JPH10110599A - 穿孔装置及びロックボルト工法 - Google Patents

穿孔装置及びロックボルト工法

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JPH10110599A
JPH10110599A JP28298196A JP28298196A JPH10110599A JP H10110599 A JPH10110599 A JP H10110599A JP 28298196 A JP28298196 A JP 28298196A JP 28298196 A JP28298196 A JP 28298196A JP H10110599 A JPH10110599 A JP H10110599A
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久雄 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で施工性に優れた穿孔装置及
びロックボルト工法を提供すること。 【解決手段】 ケーシング20の先端に外開き可能
な先端ビット40を装着して穿孔した後、定着棒体30
を押込んで先端ビット40を貫挿させ、定着棒体30と
ケーシング20の周面間に供給した固結材51を孔50
内に吐出しながら先端ビット40共にケーシング20を
抜き取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は穿孔装置及びロック
ボルト工法に関する。
【0002】
【従来の技術】トンネル孔壁や切土斜面等の補強目的に
用いられるロックボルト工法は、先端ビットを具備す
る中空のロッドで削孔する第1工程、ロッドを抜き取
る第2工程、モルタル等の固化材を孔内に充填する第
3工程、孔内にロックボルトを挿入して定着する第4
工程を経て施工している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記したロックボルト
工法には次のような問題点がある。 〈イ〉 作業工程が少なくとも4工程となり、施工に時
間がかかるうえに、ロックボルトの挿入前にロッドを抜
き取るため、孔壁の崩落や孔の曲りが起きやすく、ロッ
クボルトの挿入が困難となる。さらにロックボルトの長
さに比例して重量が増すため、挿入できるロックボルト
長に限度がある。 〈ロ〉 前記したロックボルトの不都合を解消する方法
として、ロックボルトにケーシングを外装した二重管体
の先端にロストビットを設けて削孔した後、ケーシング
のみを抜き取ってロックボルトを地中に残置する方法が
提案されている。この方法にあっては、高価なロストビ
ットを地中に残置するため不経済であることが指摘され
ている。 〈ハ〉 固化材を注入する際は、削孔に用いたドリフタ
装置を取り外して、固化材注入用のスイベル装置に付け
替える必要がある。
【0004】本発明は以上の点に鑑みて成されたもの
で、その目的とするところは、構造が簡単で施工性に優
れた穿孔装置及びロックボルト工法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち請求項1に係る
発明は、定着棒体を内挿したケーシングの先端に先端ビ
ットを装着し、ケーシングに付与した回転力と打撃力を
先端ビットへ伝達して穿孔する穿孔装置において、前記
先端ビットの前面に収容口を形成し、前記収容口にカッ
タを収容し、前記カッタの周面が収容口から回転力を伝
達可能に接面すると共に、前記カッタの一部を枢支した
ことを特徴とする、穿孔装置である。請求項2に係る発
明は、定着棒体を内挿したケーシングの先端に先端ビッ
トを装着し、ケーシングに付与した回転力と打撃力を先
端ビットへ伝達して穿孔する穿孔装置において、前記先
端ビットの前面に非円形の収容口を形成し、前記収容口
にチップを有する複数の分割カッタを収容させて閉鎖
し、前記各分割カッタの周面が収容口から回転力を伝達
可能に接面すると共に、前記各分割カッタの一部を外開
き可能に枢支したことを特徴とする、穿孔装置である。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2におい
