JPH10110377A - 織編物およびその製造方法 - Google Patents
織編物およびその製造方法Info
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- JPH10110377A JPH10110377A JP8264133A JP26413396A JPH10110377A JP H10110377 A JPH10110377 A JP H10110377A JP 8264133 A JP8264133 A JP 8264133A JP 26413396 A JP26413396 A JP 26413396A JP H10110377 A JPH10110377 A JP H10110377A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】フィラメント織物でありながら、表面に微起毛
が付与され、ソフトなタッチで、高品位な布帛を得るこ
とができ、また、布帛擦過用粗面材の耐久性が長くな
り、長時間、均一に製造すること。 【解決手段】単糸繊度0.01〜10デニール、総デニ
ール20〜500dの合成繊維マルチフィラメント糸を
含み、表面毛羽の平均毛羽長が0.5mm以下であり、
かつ平均毛羽密度が、100本/mm2 以上であること
を特徴とする織編物。
が付与され、ソフトなタッチで、高品位な布帛を得るこ
とができ、また、布帛擦過用粗面材の耐久性が長くな
り、長時間、均一に製造すること。 【解決手段】単糸繊度0.01〜10デニール、総デニ
ール20〜500dの合成繊維マルチフィラメント糸を
含み、表面毛羽の平均毛羽長が0.5mm以下であり、
かつ平均毛羽密度が、100本/mm2 以上であること
を特徴とする織編物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、織編物に関する。
さらに詳細には合成繊維フィラメントを含む織編物であ
って、表面に微細な毛羽を有する織編物およびその製造
方法に関するものである。
さらに詳細には合成繊維フィラメントを含む織編物であ
って、表面に微細な毛羽を有する織編物およびその製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】表面に微起毛を有する布帛はエメリーパ
ーパーを用いたバフ加工などによって得られることはよ
く知られている。
ーパーを用いたバフ加工などによって得られることはよ
く知られている。
【0003】布帛の表面を擦過処理する方法および装置
に関し、特公平6−41665号で提案されているが、
フィラメント織編物には言及していない。
に関し、特公平6−41665号で提案されているが、
フィラメント織編物には言及していない。
【0004】すなわち、毛羽を有し、布帛を柔軟化、ピ
ーチタッチ感のある表面品位に加工する方法はよく知ら
れているが、フィラメント織編物であって、微細で均一
な密度で分布し、かつ高密度な毛羽により、布帛の表面
が覆われたピーチタッチ感のあるフィラメント織編物は
従来知られていなかった。
ーチタッチ感のある表面品位に加工する方法はよく知ら
れているが、フィラメント織編物であって、微細で均一
な密度で分布し、かつ高密度な毛羽により、布帛の表面
が覆われたピーチタッチ感のあるフィラメント織編物は
従来知られていなかった。
【0005】薄地でフィラメント織物は、婦人用ブラウ
ス、裏地などの用途に用いられるが、直接肌に触れる衣
料として着用されることが多く、肌触りが悪いとか暖か
みに欠けるなどの問題点があった。フィラメント織物か
らなる布帛の表面にも毛羽を付与しようとする試みはあ
