JPH10120678A - N−(1,3−ジアルキル−2−イミダゾリジニリデン)−4−ピリジンアミン - Google Patents

N−(1,3−ジアルキル−2−イミダゾリジニリデン)−4−ピリジンアミン

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JPH10120678A
JPH10120678A JP28059196A JP28059196A JPH10120678A JP H10120678 A JPH10120678 A JP H10120678A JP 28059196 A JP28059196 A JP 28059196A JP 28059196 A JP28059196 A JP 28059196A JP H10120678 A JPH10120678 A JP H10120678A
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JP
Japan
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compound
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pyridineamine
dialkyl
present
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JP28059196A
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Toshio Isobe
敏男 磯部
Keiko Fukuda
恵子 福田
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SHIRATORI SEIYAKU KK
Shiratori Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
SHIRATORI SEIYAKU KK
Shiratori Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 次の一般式(1) 【化1】 〔式中、R1 及びR2 は同一又は異なってアルキル基を
示す〕で表わされるN−(1,3−ジアルキル−2−イ
ミダゾリジニリデン)−4−ピリジンアミン。 【効果】 この化合物を触媒として用いれば、穏やかな
反応条件でかつ高収率でエステル類等を製造することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エステル化反応等
における塩基性触媒として有用なN−(1,3−ジアル
キル−2−イミダゾリジニリデン)−4−ピリジンアミ
ンに関する。
【0002】
【従来の技術】医薬品や農薬等の産業上有用な有機化合
物中にはエステル結合を有する化合物が多く存在する。
そして、エステル結合を有する化合物を製造する方法と
しては、アルコールとカルボン酸とを出発原料とし、両
化合物を縮合させることによりエステルを生成する方法
が一般的に用いられている。それゆえに縮合反応は有機
化合物を合成する反応の中で最も重要な反応の一つとし
て知られている。
【0003】カルボン酸とアルコールとを縮合させる方
法としては、カルボン酸を酸ハロゲン化物やカルボン酸
無水物等の活性な誘導体に変換した後、アルコールと反
応させる方法やジシクロヘキシルカルボジイミド等の縮
合剤を使用する方法、酸触媒や熱による脱水反応等多く
の方法が報告されている。この中でも特に、ジシクロヘ
キシルカルボジイミドを縮合剤として用いる方法は、試
薬が安価であること、カルボン酸をそのまま使用可能で
あること、反応条件が穏和であること等のために汎用さ
れている。また、カルボン酸無水物法も該無水物が入手
可能な場合には、反応操作が容易であるために広く用い
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ジシク
ロヘキシルカルボジイミドを縮合剤として用いる方法
は、例えば安息香酸とフェノールとの縮合反応では収率
が10%程度〔Tetrahedron Letters,4475〜4478(197
8)〕であるなど化合物によっては適用できない場合があ
る。また、立体障害の大きな化合物をエステル化する場
合には低収率であることや転位化合物を副生する等の問
題点を有していることが知られている。カルボン酸無水
物を用いる方法も立体障害の大きな化合物をエステル化
する場合には低収率であり、例えばトリエチルアミン存
在下、無水酢酸とl−メチルシクロヘキサノールとの反
応では目的生成物が全く得られないことが知られている
〔Tetrahedron,34,2069〜2076(1978)〕。
【0005】このため立体障害の大きな化合物からでも
収率良くエステル化合物が得られるなど、エステル化さ
れる化合物の種類が限定されない製造方法が望まれてい
た。従って、本発明の目的は、エステル化反応に代表さ
れる縮合反応を収率良く進行させることのできる試薬を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】斯かる実情に鑑み本発明
者らは、鋭意研究を行った結果、下記一般式(1)で表
わされる新規化合物を触媒として用いれば、エステル化
反応がスムーズに進行し、高収率でエステル化合物を製
造できることを見出し本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明は、次の一般式(1)
