JPH1011283A - ウイルス検査機能を有する磁気ディスク装置 - Google Patents

ウイルス検査機能を有する磁気ディスク装置

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JPH1011283A
JPH1011283A JP8167539A JP16753996A JPH1011283A JP H1011283 A JPH1011283 A JP H1011283A JP 8167539 A JP8167539 A JP 8167539A JP 16753996 A JP16753996 A JP 16753996A JP H1011283 A JPH1011283 A JP H1011283A
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JP
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magnetic disk
data
infected
computer
virus
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JP8167539A
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Yutaka Arakawa
豊 荒川
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気ディスク装置における、コンピュータウ
イルスの検出・修復処理におけるホストコンピュータの
負担を低減する。 【解決手段】 CPU12及びHDC15は、磁気ディ
スク装置のアイドル状態を検出し、アイドル状態が所定
時間以上継続すると、ROM14に記憶されているウイ
ルス検出・修復プログラムに従って、磁気ディスク1に
記憶されているデータがコンピュータウイルスに感染し
ているか否かの判定処理を行う。ウイルスの検出処理中
に、ホストコンピュータから何等かのデータが送られる
と、検出処理を中断し、中断時の磁気ディスク1のアク
セスアドレスをEEPROM17に記憶する。検出処理
を再開する場合にはこのアクセスアドレスから実行され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、データの記憶媒
体として磁気ディスクを有する磁気ディスク装置に関
し、特に、ソフトウェアのウイルス検出・修復処理を自
律的に適宜実行する磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、デスクトップタイプのパーソナ
ルコンピューや、ノートブックタイプ等のポータブルコ
ンピュータの記憶装置としてハードディスク装置(HD
D)、いわゆる磁気ディスク装置が適用されている。こ
の磁気ディスク装置は、円板状のアルミ基板(アルミナ
処理)上に磁気記録膜が塗布/蒸着された記憶媒体(デ
ィスク)に対し、磁気ヘッドを用いてデータを記録、再
生する。
【0003】近年、このような磁気ディスク装置が接
続、または内蔵されたコンピュータシステムにおいて
は、コンピュータウイルスの感染が問題となっている。
コンピュータウイルスとは、コンピュータシステムを破
壊したり、いたずらを加えたりするプログラムの一種を
示す。このコンピュータウイルスは、生物のウイルスの
ように、自己増殖し、オペレータに気づかれないまま多
くのコンピュータシステムに伝染し、破壊活動を行うと
いう問題がある。従って、前記磁気ディスク装置のディ
スクに記憶されたデータもコンピュータウイルスに感染
する恐れがある。
【0004】このようなコンピュータウイルスの検出や
退治(修復)、感染の防止を行うプログラムを「ワクチ
ン・プログラム」または「ウイルス・チェッカー」と称
する(以降、この明細書ではウイルス検出・修復プログ
ラムと称する)。前述したコンピュータシステムでは、
磁気ディスク装置のディスクに記憶されているデータの
ウイルスの検出及び修復を行うため、磁気ディスク装置
の接続されたホストシステム(ホストコンピュータ)の
制御によりウイルス検出・修復プログラムが起動され、
検出及び修正処理が施されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したコン
ピュータシステムでは、磁気ディスク装置のディスクに
記憶されたデータに対するコンピュータウイルスの検出
及び修復を行うため、ホストコンピュータの制御により
ウイルス検出・修復プログラムを起動、実行する必要が
ある。
【0006】このため、ウイルス検出・修復プログラム
が実行されている間、ホストコンピュータは他の処理を
行うことができない。通常、コンピュータウイルスの検
出にはパターンマッチング処理を実行するが、このパタ
ーンマッチング処理に係る時間、ホストコンピュータ
は、他の処理を実行することができない。
【0007】又、このようなホストコンピュータは、内
蔵するメモリにウイルス検出・修復プログラムを記憶す
る必要がある。このように、従来のコンピュータシステ
ムでは、コンピュータウイルスの検出及び修復を行うた
めには、ホストコンピュータの処理時間と、内蔵するメ
モリの記憶容量とが必要とされ、ホストコンピュータの
負担が増大している。
【0008】更に、新たなコンピュータウイルスの発生
によっては、コンピュータウイルスの検出及び修復の際
に、ホストコンピュータの内蔵メモリに記憶されている
データに何らかの影響が生じる恐れもある。
【0009】この発明は、前述した実情に鑑みてなされ
たものであり、コンピュータシステムにおける、ホスト
コンピュータに負担をかけること無く、ソフトウェアの
ウイルス検出・修復処理を自律的に適宜実行する磁気デ
ィスク装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る第1の磁
気ディスク装置は、ホストコンピュータに接続可能な磁
気ディスク装置であって、データを記憶する磁気ディス
クと、この磁気ディスクに記憶されているデータがコン
ピュータウイルスに感染しているか否かを判定する検査
手段と、前記ホストコンピュータと前記磁気ディスク装
置との間のデータ送受を監視し、前記磁気ディスクに記
憶されているデータに対し、コンピュータウイルスに感
染しているか否かの判定が行われるように前記検査手段
を制御する制御手段とを具備することを特徴とする。
【0011】この第1の磁気ディスク装置は、前記検査
手段により、前記磁気ディスクに記憶されているデータ
がコンピュータウイルスに感染していると判定された場
合、この感染したデータの修復を行う修復手段を具備す
ることが好ましい。
