JPH10113394A - カテーテル挿入装具のカニューレとチャンバー間の固定方法およびその固定構成装置 - Google Patents

カテーテル挿入装具のカニューレとチャンバー間の固定方法およびその固定構成装置

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JPH10113394A
JPH10113394A JP9267639A JP26763997A JPH10113394A JP H10113394 A JPH10113394 A JP H10113394A JP 9267639 A JP9267639 A JP 9267639A JP 26763997 A JP26763997 A JP 26763997A JP H10113394 A JPH10113394 A JP H10113394A
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デビッド・エル・ボガート
Zino Altman
ジノ・アルトマン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 血液チャンバーなどのハウジングにカニュー
レを保持するように押し出し成形プラスチックプラグを
適合した新規で簡単な構造のカテーテル挿入装具を提供
する。 【解決手段】 カテーテル構造物とカニューレホルダー
本体を結合する低コスト法によって静脈カテーテル挿入
装具を製造する。また押し出し成形されたカニューレと
血液チャンバーの固定も開示する。さらに、押し出し成
形プラスチック要素を血液チャンバーあるいはハウジン
グに取り付けるために鋼カニューレに接続して低コスト
構造を可能にしてそれによりカテーテル挿入装具は経済
的でその1回使用の使い捨てができるアセンブリと構造
が簡単で安価となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的に静脈カテ
ーテル挿入装具に関し、特に、カテーテル構造物とカニ
ューレホルダー本体を組み立てる低コスト方法に関し、
また、特に、押し出し成形されたカニューレおよび血液
チャンバー固定構造物にも関する。さらに、本発明は、
押し出し成形されたプラスチック要素を、血液チャンバ
ーあるいはハウジングに取り付けるために鋼カニューレ
と接続して低コスト構造を可能にし、それによりカテー
テル挿入装具のアセンブリと構造を単純化で安価なもの
にして経済的に使い捨ての1回のみ使用のアセンブリが
できる、単純化された押し出し成形カテーテル挿入装具
を実現するための新規な構造物(構造)の提供に関す
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】患者
の皮膚に刺入するために尖った中空針あるいはカニュー
レを使用する医療器具と、特に、静脈穿刺を行なうため
にそのような針を使用するカテーテルの利用は、医療技
術でよく知られており、患者の血液流に液体と薬を直接
注射する目的で医者や医療従事者によって広く行なわれ
ている。さらに外科手術あるいは外科手順中に、血液全
体の輸血と非経口流体(液体)をそのような外科手順を
受ける患者に投与することがしばしば必要である。基本
的によく知られており、かなり長い間使われているよう
に、患者の心臓血管系にそのような流体の注入は静脈穿
刺の形成を必要とした。この静脈穿刺は静脈注射で投与
された流体のソースを針に相互接続するようにした流体
接続用の近い取り付け場所を有する中空の硬い針を利用
する。
【0003】静脈穿刺を通して患者に流体を投与する前
述の方法は、この医療技術の患者への流体投与で幾つか
重要な問題になることがあった。従って、取り組まねば
ならなかった第1の問題は、針の元々の固さにあり、そ
の針の固さは、通常、外科用特性鋼で構成され、患者の
静脈に挿入されると同時に、安全のために流体の投与あ
るいは輸血の間、静脈穿刺の一般的な場所の固定位置に
針が保持される必要があり、それでそのような手順がか
なりの時間を要するものと思われる。前述の説明に加え
て、血液サンプルを定期的に抜き採ったり、あるいは、
患者に静脈注射液を逐次投与することが必要であった時
はいつも、各々が特定の時間あるいは体の様々な場所に
施される一連の複数の静脈穿刺を患者に行なう必要があ
り、その結果、そのような繰り返しで幾分痛く嫌な静脈
穿刺となり患者に比較的忘れられない経験を与える。
【0004】前述の問題の改良、できれば解消のため
に、医療技術ではシラスチックあるいはテフロンのよう
な低摩擦材料からなる柔軟なチューブ状カテーテルを患
