JPH0461032B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0461032B2
JPH0461032B2 JP58002651A JP265183A JPH0461032B2 JP H0461032 B2 JPH0461032 B2 JP H0461032B2 JP 58002651 A JP58002651 A JP 58002651A JP 265183 A JP265183 A JP 265183A JP H0461032 B2 JPH0461032 B2 JP H0461032B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mica
titanium
pigment
color
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP58002651A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59126468A (ja
Inventor
Asa Kimura
Fukuji Suzuki
Juji Tsutsumi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Shiseido Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp, Shiseido Co Ltd filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP265183A priority Critical patent/JPS59126468A/ja
Publication of JPS59126468A publication Critical patent/JPS59126468A/ja
Publication of JPH0461032B2 publication Critical patent/JPH0461032B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は雲母粒子表面が二酸化チタンと低次酸
化チタン、又は低次酸化チタンで被覆されてなる
有色の雲母チタン系顔料に関する。 本発明の有色の雲母チタン系顔料は真珠光沢を
有し、安全性、安定性、耐光性、耐酸性、耐アル
カリ性、耐溶媒性、耐熱性に優れた顔料特性を有
する有色の雲母チタン系顔料である。 従来の雲母チタン系顔料は化粧品原料基準追補
注解6版(昭和57年発行、薬事日報)P54〜
P57に記載されているように微細な薄片状雲母の
表面に二酸化チタン層を形成させた真珠光沢と
種々の干渉色を有するもので、製法としては真空
蒸着処理もあるがデユポンの特許(特公昭43−
25644号公報)に見られるようなチタンの無機酸
塩(たとえば硫酸チタニル)の水溶液を雲母の存
在下で加水分解し、雲母表面に含水二酸化チタン
を析出させたのち加熱する方法が一般的である。
使用するる雲母は、一般には白雲母系雲母
(muscovitemica)を用いるが、場合によつては
黒雲母などを用いることも可能である。また雲母
はあらかじめ水粉砕し、フルイを用いて粒子径を
そろえたものを使用する。生成した雲母チタン系
顔料は、雲母粒子表面上の二酸化チタン被覆層の
厚さによつて様々な干渉色を呈する。干渉色は二
酸化チタンの量が生成物の10〜26重量%の場合、
通常銀色であるが、26〜40%では金色、40〜50%
の範囲では二酸化チタン層の増加の方向で、赤、
青、緑色へと変化し、さらに50〜60%では高いオ
ーダーの干渉色が得られる。第1表に干渉色と雲
母粒子表面上の二酸化チタン層の厚さの関係につ
いて示す。 第1表 (干渉色) (TiO2の幾何学的厚さ) 〔mμ〕 銀 20〜40 うすい金 40〜90 金 40〜90 赤 90〜110 菫 110〜120 青 120〜135 緑 135〜155 第2オーダーの金 155〜175 第2オーダーの菫 175〜200 こうした雲母チタン系顔料は真珠光沢と種々の
干渉色を有するものの、外観色は常に白色に近
く、鮮やかな外観色を呈するものは得られていな
い。そこで従来、種々な外観色を出すためには、
生成した雲母チタン系顔料に酸化鉄、紺青、酸化
クロム、カーボンブラツク、カーミンなどの有色
顔料を添加して対処していた。こうした有色の雲
母チタン系顔料の安全性、安定性、耐光性、耐酸
性、耐アルカリ性、耐溶媒性、耐熱性などは添加
した有色顔料の性質に負うところが多く、例えば