【0012】又、前記制御手段は、前記磁気ディスク装
置がアイドル状態である場合、前記判定が行われるよう
に前記検査手段を制御するように、または、前記磁気デ
ィスク装置が、リード/ライト処理の完了から所定時間
経過した場合、前記判定が行われるように前記検査手段
を制御するように構成してもよい。
【0013】又、前記第1の磁気ディスク装置と前記ホ
ストコンピュータはバスによって接続し、前記制御手段
が、前記バスを介してデータが送受されていない時、前
記判定が行われるように前記検査手段を制御するように
構成してもよい。
【0014】又、前記第1の磁気ディスク装置は、前記
検査手段により前記磁気ディスクに記憶されているデー
タがコンピュータウイルスに感染している場合、このコ
ンピュータウイルスの感染を前記ホストコンピュータに
通知する通知手段を具備することが好ましい。
【0015】又、前記第1の磁気ディスク装置が、不揮
発性のメモリと、前記検査手段による判定が実行されて
いる時、前記ホストコンピュータからのコマンドの受信
を検出し、前記検査手段によりアクセスされている前記
磁気ディスクのアドレスを前記メモリに記憶し、前記検
査手段による判定を中断する手段とを具備し、前記制御
手段が、前記メモリに記憶されているアドレスから前記
判定が行われるように前記検査手段を制御するように構
成してもよい。
【0016】この第1の磁気ディスク装置によれば、磁
気ディスク装置のアイドリング状態が所定時間経過する
と、磁気ディスクに対するウイルス検出・修復処理が実
行される。即ち、ホストコンピュータが他の処理を実行
している間に、磁気ディスクのウイルス検出及び修復を
行うことができ、磁気ディスクのウイルス検出・修復に
係るホストコンピュータの負担を軽減することができる
と共に、磁気ディスク装置のアイドリング時間を有効に
使用することができる。
【0017】この発明に係る第2の磁気ディスク装置
は、バスを介してホストコンピュータと1つ以上の記憶
装置に相互接続されている磁気ディスク装置であって、
データがコンピュータウイルスに感染しているか否か判
定する検査手段と、前記バスを監視し、前記1つ以上の
記憶装置に記憶されているデータに対し、コンピュータ
ウイルスに感染しているか否かの判定が行われるように
前記検査手段を制御する制御手段とを具備することを特
徴とする。
【0018】この第2の磁気ディスク装置は、前記検査
手段により、前記1つ以上の記憶装置に記憶されている
データがコンピュータウイルスに感染していると判定さ
れた場合、この感染したデータの修復を行う修復手段を
具備することが好ましい。
【0019】又、前記制御手段が、前記磁気ディスク装
置がアイドル状態である場合、前記判定が行われるよう
に前記検査手段を制御したり、または、前記磁気ディス
ク装置が、リード/ライト処理の完了から所定時間経過
した場合、前記判定が行われるように前記検査手段を制
御したり、または、前記バスを介してデータが送受され
ていない時、前記判定が行われるように前記検査手段を
制御するように構成してもよい。
【0020】又、前記第2の磁気ディスク装置は、前記
検査手段により前記磁気ディスクに記憶されているデー
タがコンピュータウイルスに感染している場合、このコ
ンピュータウイルスの感染を前記バスを介して前記ホス
トコンピュータに通知する通知手段を具備することが好
ましい。
【0021】又、前記第2の磁気ディスク装置が、不揮
発性のメモリと、前記検査手段による判定が実行されて
いる時、前記ホストコンピュータから前記バスへのコマ
ンド出力を検出し、前記検査手段によりアクセスされて
いる前記磁気ディスクのアドレスを前記メモリに記憶
し、前記検査手段による判断を中断する手段とを具備
し、前記制御手段が、前記メモリに記憶されているアド
レスから前記判定が行われるように前記検査手段を制御
するように構成してもよい。
【0022】この第2の磁気ディスク装置によれば、ホ
ストコンピュータと磁気ディスク装置とを接続するバス
が開放されると、他の磁気ディスク装置の磁気ディスク
に対するウイルス検出・修復処理が実行される。従っ
て、この磁気ディスク装置が接続されているコンピュー
タシステムにおいては、ホストコンピュータが他の処理
を実行している間に、他の磁気ディスク装置の磁気ディ
スクのウイルス検出及び修復を行うことができる。従っ
て、複数の磁気ディスク装置が接続されたコンピュータ
システムにいおいて、磁気ディスクのウイルス検出・修
復に係るホストコンピュータの負担を軽減することがで
きる。更に、このホストコンピュータと磁気ディスク装
置とを接続するバスの開放時間を有効に利用することが
できる。
【0023】この発明に係る第3の磁気ディスク装置
は、ホストコンピュータに接続可能な磁気ディスク装置
であって、データを記憶する磁気ディスクと、前記ホス
トコンピュータから送られるコマンドがデータの書き込
みを要求するライトコマンドであるか判定する判定手段
と、前記ライトコマンドに後続して送られるライトデー
タを一時的に記憶するメモリと、データがコンピュータ
ウイルスに感染しているか否かを判定する検査手段と、
前記判定手段によりホストコンピュータから送られたコ
マンドがライトコマンドであると判定された場合、前記
メモリに記憶されるデータがコンピュータウイルスに感
染しているか否かの判定が行われるように前記検査手段
を制御する制御手段とを具備することを特徴とする。
【0024】前記第3の磁気ディスク装置は、前記検査
手段により前記メモリに記憶されているデータがコンピ
ュータウイルスに感染している場合、このコンピュータ
ウイルスの感染を前記ホストコンピュータに通知する通
知手段を具備することが好ましい。
【0025】この第3の磁気ディスク装置によれば、ラ
イトコマンドに後続して送られるデータに対し、このデ
ータがコンピュータウイルスに感染しているか否かの検
査、及び修復処理が施されるので、磁気ディスクに格納
されるデータの安全性が確保される。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明に
係る磁気ディスク装置の第1〜第3の実施の形態を説明
する。この発明に係る磁気ディスク装置の全体構成を図
1に示す。図1に示されるように、磁気ディスク装置に
は、複数(又は1枚)の磁気ディスク1がスピンドルモ
ータ3により高速に回転運動され、磁気ディスク1の各
データ面に対向して複数のヘッド2が設けられている。
磁気ディスク1が1枚の場合には、2つのヘッド2が磁
気ディスク1の両面に対向して設けられる。ヘッド2は
キャリッジ4と称するヘッド移動機構に取り付けられ、
このキャリッジ4の回動に応じて磁気ディスク1の半径
方向に移動する。ヘッド2は、後述するサーボ処理シス
