JPH10110113A - 有色ステンレスフレーク顔料及び有色金属光沢塗料 - Google Patents
有色ステンレスフレーク顔料及び有色金属光沢塗料Info
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- JPH10110113A JPH10110113A JP26834596A JP26834596A JPH10110113A JP H10110113 A JPH10110113 A JP H10110113A JP 26834596 A JP26834596 A JP 26834596A JP 26834596 A JP26834596 A JP 26834596A JP H10110113 A JPH10110113 A JP H10110113A
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09C—TREATMENT OF INORGANIC MATERIALS, OTHER THAN FIBROUS FILLERS, TO ENHANCE THEIR PIGMENTING OR FILLING PROPERTIES ; PREPARATION OF CARBON BLACK ; PREPARATION OF INORGANIC MATERIALS WHICH ARE NO SINGLE CHEMICAL COMPOUNDS AND WHICH ARE MAINLY USED AS PIGMENTS OR FILLERS
- C09C1/00—Treatment of specific inorganic materials other than fibrous fillers; Preparation of carbon black
- C09C1/62—Metallic pigments or fillers
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 鮮やかな有彩色の外観と金属光沢を有し、諸
特性に優れ、かつ安価で製造が容易な有色ステンレスフ
レーク顔料を得る。また、この顔料を配合して、金属光
沢や塗膜特性に優れた有色金属光沢塗料を提供する。 【解決手段】 ステンレスフレーク表面が含水二酸化チ
タン、二酸化チタンのチタン化合物で被覆されてなるこ
とを特徴とする有色ステンレスフレーク顔料。
特性に優れ、かつ安価で製造が容易な有色ステンレスフ
レーク顔料を得る。また、この顔料を配合して、金属光
沢や塗膜特性に優れた有色金属光沢塗料を提供する。 【解決手段】 ステンレスフレーク表面が含水二酸化チ
タン、二酸化チタンのチタン化合物で被覆されてなるこ
とを特徴とする有色ステンレスフレーク顔料。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粒子表面がチタン
化合物で被覆されてなる有色ステンレスフレーク顔料及
びこれを配合してなる有色金属光沢塗料に関する。
化合物で被覆されてなる有色ステンレスフレーク顔料及
びこれを配合してなる有色金属光沢塗料に関する。
【0002】
【従来の技術】微細な薄片状雲母の表面に二酸化チタン
層を形成させた雲母チタン系顔料は、真珠光沢と干渉色
を有しているため、化粧品、塗料、プラスチック等の顔
料として従来から広く使われているが、外観色が白色に
近く鮮やかな有彩色の外観を呈するものが得られていな
い。これを解決するため、生成した雲母チタン系顔料に
酸化鉄、紺青、酸化クロム、カーボンブラック、カーミ
ン等の着色顔料を添加して対処していたが、安全性、安
定性、耐光性、耐薬品性、耐溶剤性、耐熱性等に問題が
あった。さらにこれらの問題を解決するために、雲母粒
子表面を二酸化チタンで被覆し、さらに低次酸化チタン
や酸化窒化チタン等のチタン化合物で被覆した有色雲母
チタン系顔料(特公平4−61032号公報、特公平4
−61033号公報、特公平5−46385号公報参
照)が開発されている。
層を形成させた雲母チタン系顔料は、真珠光沢と干渉色
を有しているため、化粧品、塗料、プラスチック等の顔
料として従来から広く使われているが、外観色が白色に
近く鮮やかな有彩色の外観を呈するものが得られていな
い。これを解決するため、生成した雲母チタン系顔料に
酸化鉄、紺青、酸化クロム、カーボンブラック、カーミ
ン等の着色顔料を添加して対処していたが、安全性、安
定性、耐光性、耐薬品性、耐溶剤性、耐熱性等に問題が
あった。さらにこれらの問題を解決するために、雲母粒
子表面を二酸化チタンで被覆し、さらに低次酸化チタン
や酸化窒化チタン等のチタン化合物で被覆した有色雲母
チタン系顔料(特公平4−61032号公報、特公平4