紺青を添加した青色の雲母チタン系顔料はアルカ
リ溶液中で褪色し、カーミンを添加した赤色の雲
母チタン系顔料は光によつて褪色劣化する。一
方、カーボンブラツクを添加した黒色雲母チタン
系顔料、酸化クロムを添加した緑色の雲母チタン
系顔料などのように、カーボンブラツクに混入す
る可能性のある3,4−ベンズピレンの発ガン
性、あるいは六価クロムの経口毒性など、安全性
が問われているものも少なくない。更に、上記有
色の雲母チタン系顔料は有色顔料を添加している
為、溶媒中で色分かれを起すなどの欠点も併せ持
つている。 本発明者等は上記の欠点を改良すべく鋭意研究
の結果、雲母粒子表面を二酸化チタンと低次酸化
チタン、又は低次酸化チタンで被覆することによ
つて、従来の雲母チタン系顔料あるいは有色顔料
を添加した有色の雲母チタン系顔料と同等もしく
はそれ以上に鮮やかな色調を有し、真珠光沢のあ
る安全性、安定性、耐光性、耐酸性、耐アルカリ
性、耐溶媒性、耐熱性に優れた有色の雲母チタン
系顔料が得られることを見い出し、この知見に基
づいて本発明を完成するに至つた。 すなわち本発明は、雲母表面が、二酸化チタン
と低次酸化チタン、又は低次酸化チタンで被覆さ
れてなる有色の雲母チタン系顔料である。 なお、本発明において、雲母は薄片状雲母より
なり、また干渉色と同系色の外観色を持つ有色の
雲母チタン系顔料であることが好適である。 また、雲母表面上での全酸化チタンの幾何学的
層厚(以下、単に層厚という)が40mμ以上であ
ることを特徴とする有色の雲母チタン系顔料であ
ることが好適である。 また、全酸化チタン/雲母が重量比で35/65以
上であることが好適である。 次に、本発明の構成について詳述する。 本発明で使用される雲母はどのようなものでも
よく、一般には市販品の白雲母系雲母
(muscovitemica)を用いるが、場合によつては
黒雲母などを用いることも可能である。粒径はと
くに制限されないが、一般市販の雲母の粒径は1
〜50μ程度であり、このなかでも粒径が小さく粒
子形状ができるだけ偏平なものが本発明の有色の
雲母チタン系顔料にした場合より美しい色調と真
珠光沢が発揮されやすい。 また、本発明における低次酸化チタンとは、四
価のチタンよりも価数の少ないチタンの化合物
で、一般式がTioO2o-1(nは正の整数)で示され
る酸化チタン、及び/又は前記の酸化チタンに窒
素が含まれる酸化窒化チタンを含めての総称であ
る。 本発明の上記有色の雲母チタン系顔料は雲母粒
子表面が二酸化チタンと低次酸化チタン、又は低
次酸化チタンで被覆されてなる顔料であるが、こ
のものを製造するには種々の方法をとることがで
きる。例示すれば市販の雲母チタン系顔料を500
℃〜1000℃、好ましくは700℃〜900℃の温度で水
素ガス及びアンモニアガスなどの還元力を有する
ガスの一種又は二種以上によつて、あるいはこれ
ら還元力を有するガスとヘリウムガス、アルゴン
ガス、窒素ガスなどの不活性ガスとの混合ガスに
よつて加熱還元する方法、市販の雲母チタン系顔
料に二酸化チタンを混合し、該混合物を上記の方
法によつて加熱還元する方法、又は市販の雲母チ
タン系顔料に金属チタンを混合し、該混合物を真
空下で500℃〜1000℃好ましくは700℃〜900℃で
加熱還元するなどの方法を挙げることができる。
更にはデユポンの特許(特公昭43−25644号公報)
に見られるようなチタンの無機酸塩(たとえば硫
酸チタニル)の水溶液を前述した雲母の存在下で
加水分解し、雲母粒子表面に含水二酸化チタンを
析出させ、これを500℃〜1000℃で好ましくは700
℃〜900℃の温度で水素ガス及びアンモニアガス
などの還元力を有するガスの一種又は二種以上に
よつて、あるいはこれら還元力を有するガスとヘ
リウムガス、アルゴンガス、窒素ガスなどの不活
性ガスとの混合ガスによつて加熱還元するか、あ
るいは雲母粒子表面に含水二酸化チタンを析出さ
せたのち加熱し雲母チタンを生成させてこれを上
記市販の雲母チタン系顔料と同様な方法で還元し
ても良い。又、還元の方法は上述の水素ガスやア
ンモニアガスのような還元ガスを用いる方法に限
定されるものではなく、雲母チタンを水素ガスな
どの還元炎を用いて還元する方法や、雲母をチタ
ン塩、例えば四塩化チタン液に懸濁させ、この懸
濁液を空気と水素の混合ガスの炎中で酸化分解さ
せる方法をとることもできる。つまり、本発明の
有色の雲母チタン系顔料は雲母粒子表面が二酸化
チタンと低次酸化チタン、又は低次酸化チタンで
被覆されてなる有色の雲母チタン系顔料であつ
て、その製法は公知のいずれの方法でもよく、特
