JPH10114562A - ビニロン繊維補強軽量コンクリート - Google Patents

ビニロン繊維補強軽量コンクリート

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JPH10114562A
JPH10114562A JP28472996A JP28472996A JPH10114562A JP H10114562 A JPH10114562 A JP H10114562A JP 28472996 A JP28472996 A JP 28472996A JP 28472996 A JP28472996 A JP 28472996A JP H10114562 A JPH10114562 A JP H10114562A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】軽量で、高強度で、収縮率が小さく、建築用外
装部材等の流し込みによる成形に適したビニロン繊維補
強軽量コンクリートを提供すること。 【解決手段】比重が1.0以下で最大粒径が25mm以下
の超軽量粗骨材を単位容積重量で120kg/m3以上と、
セメントと、水と、セメントに対し重量比で5%以上の
シリカフュームとを混合してなる軽量コンクリートマト
リックス中に、繊維長が25mm以上の集束型の高弾性ビ
ニロン繊維が体積比で0.5%〜2%混入され、集束型
の高弾性ビニロン繊維が部分的にばらけた状態になって
いるものである。 【効果】集束型の高弾性ビニロン繊維の長さを大きくし
ても、セメントに対して重量比で5%以上のシリカフュ
ームを混入するから、集束型の高弾性ビニロン繊維がば
らけ過ぎることがなく、所望のスランプ値が容易に得ら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビニロン繊維補
強軽量コンクリートに関する。
【0002】
【従来の技術】建築物の外装部材等の分野で実用化され
てきた代表的な繊維補強コンクリートには炭素繊維又は
ビニロン繊維で補強したものがあり、上記繊維補強コン
クリートとしては、シラスバルーン等の軽量な砂又は微
粉からなる軽量モルタルマトリックスに、5〜18mm程
度の長さの繊維を混入して、ミキシングすることによ
り、製作したものが一般的である。また、住宅用のサイ
ディングボードや建築内装用のボート材の分野で用いら
れている繊維強化セメントには、アスベスト繊維、ビニ
ロン繊維、パルプ等の繊維を砂又は微粉を含むセメント
混合物中に混入し、抄造法、押出成形法、乾式法等の各
種の方法にて連続的に製造することも知られている。
【0003】抄造法は、紙の製造方法と同様の方法であ
り、比較的長い繊維を多量に混入することが可能である
が、セメント混合物中に5mm以上の大きな骨材を混入さ
せることはできない。この抄造法はベルトコンベアーで
繊維とマトリックスを漉き取るため、一層の厚さには上
限があり、分厚い部材の製造には適していない。押出成
形法は、セメント及び細骨材に繊維を加えたものを低い
水量で混練し、流動性の殆どない混練物を造り、この混
練物を成型機の金型の押出口から押出して、成形品とす
るものである。この押出成形法は、抄造法に比べて分厚
い部材の製造が可能であるが、金型の寸法に限度がある
ため、大断面の部材や幅の広い部材の製造には適してお
らず、通常は中空のボード材の製造に用いられている。
乾式法は、予めセメント、骨材、繊維を均一に乾式混合
して混合物を造り、この混合物をベルトコンベアー上で
層状に賦形し、これに水分を与えて養生して繊維補強セ
メント板とする方法であり、一般にサイディングボード
等の製造に用いられている。乾式法は、湿式混合では困
難であるような比較的多量の繊維を含ませることが可能
であるが、賦形後に、水分を浸透させたり、蒸気養生さ
せたりしてセメントを硬化させて、強度の発現を促すた
めに、その部材の厚さは、抄造法と同様に、それを大き
くすることには限度がある。
【0004】抄造法、押出成形法、乾式法の何れの方法
でも、繊維の分散性を高めかつ高強度の製品を得るため
のマトリックスとしては、平均粒径5mm以上の骨材を含
まないモルタル、又はセメントペーストが主流である。
また、最近では、アスベストの使用制限の影響を受け
て、アスベストの代替品として、ビニロン繊維やパルプ
繊維が用いられる傾向にある。この場合、強度不足を補
うために、セメント混合物中にシリカフュームを混合す
るもの(特開平4−149057号)、寸法安定性を得
るために珪石粉末を添加するもの(特開平2−1605
02号)が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、複雑な形状を
持つ建築用の外装部材等の製造は、部材が大型で形状も
一定でなく、タイルや石材の打ち込みなどもあるため、
サイジングボート等の板材の連続製造ラインで採用され
ているような方法を適用することは困難である。このた
め、外装部材に適した繊維強化コンクリートを製造する
場合は、一般的には、通常のコンクリートの製造と同様
に、セメント、骨材、水及び強化繊維をミキサーで混合
し、型枠内に流し込む湿式の方法が採用される。この場
合、骨材の径が大きくなると繊維との混入が難しくなる
ばかりでなく、繊維の補強効果も小さくなるため、前述
のように骨材の最大径が5mm以下のモルタルペーストの
マトリックスが採用される。また、少ない繊維量で補強
効果を高めるためには、繊維長の長い方が効果的である
が、繊維長が長いと繊維がミキシング中に互いに絡まり
易くなり、特に5mm以上の径の骨材を含むコンクリート
をマトリックスとする場合には、少ない繊維量であって
もミキシングが困難となり、実用にならない。このた
め、一般的には炭素繊維やビニロン繊維を分散して補強
する繊維補強セメントでは、流動性のよいモルタルペー
ストのマトリックスを比較的短い20mm未満の繊維長の
補強繊維を1.5〜2%程度添加して補強する方法が採
用されている。
