JPH10118738A - ブラケット付金具の製造方法及びブラケット付金具及びホース - Google Patents

ブラケット付金具の製造方法及びブラケット付金具及びホース

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JPH10118738A
JPH10118738A JP27611596A JP27611596A JPH10118738A JP H10118738 A JPH10118738 A JP H10118738A JP 27611596 A JP27611596 A JP 27611596A JP 27611596 A JP27611596 A JP 27611596A JP H10118738 A JPH10118738 A JP H10118738A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 どのような形状のブラケット部を有した金具
であっても容易に製造できるようにする。 【解決手段】 ソケット部13とソケット部13の径方
向に延出されたブラケット部14とを有するブラケット
付金具11を製造する方法である。ソケット部13に相
当する円柱部22及びブラケット部14を備えた中間成
形品21を一体成形した後、中間成形品21の円柱部2
2を冷間鍛造の後方押出しにてソケット部13に成形す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ブレーキ
ホース等に使用されるブラケット付金具の製造方法、及
びその製造方法によって製造されるブラケット付金具、
及びそのブラケット付金具を備えたホースに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】特開平5−76979号公報には、ブラ
ケット付金具である「液圧ホースにおける中間金具」を
製造する方法が開示されている。この製造方法は、図7
に示すように、所定の高さ及び径の丸棒1を素材とし
(a)、この丸棒1の一端に後方押出しによって穴状の
円筒部2を成形する(b)。次に丸棒1の中間部に膨ら
まし成形により膨出部3を成形し(c)、この膨出部3
を一方向へ偏肉膨出させて偏肉鍔部4を成形する
(d)。次に膨出部3及び偏肉鍔部4を据込み成形によ
りフランジ状の取付片5に成形すると共に他端に凹部6
を成形し(e)、凹部6と円筒部2との仕切壁7を打抜
成形して、ソケット部8及びブラケット部9を有した非
対称形状の中間金具10を製造するものである(f)。
このように製造することで、従来の切削を主体とした製
造方法に比べて効率がよく、しかも歩留まりが高いもの
となった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの開示され
た製造方法は、多段式のヘッダー(図示せず)により各
工程(a〜f)を連続的に成形することを基本としてい
る。このため加圧方向(丸棒1の軸方向)から偏心する
部分(偏肉鍔部4)の量が大きくなると、その成形が困
難になってしまう。従って同じヘッダーで成形が無理な
形状の場合は、偏肉膨出以降の工程を別個のプレス機械
にて行うなどの対策が必要であった。すなわちこの製造
方法では、実際には偏心量が小さい金具しか製造できな
いという問題があった。
【0004】そこで本発明は、どのような形状のブラケ
ット部を有したブラケット付金具でも容易に製造できる
製造方法、及びこの製造方法によって製造されるブラケ
ット付金具、及びそのブラケット付金具を備えたホース
を提供すべく創案されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決すべく本
発明は、ソケット部とソケット部の径方向に延出された
ブラケット部とを有するブラケット付金具を製造する方
法であって、ソケット部に相当する円柱部及びブラケッ
ト部を備えた中間成形品を成形した後、中間成形品の円
柱部を冷間鍛造の後方押出しにてソケット部に成形する
ものである。この方法において、さらにソケット部の軸
孔の成形を打抜にて完了させるものである。また中間成
形品を塑性加工にて一体成形することが好ましい。中間
成形品の素材は、円柱部の外径に等しい径の丸棒であっ
てよい。又はブラケット部よりも厚く円柱部の長さより
も薄い板であってよい。又は円柱部の長さに略等しい厚
さの板であってよい。また本発明は、これらの製造方法
により製造されて成るブラケット付金具である。そして
本発明は、そのブラケット付金具が取り付けられて成る
ホースである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