るが、従来のバフ加工では、薄地では、長さ方向の張力
によって、擦過時に波打ち現象を発生し、それによって
タテ方向にバンド状の擦過ムラ(実質的に毛羽出しされ
ない部分がタテ方向に連続するもの)が発生し、均一処
理が出来なかった。
ス、裏地などの用途に用いられるが、直接肌に触れる衣
料として着用されることが多く、肌触りが悪いとか暖か
みに欠けるなどの問題点があった。フィラメント織物か
らなる布帛の表面にも毛羽を付与しようとする試みはあ
るが、従来のバフ加工では、薄地では、長さ方向の張力
によって、擦過時に波打ち現象を発生し、それによって
タテ方向にバンド状の擦過ムラ(実質的に毛羽出しされ
ない部分がタテ方向に連続するもの)が発生し、均一処
理が出来なかった。
【0006】また擦過回転羽根は実願平4−30159
号で提示されているが、5000m以上加工すると研磨
フィルムが接着されている金属板が両端より折れて、中
央部と耳部とで加工ムラが発生し、又、折れた羽根の金
属板のとりかえに時間がかかるため作業性が悪く、高耐
久性の擦過回転羽根がなかった。
号で提示されているが、5000m以上加工すると研磨
フィルムが接着されている金属板が両端より折れて、中
央部と耳部とで加工ムラが発生し、又、折れた羽根の金
属板のとりかえに時間がかかるため作業性が悪く、高耐
久性の擦過回転羽根がなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は前述し
た欠点を改良し、フィラメント織編物の表面に均一に微
起毛が付与されたピーチタッチ感を有する織編物および
その製造方法を提供することにある。
た欠点を改良し、フィラメント織編物の表面に均一に微
起毛が付与されたピーチタッチ感を有する織編物および
その製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の織編物は前記課
題を解決するため構成を有する。
題を解決するため構成を有する。
【0009】すなわち、単糸繊度0.01〜10デニー
ル、総デニール20〜500dの合成繊維マルチフィラ
メント糸を含み、表面毛羽の平均毛羽長が0.5mm以
下であり、かつ平均毛羽密度が、100本/mm2 以上
であることを特徴とする織編物である。
ル、総デニール20〜500dの合成繊維マルチフィラ
メント糸を含み、表面毛羽の平均毛羽長が0.5mm以
下であり、かつ平均毛羽密度が、100本/mm2 以上
であることを特徴とする織編物である。
【0010】また、本発明の織編物の製造方法は、前記
課題を解決するため、次の構成を有する。
課題を解決するため、次の構成を有する。
【0011】すなわち、合成繊維フィラメント糸を含む
織編物を布送り速度1〜20m/分で送りつつ、処理す
る該織編物へ接する粗面をもつフィルムと該フィルムの
織編物へ接しない面側に織編物幅方向の両端が角取りが
施された金属板が複数枚積層されてなる回転粗面材を用
い、回転数150〜400rpmで該織編物表面を擦過
加工することを特徴とする織編物の製造方法である。
織編物を布送り速度1〜20m/分で送りつつ、処理す
る該織編物へ接する粗面をもつフィルムと該フィルムの
織編物へ接しない面側に織編物幅方向の両端が角取りが
施された金属板が複数枚積層されてなる回転粗面材を用
い、回転数150〜400rpmで該織編物表面を擦過
加工することを特徴とする織編物の製造方法である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の織編物において用いる合
成繊維マルチフィラメント糸の単糸繊度は0.01〜1
0デニールとするものであり、0.1〜5デニールが特
に好ましい。0.01デニール未満の超極細繊維は均一