【0006】建築用外装部材用の繊維補強モルタルの一
般的な調合は、単位セメント量(すなわち、単位容積
(m3)のコンクリート当りのセメント量)が1000kg
/m3以上、また単位水量(すなわち、単位容積(m3)の
コンクリート当りの水量)が300kg/m3以上と大きく
なり、複合体の乾燥収縮が非常に大きくなる傾向にあ
る。このため、実用化の段階ではタイル打ち込み等の材
料として採用することが困難である。また、この乾燥収
縮を低減させるためにアウイン等の膨張成分を含む低収
縮用セメントを用いたり、収縮低減剤等が用いられてい
る。ただし、このような対策はコストが上昇するばかり
でなく、耐久性や製造時の品質管理に問題が出ることが
多い。乾燥収縮の低減や寸法の安定性を高める手法の一
つとして、径の大きい骨材を添加したり、セメント量や
水量を少なくする方法なども考えられるが、このような
方法は、前述したようにセメント混合物のミキシングを
著しく困難にするために実現していない。一般的に粗骨
材を含むコンクリートに繊維を混入する技術は、鋼繊維
を用いた研究開発が1960年代から始まり、実際にも
適用されている。このような鋼繊維は、直径が0.3〜
0.8mm、長さが30〜40mmのものが主流であり、こ
うした寸法の繊維を前提にしたコンクリートの調合につ
いては公知の事実である。ビニロン等の有機繊維は上記
鋼繊維と同等の寸法のものを製造することも可能であ
り、このような寸法の繊維については鋼繊維の場合と同
様な調合を用いることにより、繊維補強コンクリートが
得られることも知られている。
【0007】しかし、最近セメント補強用として製造さ
れている高弾性のビニロン繊維の場合、工業的に製造さ
れる一般的な繊維の直径は14μm程度であり、鋼繊維
等の直径の数十分の1である。一般的には十数μm程度
の繊維を数百本から千本程度まとめて集束し、この集束
した繊維に集束剤を施して繊維束として利用することが
多い。この場合、集束剤を施してなる繊維束は、集束剤
にて極めて強固に集束し、ミキシング中にその集束状態
が変化しないようにすれば、鋼繊維と同様な寸法のもの
が得られる。しかし、集束剤にて繊維束を強固に集束す
ることは、繊維とマトリックスの付着面積を低下させる
ために、十分な補強効果が出ないことも知られている。
繊維の補強効果を理想的に活かす方法は、より細い繊維
をマトリツクス中に均一に分散させることであり、この
ためには、繊維束の集束がコンクリートの練り混ぜ中に
壊れて、一本一本の繊維に分散することが必要となる。
又は、繊維束の集束が完全に壊されて分散されなくと
も、繊維束が広がって、マトリックスとの接触面積を飛
躍的に大きくすることが必要である。
【0008】しかしながら、補強効果が認められる0.
5%以上の繊維量を対象とした場合、従来の繊維補強軽
量コンクリートのセメント、粗骨材、細骨材等の調合で
は、粗骨材を含むコンクリート中に十数μm程度の繊維
が完全に分散したり、30〜40mmの長さの繊維束がミ
キシング段階で部分的に壊れた(ばらけた)状態になる
と、練り混ぜ時に互いに繊維が絡まって流動性が全く得
られなくなる。このため、コンクリートの打設ができな
くなり、実用に供することができない。この発明の解決
しようとする課題は、上述のような従来のビニロン繊維
補強軽量コンクリートが具有する欠点を有していないビ
ニロン繊維補強軽量コンクリートを提供すること、換言
すると、軽量で、高強度で、収縮率が小さく、建築用外
装部材等の流し込みによる製造に適したビニロン繊維補
強軽量コンクリートを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は前記課題を解
決し得るもので、この発明のビニロン繊維補強軽量コン
クリートは、比重が1.0以下で最大粒径が25mm以下
の超軽量粗骨材を単位容積重量で120kg/m3以上と、
セメントと、水と、セメントに対し重量比で5%以上の
シリカフュームとを混合してなる軽量コンクリートマト
リックス中に、繊維長が25mm以上の集束型の高弾性ビ
ニロン繊維が体積比で0.5%〜2%混入され、集束型
の高弾性ビニロン繊維が部分的にばらけた状態になって
いるものである。この発明の好適な実施形態において
は、比重が1.0以下で最大粒径が25mm以下の超軽量
粗骨材を単位容積重量で120kg/m3以上と、セメント
と、水と、セメントに対し重量比で5%以上のシリカフ
ュームとを混合してなる軽量コンクリートマトリックス
中に、繊維直径が10〜20μmのビニロン長繊維を1
000デニール以上になるように多数本まとめて集束剤
にて集束処理してなる高弾性ビニロン繊維束を超軽量粗
骨材の最大直径の1.5倍以上でかつ30mm〜40mmの
長さに切断してなる集束型の高弾性ビニロン繊維が体積
比で0.5%〜2%混入され、集束型の高弾性ビニロン
繊維が部分的にばらけた状態になっているものである。
なお、上記軽量コンクリートマトリックス中には、適量
の軽量細骨材も混入させる。この発明のビニロン繊維補
強軽量コンクリートを製造するための好ましい水セメン
ト比は、例えば、35〜50%である。この発明によれ
ば、気乾比重が1.35〜1.65のビニロン繊維補強
軽量コンクリートを容易に得ることができる。
【0010】この発明においては、比重1.0以下の超
軽量粗骨材を単位容積重量(すなわち、単位容積(m3
のコンクリート当りの重量)で120kg/m3以上混入す
ることにより、コンクリートマトリックスの軽量化を実
現している。通常、比重が1.7以下となる軽量コンク
リートでは曲げ強度が普通コンクリートより低い30kg
f/cm2程度以下であり、曲げひびわれ荷重が問題となる
ような外装材においては作用荷重に応じた断面を確保す
る必要が生じる。このため、コンクリートの重量が軽減
されても、断面積が増えることになり、期待された以上
に部材の軽量化につながらない場合が生じることにな
る。このような観点からは単純な軽量化のみではなく、
曲げ強度の確保も同時に実現する必要がある。比重0.
