JPH1012149A - 廃蛍光管の水銀回収方法 - Google Patents
廃蛍光管の水銀回収方法Info
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- JPH1012149A JPH1012149A JP17706996A JP17706996A JPH1012149A JP H1012149 A JPH1012149 A JP H1012149A JP 17706996 A JP17706996 A JP 17706996A JP 17706996 A JP17706996 A JP 17706996A JP H1012149 A JPH1012149 A JP H1012149A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/82—Recycling of waste of electrical or electronic equipment [WEEE]
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 廃蛍光管の廃棄に際し、廃材から水銀の流出
を防止するとともに、その水銀を回収する水銀回収方法
を提供する。 【解決手段】 密閉した箱体内で廃蛍光管の破砕を行
い、廃蛍光管中の水銀ガスおよび水銀系廃棄物を分離選
別し、活性硫黄を主体とした硫化物処理剤の水溶液に接
触させ、水銀ガスおよび水銀系廃棄物から水に難溶性の
硫化水銀化合物として回収した。また、水銀ガスおよび
水銀系廃棄物を、チオール基を持った植物精油剤を活性
化した水溶液に接触させ、水銀ガスおよび水銀系廃棄物
から水に難溶性の硫化水銀の高分子化合物として回収す
るようにした。
を防止するとともに、その水銀を回収する水銀回収方法
を提供する。 【解決手段】 密閉した箱体内で廃蛍光管の破砕を行
い、廃蛍光管中の水銀ガスおよび水銀系廃棄物を分離選
別し、活性硫黄を主体とした硫化物処理剤の水溶液に接
触させ、水銀ガスおよび水銀系廃棄物から水に難溶性の
硫化水銀化合物として回収した。また、水銀ガスおよび
水銀系廃棄物を、チオール基を持った植物精油剤を活性
化した水溶液に接触させ、水銀ガスおよび水銀系廃棄物
から水に難溶性の硫化水銀の高分子化合物として回収す
るようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃蛍光管の水銀系
廃棄物の水銀回収方法に関する。
廃棄物の水銀回収方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、効率の良い照明灯として蛍光管
(蛍光放電管)は広く使用されている。蛍光管は、円筒
状のガラス管の内側に蛍光物質を塗布し、両端に表面に
酸化バリウム等の保護膜を形成したタングステン2重フ
ィラメント電極を取付け、管内を真空に引いた後、少量
の水銀とアルゴンガスを封入して構成する。この蛍光管
内で、両端のフィラメント電極に通電し、その電極間に
電圧を掛けて管内放電を発生し、管内の水銀ガスから紫
外線を放射させ、紫外線を管内壁に塗布した蛍光物質に
照射し発光させる。現在、有毒な水銀ガスに代わる適当
な紫外線放射材料は見当たらない。フィラメント電極の
断線等により蛍光管の寿命が尽き廃棄すると、廃蛍光管
内には有害な水銀がガスとして、または内壁や蛍光材料
等に吸着した状態で残り、廃蛍光管を回収し大量に集積
したり、大量にまとめて破砕処理すると、有害な水銀ガ
スを大量に放出することになる。また、水銀系廃棄物を
洗浄により除去すると、水銀は他の重金属と異なり、そ
の水酸化物はかなり水に溶けるので、その廃水をpH調
整等の処理を行っても、水質を確実に排水基準以下に処
理することができないで、環境破壊や公害発生が問題と
なる。従来、蛍光管の水銀はその封入量が微量であるこ
とから一般に関心が薄く、また各自治体の対応もバラバ
ラで、家庭から廃蛍光管を排出する場合に一般の不燃性
ごみとして処理され、産業廃棄物の2次公害として特に
認識されていない。加えて、廃蛍光管から水銀ガスの回
収、ガラス管壁や蛍光物質およびフィラメント等に吸着
した水銀の回収、回収した水銀の無害化は簡単でなくコ
ストも高く、処理する施設も限定される。一般に、廃ガ
ス中の水銀を除去する方法としては、湿式の酸化吸収法
と乾式の吸着法がある。酸化吸収法は廃ガス中の金属水
銀を酸化剤で酸化して水溶性の硫化物を加えた溶液に吸
収し、水に難溶の硫化水銀沈殿物として除去する。この