者の静脈に挿入したり、例えば、非経口の流体を含む液
体の定期的投与や、血液/血漿輸血、液状形態での投薬
の目的や、それに血液サンプルなどの採取のためにも長
期間にわたり、そのカテーテルチューブをそのような位
置に挿入したままにすることがここ最近行なわれてい
る。繰り返しの静脈穿刺によって生じた以前経験した外
傷、血液の溢れ出し、そして浸透はこの方法でかなり回
避されてきており、長期間、固い針を体内に放置する患
者への危険と不快感は大体解消されている。従って、管
腔や静脈のような患者の体腔内にそのような柔軟なカテ
ーテルチューブの遠位端を配置するために、静脈穿刺を
形成する目的で、カニューレあるいは先が尖った中空針
が通常使用されている。そのようにして、カニューレあ
るいは中空針の外周に、スリーブ状に延びるように、入
れ子式に同軸方向にスライド可能に取り付けられる柔軟
なカテーテルチューブを、静脈穿刺を形成した針に続く
静脈内に針の長さに沿って前進させる。その後、静脈穿
刺の場所の患者の体内にカテーテルを残すと同時に、針
を適切に廃棄する。
【0005】静脈穿刺を形成すると同時に、前の患者の
体内に刺された針が、例えば、しばしばあるいは実際に
はいつもその性質上、極めて重要な後天性免疫不全症候
群(AIDS)や、あるいは肝炎のような他の危険な感
染状態に感染した患者のような感染者にさらされている
限り、臨床員は患者の体内から針を引き抜いた後、その
針で不意にあるいはうっかり自分自身を突いたり刺した
りする危険や事故を招き、その結果として感染したり死
亡する場合もある。従って、針を患者の体内から引き抜
くと同時に、針先端保護ハウジングあるいは構造体のよ
うな保護環境内に収納し、それにより安全に配置するこ
とが一般的である。
【0006】医療費を削減するために多数回、鋼針(ス
タイレット)のようなカニューレ/カテーテルを再使用
することが、通常、「第三世界」と呼ばれる多くの開発
途上国あるいは未開発国で現在行なわれている一般的な
実情である。前に述べたように、それに関連した健康に
対する危険性は、患者に対して不快であることは言うま
でもなく、かなりなものである。このような広く行き渡
った問題に対処するため、極端に簡単な低コストの使い
捨てカテーテル分配システムを供給できることが非常に
望ましい。この時にこのカテーテル分配システムの現技
術水準によれば、カテーテル分配システムは、多孔質プ
ラグで、通常、密封した一体血液チャンバーを有する射
出成形体内部に接着剤で接合した尖った鋼カニューレあ
るいは針(スタイレット)を有するのが一般的である。
金型内へのプラスチックの流れが何千psiと見做され
る場合、金型内の細い鋼カニューレを正確に保持するこ
とが極端に困難であるため、カニューレのランアウトの
正確さを保持することが困難である限り、成形されたプ
ラスチック本体すなわち血液チャンバーに関連して鋼カ
ニューレを取り付けることが困難であると、プラスチッ
ク本体を成形する際に鋼カニューレに関して生じる欠点
がなくなる。その結果、成形プロセス時に内部に挿入さ
れた鋼カニューレを備えた血液チャンバーのような成形
体の構造は、比較的複雑で、望ましい結果をもたらすと
は必ずしも限らず、それによりコスト要因が最重要であ
る特に通常、人口が多い低開発国あるいは開発途上国の
マーケットに対し全体の製造プロセスが、比較的高価と
なり困難となる。それらの国では容易に安価に使い捨て
られる低コスト、大量生産のカテーテル挿入装具を提供
できることがほとんど絶対的に必要なことである。
【0007】従って、本発明の目的は、血液チャンバー
などのハウジングにカニューレを保持するように押し出
し成形プラスチックプラグを適合した新規で簡単な構造
のカテーテル挿入装具を提供することである。
【0008】本発明の他の目的は、カニューレとハウジ
ング間の相互接続がその構造で簡単になり、製造方法を
容易にし、全体の装具を1回のみの使用の後、廃棄して
も経済的に有効になる簡単な構造のカテーテル挿入装具
を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴によれば、
血液チャンバーとなるハウジング内に鋼カニューレを保
持するように適合した本質的に円筒状の成形要素か押し
出し成形プラスチックプラグを使用する考え方を利用す
る。その意味でハウジングは押し出し成形あるいは単に
成形された要素でよく、カニューレを取り付けるプラグ
が接着剤あるいは正確なランアオウトを必要としないで
所定の場所に圧入あるいは嵌合できて血液チャンバーお
よび/又は残りのカテーテル装具に対してカニューレを