テム(ヘッド位置決め制御機構)により、指定された目
標シリンダ(目標トラック)上に位置決め制御されて、
通常ではセクタ単位にデータのリード/ライトを行な
う。
【0027】キャリッジ4はボイスコイルモータ(VC
M)5により駆動される。ボイスコイルモータ5はVC
Mドライバ7により駆動される。又、スピンドルモータ
3はモータドライバ6により駆動される。この実施の形
態では、モータドライバ6とVCMドライバ7は、ダブ
ルドライバと称するドライバIC(集積回路)8として
一体的に構成されている。
【0028】リード/ライト回路10は、ヘッドアンプ
9により増幅されたヘッド2から得られるリード信号を
入力し、データ再生動作に必要な信号処理を行なう。
又、リード/ライト回路10は、データ記録動作に必要
な信号処理を実行し、ライトデータに応じたライト電流
をヘッドアンプ9を介してヘッド2に供給する。
【0029】リード/ライト回路10は、通常のユーザ
データの記録再生処理と共に、ヘッド位置決め制御のサ
ーボ処理に必要なサーボデータの再生処理を実行する。
サーボデータには、ヘッド2の現在位置を示すシリンダ
アドレス及びシリンダ内の位置誤差を示すためのバース
トデータが含まれている。 サーボ制御回路11は、サ
ーボ処理に必要な信号処理を実行する回路であり、リー
ド/ライト回路10から出力されたデータパルスからシ
リンダアドレスを抽出して保持する。又、サーボ制御回
路11は、バースト信号を抽出するためのサンプルタイ
ミング信号を出力したり、セクタパルスの抽出処理を実
行する。
【0030】CPU12は、サーボ制御回路11と共に
ヘッド位置決め制御を実行するサーボ処理システムを構
成する。更に、CPU12は、リード/ライトデータの
転送制御を含む磁気ディスク装置の各種駆動制御を実行
する。CPU12は、ROM14に格納された制御プロ
グラムに基づいて各種駆動制御を実行する。ROM14
は、外部バス13を介してCPU12に接続されてい
る。このROM14には、コンピュータウイルスの検出
及び修復を行うウイルス検出・修復プログラム14aが
記憶されている。CPU12及び後述するHDC15
は、このウイルス検出・修復プログラム14aを用い、
磁気ディスク1に記憶されているデータがコンピュータ
ウイルスに感染していないか、感染している場合にその
修復処理を行う機能を有する。
【0031】CPU12はワンチップのマイクロプロセ
ッサであり、入出力部としてA/Dコンバータ12aと
D/Aコンバータ12bを内蔵し、更に、命令RAM
(Random Access Memory)12cと称する内部リード/
ライトメモリを有する。尚、この実施の形態では、この
命令RAM12cは、2kバイトの容量を有する。CP
U12は、A/Dコンバータ12aを用い、供給される
バースト信号BSをディジタルデータに変換する。又、
CPU12はD/Aコンバータ12bを用い、サーボ処
理に必要な制御量(ヘッド位置決め制御等に必要な制御
量)をアナログ信号に変換してドライバIC8に出力す
る。
【0032】HDC15は、HDDとホストコンピュー
タとのインターフェースを構成し、主としてリード/ラ
イトデータの転送を行なうコントローラである。HDC
15は、磁気ディスク1から読出されたセクタ単位のリ
ードデータ及び磁気ディスク1に書き込むためのライト
データをバッファRAM16に一時的に格納する。HD
C15とCPU12はデータ転送制御を行なうシステム
を構成している。また、HDC15には、エラー検知機
能を有し、磁気ディスク1から読み出されたデータに基
づいてデータエラーを検知する他、所定の狭い領域であ
れば、エラーを回復する機能を有する。又、このHDC
15は、磁気ディスク1にコンピュータウイルスが検出
された場合にセットされるフラグを有する。
【0033】EEPROM17は、CPU12に接続さ
れ、各種データを記憶する。特に、この実施の形態にお
いては、磁気ディスク1に対するウイルス検出・修復処
理が中断された場合、中断時のアクセス情報17aがC
PU12により書き込まれる。このアクセス情報17a
は、ヘッド、シリンダ、及びセクタにより示されるアド
レスである。
【0034】タイマ18は、CPU12に接続され、C
PU12の指示の元、磁気ディスク装置がアイドリング
状態になってからの経過時間を計時する。所定の時間が
経過すると、CPU12にこれを通知する。
【0035】次に、この第1の実施の形態に係る磁気デ
ィスク装置の機能ブロック図を図2に示す。タイマ部2
0は、磁気ディスク装置のアイドリング状態を検出し、
このアイドリング状態の開始から所定時間が経過する
と、ウイルス検出部21にこれを通知する。ここで、ア
イドリング状態とは、磁気ディスク装置内において、磁
気ディスク装置に接続されるホストコンピュータと通信
を行っていない状態、例えば、ホストコンピュータから
送られるコマンドに応じた、リード処理やライト処理等
の処理を実行していない状態を示す。なお、磁気ディス
ク装置が、リードコマンドに応じた先読み処理のための
キャッシュを有する場合、前記アイドリング状態は、こ
のキャッシュを用いた先読み処理も行われていない状態
を示す。
【0036】ウイルス検出部21は、磁気ディスクに記
憶されているデータがコンピュータウイルスに感染して
いるか否か、即ちコンピュータウイルスを検出する機能
を有し、タイマ部20からの通知に応じ、磁気ディスク
22に対するウイルス検出処理を実行する。このウイル
ス検出処理は、磁気ディスク22に記憶されるデータを
読み出し、この読み出されたデータと、ウイルス検出部
に予め記憶されている(図1では例えば、EEPROM
17に記憶されている)コンピュータウイルスの特徴デ
ータとのマッチング処理によって行う。尚、ウイルス検
出部21は、このウイルス検出処理を、メモリ部23に
記憶されているアドレスから開始する。
【0037】ウイルス検出部21は、磁気ディスク22
がコンピュータウイルスに感染されていることが検出さ
れた場合、コンピュータウイルスの検出、及びこの検出
箇所(ヘッドアドレス、シリンダアドレス、セクタアド
レス)を修復部24、及び後述する中断処理部26に通
知する。修復部24は、ウイルス検出部21からのコン
ピュータウイルスの検出及び検出箇所の通知に応じ、検
出箇所のデータを正常に、またはコンピュータウイルス
を退治するため修復処理を行う。
【0038】前記ウイルス検出部21は、コンピュータ
ウイルスの検出、及び検出箇所を修復部24に通知する
と共に、これを警告部25に通知する。警告部25は、
ウイルス検出部21のコンピュータウイルスの検出通知
に応じ、これを磁気ディスク装置に接続されているホス
トコンピュータに通知する。又、前記修復部は、修復処