て、前記先端ビットの本体を複数の分割シャンクで構成
すると共に、これら複数の分割シャンクの中間部にナッ
トを螺着して構成することを特徴とする、穿孔装置であ
る。請求項4に係る発明は、請求項1又は請求項2にお
いて、前記定着棒体の先端に押圧力で塑性変形して拡開
する定着体を具備することを特徴とする、穿孔装置であ
る。請求項5に係る発明は、請求項4において、前記定
着体がすのこ状の帯板部を形成し、前記帯板部が先端ビ
ットのカッタを開扉できるだけの強度を有すると共に、
それ以上の打撃力が加わると帯板部の中間部が塑性変形
して拡開するように強度を設定したことを特徴とする、
穿孔装置である。請求項6に係る発明は、定着棒体を内
挿したケーシングの先端に先端ビットを装着し、ドリフ
タ装置とケーシングの間にアダプタ装置を介在し、アダ
プタ装置を介してケーシングに付与した回転力と打撃力
を先端ビットへ伝達して穿孔する穿孔装置において、前
記アダプタ装置が両端を開放し、ケーシングとの螺着手
段を有するハウジングと、前記ケーシングに内挿し、周
面にキー部材を有する伝達ロッドとより構成し、前記ハ
ウジング内に前記キー部材を挿通可能な挿通室と、前記
挿通室に連通した前記キー部材を収容可能な室とを形成
し、前記キー部材を収容可能な室内に、伝達ロッドの回
転力を伝達する回転伝達面と、伝達ロッドの軸方向の打
撃力を伝達する受撃面とを夫々形成したことを特徴とす
る、穿孔装置である。請求項7に係る発明は、請求項6
において、前記伝達ロッドの先端に、前記ハウジング内
に形成した挿通室を閉鎖可能な円板を設けると共に、ハ
ウジングの一部に固結材注入用の充填口を設けたことを
特徴とする、穿孔装置である。請求項8に係る発明は、
先端ビットを具備するケーシングに回転力と打撃力を付
与して穿孔した後、前記ケーシングに定着棒体を内挿
し、定着棒体とケーシングの周面間に供給した固結材を
孔内に吐出しながらケーシングを抜き取って定着棒体を
地中に残置して定着する、ロックボルト工法において、
前記請求項1〜請求項7のいずれかに記載の穿孔装置を
使用し、先端ビットを貫挿させて定着棒体を地中に定着
した後、定着棒体とケーシングの周面間に供給した固結
材を孔内に吐出しながら先端ビット共にケーシングを抜
き取ることを特徴とする、ロックボルト工法である。請
求項9にら係る発明は、請求項8において、穿孔後に定
着棒体の先端に設けた定着体に押圧力を加えて先端ビッ
トを外開きすると共に、孔内で拡開させて孔壁に食い込
ませて定着棒体の先端を定着することを特徴とする、ロ
ックボルト工法である。
【0006】
【発明の実施の形態1】以下図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。
【0007】〈イ〉装置の概要 図1〜図3に穿孔装置10の一例を示す。穿孔装置10
は中空のケーシング20と、ケーシング20に内挿され
るロックボルト等の定着棒30とよりなり、ケーシング
20及び定着棒30は夫々分割体を直接螺着するか又は
図示しないカプラーを介して螺着する等して、その全長
を調節できるようになっている。ケーシング10の先端
に後述する先端ビット40が取着され、ケーシング10
の基端から回転力と打撃力を受けて削孔できるようにな
っている。また定着棒30の先端には定着体31が設け
られている。以下、主要な構成要素について詳述する。
【0008】〈ロ〉先端ビット 図2の組立図を基に説明すると、先端ビット40は筒体
を軸方向に沿って分割した複数の分割シャンク41,4
1と、これらの分割シャンク41,41を一体化するナ
ット42と、各分割シャンク41の前部に開閉可能に枢
支された分割カッタ43,43とより構成されている。
【0009】分割シャンク41,41は共に同じ構造で
あるため、その片方について説明すると、分割シャンク
41の内側に軸路41aが形成されていると共に、その
前部に非円形の収容口41bが形成され、さらに軸路4
1aと収容口41bの境界に段差面41cが形成されて
いる。また分割シャンク41の前面及び前部外周面には
削孔用のチップ41d,41eが設けられている。