容易に適切に整合(心出し)することができる。このよ
うな特定の構造によって血液チャンバーの成形が簡単に
なり、極端に狭い長く延びた血液チャンバーをハウジン
グに容易に設けることができ、それにより血液チャンバ
ーをその内径より外径でハウジングに保持するので流線
型アセンブリとすることができる。
【0010】本発明の他の面によれば、多孔質プラグで
密封した一体血液チャンバーを有する射出成形ハウジン
グ本体内部に接着剤で接合することによって鋼カニュー
レを配置するのではなく、本発明は押し出し成形プラス
チック材料を細断したあるいはカットしたセグメントか
らハウジングを構成するものである。それらのセグメン
トは製造が容易で安価であるばかりでなく、極端に簡単
に容易に供給され開発途上国と未開発国の制限された経
済的条件によく合った安価な自動装置で組み立てられ
る。現在、カテーテル挿入システムは、鋼カニューレを
保持し血液チャンバーを構成する本体として成形品を主
に使用している。前述とは対照的に、本発明の実施態様
によれば、「細断した」あるいはセグメント化した押し
出し成形品がカニューレを保持する本体を構成し、それ
で押し出しセグメントの1個がフィンガー支えと血液チ
ャンバーの結合部として作用し、他の押し出し物はノー
ズ部分とカニューレホルダーの結合部として作用する。
この実施態様は多孔質のプラグを利用して血液チャンバ
ーと、カニューレの保持部から離れた端部をベントす
る。
【0011】1つの改良では、1個の押し出し成形品
は、カニューレを成形品の所定位置に保持するのために
使用でき、一方、血液チャンバーのベントはレーザーに
よって作られる。他の改良は、押し出し成形品が成形ハ
ウジングあるいは血液チャンバー内でカニューレの一端
部を保持し、血液チャンバーのベントはレーザーか多孔
質プラグで形成される安全カテーテルシステムに関連す
る。
【0012】別の実施態様は1個の押し出し成形品を利
用してカニューレの保持に多数回使用し、フィンガー支
えと血液チャンバーとなり、また血液チャンバーのベン
トも行なう。この実施態様は、構造と、1回のみの使用
の後、経済的に使い捨てされコスト要因が第1要件であ
る人口が多く高密度な未開発あるいは開発途上国に特に
合ったカテーテル挿入装具として設計できるように要求
された大量生産あるいはマスプロダクション技術の双方
に関して簡素化と低コストが本質的に究極であると思わ
れる。
【0013】前述の実施態様の全てにおいて、鋼カニュ
ーレは接着剤を使用することなく所定位置に圧入される
が、挿入装具のカテーテルは1個の要素(コンポーネン
ト)で、熱サイクル成形か湾曲成形によって成形される
ことが望ましい。さらに、このカテーテル挿入装具の保
護シースは、ハウジング本体あるいは血液チャンバーに
嵌めることより、カテーテルハブの先端に嵌めるように
適合した別の適当な長さに切った押し出し成形品でよい
であろう。
【0014】本発明の実施態様は全て、カテーテル挿入
装具を簡単に安く製造する方法と、1回のみの使用の
後、その装具の廃棄を経済的に有効にするその方法から
得られた構造物を提供して、再使用のカテーテル挿入装
具で治療を受けた患者が感染する危険性をかなり減ら
し、一方、医療従事者と臨床員も保護するするように設
計されている。
【0015】以下、添付図面に基づて本発明の好ましい
実施態様の詳細な説明を行なう。
【発明の実施の形態】ここで図1を特に参照する。図1
には、例えば当技術で現在使用されている血液チャンバ
ーなどの成形されたコンポーネント(要素)14を保持
するための装置10の構造が示されている。
【0016】以下に説明する実施態様を通して同一ある
いは同様の要素は同じ参照番号で示す。この場合、成形
されたプラスチックフィンガーホルダー16には中央開
口18があり、鋼カニューレあるいはスタイレット12
を密接嵌合で保持している。このフィンガーホルダー1
6内に軸方向に延びているカニューレ12の端部20
は、血液チャンバーとなる成形ハウジング14の端部2
2に固定接続しており、ハウジングあるいは要素14を
形成する成形作業時に内腔(ボア)を通して延びて隙間
無く嵌合することによってその要素に関連して成形され
る。その場合、カニューレのランアウトあるいはその位
置決めを特に小さなゲージサイズで維持することは困難
である。前述の理由は、金型内のカニューレ12のよう
な小さなあるいは細い鋼ピンを保持することは極端に困
難であり、一方、要素14を製造するプラスチックは金
型内に流入し何千psiと見做されるからである。従っ
て、複合成形プラスチック要素と鋼カニューレを成形作