【0008】
【化2】
【0009】〔式中、R1 及びR2 は同一又は異なって
アルキル基を示す〕で表わされるN−(1,3−ジアル
キル−2−イミダゾリジニリデン)−4−ピリジンアミ
ンを提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のN−(1,3−ジアルキ
ル−2−イミダゾリジニリデン)−4−ピリジンアミン
は前記一般式(1)で表わされるものであり、式中のR
1 及びR2 で示されるアルキル基としては炭素数1〜2
4の直鎖又は分岐鎖のアルキル基が挙げられる。具体的
には、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロ
ピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、t−ブチル基、
n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n
−オクチル基、n−ノニル基、n−デシル基、n−ウン
デシル基、n−ドデシル基等が挙げられる。このうち、
炭素数1〜6のものが好ましく、炭素数1〜4のものが
特に好ましい。R1 及びR2 は同一でも異なっていても
よい。
【0011】本発明化合物(1)は、例えば次の反応式
に従って、1,3−ジアルキル−2−イミダゾリジノン
(2)にハロゲン化剤を反応させることによって得られ
る1,3−ジアルキル−2−ハロゲノイミダゾリニウム
ハロゲニド(3)に4−ピリジンアミン(4)を反応せ
しめることにより製造することができる。
【0012】
【化3】
【0013】〔式中、R1 、R2 は前記と同じものを示
し、Xはハロゲン原子を示し、Bは塩基を示す〕
【0014】以下、上記反応を工程毎に説明する。
【0015】(1)工程1 ハロイミニウム塩(3)は、例えば入手容易な溶剤とし
て知られている1,3−ジアルキル−2−イミダゾリジ
ノン(2)に、オキザリルハロゲニド、三ハロゲン化リ
ン、五ハロゲン化リン、オキシハロゲン化リン、ホスゲ
ン、トリクロロメチルクロロホルメート等の公知のハロ
ゲン化剤を反応せしめることにより容易に得られる。こ
の反応は、化合物(2)又はハロゲン化剤の何れか一方
を四塩化炭素等の適当な溶媒に溶かしておき、これに他
方を少量ずつ添加し、更に室温〜70℃で数時間〜十数
時間反応させることによって行われる。斯くして得られ
たハロイミニウム塩(3)は単離することもできるが、
単離することなく、その反応液を次の反応に使用するこ
ともできる。
【0016】(2)工程2 ハロイミニウム塩(3)と4−ピリジンアミン(4)の
反応は、アセトニトリル、ジクロロメタン、トルエン、
テトラヒドロフラン等の溶媒中、塩基存在下に室温付近
で攪拌することによって行われる。塩基としては、トリ
メチルアミン、トリエチルアミン、トリ−n−ブチルア
ミン、ジメチルアニリン、ピリジン等の有機塩基、炭酸
カリウム、炭酸水素カリウム等の無機塩基が使用でき
る。
【0017】本発明化合物(1)は、種々のエステル化
反応に触媒として用いることができる。本発明化合物
(1)を使用してエステル化反応を行うには、カルボン
酸、アルコール及びジシクロヘキシルカルボジイミド等
の縮合剤の混液中に触媒量の化合物(1)を加え室温付
近で攪拌すればよい。また、カルボン酸無水物を用いる
場合には、カルボン酸無水物、アルコール及びトリエチ
ルアミン等の塩基の存在下に触媒量の化合物(1)を加
えればよい。
【0018】エステル化反応に用いられる化合物(1)
は、カルボン酸又はカルボン酸無水物に対して0.1〜
100モル%加えれば良く、特に5〜25モル%加える
のが好ましい。
【0019】斯くして、本発明化合物(1)を触媒とし
て用いれば、ジシクロヘキシルカルボジイミド等の縮合
剤のみでは低収率であるエステル化反応やカルボン酸無
水物と塩基のみでは反応しないアルコールからでも高収
率でエステルが得られる。また、本発明化合物(1)は
エステル化反応以外の反応においても塩基性触媒として
有用である。
【0020】
【発明の効果】本発明化合物を触媒として用いれば、穏
やかな反応条件でかつ高収率でエステル類等を製造する
ことができる。
【0021】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
【0022】実施例1 N−(1,3−ジメチル−2−
イミダゾリジニリデン)−4−ピリジンアミンの製造:
塩化メチレン100ml中に4−ピリジンアミン5.0g
(53mmol)及びトリエチルアミン10.7g(106
mmol)を加え、この中に2−クロロ−1,3−ジメチル
イミダゾリニウムクロライド9.0g(53mmol)の塩
化メチレン40ml溶液を滴下し、終了後更に室温で24
時間攪拌を続けた。次いで、反応液に水酸化ナトリウム
水溶液を加え塩化メチレンで抽出し、抽出液を無水炭酸
カリウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去して8.1gの
赤色油状物である残渣を得た。この残渣をシリカゲルク
ロマトグラフィー(溶媒:クロロホルム/メタノール)
にて精製し、標記化合物を3.8g(収率38%)得
た。
【0023】油状物 UVλmax MeOH nm: 289.2(ε19300), 206.0(ε14300) IRνmax neat: 1615, 1570, 1280, 1030, 980, 965, 8
301 H−NMR(CDCl3)δ: 2.70(6H,s), 3.38(4H,
