JPH10117027A - 放電励起ガスレーザー装置 - Google Patents
放電励起ガスレーザー装置Info
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- JPH10117027A JPH10117027A JP30342996A JP30342996A JPH10117027A JP H10117027 A JPH10117027 A JP H10117027A JP 30342996 A JP30342996 A JP 30342996A JP 30342996 A JP30342996 A JP 30342996A JP H10117027 A JPH10117027 A JP H10117027A
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- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 claims abstract description 6
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- 150000002500 ions Chemical class 0.000 description 4
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Abstract
(57)【要約】
【課題】装置サイズの小型化を図るとともに、エネルギ
ー効率の高い高電圧・高繰り返し・短パルス放電による
放電励起ガスレーザー装置を提供すること。 【解決手段】 一対の主放電電極間に高電圧・高繰り返
し・短パルス放電を発生させ、前記放電により前記一対
の主放電電極間のガスを励起してレーザ光を発生する放
電励起ガスレーザー装置において、前記短パルス放電の
インターバル中に前記一対の主放電電極2、3に補助電
圧発生器11から絶縁破壊以下の電圧を印加し、この印
加電圧により前記一対の主放電電極2、3間の主放電に
より発生した残留電荷を除去する。これにより残留電荷
を除去するためのブロワ6や熱交換器を不要、若しくは
小容量にすることができる。
ー効率の高い高電圧・高繰り返し・短パルス放電による
放電励起ガスレーザー装置を提供すること。 【解決手段】 一対の主放電電極間に高電圧・高繰り返
し・短パルス放電を発生させ、前記放電により前記一対
の主放電電極間のガスを励起してレーザ光を発生する放
電励起ガスレーザー装置において、前記短パルス放電の
インターバル中に前記一対の主放電電極2、3に補助電
圧発生器11から絶縁破壊以下の電圧を印加し、この印
加電圧により前記一対の主放電電極2、3間の主放電に
より発生した残留電荷を除去する。これにより残留電荷
を除去するためのブロワ6や熱交換器を不要、若しくは
小容量にすることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電励起エキシマ
レーザー等の高電圧・高繰り返し・短パルス放電により
ガスを励起してレーザ光を発生する放電励起ガスレーザ
ー装置に関するものである。
レーザー等の高電圧・高繰り返し・短パルス放電により
ガスを励起してレーザ光を発生する放電励起ガスレーザ
ー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】放電励起エキシマレーザー等の高電圧・
短パルス放電ガスレーザー装置では、高出力を得るため
に数Hz〜数100Hzの高繰り返し運転が行われる。
図4はこのような高電圧・高繰り返し・短パルス放電に
よりガスを励起してレーザ光を発生する放電励起ガスレ
ーザー装置の構造の概略を示す図で、図において、1は
放電チャンバで、放電チャンバ1の内部に一対の主放電
電極2及び3、対からなる予備電離電極4及び5、ブロ
ワ6、熱交換器7を収納して構成されている。
短パルス放電ガスレーザー装置では、高出力を得るため
に数Hz〜数100Hzの高繰り返し運転が行われる。
図4はこのような高電圧・高繰り返し・短パルス放電に
よりガスを励起してレーザ光を発生する放電励起ガスレ
ーザー装置の構造の概略を示す図で、図において、1は
放電チャンバで、放電チャンバ1の内部に一対の主放電
電極2及び3、対からなる予備電離電極4及び5、ブロ
ワ6、熱交換器7を収納して構成されている。
【0003】一対の主放電電極2及び3は、主放電パル
ス発生器10に接続され、対の予備電離電極4及び5は
予備電離電源9に接続されている。レーザ発振時には、
対の予備電離電極4及び5間に予備電離電源9から放電
電圧を印加して予備放電を発生し、この放電により発生
する例えば紫外光を一対の主放電電極2及び3間のレー
ザガス8に照射して予備電離し、つづいて一対の主放電
電極2及び3間に主放電パルス発生器10から高電圧・
短パルスの電圧が印加されて主放電を発生し、この放電
によって一対の主放電電極2及び3間のレーザガス8を
励起し、この励起により例えば紫外域のパルスレーザを
発振する。
ス発生器10に接続され、対の予備電離電極4及び5は
予備電離電源9に接続されている。レーザ発振時には、
対の予備電離電極4及び5間に予備電離電源9から放電
電圧を印加して予備放電を発生し、この放電により発生
する例えば紫外光を一対の主放電電極2及び3間のレー
ザガス8に照射して予備電離し、つづいて一対の主放電
電極2及び3間に主放電パルス発生器10から高電圧・
短パルスの電圧が印加されて主放電を発生し、この放電