業で形成するプロセスは、多量の不良品になることが多
く、このことによってプロセスが複雑で高価になるばか
りでなく、カテーテル挿入装具のカニューレと血液チャ
ンバー固定具を製造する際に単位当たりのコストがさら
に増大する。
【0017】図2を参照する。この場合、鋼カニューレ
12はフィンガーホルダー32の内腔30に固定成形さ
れる。このフィンガーホルダー32は環状リセス(溝)
に成形血液チャンバーあるいはハウジング36をその一
端をクランプ嵌合する。図1の実施態様のように、この
場合、鋼カニューレ12のランアウトも維持することが
困難であり、それによりカテーテル挿入装具の製造時に
多量の不良品になる。
【0018】図3の実施態様に関する場合では、カニュ
ーレ12は、血液チャンバーあるいはハウジング40、
および図1のようなフィンガーホルダー42に、あるい
は図2に示したようなフィンガーホルダー32自身に成
形されているというよりむしろ、この場合、カニューレ
12は、血液チャンバーあるいはハウジング40の末端
46で前方に延びるハブ部分44内に成形され、そのハ
ブ部分44はフィンガーホルダー42に形成された中央
開口あるいは内腔48内に隙間無くクランプ嵌合されて
いる。これによってその適当な向きと必要な正位置度で
カニューレのランアウトを維持することが潜在的に困難
になる。
【0019】図4の実施態様の場合、カニューレ12
を、フィンガーホルダー54の末端と血液チャンバーあ
るいはハウジング58の末端部分56を介して中央に延
びる内腔50内に同様に成形してある。この実施態様で
は、血液チャンバー58はフィンガーホルダー54内に
ゆったり配置されており、それにより血液チャンバー5
8とフィンガーホルダー54に対してその軸方向に向い
た一体性が鋼カニューレ12に必要とされる。これはま
た逆にカニューレランアウトの精度に影響を与え、複数
の要素の成形に必要な精度と、正確な真のランアウト位
置でのカニューレ12の保持の点で全体の装置を製造し
にくくしている。
【0020】安くしかも図5に示すように、フィンガー
ホルダー60と血液チャンバー62の範囲に対してカニ
ューレ12のランアウトを高精度で正確なものにしなが
ら、カテーテル挿入装具の血液チャンバー固定構造体に
簡単な構造を与えるために、成形プラスチック要素でよ
いフィンガーホルダー60に、血液チャンバー62の中
央内腔68と心が合った中央内腔64をフィンガーホル
ダー60の端部66に付ける。血液チャンバーは成形か
あるいは押し出し成形によるプラスチック材料構造でよ
い。患者に静脈穿刺を形成する尖った注入部位(図示せ
ず)を有する硬い鋼針のカニューレ12は、反対側ある
いは後方端部70がガスケット72で隙間無く嵌合する
か干渉嵌合(絞り嵌め)することにより包囲されてい
る。ガスケットは押し出し成形された円筒セグメントあ
るいは所謂「プラグ」の形態である。ガスケット72は
雲母、DE、シリカゲルなどを充填した押し出し成形ウ
レタン、PEBAX、架橋されたポリオレフィン、その
他の相応しいプラスチック材料から構成してあり、ガス
ケット72とカニューレ12の間に接着剤を使用する必
要がない。
【0021】血液チャンバー固定要素をその組み付け位
置で示した図6に示すように、そこに固定されたカニュ
ーレ12と共にガスケット72を、フィンガーホルダー
60と血液チャンバー62の整合された内腔64,68
に、例えば、フィンガーホルダー60と血液チャンバー
62の双方の内腔64,68と0.001mmないし
0.020mmの干渉でプレス嵌めがしてあり、それに
より要素のすべてをクランプ的に相互嵌合して、カニュ
ーレ12のランアウトの精度あるいは正確さを保持す
る。
【0022】前述の装置では、フィンガーホルダー60
は不透明ナイロン、ポリエステルあるいはポリオレフィ
ンなどの平滑な適切に成形された硬いプラスチック材料
から構成されている。一方、血液チャンバー62は成形
要素か、チューブ状部材から押し出し成形され、透明な
ABS、ポリプロピレン、改質アクリル樹脂あるいは他
の同様のタイプの材料で構成することができる。この血
液チャンバー固定アセンブリは接着剤やその材料の紫外
線硬化を一切必要とせず、しかも複雑な成形品の使用も
必要ない。その上、そのプロセスは1回のみのアセンブ
リ(組み立て)工程と、ガスケット72とカニューレ1
2からなる2個のみの特定ゲージ要素でなっている。さ
らに、血液チャンバー62は、その外径をフィンガーホ
ルダー60の内側円筒面に相互関連しなければならない
というより、フィンガーホルダー60に対してプラグや
ガスケット72によりその正確な位置に保持される。こ
