JPH10114375A - 加熱調理可能な密封紙製容器 - Google Patents
加熱調理可能な密封紙製容器Info
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- JPH10114375A JPH10114375A JP8262082A JP26208296A JPH10114375A JP H10114375 A JPH10114375 A JP H10114375A JP 8262082 A JP8262082 A JP 8262082A JP 26208296 A JP26208296 A JP 26208296A JP H10114375 A JPH10114375 A JP H10114375A
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Abstract
蓋体で密封した紙製容器で、そのまま電子レンジ、オー
ブン等で加熱調理を可能とした。 【解決手段】紙製トレー容器と紙製蓋体とからなり、前
記トレー容器の内面は、保存、加熱調理時に内容物の密
封性を保ち、かつ加熱調理時の紙の水分の加熱により発
生する水蒸気の放出を遮断し、かつ外面は水蒸気放出を
可能とした加熱調理可能な密封紙製容器である。
Description
理、調理済食品を容器本体に直に充填した後、蓋体によ
り封嵌し密封した紙製容器に関するものであり、特に、
冷凍、冷蔵、チルド、及び常温で流通保存した密封容器
本体をそのまま電子レンジ、オーブン等により加熱し、
内容物を加熱調理することが可能な密封紙製容器に関す
るものである。
後、蓋体により封嵌し密封する紙製容器は知られてお
り、またそのトレー容器を上面が開口しかつ、開口周縁
にフランジを有する紙製とし、その内面に合成樹脂フィ
ルムを真空成形、又は真空成形と圧空成形の併用により
積層接着する容器は知られている。例えば、実公昭51
−31202、実公昭54−42830等が公知資料と
してある。
は、その目的を耐水性のある紙容器としており、その用
途としては、液体等でもその内部に充填可能とし、しか
も高い密封性を有するとしている。しかし、昨今の特に
食品の流通、調理形態を見ると流通時に用いた容器をそ
のまま電子レンジ、オーブン等の手段により加熱調理す
るという要求が非常に高くある。そこで、本発明は従来
の容器にこれらの加熱手段による加熱による容器の変
形、臭いの発生等のマイナス要因をなくし、良好に内容
物の加熱調理をおこなえる密封紙製容器を提示するもの
である。
を達成するために、本発明の第1の発明は、トレー容器
内に内容物を充填後、蓋体により封嵌し密封する紙製容
器において、前記トレー容器は上面が開口しかつ、開口
周縁にフランジを有する紙基材の内面に合成樹脂フィル
ムを真空成形、又は真空成形と圧空成形の併用により積
層接着し、かつ外面に印刷層を設けて成り、前記蓋体は
内面に合成樹脂フィルムを積層接着して成る、電子レン
ジ、オーブン加熱等による加熱調理可能な密封紙製容器
とした。
て、トレー容器、蓋体の紙基材が内面は前記合成樹脂フ
ィルムにより内容物の密封性を保ち、かつ加熱時の水蒸
気放出を遮断し、かつ外面は加熱時の水蒸気放出を可能
にしたことを特徴とする請求項1記載の加熱調理可能な
密封紙製容器とした。
2の発明に加えて、トレー容器、蓋体の紙基材が加熱に
よる臭気の発生がない、もしくは低く、かつ耐水性があ
り、紙剥け耐性の高い材質であることを特徴とする請求
項1または2記載の加熱調理可能な密封紙製容器とし
た。
3のいずれかの発明に加えて、トレー容器の内面の合成
樹脂フィルムが耐熱性があり、かつ紙との接着力が強い
材料の単層、または積層材料としたことを特徴とする請
求項1乃至3記載の加熱調理可能な密封紙製容器とし
た。
4いずれかのの発明に加えて、トレー容器、蓋体の外面
の印刷層のインキが耐熱性、通気性、耐水性があり、か
つ加熱による臭気の発生がない、もしくは低い材料から
なることを特徴とする請求項1乃至4記載の加熱調理可
能な密封紙製容器とした。
5のいずれかの発明に加えて、トレー容器、蓋体の外面
の印刷層の最外面が、オーバープリントニス層であるこ
とを特徴とする請求項1乃至5記載のいずれかの加熱調
理可能な密封紙製容器とした。
6のいずれかの発明に加えて、加熱調理可能な密封紙製
容器に用いるトレー容器とした。
て、トレー容器が多角形状底板の周囲に側板が起立し、
各側板の側部同士が重なり、かつ前記側板の上部にフラ
ンジが水平方向に張り出しているトレーであることを特