によって一対の主放電電極2及び3間のレーザガス8を
励起し、この励起により例えば紫外域のパルスレーザを
発振する。
【0004】ところで、この1つの主放電パルスによっ
て主放電電極2及び3間には残留電荷が発生する。高繰
り返し運転時には、この主放電電極2及び3間の残留電
荷が連続する主放電パルスに影響を与え、数Hz以上で
は空間的に均一なグロー状のパルス放電が得られなくな
り、レーザー出力が低下することが知られている。高繰
り返し運転により高出力を得るためには主放電電極2及
び3間の残留電荷を除去する必要がある。この残留電荷
を除去するために主放電電極2及び3間のレーザーガス
8をブロワ6によってフローさせる(残留電荷を吹き流
す)ようにされている。
て主放電電極2及び3間には残留電荷が発生する。高繰
り返し運転時には、この主放電電極2及び3間の残留電
荷が連続する主放電パルスに影響を与え、数Hz以上で
は空間的に均一なグロー状のパルス放電が得られなくな
り、レーザー出力が低下することが知られている。高繰
り返し運転により高出力を得るためには主放電電極2及
び3間の残留電荷を除去する必要がある。この残留電荷
を除去するために主放電電極2及び3間のレーザーガス
8をブロワ6によってフローさせる(残留電荷を吹き流
す)ようにされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般的には主放電空間
は、主放電電極2及び3間距離が数cm電極長方向が1
0cm以上となっている。ガスフローの方向としては電
極幅方向が選ばれる。数10Hzの繰り返し運転とする
と数10msのインターバル(パルス放電の空き時間)
中に、数100Hzの繰り返し運転とすると数msとい
うインターバル中に主放電空間体積のレーザーガスを吹
き流す必要がある。
は、主放電電極2及び3間距離が数cm電極長方向が1
0cm以上となっている。ガスフローの方向としては電
極幅方向が選ばれる。数10Hzの繰り返し運転とする
と数10msのインターバル(パルス放電の空き時間)
中に、数100Hzの繰り返し運転とすると数msとい
うインターバル中に主放電空間体積のレーザーガスを吹
き流す必要がある。
【0006】実際にはこのインターバル中に主放電空間
体積の3倍程度以上のガスフローが必要とされており、
必要なガス流量は100m3/h以上にも及ぶ。このた
めに消費される電力は、この種のレーザー装置の全消費
電力に占める割合の数10%にも及び、総合エネルギー
効率を低下させる要因となっている。
体積の3倍程度以上のガスフローが必要とされており、
必要なガス流量は100m3/h以上にも及ぶ。このた
めに消費される電力は、この種のレーザー装置の全消費
電力に占める割合の数10%にも及び、総合エネルギー
効率を低下させる要因となっている。
【0007】また、レーザーガス8は主放電によっても
発熱して高温になるが、ブロワ6による高速フローでも
加熱されてさらに高温になる。一般にレーザーガス8は
高温になるとレーザー出力が低下する傾向がある。この
ため、高速フロー時にはより冷却能力の高い熱交換器7
が必要となる。その結果、高速ガスフローで主放電空間
から残留電荷を取り除く手法では、装置サイズは大型化
し、高価で、しかも総合エネルギー効率が悪いという問
題がある。
発熱して高温になるが、ブロワ6による高速フローでも
加熱されてさらに高温になる。一般にレーザーガス8は
高温になるとレーザー出力が低下する傾向がある。この
ため、高速フロー時にはより冷却能力の高い熱交換器7
が必要となる。その結果、高速ガスフローで主放電空間
から残留電荷を取り除く手法では、装置サイズは大型化
し、高価で、しかも総合エネルギー効率が悪いという問
題がある。
【0008】本発明は、上記の問題に鑑みなされたもの
で、装置サイズの小型化を図るとともに、エネルギー効
率の高い高電圧・高繰り返し・短パルス放電による放電
励起ガスレーザー装置を提供することを目的とする。
で、装置サイズの小型化を図るとともに、エネルギー効
率の高い高電圧・高繰り返し・短パルス放電による放電
励起ガスレーザー装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題が解決しようとする課題】本発明の目的は、一対
の主放電電極間に高電圧・高繰り返し・短パルス放電を
発生させ、前記放電により前記一対の主放電電極間のガ
スを励起してレーザ光を発生する放電励起ガスレーザー
装置において、前記短パルス放電のインターバル中に前
記一対の主放電電極に、絶縁破壊以下で前記一対の主放
電電極間の残留電荷の除去可能の電圧を印加してなるこ
とを特徴とする放電励起ガスレーザー装置とすることに
よって達成される。
の主放電電極間に高電圧・高繰り返し・短パルス放電を
発生させ、前記放電により前記一対の主放電電極間のガ
スを励起してレーザ光を発生する放電励起ガスレーザー
装置において、前記短パルス放電のインターバル中に前
記一対の主放電電極に、絶縁破壊以下で前記一対の主放
電電極間の残留電荷の除去可能の電圧を印加してなるこ
とを特徴とする放電励起ガスレーザー装置とすることに
よって達成される。
【0010】本発明の上記特徴によれば、短パルス放電
のインターバル中に一対の主放電電極間に印加される電
圧によって残留する電荷はスイープされて電極に吸収さ
れ、主放電電極間から除去されるので、放電チャンバ内
のブロワや熱交換器が不要、若しくは小容量のもので足
り、エネルギー効率が高く、コンパクトな高繰り返し・