に制限はない。 雲母を被覆する二酸化チタンと低次酸化チタン
又は低次酸化チタンの量は広い範囲で変化させる
ことができ、通常雲母(100重量部)に対して、
二酸化チタンが0から60重量部の量まで、低次酸
化チタンが0.01〜60重量部の量まで被覆すること
ができる。低次酸化チタンの量が雲母100重量部
に対して0.01重量部未満しか被覆していない場合
はできあがつた雲母チタンが有色にならない。
又、60重量部を超える場合は雲母の性質が極端に
悪くなり、粒子の凝集が強くなる。この性質は二
酸化チタンの量が雲母100重量部に対して60重量
部を超える場合も同様である。 なお、本発明において、全酸化チタン(二酸化
チタン+低次酸化チタン:なお、還元前後で雲母
との重量比、あるいは層厚には殆ど変化がない)
の幾何学的層厚が40mμ未満であると、外観色自
体が銀灰色〜黒色の無彩色となる傾向が強く、有
色となりにくい。 また、本発明において、層厚が40mμ以上であ
ると干渉色と同系色の外観色が得られ、具体的な
製品として金色、赤色、菫色、青色、又は緑色の
干渉色を呈し、該干渉色と同系色の外観色を有す
るものが得られる。 なお、一般に使用される雲母において、前述し
たように幾何学的層厚を40mμ以上とするために
は、全酸化チタン/雲母が重量比で35/65以上で
あることが好適である。 次に本発明を実施例により説明する。例中に部
とあるのは重量部を表わす。 実施例 1 雲母50部をイオン交換水500部に添加して十分
に攪拌し均一に分散させた。得られた分散液に濃
度40重量%の硫酸チタニル水溶液208.5部を加え
て、攪拌しながら加熱し6時間沸騰させた。放冷
後、過水洗し900℃で焼成して、二酸化チタン
で被覆された雲母(雲母チタン)90部を得た。次
に得られた雲母チタンを流速3/minのアンモ
ニアガス気流下で800℃、4時間の還元処理を行
ない、冷却後、粉末を回収した。得られた粉末は
外観色、干渉色ともに鮮やかな青色の真珠光沢を
呈するものであつた。 この製品である青色の雲母チタン系顔料の粒子
の表面状態は第1図の走査型電子顕微鏡写真に示
すとおりである。これによれば、製品である青色
の雲母チタン系顔料の粒子一個の表面が微粒子状
のもので充分に被覆されている状態を観察するこ
とができる。 また、この製品である青色の雲母チタン系顔料
のX線回析図(Cu−Kα線)は第2図に示すとお
りであり、これによれば雲母の回折ピークの他に
回折角(ブラツグ角2θ)25.3°付近にピークが認
められる。これはアナターゼ型二酸化チタンの最
強ピークの101に相当している。又、2θ=43.3°付
近にややブロードのピークが認められるが、この
ピークは一酸化チタン(TiO)に窒素(N)が含
まれる酸化窒化チタンの最強ピークの200に相当
しており、本実施例で得られた製品である青色の
雲母チタン系顔料は二酸化チタンと酸化窒化チタ
ンによつて雲母粒子表面が被覆されていることが
分かる。 なお、第4図には還元処理を行なつていない二
酸化チタン被覆雲母のX線回折図が示されてい
る。同図に示す回折図では、前記酸化窒化チタン
のピーク(2θ=43.3°)は殆ど認められず、本実
施例品と還元処理を行なつていない二酸化チタン
被覆雲母は、まつたく異なる製品であることが理
解される。 さらに、雲母粒子表面を被覆している二酸化チ
タンと低次酸化チタンの量を下記に示す方法によ
つて決定した。 (1) 還元処理を行なう前の試料と還元処理後の試
料を各々メノー製ボールミルを用いて粉砕処理
し、雲母を無定形化した。該試料をX線回折
(Cu−Kα線)の粉末測定法により、二酸化チ
タンの回折線と低次酸化チタンの回折線の強度
を求め、その強度を、別に求めた雲母と二酸化
チタンの混合比、及び低次酸化チタンの混合比
既知の回折強度の検量線と対比させて二酸化チ
タンと低次酸化チタンの量を求めた。 (2) 低次酸化チタンは大気中で焼成することによ
つて全て二酸化チタンに変ることから、還元処
理を行なつた試料について重量分析を行ない低
次酸化チタンの量を定量した。すなわち、20ml
入磁性ルツボに試料約5gを正確に秤り、大気
中800℃で4時間熱処理した。放冷後重量増加
分を正確に測定し、その重量増加分から低次酸
化チタンの量を定量した。 上記の方法によつて製品である青色の雲母チタ
ン系顔料中の二酸化チタンと低次酸化チタンの量
を求めると、この製品である青色の雲母チタン系
顔料は、雲母100重量部に対して6.4重量部の二酸
化チタンと33.6重量部の低次酸化チタンが雲母表
面を被覆してなる青色の雲母チタン系顔料であ
