JPH10122228A - クランクシャフトの製造方法 - Google Patents
クランクシャフトの製造方法Info
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- JPH10122228A JPH10122228A JP27099596A JP27099596A JPH10122228A JP H10122228 A JPH10122228 A JP H10122228A JP 27099596 A JP27099596 A JP 27099596A JP 27099596 A JP27099596 A JP 27099596A JP H10122228 A JPH10122228 A JP H10122228A
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- oil passage
- crankshaft
- crankshafts
- forming
- chamfered portion
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- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B41/00—Boring or drilling machines or devices specially adapted for particular work; Accessories specially adapted therefor
- B23B41/12—Boring or drilling machines or devices specially adapted for particular work; Accessories specially adapted therefor for forming working surfaces of cylinders, of bearings, e.g. in heads of driving rods, or of other engine parts
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B2215/00—Details of workpieces
- B23B2215/20—Crankshafts
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B2250/00—Compensating adverse effects during turning, boring or drilling
- B23B2250/12—Cooling and lubrication
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
- Drilling And Boring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は潤滑を行なうための油通路が形成され
たクランクシャフトの製造方法に関し、クランクシャフ
トの製造効率の向上を図ることを課題とする。 【解決手段】クランクピン15A,15B の表面に面取り部18
A,18B を形成する面取り工程と、面取り工程を実施した
後にクランクピン15A,15B の軸方向に対し傾斜した方向
に面取り部18A,18B からドリル穴あけ加工を行い油通路
17A,17B を形成する穴あけ工程とを有し、クランクジャ
ーナル13とクランクピン15A,15B との離間距離が異なる
異種のクランクシャフト10A,10B に対し夫々油通路を形
成するクランクシャフトの製造方法であって、面取り工
程では異種のクランクシャフト10A,10B の夫々に対し、
形成しようとする油通路17A,17B の断面積の少なくとも
2倍以上の面積を有する面取り部18A,18B を形成し、か
つ、穴あけ工程では異種のクランクシャフト10A,10B の
夫々に対し、面取り部18A,18B より同一の傾斜角θをも
ってドリル穴あけ加工を行なう。
たクランクシャフトの製造方法に関し、クランクシャフ