高電圧・短パルスによる放電励起ガスレーザー装置が得
られる。
のインターバル中に一対の主放電電極間に印加される電
圧によって残留する電荷はスイープされて電極に吸収さ
れ、主放電電極間から除去されるので、放電チャンバ内
のブロワや熱交換器が不要、若しくは小容量のもので足
り、エネルギー効率が高く、コンパクトな高繰り返し・
高電圧・短パルスによる放電励起ガスレーザー装置が得
られる。
【0011】高電圧・高繰り返し・短パルス放電励起ガ
スレーザーでは、一般に主放電用パルス電圧印加時間と
繰り返し周期の比Dは0.1%以下である。従って、数
100Hzの繰り返し率としても1ms程度以下のイン
ターバルで主放電電極間から残留電荷をスイープできれ
ばよいことになる。
スレーザーでは、一般に主放電用パルス電圧印加時間と
繰り返し周期の比Dは0.1%以下である。従って、数
100Hzの繰り返し率としても1ms程度以下のイン
ターバルで主放電電極間から残留電荷をスイープできれ
ばよいことになる。
【0012】主放電電極間距離は一般に1〜3cm程度
であるので、残留電荷が103〜104cm/s程度の
速度で駆動される電圧を印加すれば十分である。主放電
空間の換算電界強度が数Td(タウゼント)(1Td=
10−17Vcm2)であればイオンの駆動速度は10
4cm/s程度になる。ガス圧力は通常1〜3気圧程度
であるから、電圧は1〜3kV程度でよいことになる。
通常、主放電パルス電圧の最大値は数10KV程度なの
で、この電圧値は主放電電圧値の1/10程度で良いこ
とになる。なお、数Tdの換算電界下では一般に電離係
数は小さく、1〜3cmの電極間距離では電子増倍は起
こらず、主放電電極間は絶縁破壊しない。
であるので、残留電荷が103〜104cm/s程度の
速度で駆動される電圧を印加すれば十分である。主放電
空間の換算電界強度が数Td(タウゼント)(1Td=
10−17Vcm2)であればイオンの駆動速度は10
4cm/s程度になる。ガス圧力は通常1〜3気圧程度
であるから、電圧は1〜3kV程度でよいことになる。
通常、主放電パルス電圧の最大値は数10KV程度なの
で、この電圧値は主放電電圧値の1/10程度で良いこ
とになる。なお、数Tdの換算電界下では一般に電離係
数は小さく、1〜3cmの電極間距離では電子増倍は起
こらず、主放電電極間は絶縁破壊しない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る放電励起ガス
レーザー装置の実施の形態について図を参照して説明す
る。図1及び図2は本発明に係る実施の形態の放電励起
ガスレーザー装置の構造の概略を示す構成図、図3は図
1及び図2の放電励起ガスレーザー装置の動作説明図で
ある。なお、図4に示す従来の放電励起ガスレーザー装
置と同一部分及び対応する部分には同一の符号を付し、
重複する説明は省略する。
レーザー装置の実施の形態について図を参照して説明す
る。図1及び図2は本発明に係る実施の形態の放電励起
ガスレーザー装置の構造の概略を示す構成図、図3は図
1及び図2の放電励起ガスレーザー装置の動作説明図で
ある。なお、図4に示す従来の放電励起ガスレーザー装
置と同一部分及び対応する部分には同一の符号を付し、
重複する説明は省略する。
【0014】本発明にしたがいこの実施の形態の放電励
起ガスレーザー装置では、補助電圧発生器11が設けら
れ、ブロックリアクトル12を介して一対の主放電電極
2及び3に接続されている。ブロックリアクトル12
は、主放電パルス発生器10の主放電パルス電圧が補助
電圧発生器11側に進入しないようにするために設けら
れたものである。また、補助電圧発生器11から主放電
パルス発生器10への電流の流れ込みを避けたい場合は
図2に示すように主放電パルス発生器10と主放電電極
2間にダイオード13を挿入してもよい。
起ガスレーザー装置では、補助電圧発生器11が設けら
れ、ブロックリアクトル12を介して一対の主放電電極
2及び3に接続されている。ブロックリアクトル12
は、主放電パルス発生器10の主放電パルス電圧が補助
電圧発生器11側に進入しないようにするために設けら
れたものである。また、補助電圧発生器11から主放電
パルス発生器10への電流の流れ込みを避けたい場合は
図2に示すように主放電パルス発生器10と主放電電極
2間にダイオード13を挿入してもよい。
【0015】このように構成された放電励起ガスレーザ
ー装置の一対の主放電電極2及び3に印加される電圧波
形の例を図3に示す。なお、主放電用パルス電圧印加時
間と繰り返し周期の比Dは0.1%以下であるが、理解
を助けるため図3では主放電パルス電圧部分の時間軸だ
けを拡大した形で模式的に表現してある。図3の(a)
は主放電パルス発生器10の主放電電圧パルス波形、図
3の(b)は補助電圧発生器11の補助電圧波形、図3
の(c)は主放電電極に印加される電圧波形である。
ー装置の一対の主放電電極2及び3に印加される電圧波
形の例を図3に示す。なお、主放電用パルス電圧印加時
間と繰り返し周期の比Dは0.1%以下であるが、理解
を助けるため図3では主放電パルス電圧部分の時間軸だ
けを拡大した形で模式的に表現してある。図3の(a)
は主放電パルス発生器10の主放電電圧パルス波形、図
3の(b)は補助電圧発生器11の補助電圧波形、図3
の(c)は主放電電極に印加される電圧波形である。
【0016】レーザ光を発振させるとき、従来と同様
に、まず対の予備電離電極4及び5間に予備電離電源9
から放電電圧が印加されて予備放電を発生し、この放電
