JPH10119073A - 積層成形体の成形方法 - Google Patents

積層成形体の成形方法

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JPH10119073A
JPH10119073A JP29587196A JP29587196A JPH10119073A JP H10119073 A JPH10119073 A JP H10119073A JP 29587196 A JP29587196 A JP 29587196A JP 29587196 A JP29587196 A JP 29587196A JP H10119073 A JPH10119073 A JP H10119073A
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Akira Kanashiki
昭 金敷
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 積層成形体の反りによる変形を可及的に小さ
くして、所期する形状が安定して得られる積層成形体の
成形方法を提供する。 【解決手段】 成形型13の上下型11、12間に配置
された表皮材3と、予め両面が加熱されて前記表皮材3
に対向して配置されたシート状の樹脂芯材2とを、前記
成形型13によって積層・成形して、積層成形体1を得
るようにする。前記樹脂芯材2の表皮材側の面2aの加
熱温度を130〜150℃に、表皮材側と反対側の面2
bの加熱温度を110〜120℃に、それぞれ設定し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の室内に配
置される成形天井等に施用して良好な、積層成形体の成
形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車の室内に配置される成
形天井5は、図1に示すように、所定の曲面形状に成形
された積層成形体1によって形成されており、この積層
成形体1は、ポリプロピレン樹脂(PPO)からなるシ
ート状の樹脂芯材2の室内側に、クロス、ウレタン、不
織布等の加飾用表皮材3を積層した構成にしてある。
【0003】前記積層成形体1は、図2に示すような成
形装置10によって成形される。前記成形装置10は、
所定形状の型面11aを備えた下型11と、この下型1
1の上方に位置し、下型11の型面11aの形状に対応
する形状の型面12aを有する上型12とからなる成形
型13を備えている。また、前記成形装置10の近傍に
は加熱装置14が設けられている。
【0004】前記積層成形体1の成形方法としては、樹
脂芯材2と表皮材3とを同時に加熱して、成形型13に
よって両者を積層・成形する表皮材同時加熱成形方法が
ある。この成形方法は、先ず、前記加熱装置14によっ
て、樹脂芯材2と表皮材3とを同時に加熱して、樹脂芯
材2の加熱温度を表皮材側の面2aで130〜140℃
に、表皮材側と反対側(裏面側)の面2bで130〜1
50℃に保持する。次に、これらの樹脂芯材2と表皮材
3とを、予め型温度が60℃に加温された成形型13内
(下型11と上型12との間)に配置して、上型12を
下降させて型締めすることにより、樹脂芯材2と表皮材
3とを積層・成形して積層成形体1を得る。
【0005】しかし、この表皮材同時加熱成形方法で
は、表皮材3が加熱されることによって、クロスの毛が
毛倒れし易くなるので、積層・成形時に所謂逆毛現象が
発生して表皮材3の意匠的美観が損なわれる虞がある。
【0006】前記逆毛現象を防止するために、樹脂芯材
2のみを加熱して成形する表皮材非加熱成形方法があ
る。この成形方法は、先ず、予め樹脂芯材側の面に接着
剤4を塗布した表皮材3を、加熱することなく、予め型
温度が60℃に加温された成形型13内(下型11と上
型12との間)に配置する。次に、前記加熱装置14に
よって、表皮材側の面2a及び裏面側の面2bの加熱温
度が共に130〜150℃に加熱された樹脂芯材2を、
成形型13内(詳しくは、予め配置された表皮材3と上
型12との間)に配置する。その後、上型12を下降さ
せて型締めすることにより、樹脂芯材2と表皮材3とを
積層・成形して積層成形体1を得る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
表皮材非加熱成形方法では、表皮材3を加熱していない
ので、熱によるクロスの逆毛現象は発生しないが、積層
・成形後に、積層成形体1の側縁部が表皮材3側に反る
ことがある。この反りによる変形は積層成形体1の側縁
部において15〜30mmに達する場合があり、その結
果、積層成形体1の所期する曲面形状が得られなくなる
虞がある。
【0008】発明者の研究によれば、積層・成形後の反
りによる変形は、前記樹脂芯材2が非加熱の表皮材3に
接したときに、樹脂芯材2の表皮材側の面2aの温度が
低下し、裏面側の面2bの温度との間に温度差を生じる
ことによって発生することを知得した。具体的には、前
記樹脂芯材2が非加熱の表皮材3に接したときに、樹脂
芯材2の表皮材側の面2aの温度は130〜150℃か
ら110〜120℃に低下した。これによって、前記樹
脂芯材2の表皮材側の面2aの温度は、裏面側の面2b
の温度130〜150℃に対して10〜40℃の温度差
が生じることになり、その結果、温度差に略比例して反
りによる変形が発生するのである。
【0009】本発明は前記従来の実情に鑑みて案出され
たもので、積層成形体に生ずる反りによる変形を可及的
に小さくして、所期する形状が安定して得られる積層成
形体の成形方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
発明は、成形型の上下型間に配置された表皮材と、予め
両面が加熱されて前記表皮材に対向して配置されたシー
ト状の樹脂芯材とを、前記成形型によって積層・成形す
るようにした積層成形体の成形方法において、前記樹脂
芯材の表皮材側の面の加熱温度を、表皮材側と反対側の
面の加熱温度よりも高い温度とした構成にしてある。
【0011】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明の構成のうち、前記樹脂芯材の表皮材側の面の
加熱温度を130〜150℃とし、表皮材側と反対側の
面の加熱温度を110〜120℃とした構成にしてあ
る。
【0012】この発明によれば、先ず、予め樹脂芯材側