な毛羽がでにくく、10デニールを越えると繊維が太す
ぎてゴワゴワした風合となる問題がある。
成繊維マルチフィラメント糸の単糸繊度は0.01〜1
0デニールとするものであり、0.1〜5デニールが特
に好ましい。0.01デニール未満の超極細繊維は均一
な毛羽がでにくく、10デニールを越えると繊維が太す
ぎてゴワゴワした風合となる問題がある。
【0013】本発明でいう織編物は、ポリエステル、ポ
リアミド、ポリアクリル、アセテート等からなる合成繊
維マルチフィラメント糸を単独および混用した織物、編
物等のことをいう。このうち特に本発明の効果が顕著に
発揮でき好ましいのは、ポリエステルのマルチフィラメ
ント糸からなる織編物、ポリアミドマルチフィラメント
糸からなる織物、トリコット等である。
リアミド、ポリアクリル、アセテート等からなる合成繊
維マルチフィラメント糸を単独および混用した織物、編
物等のことをいう。このうち特に本発明の効果が顕著に
発揮でき好ましいのは、ポリエステルのマルチフィラメ
ント糸からなる織編物、ポリアミドマルチフィラメント
糸からなる織物、トリコット等である。
【0014】さらに具体的には、延伸糸やウーリー糸、
ブレリヤ糸、およびその混繊糸を用いて平織タフタ、ツ
イル、ポンジー、中厚地のトロピカルサージ等である。
いずれも目付が30〜200g/m2 の薄地布帛もしく
は超薄地布帛が特に本発明の効果が大きく、さらに好ま
しくは50〜150g/m2 のものが効果が顕著に発揮
される。
ブレリヤ糸、およびその混繊糸を用いて平織タフタ、ツ
イル、ポンジー、中厚地のトロピカルサージ等である。
いずれも目付が30〜200g/m2 の薄地布帛もしく
は超薄地布帛が特に本発明の効果が大きく、さらに好ま
しくは50〜150g/m2 のものが効果が顕著に発揮
される。
【0015】なお、ウーリー糸やブレリヤ糸は毛羽出し
効果が顕著に発揮されるが、延伸糸(生糸)では表面を
軽く擦過することによって、合成繊維独特のギラギラ光
沢とヌメリ感の風合いを消失させ、自然感のある光沢と
スパンライクの風合いを付与することができる。スパン
糸、紡績糸など既に立毛されているものについては、表
面を毛羽出ししたり整毛する効果がある。また、処理時
間を長目に設定する等して擦過作用を高めることによっ
て、毛羽とり(剪毛)処理と抗ピル性を付与することも
可能である。
効果が顕著に発揮されるが、延伸糸(生糸)では表面を
軽く擦過することによって、合成繊維独特のギラギラ光
沢とヌメリ感の風合いを消失させ、自然感のある光沢と
スパンライクの風合いを付与することができる。スパン
糸、紡績糸など既に立毛されているものについては、表
面を毛羽出ししたり整毛する効果がある。また、処理時
間を長目に設定する等して擦過作用を高めることによっ
て、毛羽とり(剪毛)処理と抗ピル性を付与することも
可能である。
【0016】布帛の表面の微細な毛羽は衣料の用途によ
り適宜選択されるが、短くて多いものが好ましい。本発
明の平均毛羽長は、0.5mm以下の微細な毛羽である
が、0.01mm以上のものであることが十分な表面風
合を得る観点から好ましい。0.5mmを越える長い立
毛は布帛の強度を大きく低下させるだけでなく、表面品
位が悪くなる問題がある。より好ましくは0.1〜0.
3mmの長さの揃った立毛の存在である。
り適宜選択されるが、短くて多いものが好ましい。本発
明の平均毛羽長は、0.5mm以下の微細な毛羽である
が、0.01mm以上のものであることが十分な表面風
合を得る観点から好ましい。0.5mmを越える長い立
毛は布帛の強度を大きく低下させるだけでなく、表面品
位が悪くなる問題がある。より好ましくは0.1〜0.