により発生する光を一対の主放電電極2及び3間のレー
ザガス8に照射して予備電離し、つづいて一対の主放電
電極2及び3間に主放電パルス発生器10から高電圧・
短パルス(この実施形態では30KV,1KHz)の電
圧を印加して主放電を発生し、この放電によって一対の
主放電電極2及び3間のレーザガス8が励起され、この
励起によりパルスレーザ光を発生させる。
に、まず対の予備電離電極4及び5間に予備電離電源9
から放電電圧が印加されて予備放電を発生し、この放電
により発生する光を一対の主放電電極2及び3間のレー
ザガス8に照射して予備電離し、つづいて一対の主放電
電極2及び3間に主放電パルス発生器10から高電圧・
短パルス(この実施形態では30KV,1KHz)の電
圧を印加して主放電を発生し、この放電によって一対の
主放電電極2及び3間のレーザガス8が励起され、この
励起によりパルスレーザ光を発生させる。
【0017】一対の主放電電極2及び3間への主放電パ
ルス発生器10からの高電圧・短パルスの電圧の印加が
なくなると、一対の主放電電極2及び3間に補助電圧発
生器11から主放電パルス電圧の最大値の1/10程度
(この実施形態では1KV)の補助電圧が印加される。
この電圧の印加により一対の主放電電極2及び3間に残
留する電子あるいはイオン等の荷電粒子はスイープさ
れ、その電荷は一対の主放電電極2及び3に吸収され、
一対の主放電電極2及び3間に残留する電荷が除去され
る。
ルス発生器10からの高電圧・短パルスの電圧の印加が
なくなると、一対の主放電電極2及び3間に補助電圧発
生器11から主放電パルス電圧の最大値の1/10程度
(この実施形態では1KV)の補助電圧が印加される。
この電圧の印加により一対の主放電電極2及び3間に残
留する電子あるいはイオン等の荷電粒子はスイープさ
れ、その電荷は一対の主放電電極2及び3に吸収され、
一対の主放電電極2及び3間に残留する電荷が除去され
る。
【0018】この主放電は、数Hz〜数100Hzで図
3の(a)に示すように繰り返し行われ、主放電のイン
ターバル中毎に補助電圧が、図3の(b)に示すように
印加される。つまり、一対の主放電電極2及び3間に
は、レーザガス8を励起しレーザ光を発振するとき、図
3の(c)に示すように、主放電パルス発生器10から
の主放電電圧パルスと補助電圧発生器11の補助電圧が
足しあわされた電圧が印加される。
3の(a)に示すように繰り返し行われ、主放電のイン
ターバル中毎に補助電圧が、図3の(b)に示すように
印加される。つまり、一対の主放電電極2及び3間に
は、レーザガス8を励起しレーザ光を発振するとき、図
3の(c)に示すように、主放電パルス発生器10から
の主放電電圧パルスと補助電圧発生器11の補助電圧が
足しあわされた電圧が印加される。
【0019】この実施形態では補助電圧として矩形状の
パルス電圧を使用しているが、補助電圧印加によって主
放電電極2及び3間から残留電荷をスイープして電極に
吸収できればよいので、矩形上である必要はなく、例え
ば単なる直流電圧であってもよいし、また、補助電圧の
極性が主放電電圧パルスと逆極性であってもよい。さら
に補助電圧は主放電のインターバル中に印加されていれ
ばよく、主放電電圧に重畳することも可能である。
パルス電圧を使用しているが、補助電圧印加によって主
放電電極2及び3間から残留電荷をスイープして電極に
吸収できればよいので、矩形上である必要はなく、例え
ば単なる直流電圧であってもよいし、また、補助電圧の
極性が主放電電圧パルスと逆極性であってもよい。さら
に補助電圧は主放電のインターバル中に印加されていれ
ばよく、主放電電圧に重畳することも可能である。
【0020】また、この実施形態では、放電チャンバ1
内にブロワ6と熱交換器7が設置されているが、主放電
そのものによるレーザーガスの加熱/温度上昇が問題に
なる場合を想定したものであって、この場合でも従来の
ような高速フローは必要なく、従来よりも容量の小さい
熱交換器、ブロワでよい。主放電そのものによるレーザ
ーガスの加熱/温度上昇が問題にならない場合は熱交換
器/ブロワを配置する必要はないことは勿論である。ま
た、補助電圧発生器11としてはコンデンサとスイッチ
からなる単純なパルス発生器としても良い。
内にブロワ6と熱交換器7が設置されているが、主放電
そのものによるレーザーガスの加熱/温度上昇が問題に
なる場合を想定したものであって、この場合でも従来の
ような高速フローは必要なく、従来よりも容量の小さい
熱交換器、ブロワでよい。主放電そのものによるレーザ
ーガスの加熱/温度上昇が問題にならない場合は熱交換
器/ブロワを配置する必要はないことは勿論である。ま
た、補助電圧発生器11としてはコンデンサとスイッチ
からなる単純なパルス発生器としても良い。
【0007】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
高繰り返し運転時の主放電電極間の残留電荷の除去を高
速フローなしに実施することができる。このため、放電
チャンバ内のブロワ/熱交換器が不要、もしくは従来よ
りも小容量でよい。このため、エネルギー効率が高く、
コンパクトな高繰り返し・高電圧・短パルス放電ガスレ
ーザー装置を提供することができる。
高繰り返し運転時の主放電電極間の残留電荷の除去を高
速フローなしに実施することができる。このため、放電
チャンバ内のブロワ/熱交換器が不要、もしくは従来よ
りも小容量でよい。このため、エネルギー効率が高く、
コンパクトな高繰り返し・高電圧・短パルス放電ガスレ