場合、水溶性硫化物を過剰に加えると、硫化水銀沈殿物
は水溶性の多硫化物錯体となり、再び水に溶けて流出す
る問題点がある。また、生成された硫化水銀沈殿物は微
粒子となり、この微粒子を捕捉し固液分離するには、凝
集剤を併用しなければならない。凝集剤として有機高分
子凝集剤を用いるが、混合処理不良を生じる場合があ
り、固液分離は簡単ではない。乾式吸着法には、活性炭
に塩化第二鉄等の酸化剤を付着させて水銀ガスを酸化し
吸着除去する方法と、あらかじめ酸化剤を通して2価の
水銀化合物とし、この状態で、チオール基を持つキレー
ト樹脂に吸着し除去する方法がある。活性炭に水銀ガス
を酸化して吸着する方法では、吸着した水銀を脱離する
ことが困難である。また、キレート樹脂を使った方法で
は、イオン化していない金属水銀を吸着することができ
ない点、チオール基を持つキレート樹脂は高価であるば
かりでなく、酸に対して不安定で、吸着した水銀を酸に
より脱離し、キレート樹脂を再生しようとすると、キレ
ート樹脂が破壊されて水銀を再生することができない。
(蛍光放電管)は広く使用されている。蛍光管は、円筒
状のガラス管の内側に蛍光物質を塗布し、両端に表面に
酸化バリウム等の保護膜を形成したタングステン2重フ
ィラメント電極を取付け、管内を真空に引いた後、少量
の水銀とアルゴンガスを封入して構成する。この蛍光管
内で、両端のフィラメント電極に通電し、その電極間に
電圧を掛けて管内放電を発生し、管内の水銀ガスから紫
外線を放射させ、紫外線を管内壁に塗布した蛍光物質に
照射し発光させる。現在、有毒な水銀ガスに代わる適当
な紫外線放射材料は見当たらない。フィラメント電極の
断線等により蛍光管の寿命が尽き廃棄すると、廃蛍光管
内には有害な水銀がガスとして、または内壁や蛍光材料
等に吸着した状態で残り、廃蛍光管を回収し大量に集積
したり、大量にまとめて破砕処理すると、有害な水銀ガ
スを大量に放出することになる。また、水銀系廃棄物を
洗浄により除去すると、水銀は他の重金属と異なり、そ
の水酸化物はかなり水に溶けるので、その廃水をpH調
整等の処理を行っても、水質を確実に排水基準以下に処
理することができないで、環境破壊や公害発生が問題と
なる。従来、蛍光管の水銀はその封入量が微量であるこ
とから一般に関心が薄く、また各自治体の対応もバラバ
ラで、家庭から廃蛍光管を排出する場合に一般の不燃性
ごみとして処理され、産業廃棄物の2次公害として特に
認識されていない。加えて、廃蛍光管から水銀ガスの回
収、ガラス管壁や蛍光物質およびフィラメント等に吸着
した水銀の回収、回収した水銀の無害化は簡単でなくコ
ストも高く、処理する施設も限定される。一般に、廃ガ
ス中の水銀を除去する方法としては、湿式の酸化吸収法
と乾式の吸着法がある。酸化吸収法は廃ガス中の金属水
銀を酸化剤で酸化して水溶性の硫化物を加えた溶液に吸
収し、水に難溶の硫化水銀沈殿物として除去する。この
場合、水溶性硫化物を過剰に加えると、硫化水銀沈殿物
は水溶性の多硫化物錯体となり、再び水に溶けて流出す
る問題点がある。また、生成された硫化水銀沈殿物は微
粒子となり、この微粒子を捕捉し固液分離するには、凝
集剤を併用しなければならない。凝集剤として有機高分
子凝集剤を用いるが、混合処理不良を生じる場合があ
り、固液分離は簡単ではない。乾式吸着法には、活性炭
に塩化第二鉄等の酸化剤を付着させて水銀ガスを酸化し
吸着除去する方法と、あらかじめ酸化剤を通して2価の
水銀化合物とし、この状態で、チオール基を持つキレー
ト樹脂に吸着し除去する方法がある。活性炭に水銀ガス
を酸化して吸着する方法では、吸着した水銀を脱離する
ことが困難である。また、キレート樹脂を使った方法で
は、イオン化していない金属水銀を吸着することができ
ない点、チオール基を持つキレート樹脂は高価であるば
かりでなく、酸に対して不安定で、吸着した水銀を酸に
より脱離し、キレート樹脂を再生しようとすると、キレ
ート樹脂が破壊されて水銀を再生することができない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記問題点を解決する
ために、本発明では廃蛍光管の廃棄に際し、廃材から流
出する水銀および水銀ガスを回収する水銀回収方法を提
供する。
ために、本発明では廃蛍光管の廃棄に際し、廃材から流
出する水銀および水銀ガスを回収する水銀回収方法を提
供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明では、密閉した箱体内で廃蛍光管の破砕を行い、