徴とする請求項7記載の加熱調理可能な密封紙製容器に
用いるトレー容器とした。
て、トレー容器の側板が、近接する側板同士の側部にお
いて、どちらか一方の側板の側部に重合片を有し、該重
合片が、他方の側板の内面に重なっていることを特徴と
する請求項8記載の加熱調理可能な密封紙製容器に用い
るトレー容器とした。
えて、加熱調理可能な密封紙製容器に用いる蓋体とし
た。
明する。本発明は図1に示すような形状の紙製のトレー
容器10と蓋体20とからなる密封紙製容器である。ト
レー容器10は矩形状の底面板1の四辺に情報に向かっ
て外側に傾斜して対向する一対の側面板2、2と、一対
の側面板3、3を備える。そして、各々側面板2、2の
側辺に逆2等辺三角形状の三角コーナー板6、及び重合
片7を張り出し設け、該重合片7を側板3、3の側縁内
面に重ねることで、前記三角コーナー板により形成され
るコーナー部を備える。また、前記側面板2、2の上端
に外側に向かって水平に張り出すフランジ4を設け、前
記側板3の上端に外側に向かって水平に張り出すフラン
ジ5を設け、該フランジ5の両側に、前記三角コーナー
板6の上方で外側に向かって水平に張り出すフランジ8
を設けて成る。そして、前記紙製のトレー容器の内面に
真空成形、または真空成形と圧空成形の併用によって合
成樹脂フィルム40を積層接着する。さらに、前記トレ
ー容器の前記底面板1、側面板2、2と側面板3、3、
三角コーナー板6、フランジ4、5及び8の外面の全面
または適宜部材の適宜部分に印刷層30を設けたもので
ある。
を一体に設けることも可能である。つまり、トレー容器
の1側板の上部に蓋体の端辺を折線を介して連設する。
また、トレー容器は、図4に示すように、三角コーナー
板6を設けなくてもよい。トレーの剛度を得るために、
隣接する側板に重なる重合片を張り出し設けることは必
要である。また、重合片の重ね合わせは、隣接する側板
の内面にする必要がある。この状態にすることで、合成
樹脂フィルムを積層接着した時にこの重合片も合成樹脂
フィルムにより接着されるためである。さらに、トレー
容器は図5に示すように8角形トレー容器のような、多
角形トレー容器とすることもできる。
4、5、及び8に合致する形状、寸法の紙製蓋体であ
り、内面に合成樹脂フィルムを積層接着し、外面の全
面、または適宜部分に印刷層30を設けたものである。
蓋体20も前記トレー容器に応じて種々の形状とするこ
とが可能である。
した後、該トレー容器10のフランジ4、5、及び8に
前記蓋体20を重ね、両部材の内面の合成樹脂フィルム
同士を熱融着により封止して密封して完成する。
0、蓋体20の内面にのみに合成樹脂フィルム40を設
ける必要がある。これは、電子レンジ、オーブン等によ
り、容器を加熱すると基材である紙50の水分が沸騰蒸
発し、紙の表面にでてくるという現象がおこる。このこ
とにより、紙の両面に合成樹脂フィルムを設けると、こ
の蒸気により紙と合成樹脂フィルムとの間の接着を剥が
してしまうという問題が発生する。また、この時、一方
のフ合成樹脂フィルムの融点が低いとこの合成樹脂フィ
ルム自体の溶融と前記蒸気の噴出により合成樹脂フィル
ムが発泡してしまうという問題が発生する。そこで、本
発明は、紙基材の内面にのみ合成樹脂フィルムを設け、
外面には設けず、蒸気の放出を阻害しないようにしてい
る。 また、このように蒸気の放出を阻害しない他の手
段としては、微細貫通孔を有するなど、高い通気性の合
成樹脂フィルムを積層接着することも可能である。
基材50としては適度な剛度を有する(例えば、坪量2
00〜500g/m2 )はもちろんのこと、電子レン
ジ、オーブン、ボイルによる加熱に対する耐性を持たせ
るために、加熱による臭気の発生がないか、または低い
材質を使用する必要がある。この要求を満たす材質とし
てはバージンパルプにより製紙したものが適している。
また加熱調理により発生する水分の付着を防止する必要
から耐水性、端面からの水分の吸収性のない、または低
い材質を用いる必要がある。この要求を満たす材質とし
て、一般にカップ原紙と呼ばれるものが適している。こ
れらの要求品質は、本密封紙製容器を冷蔵庫等で冷凍,
冷蔵保存した時、また、その保存状態から消費者が購入
し持ち帰るまでの間におこる容器表面の結露による容器
の劣化防止の目的からも有効なものとなる。また、必要
に応じて耐油性を持たせることもできる。さらに、開封
時に蓋体との剥離強度において、紙剥けのしない材質で
ある必要がある。
成樹脂フィルム40は耐水性に優れ、内容物を充填密封