る。 なお、前述したように本実施例にかかる顔料は
外観色と同系色の干渉色、すなわち青色の干渉色
を有するため、前記第1表より120〜135mμの層
厚であることが示唆される。 実施例 2 雲母50部をイオン交換水500部に添加して十分
に攪拌し均一に分散させた。得られた分散液に濃
度40重量%の硫酸チタニル水溶液312.5部を加え
て、攪拌しながら加熱し6時間沸騰させた。放冷
後、過水洗し900℃で焼成して、表面が二酸化
チタンで被覆された雲母(雲母チタン)100部を
得た。次に得られた雲母チタンを流速1/min
のアンモニアガスと流速3/minの窒素ガスと
の混合ガス気流下で800℃、4時間の還元処理を
行ない、冷却後、粉末を回収した。得られた粉末
は外観色、干渉色ともに鮮やかな緑色の真珠光沢
を呈した。 この製品である緑色の雲母チタン系顔料のX線
回折図(Cu−Kα線)を第3図に示す。これによ
ると実施例1の場合と同様に、雲母の回折ピーク
の他に回折角(ブラツグ角2θ)25.3°付近にアナ
ターゼ型二酸化チタンの最強ピークの(101)が、
また2θ=43.3°付近にややブロードの一酸化チタ
ン(TiO)に窒素(N)が含まれる酸化窒化チタ
ンの最強ピークの(200)が認められており、本
実施例で得られた緑色の雲母チタン系顔料は二酸
化チタンと酸化窒化チタンによつて雲母粒子表面
が被覆されていることが分かる。また雲母粒子表
面に被覆されている二酸化チタンと低次酸化チタ
ンの量を実施例1と同様の方法によつて定量し
た。その結果この製品である緑色の雲母チタン系
顔料は雲母100重量部、二酸化チタン3.8重量部及
び低次酸化チタン46.2重量部が被覆してなる緑色
の雲母チタン系顔料であることが判つた。 なお前述したように本実施例にかかる顔料は緑
色の干渉色を有するため、前記第1表より135〜
155mμの層厚であることが示唆される。 実施例 3 雲母50部をイオン交換水500部に添加して十分
に攪拌し均一に分散させた。得られた分散液に濃
度40重量%の硫酸チタニル水溶液208.5部を加え
て、攪拌しながら加熱し6時間沸騰させた。放冷
後、過・水洗し100℃で乾燥し、雲母チタン90
部を得た。該生成物を流速3/minのアンモニ
アガス気流下で900℃、3時間の還元処理を行な
い冷却後、粉末90部を回収した。得られた粉末は
外観色、干渉色ともに鮮やかな青色の真珠光沢を
呈するものであつた。また雲母粒子表面を被覆し
ている二酸化チタンと低次酸化チタンの量は、二
酸化チタンが、核となつている雲母100部重量部
に対して4.6重量部、低次酸化チタンが同じく
35.4重量部であつた。 なお本実施例にかかる顔料は青色の干渉色を有
するため、前記第1表より120〜135mμの層厚で
あることが示唆される。 実施例 4 雲母50部をイオン交換水500部に添加して十分
に攪拌し均一に分散させた。得られた分散液に濃
度40重量%の硫酸チタニル水溶液312.5部を加え
て、攪拌しながら加熱し6時間沸騰させた。放冷
後、過水洗し900℃で焼成して、二酸化チタン
で被覆された雲母(雲母チタン)100部を得た。
次に得られた雲母チタン100部に金属チタン1.2部
を混合し、該混合物をオイル拡散ポンプを用いて
10-3torr以下の真空度にて、800℃で4時間加熱
還元した。冷却後、粉末101.2部を得た。得られ
た粉末は外観色、干渉色ともに真珠光沢のある鮮
やかな青緑色の粉末であつた。またこの製品であ
る青緑色の雲母チタン系顔料において雲母を被覆
している二酸化チタンと低次酸化チタンの量を実
施例1記載中の定量方法(1)と(2)によつて求める
と、二酸化チタンが雲母100部重量部に対して
40.5重量部、低次酸化チタンが9.5重量部である
ことが判つた。 なお本実施例にかかる顔料は青緑色の干渉色を
有するので、前記第1表より130〜140mμの層厚
であることが示唆される。 実施例 5〜8 市販(米国マール社製)の干渉色を有する雲母
チタン系真珠光沢顔料4種類を各50部とり、還元
ガスの種類、ガス流速、還元温度、還元時間を変
えて各々還元した。放冷後、生成物50部を得た。
得られた粉末の色、干渉色を肉眼で観察し、色調
をカラーアナライザー607(日立製作所)を用いて
粉末セル法で測色した(色相(H).明度
(V)./彩度(C))。また二酸化チタンと低次酸化
チタンの量を実施例1記載の定量法(1)と(2)によつ
て求めた。結果を第2表に示す。 実施例 9〜12 市販(米国マール社製)の干渉色を有する雲母
チタン系真珠光沢顔料4種類を各50部とり、金属