理の結果を警告部25に通知する。即ち、修復処理が正
常に行われ、コンピュータウイルスを退治、即ち、磁気
ディスク22を再び正常な状態に戻すことができた場
合、及び、コンピュータウイルスを退治することができ
ず、即ち、磁気ディスク22がコンピュータウイルスに
感染したままである場合、いずれの場合においてもこの
結果が警告部25に通知される。警告部25は、修復部
24からの修復処理の結果をホストコンピュータに通知
する。
【0039】中断処理部26は、前記ウイルス検出部2
1によるウイルス検出処理実行中に、ホストコンピュー
タから送られるコマンドの受信を検出し、このコマンド
受信の検出に応じてウイルス検出処理の中断指示を行
う。即ち、コマンドの受信に応じ、ウイルス検出処理を
中断して受信コマンドに応じた処理が磁気ディスク装置
内で実行できるように、ウイルス検出部21に割込み信
号を出力する。また、中断されたウイルス検出処理が磁
気ディスク22上のどの位置まで行われたかを示す情報
を、不揮発性のメモリ部23に記録する。尚、中断処理
部26は、既にウイルス検出部21からコンピュータウ
イルスの検出が通知されている場合、修復部24による
修復処理が完了するまで、ウイルス検出部21に対して
ウイルス検出処理の中断は指示しない。
【0040】次に、図3、図4、及び図5のフローチャ
ートを参照してこの第1の実施の形態の動作を説明す
る。この第1の実施の形態の磁気ディスク装置におけ
る、ウイルス検査・修復処理が実行されるまでの動作を
図3に示す。ハードディスクコントローラ(HDC)1
5は、ホストコンピュータからのコマンド受信、及びホ
ストコンピュータに対するデータの送信を含む、通信処
理が完了すると、CPU12に対し通信完了通知を出力
する。CPU12は、この通信完了通知に応じて磁気デ
ィスク装置がアイドリング状態であるか否かを判断する
(ステップS1)。ここで、磁気ディスク装置がアイド
リング状態でないと判断された場合、この磁気ディスク
装置は、先にホストコンピュータから受信したコマンド
に応じたディスク制御処理、例えば、磁気ディスク1に
対するデータの書込み処理等を行っている最中である
(ステップS2)。従って、このディスク制御処理の完
了に応じ、磁気ディスク装置がアイドリング状態である
と判断される(ステップS1,YES)。
【0041】磁気ディスク装置がアイドリング状態であ
ると判断されると、CPU12は、タイマ18を起動す
る(ステップS3)。これにより、アイドリング状態開
始からの経過時間がタイマ18により計時される。タイ
マ18は、アイドリング状態の開始から所定時間Ta が
経過するとCPU12にこの所定時間経過を通知する
(ステップA4,YES)。なお、タイマ18により、
所定時間Ta までの時間が計時されている間に、ホスト
コンピュータからHDC15にコマンドが送られた場
合、タイマ18による計時は中断され、受信コマンドに
応じた処理が実行される。
【0042】CPU12は、タイマ18からの通知に応
じて磁気ディスク1に対するウイルス検出・修復処理を
実行する(ステップA5)。次に、図4を参照してウイ
ルス検出について説明する。
【0043】前述したように、CPU12は、タイマ1
8からの通知に応じ、磁気ディスク1に対するウイルス
検出・修復処理を実行する。まず、CPU12は、EE
PROM17に記憶されているスタートアドレス17a
を読み出し、磁気ヘッド2を読み出されたスタートアド
レスに位置するように各種ドライバを制御する(ステッ
プS11)。この後、スタートアドレスから、コンピュ
ータウイルスに感染されているか否かのウイルス検出処
理を、マッチング処理を用いて、例えばセクタ単位で実
行する(ステップS12)。
【0044】CPU12は、コンピュータウイルスが検
出されなかった場合(ステップS13,NO)、スター
トアドレスのセクタアドレス、シリンダアドレス、また
はヘッドアドレスを順次更新して磁気ディスク1のウイ
ルス検出処理を継続する(ステップS11,S12,S
13,NOのループ)。
【0045】CPU12は、磁気ディスク1よりコンピ
ュータウイルスが検出された場合(ステップS13,Y
ES)、HDC15を介してホストコンピュータにコン
ピュータウイルスの検出を通知する(ステップS1
4)。ここで、HDC15は、コンピュータウイルスが
検出されたことを示すフラグ15aをセットする。この
後、CPU12は、コンピュータウイルスに感染された
磁気ディスク1を回復させるように修復処理を実行する
(ステップS15)。尚、修復処理が正常に行われた場
合にはHDC15のフラグ15aがリセットされ、修復
処理が正常に行われなかった場合には、修復処理異常が
ホストコンピュータに通知される。
【0046】以上の処理により、磁気ディスク1に対す
るコンピュータウイルスの検出・修復が行われる。次
に、前述したウイルス検出・修復処理時において、HD
C15がホストコンピュータからのコマンドを受け取っ
た場合のウイルス検出・修復処理の中断処理について図
5を参照して説明する。HDC15は、ホストコンピュ
ータからコマンドを受け取ると、コンピュータウイルス
の検出を示すフラグ15aがセットされているか否かを
判断する(ステップS21)。ここで、フラグがセット
されていた場合、即ち、コンピュータウイルスが検出さ
れていた場合には(ステップS21,YES)、磁気デ
ィスク1に対する修復処理中である可能があるので、C
PU12に対する、コマンド受信を示す割込みをマスク
し、CPU12にはコマンドの受信は通知しない(ステ
ップS22)。
【0047】フラグ15aがセットされていない場合、
即ち、コンピュータウイルスが検出されていない場合
(ステップS21,NO)、コマンドの受信を示す割込
み信号をCPU12に出力する。CPU12は、この割
込み信号に応じ、コンピュータウイルスの検出を行って
いる磁気ディスク1上のアドレス、例えば、シリンダ、
ヘッド、セクタをEEPROM17に、スタートアドレ
スとして記憶させた後、このウイルス検出処理を中断す
る(ステップS23)。この後、CPU12は、HDC
15において受信されたコマンドに対応する処理を実行
する(ステップS24)。
【0048】このように、この第1の実施の形態によれ
ば、磁気ディスク装置のアイドリング状態が所定時間経
過すると、磁気ディスクに対するウイルス検出・修復処
理が実行される。即ち、ホストコンピュータが他の処理
を実行している間に、磁気ディスクのウイルス検出及び
修復を行うことができ、磁気ディスクのウイルス検出・
修復に係るホストコンピュータの負担を軽減することが
できると共に、磁気ディスク装置のアイドリング時間を
有効に使用することができる。
【0049】次に、図6〜図8を参照してこの発明に係