廃蛍光管中の水銀ガスおよび水銀系廃棄物を分離選別
し、活性硫黄を主体とした硫化物処理剤の水溶液に接触
させ、水銀ガスおよび水銀系廃棄物から水に難溶性の硫
化水銀化合物として回収する。また、水銀ガスおよび水
銀系廃棄物を、チオール基を持った植物精油剤を活性化
した水溶液に接触させ、水銀ガスおよび水銀系廃棄物か
ら水に難溶性の硫化水銀の高分子化合物として回収す
る。
本発明では、密閉した箱体内で廃蛍光管の破砕を行い、
廃蛍光管中の水銀ガスおよび水銀系廃棄物を分離選別
し、活性硫黄を主体とした硫化物処理剤の水溶液に接触
させ、水銀ガスおよび水銀系廃棄物から水に難溶性の硫
化水銀化合物として回収する。また、水銀ガスおよび水
銀系廃棄物を、チオール基を持った植物精油剤を活性化
した水溶液に接触させ、水銀ガスおよび水銀系廃棄物か
ら水に難溶性の硫化水銀の高分子化合物として回収す
る。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の詳細を添付図面、付表お
よび化学式をもとに説明する。図1は、本発明の廃蛍光
管の水銀回収方法に基ずく回収設備の構成図で、蛍光管
破砕装置1、吸引ポンプ装置2、ガラス回収装置3およ
び水銀回収装置4とからなり、それらを順次配管11に
より連結して構成する。蛍光管破砕装置1は、気密に形
成した箱体5と、その一側に廃蛍光管を1本づつ投入す
る筒型の投入口6と、天井に天井投入口7を設ける。箱
体5の上部には電動機21により回転する破砕羽根を設
けた破砕機8と、その下方に端子部分や大きなガラス片
を残し、水銀ガスを吸着したガラス粉末や蛍光物質等の
水銀系廃棄物を通過する金網9を設ける。金網9に残っ
た金属片や大きなガラス片は必要に応じて排出口10か
ら排出する。投入口6、天井投入口7および排出口10
にはそれぞれ開閉自在に蓋を設け、破砕中に水銀ガスや
蛍光物質等の水銀系廃棄物が漏れないように蓋を閉じ
る。水銀ガスを含む廃ガスと、ガラス粒や蛍光物質等の
水銀系廃棄物が金網9を通過し、送風機12により配管
11aを通して、ガラス回収装置3の上部に設けられた
吸引ポンプ装置2の気密室13側に連結する。
よび化学式をもとに説明する。図1は、本発明の廃蛍光
管の水銀回収方法に基ずく回収設備の構成図で、蛍光管
破砕装置1、吸引ポンプ装置2、ガラス回収装置3およ
び水銀回収装置4とからなり、それらを順次配管11に
より連結して構成する。蛍光管破砕装置1は、気密に形
成した箱体5と、その一側に廃蛍光管を1本づつ投入す
る筒型の投入口6と、天井に天井投入口7を設ける。箱
体5の上部には電動機21により回転する破砕羽根を設
けた破砕機8と、その下方に端子部分や大きなガラス片
を残し、水銀ガスを吸着したガラス粉末や蛍光物質等の
水銀系廃棄物を通過する金網9を設ける。金網9に残っ
た金属片や大きなガラス片は必要に応じて排出口10か
ら排出する。投入口6、天井投入口7および排出口10
にはそれぞれ開閉自在に蓋を設け、破砕中に水銀ガスや
蛍光物質等の水銀系廃棄物が漏れないように蓋を閉じ
る。水銀ガスを含む廃ガスと、ガラス粒や蛍光物質等の
水銀系廃棄物が金網9を通過し、送風機12により配管
11aを通して、ガラス回収装置3の上部に設けられた
吸引ポンプ装置2の気密室13側に連結する。
【0006】配管11aの他端は気密室13でフィルタ
14を通してガラス粒やごみ等の異物を取り除く。残っ
た廃ガスと蛍光物質等の水銀系廃棄物は、吸引ポンプ装
置2により加圧されて、配管11bを通して水銀回収装
置4に排出する。フィルタ14により除かれたガラス粒
やごみ等の異物は、定期的にガラス排出口15を開いて
ガラス回収装置3内に滞積する。水銀回収装置4はその
筐体を気密に形成し、その内側下方に処理槽16を設
け、配管11bの他端を処理槽16の底部近くまで挿入
する。処理槽16には処理液22を充填し、配管11b
の先端を処理液22の中に埋没させる。水銀回収装置4
の筐体上部から配管11cを、開閉弁17を通して配管
11aに連結する。処理液22として、活性硫黄を主体
とした硫化物処理剤の水溶液、またはチオール基を持っ
た植物精油剤を界面活性剤により活性化した水溶液を用
いる。
14を通してガラス粒やごみ等の異物を取り除く。残っ
た廃ガスと蛍光物質等の水銀系廃棄物は、吸引ポンプ装
置2により加圧されて、配管11bを通して水銀回収装
置4に排出する。フィルタ14により除かれたガラス粒
やごみ等の異物は、定期的にガラス排出口15を開いて