チタンの混合量を変えて、該混合物と拡散ポンプ
を用いて10-3torr以下の真空度にして800℃で4
時間加熱還元した。冷却後、得られた粉末の色、
干渉色を肉眼で観察し色調をカラーアナライザー
607を用いて粉末セル法で測色した(色相(H).
明度(V)./彩度(C))。
【表】 また二酸化チタンと低次酸化チタンの量を実施
例1記載の定量法(1)と(2)によつて求めた。結果を
第3表に示す。
【表】 前記実施例5〜12においても、いずれも干渉色
は金色〜緑色であり、40〜155mμの層厚であるこ
とが示唆される。 次に、以上の実施例1〜12で得られた製品であ
る有色の雲母チタン系顔料の顔料特性を試験し
た。比較のため米国マール社から市販されている
有色の雲母チタン系真珠光沢顔料(従来の雲母チ
タン系顔料に有色顔料を添加したもの)の顔料特
性を同様に試験した。比較した市販の有色雲母チ
タン系真珠光沢顔料には、実施例1〜12の製品で
ある有色の雲母チタン系顔料の色調と対応するも
のを選んでいる。結果を第4表に示す。
【表】 また、市販品の組成は第5表に示す通りであ
る。
【表】 試験項目は酸安定性、アルカリ安定性、光安定
性、熱安定性、分散安定性であり、試験方法と試
験結果は次のとおりである。 酸安定性試験 本発明の製品である有色の雲母チタン系顔料お
よび市販の有色雲母チタン系真珠光沢顔料1.5gを
それぞれ共栓付50ml入り試験管に入れ、これに
2N塩酸水溶液30mlを加えて分散後、試験管立て
に立てて静置し、24時間後の色調を肉眼で観察し
た。結果を第6表に示す。 第6表の結果から明らかなように本発明の製品
である有色の雲母チタン系顔料は酸に対して全て
安定であつたが、市販の有色雲母チタン系真珠光
沢顔料はいずれも不安定で徐々に褪色し、24時間
後には市販品のクロイゾネレツドは白色に変化
し、クロイゾネゴールド、クロイゾネブルー、ク
ロイゾネグリーンは色調が薄く白つぽくなり、真
珠光沢も極端に低下した。このように本発明の製
品である有色の雲母チタン系顔料は酸安定性に優
れていることがわかる。
【表】
【表】 アルカリ安定性試験 本発明の製品である有色の雲母チタン系顔料お
よび市販の有色雲母チタン系真珠光沢顔料1.5gを
それぞれ共栓付50ml入り試験管に入れ、これに
2N苛性ソーダ水溶液30mlを加えて分散後、試験
管立てに静置し24時間後の色調を肉眼で観察し
た。結果を第7表に示す。
【表】
【表】 第7表の結果から明らかなように、本発明の製
品である有色の雲母チタン系顔料はアルカリに対
して全く安定なのに対して、市販の有色雲母チタ
ン系真珠光沢顔料はいずれも不安定で徐々に褪色
し、24時間後には市販品のクロイゾネレツドとク
ロイゾネブルーは白色に変化し、クロイゾネゴー
ルド、クロイゾネグリーンは色調がうすく白つぽ
くなり、真珠光沢も極端に低下した。このように
本発明の製品である有色の雲母チタン系顔料はア
ルカリ安定性に優れていることがわかる。 光安定性試験 本発明の製品である有色の雲母チタン系顔料お
よび市販の有色雲母チタン系真珠光沢顔料をそれ
ぞれタルク(浅田製粉社製)と3:7の割合で混
合し、該混合物2.5gをそれぞれ厚さ3mm、一辺20
mmの正方形のアルミ製中皿に成型し、これにキセ
ノンランプを30時間照射した。照射後の色調と照
射前の色調をカラーアナライザー607を用いて測
色して、測色値から照射前後の色差(ΔE)を求
めた。 結果を第8表に示す。
【表】
【表】 第8表の結果から明らかなように本発明の製品
である有色の雲母チタン系顔料は照射前後で色差
(ΔE)が0.5以下とほとんど変らず、肉眼ではほ
とんど色調の差が半別できないのに対して、市販
品のクロイゾネレツドやクロイゾネゴールドがそ
れぞれ35.3,18.0と極端に大きく、肉眼でも色調
の変化が明瞭であつた。また、クロイゾネグリー
ンやクロイゾネブルーもそれぞれ色差6.0,5.2と
大きく、肉眼でもはつきりと色調変化を起してい
ることが認められた。 熱安定性試験 本発明の製品である有色の雲母チタン系顔料お
よび市販の有色雲母チタン系真珠光沢顔料を各々
20ml入磁性ルツボに3g秤り取り、大気中で200
℃、300℃、400℃、500℃の各温度条件下、2時
間熱処理した。処理後の粉末をカラーアナライザ
−607で測色し、処理前の顔料との色差(ΔE)を
求めた。また色調変化を肉眼観察した、各々の結
果を第9表に示す。 第9表の結果から明らかなように本発明の製品
である有色の雲母チタン系顔料は、400℃までは
色差0.5以下で肉眼ではほとんど色調に変化がな
く安定である。500℃になると黄白色に変化する。