【0010】分割シャンク41の外周面にはねじ部41
f,41gが直列に形成してあって、中間のねじ部41
fにはナット42が螺合することで、両分割シャンク4
1,41を筒状に保持すると共に、基端のねじ部41g
をケーシング20の先端に螺着できるようになってい
る。分割カッタ43は両端に一対の支軸43a,43a
を有すると共に、その前面に削孔用のチップ43bが設
けられている。また分割カッタ32の一部に吐出孔43
cが設けられ、削孔時に水やエアを切羽に供給できるよ
うになっている。
【0011】各分割カッタ43,43は分割シャンク4
1,41の収容口41b,41b内に収容されると共
に、各分割カッタ43の支軸43a,43aが対向する
収容口41b,41bに外開き可能に枢支されている。
本発明で「外開き可能」とは、各分割カッタ43,43
の後退位置が分割シャンク41の全面と面一となる位置
で規制され、それ以上の回動が拘束される一方、支軸4
3aを中心とした分割カッタ43の外方へほぼ90度開
くことを意味するものである。要は削孔時は分割カッタ
43,43が閉じて分割シャンク41,41の前面と共
にカッタ面を構成し、ケーシング20の抜取り時におい
て分割カッタ43,43が外方へ開いて定着棒体30の
通過を許容できる構造になっていれば良い。したがっ
て、先端ビット40は図示した構造に限定されるもので
はなく、例えば図4に示すように一体もののシャンク4
1に支軸43aを装着して分割カッタ43の一部を開閉
自在に枢支したり、或いは図5に示すように一枚ものの
カッタ43bを開閉自在に枢支するようにした構造でも
よい。
【0012】〈ハ〉定着体 定着体31は地中で拡開して地山に定着し、定着棒体3
0を地中に残置するための治具で、例えば図示するよう
に筒体の周面に軸方向に沿って複数のスリット32を設
けると共に、スリット32間にすのこ状の帯板部33を
形成したものを採用でき、筒基端を定着棒体30に結束
又は溶接等で一体に連結されている。定着体31は前記
先端ビット40の分割カッタ43を内側から押圧して開
扉できるだけの強度を有し、それ以上の力が加わると図
3に示すように帯板部33の中間部が塑性変形して拡開
するようにその強度が設定されている。
【0013】
【作用】つぎに穿孔装置を用いたロックボルト工法につ
いて説明する。
【0014】〈イ〉穿孔 図1に示すように、ケーシング20の基端に回転力と打
撃力を与えると、これらの運動がケーシング20を介し
て先端の先端ビット40へ伝えられ、先端ビット40の
前面のチップ41d,41d,43b群により孔50を
穿孔する。すなわち、先端ビット40に伝えられた回転
力は、分割シャンク41,41の非円形の収容口41b
を介して分割カッタ43,43へ伝えられる。また先端
ビット40に伝えられた打撃力は、分割シャンク41,
41の段差面41cに当接する分割カッタ43,43の
背面を通じて伝えられる。削孔の際、ケーシング20内
に内挿させた定着棒体30を削孔量に合わせて追随させ
る。また穿孔長が長い場合は、ケーシング20及び定着
棒体30を夫々接続して延長する。
【0015】〈ロ〉定着棒体の挿入・ケーシングの抜き
取り・定着 所定の深さまで孔50を削孔したら、ケーシング20を
僅かに(10〜20cm程度)後退させた後、ケーシン
グ20を保持したまま定着棒体30を孔奥側に押し込
む。すると定着棒体30の先端の定着体31が分割カッ
タ43,43の枢支点を中心に外方へ開扉させる。定着
棒体30をさらに押し込むと、図3に示すように定着体
31の帯板部33が塑性変形して孔壁に食い込み、定着
棒体30の先端が孔50の奥部に定着される。つぎに、
ケーシング20と定着棒体30の周面間及び開扉状態の
先端ビット40を通じてモルタル等の固結材51を孔5
0内に吐出させながら、先端ビット40と共にケーシン
グ20を抜き取り、定着棒体30のみを孔50内に残置
する。以上のように本発明は、ケーシング20を抜き取
るだけで、定着棒体30を地中に残置させることができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態2】図6〜図12はケーシング20
の基端へ接続するアダプタ装置60の一例について説明