の面に接着剤を塗布した表皮材を、成形型内(下型と上
型との間)に配置する。一方、前記加熱装置によって、
樹脂芯材を、表皮材側の面を所定低温度に加熱し、表皮
材側と反対側(裏面側)の面をこれよりも低い温度に加
熱する。この加熱温度は、請求項2記載の発明によれ
ば、具体的に、前記表皮材側の面を130〜150℃に
加熱し、表皮材と反対側(裏面側)の面を110〜12
0℃に加熱する。
【0013】次に、所定温度に加熱された前記樹脂芯材
を、成形型内(詳しくは、予め配置された表皮材と上型
との間)に配置する。その後、前記上型を下降させて型
締めすることにより、樹脂芯材と表皮材とを積層・成形
して積層成形体を得る。
【0014】ここで、前記樹脂芯材と表皮材との積層・
成形時に、表皮材は加熱されていないから、樹脂芯材の
表皮材側の面が表皮材に接したとき、樹脂芯材の温度、
特に樹脂芯材の表皮材側の面の温度が低下することにな
る。このとき、前記樹脂芯材の表皮材側の面の温度は、
表皮材側と反対側(裏面側)の面よりも高い温度に加熱
されているから、この樹脂芯材の表皮材側の面の温度
は、温度低下によって表皮材側と反対側(裏面側)の面
の温度と等しくなる。具体的に、請求項2記載の発明に
よれば、前記樹脂芯材の表皮材側の面の温度は130〜
150℃に加熱されているから、この樹脂芯材の表皮材
側の面の温度は110〜120℃に低下する。この低下
後の樹脂芯材の表皮材側の面の温度は、表皮材側と反対
側(裏面側)の面の温度110〜120℃と等しくな
る。
【0015】したがって、前記樹脂芯材の表面温度の温
度差が小さくなるかまたは零となるから、積層・成形後
の積層成形体に生ずる反りによる変形が可及的に小さく
なり、所期する形状の積層成形体が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、自
動車の成形天井に適用した積層成形体について、図面を
参照しながら説明する。尚、前記従来例と同じ構成部分
には同じ符号を付して説明する。
【0017】図1は自動車の室内に配置される成形天井
の断面図である。図において5は成形天井で、この成形
天井5は所定の曲面形状に成形された積層成形体1によ
って形成されている。前記積層成形体1はポリプロピレ
ン樹脂(PPO)からなるシート状の樹脂芯材2の室内
側に、クロス、ウレタン、不織布等の加飾用表皮材3を
積層した構成にしてある。
【0018】前記積層成形体1は、図2に示すような成
形装置10によって成形される。即ち、前記成形装置1
0は、所定形状の型面11aを備えた下型11と、この
下型11の上方に位置し、下型11の型面11aの形状
に対応する形状の型面12aを有する上型12とからな
る成形型13を備えている。また、前記成形装置10の
近傍には加熱装置14が設けられている。
【0019】前記積層成形体1は次のようにして形成さ
れる。先ず、予め樹脂芯材側の面に接着剤4を塗布した
表皮材3を、予め型温度が60℃に加温された成形型1
3内(下型11と上型12との間)に配置する。一方、
前記加熱装置14によって、樹脂芯材2を、表皮材側の
面2aの温度を130〜150℃に加熱し、表皮材側と
反対側(裏面側)の面2bの温度を110〜120℃に
加熱する。次に、所定温度に加熱された前記樹脂芯材2
を、成形型13内(詳しくは、予め配置された表皮材3
と上型12との間)に配置する。その後、前記上型12
を下降させて型締めすることにより、樹脂芯材2と表皮
材3とを積層・成形して積層成形体1を得る。
【0020】ここで、前記樹脂芯材2と表皮材3との積
層・成形時に、表皮材3は加熱されていないから、樹脂
芯材2の表皮材側の面2aが表皮材3に接したとき、樹
脂芯材2の温度、特に樹脂芯材2の表皮材側の面2aの
温度が低下することになる。このとき、前記樹脂芯材2
の表皮材側の面2aの温度は130〜150℃に加熱さ
れているから、この樹脂芯材2の表皮材側の面2aの温
度は110〜120℃に低下する。この低下後の樹脂芯
材2の表皮材側の面2aの温度は、表皮材側と反対側
(裏面側)の面2bの温度110〜120℃と等しくな
る。
【0021】したがって、樹脂芯材2の表皮材側と裏面
側の面2a、2bの温度差が小さくなるかまたは零とな
るから、積層・成形後の積層成形体1に生ずる反りによ
る変形が可及的に少なくなり、所期する形状が安定して
得られる積層成形体1を得ることができる。
【0022】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、樹脂芯材の表面温度の温度差が小さくなるかまた
は零となるから、積層・成形後の積層成形体に生ずる反
りによる変形が可及的に小さくなり、所期する形状が安
定して得られる積層成形体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車の成形天井の断面図である。
【図2】積層成形体の成形装置の説明図である。
【符号の説明】
1 積層成形体 2 樹脂芯材 2a 表皮材側の面 2b 表皮材側と反対側の面 3 表皮材 11 下型 12 上型 13 成形型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 31:58

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形型の上下型間に配置された表皮材
    と、予め両面が加熱されて前記表皮材に対向して配置さ
    れたシート状の樹脂芯材とを、前記成形型によって積層
    ・成形するようにした積層成形体の成形方法において、
    前記樹脂芯材の表皮材側の面の加熱温度を、表皮材側と
    反対側の面の加熱温度よりも高い温度としたことを特徴
    とする積層成形体の成形方法。
  2. 【請求項2】 前記樹脂芯材の表皮材側の面の加熱温度
    を130〜150℃とし、表皮材側と反対側の面の加熱
    温度を110〜120℃としたことを特徴とする、請求
    項1記載の積層成形体の成形方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008087430A (ja) * 2006-10-05 2008-04-17 Nagoya Oil Chem Co Ltd 内装材の製造方法

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