【0007】まず図1によって、本発明にかかわるブラ
ケット付金具の実施の形態を説明する。このブラケット
付金具11は、ブレーキホース12等を挿通させてこれ
に取り付けられるソケット部13と、固定支持のための
ブラケット部14とにより主として構成されている。ソ
ケット部13は、ホース外径に略等しい径dの軸孔15
を有する直の管体で成る。ブラケット部14は、所定の
厚さTの略長円形の板で成り、ソケット部13の軸方向
一端から、径方向の一方に延出するように一体化されて
いる。その板幅はソケット部13の外径Dよりも若干大
きく、板長さはソケット部13の外径Dよりも充分長
く、例えば2 〜3 倍程度に形成されている。またソケッ
ト部13の軸孔15は、ブラケット部14を貫通してい
る。ブラケット部14の延出側半円部16の中心位置に
は、ボルト等を挿通させるための取付穴17が形成され
ている。またブラケット部14の基端側半円部18は、
ソケット部13の外周よりも張り出したフランジ状に形
成されている。
【0008】次に本発明にかかわるブラケット付金具の
製造方法を、前記金具11を製造する工程として説明す
る。まず第一工程として、図2に示したような中間成形
品21を同一材料で塑性加工によって一体成形する。こ
の中間成形品21は、ソケット部13に相当する部分で
ある中実の円柱部22と、円柱部22の一端に一体成形
されたブラケット部14とを有している。図示例ではブ
ラケット部14に取付穴17が形成されていないが、こ
の段階で取付穴17を成形するようにしてもよい。円柱
部22は、ソケット部13と略等しいボリュームで成
り、ソケット部13に等しい外径Dを有している。
【0009】図4は、この第一工程で使用する製造装置
(金型)31の一例を示したもので、固定型32及び可
動型33を有した上型34と、上型34に対向する固定
の下型35とで構成されている。固定型32には可動型
33を摺動自在に案内する直穴36が形成されていると
共に、下面37にはブラケット部14に相当する形状の
キャビティ38が形成されている。可動型33は、円柱
部22の外径Dに等しい径のポンチとして形成されてい
る。下型35の上面39には、上型34に相当する大き
さで適宜深さの凹部40が形成されている。すなわち凹
部40の底面41は、固定型32を保持した状態におい
て、キャビティ38の下側を区画する面となっている。
【0010】この製造装置31により、まず可動型33
を上昇させて、その下方の直穴38に、素材である断面
円形の丸棒42を直立させた状態でセットする。丸棒4
2は、直穴38に嵌まるような円柱部22に等しい外径
Dを有し、全体のボリュームは中間成形体21と等しい
ものである。その材料としては、冷間圧造用炭素鋼線
(SWCH)か、これの相当品を選定する。なお必要に
応じて焼鈍処理や潤滑処理を行ったものを用いてもよ
い。鉄鋼以外にはアルミ、銅或いはそれらの合金などの
金属を使用できる。そして所定の加圧力Pで可動型33
を下降させることで、丸棒42の一部(下部分)を側方
に、すなわちキャビティ38内に流動させる。これで可
動型33の下面が凹部40の底面41に向けて所定距離
進んだ時点で、所定形状の中間成形品21(図2参照)
が得られる。
【0011】次に第二工程として、中間成形品21の円
柱部22に対して後方押出しを行って、ソケット部13
を成形する。図6はこの第二工程で使用する製造装置5
1の一例を示したもので、前記製造装置31と同様の下
型35及び固定型32と、固定型32の直穴36よりも
小さい径dの可動型52とが備えられている。この可動
型52の径dは、ソケット部13の軸孔15に等しいも
のである。そして中間成形品21をキャビティ38及び
直穴36にセットした状態で、可動型52を所定の加圧
力Pで下降させることにより、円柱部22はその中心に
穴53が開けられると同時に、可動型52と固定型32
の直穴36内壁との隙間に盛り上がるように塑性変形し
て、管状のソケット部13となる。従って第二工程は、
第一工程が終了した後に、可動型33,52のみ交換す
ることにより、連続して行うことができる。なおこの第
二工程の前に、中間成形品21に対して焼鈍を施すこと
で、後方押出しを容易にできるようにしてもよい。さら
に焼鈍処理と合わせて潤滑処理を施すようにしてもよ
い。
【0012】次に第三工程として、後方押出しによって
成形した穴53の孔底に相当する部分54に対して打抜
を行うことで貫通させて、軸孔15の成形を完了する。
またブラケット部14の延出端側に、取付穴17を打抜
或いは切削により成形することで、図1に示したような