る磁気ディスク装置の第2の実施の形態を説明する。こ
の第2の実施の形態における磁気ディスク装置は、内蔵
する磁気ディスクがコンピュータウイルスに感染してい
るかを判断するだけではなく、他の磁気ディスク装置が
接続されている場合にこの接続された磁気ディスク装置
の内蔵する磁気ディスクに対してウイルス検出・修復処
理を実行する機能を有する。この磁気ディスク装置の接
続例を図6に示す。図6に示されるように、この第2の
実施の形態における磁気ディスク装置101は、ホスト
コンピュータ100及び他の磁気ディスク装置102−
1〜102−n(nは任意の整数)に接続されている。
ホストコンピュータ100と、各磁気ディスク装置10
1,102−1〜102−nは、バス103を介して接
続されている。又、各磁気ディスク装置101,102
−1〜102−nには、バス103を介してデータの送
受信を可能とする機能を有するインターフェイスがそれ
ぞれ設けられ、バス103が接続されている。
【0050】このような構成のコンピュータシステムに
おいては、コンピュータウイルスを検出し、これに感染
したディスクを回復するためのウイルス検出・修復プロ
グラムは、磁気ディスク装置101に格納されている。
【0051】磁気ディスク装置101は、基本的に前述
した第1の実施の形態と同様の構成、即ち、図1に示さ
れる構成と同様の構成を有する。従って、各構成要素の
詳細な説明は省略する。
【0052】ここで、この第2の実施の形態に係る磁気
ディスク装置における、他の磁気ディスク装置に対しウ
イルス検出・修復処理を実行する機能の機能ブロック図
を図7に示す。
【0053】バス監視部30は、例えば、前述したイン
ターフェイス、及び前記図1に示されるHDC15によ
り構成され、接続されたバス103がコマンドやデータ
の転送等に使用されているか否かを監視する。バス監視
部30は、バス103がコマンドやデータの転送に使用
されていない(バスが空いている)ことを検出し、この
バス開放状態が所定時間が経過すると、ウイルス検出部
31にこれを通知する。又、バス監視部30は、バスの
開放状態をウイルス検出部31に通知した後、バス10
3の使用開始、例えば、コマンドの伝送を検出すると、
バスが使用開始されたことを中断処理部36に通知す
る。
【0054】ウイルス検出部31は、他の磁気ディスク
装置の磁気ディスクに記憶されているデータがコンピュ
ータウイルスに感染しているか否か、即ちコンピュータ
ウイルスを検出する機能を有し、バス監視部30からの
通知に応じ、接続された磁気ディスク装置102−1〜
102−nのいずれかの磁気ディスク32に対するウイ
ルス検出処理を実行する。この他の磁気ディスク装置に
対するウイルス検出処理は、磁気ディスク32に記憶さ
れるデータを、磁気ディスク装置101内のバッファR
AM16(図1参照)に取り込み、このバッファRAM
16内で取り込んだデータとコンピュータウイルスの特
徴データとのマッチング処理を施すことによって行われ
る。尚、ウイルス検出部31は、このウイルス検出処理
を、メモリ部33に記憶されているアドレスから開始す
る。
【0055】ウイルス検出部31は、磁気ディスク32
がコンピュータウイルスに感染されていることが検出さ
れた場合、コンピュータウイルスの検出、及びこの検出
箇所(図6のコンピュータシステムにおいて磁気ディス
ク装置に割り当てられた識別番号、ヘッドアドレス、シ
リンダアドレス、セクタアドレス)を修復部34、及び
後述する中断処理部36に通知する。修復部34は、ウ
イルス検出部31からのコンピュータウイルスの検出及
び検出箇所の通知に応じ、検出箇所のデータを正常に、
またはコンピュータウイルスを退治するため修復処理を
行う。
【0056】前記ウイルス検出部31は、コンピュータ
ウイルスの検出、及び検出箇所を修復部34に通知する
と共に、これを警告部35に通知する。警告部35は、
ウイルス検出部31のコンピュータウイルスの検出通知
に応じ、これを磁気ディスク装置に接続されているホス
トコンピュータに通知する。又、前記修復部は、修復処
理の結果を警告部35に通知する。即ち、修復処理が正
常に行われ、コンピュータウイルスを退治、即ち、磁気
ディスク32を再び正常な状態に戻すことができた場
合、及び、コンピュータウイルスを退治することができ
ず、即ち、磁気ディスク32がコンピュータウイルスに
感染したままである場合、いずれの場合においてもこの
結果が警告部35に通知される。警告部35は、修復部
34からの修復処理の結果をホストコンピュータに通知
する。
【0057】尚、ホストコンピュータは、警告部35か
らコンピュータウイルスの検出通知を受け取ると、修復
処理の結果を受け取るまで、バス103を使用しない。
中断処理部36は、バス監視部30からのバス使用開始
の通知に応じてウイルス検出処理の中断指示を行う。例
えば、コマンドの受信に応じ、ウイルス検出処理を中断
して受信コマンドに応じた処理が磁気ディスク装置内で
実行できるように、ウイルス検出部31に割込み信号を
出力する。また、中断されたウイルス検出処理が磁気デ
ィスク32上のどの位置まで行われたかを示す情報を、
不揮発性のメモリ部33に記録する。
【0058】次に、この第2の実施の形態の動作を図8
のフローチャートを参照して説明する。尚、磁気ディス
ク装置101の構成要素には図1と同様の参照符号を用
いて説明を行う。
【0059】先ず、HDC15は、インターフェイスを
介してバス103を監視し、バスが開放状態にかるか否
かを判定する(ステップS31)。ここで、HDC15
は、例えば、所定時間以上バス103が使用されていな
い場合、バスの開放状態をCPU12に通知する(ステ
ップS31,YES)。CPU15は、バス開放状態の
通知に応じ、磁気ディスク装置101に接続されている
磁気ディスク装置の検査と登録を行う(ステップS3
2)。磁気ディスク装置の検査は、HDC15及びイン
ターフェイスを介してバス103に接続されている他の
磁気ディスク装置の数と識別番号を検出し、これをEE
PROM17等に登録する。
【0060】CPU15は、接続された磁気ディスク装
置の検査と登録が完了すると、他の磁気ディスク装置1
02−1〜102−nの磁気ディスクに対するウイルス
検出・修復処理を開始する(ステップS33)。このウ
イルス検出・修復処理は、バッファRAM16に、接続
された磁気ディスク装置のディスクに記憶されているデ
ータを読み込むことを除き、前述した第1の実施の形態
における図4の処理と同様であるので詳細な説明は省略
する。以降、CPU15は、HDC15より割込み信号
が送られない限り、このウイルス検出・修復処理を継続
する(ステップS33,S34,S35のループ処
理)。
【0061】このループ処理の実行中、HDC15は、