トの製造効率の向上を図ることを課題とする。 【解決手段】クランクピン15A,15B の表面に面取り部18
A,18B を形成する面取り工程と、面取り工程を実施した
後にクランクピン15A,15B の軸方向に対し傾斜した方向
に面取り部18A,18B からドリル穴あけ加工を行い油通路
17A,17B を形成する穴あけ工程とを有し、クランクジャ
ーナル13とクランクピン15A,15B との離間距離が異なる
異種のクランクシャフト10A,10B に対し夫々油通路を形
成するクランクシャフトの製造方法であって、面取り工
程では異種のクランクシャフト10A,10B の夫々に対し、
形成しようとする油通路17A,17B の断面積の少なくとも
2倍以上の面積を有する面取り部18A,18B を形成し、か
つ、穴あけ工程では異種のクランクシャフト10A,10B の
夫々に対し、面取り部18A,18B より同一の傾斜角θをも
ってドリル穴あけ加工を行なう。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクランクシャフトの
製造方法に係り、特に潤滑を行なうための油通路が形成
されたクランクシャフトの製造方法に関する。
製造方法に係り、特に潤滑を行なうための油通路が形成
されたクランクシャフトの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に、一般的な多気筒内燃機関等のク
ランクシャフト1を示す。クランクシャフト1は、一対
のクランクアーム2の両側に形成されたクランクジャー
ナル3をベアリング4により軸承し、また一対のクラン
クアーム2間に配設されたクランクピン5にコネクティ
ングロッド6が支承された構成となっている。
ランクシャフト1を示す。クランクシャフト1は、一対
のクランクアーム2の両側に形成されたクランクジャー
ナル3をベアリング4により軸承し、また一対のクラン
クアーム2間に配設されたクランクピン5にコネクティ
ングロッド6が支承された構成となっている。
【0003】また、クランクシャフト1はクランクジャ
ーナル3の中央部からクランクピン5の中央部へ連通す
る油通路7を有しており、ベアリング4へ圧送される潤
滑油をこの油通路を通してコネクティングロッド6の軸
承部へ供給するようになっている。従って、油通路7は
クランクピン5の軸方向に対し所定角度(θ)傾斜した
状態で形成されている(特開平2−217607号)。
ーナル3の中央部からクランクピン5の中央部へ連通す
る油通路7を有しており、ベアリング4へ圧送される潤
滑油をこの油通路を通してコネクティングロッド6の軸
承部へ供給するようになっている。従って、油通路7は
クランクピン5の軸方向に対し所定角度(θ)傾斜した
状態で形成されている(特開平2−217607号)。
【0004】上記構成とされた油通路7は、ドリルを用
いて穴あけ加工することにより形成される。ここで、従
来行なわれていた油通路7の形成方法について図5を用
いて説明する。尚、図5において図4に示した構成に対
応する構成については同一符号を附して説明する。
いて穴あけ加工することにより形成される。ここで、従
来行なわれていた油通路7の形成方法について図5を用
いて説明する。尚、図5において図4に示した構成に対
応する構成については同一符号を附して説明する。
【0005】図5は、ピストンストロークの異なる2種
類のクランクシャフト1A,1Bを重ねて示している。
クランクシャフト1Aは、図中実線で示されるものであ
り、クランクジャーナル3の中心軸P3とクランクピン
5Aの中心軸P1との離間距離はW1とされている。
尚、説明の便宜上、同図はクランクシャフト1A,1B
の正面と平面を同一の図面に記載している。
類のクランクシャフト1A,1Bを重ねて示している。
クランクシャフト1Aは、図中実線で示されるものであ
り、クランクジャーナル3の中心軸P3とクランクピン
5Aの中心軸P1との離間距離はW1とされている。
尚、説明の便宜上、同図はクランクシャフト1A,1B
の正面と平面を同一の図面に記載している。
【0006】一方、クランクシャフト1Bは、図中二点
鎖線で示されるものであり、クランクジャーナル3の中
心軸P3とクランクピン5Bの中心軸P2との離間距離