9程度の超軽量粗骨材を単位容積重量で120kg/cm3
上混入することにより、コンクリートマトリックスの気
乾比重を1.35〜1.65に調整することは達成可能
である。そこで、このコンクリートを効率的に繊維によ
って補強し、コンクリート製造時の流動性や作業性を維
持したまま、同時にコンクリート硬化後に60kgf/cm2
以上の曲げ強度を得ることができるようにする必要が生
じる。
【0011】ビニロン繊維は、モノフィラメントタイ
プ、集束タイプ、ネットタイプなど様々な形態のものが
商品化されており、セメント、モルタル等の補強材とし
て利用されている。しかし、最大直径が大きい(例え
ば、10〜15mm)軽量粗骨材を含むコンクリートを補
強するためには、繊維長が少なくとも骨材の平均直径の
約1.5〜2倍以上にしないと、補強効果が少なく、実
用的でない。また、粗骨材と繊維長が長い(例えば、2
5mm以上)繊維を練り混ぜると、一般的に練り混ぜられ
てもコンクリートの製造に必要な流動性が得られない。
このため、繊維の直径を0.5mm以上と太くしたモノフ
ィラメントタイプのビニロン繊維を用いることにより、
コンクリートの流動性を得るようにすることも可能であ
るが、このものは、ひびわれ抵抗性に優れず、また曲げ
強度の増加にもあまり寄与しないなど、補強効果が小さ
く、実用的でない。
【0012】良好なひびわれ抵抗性を実現するために
は、長くて細いビニロン繊維(例えば、単繊維の直径が
13μmで繊維長が25mm以上のもの)がコンクリート
中で可能な限り均一に分散していることが必要がある。
しかし、このような長いビニロン繊維は粗骨材を含むコ
ンクリート中に混練することは事実上不可能であり、強
制的にコンクリート中に練り混ぜても、繊維同士が絡み
合い流動性が全く得られず、実用にならないのが現状で
ある。この問題を解決する方法として、この発明では、
混入繊維として、直径十数μmの高弾性ビニロン単繊維
を1000デニール以上(例えば、1000〜2500デニール)に
なるように多数本(例えば、数百本から千数百本)引き
揃えて集束し、この集束した繊維束に集束剤(例えば、
尿素−メラミン−ホルマリン初期縮合物)を施して集束
処理して高弾性ビニロン繊維束を製造し、この集束処理
してなる高弾性ビニロン繊維束を切断機にて、所定長さ
(例えば、30mm〜40mm)に切断してなる集束型の高
弾性ビニロン繊維Fcを使用する。この集束型の高弾性
ビニロン繊維Fcは、図1に示すように、直径十数μm
の多数本の高弾性ビニロン単繊維が引き揃えられて、集
束剤にて線状又は棒状にまとめて固められている。
【0013】上記のような処理を施した集束型のビニロ
ン繊維を用いても、通常のコンクリートマトリックスで
は、練り混ぜ中に集束型のビニロン繊維の表面がセメン
ト粒子や骨材等との接触により、集束型のビニロン繊維
の一部がフィブリル化することにより集束型のビニロン
繊維同士が絡み合い上述の場合と同様に、流動性が全く
得られず、実用にならないのが現状である。そこで、上
記問題を解決する方法として、この出願の発明では練り
混ぜ時の集束型のビニロン繊維のフィブリル化を防ぐた
めにベアリング効果のあるシリカフュームをセメントに
対し重量比で5%以上添加する。このシリカフューム
は、練り混ぜ時にセメント粒子表面に電気的に引き付け
られ、セメント粒子の鋭角的な部分が集束型のビニロン
繊維の表面を傷付けることを防ぐばかりでなく、集束型
のビニロン繊維の表面にも分散して骨材との接触を和ら
げる作用がある。この効果はシリカフュームの使用量が
セメント量に対し5重量パーセント以上で有効となる。
なお、フライアッシュ等の他のポゾラン材料では効果の
ないことも確認されている。ただし、このようなベアリ
ング効果を適切に引き出すためには、集束型のビニロン
繊維がコンクリート中のモルタル部分と一体となって流
動し、軽量粗骨材と直接接触したり、軽量粗骨材間に機
械的に挟まれて集束型のビニロン繊維が痛められるよう
な状態を避ける必要がある。このため、この発明では軽
量粗骨材の使用量を上記の状態が維持されるような条件
の範囲に限定している。すなわち、比重1.0以下の最
大粒径が25mm以下の超軽量粗骨材を単位容積重量で1
20kg/m3以上混入することにより、収縮量及び耐久性
を向上させ、かつ比較的少ない超軽量粗骨材の使用量で