ブラケット付金具11の最終形状を得る。
【0013】また図1(c)には、このブラケット付金
具11を備えたブレーキホース12を示している。この
ブレーキホース12は、例えば軸心側より順次、耐ブレ
ーキ液性ゴムチューブ、ポリエステルなどの繊維を編み
込んだ二重の補強層、上下補強層間の緩衝用のゴムシー
ト、最外層である耐候性のカバーゴムで構成される。こ
のブレーキホース12にブラケット付金具11を取り付
けるに際しては、ブレーキホース12をソケット部13
の軸孔15に通して所定の位置に合わせてから、適当な
工具によってソケット部13を縮径方向に締め付けてカ
シメ変形させることで、ブラケット付金具11を固定す
る。そしてブラケット部14は、相手機器の固定系(フ
レーム等)にボルト・ナットなどにより取り付けられる
ことで、ソケット部13を介してブレーキホース12を
支持する。
【0014】このように、ソケット部13に相当する円
柱部22及びブラケット部14を備えた中間成形品21
を成形した後、中間成形品21の円柱部22に対して冷
間鍛造の後方押出しを行って、ソケット部13を成形す
るようにしたので、多様な形状のブラケット付金具を容
易に製造できる。すなわちブラケット部14のボリュー
ムが比較的大きい形状のもの、例えば図3に示すよう
に、ブラケット部24が延出端に向かうに従って幅広と
なる略三角形であるブラケット付金具23も、容易に製
造できる。従って汎用性が高く、工数が少なくて低コス
トの製造方法とすることができる。またこの実施の形態
では、中間成形品21も塑性加工にて一体成形するよう
にしたので、切削加工によって製造する方法よりも材料
の歩留まりが良好なものにできる。さらにソケット部1
3も冷間鍛造の後方押出しで成形するので、穴開けの切
削加工を必要とせず、より一層のコスト低減ができる。
またブラケット付金具11,23は、ロウ付けなどの部
分がない一体のものなので、信頼性の高い品質のよい製
品とすることができる。そしてこのブラケット付金具1
1,23を備えたブレーキホース12は、取付支持が安
定した耐久性の高いブレーキホース12とすることがで
きる。
【0015】次に図5は、本発明のブラケット付金具の
製造方法の他の実施の形態を示したもので、前記実施の
形態における第一工程での中間成形品21の成形に際し
て、素材61として板状のものを使用し、これを塑性変
形させて所定の形状に加工するものである。この方法で
使用する製造装置62は、上型63としてブラケット部
14の大きさに相当する直穴64を有した固定型65
と、その直穴64に沿って摺動自在で、下面66にキャ
ビティ67を有した可動型68とを備えている。キャビ
ティ67は、円柱部22に相当する容積及び相対位置を
以て形成されている。下型68は、上型63の外周に嵌
まるような凹部69を有している。
【0016】そして成形を行うには、まず所定の肉厚t
の板を切断して中間成形品21に等しいボリュームの素
材61とし、これを下型68の凹部69の底面70上に
置く。この板厚tは、例えばブラケット部の厚さTより
も厚く、円柱部22の長さ(全高h)よりも薄いものに
する。素材61の寸法は、素材61の材質や硬度、潤滑
の方法、プレスの加圧力Pなどにより設定選択される。
またセット位置としては、例えば直穴64のうちのキャ
ビティ67に寄った位置で、長手方向両端部61a,6
1bがキャビティ67の外側となるように位置させる。
そして可動型68を所定加圧力Pで直穴64に沿って下
降させる。この下降により、素材61の両端部61a,
61bが先に可動部68の平らな下面66に当たって、
この部分が圧縮され、側方に流動変形して肉厚tが薄く
なり、所定厚さT及び形状のブラケット部14として成
形される。これと同時に、素材61の一部はキャビティ
67内に盛り上がって円柱部22となり、全体として所
定寸法の中間成形品21が得られる。この実施の形態で
は、前記実施の形態よりも側方流動の長さは短いので、
比較的加圧力Pを小さくすることができる。この中間成
形品21を図6に示した製造装置51により後方押出し
を行って、ソケット部13を最終形状に仕上げる。この
他の構成及び作用効果は前記実施の形態と同様である。
【0017】なお図5の実施の形態は、固定型65の直
穴64の内周壁で中間成形品21のブラケット部14の
両端を拘束するものであるが、固定型65を使用せず
に、可動型68のみで加圧成形を行って、素材61が側
方に自由に流れるようにしてもよい。この場合、キャビ
ティ67内への盛り上がりはほとんど期待できないの
で、素材61の厚さは初めから円柱部22の全高hに略