バス103の使用開始を検出した場合、またはホストコ
ンピュータからのコマンドを受け取ると、割込み信号を
CPU12に出力する。CPU15は、この割込み信号
に応じ、コンピュータウイルスの検出を行っている磁気
ディスク装置の識別番号、この磁気ディスク上のアドレ
ス、例えば、シリンダ、ヘッド、セクタをEEPROM
17に、スタートアドレスとして記憶させた後、このウ
イルス検出処理を中断する。更に、CPU12は、HD
C15がコマンドを受信していた場合にはこのコマンド
に対応する処理を実行する(ステップS36)。
【0062】以上の処理により、バスを介して接続され
た他の磁気ディスク装置の磁気ディスクに対してウイル
ス検出・修復処理を行うことができる。この第2の実施
の形態によれば、ホストコンピュータと磁気ディスク装
置とを接続するバスが開放されると、他の磁気ディスク
装置の磁気ディスクに対するウイルス検出・修復処理が
実行される。従って、この磁気ディスク装置が接続され
ているコンピュータシステムにおいては、ホストコンピ
ュータが他の処理を実行している間に、他の磁気ディス
ク装置の磁気ディスクのウイルス検出及び修復を行うこ
とができる。従って、複数の磁気ディスク装置が接続さ
れたコンピュータシステムにいおいて、磁気ディスクの
ウイルス検出・修復に係るホストコンピュータの負担を
軽減することができる。更に、このホストコンピュータ
と磁気ディスク装置とを接続するバスの開放時間を有効
に利用することができる。
【0063】尚、この第2の実施の形態における磁気デ
ィスク装置に接続される記憶装置102−1〜102−
nは必ずしも磁気ディスク装置である必要はなく、磁気
テープを用いたものや、半導体ディスク装置等の記憶装
置であってもよい。
【0064】次に、この発明に係る磁気ディスク装置の
第3の実施の形態を図9及び図10を参照して説明す
る。この第3の実施の形態における磁気ディスク装置
は、ホストコンピュータからライトコマンドを受け取っ
た場合、ライトコマンドに続いて送られてくるデータ
(ライトデータ)に対してウイルス検出・修復処理を行
う機能を有する。
【0065】この磁気ディスク装置は、基本的に前述し
た第1の実施の形態と同様の構成、即ち、図1に示され
る構成と同様の構成を有する。従って、各構成要素の詳
細な説明は省略する。
【0066】ここで、この第3の実施の形態に係る磁気
ディスク装置における、ライトデータに対するウイルス
検出・修復処理の実行に関する機能の機能ブロック図を
図9に示す。
【0067】コマンド判定部40は、ホストコンピュー
タからのコマンドを受取り、このコマンドがデータの書
き込みを指示するライトコマンドであるか否かを判定す
る。受け取ったコマンドがライトコマンドである場合、
コマンド判定部40は、ウイルス検出部41にライトコ
マンドの受信を通知する。
【0068】ウイルス検出部41は、ライトコマンドの
受信が通知されると、ライトコマンドに後続して送られ
るデータがコンピュータウイルスに感染していないか否
かを判断する、ウイルス検出処理を施す。ここで、ホス
トコンピュータから送られているデータがコンピュータ
ウイルスに感染していることが検出された場合、データ
を修復するために修復部42に受け取ったデータを送
る。又、ウイルス検出部41は、コンピュータウイルス
の検出を警告部43に通知する。ホストコンピュータか
ら受け取ったデータがコンピュータウイルスに感染して
いない場合、ウイルス検出部41は受信データをデータ
ライト部44に送る。
【0069】修復部42は、ウイルス検出部41から送
られるデータに対し、ウイルスを退治し、データを元に
戻す修復処理を行う。データの修復が完了するとこのデ
ータをデータライト部44に送る。修復部42は、デー
タの修復が正常に行うことができたか否かの修復結果を
警告部43に送る。
【0070】警告部43は、ウイルス検出部41から通
知されるコンピュータウイルスの検出、及び修復部42
から送られる修復処理結果をホストコンピュータに通知
する。
【0071】データライト部44は、ウイルス検出部4
1、または修復部42から送られるデータを、磁気ディ
スク45のホストコンピュータにより指定されたアドレ
スに書込む。
【0072】次に、この第3の実施の形態における磁気
ディスク装置の動作を図10のフローチャートを参照し
て説明する。尚、磁気ディスク装置の各構成要素には、
図1と同様の参照符号を付けて説明を行う。
【0073】磁気ディスク装置に対してホストコンピュ
ータからコマンドが送られると、先ず、HDC15は、
コマンドの受信をCPU12に通知する。CPU12
は、このコマンドが磁気ディスク1に対するデータの書
き込みを指示するライトコマンドであるか否かを判定す
る(ステップS41)。ここで、送られたコマンドがラ
イトコマンド以外のコマンドである場合(ステップS4
1,NO)、受け取ったコマンドに対応する処理を行
う。
【0074】送られたコマンドがライトコマンドの場合
(ステップS41,YES)、CPU12は、ライトコ
マンドに応じたコマンド処理が完了しているか否かを判
定する(ステップS42)。ここでコマンド処理の完了
とは、ホストコンピュータから送られるデータを全て受
け取っていることを意味する。コマンド処理が完了して
いない場合(ステップS42,NO)、HDC15は、
外部バスを介してホストコンピュータから送られるライ
トデータを受信する(ステップS43)。受信したライ
トデータは、順次バッファRAM16に格納される。
【0075】CPU12は、このバッファRAM16に
格納されているデータに対し、所定のデータ単位でウイ
ルス検出処理を施す(ステップS44)。ここで、ウイ
ルスが検出されない場合(ステップS45,NO)、C
PU12は、リード/ライト回路10にバッファRAM
16に格納されたデータの書き込みを指示する。リード
/ライト回路10は、バッファRAM16に格納され、
ウイルス検出処理の施されたデータ、即ち、コンピュー
タウイルスに感染していないデータをヘッド2を介して
磁気ディスク1の指定されたアドレスに書込む(ステッ
プS46)。この後、ステップS42に戻り、再びコマ
ンド処理が完了したかの判定が行われる。
【0076】バッファRAM16に格納されたデータが
コンピュータウイルスに感染していることが検出された
場合(ステップS45,YES)、CPU12は、デー
タの受信を中止し、コンピュータウイルスの検出をHD
C15を介してホストコンピュータに通知してこのデー
タを回復するための修復処理を施す(ステップS4
7)。又、この修復処理の結果もホストコンピュータに
送られる。CPU12は、修復処理が正常に行われ、デ
ータが復元された場合、このデータを磁気ディスク1に