もコンクリートの比重を1.63以下とすることを可能
にしている。
【0014】ボード材の製造に適用されているような乾
式法によって、セメント、軽量粗骨材、軽量細骨材、シ
リカフューム、集束型のビニロン繊維からなる混合物を
乾式で混合することは可能であるが、粗骨材の径が大き
いことや、粉体量が少ない一般のコンクリートに近い調
合条件では、乾式混合したものでは賦形できず、また複
合体の均一な養生が困難であるため、所定の部材の形状
や強度を得ることができない。また、高強度コンクリー
トの分野では、高圧縮強度を得るために、シリカフュー
ムを10%程度添加することが効果的であることが知ら
れているが、この場合のコンクリートの水セメント比は
35%以下の低い値であり、シリカフュームの添加はコ
ンクリート中の欠陥部分を少なくすることを目的として
いる。この発明は水セメント比が35〜50%の範囲の
繊維補強コンクリートを対象としており、適用範囲が異
なること、シリカフュームを用いる効果も粗骨材を含む
コンクリート中における集束型のビニロン繊維のベアリ
ング効果であるなどの点で異なる技術であると言うべき
である。
【0015】この発明でいう「集束型の高弾性ビニロン
繊維が部分的にばらけた状態」とは、集束型の高弾性ビ
ニロン繊維が図2に示されているような状態にあるこで
ある。すなわち、その一部に線状又は棒状に固められて
いる部分Fc1が存在し、その線状又は棒状の部分Fc1
の周りの多数本のビニロン単繊維の部分に、その部分F
1より剥がされて拡げられてばらけたビニロン単繊維
部分f1がある状態を意味している。図3に示されてい
るように、集束型の高弾性ビニロン繊維を構成する多数
本のビニロン単繊維fが、互いにばらばらに離され、線
状又は棒状の部分が殆ど無くなっている状態は、「部分
的にばらけた状態」とはいわない。なお、練り混ぜ中
に、集束型の高弾性ビニロン繊維を、図3に示すように
その多数本のビニロン単繊維fが互いにばらばらに離れ
た状態になるまで、分繊させると、ビニロン繊維同士が
互いに絡み合い、所望の流動性が得られなくなる。
【0016】
【実施例】実施例1、早強ポルトランドセメント520k
g、シリカフューム40kg(セメントに対する重量比が7.8
%)、水224kg(水セメント比が43.0%)、超軽量粗骨材と
して
【表1】 表1に示す粒度分布のメサライト社製のスパーメサライ
ト(絶乾比重0.87、粗粒率6.47、絶乾単位容積質量0.61)
200kg、軽量細骨材として表2に示す粒度分布の
【表2】 メサライト社製のメサライト砂(絶乾比重1.73、粗粒率
2.59、絶乾単位容積質量1.040)517kg及び流動化剤とし
て竹本油脂株式会社製のHP11(特殊カルボン酸塩系
混和剤)3.6kgをパン型ミキサーにて混合して、コンク
リートマトリックスを得る。集束型の高弾性(例えば、
弾性係数が3700kg/mm2)ビニロン繊維としては、直径13
μmのビニロン単繊維を750本引き揃えて1800デニール
としたものを集束剤を使って集束処理して高弾性ビニロ
ン繊維束を製造し、この高弾性ビニロン繊維束を切断機
にて長さ30mmに切断したユニチカ株式会社製のFRC用
ビニロンABタイプを用いる。この長さ30mmの集束型の
高弾性ビニロン繊維を6.50kg(繊維体積率が0.5%になる
重量)前記コンクリートマトリックス中に混入し、前記
パン型ミキサーにて混練する。練り混ぜ時間が長くなる
と、集束型の高弾性ビニロン繊維のばらけが進み過ぎ、
流動性が悪くなるから、集束型の高弾性ビニロン繊維が
部分的にばらけた状態になったとき、混練をやめる。そ
して、集束型の高弾性ビニロン繊維を混練したコンクリ
ートを成形型枠内に打設して、コンクリート部材を成形
した。成形されたコンクリート部材は、集束型の高弾性
ビニロン繊維が部分的にばらけた状態になって、コンク
リートマトリックス中に略均一に混入されていた。実施
例1のコンクリート部材の材令28日の気乾比重は1.52
であった。実施例1では1800デニールの集束型の高弾性
ビニロン繊維を使用したが、1200デニールのもの、2250
デニールのもの等も使用可能である。なお、集束型の高
弾性ビニロン繊維として、クラレ株式会社製のビニロン
RMS182Eも使用可能である。
【0017】実施例2は、早強ポルトランドセメント53
0kg、シリカフューム50kg(セメントに対する重量比が9.