れにより、製造プロセス(方法)が、図1から図4の例
で示したような現在の技術水準と比較してさらに簡単で
安価になる。
【0023】図7に示した押し出し成形カテーテル挿入
装具80を参照する。図には静脈穿刺形成用の尖った挿
入先端82を有する鋼カニューレ12が図示され、カニ
ューレ12の反対側端部84は、図5と図6に図示し説
明したガスケットと同様のガスケット72を構成する中
空プラグかチューブ状セグメントの形態の押し出し成形
カニューレホルダーにプレス嵌めしてある。この実施態
様では、押し出し成形カニューレ保持ガスケット72の
周囲の後方部分86上に、血液チャンバー90を構成す
るように適合した中空円筒部材やチューブ状物体88の
ような押し出し成形プラスチック部材がプレス嵌めして
ある。上記中空円筒部材88の遠位端部91は、内部に
収容した血液含有物を出すのを容易にするために多孔質
プラグ92で密封するように適合してある。
【0024】湾曲成形か熱サイクル成形のプラスチック
材料の1個の製品からなるカテーテル96は、フィンガ
ー保持フランジハブ98を有し、そのハブ98は押し出
し成形カニューレ保持ガスケット72の前方部分100
付近に隙間無く嵌合して延びている。ハブ98の底面1
02は円筒部材の端部に接触する。カテーテル96の細
長いチューブ状部分104は、鋼カニューレ12の外面
周囲で先端82の方へ密接に嵌合してハブ98から延び
ている。カテーテル部分104をその表面に有する鋼カ
ニューレ12の部分は、取り外し可能な押し出し成形プ
ラスチックのチューブ状シース106で保護するように
包囲される。この実施態様では、様々な要素は、プラス
チック材料の本来簡単で押し出し成形されたチューブ状
要素の形成によって迅速にしかも安く製造することがで
きる。そのチューブ状要素の多くは非常に厳密な寸法公
差に設計する必要がなく、従って簡単で安い装置に供給
し組み立てることができる。さらに、超音波、接着剤、
紫外線オーブンおよびその他の複雑なプロセスおよび/
又は装置が不要となり、これらの全てのことによって特
に開発途上国や未開発国などで世界的、普遍的に製造し
使用するための本カテーテルの挿入設計が、1回だけ使
用した後に経済的に使い捨てできるようにこれらの装具
を適合するように、簡単で安価となる。
【0025】図7の要素と同様あるいは同一の要素を同
じ参照番号で示してある図8の実施態様に関しては、主
な相違点は、チューブ状構造の押し出し成形血液チャン
バー本体とその血液チャンバーのベント用中実プラグを
使わずに、上に形成した一体の外側フィンガー支え11
2を有する成形プラスチックチャンバー本体110が設
けられており、しかもその成形プラスチック血液チャン
バー本体110の遠位端部は多孔質ベント用プラグを備
えた開口を付けずに閉鎖している点にある。この実施態
様では、レーザーでカットしたベント116を、血液チ
ャンバー118内に入れる血液供給のために設けるか、
あるいは別に、図7の実施態様のように多孔質ベント用
プラグ92を、一体成形フィンガー支え112を組み入
れた成形血液チャンバー本体110と共に使用してもよ
い。ここでは血液チャンバー本体110は図7の押し出
し成形体要素88より複雑に成形された特徴の物ででき
てが、その本体110は一体成形フィンガー支え112
と共に簡単に構成されており、一体フィンガー保持構造
物を備えた低コストカテーテルの製造方法が実施可能に
もなる。
【0026】図7と図8の要素と同様か同一の要素を同
じ参照番号で示してある図9の実施態様には、カニュー
レ12周囲に密封されて延びる突出ハブ122を有する
円筒ノーズガード120が形成されており、押し出し成
形ガスケット72からなるカニューレホルダーは、干渉
嵌合によって取り付けた押し出しあるいは成形されたチ
ューブ状血液チャンバー124を有する。血液チャンバ
ー124の反対側あるいは遠位端部126は閉鎖構造と
なっており、血液を血液チャンバー内に入れるレーザー
ベント128を設けるか、あるいは、その代わりに図7
に示したように血液チャンバーに入れた物をベントでき
る多孔質ベント用プラグを設けてもよい。
【0027】血液チャンバー124の周囲は、スペース
を開けてノーズガード120の円筒壁部分130で囲ま
れており、またノーズガード120は一体のフィンガー
支え134を有する成形体あるいはハウジング132で
囲まれており、これによりカテーテル挿入装具の血液チ
ャンバー固定部分をなしている。前の実施態様のよう
に、取り外し可能な押し出し成形円筒あるいはチューブ
状プラスチックシース106を、カニューレ12の尖っ