−61033号公報、特公平5−46385号公報参
照)が開発されている。
【0003】しかしながら、こうした有色雲母チタン系
顔料は非常に複雑な方法で製造されている。低次酸化チ
タンを被覆する有色雲母チタン系顔料の製造方法は次の
通りである。まずチタンの無機塩類(例えば硫酸チタニ
ル)の水溶液を雲母の存在下で加水分解し、雲母粒子表
面を含水二酸化チタンで被覆する。次にこれを 500〜10
00℃の温度で水素ガスやアンモニアガス等の還元力を有
するガスの一種または二種以上によって加熱還元する
か、これに金属チタンを混合し、低酸素条件下で 500〜
1000℃で加熱還元して、低次酸化チタンを含むチタン化
合物で雲母を被覆する。さらにこのチタン化合物で被覆
した雲母の存在下でチタンの無機塩類(例えば硫酸チタ
ニル)の水溶液を加水分解し、粒子表面に含水二酸化チ
タンを析出させた後、乾燥焼成して二酸化チタンとし
て、有色雲母チタン系顔料とする製造方法である。
顔料は非常に複雑な方法で製造されている。低次酸化チ
タンを被覆する有色雲母チタン系顔料の製造方法は次の
通りである。まずチタンの無機塩類(例えば硫酸チタニ
ル)の水溶液を雲母の存在下で加水分解し、雲母粒子表
面を含水二酸化チタンで被覆する。次にこれを 500〜10
00℃の温度で水素ガスやアンモニアガス等の還元力を有
するガスの一種または二種以上によって加熱還元する
か、これに金属チタンを混合し、低酸素条件下で 500〜
1000℃で加熱還元して、低次酸化チタンを含むチタン化
合物で雲母を被覆する。さらにこのチタン化合物で被覆
した雲母の存在下でチタンの無機塩類(例えば硫酸チタ
ニル)の水溶液を加水分解し、粒子表面に含水二酸化チ
タンを析出させた後、乾燥焼成して二酸化チタンとし
て、有色雲母チタン系顔料とする製造方法である。
【0004】また、酸化窒化チタンを被覆する有色雲母
チタン系顔料の製造方法は、次の通りである。低次酸化
チタンの場合と同様にして、まず雲母粒子表面に含水二
酸化チタンを析出させる。次にこれを 500〜1000℃の温
度でアンモニアガスまたはアンモニアガスとヘリウムガ
ス、アルゴンガス、窒素ガス等の不活性ガスとの混合ガ
スによって加熱還元して、酸化窒化チタンを含むチタン
化合物で雲母を被覆する。さらにその表面を低次酸化チ
タンの場合と同様に二酸化チタンで被覆して、有色雲母
チタン系顔料を製造する。このように従来の有色雲母チ
タン系顔料は複雑な方法で製造されるため非常に高価に
ならざるを得なかった。また、より光沢のある顔料が求
められていた。
チタン系顔料の製造方法は、次の通りである。低次酸化
チタンの場合と同様にして、まず雲母粒子表面に含水二
酸化チタンを析出させる。次にこれを 500〜1000℃の温
度でアンモニアガスまたはアンモニアガスとヘリウムガ
ス、アルゴンガス、窒素ガス等の不活性ガスとの混合ガ
スによって加熱還元して、酸化窒化チタンを含むチタン
化合物で雲母を被覆する。さらにその表面を低次酸化チ
タンの場合と同様に二酸化チタンで被覆して、有色雲母
チタン系顔料を製造する。このように従来の有色雲母チ
タン系顔料は複雑な方法で製造されるため非常に高価に
ならざるを得なかった。また、より光沢のある顔料が求
められていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は簡単な
方法で製造ができ、しかも安価で鮮やかな有彩色の外観
を呈し、金属光沢を有する顔料を提供することである。
さらにこの有色の金属光沢状顔料を配合することで、安
価な有色光沢塗料を提供することである。
方法で製造ができ、しかも安価で鮮やかな有彩色の外観
を呈し、金属光沢を有する顔料を提供することである。
さらにこの有色の金属光沢状顔料を配合することで、安
価な有色光沢塗料を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、基材とし
て従来用いられた雲母や鱗片状酸化鉄以外に、二酸化チ
タンを被覆した時に鮮やかな有彩色の外観を呈し、金属
光沢を有する基材を検討した結果、ステンレスフレーク
が適していることを見いだした。このステンレスフレー
クを基材とする干渉色顔料は、安全性、安定性、耐光
性、耐薬品性、耐溶剤性、耐熱性等、諸特性に優れてお
り、より詳細に検討を進めて本発明を完成させた。すな
わち本発明は、ステンレスフレーク表面が含水二酸化チ
タン、二酸化チタンのチタン化合物で被覆されてなる有
色ステンレスフレーク顔料を特徴とするものであり、ま
た、上記の有色ステンレスフレーク顔料を配合してなる
有色金属光沢塗料を特徴とするものである。以下に、こ
れをさらに詳述する。
て従来用いられた雲母や鱗片状酸化鉄以外に、二酸化チ