3mmの長さの揃った立毛の存在である。
【0017】また、本発明における平均毛羽密度は、布
帛の任意の場所において100本/mm2 以上である。
さらに、平均毛羽密度は、225本/mm2 以上である
ことは好ましい。
帛の任意の場所において100本/mm2 以上である。
さらに、平均毛羽密度は、225本/mm2 以上である
ことは好ましい。
【0018】前記の平均毛羽密度は下記するように、5
ヶ所の平均値であるが、平均する前の個々の毛羽密度
が、本発明においては、布帛のどの部分においても、1
00本/mm2 以上であり、225本/mm2 以上であ
ることが好ましい。
ヶ所の平均値であるが、平均する前の個々の毛羽密度
が、本発明においては、布帛のどの部分においても、1
00本/mm2 以上であり、225本/mm2 以上であ
ることが好ましい。
【0019】本発明でいう平均毛羽長および平均毛羽密
度は、以下のようにして測定する。すなわち、布帛を2
つ折りにして、折られた直線状の毛羽を“マイクロリー
ダープリンター3500”(リコー(株)製)を用い
て、下部から光線を入れて毛羽の影を撮影する。2つ折
りにして、タテ糸方向およびヨコ糸方向をそれぞれ5ヶ
所撮影する。得られた撮影写真から、毛羽長、毛羽数を
実測し、平均値から平均毛羽長(mm)および平均毛羽
密度(本/mm)を求める。なお、毛羽とは繊維が切断
されている状態のものを指す。撮影倍率は20〜40倍
が好ましい。
度は、以下のようにして測定する。すなわち、布帛を2
つ折りにして、折られた直線状の毛羽を“マイクロリー
ダープリンター3500”(リコー(株)製)を用い
て、下部から光線を入れて毛羽の影を撮影する。2つ折
りにして、タテ糸方向およびヨコ糸方向をそれぞれ5ヶ
所撮影する。得られた撮影写真から、毛羽長、毛羽数を
実測し、平均値から平均毛羽長(mm)および平均毛羽
密度(本/mm)を求める。なお、毛羽とは繊維が切断
されている状態のものを指す。撮影倍率は20〜40倍
が好ましい。
【0020】かかる方法で評価した本発明および従来の
布帛の表面毛羽状態の例を図1に示す。
布帛の表面毛羽状態の例を図1に示す。
【0021】次に、本発明の織編物の製造方法について
説明する。
説明する。
【0022】本発明においては、前記合成繊維マルチフ
ィラメント糸からなる織編物を研磨フィルムを有する回
転粗面材を用い、該織編物表面に擦過加工を施すもので
ある。
ィラメント糸からなる織編物を研磨フィルムを有する回
転粗面材を用い、該織編物表面に擦過加工を施すもので
ある。
【0023】本発明で用いる研磨フィルムとは、表面に
研磨剤を接着させて、布帛に擦過効果を与える効果を有
するもののことをいう。例えば、ポリエステル、ポリエ
チレン、ポリ塩化ビニル等からなるフィルム表面に研磨
剤を接着させたものを好ましく用いることができる。
研磨剤を接着させて、布帛に擦過効果を与える効果を有
するもののことをいう。例えば、ポリエステル、ポリエ
チレン、ポリ塩化ビニル等からなるフィルム表面に研磨
剤を接着させたものを好ましく用いることができる。
【0024】研磨剤としては、酸化アルミナ(A砥粒、
WA砥粒)および炭化珪素(C砥粒、GC砥粒)が好ま
しい。前者は靭性に優れ、後者は砥粒のエッジがシャー
プであるという特徴がある。
WA砥粒)および炭化珪素(C砥粒、GC砥粒)が好ま
しい。前者は靭性に優れ、後者は砥粒のエッジがシャー
プであるという特徴がある。
【0025】粒度(粒番;N)は#8〜#3000の範
囲が好ましく、要求される毛羽質に応じ適宜選定され得
る。処理の目安として、30〜100g/m2 目付の薄
地には#180〜#800、好ましくは#240〜#6
00がよい。100〜200g/m2 目付の布帛には#
60〜#400、好ましくは#100〜#320がよ
い。
囲が好ましく、要求される毛羽質に応じ適宜選定され得
る。処理の目安として、30〜100g/m2 目付の薄
地には#180〜#800、好ましくは#240〜#6
00がよい。100〜200g/m2 目付の布帛には#
60〜#400、好ましくは#100〜#320がよ
い。
【0026】また、本発明で用いる回転粗面材とは、金
属板が積層されて、先端にかけて厚みが漸減したシャー
プな羽根状のもので布帛に擦過効果を与えるもののこと
をいう。
属板が積層されて、先端にかけて厚みが漸減したシャー
プな羽根状のもので布帛に擦過効果を与えるもののこと
をいう。
【0027】研磨効率等の観点から、かかる回転粗面材