等しいものとし、ブラケット部14に相当する部分のみ
を圧縮して延ばすものとする。このようにすれば、製造
装置62の上型63を簡略化できる。そして所定寸法よ
りも大きくなった部分は、切削等によりブラケット部1
4の最終形状に調整し、その中間成形品を後工程に供す
る。
【0018】なお本発明のブラケット付金具11,23
はブレーキホース12に取り付けるとは限らず、他の同
様な工業用ホースなどに広く適用できるものである。
【0019】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、ブラケッ
ト部の形状にかかわらず容易に製造でき、汎用性の向上
及びコスト低減が達成される。また中間成形品を塑性加
工で一体成形することにより、材料の歩留まりが良好な
ものにできる。さらにソケット部も冷間鍛造の後方押出
しで成形することにより、穴開けの切削加工を必要とせ
ず、より一層のコスト低減ができる。また本発明のブラ
ケット付金具は、ロウ付けなどの部分がない一体成形な
ので、信頼性の高い品質のよい製品とすることができ
る。そして本発明のホースは、取付支持が安定した耐久
性の高いホースとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかわるブラケット付金具を示した図
であり、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)はそ
のA−A線矢視断面図である。
【図2】本発明にかかわるブラケット付金具の製造方法
の実施の形態を示した図であり、(a)は斜視図、
(b)は平面図、(c)はそのB−B線矢視断面図であ
る。
【図3】図1の他の実施の形態を示した斜視図である。
【図4】図2の中間成形品を製造するための製造装置を
示した側断面図である。
【図5】図4の他の製造装置の例を示した側断面図であ
る。
【図6】図2の中間成形品から図1のブラケット付金具
を製造するための製造装置を示した側断面図である。
【図7】従来のブラケット付金具の製造方法を示した部
分断面側面図である。
【符号の説明】
11,23 ブラケット付金具 12 ブレーキホース(ホース) 13 ソケット部 14 ブラケット部 15 軸孔 21 中間成形品 22 円柱部 42,61 素材 T ブラケット部の厚さ h 円柱部の全高(高さ) t 素材の板厚

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソケット部と該ソケット部の径方向に延
    出されたブラケット部とを有するブラケット付金具を製
    造する方法であって、上記ソケット部に相当する円柱部
    及び上記ブラケット部を備えた中間成形品を成形した
    後、該中間成形品の円柱部を冷間鍛造の後方押出しにて
    上記ソケット部に成形することを特徴とするブラケット
    付金具の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のブラケット付金具の製造
    方法において、上記ソケット部の軸孔の成形を打抜にて
    完了させることを特徴とするブラケット付金具の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 上記中間成形品を塑性加工にて一体成形
    する請求項1又は2に記載のブラケット付金具の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 上記中間成形品の素材が上記円柱部の外
    径に等しい径の丸棒である請求項3記載のブラケット付
    金具の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記中間成形品の素材が上記ブラケット
    部よりも厚く上記円柱部の長さよりも薄い板である請求
    項3記載のブラケット付金具の製造方法。
  6. 【請求項6】 上記中間成形品の素材が上記円柱部の長
    さに略等しい厚さの板である請求項3記載のブラケット
    付金具の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載のブ
    ラケット付金具の製造方法により製造されて成ることを
    特徴とするブラケット付金具。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のブラケット付金具が取り
    付けられて成ることを特徴とするホース。
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