ガラス回収装置3内に滞積する。水銀回収装置4はその
筐体を気密に形成し、その内側下方に処理槽16を設
け、配管11bの他端を処理槽16の底部近くまで挿入
する。処理槽16には処理液22を充填し、配管11b
の先端を処理液22の中に埋没させる。水銀回収装置4
の筐体上部から配管11cを、開閉弁17を通して配管
11aに連結する。処理液22として、活性硫黄を主体
とした硫化物処理剤の水溶液、またはチオール基を持っ
た植物精油剤を界面活性剤により活性化した水溶液を用
いる。
【0007】以上のように構成し、廃蛍光管を蛍光管投
入口6から投入して破砕機8により破砕し、金網9によ
り電極等の金属と大きなガラス片を取り除き、微細なガ
ラス粒や水銀を吸着した蛍光物質等の水銀系廃棄物と、
アルゴンガスや水銀ガスを含む廃ガスを送風機12によ
り配管11aに向け送出し、吸引ポンプ装置2により吸
引して、ガラス回収装置3の上部に設けられた気密室1
3に送る。気密室13では、フィルタ14によりガラス
粒やごみ等の異物を分離してガラス回収装置3に回収す
る。水銀ガスや蛍光物質を含む廃ガスは、配管11bを
通して水銀回収装置4に送られ、処理槽16に充填した
処理液22中に噴出する。
入口6から投入して破砕機8により破砕し、金網9によ
り電極等の金属と大きなガラス片を取り除き、微細なガ
ラス粒や水銀を吸着した蛍光物質等の水銀系廃棄物と、
アルゴンガスや水銀ガスを含む廃ガスを送風機12によ
り配管11aに向け送出し、吸引ポンプ装置2により吸
引して、ガラス回収装置3の上部に設けられた気密室1
3に送る。気密室13では、フィルタ14によりガラス
粒やごみ等の異物を分離してガラス回収装置3に回収す
る。水銀ガスや蛍光物質を含む廃ガスは、配管11bを
通して水銀回収装置4に送られ、処理槽16に充填した
処理液22中に噴出する。
【0008】チオール基を持った植物精油剤は、下記の
化学式1に示すように、植物精油に硫化水素あるいは硫
化物を反応させることにより、チオール基を持つ植物精
油を作ることができる。 化学式1 チオール基を持つ植物精油
化学式1に示すように、植物精油に硫化水素あるいは硫
化物を反応させることにより、チオール基を持つ植物精
油を作ることができる。 化学式1 チオール基を持つ植物精油
【化1】 水銀ガスや蛍光物質を含む廃ガスをこの処理液22中に
噴出することにより、水銀ガスや蛍光物質に吸着した水
銀粒子はチオール基を持った植物精油剤の処理液22に
吸着し、下記の化学式2に示すように、有機高分子のチ
オール酸硫化物の粗大粒子となり処理液22内に沈殿
し、廃ガス中の水銀を回収する。処理槽16の処理液2
2を通過し水,ガスや水銀粒子を除いた空気は、開閉弁
17を開くことにより、配管11cから再度配管11a
により気密室13に戻り、確実に水銀ガスおよび水銀粒
子を取除くことができる。 化学式2 水銀ガスや水銀粒子をチオール基を持つ植物
精油剤に吸着
噴出することにより、水銀ガスや蛍光物質に吸着した水
銀粒子はチオール基を持った植物精油剤の処理液22に
吸着し、下記の化学式2に示すように、有機高分子のチ
オール酸硫化物の粗大粒子となり処理液22内に沈殿
し、廃ガス中の水銀を回収する。処理槽16の処理液2
2を通過し水,ガスや水銀粒子を除いた空気は、開閉弁
17を開くことにより、配管11cから再度配管11a
により気密室13に戻り、確実に水銀ガスおよび水銀粒
子を取除くことができる。 化学式2 水銀ガスや水銀粒子をチオール基を持つ植物
精油剤に吸着
【化2】 以上のように、廃蛍光管の破砕時に放出する水銀ガスや
水銀を吸着した蛍光物質を、このチオール基を持つ植物
精油剤の処理液22に吹込むか、またはこの処理液22
を含侵したフィルタを通過させることにより、水に難溶
性の硫化水銀高分子化合物として水銀を回収することが
できる。また、このチオール基を持つ植物精油剤につい
ては、酸により水銀を脱離し、酸化水銀として、水銀の
リサイクルを可能にすることができる。
水銀を吸着した蛍光物質を、このチオール基を持つ植物
精油剤の処理液22に吹込むか、またはこの処理液22
を含侵したフィルタを通過させることにより、水に難溶
性の硫化水銀高分子化合物として水銀を回収することが
できる。また、このチオール基を持つ植物精油剤につい
ては、酸により水銀を脱離し、酸化水銀として、水銀の
リサイクルを可能にすることができる。
【0009】図2は、本発明の水銀回収方法を行う他の
回収装置の構成図で、蛍光管破砕装置1、吸引ポンプ装
置2、ガラス回収装置3、超音波噴霧装置18および廃