s),6.70(2H,d,J=4.7Hz), 8.25(2H,d,J=4.7Hz)13 C−NMR(CDCl3)δ: 35.13, 48.31, 117.49,
149.74, 157.36,157.50
【0024】参考例1 安息香酸フェニルエステルの製
造:塩化メチレン20ml中に安息香酸1.00g(8.
19mmol)、フェノール0.85g(9.01mmol)、
ジシクロヘキシルカルボジイミド1.86g(9.01
mmol)及びN−(1,3−ジメチル−2−イミダゾリジ
ニリデン)−4−ピリジンアミン0.16g(0.82
mmol)を加え室温で18時間攪拌した。析出したジシク
ロヘキシル尿素を濾別し、塩化メチレンで洗浄した。濾
洗液は、水、5%酢酸水溶液、水で順次洗浄し無水硫酸
マグネシウムで乾燥した。次いで減圧下に溶媒を留去し
て得た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
媒:n−ヘキサン/クロロホルム)で精製し、標記化合
物を1.54g(収率95%)得た。
【0025】IRνmax KBr: 1720
【0026】前記のように、本発明化合物を用いずに、
この反応を行った場合には安息香酸フェニルエステルの
収率は10%程度であった(Tetrahedron Letters,4475
〜4478))のであるから、本発明化合物によりエステル
化反応が極めて促進されていることがわかる。
【0027】参考例2 ジフェニル酢酸エチルエステル
の製造:アセトニトリル40ml中にジフェニル酢酸2.
00g(9.42mmol)、エタノール0.48g(1
0.40mmol)、ジシクロヘキシルカルボジイミド2.
15g(10.40mmol)及びN−(1,3−ジメチル
−2−イミダゾリジニリデン)−4−ピリジンアミン
0.18g(0.94mmol)を加え室温で21時間攪拌
した。以下参考例1と同様の操作を行い標記化合物を
1.97g(収率87%)得た。
【0028】IRνmax neat: 1730
【0029】参考例3 酢酸1−メチルシクロヘキシル
エステルの製造:アセトニトリル15ml中に1−メチル
シクロヘキサノール1.50g(13.16mmol)、無
水酢酸2.68g(26.27mmol)、トリエチルアミ
ン2.65g(26.24mmol)及びN−(1,3−ジ
メチル−2−イミダゾリジニリデン)−4−ピリジンア
ミン0.25g(1.32mmol)を加え室温で24時間
攪拌した。以下参考例1と同様の操作を行い標記化合物
を0.88g(収率43%)得た。
【0030】IRνmax neat: 1725
【0031】前記のように、本発明化合物を用いずに、
この反応を行った場合には酢酸1−メチルシクロヘキシ
ルエステルは得られなかった(Tetrahedron,34,2069〜2
076(1978))のであるから、本発明化合物によりエステ
ル化反応が極めて促進され、本発明化合物を用いれば立
体障害の大きい原料を用いたエステル化反応も可能とな
ることがわかる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の一般式(1) 【化1】 〔式中、R1 及びR2 は同一又は異なってアルキル基を
    示す〕で表わされるN−(1,3−ジアルキル−2−イ
    ミダゾリジニリデン)−4−ピリジンアミン。
JP28059196A 1996-10-23 1996-10-23 N−(1,3−ジアルキル−2−イミダゾリジニリデン)−4−ピリジンアミン Pending JPH10120678A (ja)

Priority Applications (1)

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JP28059196A JPH10120678A (ja) 1996-10-23 1996-10-23 N−(1,3−ジアルキル−2−イミダゾリジニリデン)−4−ピリジンアミン

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JP28059196A JPH10120678A (ja) 1996-10-23 1996-10-23 N−(1,3−ジアルキル−2−イミダゾリジニリデン)−4−ピリジンアミン

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JP28059196A Pending JPH10120678A (ja) 1996-10-23 1996-10-23 N−(1,3−ジアルキル−2−イミダゾリジニリデン)−4−ピリジンアミン

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022163515A1 (ja) * 2021-01-26 2022-08-04 信越化学工業株式会社 縮合硬化型シリコーン組成物、硬化物及び該硬化物の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022163515A1 (ja) * 2021-01-26 2022-08-04 信越化学工業株式会社 縮合硬化型シリコーン組成物、硬化物及び該硬化物の製造方法
JP2022113983A (ja) * 2021-01-26 2022-08-05 信越化学工業株式会社 縮合硬化型シリコーン組成物、硬化物及び該硬化物の製造方法

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