た先端82でユーザーが針で刺されないようにカテーテ
ルと鋼カニューレに被せてある。
【0028】図7ないし図9に示した要素が同じ参照番
号で示してある図10の実施態様の場合、血液チャンバ
ー固定構造物は、中でプレス嵌めしたカニューレ12の
後方端部を有する押し出しプラグを利用しないで、押し
出し成形した一体カニューレホルダー、フィンガーホル
ダーおよび中空チューブ状部材142からなる血液チャ
ンバー140が血液チャンバー144を構成し、その遠
位端部146がクリンプされて(曲げられて)閉じてカ
テーテル挿入装具の使用時に血液チャンバー144内に
血液を入れる部分ベントを形成する点でさらに単純化さ
れている。その他の部分、カテーテルと、カニューレを
保護するための押し出し成形したチューブ状シースは図
7ないし図9の実施態様と同じである。しかしながら、
この実施態様では、押し出し材を「細断した」すなわち
チューブ状セグメントで主に構成してあり、また唯一の
成形要素が1部品カテーテルであるというその極端に簡
単な設計のため、コストが優先ファクターであり、血液
漏れと血液接触の可能性が特に重要でない複数の用途に
極端に低コストのカテーテル挿入装具が設けられる。こ
の特定のカテーテル挿入装具は、特に使い捨てカテーテ
ル挿入装具を極端に低コストでしかもメーカーに簡単に
また使用が簡単に提供できることが最重要である開発途
上国や未開発国で広く利用するのに適している。
【0029】前述のことから本発明は、極端に有効なコ
ストで、開発途上国や未開発国、所謂、「第三世界」の
国々に特に適する1回の使用と使い捨てに適した押し出
し成形カテーテル挿入装具と血液チャンバー固定具を提
供する極端に簡単な方法に関することであることが容易
に明らかになる。
【0030】本発明の好ましい実施態様と思われるもの
を図示し説明したが、本発明の趣旨から逸脱せずに形と
詳細を容易に様々改良し変形することができることが勿
論理解されよう。従って、本発明は本明細書で図示し説
明した正確な形態と細部に限定されず、また、本明細書
の特許請求の範囲に記載された本発明の全体より狭いも
のにも限定されないものとする。
【0031】本発明の具体的な実施態様は以下の通りで
ある。 (1)前記円筒部材の外径と前記チャンバー構造の開口
の直径は、前記密封接触を構成する干渉嵌合を行なうこ
とができる寸法である請求項1に記載の方法。 (2)前記円筒部材の外径と前記チャンバー構造の開口
の直径との間の干渉嵌合(絞り嵌め)は約0.001な
いし0.020インチの大きさにある実施態様(1)に
記載の方法。 (3)前記押し出し成形円筒部材は連続押し出し成形さ
れたチューブ状押し出し品からある長さに切られる請求
項1に記載の方法。 (4)前記チャンバー構造は細長い押し出し成形プラス
チック中空円筒体から作れられる請求項1に記載の方
法。
【0032】(5)前記チャンバー構造は細長い成形プ
ラスチック中空円筒体から作れられる請求項1に記載の
方法。 (6)前記カテーテル挿入装具のプラスチックフィンガ
ー支えは、円筒要素で構成され、前記フィンガー支えは
前記開口を有する前記チャンバーの端部に配置され、前
記チャンバー構造の軸方向の長さの少なくとも一部分で
包囲する円筒壁部分を有する請求項1に記載の方法。 (7)前記チャンバー構造端部に配置されるプラスチッ
クフィンガー支えの一部は、前記チャンバー構造の開口
のサイズに一致した寸法の貫通孔を有する実施態様
(6)に記載の方法。 (8)前記カテーテル挿入装具のフィンガー支えは、前
記チャンバー構造と一体成形される請求項1に記載の方
法。
【0033】(9)前記成形カテーテルは前記カニュー
レの長さの略主要部分を隙間無く包囲し、前記カテーテ
ルは、密封接触で前記チャンバー構造を有する部分に隣
接する前記円筒部材の外面の一部分で干渉嵌合で配置さ
れたハブを有する請求項1に記載の方法。 (10)ノーズガードは前記チャンバー構造の長さの少
なくとも一部分に延び、前記ノーズガードは前記カニュ
ーレに固定された一端を有し、成形カテーテルは前記カ
ニューレの略主要部分を隙間無く包囲し、前記カテーテ
ルのハブは前記ノーズガードの突起に取り付けられ、ハ
ウジング本体は前記ノーズガードとチャンバー構造を包
囲する一体フィンガー支えを有する請求項1に記載の方
法。
【0034】(11)前記円筒部材と前記チャンバー構
造は押し出し成形プラスチック部材から一体形成される
請求項1に記載の方法。 (12)前記チャンバー構造は血液チャンバーからなる
請求項1に記載の方法。 (13)多孔質プラグは、内部に設けられた開口を有す