棄タンク19からなり、順次配管11a、11bおよび
11cを連結して構成する。廃蛍光管は破砕機8により
破砕され、端子部等の金属片や大きなガラス片を除き、
水銀ガスと水銀ガスを吸着したガラス粒や蛍光物質は、
配管11aを通して吸引ポンプ装置2により吸引され
る。この時、超音波噴霧装置18には、チオール基を持
った植物精油剤を活性化した水溶液を充填し、この水溶
液を超音波噴霧装置18により微粒化して、配管11c
を通して3方向弁20により配管11a内に噴射する。
この液の噴射は、蛍光管破砕装置1を出た水銀ガスとガ
ラス粒や蛍光物質の流れに混入し水銀ガスや水銀粒子を
吸着し、吸引ポンプ装置2のフィルタ(図示せず)を通
り、ガラス粒やごみ等の異物を除去し、水銀粒子を吸着
した噴霧は結露し、配管11bを通して廃棄タンク19
に流下し回収する。
回収装置の構成図で、蛍光管破砕装置1、吸引ポンプ装
置2、ガラス回収装置3、超音波噴霧装置18および廃
棄タンク19からなり、順次配管11a、11bおよび
11cを連結して構成する。廃蛍光管は破砕機8により
破砕され、端子部等の金属片や大きなガラス片を除き、
水銀ガスと水銀ガスを吸着したガラス粒や蛍光物質は、
配管11aを通して吸引ポンプ装置2により吸引され
る。この時、超音波噴霧装置18には、チオール基を持
った植物精油剤を活性化した水溶液を充填し、この水溶
液を超音波噴霧装置18により微粒化して、配管11c
を通して3方向弁20により配管11a内に噴射する。
この液の噴射は、蛍光管破砕装置1を出た水銀ガスとガ
ラス粒や蛍光物質の流れに混入し水銀ガスや水銀粒子を
吸着し、吸引ポンプ装置2のフィルタ(図示せず)を通
り、ガラス粒やごみ等の異物を除去し、水銀粒子を吸着
した噴霧は結露し、配管11bを通して廃棄タンク19
に流下し回収する。
【0010】
【実施例】本発明による廃蛍光管の排出水銀の溶出防止
と回収の効果を、下記の実施例により詳細に説明する。 実施例1 活性硫黄を主体とした硫化物処理剤(例えば RHF;Redu
se Harmless Flyash)を用いた廃蛍光管の含有水銀処理
の結果を表1に示す。廃蛍光管の蛍光塗料の一定量を環
境庁告示13号試験法により、6時間の振盪後、フィル
タで濾過して試料液を調整し、還元気化原子吸光法で水
銀の溶出量を検定した。
と回収の効果を、下記の実施例により詳細に説明する。 実施例1 活性硫黄を主体とした硫化物処理剤(例えば RHF;Redu
se Harmless Flyash)を用いた廃蛍光管の含有水銀処理
の結果を表1に示す。廃蛍光管の蛍光塗料の一定量を環
境庁告示13号試験法により、6時間の振盪後、フィル
タで濾過して試料液を調整し、還元気化原子吸光法で水
銀の溶出量を検定した。
【表1】 表1から明らかなように、活性硫黄を主体とした硫化物
処理剤( RHF)の添加により水銀の溶出を抑制する効果が
確認される。
処理剤( RHF)の添加により水銀の溶出を抑制する効果が
確認される。
【0011】実施例2 チオール基を持つ植物精油剤を用いた廃蛍光管の含有水
銀処理の結果を表2に示す。この水銀処理は、廃蛍光管
の蛍光塗料の一定量を環境庁告示13号試験法により、
6時間の振盪後、フィルタで濾過し試料液を調整し、還
元気化原子吸光法で水銀の溶出量を検定した。
銀処理の結果を表2に示す。この水銀処理は、廃蛍光管
の蛍光塗料の一定量を環境庁告示13号試験法により、
6時間の振盪後、フィルタで濾過し試料液を調整し、還
元気化原子吸光法で水銀の溶出量を検定した。
【表2】 表2から明らかなように、チオール基を持つ植物精油剤
の添加により水銀の溶出を抑制する効果が確認される。
の添加により水銀の溶出を抑制する効果が確認される。
【0012】
【発明の効果】以上のように、本発明では廃蛍光管の破
砕処理に伴い流出する水銀ガスや水銀系廃棄物を、活性
硫黄を主体とした硫化物処理剤の水溶液、またはチオー
ル基を持つ植物精油剤の水溶液に接触させることによ
り、水に難溶の硫化水銀化合物として吸収し、その散逸
を防止し、大量な水銀の放出による自然環境への2次公
害を未然に回避することができる。また、水銀を取り込
んだチオール基を持つ植物精油剤の水溶液から、酸によ
り水銀を脱離することにより、水銀の再利用することが
できる。
砕処理に伴い流出する水銀ガスや水銀系廃棄物を、活性
硫黄を主体とした硫化物処理剤の水溶液、またはチオー
ル基を持つ植物精油剤の水溶液に接触させることによ
り、水に難溶の硫化水銀化合物として吸収し、その散逸