がW2とされている(W1>W2)。従って、クランク
シャフト1Aのピストンストロークは、クランクシャフ
ト1Bよりも長くなっている。
鎖線で示されるものであり、クランクジャーナル3の中
心軸P3とクランクピン5Bの中心軸P2との離間距離
がW2とされている(W1>W2)。従って、クランク
シャフト1Aのピストンストロークは、クランクシャフ
ト1Bよりも長くなっている。
【0007】先ず、図中実線で示されるピストンストロ
ークの長いクランクシャフト1Aに油通路7Aを形成す
る方法について説明する。油通路7Aは、クランクピン
5Aの表面に面取り部8Aを形成する面取り工程と、こ
の面取り工程において形成されたに面取り部8Aよりク
ランクピン5A,クランクアーム2A,及びクランクジ
ャーナル3にドリル穴あけ加工を行い油通路7Aを形成
する穴あけ工程を実施することにより形成される。
ークの長いクランクシャフト1Aに油通路7Aを形成す
る方法について説明する。油通路7Aは、クランクピン
5Aの表面に面取り部8Aを形成する面取り工程と、こ
の面取り工程において形成されたに面取り部8Aよりク
ランクピン5A,クランクアーム2A,及びクランクジ
ャーナル3にドリル穴あけ加工を行い油通路7Aを形成
する穴あけ工程を実施することにより形成される。
【0008】面取り工程では、面取り用ドリル9を用い
てクランクピン5Aの表面に面取り部8Aを形成する。
面取り用ドリル9はストローク方向(矢印Yで示す方
向)に移動可能な構成とされており、面取り用ドリル9
がクランクピン5Aの表面に押圧されることにより、比
較的浅い深さを有した面取り部8Aが形成される。
てクランクピン5Aの表面に面取り部8Aを形成する。
面取り用ドリル9はストローク方向(矢印Yで示す方
向)に移動可能な構成とされており、面取り用ドリル9
がクランクピン5Aの表面に押圧されることにより、比
較的浅い深さを有した面取り部8Aが形成される。
【0009】従来では、面取り部8Aの形成位置はクラ
ンクピン5Aの中央位置に選定されており、またその大
きさ(面積)は、形成される油通路7Aのクランクピン
側の開口部31A(以下、上部開口という)の面積より
若干大きな面積となるよう設定されていた。
ンクピン5Aの中央位置に選定されており、またその大
きさ(面積)は、形成される油通路7Aのクランクピン
側の開口部31A(以下、上部開口という)の面積より
若干大きな面積となるよう設定されていた。
【0010】上記した面取り工程が終了すると、続いて
穴あけ工程が実施される。穴あけ工程では、油通路用ド
リル30Aを用いて面取り部8Aからクランクピン5
A,クランクアーム2A,及びクランクジャーナル3を
貫通する油通路7Aを穿設する(以下、油通路7Aのク
ランクジャーナル3に開口した部分を下部開口32とい
う)。
穴あけ工程が実施される。穴あけ工程では、油通路用ド
リル30Aを用いて面取り部8Aからクランクピン5
A,クランクアーム2A,及びクランクジャーナル3を
貫通する油通路7Aを穿設する(以下、油通路7Aのク
ランクジャーナル3に開口した部分を下部開口32とい
う)。
【0011】この油通路7Aはクランクジャーナル3と
クランクピン5Aとの間で潤滑油を循環させる機能を奏
するものであるため、クランクジャーナル3とクランク
ピン5Aとが連通するよう油通路7Aを形成する必要が
ある。このため、必然的に油通路7Aは斜めに傾いた構
成となる(同図に示す例では、クランクピン5Aの中心
軸P1に対して角度θ1傾いている)。従って、油通路
7Aを形成する油通路用ドリル30Aも、クランクピン
5Aの中心軸P1に対して角度θ1傾いて配設された構
成とされている。
クランクピン5Aとの間で潤滑油を循環させる機能を奏
するものであるため、クランクジャーナル3とクランク
ピン5Aとが連通するよう油通路7Aを形成する必要が
ある。このため、必然的に油通路7Aは斜めに傾いた構
成となる(同図に示す例では、クランクピン5Aの中心
軸P1に対して角度θ1傾いている)。従って、油通路
7Aを形成する油通路用ドリル30Aも、クランクピン
5Aの中心軸P1に対して角度θ1傾いて配設された構
成とされている。
【0012】続いて、図中二点鎖線で示されるピストン
ストロークの短いクランクシャフト1Bに油通路7Bを