4%)、水226kg(水セメント比が42.6%)、実施例1と同
じ超軽量粗骨材184kg、実施例1と同じ軽量粗骨材518k
g、及び実施例1と同じ流動化剤3.7kgをパン型ミキサー
にて混合して、コンクリートマトリックスを得る。実施
例1と同じ30mmに切断した集束型の高弾性ビニロン繊維
を13.0kg(繊維体積率が1.0%になる重量)前記コンクリ
ートマトリックス中に混入し、集束型の高弾性ビニロン
繊維が部分的にばらけた状態になるまで、前記パン型ミ
キサーで混練する。前記集束型の高弾性ビニロン繊維を
混練したコンクリートを成形型枠内に打設して、コンク
リート部材を成形する。成形されたコンクリート部材
は、集束型の高弾性ビニロン繊維が部分的にばらけた状
態になって、コンクリートマトリックス中に略均一に混
入されていた。実施例2のコンクリート部材の材令28
日の気乾比重は1.54であった。
【0018】実施例3は、早強ポルトランドセメント54
0Kg、シリカフューム60kg(セメントに対する重量比が1
1.1%)、水228kg(水セメント比が42.2%)、実施例1と
同じ超軽量粗骨材166kg、実施例1と同じ軽量粗骨材528
kg、及び実施例1と同じ流動化剤3.78kgをパン型ミキサ
ーにて混合して、コンクリートマトリックスを得る。実
施例1と同じ30mmに切断した集束型の高弾性ビニロン繊
維を19.5kg(繊維体積率が1.5%になる重量)上記コンク
リートマトリックスに混入し、集束型の高弾性ビニロン
繊維が部分的にばらけた状態になるまで、前記パン型ミ
キサーで混練する。集束型のビニロン繊維束を混練した
コンクリートを成形型枠内に打設して、コンクリート部
材を成形する。成形されたコンクリート部材は、集束型
の高弾性ビニロン繊維が部分的にばらけた状態になっ
て、コンクリートマトリックス中に略均一に混入されて
いた。実施例3のコンクリート部材の材令28日の気乾
比重は1.56であった。
【0019】実施例4は、早強ポルトランドセメント52
0kg、シリカフューム40kg(セメントに対する重量比が7.
8%)、水213Kg(水セメント比が41.0%)、実施例1と同
じ超軽量粗骨材185kg、実施例1と同じ軽量粗骨材520k
g、実施例1と同じ流動化剤3.6kg、収縮低減剤(グリコ
ールエーテル系収縮低減剤)のヒビガード(藤沢薬品)26k
gをパン型ミキサーにて混合して、コンクリートマトリ
ックスを得る。実施例1と同じ繊維長30mmの集束型の高
弾性ビニロン繊維を13.0kg(繊維体積率が1.0%になる重
量)前記コンクリートマトリックス中に混入し、集束型
の高弾性ビニロン繊維が部分的にばらけた状態になるま
で、前記パン型ミキサーで混練する。集束型のビニロン
繊維束を混練したコンクリートを成形型枠内に打設し
て、コンクリート部材を成形する。前記ビニロン繊維を
混練したコンクリートを成形型枠内に打設して、コンク
リート部材を成形する。成形されたコンクリート部材
は、集束型の高弾性ビニロン繊維が部分的にばらけた状
態になって、コンクリートマトリックス中に略均一に混
入されていた。
【表3】 表3は実施例1〜4の主な成分の調合量をまとめて表示
したものである。
【0020】比較例1は、早強ポルトランドセメント52
0kg、水198kg、実施例1と同じ超軽量粗骨材202kg、実
施例1と同じ軽量粗骨材567kg、及び実施例1と同じ流
動化剤3.6kgをパン型ミキサーにて混合して、コンクリ
ートマトリックスを得る。実施例1と同じ高弾性ビニロ
ン繊維束を切断機にて長さ6mmに切断したユニチカ株式
会社製のFRC用ビニロンABタイプを用い、この長さ6
mmの集束型の高弾性ビニロン繊維を6.5kg(維体積率が
0.5%になる重量)前記コンクリートマトリックス中に混
入し、パン型ミキサーにて混練する。前記ビニロン繊維
を混練したコンクリートを成形型枠内に打設して、コン
クリート部材を成形した。成形されたコンクリート部材
は、繊維長6mmの集束型の繊維が充分にばらけた(分離
した)状態で、コンクリートマトリックス中に略均一に
分散していた。比較例1のコンクリート部材の材令28
日の気乾比重は1.52であった。
【0021】比較例2は、早強ポルトランドセメント52
0kg、水198kg、実施例1と同じ超軽量粗骨材200kg、実
施例1と同じ軽量粗骨材562kg、及び実施例1と同じ流
動化剤3.6kgをパン型ミキサーにて混合して、コンクリ
ートマトリックスを得る。比較例1と同じ繊維長6mmの
集束型の高弾性ビニロン繊維を13.0kg(繊維体積率が1.