を防止し、大量な水銀の放出による自然環境への2次公
害を未然に回避することができる。また、水銀を取り込
んだチオール基を持つ植物精油剤の水溶液から、酸によ
り水銀を脱離することにより、水銀の再利用することが
できる。
【図1】本発明の廃蛍光管の水銀回収方法に基ずく回収
設備の構成図である。
設備の構成図である。
【図2】本発明の水銀回収方法を行う他の回収装置の構
成図である。
成図である。
1 螢光管破砕装置 2 吸引ポンプ装置 3 ガラス回収装置 4 水銀回収装置 5 箱体 6 投入口 7 天井投入口 8 破砕機 9 金網 10 排出口 11 配管 12 送風機 13 気密室 14 フィルタ 15 ガラス排出口 16 処理槽 17 開閉弁 18 超音波噴霧装置 19 廃棄タンク 20 3方向弁 21 電動機 22 処理液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 396005298 株式会社一誠商会 東京都大田区西蒲田5丁目27番2号 (71)出願人 396005313 有限会社カンキ 埼玉県大宮市吉野町2丁目191番1号 (72)発明者 鶴 純明 東京都練馬区豊玉北4丁目23番9号 有限 会社バイオメディク研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】 密閉した箱体内で廃蛍光管の破砕を行
い、廃蛍光管中の水銀ガスおよび水銀系廃棄物を分離選
別し、活性硫黄を主体とした硫化物処理剤の水溶液にに
接触させ、水銀ガスおよび水銀系廃棄物から水に難溶性
の硫化水銀化合物として回収してなる水銀回収方法。 - 【請求項2】 前記水銀ガスおよび水銀系廃棄物を、チ
オール基を持った植物精油剤を活性化した水溶液に接触
させ、水銀ガスおよび水銀系廃棄物から水に難溶性の硫
化水銀の高分子化合物として回収してなる請求項1記載
の水銀回収方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17706996A JPH1012149A (ja) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | 廃蛍光管の水銀回収方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17706996A JPH1012149A (ja) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | 廃蛍光管の水銀回収方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1012149A true JPH1012149A (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=16024586
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17706996A Withdrawn JPH1012149A (ja) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | 廃蛍光管の水銀回収方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1012149A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6800112B2 (en) | 2001-03-30 | 2004-10-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Mercury recovery method |
-
1996
- 1996-06-17 JP JP17706996A patent/JPH1012149A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6800112B2 (en) | 2001-03-30 | 2004-10-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Mercury recovery method |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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