は、処理する該織編物へ接する粗面をもつフィルムと該
フィルムの織編物へ接しない面側に織編物幅方向の両端
が角取りが施された金属板が複数枚積層されたものが好
ましい。
は、処理する該織編物へ接する粗面をもつフィルムと該
フィルムの織編物へ接しない面側に織編物幅方向の両端
が角取りが施された金属板が複数枚積層されたものが好
ましい。
【0028】本発明においては、この回転粗面材を回転
させて布帛表面を処理する。粗面材としては、羽根枚数
9〜30枚/ドラム、研磨材粒度#800〜#320の
ものを使用することができ、本発明の織編物の製造方法
においては、擦過処理は、加工速度1〜20m/分、回
転数150〜400rpmの条件で行うのが好ましい。
させて布帛表面を処理する。粗面材としては、羽根枚数
9〜30枚/ドラム、研磨材粒度#800〜#320の
ものを使用することができ、本発明の織編物の製造方法
においては、擦過処理は、加工速度1〜20m/分、回
転数150〜400rpmの条件で行うのが好ましい。
【0029】本発明で用いる回転粗面材は、粗面材の回
転数を増加せしめる観点から、図3に示す直角頂点より
3〜10mm内側のR形状および図4に示す角取り部の
内側の角度の和が270〜630度の範囲のものが好ま
しい。
転数を増加せしめる観点から、図3に示す直角頂点より
3〜10mm内側のR形状および図4に示す角取り部の
内側の角度の和が270〜630度の範囲のものが好ま
しい。
【0030】
【実施例】以下に実施例および比較例を説明するが、こ
れら実施例、比較例で示した布帛の評価および回転羽根
の評価は下記の方法によって行った。
れら実施例、比較例で示した布帛の評価および回転羽根
の評価は下記の方法によって行った。
【0031】[風合]処理前布帛に対するハンドリング
判定(1:1比較)で、同等もしくはソフト感および外
観からのイメージを官能評価し、次の3段階に分類し評
価した。
判定(1:1比較)で、同等もしくはソフト感および外
観からのイメージを官能評価し、次の3段階に分類し評
価した。
【0032】○:ピーチ感にすぐれ、極めてソフトであ
り風合良好。
り風合良好。
【0033】△:ピーチ感があり、ソフトなタッチであ
る。
る。
【0034】×:ピーチ感なし、風合不良。
【0035】[平均毛羽長、平均毛羽密度]明細書記載
の方法で布帛表面の毛羽を測定した。
の方法で布帛表面の毛羽を測定した。
【0036】[回転羽根]従来羽根と角取りされた羽根
をとりつけ、5000m、10000mの布帛を処理し
たのち羽根の折れた枚数を示した。
をとりつけ、5000m、10000mの布帛を処理し
たのち羽根の折れた枚数を示した。
【0037】また、羽根の折れた部分で処理された布帛
と通常羽根で処理された布帛とを比較し、 ○:色相変化のないもの △:色相変化が若干あるもの ×:色相変化が目立つもの とした。
と通常羽根で処理された布帛とを比較し、 ○:色相変化のないもの △:色相変化が若干あるもの ×:色相変化が目立つもの とした。
【0038】[実施例1]タテ糸およびヨコ糸に70デ
ニール、52フィラメントのポリアミドのマルチフィラ
メント原糸を用い、目付65g/m2 の平織タフタを製
織した。
ニール、52フィラメントのポリアミドのマルチフィラ
メント原糸を用い、目付65g/m2 の平織タフタを製
織した。
【0039】この織物を被処理布帛として、布帛の片面
を先の実願平4−30159号に記載された処理方法
で、粗面材の粒番を#600の方法にかえた以外は、次
の条件で処理した。
を先の実願平4−30159号に記載された処理方法
で、粗面材の粒番を#600の方法にかえた以外は、次
の条件で処理した。
【0040】 a.叩打擦過粗面材:研磨フィルム(砥粒:炭化珪素) b:粗面材の取りつけ枚数:1ドラム当たり9枚 c:粗面ドラム個数:2個 d:粗面体の回転数:200rpm e:加工張力 :20g/mm f:擦過圧力 :25g/mm g:加工速度 :6.0m/分 h:処理形態 :拡布連続処理(片面処理) 上記、擦過処理を実施し、加工工程通過性、および得ら
れた布帛について、風合、毛羽密度(本/mm)などの
評価を行った。結果を表1に示す。
れた布帛について、風合、毛羽密度(本/mm)などの
評価を行った。結果を表1に示す。
【0041】目付65g/m2 の薄地でありながら工程
通過性に問題も無く、スムーズに加工できて、布帛表面
は図1に示すように、短かい立毛が高密度に、しかも均
一に表面に存在し、肌ざわりも良く、暖かみのある、高