ーザー装置を提供することができる。
【図1】本発明に係る放電励起ガスレーザー装置の構造
の概略を示す構成図である。
の概略を示す構成図である。
【図2】本発明に係る他の例の放電励起ガスレーザー装
置の構造の概略を示す構成図である。
置の構造の概略を示す構成図である。
【図3】図1及び図2の放電励起ガスレーザー装置の動
作説明図である。
作説明図である。
【図4】従来の放電励起ガスレーザー装置の構造の概略
を示す構成図である。
を示す構成図である。
1 放電チャンバ 2、3 主放電電極 4、5 予備電離電極 6 ブロワ 7 熱交換器 8 レーザガス 9 予備電離電源 10 主放電パルス発生器 11 補助電圧発生器 12 ブロックリアクトル 13 ダイオード
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電励起エキシマ
レーザー等の高電圧・高繰り返し・短パルス放電により
ガスを励起してレーザ光を発生する放電励起ガスレーザ
ー装置に関するものである。
レーザー等の高電圧・高繰り返し・短パルス放電により
ガスを励起してレーザ光を発生する放電励起ガスレーザ
ー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】放電励起エキシマレーザー等の高電圧・
短パルス放電ガスレーザー装置では、高出力を得るため
に数Hz〜数100Hzの高繰り返し運転が行われる。
図4はこのような高電圧・高繰り返し・短パルス放電に
よりガスを励起してレーザ光を発生する放電励起ガスレ
ーザー装置の構造の概略を示す図で、図において、1は
放電チャンバで、放電チャンバ1の内部に一対の主放電
電極2及び3、対からなる予備電離電極4及び5、ブロ
ワ6、熱交換器7を収納して構成されている。
短パルス放電ガスレーザー装置では、高出力を得るため
に数Hz〜数100Hzの高繰り返し運転が行われる。
図4はこのような高電圧・高繰り返し・短パルス放電に
よりガスを励起してレーザ光を発生する放電励起ガスレ
ーザー装置の構造の概略を示す図で、図において、1は
放電チャンバで、放電チャンバ1の内部に一対の主放電
電極2及び3、対からなる予備電離電極4及び5、ブロ
ワ6、熱交換器7を収納して構成されている。
【0003】一対の主放電電極2及び3は、主放電パル
ス発生器10に接続され、対の予備電離電極4及び5は
予備電離電源9に接続されている。レーザ発振時には、
対の予備電離電極4及び5間に予備電離電源9から放電
電圧を印加して予備放電を発生し、この放電により発生
する例えば紫外光を一対の主放電電極2及び3間のレー
ザガス8に照射して予備電離し、つづいて一対の主放電
電極2及び3間に主放電パルス発生器10から高電圧・
短パルスの電圧が印加されて主放電を発生し、この放電
によって一対の主放電電極2及び3間のレーザガス8を
励起し、この励起により例えば紫外域のパルスレーザを
発振する。
ス発生器10に接続され、対の予備電離電極4及び5は
予備電離電源9に接続されている。レーザ発振時には、
対の予備電離電極4及び5間に予備電離電源9から放電
電圧を印加して予備放電を発生し、この放電により発生
する例えば紫外光を一対の主放電電極2及び3間のレー
ザガス8に照射して予備電離し、つづいて一対の主放電
電極2及び3間に主放電パルス発生器10から高電圧・
短パルスの電圧が印加されて主放電を発生し、この放電
によって一対の主放電電極2及び3間のレーザガス8を
励起し、この励起により例えば紫外域のパルスレーザを
発振する。
【0004】ところで、この1つの主放電パルスによっ
て主放電電極2及び3間には残留電荷が発生する。高繰
り返し運転時には、この主放電電極2及び3間の残留電
荷が連続する主放電パルスに影響を与え、数Hz以上で
は空間的に均一なグロー状のパルス放電が得られなくな
り、レーザー出力が低下することが知られている。高繰
り返し運転により高出力を得るためには主放電電極2及
び3間の残留電荷を除去する必要がある。この残留電荷
を除去するために主放電電極2及び3間のレーザーガス
8をブロワ6によってフローさせる(残留電荷を吹き流
す)ようにされている。
て主放電電極2及び3間には残留電荷が発生する。高繰
り返し運転時には、この主放電電極2及び3間の残留電
荷が連続する主放電パルスに影響を与え、数Hz以上で
は空間的に均一なグロー状のパルス放電が得られなくな
り、レーザー出力が低下することが知られている。高繰
り返し運転により高出力を得るためには主放電電極2及
び3間の残留電荷を除去する必要がある。この残留電荷
を除去するために主放電電極2及び3間のレーザーガス
8をブロワ6によってフローさせる(残留電荷を吹き流
す)ようにされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般的には主放電空間
は、主放電電極2及び3間距離が数cm電極長方向が1
0cm以上となっている。ガスフローの方向としては電
極幅方向が選ばれる。数10Hzの繰り返し運転とする
と数10msのインターバル(パルス放電の空き時間)
中に、数100Hzの繰り返し運転とすると数msとい
うインターバル中に主放電空間体積のレーザーガスを吹
き流す必要がある。
は、主放電電極2及び3間距離が数cm電極長方向が1
0cm以上となっている。ガスフローの方向としては電
極幅方向が選ばれる。数10Hzの繰り返し運転とする
と数10msのインターバル(パルス放電の空き時間)
中に、数100Hzの繰り返し運転とすると数msとい