る端部から離れた前記チャンンバー構造の端部内に挿入
される実施態様(12)に記載の方法。 (14)レーザーカットベントホールは、内部に設けら
れた開口を有する端部から離れたその端部に最も近い前
記血液チャンバーに形成される実施態様12に記載の方
法。 (15)内部に開口設けた端部から離れた前記チャンバ
ーの一端は、曲げられて部分ベントを形成する実施態様
(12)に記載の方法。
【0035】(16)前記押し出し成形円筒部材は、押
し出し成形されたウレタン、PEBAX、およびMIC
A、DEあるいはシリカゲルで満たした架橋ポリオレフ
ィンからなる群から選択された材料のガスケットを形成
する請求項1に記載の方法。 (17)前記フィンガー支えは、成形された硬い平滑な
不透明のナイロン、ポリエステルおよびポリオレフィン
からなる材料群から選択された0材料で成形される実施
態様(6)に記載の方法。 (18)前記チャンバー構造は透明なABS、ポリプロ
ピレンおよび改質アクリル樹脂からなる材料群から選択
された材料で構成される請求項1に記載の方法。
【0036】(19)取り外し可能な押し出し成形プラ
スチックシースは、前記カテーテルとカニューレ上に延
在するように保護配置できる実施態様(9)に記載の方
法。 (20)前記円筒部材の外径と前記チャンバー構造の開
口の直径は、前記密封接触を構成する干渉嵌合を行なう
ことができる寸法である請求項2に記載の装置。 (21)前記円筒部材の外径と前記チャンバー構造の開
口の直径との間の干渉嵌合(絞り嵌め)は約0.001
ないし0.020インチの大きさにある実施態様(2
0)に記載の装置。 (22)前記押し出し成形円筒部材は連続押し出し成形
されたチューブ状押し出し品からある長さに切られる請
求項2に記載の装置。
【0037】(23)前記チャンバー構造は細長い押し
出し成形プラスチック中空円筒体から作れられる請求項
2に記載の装置。 (24)前記チャンバー構造は細長い成形プラスチック
中空円筒体から作れられる請求項2に記載の装置。 (25)前記カテーテル挿入装具のプラスチックフィン
ガー支えは、円筒要素で構成され、前記フィンガーは前
記開口を有する前記チャンバーの端部に配置され、前記
チャンバー構造の軸方向の長さの少なくとも一部分で包
囲する円筒壁部分を有する請求項2に記載の装置。 (26)前記チャンバー構造端部に配置されるプラスチ
ックフィンガー支えの一部は、前記チャンバー構造の開
口のサイズに一致した寸法の貫通孔を有する実施態様
(25)に記載の装置。
【0038】(27)前記カテーテル挿入装具のフィン
ガー支えは、前記チャンバー構造と一体成形される請求
項2に記載の装置。 (28)前記成形カテーテルは前記カニューレの長さの
略主要部分を隙間無く包囲し、前記カテーテルは、密封
接触で前記チャンバー構造を有する部分に隣接する前記
円筒部材の外面の一部分で干渉嵌合で配置されたハブを
有する請求項2に記載の装置。 (29)ノーズガードは前記チャンバー構造の長さの少
なくとも一部分に延び、前記ノーズガードは前記カニュ
ーレに固定された一端を有し、成形カテーテルは前記カ
ニューレの略主要部分を隙間無く包囲し、前記カテーテ
ルのハブは前記ノーズガードの突起に取り付けられ、ハ
ウジング本体は前記ノーズガードとチャンバー構造を包
囲する一体フィンガー支えを有する請求項2に記載の装
置。
【0039】(30)前記円筒部材と前記チャンバー構
造は押し出し成形プラスチック部材から一体形成される
請求項2に記載の装置。 (31)前記チャンバー構造は血液チャンバーからなる
請求項2に記載の装置。 (32)多孔質プラグは、内部に設けられた開口を有す
る端部から離れた前記チャンンバー構造の端部内に挿入
される実施態様(31)に記載の装置。 (33)レーザーカットベントホールは、内部に設けら
れた開口を有する端部から離れたその端部に最も近い前
記血液チャンバーに形成される実施態様(31)に記載
の装置。 (34)内部に開口設けた端部から離れた前記チャンバ
ーの一端は、曲げられて部分ベントを形成する実施態様
(31)に記載の装置。
【0040】(35)前記押し出し成形円筒部材は、押
し出し成形されたウレタン、PEBAX、およびMIC
A、DEあるいはシリカゲルで満たした架橋ポリオレフ
ィンからなる群から選択された材料のガスケットを形成
する請求項2に記載の装置。 (36)前記フィンガー支えは、成形された硬い平滑な
不透明のナイロン、ポリエステルおよびポリオレフィン
からなる材料群から選択された材料で成形される実施態
様(25)に記載の装置。 (37)前記チャンバー構造は透明なABS、ポリプロ