タンを被覆した時に鮮やかな有彩色の外観を呈し、金属
光沢を有する基材を検討した結果、ステンレスフレーク
が適していることを見いだした。このステンレスフレー
クを基材とする干渉色顔料は、安全性、安定性、耐光
性、耐薬品性、耐溶剤性、耐熱性等、諸特性に優れてお
り、より詳細に検討を進めて本発明を完成させた。すな
わち本発明は、ステンレスフレーク表面が含水二酸化チ
タン、二酸化チタンのチタン化合物で被覆されてなる有
色ステンレスフレーク顔料を特徴とするものであり、ま
た、上記の有色ステンレスフレーク顔料を配合してなる
有色金属光沢塗料を特徴とするものである。以下に、こ
れをさらに詳述する。
【0007】従来の雲母チタン系顔料は、デュポン社の
特許(特公昭43−25644号公報参照)に見られる
ように、雲母を分散してあるチタンの無機塩類(例えば
硫酸チタニル)の水溶液を加水分解し、雲母表面に含水
二酸化チタンを析出させた後、焼成する方法が一般的で
ある。このようにして得られる雲母チタン系顔料は、雲
母粒子表面上に生成した二酸化チタン被覆層の厚さによ
っていろいろな干渉色を呈する。干渉色は生成した顔料
中の二酸化チタンの含有率により銀、金、赤、菫、青、
緑へと変化する。干渉色と雲母粒子表面上の二酸化チタ
ン被覆層の厚さとの関係を表1に示す。
特許(特公昭43−25644号公報参照)に見られる
ように、雲母を分散してあるチタンの無機塩類(例えば
硫酸チタニル)の水溶液を加水分解し、雲母表面に含水
二酸化チタンを析出させた後、焼成する方法が一般的で
ある。このようにして得られる雲母チタン系顔料は、雲
母粒子表面上に生成した二酸化チタン被覆層の厚さによ
っていろいろな干渉色を呈する。干渉色は生成した顔料
中の二酸化チタンの含有率により銀、金、赤、菫、青、
緑へと変化する。干渉色と雲母粒子表面上の二酸化チタ
ン被覆層の厚さとの関係を表1に示す。
【0008】
【表1】
【0009】このように、干渉色は基材を被覆する二酸
化チタンの厚さによって色相が変化するので、基材の種
類(密度)、形状(薄片形状)によって被覆する二酸化
チタンの量を変えなければならない。
化チタンの厚さによって色相が変化するので、基材の種
類(密度)、形状(薄片形状)によって被覆する二酸化
チタンの量を変えなければならない。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、以下に説
明する。本発明でステンレスフレーク表面に被覆するチ
タン化合物は、含水二酸化チタン、二酸化チタンが挙げ
られる。本発明で使用するステンレスフレークの種類
は、市販品のSUS304、SUS316、SUS316L 等どの種類でも
用いることができ、特にSUS304、SUS316L が好ましい。
ステンレスフレークの厚さは 0.2〜3.0 μmが好まし
く、より好ましくは 0.3〜0.9 μmである。また平均粒
径は10〜50μmが好ましく、より好ましくは20〜30μm
である。
明する。本発明でステンレスフレーク表面に被覆するチ
タン化合物は、含水二酸化チタン、二酸化チタンが挙げ
られる。本発明で使用するステンレスフレークの種類
は、市販品のSUS304、SUS316、SUS316L 等どの種類でも
用いることができ、特にSUS304、SUS316L が好ましい。
ステンレスフレークの厚さは 0.2〜3.0 μmが好まし
く、より好ましくは 0.3〜0.9 μmである。また平均粒
径は10〜50μmが好ましく、より好ましくは20〜30μm
である。
【0011】ステンレスフレーク表面に含水二酸化チタ
ンを析出ないし沈積させるには、次のように行う。基材
のステンレスフレーク重量に対し、沈積させる二酸化チ
タン重量を決定し、チタンの無機塩の必要重量を計算に
より求める。これを水に加えて50℃程度まで加熱して溶
解する。溶解しにくい場合は少量の硫酸を加えて完全に
溶解する。次にステンレスフレークを水に分散する。必
要があればホモミキサーのような分散機を用いて分散し
てもよい。ステンレスフレークの分散濃度は10重量%程
度でよい。この分散液に前記チタンの無機塩の溶解液を
加えて二酸化チタンとしての濃度が7重量%以下になる
ように調整した後、攪拌しながら80℃以上に加熱し、好
ましくは煮沸する。これによりチタンの無機塩が加水分
解し、ステンレスフレーク表面に沈積して含水酸化チタ
ン層を形成する。加水分解終了後、中和、水洗、乾燥し
た後、粉砕、焼成する。発現する干渉色の色相は、乾燥
及び焼成温度により変化するので、必要とする色相によ
り焼成温度を決定する。
ンを析出ないし沈積させるには、次のように行う。基材
のステンレスフレーク重量に対し、沈積させる二酸化チ
タン重量を決定し、チタンの無機塩の必要重量を計算に