これは雲母粒子表面の低次酸化チタンが酸化され
酸化チタンに変化したためである。即ち本発明の
製品である有色の雲母チタン系顔料は500℃未満
の温度まで安定であることがわかる。これに対
し、市販品のクロイゾネレツドやクロイゾネブル
ーは、200℃で色差がそれぞれ3.2,3.5となり、
肉眼でも色調変化がはつきりみられる。300℃に
なると色調が36.4,26.2とさらに大きくなり色調
も赤から黄赤色に、青から赤茶色に変化する。即
ちクロイゾネレツドとクロイゾネブルーは200℃
で色調が変化することから熱安定性に劣ることが
わかる。クロイゾネグリーンは400℃で色差が7.8
となり、彩度が低下し暗緑色に変化する。即ち
400℃未満までは安定であるが、それ以上の温度
では不安定である。クロイゾネゴールドに限つて
は500℃になつても多少彩度が劣る程度であり、
色差も1.0以下で安定性が高い。
【表】
【表】 分散(色分れ)安定性試験 本発明の製品である有色の雲母チタン系顔料お
よび市販の有色雲母チタン系真珠光沢顔料をそれ
ぞれ1.0g、共栓目盛付50ml試験管に入れ、これに
0.2重量%のヘキサタリン酸水溶液50mlを加えて、
ポリトロンにて30秒間分散させ、更にこの分散液
を超音波にて分散させた。分散後、試験管立てに
て静置し、静置直後、5分間後、10分間後、30分
間後、1時間後の分散状態を肉眼で観察した。結
果は第10表に示す通りであつた。 第10表の結果から明らかなように本発明の製品
である有色の雲母チタン系顔料は、1時間静置後
も均一に分散しているのに対して、市販品のクロ
イゾネブルーとクロイゾネレツドは、静置後5分
間で沈降がみられ、しかも上澄液が青色や赤色を
していた。これは、。単に混合した紺青やカーミ
ンが分離したためである。クロイゾネグリーン
は、静置後30分で沈降がみられ、しかも上澄液の
方が沈降した粒子の緑色より、濃い緑色をしてい
た。これは単に混合した酸化クロムが分離したた
めである。クロイゾネゴールドは、1時間静置後
も均一に分散していた。 以上の各試験結果から明らかなように、本発明
の製品である有色の雲母チタン系顔料は、酸、ア
ルカリ、光に対してまつたく変化がなく安定であ
り、熱に対しても500℃未満の温度までは安定で、
色調変化を起さない。また、分散性に優れ、色分
れを起さず、優れた顔料特性を有するものであ
る。
【表】
【表】 ×印;色分れを伴い完全に沈降する

【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で得られた製品である外観
色、干渉色とともに鮮やかな青色の真珠光沢を呈
した雲母チタン系顔料の走査型電子顕微鏡写真
(30000倍)であり、第2図は実施例1の製品であ
る雲母チタン系顔料のX線回折図(Cu−Kα線)
である。第3図は実施例2で得られた製品である
外観色、干渉色ともに鮮やかな緑色の真珠光沢を
呈した雲母チタン系顔料のX線回折図(Cu−Kα
線)である。第4図は還元処理を行なつていない
二酸化チタン被覆雲母のX線回折図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 雲母表面が、二酸化チタンと低次酸化チタ
    ン、又は低次酸化チタンで被覆されてなる有色の
    雲母チタン系顔料。 2 特許請求の範囲1項記載の雲母チタン系顔料
    において、雲母は薄片状雲母よりなり、干渉色と
    同系色の外観色を持つことを特徴とする雲母チタ
    ン系顔料。 3 特許請求の範囲2項記載の雲母チタン系顔料
    において、雲母表面上での全酸化チタンの幾何学
    的層厚が40mμ以上であることを特徴とする雲母
    チタン系顔料。 4 特許請求の範囲1項記載の雲母チタン系顔料
    において、全酸化チタン/雲母が重量比で35/65
    以上であることを特徴とする雲母チタン系顔料。
JP265183A 1983-01-11 1983-01-11 雲母チタン系顔料 Granted JPS59126468A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP265183A JPS59126468A (ja) 1983-01-11 1983-01-11 雲母チタン系顔料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP265183A JPS59126468A (ja) 1983-01-11 1983-01-11 雲母チタン系顔料