0%になる重量)前記コンクリートマトリックスに混入
し、パン型ミキサーにて混練する。前記ビニロン繊維を
混練したコンクリートを成形型枠内に打設して、コンク
リート部材を成形する。成形されたコンクリート部材
は、繊維長6mmの集束型の繊維が充分にばらけた状態
で、コンクリートマトリックス中に略均一に分散してい
た。比較例2のコンクリート部材の材令28日の気乾比
重は1.516であった。
【0022】比較例3は、早強ポルトランドセメント52
0kg、水198kg、実施例1と同じ超軽量粗骨材198kg、及
び実施例1と同じ軽量粗骨材557kg、及び実施例1と同
じ流動化剤3.6kgをパン型ミキサーにて混合して、コン
クリートマトリックスを得る。比較例1と同じ繊維長6m
mの集束型の高弾性ビニロン繊維を19.5kg(繊維体積率が
1.5%になる重量)前記コンクリートマトリックスに混入
し、パン型ミキサーにて混練する。前記ビニロン繊維を
混練したコンクリートを成形型枠内に打設して、コンク
リート部材を成形する。成形されたコンクリート部材
は、繊維長6mmの集束型の繊維が充分にばらけた状態
で、コンクリートマトリックス中に略均一に分散してい
た。比較例2のコンクリート部材の材令28日の気乾比
重は1.516であった。
【0023】比較例4は、早強ポルトランドセメント44
0kg、水198kg、実施例1と同じ超軽量粗骨材258kg、実
施例1と同じ軽量粗骨材523kg、及び実施例1と同じ流
動化剤3.08kgをパン型ミキサーにて混合して、コンクリ
ートマトリックスを得る。実施例1と同じ繊維長30mmの
集束型の高弾性ビニロン繊維を6.5kg(繊維体積率が0.5
%になる重量)前記コンクリートマトリックスに混入
し、パン型ミキサーにて混練する。前記ビニロン繊維を
混練したコンクリートを成形型枠内に打設して、コンク
リート部材を成形した。成形されたコンクリート部材の
材令28日の気乾比重は1.46であった。
【0024】比較例5は、早強ポルトランドセメント44
0kg、水198kg、実施例1と同じ超軽量粗骨材239kg、実
施例1と同じ軽量粗骨材549kg、及び実施例1と同じ流
動化剤3.08kgをパン型ミキサーにて混合して、コンクリ
ートマトリックスを得る。実施例1と同じ繊維長30mmの
集束型の高弾性ビニロン繊維を13.0kg(繊維体積率が1.0
%になる重量)前記コンクリートマトリックスに混入
し、パン型ミキサーにて混練する。前記ビニロン繊維を
混練したコンクリートを成形型枠内に打設して、コンク
リート部材を成形する。成形されたコンクリート部材の
材令28日の気乾比重は1.47であった。
【0025】比較例6は、早強ポルトランドセメント44
0kg、水198kg、実施例1と同じ超軽量粗骨材222kg、及
び実施例1と同じ軽量粗骨材573kg、及び実施例1と同
じ流動化剤3.08kgをパン型ミキサーにて混合して、コン
クリートマトリックスを得る。実施例1と同じ繊維長30
mmの集束型の高弾性ビニロン繊維を19.5kg(繊維体積率
が1.5%になる重量)前記コンクリートマトリックスに混
入し、パン型ミキサーにて混練する。前記ビニロン繊維
を混練したコンクリートを成形型枠内に打設して、コン
クリート部材を成形する。成形されたコンクリート部材
の材令28日の気乾比重は1.48であった。
【表4】 表4には比較例1〜6の主な成分の調合量がまとめて表
示されている。
【0026】繊維長30mmの集束型の高弾性ビニロン繊維
を用いた実施例1〜3の調合により造られたコンクリー
ト部材と繊維長が骨材径よりも小さい従来タイプの繊維
長6mmの集束型の高弾性ビニロン繊維を用いた比較例1
〜3の調合により造られたコンクリート部材とについ
て、それらの曲げ強度を測定し、それらの曲げ強度と繊
維量との関係を図1として図示した。実施例1〜3のも
のは大きい補強効果を発揮している。また、実施例1〜
3の調合によりなるコンクリートと比較例4〜6の調合
によりなるコンクリートとについて、それらコンクリー
トのスランプを測定し、それらのスランプと繊維量との
関係を図1として図示した。図2から、実施例1〜3の
調合によると、型枠内に流し込んでコンクリート部材を
製造するために必要な流動性が容易に得られることがわ
かる。これに対して、比較例4〜6のように、シリカフ
ュームを混入しないで、繊維長30mmの集束型の高弾性ビ
ニロン繊維を用いると、通常では、必要な流動性を得る
ことが困難である。すなわち、通常の軽量コンクリート
の調合に相当する比較例4〜6のものでは、いずれの繊
維量においても、スランプ2〜3以下でかつ流動性がな
く型枠内への打設が困難な状態にある。
【0027】比較例4の繊維量の少ないものは、流動化
剤を多量に使用することにより流動性の若干の改善が認
められるが、セメントモルタル部分が分離気味となり、
コンクリートとしての一体性を欠くことになる。基本的
な理由は、繊維長30mmの集束型の高弾性ビニロン繊維の