形成する方法について説明する。油通路7Bの形成も面
取り工程と穴あけ工程を実施することにより形成され
る。面取り工程で行なわれる処理は、先に説明したピス
トンストロークの長いクランクシャフト1Aに油通路7
Aを形成する際に実施される処理と全く同じである。即
ち、面取り用ドリル9を用いてクランクピン5Bの表面
に面取り部8Bを形成する。この面取り部8Bの形成位
置もクランクピン5Bの中央位置に選定されており、ま
たその大きさ(面積)は、形成される油通路7Bの上部
開口Bの面積より若干大きな面積となるよう設定されて
いる。
ストロークの短いクランクシャフト1Bに油通路7Bを
形成する方法について説明する。油通路7Bの形成も面
取り工程と穴あけ工程を実施することにより形成され
る。面取り工程で行なわれる処理は、先に説明したピス
トンストロークの長いクランクシャフト1Aに油通路7
Aを形成する際に実施される処理と全く同じである。即
ち、面取り用ドリル9を用いてクランクピン5Bの表面
に面取り部8Bを形成する。この面取り部8Bの形成位
置もクランクピン5Bの中央位置に選定されており、ま
たその大きさ(面積)は、形成される油通路7Bの上部
開口Bの面積より若干大きな面積となるよう設定されて
いる。
【0013】上記した面取り工程が終了すると、続いて
穴あけ工程が実施される。穴あけ工程では、油通路用ド
リル30Bを用いて面取り部8Bからクランクピン5
B,クランクアーム2B,及びクランクジャーナル3を
貫通する油通路7Bを穿設する。
穴あけ工程が実施される。穴あけ工程では、油通路用ド
リル30Bを用いて面取り部8Bからクランクピン5
B,クランクアーム2B,及びクランクジャーナル3を
貫通する油通路7Bを穿設する。
【0014】この際、油通路7Bのクランクジャーナル
3に開口させる位置は、ベアリング4(図5では図示を
省略)から潤滑油の供給,排出を行なう点よりピストン
ストロークの長短に拘わらず同一位置とする必要があ
る。このため、油通路7A,7Bの双方において、クラ
ンクジャーナル3側の開口位置である下部開口32は同
一位置とされている。
3に開口させる位置は、ベアリング4(図5では図示を
省略)から潤滑油の供給,排出を行なう点よりピストン
ストロークの長短に拘わらず同一位置とする必要があ
る。このため、油通路7A,7Bの双方において、クラ
ンクジャーナル3側の開口位置である下部開口32は同
一位置とされている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この油通路
7Bもクランクジャーナル3とクランクピン5Bとの間
で潤滑油を循環させる機能を奏するものであるため、ク
ランクジャーナル3とクランクピン5Bとが油通路7B
により連通されるよう、油通路7Bはクランクピン5B
の中心軸P2に対して角度θ2傾いて配設された構成と
されている。
7Bもクランクジャーナル3とクランクピン5Bとの間
で潤滑油を循環させる機能を奏するものであるため、ク
ランクジャーナル3とクランクピン5Bとが油通路7B
により連通されるよう、油通路7Bはクランクピン5B
の中心軸P2に対して角度θ2傾いて配設された構成と
されている。
【0016】ここで、油通路7Aと油通路7Bの傾き角
度θ1,θ2に注目する。前記したように、油通路7
A,7Bのクランクジャーナル3側の開口位置である下
部開口32は同一位置とする必要がある。また、油通路
7A,7Bの加工開始位置は、加工性及び潤滑油の油膜
形成上より必ず面取り部8A,8Bの形成位置としなく
てはならない。
度θ1,θ2に注目する。前記したように、油通路7
A,7Bのクランクジャーナル3側の開口位置である下
部開口32は同一位置とする必要がある。また、油通路
7A,7Bの加工開始位置は、加工性及び潤滑油の油膜
形成上より必ず面取り部8A,8Bの形成位置としなく
てはならない。
【0017】更に、面取り部8A,8Bの形成位置はク
ランクピン5A,5Bの中央位置であり、かつその大き
さは油通路7A,7Bの上部開口8A,8Bの断面積と
略同一か或いは若干大きな面積である。従って、面取
り部8A,8Bの形成位置はストローク方向に対し、上
記した離間距離W1と離間距離W2との差分だけ異なる