後の冷蔵冷凍等の保存時に十分な密封性を保ち、なおか
つ、熱融着性に優れることはもちろんのこと、電子レン
ジ、オーブン等の加熱に対する耐性が必要となる。つま
り、高い耐水性と耐熱性が必要である。例えば、PE
(LDPE、LLDPE)、PP(ホモPP、ブロック
PP、ランダムPP)、PET(非結晶PET)があげ
られるが、PP(とくにランダムPP)が好ましい。例
えば、80〜500μ、好ましくは100〜200μの
PPがあげられる。また、合成樹脂フィルム40は単層
である他に積層としてもよい。特に、未処理状態の紙基
材との真空成形、または真空成形と圧空成形の併用によ
る接着性を強固なものとするために、合成樹脂フィルム
の内面にEMA、EMMA等のエチレンとカルボニル基
の酸との共重合体を積層することがこのましい。さら
に、開封時の易開封性を向上させるために合成樹脂フィ
ルムの外面にピーラブル樹脂を積層することが好まし
い。例えば、シングルサイト系PEをあげることができ
る。
刷層30のインキとしては電子レンジ、オーブン等によ
る加熱に対する耐性を持たせる必要がある。つまり、高
い耐熱性が必要である。また加熱による臭気の発生がな
い、または低いことが必要である。さらに、前記した加
熱による紙からの蒸気の放出を阻害しないために通気性
が必要となる。
刷層30は絵柄形成用のインキ31に加えて、印刷層の
最外面にOPニス31を設けることも可能である。この
ニスを設けることでトレー容器を真空成形、または真空
圧空成形の併用で紙基材と合成樹脂フィルムとを積層接
着を金型内で行うのであるが、この時、ニスを設けてお
くと金型からのトレー容器の剥離取り出しが容易にな
り、取り出し工程におけるトレー容器の変形、破壊を防
止できる。また、このニスも他のインキと同様に耐熱
性、通気性、加熱による臭気の発生を同様に備えている
必要がある。
示す如き効果がある。即ち、紙製のトレー容器の内面に
真空成形、または真空成形と圧空成形の併用により合成
樹脂フィルムを積層したため、トレー容器の内面が完全
な耐水性を有するので、液体、及び水分を含む食品の収
納を可能にし、これと同じく、内面に合成樹脂フィルム
を有する蓋材で封止するため完全な密封紙製容器とな
る。さらに、電子レンジ、オーブン等での容器をそのま
まで内容物の加熱調理を可能としたので、消費者にとっ
ては鍋等の調理器具を準備することなく容易に調理する
ことが可能となり、またこれら加熱調理によって容器は
何ら損傷しないため、そのまま食器として使用すること
が可能となる極めて使い勝手のよい密封紙製容器であ
る。
のみ合成樹脂フィルムを積層接着し、外面は加熱時に紙
基材から発生する蒸気の放出を阻害しない構成としたの
で、加熱中、加熱後に容器が蒸気により破損することを
防止する。
を加熱に対する耐性を持たせ、かつ耐水性を持たせたた
め加熱中、加熱後に容器が熱、および水分による容器の
破損を防止し、かつ加熱によって異臭が発生し食品に害
を与えることを防止する。
合成樹脂フィルムを加熱に対する耐性を持たせたので加
熱中、加熱後に容器が熱により破損することを防止す
る。
印刷層のインキを加熱に対する耐性を持たせ、かつ通気
性を持たせたため加熱中、加熱後に容器が熱により容器
が熱、および、紙基材から発生する蒸気による破損を防
止し、かつ加熱によって異臭が発生し食品に害を与える
ことを防止する。
印刷層のインキの最外層にニス層を設けたため、真空成
形、または真空成形と圧空成形の併用による成形時に金
型内からのトレー容器の取り出しを容易にし、取り出し
による容器が破損することを防止する。
Claims (10)
- 【請求項1】紙を基材とするトレー容器内に内容物を充
填後、紙を基材とする蓋体により封嵌し密封する紙製容
器において、前記トレー容器は上面が開口しかつ、開口
周縁にフランジを有する紙基材の内面に合成樹脂フィル
ムを真空成形、又は真空成形と圧空成形の併用により積
層接着し、かつ外面に印刷層を設けて成り、前記蓋体は
内面に合成樹脂フィルムを積層接着して成る、電子レン
ジ、オーブン等の加熱による加熱調理可能な密封紙製容
器。 - 【請求項2】前記トレー容器、蓋体の紙基材が内面は前
記合成樹脂フィルムにより内容物の密封性を保ち、かつ
加熱時の水蒸気放出を遮断し、かつ外面は加熱時の水蒸
気放出を可能にしたことを特徴とする請求項1記載の加
熱調理可能な密封紙製容器。 - 【請求項3】前記トレー容器、蓋体の紙基材が加熱によ
る臭気の発生がない、もしくは低く、かつ耐水性がある