品位なものが得られた。
通過性に問題も無く、スムーズに加工できて、布帛表面
は図1に示すように、短かい立毛が高密度に、しかも均
一に表面に存在し、肌ざわりも良く、暖かみのある、高
品位なものが得られた。
【0042】
【表1】 [実施例2]タテ糸に50デニール、18フィラメント
のポリエステルマルチフィラメント延伸糸、ヨコ糸に7
5デニール、72フィラメントのポリエステルマルチフ
ィラメントのウーリー糸を用い、目付63g/m2 の平
織タフタに製織した。
のポリエステルマルチフィラメント延伸糸、ヨコ糸に7
5デニール、72フィラメントのポリエステルマルチフ
ィラメントのウーリー糸を用い、目付63g/m2 の平
織タフタに製織した。
【0043】この織物を被布帛処理として、擦過処理条
件は実施例1と同様に行った。
件は実施例1と同様に行った。
【0044】得られた織物の結果を併せて表1に示す。
実施例1と同様、高品位なものが得られた。
実施例1と同様、高品位なものが得られた。
【0045】[比較例1]被処理布を実施例1と同様に
擦過用回転体として、ロールに研磨紙を巻きつけたもの
を使用し通常のバフ加工(擦過処理)を施した。得られ
た織物の結果を表1に示す。布帛表面は図2に示すよう
に、短かい立毛を有するが、表面に均一には存在せず、
疎らであり、また、密度も少ないものであった。
擦過用回転体として、ロールに研磨紙を巻きつけたもの
を使用し通常のバフ加工(擦過処理)を施した。得られ
た織物の結果を表1に示す。布帛表面は図2に示すよう
に、短かい立毛を有するが、表面に均一には存在せず、
疎らであり、また、密度も少ないものであった。
【0046】このときの擦過処理は、擦過用回転体の回
転数を1000rpmとした以外は研磨紙の粒番、処理
速度は実施例1と同様とした。このときの擦過処理操作
はタテ張力が強いためヨコ糸がより多く擦過され、タテ
糸の方はほとんど擦過されなかった。ひずみが多く、工
程通過性が悪かった。
転数を1000rpmとした以外は研磨紙の粒番、処理
速度は実施例1と同様とした。このときの擦過処理操作
はタテ張力が強いためヨコ糸がより多く擦過され、タテ
糸の方はほとんど擦過されなかった。ひずみが多く、工
程通過性が悪かった。
【0047】[比較例2]被処理布帛を実施例2と同様
にし、擦過処理は比較例1と同様にした。得られた織物
の結果を表1に示す。得られた布帛は、比較例1と同
様、工程通過性が悪く、品位も低いものであった。
にし、擦過処理は比較例1と同様にした。得られた織物
の結果を表1に示す。得られた布帛は、比較例1と同
様、工程通過性が悪く、品位も低いものであった。
【0048】[実施例3]実施例1に使用した織物を使
用し、角取りされた回転羽根をとりつけ、加工速度20
m/分、回転数300rpmに変えた他は実施例1と同
条件で処理した。結果を表2に示す。
用し、角取りされた回転羽根をとりつけ、加工速度20
m/分、回転数300rpmに変えた他は実施例1と同
条件で処理した。結果を表2に示す。
【0049】加工量5000m、10000m加工して
も羽根の損傷はなく、加工布帛も均一なものであった。
も羽根の損傷はなく、加工布帛も均一なものであった。
【0050】
【表2】 [比較例3]実施例3と同じ織物を使用し、角取りされ
ていない、従来の回転羽根を使用した。結果を表2に示
す。5000m加工後羽根18枚のうち、6枚の羽根の
両端が折れており、又1000m加工では18枚全部に
ヒビが入り、16枚は完全に折れており、布帛も羽根の
折れた部分で処理されたものと、通常部とでは加工に不
均一さが目立った。
ていない、従来の回転羽根を使用した。結果を表2に示
す。5000m加工後羽根18枚のうち、6枚の羽根の
両端が折れており、又1000m加工では18枚全部に
ヒビが入り、16枚は完全に折れており、布帛も羽根の
折れた部分で処理されたものと、通常部とでは加工に不
均一さが目立った。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、フィラメント織物であ
りながら、表面に微起毛が付与され、ソフトなタッチ
で、高品位な布帛を得ることができ、また、布帛擦過用
粗面材の耐久性が長くなり、長時間、均一に製造するこ
とができる。
りながら、表面に微起毛が付与され、ソフトなタッチ
で、高品位な布帛を得ることができ、また、布帛擦過用
粗面材の耐久性が長くなり、長時間、均一に製造するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の織編物の一例の表面に存在する毛羽の