こととなり、かつ、油通路7Aの上部開口8Aは面取
り部8Aの形成位置となると共に、油通路7Bの上部開
口8Bは面取り部8Bの形成位置となり、更に、油通
路7A,7Bの下部開口32は同一位置であるため、油
通路7Aの傾き角度θ1と、油通路7Bの傾き角度θ2
とは異なった角度となる。具体的には、油通路7Aの傾
き角度θ1の方が油通路7Bの傾き角度θ2に対して大
きくなる(θ1>θ2)。
ランクピン5A,5Bの中央位置であり、かつその大き
さは油通路7A,7Bの上部開口8A,8Bの断面積と
略同一か或いは若干大きな面積である。従って、面取
り部8A,8Bの形成位置はストローク方向に対し、上
記した離間距離W1と離間距離W2との差分だけ異なる
こととなり、かつ、油通路7Aの上部開口8Aは面取
り部8Aの形成位置となると共に、油通路7Bの上部開
口8Bは面取り部8Bの形成位置となり、更に、油通
路7A,7Bの下部開口32は同一位置であるため、油
通路7Aの傾き角度θ1と、油通路7Bの傾き角度θ2
とは異なった角度となる。具体的には、油通路7Aの傾
き角度θ1の方が油通路7Bの傾き角度θ2に対して大
きくなる(θ1>θ2)。
【0018】このため、必然的に油通路7Aを形成する
ための油通路用ドリル30Aの傾き角θ1と、油通路7
Bを形成するための油通路用ドリル30Bの傾き角θ2
も異ならせる必要が生じ、よってピストンストロークを
有する異種のクランクシャフト1A,1Bに対し油通路
7A,7Bを形成するためには、異なる油通路用ドリル
30A,30Bを必要とする。よって、穴あけ工程が複
雑化してしまい、クランクシャフトの製造効率が低下し
てしまうという問題点があった。
ための油通路用ドリル30Aの傾き角θ1と、油通路7
Bを形成するための油通路用ドリル30Bの傾き角θ2
も異ならせる必要が生じ、よってピストンストロークを
有する異種のクランクシャフト1A,1Bに対し油通路
7A,7Bを形成するためには、異なる油通路用ドリル
30A,30Bを必要とする。よって、穴あけ工程が複
雑化してしまい、クランクシャフトの製造効率が低下し
てしまうという問題点があった。
【0019】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、面取り工程において油通路の断面積より大きな面
取り部を形成すると共に、穴あけ工程において同一の傾
斜角をもってドリル穴あけ加工を行なうことにより、ク
ランクシャフトの製造効率の向上を図ったクランクシャ
フトの製造方法を提供することを目的とする。
あり、面取り工程において油通路の断面積より大きな面
取り部を形成すると共に、穴あけ工程において同一の傾
斜角をもってドリル穴あけ加工を行なうことにより、ク
ランクシャフトの製造効率の向上を図ったクランクシャ
フトの製造方法を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明方法では、クランクピンの表面に面取り部を
形成する面取り工程と、前記面取り工程を実施した後に
前記クランクピンの軸方向に対し傾斜した方向に上記面
取り部よりドリル穴あけ加工を行い油通路を形成する穴
あけ工程とを有し、クランクジャーナルと前記クランク
ピンとの離間距離が異なる異種のクランクシャフトに対
し夫々油通路を形成するクランクシャフトの製造方法に
おいて、前記面取り工程では、後に実施される異種のク
ランクシャフトに対する穴あけ工程各々において形成さ
れる油通路の開口が自身内に位置しうる面積を有する面
取り部を形成し、かつ、前記穴あけ工程では、前記異種
のクランクシャフトの夫々に対し、前記面取り部より同
一の傾斜角をもってドリル穴あけ加工を行なうことを特
徴とするものである。
に、本発明方法では、クランクピンの表面に面取り部を
形成する面取り工程と、前記面取り工程を実施した後に
前記クランクピンの軸方向に対し傾斜した方向に上記面
取り部よりドリル穴あけ加工を行い油通路を形成する穴
あけ工程とを有し、クランクジャーナルと前記クランク
ピンとの離間距離が異なる異種のクランクシャフトに対
し夫々油通路を形成するクランクシャフトの製造方法に
おいて、前記面取り工程では、後に実施される異種のク
ランクシャフトに対する穴あけ工程各々において形成さ