繊維束Fcがばらけ過ぎて、互いに絡み合うことにより
流動性を失っているためである。厳密に言うと、繊維束
Fcの表面部分から練り混ぜ中に細かな繊維に分離し、
それが互いに絡み合った状態を生じさせているためであ
る。これに対して、この発明の実施例1〜3の場合は、
超軽量粗骨材を含むコンクリートマトリツクスと繊維長
30mmの集束型の高弾性ビニロン繊維の0.5%、1.0
%又は1.5%の繊維量との組み合わせであっても、流
動化剤を多量に使用しなくても、実際の製品の製作上、
問題のない流動性が得られる。
【0028】比較例7は、普通ポルトランドセメント90
0kg、水3608kg、珪砂(5号+6号)360kg、シラスバルー
ン41kg、及び実施例1と同じ流動化剤40kgをパン型ミキ
サーにて混合して、コンクリートマトリックスを得る。
実施例1と同じ高弾性ビニロン繊維束を切断機にて長さ
10mmに切断したユニチカ株式会社製のFRC用ビニロン
ABタイプを用い、これを19.5kg(繊維体積率が1.5%に
なる重量)前記コンクリートマトリックスに混入し、パ
ン型ミキサーにて混練する。このビニロン繊維を混練し
たコンクリートを成形型枠内に打設して、コンクリート
部材を成形する。
【0029】比較例8は、GRCセメント920kg、水370
kg、珪砂(5号+6号)368kg、シラスバルーン35kg、及
び実施例1と同じ流動化剤40kgをパン型ミキサーにて混
合して、コンクリートマトリックスを得る。比較例7と
同じ繊維長10mmの集束型の高弾性ビニロン繊維を19.5kg
(繊維体積率が1.5%になる重量)前記コンクリートマト
リックスに混入し、パン型ミキサーにて混練する。この
ビニロン繊維を混練したコンクリートを成形型枠内に打
設して、コンクリート部材を成形する。
【表5】 表5には比較例7及び8の主な成分の調合量がまとめて
表示されている。
【0030】この発明の繊維補強軽量コンクリートの優
位性を示すために、比較例7及び8のモルタルマトリッ
クスタイプの繊維補強コンクリートの乾燥収縮特性との
比較を行った。すなわち、実施例2の調合によるコンコ
ンクリート部材、比較例7の調合によるコンコンクリー
ト部材及び比較例8の配合によるコンコンクリート部材
について、乾燥収縮量の測定を行い、その結果を図6及
び図7として図示した。 PCカーテンウォールでタイ
ルや石張りのパネルを使う場合には、軽量コンクリート
からなるパネルの収縮が大きいと、パネルのそり変形の
原因になる。それはパネルの形状にも依存するが、そり
変形を防止するためには、コンクリートの収縮を400
〜500/106以下であることが望ましいと言われて
いる。比較例7のモルタルベースのマトリックスを用い
たものは、図6に示すように、乾燥収縮が非常に大きく
なる。実施例2のコンクリートベースのマトリックスを
用いたものは、粗骨材の拘束効果により、その収縮は比
較例7のものの半分以下である。また、比較例8のGR
Cセメントを用いたモルタルマトリックスベースのもの
も、図7に示すように、乾燥収縮がかなり大きい。実施
例4の収縮低減剤を添加したコンクリートベースのマト
リックスを用いたものは、粗骨材の拘束効果により、そ
の収縮は比較例8のものよりかなり小さい。実施例1〜
4のものは、より安価に収縮量を低下させることが可能
である。したがって、石張りのカーテンウォールのよう
に収縮量の制限がより厳しい部材形式のものに対しても
応用可能である。
【0031】
【発明の効果】この明細書の特許請求の範囲の各請求項
に記載したものは、次の(イ)〜(ハ)の効果を奏す
る。 (イ)請求項1記載の繊維補強軽量コンクリートは、比
重が1.0以下で最大粒径が25mm以下の超軽量粗骨材
を単位容積重量で120kg/m3以上と、セメントと、水
と、セメントに対し重量比で5%以上のシリカフューム
とを混合してなる軽量コンクリートマトリックス中に、
繊維長が25mm以上の集束型の高弾性ビニロン繊維が体
積比で0.5%〜2%混入され、集束型の高弾性ビニロ
ン繊維が部分的にばらけた状態になっているから、軽量
で、高強度で、収縮率が小さく、建築用外装部材等の流
し込みによる成形に適した繊維補強軽量コンクリートを
提供できる。そのうえ、集束型の高弾性ビニロン繊維の
長さを大きくしても、セメントに対する重量比で5%以
上のシリカフュームを混入するから、練り混ぜ中に、集
束型の高弾性ビニロン繊維がばらけ過ぎることがなく、
流し込みによる成形ができるスランプ値にすることが容
易にできる。
【0032】(ロ)請求項2記載の繊維補強軽量コンク
リートは、集束型の高弾性ビニロン繊維の長さを最大粒
径が25mm以下の超軽量粗骨材の最大直径の1.5倍以
上でかつ30mm〜40mmとしても、コンクリートマトリ
ックス中にセメントに対する重量比で5%以上のシリカ
フュームを混入するから、練り混ぜ中に、集束型の高弾
性ビニロン繊維がばらけ過ぎることがなく、流し込みに
よる成形が可能なスランプ値にすることが可能である。