書込む指示をリード/ライト回路10に送る。
【0077】以上の処理により、ライトコマンドに後続
して送られるデータに対するウイルス検出・修復処理が
実行される。この第3の実施の形態によれば、ライトコ
マンドに後続して送られるデータに対し、このデータが
コンピュータウイルスに感染しているか否かの検査、及
び修復処理が施されるので、磁気ディスクに格納される
データの安全性が確保される。
【0078】尚、前記第1の実施の形態では、磁気ディ
スク装置のアイドル状態でウイルス検出・修復処理が行
われているが、これを、前記第2の実施の形態で説明し
たように、磁気ディスク装置とホストコンピュータとを
接続するバスの開放状態時に実行するように構成しても
よい。
【0079】又、前記第2の実施の形態では、バスの開
放状態時にウイルス検出・修復処理が行われているが、
これを、前記第1の実施の形態で説明したように、アイ
ドル状態時に、バスの状態を監視し、磁気ディスク装置
がアイドル状態で、且つバスが開放状態の時に実行する
ように構成してもよい。又、この第2の実施の形態にお
ける磁気ディスク装置を、ホストコンピュータからのラ
イトコマンドの発生を検出し、このライトコマンドに後
続してバスに出力されるデータを、順次取り込み、ウイ
ルス検出・修復処理を施すように構成してもよい。但
し、この場合には、ウイルス検出・修復処理後のデータ
を、ホストコンピュータの指定する磁気ディスク装置に
送出する必要がある。
【0080】
【発明の効果】以上詳記したように、この発明によれ
ば、磁気ディスク装置のアイドリング状態が所定時間経
過すると、磁気ディスクに対するウイルス検出・修復処
理が実行される。即ち、ホストコンピュータが他の処理
を実行している間に、磁気ディスクのウイルス検出及び
修復を行うことができ、磁気ディスクのウイルス検出・
修復に係るホストコンピュータの負担を軽減することが
できると共に、磁気ディスク装置のアイドリング時間を
有効に使用することができる。
【0081】又、この発明によれば、ホストコンピュー
タと磁気ディスク装置とを接続するバスが開放される
と、他の磁気ディスク装置の磁気ディスクに対するウイ
ルス検出・修復処理が実行される。従って、この磁気デ
ィスク装置が接続されているコンピュータシステムにお
いては、ホストコンピュータが他の処理を実行している
間に、他の磁気ディスク装置の磁気ディスクのウイルス
検出及び修復を行うことができる。従って、複数の磁気
ディスク装置が接続されたコンピュータシステムにいお
いて、磁気ディスクのウイルス検出・修復に係るホスト
コンピュータの負担を軽減することができる。更に、こ
のホストコンピュータと磁気ディスク装置とを接続する
バスの開放時間を有効に利用することができる。
【0082】又、この発明によれば、ライトコマンドに
後続して送られるデータに対し、このデータがコンピュ
ータウイルスに感染しているか否かの検査、及び修復処
理が施されるので、磁気ディスクに格納されるデータの
安全性が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係る磁気ディス
ク装置の構成を示すブロック図。
【図2】前記第1の実施の形態に係る磁気ディスク装置
の機能構成を示す機能ブロック図。
【図3】前記第1の実施の形態に係る磁気ディスク装置
における、アイドリング状態を判定する動作を示すフロ
ーチャート。
【図4】前記第1の実施の形態に係る磁気ディスク装置
における、ウイルス検出・修復処理を示すフローチャー
ト。
【図5】前記第1の実施の形態に係る磁気ディスク装置
における、コマンド受信時の動作を示すフローチャー
ト。
【図6】この発明の第2の実施の形態に係る磁気ディス
ク装置の接続状態を示す図。
【図7】前記第2の実施の形態に係る磁気ディスク装置
の機能構成を示す機能ブロック図。
【図8】前記第2の実施の形態に係る磁気ディスク装置
における、他の磁気ディスク装置に対するウイルス検出
・修復処理を示すフローチャート。
【図9】この発明の第3の実施の形態に係る磁気ディス
ク装置の機能構成を示す機能ブロック図。
【図10】前記第3の実施の形態に係る磁気ディスク装
置における、コマンド受信時の動作を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
1…磁気ディスク、2…磁気ヘッド、3…スピンドルモ
ータ、4…キャリッジ、5…ボイスコイルモータ、6…
モータドライバ、7…VCMドライバ、8…ドライバI
C、9…ヘッドアンプ、10…リード/ライト回路、1
1…サーボ制御回路、12…CPU、12a…A/Dコ
ンバータ、12b…D/Aコンバータ、12c…コマン
ドRAM、13…内部バス、14…ROM、15…HD
C、16…バッファRAM、17…EEPROM、18
…タイマ、20…タイマ部、21…ウイルス検出部、2
2…磁気ディスク、23…メモリ部、24…修復部、2
5…警告部、26…中断処理部、30…バス監視部、3
1…ウイルス検出部、32…磁気ディスク、33…メモ
リ部、34…修復部、35…警告部、36…中断処理
部、40…コマンド判定部、41…ウイルス検出部、4
2…修復部、43…警告部、44…データライト部、4
5…磁気ディスク、100…ホストコンピュータ、10
1,102−1〜102−n…磁気ディスク装置、10
3…バス。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストコンピュータに接続可能な磁気デ
    ィスク装置において、 データを記憶する磁気ディスクと、 この磁気ディスクに記憶されているデータがコンピュー
    タウイルスに感染しているか否かを判定する検査手段
    と、 前記ホストコンピュータと前記磁気ディスク装置との間
    のデータ送受を監視し、前記磁気ディスクに記憶されて
    いるデータに対し、コンピュータウイルスに感染してい
    るか否かの判定が行われるように前記検査手段を制御す
    る制御手段とを具備することを特徴とする磁気ディスク
    装置。
  2. 【請求項2】 前記検査手段により、前記磁気ディスク
    に記憶されているデータがコンピュータウイルスに感染
    していると判定された場合、この感染したデータの修復
    を行う修復手段を具備することを特徴とする請求項1記
    載の磁気ディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記磁気ディスク装置
    がアイドル状態である場合、前記磁気ディスクに記憶さ
    れているデータがコンピュータウイルスに感染している
    か否かを判定するように前記検査手段を制御することを
