成物のIRスペクトル(日
立製作所製「270−30」にて測定)を図1に示し
た。図1の測定結果から、2160cm-1にアセチレン
結合に基づく吸収が、1046cm-1にシロキサン結合
に基づく吸収が、1256、846cm-1にSi−Me
結合に基づく吸収がそれぞれ観測された。また、上記重
合体の 1H−NMRスペクトル(日立製作所製「R−9
000型」にて測定)を図2に示した。図2の測定結果
から、0.45ppmにメチル基に基づくピークが、
7.54ppmにフェニル基に基づくピークが、それぞ
れ確認され、ピークの積分比がメチル基:フェニル基=
4:3であった。
Claims (3)
- 【請求項1】 一般式(1)で表される構造を構成単位
とし、かつ重量平均分子量が500以上であることを特
徴とするケイ素系重合体。 【化1】 〔一般式(1)中、R1 は、水素原子、炭素数1〜20
のアルキル基または炭素数6〜12のアリール基を示
し、同一であっても異なっていてもよい。Yは、炭素数
10〜30のアリーレン基または一般式(2)で表され
る炭素数12〜30の二価の芳香族炭化水素基を示す。
mは1〜20の整数を示す〕 【化2】 〔一般式(2)中、Zは、酸素原子、硫黄原子、スルホ
ニル基、炭素数1〜20の二価の炭化水素基またはケイ
素含有基を示す。一般式(1)中のエチニル基とベンゼ
ン環の炭素との結合位置は、Zの結合位置以外の炭素の
いずれでもよく、R2 は、Zとエチニル基とが結合して
いるベンゼン環の炭素以外の炭素に置換している水素原
子、炭素数1〜20のアルキル基または炭素数6〜12
のアリール基を示し、それぞれ同一であっても異なって
いてもよい〕 - 【請求項2】 一般式(3)で表される両末端にエチニ
ル基を含有するシロキサン化合物と一般式(4)で表さ
れる二価のハロゲン化アリーレン化合物とを遷移金属触
媒の存在下で重縮合反応させることを特徴とする請求項
1記載のケイ素系重合体の製造方法。 【化3】 〔一般式(3)中、R1 は、水素原子、炭素数1〜20
のアルキル基または炭素数6〜12を示し、同一であっ
ても異なっていてもよい〕 【化4】 〔一般式(4)中、Xは、ハロゲン原子を示し、Yは、
炭素数10〜30のアリーレン基または一般式(2)で
表される炭素数12〜30の二価の芳香族炭化水素基を
示す。mは1〜20の整数を示す〕 【化5】 〔一般式(2)中、Zは、酸素原子、硫黄原子、スルホ
ニル基、炭素数1〜20の二価の炭化水素基またはケイ
素含有基を示す。一般式(4)中のハロゲン原子の結合
位置は、Zの結合位置以外の炭素のいずれでもよく、R
2 は、Zとハロゲン原子とが結合しているベンゼン環の
炭素以外に置換している水素原子、炭素数1〜20のア
ルキル基または炭素数6〜12のアリール基を示し、そ
れぞれ同一であっても異なっていてもよい〕 - 【請求項3】 請求項1記載のケイ素系重合体が架橋さ
れてなるケイ素系重合体硬化物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26600696A JPH10110037A (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | ケイ素系重合体、その製造方法及びその硬化物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26600696A JPH10110037A (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | ケイ素系重合体、その製造方法及びその硬化物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10110037A true JPH10110037A (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17425067
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26600696A Pending JPH10110037A (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | ケイ素系重合体、その製造方法及びその硬化物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10110037A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2816624A1 (fr) * | 2000-11-10 | 2002-05-17 | Commissariat Energie Atomique | Poly (ethynylene phenylene ethynylene silylenes) comprenant un espaceur inerte et leurs procedes de preparation |
| JP2003509557A (ja) * | 1999-09-16 | 2003-03-11 | コミツサリア タ レネルジー アトミーク | ポリ(エチニレン−フェニレン−エチニレン−シリレン)およびその調製方法 |
| WO2014097573A1 (ja) | 2012-12-20 | 2014-06-26 | 信越化学工業株式会社 | 新規エチニル基含有オルガノポリシロキサン化合物、分子鎖両末端エチニル基含有直鎖状オルガノポリシロキサン化合物の製造方法、アルコキシシリル-エチレン基末端オルガノシロキサンポリマーの製造方法、室温硬化性組成物及びその硬化物である成形物 |
-
1996
- 1996-10-07 JP JP26600696A patent/JPH10110037A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003509557A (ja) * | 1999-09-16 | 2003-03-11 | コミツサリア タ レネルジー アトミーク | ポリ(エチニレン−フェニレン−エチニレン−シリレン)およびその調製方法 |