より求める。これを水に加えて50℃程度まで加熱して溶
解する。溶解しにくい場合は少量の硫酸を加えて完全に
溶解する。次にステンレスフレークを水に分散する。必
要があればホモミキサーのような分散機を用いて分散し
てもよい。ステンレスフレークの分散濃度は10重量%程
度でよい。この分散液に前記チタンの無機塩の溶解液を
加えて二酸化チタンとしての濃度が7重量%以下になる
ように調整した後、攪拌しながら80℃以上に加熱し、好
ましくは煮沸する。これによりチタンの無機塩が加水分
解し、ステンレスフレーク表面に沈積して含水酸化チタ
ン層を形成する。加水分解終了後、中和、水洗、乾燥し
た後、粉砕、焼成する。発現する干渉色の色相は、乾燥
及び焼成温度により変化するので、必要とする色相によ
り焼成温度を決定する。
【0012】例えば厚さ 0.3〜0.9 μm、平均粒径20〜
30μmのSUS316L ステンレスフレークを基材に用い、40
0 ℃で焼成した場合、干渉色顔料中の二酸化チタン含有
率が計算値として3重量%程度であれば赤紫色、6重量
%程度であれば青色、9重量%程度で緑色が発現する。
30μmのSUS316L ステンレスフレークを基材に用い、40
0 ℃で焼成した場合、干渉色顔料中の二酸化チタン含有
率が計算値として3重量%程度であれば赤紫色、6重量
%程度であれば青色、9重量%程度で緑色が発現する。
【0013】このようにして得られた干渉色顔料を、適
量の溶剤で希釈した塗料用樹脂に配合して分散すること
により、有色の金属光沢塗料が得られる。干渉色顔料の
配合量は、塗料用樹脂固形分 200重量部に対して1〜 2
00重量部が好ましく、より好ましくは50〜 100重量部で
ある。本発明の有色金属光沢塗料に用いられる塗料用樹
脂は、アクリル樹脂、アルキッド樹脂、シリコン樹脂、
ビニルブチラール樹脂、塩化ビニル樹脂、ウレタン樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、フッ素樹脂、メラミン樹
脂、尿素樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等の従来
用いられているものが使用できる。また用いられる溶剤
は、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、オレフィ
ン系化合物、シクロオレフィン系化合物、ナフサ類、メ
タノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコー
ル系化合物、メチルエチルケトン等のケトン系化合物、
酢酸ブチル等のエステル系化合物、トリクロルエチレン
等の塩素系化合物、グリコールのモノエーテルモノエス
テル類及び水等の従来用いられているものが使用でき
る。これらの塗料用樹脂及び溶剤は単独で用いてもよい
し、二種以上混合してもよい。
量の溶剤で希釈した塗料用樹脂に配合して分散すること
により、有色の金属光沢塗料が得られる。干渉色顔料の
配合量は、塗料用樹脂固形分 200重量部に対して1〜 2
00重量部が好ましく、より好ましくは50〜 100重量部で
ある。本発明の有色金属光沢塗料に用いられる塗料用樹
脂は、アクリル樹脂、アルキッド樹脂、シリコン樹脂、
ビニルブチラール樹脂、塩化ビニル樹脂、ウレタン樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、フッ素樹脂、メラミン樹
脂、尿素樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等の従来
用いられているものが使用できる。また用いられる溶剤
は、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、オレフィ
ン系化合物、シクロオレフィン系化合物、ナフサ類、メ
タノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコー
ル系化合物、メチルエチルケトン等のケトン系化合物、
酢酸ブチル等のエステル系化合物、トリクロルエチレン
等の塩素系化合物、グリコールのモノエーテルモノエス
テル類及び水等の従来用いられているものが使用でき
る。これらの塗料用樹脂及び溶剤は単独で用いてもよい
し、二種以上混合してもよい。
【0014】本発明のチタン化合物で被覆された有色ス
テンレスフレーク顔料は、鮮やかな有彩色の外観と金属
光沢を有し、かつ諸特性に優れており、しかも安価で容
易に製造できる。またこの有色ステンレスフレーク顔料
を配合することで、諸特性に優れ、かつ得られる塗膜が
干渉色と金属光沢とを有する安価な有色金属光沢塗料を
得ることができる。
テンレスフレーク顔料は、鮮やかな有彩色の外観と金属