れる油通路の開口が自身内に位置しうる面積を有する面
取り部を形成し、かつ、前記穴あけ工程では、前記異種
のクランクシャフトの夫々に対し、前記面取り部より同
一の傾斜角をもってドリル穴あけ加工を行なうことを特
徴とするものである。
【0021】上記の製造方法では、後に実施される異種
のクランクシャフトに対する穴あけ工程各々において形
成される油通路の開口が自身内に位置しうる面積を有す
る面取り部が形成されるため、面取り部は油通路の開口
の面積よりも大きくなり、後に実施される穴あけ工程に
おいてこの面取り部の形成範囲内において油通路の形成
開始位置を任意に選定することができる。
のクランクシャフトに対する穴あけ工程各々において形
成される油通路の開口が自身内に位置しうる面積を有す
る面取り部が形成されるため、面取り部は油通路の開口
の面積よりも大きくなり、後に実施される穴あけ工程に
おいてこの面取り部の形成範囲内において油通路の形成
開始位置を任意に選定することができる。
【0022】これにより、油通路のクランクジャーナル
側の開口位置が所定位置に決められていても、油通路の
クランクピン側の開口位置は面取り部の形成範囲内にお
いて可変でき、従って油通路の傾き角度を調整すること
が可能となる。このため、異種のクランクシャフトであ
っても、所定の傾き角度を有する1本のドリルのみで双
方のクランクシャフトに対して油通路を形成することが
可能となり、よってクランクシャフトの製造効率を向上
させることができる。
側の開口位置が所定位置に決められていても、油通路の
クランクピン側の開口位置は面取り部の形成範囲内にお
いて可変でき、従って油通路の傾き角度を調整すること
が可能となる。このため、異種のクランクシャフトであ
っても、所定の傾き角度を有する1本のドリルのみで双
方のクランクシャフトに対して油通路を形成することが
可能となり、よってクランクシャフトの製造効率を向上
させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1は本発明の一実施例である
クランクシャフトの製造方法を説明するための図であ
り、図2及び図3は本発明方法により形成された油通路
を有するクランクシャフトを示す図である。
て図面と共に説明する。図1は本発明の一実施例である
クランクシャフトの製造方法を説明するための図であ
り、図2及び図3は本発明方法により形成された油通路
を有するクランクシャフトを示す図である。
【0024】先ず、図1を用いて本実施例に係るクラン
クシャフトの製造方法を説明する。尚、図1において
も、ピストンストロークの異なる2種類のクランクシャ
フト10A,10Bを重ねて示している。クランクシャ
フト10Aは、図中実線で示されており、クランクジャ
ーナル13の中心軸P3とクランクピン15Aの中心軸
P1との離間距離はW1とされている。一方、クランク
シャフト10Bは、図中二点鎖線で示されるものであ
り、クランクジャーナル13の中心軸P3とクランクピ
ン15Bの中心軸P2との離間距離がW2とされている
(W1>W2)。従って、クランクシャフト10Aのピ
ストンストロークは、クランクシャフト10Bよりも長
くなっている。
クシャフトの製造方法を説明する。尚、図1において
も、ピストンストロークの異なる2種類のクランクシャ
フト10A,10Bを重ねて示している。クランクシャ
フト10Aは、図中実線で示されており、クランクジャ
ーナル13の中心軸P3とクランクピン15Aの中心軸
P1との離間距離はW1とされている。一方、クランク
シャフト10Bは、図中二点鎖線で示されるものであ
り、クランクジャーナル13の中心軸P3とクランクピ
ン15Bの中心軸P2との離間距離がW2とされている
(W1>W2)。従って、クランクシャフト10Aのピ
ストンストロークは、クランクシャフト10Bよりも長
くなっている。
【0025】先ず、図中実線で示されるピストンストロ
ークの長いクランクシャフト10Aに油通路17Aを形
成する方法について説明する。本発明方法においても、
油通路17Aは、クランクピン15Aの表面に面取り部
18Aを形成する面取り工程と、この面取り工程におい
て形成されたに面取り部18Aよりクランクピン15