する。
【0017】〈イ〉アダプタ装置の構成 アダプタ装置60はケーシング20へ回転力と軸方向
の打撃力とを伝達する機能と、定着棒体10を打撃し
て先端の定着体31を孔内で拡開させる機能と、孔内
に固結材を充填する機能の複数の機能を併有する部材
で、両端を開放した筒状のハウジング61と、ハウジン
グ61に内挿され、周面にキー部材62を有する伝達ロ
ッド63とにより構成されている。伝達ロッド63は単
独ロッドで構成するか、或いは図示しないボーリングマ
シンの伝達ロッドを兼用させても良く、図示しないボー
リングマシンから伝達ロッド63へ回転力と軸方向の打
撃力とを伝達できるように接続している。
【0018】図6,7に示すように、ハウジング61の
図面左端がケーシング20と螺着可能なねじ部61aを
形成していると共に、その一部の周面に固結材を充填す
るための充填口61bを形成している。ハウジング61
の図面右端に蓋61cが取着され,伝達ロッド62がこ
の蓋61cを挿通している。
【0019】ハウジング61内の右半部には、蓋61c
へ向けて断面扇形の第1室61d,挿通室61e,第2
室61fが夫々連通して形成されている。これらの室6
1d〜61fは夫々拡径して形成され、挿通室61eは
前記キー部材62を挿通可能な寸法に設定され、また第
1及び第2室61d,61fはキー部材62を挿通可能
でかつ前記挿通室61eより中心角が大きく設定されて
いる。要は、第1及び第2室61d,61fの一方又は
両方の室内に回転伝達面61gと、受撃面61hとを夫
々形成し、キー部材62の回転力と軸方向の打撃力とを
夫々伝達できる構造になっていればよい。したがって、
キー部材62の数やキー部材62を収容する室の数は、
伝達力等に応じて適宜選択する設計的事項であり、図示
する形態に限定されるものではない。尚、伝達ロッド6
3の先端には円板64が設けられていて、第1室61d
の開口端を閉鎖できるようになっている。
【0020】〈ロ〉使用例 つぎにアダプタ装置60の使用例について説明する。
【0021】穿孔 図10に示すようにキー部材62を第2室61fに位置
させておく、この状態で伝達ロッド63に付与された回
転力は、図11に示すようにキー部材62の側面が第2
室61fの回転伝達面61gに当接してハウジング61
へ伝えられ、さらにハウジング61からケーシング20
へ伝えられる。
【0022】また、伝達ロッド63に付与された打撃力
は、図10,11に示すようにキー部材62の前面が第
2室61fの受撃面61hに当接してハウジング61へ
伝えられ、さらにハウジング61と一体のケーシング2
0へ伝えられる。
【0023】ケーシング20へ伝えられた回転力と打撃
力は、図12に示すようにケーシングの先端の先端ビッ
ト40へ伝えられ、既述した実施の形態1と同様に所定
の穿孔が行われる。
【0024】先端ビットの開扉・定着棒体の先端定着 所定の深さまで穿孔したら、伝達ロッド63とハウジン
グ61とを相対的に回転させて、キー部材62を挿通室
61eにのぞかせた後、伝達ロッド63のみを押圧す
る。その結果、第2室61f内に位置するキー部材62
が挿通室61e及び第1室61dを通過しながら伝達ロ
ッド63が前進する。図7はその状態を示す。図13に
示すように、定着棒体30にさらに押込力を付与して、
ケーシング20の先端の先端ビット40を開扉させ、定
着棒体30の先端の定着体31を先端ビット40外へ突
出させる。そして定着棒体30の基端側から打撃力を加
えると、定着体31が塑性変形しながら拡開するため、
定着棒体30の先端が孔壁に食い込んで定着される。
【0025】固結材の充填・ケーシングの抜き取り 定着棒体30の先端を孔内に定着したら、図10に示す
ように、ハウジング61を僅かに後退させて第1室61
dの開口端を円板64で閉鎖する。この際、伝達ロッド
63のキー部材62が衝突しないように第1室61d,
挿通室61e,第2室61eを順次挿通させる。この状
態でハウジング61内に固結材51を供給しながら、伝
達ロッド63に軸方向の打撃力(抜取力)を与えてケー
シング20を抜き取る。伝達ロッド63に与えられた軸
方向の打撃力(抜取力)は、例えば伝達ロッド63の先