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30682689A Division JPH0379673A (ja) 1989-11-27 1989-11-27 有色雲母チタン系顔料の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59126468A JPS59126468A (ja) 1984-07-21
JPH0461032B2 true JPH0461032B2 (ja) 1992-09-29

Family

ID=11535256

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP265183A Granted JPS59126468A (ja) 1983-01-11 1983-01-11 雲母チタン系顔料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59126468A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0601761A1 (en) * 1992-11-30 1994-06-15 Shiseido Company Limited Manufacturing method of pigment including lower titanium oxide
JP2008127273A (ja) * 2006-11-24 2008-06-05 Nippon Koken Kogyo Kk 還元型薄片状高虹彩色酸化チタン組成物とその製法

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4623396A (en) * 1983-09-14 1986-11-18 Shiseido Company Ltd. Titanium-mica composite material
JPS61192749A (ja) * 1985-02-21 1986-08-27 Hinode Kagaku Kogyo Kk 導電性雲母粉末およびその製造法
JPS61225264A (ja) * 1985-03-29 1986-10-07 Shiseido Co Ltd 有色真珠光沢塗料
DE3808070A1 (de) * 1988-03-11 1989-09-21 Basf Ag Verfahren zur herstellung von besonders blaustichigen perlglanzpigmenten
DE3813335A1 (de) * 1988-04-21 1989-11-02 Basf Ag Metalloxidbeschichtete aluminiumpigmente
JPH04126811A (ja) * 1990-09-17 1992-04-27 Shin Etsu Chem Co Ltd スイミングキャップ
JPH0688041A (ja) * 1992-09-04 1994-03-29 Shin Etsu Chem Co Ltd マーキング剤及びシリコーンゴム成形品
DE4419089A1 (de) * 1994-06-01 1995-12-07 Basf Ag Verwendung von Interferenzpigmenten zur Herstellung von fälschungssicheren Wertschriften und Verpackungen
JP3542388B2 (ja) * 1994-10-11 2004-07-14 株式会社資生堂 低次酸化チタン含有顔料及びその製造方法
DE19511696A1 (de) * 1995-03-30 1996-10-02 Basf Ag Glanzpigmente auf Basis reduzierter titandioxidbeschichteter silikatischer Plättchen
DE19511697A1 (de) * 1995-03-30 1996-10-02 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von blaustichigen Glanzpigmenten
US6129784A (en) * 1997-09-30 2000-10-10 Shiseido Co., Ltd. Color titanated mica pigment and coated-body using the same