光沢を有し、かつ諸特性に優れており、しかも安価で容
易に製造できる。またこの有色ステンレスフレーク顔料
を配合することで、諸特性に優れ、かつ得られる塗膜が
干渉色と金属光沢とを有する安価な有色金属光沢塗料を
得ることができる。
【0015】
【実施例】次に、本発明を実施例、比較例を挙げて説明
する。 実施例1 ステンレスフレーク 100g(SUS316L 市販品、厚さ 0.5
μm、平均粒径25μm)を水 800mlに添加して十分に
攪拌して分散した(基材分散液)。硫酸チタニル結晶
(二酸化チタン含有率32%)10gを水 100mlに添加し
て加温しながら溶解した(硫酸チタニル水溶液)。前記
基材分散液に濃硫酸 0.1gを加えて加温し、次いで前記
硫酸チタニル水溶液全量を加え、攪拌しながら 100℃で
5〜10分保持した。冷却後、濾過、水洗、乾燥した。こ
の乾燥物を 400℃で 0.5〜1時間焼成した後、冷却して
粉砕してステンレスフレーク顔料粉末 103gを回収し
た。得られた粉末は外観色、干渉色とも赤紫色の金属光
沢を呈するものであった。
する。 実施例1 ステンレスフレーク 100g(SUS316L 市販品、厚さ 0.5
μm、平均粒径25μm)を水 800mlに添加して十分に
攪拌して分散した(基材分散液)。硫酸チタニル結晶
(二酸化チタン含有率32%)10gを水 100mlに添加し
て加温しながら溶解した(硫酸チタニル水溶液)。前記
基材分散液に濃硫酸 0.1gを加えて加温し、次いで前記
硫酸チタニル水溶液全量を加え、攪拌しながら 100℃で
5〜10分保持した。冷却後、濾過、水洗、乾燥した。こ
の乾燥物を 400℃で 0.5〜1時間焼成した後、冷却して
粉砕してステンレスフレーク顔料粉末 103gを回収し
た。得られた粉末は外観色、干渉色とも赤紫色の金属光
沢を呈するものであった。
【0016】実施例2 硫酸チタニル結晶(二酸化チタン含有率32%)を20g用
いた以外は実施例1と同様にステンレスフレーク顔料を
製造し、粉末 106gを回収した。得られた粉末は外観
色、干渉色とも青色の金属光沢を呈した。
いた以外は実施例1と同様にステンレスフレーク顔料を
製造し、粉末 106gを回収した。得られた粉末は外観
色、干渉色とも青色の金属光沢を呈した。
【0017】実施例3 硫酸チタニル結晶(二酸化チタン含有率32%)を30g用
いた以外は実施例1と同様にステンレスフレーク顔料を
製造し、粉末 109gを回収した。得られた粉末は外観
色、干渉色とも緑色の金属光沢を呈した。
いた以外は実施例1と同様にステンレスフレーク顔料を
製造し、粉末 109gを回収した。得られた粉末は外観
色、干渉色とも緑色の金属光沢を呈した。
【0018】実施例1〜3で得られたステンレスフレー
ク顔料粉末を試料とし、下記の方法で評価した。 (1)外観色、干渉色:肉眼により識別した。 (2)耐酸性:試料5gを50mlの比色管に入れ、これ
に10%塩酸溶液30mlを加えて分散した後、静置して24
時間後の色を肉眼で観察した。 (3)耐アルカリ性:試料5gを50mlの比色管に入
れ、これに10%水酸化ナトリウム溶液30mlを加えて分
散した後、静置して24時間後の色を肉眼で観察した。 (4)耐溶剤性:試料4gを50mlの比色管に入れ、こ
れにキシレン溶液20mlを加えて分散し、静置後濾過し
て濾液の色を肉眼で観察した。 (5)耐光性:試料20gを小型のステンレスバットに薄
層になるように入れ、紫外線ランプを 120時間照射した
後、肉眼で照射前の色と比較した。 (6)耐熱性:試料5gを20ml磁性ルツボに入れ、大
気中 400℃で1時間焼成し冷却した後、焼成前の色と肉
眼で比較した。これら評価結果を表2に示した。表2中
の判定は下記の通りとする。 ○ ‥‥色調に変化なく、安定している。 △ ‥‥わずかに色調が変化し、褪色が見られる。 × ‥‥褪色し、白色に変化している。 表2からわかるように、本発明のチタン化合物で被覆さ
れた有色のステンレスフレーク顔料は色調にすぐれ、耐
酸性、耐アルカリ性、耐溶剤性、耐光性、耐熱性にも優
れている。
ク顔料粉末を試料とし、下記の方法で評価した。 (1)外観色、干渉色:肉眼により識別した。 (2)耐酸性:試料5gを50mlの比色管に入れ、これ
に10%塩酸溶液30mlを加えて分散した後、静置して24
時間後の色を肉眼で観察した。 (3)耐アルカリ性:試料5gを50mlの比色管に入
れ、これに10%水酸化ナトリウム溶液30mlを加えて分
散した後、静置して24時間後の色を肉眼で観察した。 (4)耐溶剤性:試料4gを50mlの比色管に入れ、こ
れにキシレン溶液20mlを加えて分散し、静置後濾過し
て濾液の色を肉眼で観察した。 (5)耐光性:試料20gを小型のステンレスバットに薄