うインターバル中に主放電空間体積のレーザーガスを吹
き流す必要がある。
【0006】実際にはこのインターバル中に主放電空間
体積の3倍程度以上のガスフローが必要とされており、
必要なガス流量は100m3/h以上にも及ぶ。このた
めに消費される電力は、この種のレーザー装置の全消費
電力に占める割合の数10%にも及び、総合エネルギー
効率を低下させる要因となっている。
体積の3倍程度以上のガスフローが必要とされており、
必要なガス流量は100m3/h以上にも及ぶ。このた
めに消費される電力は、この種のレーザー装置の全消費
電力に占める割合の数10%にも及び、総合エネルギー
効率を低下させる要因となっている。
【0007】また、レーザーガス8は主放電によっても
発熱して高温になるが、ブロワ6による高速フローでも
加熱されてさらに高温になる。一般にレーザーガス8は
高温になるとレーザー出力が低下する傾向がある。この
ため、高速フロー時にはより冷却能力の高い熱交換器7
が必要となる。その結果、高速ガスフローで主放電空間
から残留電荷を取り除く手法では、装置サイズは大型化
し、高価で、しかも総合エネルギー効率が悪いという問
題がある。
発熱して高温になるが、ブロワ6による高速フローでも
加熱されてさらに高温になる。一般にレーザーガス8は
高温になるとレーザー出力が低下する傾向がある。この
ため、高速フロー時にはより冷却能力の高い熱交換器7
が必要となる。その結果、高速ガスフローで主放電空間
から残留電荷を取り除く手法では、装置サイズは大型化
し、高価で、しかも総合エネルギー効率が悪いという問
題がある。
【0008】本発明は、上記の問題に鑑みなされたもの
で、装置サイズの小型化を図るとともに、エネルギー効
率の高い高電圧・高繰り返し・短パルス放電による放電
励起ガスレーザー装置を提供することを目的とする。
で、装置サイズの小型化を図るとともに、エネルギー効
率の高い高電圧・高繰り返し・短パルス放電による放電
励起ガスレーザー装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題が解決しようとする課題】本発明の目的は、一対
の主放電電極間に高電圧・高繰り返し・短パルス放電を
発生させ、前記放電により前記一対の主放電電極間のガ
スを励起してレーザ光を発生する放電励起ガスレーザー
装置において、前記短パルス放電のインターバル中に前
記一対の主放電電極に、絶縁破壊以下で前記一対の主放
電電極間の残留電荷の除去可能の電圧を印加してなるこ
とを特徴とする放電励起ガスレーザー装置とすることに
よって達成される。
の主放電電極間に高電圧・高繰り返し・短パルス放電を
発生させ、前記放電により前記一対の主放電電極間のガ
スを励起してレーザ光を発生する放電励起ガスレーザー
装置において、前記短パルス放電のインターバル中に前
記一対の主放電電極に、絶縁破壊以下で前記一対の主放
電電極間の残留電荷の除去可能の電圧を印加してなるこ
とを特徴とする放電励起ガスレーザー装置とすることに
よって達成される。
【0010】本発明の上記特徴によれば、短パルス放電
のインターバル中に一対の主放電電極間に印加される電
圧によって残留する電荷はスイープされて電極に吸収さ
れ、主放電電極間から除去されるので、放電チャンバ内
のブロワや熱交換器が不要、若しくは小容量のもので足
り、エネルギー効率が高く、コンパクトな高繰り返し・
高電圧・短パルスによる放電励起ガスレーザー装置が得
られる。
のインターバル中に一対の主放電電極間に印加される電
圧によって残留する電荷はスイープされて電極に吸収さ
れ、主放電電極間から除去されるので、放電チャンバ内
のブロワや熱交換器が不要、若しくは小容量のもので足
り、エネルギー効率が高く、コンパクトな高繰り返し・
高電圧・短パルスによる放電励起ガスレーザー装置が得
られる。
【0011】高電圧・高繰り返し・短パルス放電励起ガ
スレーザーでは、一般に主放電用パルス電圧印加時間と
繰り返し周期の比Dは0.1%以下である。従って、数
100Hzの繰り返し率としても1ms程度以下のイン
ターバルで主放電電極間から残留電荷をスイープできれ
ばよいことになる。
スレーザーでは、一般に主放電用パルス電圧印加時間と
繰り返し周期の比Dは0.1%以下である。従って、数
100Hzの繰り返し率としても1ms程度以下のイン
ターバルで主放電電極間から残留電荷をスイープできれ
ばよいことになる。
【0012】主放電電極間距離は一般に1〜3cm程度
であるので、残留電荷が103〜104cm/s程度の
速度で駆動される電圧を印加すれば十分である。主放電
空間の換算電界強度が数Td(タウゼント)(1Td=
10−17Vcm2)であればイオンの駆動速度は10
4cm/s程度になる。ガス圧力は通常1〜3気圧程度
であるから、電圧は1〜3kV程度でよいことになる。
通常、主放電パルス電圧の最大値は数10KV程度なの
で、この電圧値は主放電電圧値の1/10程度で良いこ
とになる。なお、数Tdの換算電界下では一般に電離係
数は小さく、1〜3cmの電極間距離では電子増倍は起
こらず、主放電電極間は絶縁破壊しない。
であるので、残留電荷が103〜104cm/s程度の
速度で駆動される電圧を印加すれば十分である。主放電
空間の換算電界強度が数Td(タウゼント)(1Td=
10−17Vcm2)であればイオンの駆動速度は10
4cm/s程度になる。ガス圧力は通常1〜3気圧程度
であるから、電圧は1〜3kV程度でよいことになる。
通常、主放電パルス電圧の最大値は数10KV程度なの