    特徴とする請求項1または2記載の磁気ディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記磁気ディスク装置
    が、リード/ライト処理の完了から所定時間経過した場
    合、前記磁気ディスクに記憶されているデータがコンピ
    ュータウイルスに感染しているか否かを判定するように
    前記検査手段を制御することを特徴とする請求項1また
    は2記載の磁気ディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記磁気ディスク装置と前記ホストコン
    ピュータはバスによって接続され、 前記制御手段は、前記バスを介してデータが送受されて
    いない時、前記磁気ディスクに記憶されているデータが
    コンピュータウイルスに感染しているか否かを判定する
    ように前記検査手段を制御することを特徴とする請求項
    1または2記載の磁気ディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記検査手段により前記磁気ディスクに
    記憶されているデータがコンピュータウイルスに感染し
    ている場合、このコンピュータウイルスの感染を前記ホ
    ストコンピュータに通知する通知手段を具備することを
    特徴とする請求項1または2記載の磁気ディスク装置。
  7. 【請求項7】 前記磁気ディスク装置は、 不揮発性のメモリと、 前記検査手段による判定が実行されている時、前記ホス
    トコンピュータからのコマンドの受信を検出し、前記検
    査手段によりアクセスされている前記磁気ディスクのア
    ドレスを前記メモリに記憶し、前記検査手段による判定
    を中断する手段とを具備し、 前記制御手段は、前記メモリに記憶されているアドレス
    から前記判定が行われるように前記検査手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の磁気ディスク
    装置。
  8. 【請求項8】 バスを介してホストコンピュータと1つ
    以上の記憶装置に相互接続されている磁気ディスク装置
    において、 データがコンピュータウイルスに感染しているか否か判
    定する検査手段と、 前記バスを監視し、前記1つ以上の記憶装置に記憶され
    ているデータに対し、コンピュータウイルスに感染して
    いるか否かの判定が行われるように前記検査手段を制御
    する制御手段とを具備することを特徴とする磁気ディス
    ク装置。
  9. 【請求項9】 前記検査手段により、前記1つ以上の記
    憶装置に記憶されているデータがコンピュータウイルス
    に感染していると判定された場合、この感染したデータ
    の修復を行う修復手段を具備することを特徴とする請求
    項8記載の磁気ディスク装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記磁気ディスク装
    置がアイドル状態である場合、前記1つ以上の記憶装置
    に記憶されているデータに対し、コンピュータウイルス
    に感染しているか否かの判定が行われるように前記検査
    手段を制御することを特徴とする請求項8または9記載
    の磁気ディスク装置。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、前記磁気ディスク装
    置が、リード/ライト処理の完了から所定時間経過した
    場合、前記1つ以上の記憶装置に記憶されているデータ
    に対し、コンピュータウイルスに感染しているか否かの
    判定が行われるように前記検査手段を制御することを特
    徴とする請求項8または9記載の磁気ディスク装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、前記バスを介してデ
    ータが送受されていない時、前記1つ以上の記憶装置に
    記憶されているデータに対し、コンピュータウイルスに
    感染しているか否かの判定が行われるように前記検査手
    段を制御することを特徴とする請求項8または9記載の
    磁気ディスク装置。
  13. 【請求項13】 前記検査手段により前記磁気ディスク
    に記憶されているデータがコンピュータウイルスに感染
    している場合、このコンピュータウイルスの感染を前記
    バスを介して前記ホストコンピュータに通知する通知手
    段を具備することを特徴とする請求項8または9記載の
    磁気ディスク装置。
  14. 【請求項14】 前記磁気ディスク装置は、 不揮発性のメモリと、 前記検査手段による判定が実行されている時、前記ホス
    トコンピュータから前記バスへのコマンド出力を検出
    し、前記検査手段によりアクセスされている前記磁気デ
    ィスクのアドレスを前記メモリに記憶し、前記検査手段
    による判断を中断する手段とを具備し、 前記制御手段は、前記メモリに記憶されているアドレス
    から前記判定が行われるように前記検査手段を制御する
    ことを特徴とする請求項8または9記載の磁気ディスク
    装置。
  15. 【請求項15】 ホストコンピュータに接続可能な磁気
    ディスク装置において、 データを記憶する磁気ディスクと、 前記ホストコンピュータから送られるコマンドがデータ
    の書き込みを要求するライトコマンドであるか判定する
    判定手段と、 前記ライトコマンドに後続して送られるライトデータを
    一時的に記憶するメモリと、 データがコンピュータウイルスに感染しているか否かを
    判定する検査手段と、 前記判定手段によりホストコンピュータから送られたコ
    マンドがライトコマンドであると判定された場合、前記
    メモリに記憶されるデータがコンピュータウイルスに感
    染しているか否かの判定が行われるように前記検査手段
    を制御する制御手段とを具備することを特徴とする磁気
    ディスク装置。
  16. 【請求項16】 前記検査手段により前記メモリに記憶
    されているデータがコンピュータウイルスに感染してい
    る場合、このコンピュータウイルスの感染を前記ホスト
    コンピュータに通知する通知手段を具備することを特徴
    とする請求項15記載の磁気ディスク装置。
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Cited By (4)

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