また、コンクリートマトリックス中に比重が1.0以下
で最大粒径が25mm以下の超軽量粗骨材を混入し、集束
型の高弾性ビニロン繊維の長さを超軽量粗骨材の最大直
径の1.5倍以上でかつ30mm〜40mmになるようにす
るから、高弾性ビニロン繊維の強度を十分に活かすこと
ができ、そのうえ、超軽量粗骨材の拘束効果により、軽
量で、高強度で、収縮率が小さい繊維補強軽量コンクリ
ートを安価で提供することができる。 (ハ)請求項3に記載されているように、水セメント比
を35〜50%にして、繊維補強軽量コンクリートを製
造したから、流動化剤を多量に添加しなくても、所望の
スランプ値のコンクリートが容易に得られ、複雑な形状
の建築用部材等を流し込みによる成形により、容易に製
造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】集束型の高弾性ビニロン繊維を太さ方向に拡大
して示す概略的な平面図
【図2】集束型の高弾性ビニロン繊維が部分的にばらけ
ている状態を示す概略的に平面図
【図3】集束型の高弾性ビニロン繊維が充分にばらけて
いる状態を示す概略的に平面図
【図4】実施例1〜3による繊維補強軽量コンクリート
及び比較例1〜3による繊維補強軽量コンクリートの曲
げ強度と繊維量との関係を示す図
【図5】実施例1〜3による繊維補強軽量コンクリート
及び比較例4〜6による繊維補強軽量コンクリートのス
ランプと繊維量との関係を示す図
【図6】実施例2による繊維補強軽量コンクリートの乾
燥収縮量及び比較例7による繊維補強軽量コンクリート
の乾燥収縮量と材令との関係を示す図
【図7】実施例4による繊維補強軽量コンクリートの乾
燥収縮量及び比較例8による繊維補強軽量コンクリート
の乾燥収縮量と材令との関係を示す図
【符号の説明】
Fc 集束型の高弾性ビニロン繊維 f1 ばらけた高弾性ビニロン単繊維の部分 f 高弾性ビニロン単繊維
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C04B 16:06 22:06) 111:40

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】比重が1.0以下で最大粒径が25mm以下
    の超軽量粗骨材を単位容積重量で120kg/m3以上と、
    セメントと、水と、セメントに対し重量比で5%以上の
    シリカフュームとを混合してなる軽量コンクリートマト
    リックス中に、繊維長が25mm以上の集束型の高弾性ビ
    ニロン繊維が体積比で0.5%〜2%混入され、集束型
    の高弾性ビニロン繊維が部分的にばらけた状態になって
    いることを特徴とするビニロン繊維補強軽量コンクリー
    ト。
  2. 【請求項2】比重が1.0以下で最大粒径が25mm以下
    の超軽量粗骨材を単位容積重量で120kg/m3以上と、
    セメントと、水と、セメントに対し重量比で5%以上の
    シリカフュームとを混合してなる軽量コンクリートマト
    リックス中に、繊維直径が10〜20μmのビニロン長
    繊維を1000デニール以上になるように多数本まとめ
    て集束剤にて集束処理してなる高弾性ビニロン繊維束を
    超軽量粗骨材の最大直径の1.5倍以上でかつ30mm〜
    40mmの長さに切断してなる集束型の高弾性ビニロン繊
    維が体積比で0.5%〜2%混入され、集束型の高弾性
    ビニロン繊維が部分的にばらけた状態になっていること
    を特徴とするビニロン繊維補強軽量コンクリート。
  3. 【請求項3】水セメント比を35〜50%にして製造さ
    れたことを特徴とする請求項1又は2記載のビニロン繊
    維補強軽量コンクリート。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001199755A (ja) * 2000-01-14 2001-07-24 Unitika Ltd ポリビニルアルコール系短繊維を含有するコンクリート組成物
JP2019064872A (ja) * 2017-10-02 2019-04-25 川田建設株式会社 繊維補強軽量コンクリート
JP2022019528A (ja) * 2020-07-17 2022-01-27 三井住友建設株式会社 コンクリート組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001199755A (ja) * 2000-01-14 2001-07-24 Unitika Ltd ポリビニルアルコール系短繊維を含有するコンクリート組成物
JP2019064872A (ja) * 2017-10-02 2019-04-25 川田建設株式会社 繊維補強軽量コンクリート
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