US7022409B2 (en) 1999-03-23 2006-04-04 Shiseido Co., Ltd. Pleochroism powder and pleochroism printed article
JP3745688B2 (ja) * 2002-01-22 2006-02-15 メルク株式会社 化粧用体質顔料およびその製造方法
JP2008120914A (ja) * 2006-11-13 2008-05-29 Nippon Koken Kogyo Kk 黒色真珠光沢粉体およびその製造方法
EP2030797A1 (de) 2007-08-25 2009-03-04 Mondi Business Paper Services AG Optisch thermisch beschreibbare Nanobeschichtung

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5632842B2 (ja) * 1972-09-18 1981-07-30
JPS5265528A (en) * 1975-11-26 1977-05-31 Kansai Paint Co Ltd Thermosetting powder coating composition for metallic finish
US4134776A (en) * 1977-12-27 1979-01-16 The Mearl Corporation Exterior grade titanium dioxide coated mica

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0601761A1 (en) * 1992-11-30 1994-06-15 Shiseido Company Limited Manufacturing method of pigment including lower titanium oxide
JP2008127273A (ja) * 2006-11-24 2008-06-05 Nippon Koken Kogyo Kk 還元型薄片状高虹彩色酸化チタン組成物とその製法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59126468A (ja) 1984-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0461032B2 (ja)
US4948631A (en) Preparation of particularly bluish pearl luster pigments
JP2585128B2 (ja) 有色微粒子無機顔料
JPH0461033B2 (ja)
JP3132918B2 (ja) 赤色系顔料及びその製造方法
JP2577777B2 (ja) アルミニウム含有酸化鉄を基礎とする小板状二相顔料およびその製造法
US6056815A (en) Methods and compositions related to pearlescent pigments
EP0707050B1 (en) Pigment containing low-order titanium oxide and method of manufacturing the same
US6616747B2 (en) Process for producing granular hematite particles
JPH08259840A (ja) 赤色系顔料及びその製造方法
JP2514003B2 (ja) 雲母チタン系複合材料
JP2646454B2 (ja) 被覆顔料
JP3683951B2 (ja) 黄色系鱗片状粉体
JPH0781093B2 (ja) チタン化合物で被覆された雲母
JPH01158077A (ja) 有色雲母チタン系材料
JPH058168B2 (ja)
JP3884526B2 (ja) 雲母系複合材料およびその製造方法
JPH0420031B2 (ja)
JPH0511153B2 (ja)
JPH05156174A (ja) チタンと亜鉛で被覆した顔料及びその製造法並びにそれを配合した化粧料
JPH06211521A (ja) 低次酸化チタン含有顔料の製造方法
JPH10110113A (ja) 有色ステンレスフレーク顔料及び有色金属光沢塗料
JPS60170670A (ja) チタン化合物で被覆された雲母
JPH08176459A (ja) パール光沢を持つ板状硫酸バリウム及び製造方法
JPH0363591B2 (ja)