で、この電圧値は主放電電圧値の1/10程度で良いこ
とになる。なお、数Tdの換算電界下では一般に電離係
数は小さく、1〜3cmの電極間距離では電子増倍は起
こらず、主放電電極間は絶縁破壊しない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る放電励起ガス
レーザー装置の実施の形態について図を参照して説明す
る。図1及び図2は本発明に係る実施の形態の放電励起
ガスレーザー装置の構造の概略を示す構成図、図3は図
1及び図2の放電励起ガスレーザー装置の動作説明図で
ある。なお、図4に示す従来の放電励起ガスレーザー装
置と同一部分及び対応する部分には同一の符号を付し、
重複する説明は省略する。
レーザー装置の実施の形態について図を参照して説明す
る。図1及び図2は本発明に係る実施の形態の放電励起
ガスレーザー装置の構造の概略を示す構成図、図3は図
1及び図2の放電励起ガスレーザー装置の動作説明図で
ある。なお、図4に示す従来の放電励起ガスレーザー装
置と同一部分及び対応する部分には同一の符号を付し、
重複する説明は省略する。
【0014】本発明にしたがいこの実施の形態の放電励
起ガスレーザー装置では、補助電圧発生器11が設けら
れ、ブロックリアクトル12を介して一対の主放電電極
2及び3に接続されている。ブロックリアクトル12
は、主放電パルス発生器10の主放電パルス電圧が補助
電圧発生器11側に進入しないようにするために設けら
れたものである。また、補助電圧発生器11から主放電
パルス発生器10への電流の流れ込みを避けたい場合は
図2に示すように主放電パルス発生器10と主放電電極
2間にダイオード13を挿入してもよい。
起ガスレーザー装置では、補助電圧発生器11が設けら
れ、ブロックリアクトル12を介して一対の主放電電極
2及び3に接続されている。ブロックリアクトル12
は、主放電パルス発生器10の主放電パルス電圧が補助
電圧発生器11側に進入しないようにするために設けら
れたものである。また、補助電圧発生器11から主放電
パルス発生器10への電流の流れ込みを避けたい場合は
図2に示すように主放電パルス発生器10と主放電電極
2間にダイオード13を挿入してもよい。
【0015】このように構成された放電励起ガスレーザ
ー装置の一対の主放電電極2及び3に印加される電圧波
形の例を図3に示す。なお、主放電用パルス電圧印加時
間と繰り返し周期の比Dは0.1%以下であるが、理解
を助けるため図3では主放電パルス電圧部分の時間軸だ
けを拡大した形で模式的に表現してある。図3の(a)
は主放電パルス発生器10の主放電電圧パルス波形、図
3の(b)は補助電圧発生器11の補助電圧波形、図3
の(c)は主放電電極に印加される電圧波形である。
ー装置の一対の主放電電極2及び3に印加される電圧波
形の例を図3に示す。なお、主放電用パルス電圧印加時
間と繰り返し周期の比Dは0.1%以下であるが、理解
を助けるため図3では主放電パルス電圧部分の時間軸だ
けを拡大した形で模式的に表現してある。図3の(a)
は主放電パルス発生器10の主放電電圧パルス波形、図
3の(b)は補助電圧発生器11の補助電圧波形、図3
の(c)は主放電電極に印加される電圧波形である。
【0016】レーザ光を発振させるとき、従来と同様
に、まず対の予備電離電極4及び5間に予備電離電源9
から放電電圧が印加されて予備放電を発生し、この放電
により発生する光を一対の主放電電極2及び3間のレー
ザガス8に照射して予備電離し、つづいて一対の主放電
電極2及び3間に主放電パルス発生器10から高電圧・
短パルス(この実施形態では30KV,1KHz)の電
圧を印加して主放電を発生し、この放電によって一対の
主放電電極2及び3間のレーザガス8が励起され、この
励起によりパルスレーザ光を発生させる。
に、まず対の予備電離電極4及び5間に予備電離電源9
から放電電圧が印加されて予備放電を発生し、この放電
により発生する光を一対の主放電電極2及び3間のレー
ザガス8に照射して予備電離し、つづいて一対の主放電
電極2及び3間に主放電パルス発生器10から高電圧・
短パルス(この実施形態では30KV,1KHz)の電
圧を印加して主放電を発生し、この放電によって一対の
主放電電極2及び3間のレーザガス8が励起され、この
励起によりパルスレーザ光を発生させる。
【0017】一対の主放電電極2及び3間への主放電パ
ルス発生器10からの高電圧・短パルスの電圧の印加が
なくなると、一対の主放電電極2及び3間に補助電圧発
生器11から主放電パルス電圧の最大値の1/10程度
(この実施形態では1KV)の補助電圧が印加される。
この電圧の印加により一対の主放電電極2及び3間に残
留する電子あるいはイオン等の荷電粒子はスイープさ
れ、その電荷は一対の主放電電極2及び3に吸収され、
一対の主放電電極2及び3間に残留する電荷が除去され
る。
ルス発生器10からの高電圧・短パルスの電圧の印加が
なくなると、一対の主放電電極2及び3間に補助電圧発
生器11から主放電パルス電圧の最大値の1/10程度
(この実施形態では1KV)の補助電圧が印加される。
この電圧の印加により一対の主放電電極2及び3間に残
留する電子あるいはイオン等の荷電粒子はスイープさ
れ、その電荷は一対の主放電電極2及び3に吸収され、
一対の主放電電極2及び3間に残留する電荷が除去され
る。
【0018】この主放電は、数Hz〜数100Hzで図
3の(a)に示すように繰り返し行われ、主放電のイン
ターバル中毎に補助電圧が、図3の(b)に示すように
印加される。つまり、一対の主放電電極2及び3間に