繊維の形状を示す顕微鏡写真トレース図である。
繊維の形状を示す顕微鏡写真トレース図である。
【図2】本発明の織編物の製造方法に用いる布帛擦過用
粗面材の一例をモデル的に示す概略正面図である。
粗面材の一例をモデル的に示す概略正面図である。
【図3】本発明の織編物の製造方法に用いる布帛擦過用
粗面材の他の一例をモデル的に示す概略正面図である。
粗面材の他の一例をモデル的に示す概略正面図である。
1:毛羽 2:布帛 a1:研磨フィルム b1〜b4:金属板 A:可撓部 B:非可撓部
Claims (3)
- 【請求項1】単糸繊度0.01〜10デニール、総デニ
ール20〜500dの合成繊維マルチフィラメント糸を
含み、表面毛羽の平均毛羽長が0.5mm以下であり、
かつ平均毛羽密度が、100本/mm2 以上であること
を特徴とする織編物。 - 【請求項2】合成繊維マルチフィラメント糸を含む織編
物を、研磨フィルムを有する回転粗面材を用い、該織編
物表面に擦過加工を施すことを特徴とする織編物の製造
方法。 - 【請求項3】回転粗面材が、処理する該織編物へ接する
粗面をもつフィルムと該フィルムの織編物へ接しない面
側に織編物幅方向の両端が角取りが施された金属板が複
数枚積層されてなることを特徴とする請求項2に記載の
織編物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8264133A JPH10110377A (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 織編物およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8264133A JPH10110377A (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 織編物およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10110377A true JPH10110377A (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17398927
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8264133A Pending JPH10110377A (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 織編物およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10110377A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007162189A (ja) * | 2005-12-16 | 2007-06-28 | Asahi Kasei Fibers Corp | 編地 |
| JP2009108453A (ja) * | 2007-11-01 | 2009-05-21 | Toray Ind Inc | スパンライク織物 |
| CN102051756A (zh) * | 2009-11-09 | 2011-05-11 | 富士纺控股公司 | 保温性优异的针织物和使用该针织物而成的贴身衣服 |
-
1996
- 1996-10-04 JP JP8264133A patent/JPH10110377A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007162189A (ja) * | 2005-12-16 | 2007-06-28 | Asahi Kasei Fibers Corp | 編地 |
| JP2009108453A (ja) * | 2007-11-01 | 2009-05-21 | Toray Ind Inc | スパンライク織物 |
| CN102051756A (zh) * | 2009-11-09 | 2011-05-11 | 富士纺控股公司 | 保温性优异的针织物和使用该针织物而成的贴身衣服 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050215 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051004 |