層になるように入れ、紫外線ランプを 120時間照射した
後、肉眼で照射前の色と比較した。 (6)耐熱性:試料5gを20ml磁性ルツボに入れ、大
気中 400℃で1時間焼成し冷却した後、焼成前の色と肉
眼で比較した。これら評価結果を表2に示した。表2中
の判定は下記の通りとする。 ○ ‥‥色調に変化なく、安定している。 △ ‥‥わずかに色調が変化し、褪色が見られる。 × ‥‥褪色し、白色に変化している。 表2からわかるように、本発明のチタン化合物で被覆さ
れた有色のステンレスフレーク顔料は色調にすぐれ、耐
酸性、耐アルカリ性、耐溶剤性、耐光性、耐熱性にも優
れている。
【0019】
【表2】
【0020】実施例4 メラミンアルキッド樹脂66gに、実施例1で得られた赤
紫色金属光沢のステンレスフレーク顔料10gとシンナー
6gを加えてペイントシェーカーで分散し、赤紫色金属
光沢塗料を得た。該塗料を軟鋼板にバーコーダーで膜厚
83μmになるように塗布し、常温で30分放置後、 120℃
で30分焼き付け処理して試験塗膜を得た。
紫色金属光沢のステンレスフレーク顔料10gとシンナー
6gを加えてペイントシェーカーで分散し、赤紫色金属
光沢塗料を得た。該塗料を軟鋼板にバーコーダーで膜厚
83μmになるように塗布し、常温で30分放置後、 120℃
で30分焼き付け処理して試験塗膜を得た。
【0021】実施例5 実施例2で得られた青色金属光沢顔料10gを用いた以外
は実施例4と同様に行って試験塗膜を得た。
は実施例4と同様に行って試験塗膜を得た。
【0022】実施例6 実施例3で得られた緑色金属光沢顔料10gを用いた以外
は実施例4と同様に行って試験塗膜を得た。
は実施例4と同様に行って試験塗膜を得た。
【0023】実施例4〜6で得られた試験塗膜を、下記
の方法で評価した。 (1)光沢:肉眼により識別した。 (2)耐酸性(安定性):試験塗膜を20℃、10%塩酸溶
液に浸漬し、静置して1日後、7日後の試験塗膜表面を
肉眼で観察した。 (3)耐アルカリ性(安定性):試験塗膜を20℃、10%
水酸化ナトリウム溶液に浸漬し、静置して1日後、7日
後の試験塗膜表面を肉眼で観察した。 (4)耐光性:試験塗膜に紫外線ランプを48時間照射
し、色差計により照射前後の色差(ΔE)を測定した。 これら評価結果を表3に示した。表3からわかるよう
に、本発明の有色金属光沢塗料は優れた金属光沢を有
し、耐酸性、耐アルカリ性、耐光性にも優れている。
の方法で評価した。 (1)光沢:肉眼により識別した。 (2)耐酸性(安定性):試験塗膜を20℃、10%塩酸溶
液に浸漬し、静置して1日後、7日後の試験塗膜表面を
肉眼で観察した。 (3)耐アルカリ性(安定性):試験塗膜を20℃、10%
水酸化ナトリウム溶液に浸漬し、静置して1日後、7日
後の試験塗膜表面を肉眼で観察した。 (4)耐光性:試験塗膜に紫外線ランプを48時間照射
し、色差計により照射前後の色差(ΔE)を測定した。 これら評価結果を表3に示した。表3からわかるよう
に、本発明の有色金属光沢塗料は優れた金属光沢を有
し、耐酸性、耐アルカリ性、耐光性にも優れている。
【0024】
【表3】
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、鮮やかな有彩色の外観
と金属光沢を有し、諸特性に優れ、かつ安価で製造が容
易な有色ステンレスフレーク顔料を得ることができる。
また、この顔料を配合することにより、金属光沢や塗膜
特性に優れた有色金属光沢塗料を提供できる。
と金属光沢を有し、諸特性に優れ、かつ安価で製造が容
易な有色ステンレスフレーク顔料を得ることができる。
また、この顔料を配合することにより、金属光沢や塗膜
特性に優れた有色金属光沢塗料を提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 佳則 東京都板橋区舟渡3丁目14番1号 日本無 機化学工業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 ステンレスフレーク表面が含水二酸化チ
タン、二酸化チタンのチタン化合物で被覆されてなるこ
とを特徴とする有色ステンレスフレーク顔料。 - 【請求項2】 請求項1に記載の有色ステンレスフレー
ク顔料を配合してなることを特徴とする有色金属光沢塗