は、レーザガス8を励起しレーザ光を発振するとき、図
3の(c)に示すように、主放電パルス発生器10から
の主放電電圧パルスと補助電圧発生器11の補助電圧が
足しあわされた電圧が印加される。
3の(a)に示すように繰り返し行われ、主放電のイン
ターバル中毎に補助電圧が、図3の(b)に示すように
印加される。つまり、一対の主放電電極2及び3間に
は、レーザガス8を励起しレーザ光を発振するとき、図
3の(c)に示すように、主放電パルス発生器10から
の主放電電圧パルスと補助電圧発生器11の補助電圧が
足しあわされた電圧が印加される。
【0019】この実施形態では補助電圧として矩形状の
パルス電圧を使用しているが、補助電圧印加によって主
放電電極2及び3間から残留電荷をスイープして電極に
吸収できればよいので、矩形上である必要はなく、例え
ば単なる直流電圧であってもよいし、また、補助電圧の
極性が主放電電圧パルスと逆極性であってもよい。さら
に補助電圧は主放電のインターバル中に印加されていれ
ばよく、主放電電圧に重畳することも可能である。
パルス電圧を使用しているが、補助電圧印加によって主
放電電極2及び3間から残留電荷をスイープして電極に
吸収できればよいので、矩形上である必要はなく、例え
ば単なる直流電圧であってもよいし、また、補助電圧の
極性が主放電電圧パルスと逆極性であってもよい。さら
に補助電圧は主放電のインターバル中に印加されていれ
ばよく、主放電電圧に重畳することも可能である。
【0020】また、この実施形態では、放電チャンバ1
内にブロワ6と熱交換器7が設置されているが、主放電
そのものによるレーザーガスの加熱/温度上昇が問題に
なる場合を想定したものであって、この場合でも従来の
ような高速フローは必要なく、従来よりも容量の小さい
熱交換器、ブロワでよい。主放電そのものによるレーザ
ーガスの加熱/温度上昇が問題にならない場合は熱交換
器/ブロワを配置する必要はないことは勿論である。ま
た、補助電圧発生器11としてはコンデンサとスイッチ
からなる単純なパルス発生器としても良い。
内にブロワ6と熱交換器7が設置されているが、主放電
そのものによるレーザーガスの加熱/温度上昇が問題に
なる場合を想定したものであって、この場合でも従来の
ような高速フローは必要なく、従来よりも容量の小さい
熱交換器、ブロワでよい。主放電そのものによるレーザ
ーガスの加熱/温度上昇が問題にならない場合は熱交換
器/ブロワを配置する必要はないことは勿論である。ま
た、補助電圧発生器11としてはコンデンサとスイッチ
からなる単純なパルス発生器としても良い。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
高繰り返し運転時の主放電電極間の残留電荷の除去を高
速フローなしに実施することができる。このため、放電
チャンバ内のブロワ/熱交換器が不要、もしくは従来よ
りも小容量でよい。このため、エネルギー効率が高く、
コンパクトな高繰り返し・高電圧・短パルス放電ガスレ
ーザー装置を提供することができる。
高繰り返し運転時の主放電電極間の残留電荷の除去を高
速フローなしに実施することができる。このため、放電
チャンバ内のブロワ/熱交換器が不要、もしくは従来よ
りも小容量でよい。このため、エネルギー効率が高く、
コンパクトな高繰り返し・高電圧・短パルス放電ガスレ
ーザー装置を提供することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 一対の主放電電極間に高電圧・高繰り返
し・短パルス放電を発生させ、前記放電により前記一対
の主放電電極間のガスを励起してレーザ光を発生する放
電励起ガスレーザー装置において、前記短パルス放電の
インターバル中に前記一対の主放電電極に、絶縁破壊以
下で前記一対の主放電電極間の残留電荷の除去可能の電
圧を印加してなることを特徴とする放電励起ガスレーザ
ー装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30342996A JPH10117027A (ja) | 1996-10-10 | 1996-10-10 | 放電励起ガスレーザー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30342996A JPH10117027A (ja) | 1996-10-10 | 1996-10-10 | 放電励起ガスレーザー装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10117027A true JPH10117027A (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=17920910
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30342996A Pending JPH10117027A (ja) | 1996-10-10 | 1996-10-10 | 放電励起ガスレーザー装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10117027A (ja) |
-
1996
- 1996-10-10 JP JP30342996A patent/JPH10117027A/ja active Pending
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