端の円板64の背面と、第1室61dの前面との当接構
造を経て、或いは、キー部材62を第1室61d内に位
置させた場合は、キー部材62の背面と第2室61e内
の受撃面に相当する側面との当接構造を経てケーシング
20に伝えられる。図14はケーシング20の抜取時の
施工状態を示す。
【0026】
【発明の実施の形態3】前記の実施の形態にあっては、
アダプタ装置60に軸方向の打撃力(抜取力)のみを与
えてケーシング20を抜き取る場合について説明した
が、これに回転力を付与しながらケーシング20を抜き
取っても良い。これは例えば第1室61d内にキー部材
62を収容させ、図6に示すキー部材62の背面を第1
室61d内に形成した受撃面61iに当接させて打撃力
(抜取力)を伝達し、またキー部材62の側面を第1室
61d内に形成した回転伝達面61jに当接させて回転
力を伝達するようにしてもよい。
【0027】
【発明の実施の形態4】先端ビット40の収容口41b
は円形であっても良い。この場合、枢支部で分割カッタ
43(カッタ43b)の穿孔抵抗を支持する構造とな
る。また収容口41bを円形を基本とし、その周縁に放
射状の凹部を形成する一方、分割カッタ43(カッタ4
3b)の外形をこれらの開口形状に対応した嵌合形状と
してもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。 〈イ〉 ケーシングの先端に開閉式の先端ビットを装着
することで、ケーシングと共に先端ビットを回収できる
ので、経済的な施工が可能である。 〈ロ〉 定着棒体の先端に設けた定着体の塑性変形によ
る孔壁への食込量を自由に設定できる。そのため、定着
棒体を確実に孔壁に定着できて、特に定着棒体の自重が
落下力として作用する上向きの施工に好適である。 〈ハ〉 先端ビットが開閉構造を呈しているので、従来
と同様の削孔能力を保持したまま、先端ビットを貫挿さ
せて定着棒体のみを地中に残置させることが可能とな
る。 〈ニ〉 穿孔工程、定着棒体の押込工程及び固結材の充
填工程の一連の工程を、ケーシングの基端に装着したア
ダプタ装置一台で対応でき、工程が変わる都度専用装置
に付け替える必要がない。 〈ホ〉 これまでは固結材の強度発現を待ってロックボ
ルトの締め付けを行っていた。これに対して本発明で
は、ロックボルトである定着棒体の先端を孔内に確実に
定着できるため、固結材の強度発現を待たずにロックボ
ルトの締め付けが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 穿孔時における一部を破断した穿孔装置の先
端部の説明図
【図2】 穿孔装置の組立図
【図3】 固結材を充填しながらケーシングを抜き取る
工程の説明図
【図4】 先端ビットの他の開閉構造の説明図
【図5】 先端ビットの他の開閉構造の説明図
【図6】 ケーシングの基端に取着したアダプタ装置の
透視図
【図7】 定着棒体の押込時におけるアダプタ装置の縦
断面図
【図8】 図7におけるVIII− VIII の断面図
【図9】 図7におけるIX−IXの断面図
【図10】 穿孔時におけるアダプタ装置の縦断面図
【図11】 図10におけるXI−XIの断面図
【図12】 アダプタ装置を用いた穿孔時の説明図
【図13】 アダプタ装置を用いた定着棒体定着時の説
明図
【図14】 アダプタ装置を用いた固結材の充填時の説
明図

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定着棒体を内挿したケーシングの先端
    に先端ビットを装着し、ケーシングに付与した回転力と
    打撃力を先端ビットへ伝達して穿孔する穿孔装置におい
    て、 前記先端ビットの前面に収容口を形成し、 前記収容口にカッタを収容し、 前記カッタの周面が収容口から回転力を伝達可能に接面
    すると共に、 前記カッタの一部を枢支したことを特徴とする、 穿孔装置。
  2. 【請求項2】 定着棒体を内挿したケーシングの先端
    に先端ビットを装着し、ケーシングに付与した回転力と
    打撃力を先端ビットへ伝達して穿孔する穿孔装置におい