料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26834596A JPH10110113A (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 有色ステンレスフレーク顔料及び有色金属光沢塗料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26834596A JPH10110113A (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 有色ステンレスフレーク顔料及び有色金属光沢塗料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10110113A true JPH10110113A (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17457256
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26834596A Pending JPH10110113A (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 有色ステンレスフレーク顔料及び有色金属光沢塗料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10110113A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6369147B1 (en) | 1999-01-25 | 2002-04-09 | Ciba Specialty Chemicals Corporation | Color effect pigments and method of forming the same |
| JP2002535436A (ja) * | 1999-01-25 | 2002-10-22 | チバ スペシャルティ ケミカルズ ホールディング インコーポレーテッド | 色効果顔料及び同顔料を形成する方法 |
| JP2011521090A (ja) * | 2008-05-26 | 2011-07-21 | エッカルト ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 薄い、微小板形状の鉄顔料、その製造、およびその使用 |
| WO2022196441A1 (ja) * | 2021-03-15 | 2022-09-22 | 東洋アルミニウム株式会社 | 塗料組成物 |
| JP2023531099A (ja) * | 2020-06-22 | 2023-07-20 | エッカート アメリカ コーポレイション | 反射性コアを有するエフェクト顔料 |
-
1996
- 1996-10-09 JP JP26834596A patent/JPH10110113A/ja active Pending
Cited By (8)
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| US6369147B1 (en) | 1999-01-25 | 2002-04-09 | Ciba Specialty Chemicals Corporation | Color effect pigments and method of forming the same |
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| US6984682B2 (en) | 1999-01-25 | 2006-01-10 | Ciba Specialty Chemicals Corporation | Color effect pigments and method of forming the same |
| JP4948706B2 (ja) * | 1999-01-25 | 2012-06-06 | チバ ホールディング インコーポレーテッド | 色効果顔料及び同顔料を形成する方法 |
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| US8709146B2 (en) | 2008-05-26 | 2014-04-29 | Ostrolenk Faber LLP | Thin, platelet-shaped iron pigments, production thereof and use thereof |
| JP2023531099A (ja) * | 2020-06-22 | 2023-07-20 | エッカート アメリカ コーポレイション | 反射性コアを有するエフェクト顔料 |
| WO2022196441A1 (ja) * | 2021-03-15 | 2022-09-22 | 東洋アルミニウム株式会社 | 塗料組成物 |
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