ピレンおよび改質アクリル樹 脂からなる材料群から選
択された材料で構成される請求項2に記載の装置。 (38)取り外し可能な押し出し成形プラスチックシー
スは、前記カテーテルとカニューレ上に延在するように
保護配置できる実施態様(28)に記載の装置。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明のカニューレ
とチャンバー構造物間の固定方法では、押し出し成形プ
ラスチック要素をチャンバー構造物に取り付けるために
カニューレに接続して低コスト構造が可能になり、それ
によりカテーテル挿入装具は経済的でその1回使用の使
い捨てができるアセンブリと構造が簡単で安価となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】現在の技術水準によるカテーテル挿入装具の成
形要素(コンポーネント)構成部のカニューレを支持す
るための様々な実施態様を示す図である。
【図2】現在の技術水準によるカテーテル挿入装具の成
形要素(コンポーネント)構成部のカニューレを支持す
るための様々な実施態様を示す図である。
【図3】現在の技術水準によるカテーテル挿入装具の成
形要素(コンポーネント)構成部のカニューレを支持す
るための様々な実施態様を示す図である。
【図4】現在の技術水準によるカテーテル挿入装具の成
形要素(コンポーネント)構成部のカニューレを支持す
るための様々な実施態様を示す図である。
【図5】組み立てプロセスでの血液チャンバー固定のた
めのカニューレのガスケットを構成する押し出し成形セ
グメントの分解縦断面図を示す図である。
【図6】組み立て条件で示した図5のカニューレと血液
チャンバー固定を示す図である。
【図7】本発明による押し出し成形カテーテル挿入装具
の実施態様の縦断面図を示す図である。
【図8】押し出し成形カテーテル挿入装具の改良実施態
様の図7と同様の図を示す図である。
【図9】図7に示した図と同様の押し出し成形カテーテ
ル挿入装具の他の実施態様を示す図である。
【図10】図7と同様の押し出し成形カテーテル挿入装
具のさらに他の実施態様を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジノ・アルトマン アメリカ合衆国、06085 コネチカット州、 ユニオンビル、リッチフィールド・ロード 72 (72)発明者 トーマス・コイラー アメリカ合衆国、06070 コネチカット州、 シムスベリィ、イチャボド・ロード 43

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カテーテル挿入装具のカニューレとチャ
    ンバー間の固定方法であって、 (a)細長いカニューレを固定密封位置に配置して押し
    出し成形プラスチック円筒部材の軸方向の中央内腔を通
    して延ばし、前記カニューレの長さの大部分が前記円筒
    部材の第1端部から突出し、尖った先端で末端となり患
    者の体内へのそのカニューレの挿入を容易にし、前記カ
    ニューレのわずかな長さ部分が前記円筒部材の反対側端
    部から突き出す工程と、 (b)前記円筒部材の外径に隙間無く一致する直径を有
    する開口を一体で有するチャンバー構造物を、前記円筒
    部材の軸方向長さの少なくとも一部分を前記チャンバー
    構造物内にプレス嵌め密封係合で延ばすことによって前
    記円筒部材に固定する工程を有するカテーテル挿入装具
    のカニューレとチャンバー間の固定方法。
  2. 【請求項2】 カテーテル挿入装具のカニューレとチャ
    ンバー間の固定構成装置であって、 (a)細長いカニューレが、固定密封位置に配置されて
    押し出し成形プラスチック円筒部材の軸方向の中央内腔
    を通して延ばし、前記カニューレの長さの大部分が前記
    円筒部材の第1端部から突出し、尖った先端で末端とな
    り患者の体内へのそのカニューレの挿入を容易にし、前
    記カニューレのわずかな長さ部分が前記円筒部材の反対
    側端部から突き出ており、 (b)前記円筒部材の外径に隙間無く一致する直径を有
    する開口を一体で有するチャンバー構造物が、前記円筒
    部材の軸方向長さの少なくとも一部分を前記チャンバー
    構造物内にプレス嵌め密封係合で延ばすことによって前
    記円筒部材に固定されるカテーテル挿入装具のカニュー
    レとチャンバー間の固定構成装置。
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