    て、 前記先端ビットの前面に非円形の収容口を形成し、 前記収容口にチップを有する複数の分割カッタを収容さ
    せて閉鎖し、 前記各分割カッタの周面が収容口から回転力を伝達可能
    に接面すると共に、 前記各分割カッタの一部を外開き可能に枢支したことを
    特徴とする、 穿孔装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、前記
    先端ビットの本体を複数の分割シャンクで構成すると共
    に、これら複数の分割シャンクの中間部にナットを螺着
    して構成することを特徴とする、穿孔装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2において、前記
    定着棒体の先端に押圧力で塑性変形して拡開する定着体
    を具備することを特徴とする、穿孔装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記定着体がすの
    こ状の帯板部を形成し、前記帯板部が先端ビットのカッ
    タを開扉できるだけの強度を有すると共に、それ以上の
    打撃力が加わると帯板部の中間部が塑性変形して拡開す
    るように強度を設定したことを特徴とする、穿孔装置。
  6. 【請求項6】 定着棒体を内挿したケーシングの先端
    に先端ビットを装着し、ドリフタ装置とケーシングの間
    にアダプタ装置を介在し、アダプタ装置を介してケーシ
    ングに付与した回転力と打撃力を先端ビットへ伝達して
    穿孔する穿孔装置において、 前記アダプタ装置が両端を開放し、ケーシングとの螺着
    手段を有するハウジングと、 前記ケーシングに内挿し、周面にキー部材を有する伝達
    ロッドとより構成し、 前記ハウジング内に前記キー部材を挿通可能な挿通室
    と、前記挿通室に連通した前記キー部材を収容可能な室
    とを形成し、 前記キー部材を収容可能な室内に、伝達ロッドの回転力
    を伝達する回転伝達面と、 伝達ロッドの軸方向の打撃力を伝達する受撃面とを夫々
    形成したことを特徴とする、 穿孔装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記伝達ロッドの
    先端に、前記ハウジング内に形成した挿通室を閉鎖可能
    な円板を設けると共に、ハウジングの一部に固結材注入
    用の充填口を設けたことを特徴とする、穿孔装置。
  8. 【請求項8】 先端ビットを具備するケーシングに回
    転力と打撃力を付与して穿孔した後、前記ケーシングに
    定着棒体を内挿し、定着棒体とケーシングの周面間に供
    給した固結材を孔内に吐出しながらケーシングを抜き取
    って定着棒体を地中に残置して定着する、ロックボルト
    工法において、 前記請求項1〜請求項7のいずれかに記載の穿孔装置を
    使用し、 先端ビットを貫挿させて定着棒体を地中に定着した後、 定着棒体とケーシングの周面間に供給した固結材を孔内
    に吐出しながら先端ビット共にケーシングを抜き取るこ
    とを特徴とする、 ロックボルト工法。
  9. 【請求項9】 請求項8において、穿孔後に定着棒体
    の先端に設けた定着体に押圧力を加えて先端ビットを外
    開きすると共に、孔内で拡開させて孔壁に食い込ませて
    定着棒体の先端を定着することを特徴とする、ロックボ
    ルト工法。
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JP2002364282A (ja) * 2001-06-12 2002-12-18 Mitsubishi Materials Corp 掘削工具及びそれを用いたアンカー工法
KR101395868B1 (ko) * 2013-06-11 2014-05-15 서동산업(주) 락볼트
CN111910481A (zh) * 2020-08-22 2020-11-10 安徽祺泰建设工程有限公司 一种公路加宽路基的施工方法

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