| FR2816624A1 (fr) * | 2000-11-10 | 2002-05-17 | Commissariat Energie Atomique | Poly (ethynylene phenylene ethynylene silylenes) comprenant un espaceur inerte et leurs procedes de preparation |
| WO2002038652A3 (fr) * | 2000-11-10 | 2003-02-20 | Commissariat Energie Atomique | Poly(ethynylene phenylene ethynylene silylenes) comprenant un espaceur inerte et leurs procedes de preparation. |
| WO2014097573A1 (ja) | 2012-12-20 | 2014-06-26 | 信越化学工業株式会社 | 新規エチニル基含有オルガノポリシロキサン化合物、分子鎖両末端エチニル基含有直鎖状オルガノポリシロキサン化合物の製造方法、アルコキシシリル-エチレン基末端オルガノシロキサンポリマーの製造方法、室温硬化性組成物及びその硬化物である成形物 |
| KR20150096677A (ko) | 2012-12-20 | 2015-08-25 | 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 | 신규 에티닐기함유 오가노폴리실록산 화합물, 분자쇄 양말단 에티닐기함유 직쇄상 오가노폴리실록산 화합물의 제조방법, 알콕시실릴-에틸렌기말단오가노실록산폴리머의 제조방법, 실온경화성 조성물 및 그 경화물인 성형물 |
| US9475969B2 (en) | 2012-12-20 | 2016-10-25 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Organopolysiloxane compound having ethynyl groups, method for preparing linear organopolysiloxane compound having ethynyl groups at both terminals of molecular chain, method for preparing organopolysiloxane polymer having alkoxysilyl-ethylene group at terminal, room temperature curable composition and molded product which is cured product thereof |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| TWI241310B (en) | Compositions and methods for thermosetting molecules in organic compositions | |
| KR101145555B1 (ko) | 유기 절연 재료, 그것을 이용한 수지막용 바니시, 수지막 및 반도체 장치 | |
| JPH10110037A (ja) | ケイ素系重合体、その製造方法及びその硬化物 | |
| JP2000256466A (ja) | カルボシランボラジン系ポリマーおよびその製造方法 | |
| JP2858061B2 (ja) | 含ケイ素有機化合物およびその製造方法 | |
| JP2917619B2 (ja) | ポリシラン共重合体及びその製造方法 | |
| JP3468680B2 (ja) | カルボラン含有ケイ素系重合体の製造方法 | |
| JPH10273535A (ja) | ケイ素系重合体、その製造方法及びケイ素系樹脂硬化物 | |
| JPH06128381A (ja) | 高分子量ポリシランの製造法 | |
| JPH111561A (ja) | カルボラン含有ケイ素系重合体、その製造方法及びカルボラン含有ケイ素系樹脂硬化物 | |
| JP3468685B2 (ja) | カルボラン含有ケイ素系重合体及びその製造方法 | |
| JPH11106513A (ja) | カルボラン含有ケイ素系重合体及びその製造方法ならびにカルボラン含有ケイ素系樹脂硬化物 | |
| JP3602754B2 (ja) | カルボラン含有ケイ素系重合体及びその製造方法 | |
| JPH07224156A (ja) | ケイ素系化合物及びその製造方法 | |
| JP2791397B2 (ja) | 新規な有機ハロシラン化合物 | |
| JP3602701B2 (ja) | カルボラン含有ケイ素系重合体及びその製造方法 | |
| JPH09241383A (ja) | ケイ素系重合体、その製造方法及びケイ素系硬化体 | |
| JP3646432B2 (ja) | 可視応答性ケイ素系高分子およびその製造方法 | |
| JP3636904B2 (ja) | カルボラン含有ケイ素系重合体及びその製造方法 | |
| JPH08151447A (ja) | ケイ素系化合物及びその製造方法 | |
| JPH09278894A (ja) | ケイ素系樹脂硬化物 | |
| JPH10168197A (ja) | カルボラン含有ケイ素系重合体及びその製法並びに硬化物 | |
| JPH0920827A (ja) | ケイ素系樹脂硬化物 | |
| JPH09227689A (ja) | ケイ素系化合物及びその製造方法 | |
| JP3479681B2 (ja) | 可溶性含ケイ素ステップラダー型ポリマーとその製造方法 |