A,クランクアーム12A,及びクランクジャーナル1
3にドリル穴あけ加工を行い油通路17Aを形成する穴
あけ工程を実施することにより形成される。このよう
に、穴あけ工程に先立ち面取り工程を実施するのは、ク
ランクピン15Aに直接ドリルによる加工を行なうとそ
の加工性及び加工精度が低下するためである。
ークの長いクランクシャフト10Aに油通路17Aを形
成する方法について説明する。本発明方法においても、
油通路17Aは、クランクピン15Aの表面に面取り部
18Aを形成する面取り工程と、この面取り工程におい
て形成されたに面取り部18Aよりクランクピン15
A,クランクアーム12A,及びクランクジャーナル1
3にドリル穴あけ加工を行い油通路17Aを形成する穴
あけ工程を実施することにより形成される。このよう
に、穴あけ工程に先立ち面取り工程を実施するのは、ク
ランクピン15Aに直接ドリルによる加工を行なうとそ
の加工性及び加工精度が低下するためである。
【0026】面取り工程では、面取り用ドリル19を用
いてクランクピン15Aの表面に面取り部18Aを形成
する。面取り用ドリル19はストローク方向(矢印Yで
示す方向)に移動可能な構成とされており、面取り用ド
リル19がクランクピン15Aの表面に押圧されること
により、比較的浅い深さを有した面取り部18Aが形成
される。
いてクランクピン15Aの表面に面取り部18Aを形成
する。面取り用ドリル19はストローク方向(矢印Yで
示す方向)に移動可能な構成とされており、面取り用ド
リル19がクランクピン15Aの表面に押圧されること
により、比較的浅い深さを有した面取り部18Aが形成
される。
【0027】本発明では、面取り工程で形成される面取
り部18Aの面積を大きくしたことを特徴のひとつとす
る。具体的には、面取り部18Aはクランクピン15A
の軸方向に対する幅(図中、矢印Lで示す)が長くなっ
ており、後に実施される異種のクランクシャフト10
A,10Bに対する穴あけ工程各々において形成される
油通路17A,17Bの開口21A,21Bが自身内に
位置しうる面積を有するよう形成される。
り部18Aの面積を大きくしたことを特徴のひとつとす
る。具体的には、面取り部18Aはクランクピン15A
の軸方向に対する幅(図中、矢印Lで示す)が長くなっ
ており、後に実施される異種のクランクシャフト10
A,10Bに対する穴あけ工程各々において形成される
油通路17A,17Bの開口21A,21Bが自身内に
位置しうる面積を有するよう形成される。
【0028】即ち、面取り部18Aの面積は少なくとも
穴あけ工程で形成される油通路17A(詳細には、油通
路17Aがクランクピン15Aの表面に開口する上部開
口21A)の面積の2倍以上の面積を有するよう構成さ
れている。また、面取り部18Aの形成位置は、従来と
同様にクランクピン15Aの中央位置に選定されてい
る。
穴あけ工程で形成される油通路17A(詳細には、油通
路17Aがクランクピン15Aの表面に開口する上部開
口21A)の面積の2倍以上の面積を有するよう構成さ
れている。また、面取り部18Aの形成位置は、従来と
同様にクランクピン15Aの中央位置に選定されてい
る。
【0029】尚、上記のように従来に対し面積の広い面
取り部18Aを形成するには、面取り用ドリル19或い
は被加工品であるクランクシャフト10Aをクランクシ
ャフト10Aの軸方向(図中、矢印X1,X2で示す方
向)に移動させることにより、容易に形成することがで
きる。
取り部18Aを形成するには、面取り用ドリル19或い
は被加工品であるクランクシャフト10Aをクランクシ
ャフト10Aの軸方向(図中、矢印X1,X2で示す方
向)に移動させることにより、容易に形成することがで
きる。
【0030】上記した面取り工程が終了すると、続いて
穴あけ工程が実施される。穴あけ工程では、油通路用ド
リル20Aを用いて面取り部18Aからクランクピン1
2A,クランクアーム12A,及びクランクジャーナル
13を貫通する油通路17Aを穿設する(以下、油通路
17Aのクランクジャーナル3に開口した部分を下部開
口22という)。
穴あけ工程が実施される。穴あけ工程では、油通路用ド
リル20Aを用いて面取り部18Aからクランクピン1
2A,クランクアーム12A,及びクランクジャーナル