ことを特徴とする請求項1または2記載の加熱調理可能
な密封紙製容器。 - 【請求項4】前記トレー容器、蓋体の内面の合成樹脂フ
ィルムが耐熱性があり、かつ紙との接着力が強い材料の
単層、または積層材料としたことを特徴とする請求項1
乃至3のいずれかに記載の加熱調理可能な密封紙製容
器。 - 【請求項5】前記トレー容器、蓋体の外面の印刷層のイ
ンキが耐熱性、通気性、耐水性があり、かつ加熱による
臭気の発生がない、もしくは低い材料からなることを特
徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の加熱調理可
能な密封紙製容器。 - 【請求項6】前記トレー容器、蓋体の外面の印刷層の最
外面が、オーバープリントニス層であることを特徴とす
る請求項1乃至5のいずれかに記載の加熱調理可能な密
封紙製容器。 - 【請求項7】請求項1乃至6のいずれかに記載の加熱調
理可能な密封紙製容器に用いるトレー容器。 - 【請求項8】前記トレー容器が多角形状底板の周囲に側
板が起立し、各側板の側部同士が重なり、かつ前記側板
の上部にフランジが水平方向に張り出しているトレーで
あることを特徴とする請求項7記載の加熱調理可能な密
封紙性容器に用いるトレー容器。 - 【請求項9】前記トレー容器の側板が、近接する側板同
士の側部において、どちらか一方の側板の側部に張り出
し部を有し、該張り出し部が、他方の側板の内面に重な
っていることを特徴とする請求項8記載の加熱調理可能
な密封紙製容器に用いるトレー容器。 - 【請求項10】請求項1乃至6のいずれかに記載の加熱
調理可能な密封紙製容器に用いる蓋体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26208296A JP3959760B2 (ja) | 1996-10-02 | 1996-10-02 | 加熱調理可能な密封紙製容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26208296A JP3959760B2 (ja) | 1996-10-02 | 1996-10-02 | 加熱調理可能な密封紙製容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10114375A true JPH10114375A (ja) | 1998-05-06 |
| JP3959760B2 JP3959760B2 (ja) | 2007-08-15 |
Family
ID=17370784
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26208296A Expired - Fee Related JP3959760B2 (ja) | 1996-10-02 | 1996-10-02 | 加熱調理可能な密封紙製容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3959760B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000203565A (ja) * | 1999-01-07 | 2000-07-25 | Toppan Printing Co Ltd | 液体包装用の紙製容器シ―ト材料 |
| JP2007529369A (ja) * | 2004-03-18 | 2007-10-25 | ストラ エンソ オーワイジェイ | 調理済み食品パッケージおよびそれをつくる方法 |
-
1996
- 1996-10-02 JP JP26208296A patent/JP3959760B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000203565A (ja) * | 1999-01-07 | 2000-07-25 | Toppan Printing Co Ltd | 液体包装用の紙製容器シ―ト材料 |
| JP2007529369A (ja) * | 2004-03-18 | 2007-10-25 | ストラ エンソ オーワイジェイ | 調理済み食品パッケージおよびそれをつくる方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3959760B2 (ja) | 2007-08-15 |
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