13を貫通する油通路17Aを穿設する(以下、油通路
17Aのクランクジャーナル3に開口した部分を下部開
口22という)。
【0031】前記したように、油通路17Aはクランク
ジャーナル13とクランクピン15Aとの間で潤滑油を
循環させる機能を奏するものであるため、クランクジャ
ーナル13とクランクピン15Aとが連通するよう油通
路17Aを形成する必要がある。このため、必然的に油
通路17Aは斜めに傾いた構成となる(本実施例では、
クランクピン15Aの中心軸P1に対して角度θ傾いて
いる)。従って、油通路17Aを形成する油通路用ドリ
ル20Aも、クランクピン15Aの中心軸P1に対して
角度θ傾いて配設された構成とされている。
ジャーナル13とクランクピン15Aとの間で潤滑油を
循環させる機能を奏するものであるため、クランクジャ
ーナル13とクランクピン15Aとが連通するよう油通
路17Aを形成する必要がある。このため、必然的に油
通路17Aは斜めに傾いた構成となる(本実施例では、
クランクピン15Aの中心軸P1に対して角度θ傾いて
いる)。従って、油通路17Aを形成する油通路用ドリ
ル20Aも、クランクピン15Aの中心軸P1に対して
角度θ傾いて配設された構成とされている。
【0032】続いて、図中二点鎖線で示されるピストン
ストロークの短いクランクシャフト10Bに油通路17
Bを形成する方法について説明する。油通路17Bの形
成も面取り工程と穴あけ工程を実施することにより形成
される。面取り工程で行なわれる処理は、先に説明した
ピストンストロークの長いクランクシャフト10Aに油
通路17Aを形成する際に実施される処理と全く同じで
ある。即ち、面取り用ドリル19を用いてクランクピン
15Bの表面に面取り部18Bを形成する。
ストロークの短いクランクシャフト10Bに油通路17
Bを形成する方法について説明する。油通路17Bの形
成も面取り工程と穴あけ工程を実施することにより形成
される。面取り工程で行なわれる処理は、先に説明した
ピストンストロークの長いクランクシャフト10Aに油
通路17Aを形成する際に実施される処理と全く同じで
ある。即ち、面取り用ドリル19を用いてクランクピン
15Bの表面に面取り部18Bを形成する。
【0033】従って、面取り部18Bもクランクピン1
5Bの軸方向に対する幅Lが長くなっており、その面積
は少なくとも穴あけ工程で形成される油通路17A(上
部開口21B)の面積の2倍以上の面積を有するよう構
成されている。また、面取り部18Bの形成位置は、ク
ランクピン15Bの中央位置に選定されている。
5Bの軸方向に対する幅Lが長くなっており、その面積
は少なくとも穴あけ工程で形成される油通路17A(上
部開口21B)の面積の2倍以上の面積を有するよう構
成されている。また、面取り部18Bの形成位置は、ク
ランクピン15Bの中央位置に選定されている。
【0034】上記した面取り工程が終了すると、続いて
穴あけ工程が実施され油通路17Bが穿設される。油通
路17Bは、面取り部8Bからクランクピン5B,クラ
ンクアーム2B,及びクランクジャーナル3を貫通する
よう形成される。本発明方法では、ピストンストローク
の短いクランクシャフト10Bに油通路17Bを形成す
る場合も、ピストンストロークの長いクランクシャフト
10Aに油通路17Aを形成する際に用いた面取り用ド
リル19を用いて形成したことを特徴とするものであ
る。以下、ピストンストロークの長短に拘わらず、同一
の傾き角度を有した面取り用ドリル19で、異種のクラ
ンクシャフト10A,10Bに油通路17A,17Bを
形成することができる理由について説明する。
穴あけ工程が実施され油通路17Bが穿設される。油通
路17Bは、面取り部8Bからクランクピン5B,クラ
ンクアーム2B,及びクランクジャーナル3を貫通する
よう形成される。本発明方法では、ピストンストローク
の短いクランクシャフト10Bに油通路17Bを形成す
る場合も、ピストンストロークの長いクランクシャフト
10Aに油通路17Aを形成する際に用いた面取り用ド
リル19を用いて形成したことを特徴とするものであ
る。以下、ピストンストロークの長短に拘わらず、同一
の傾き角度を有した面取り用ドリル19で、異種のクラ
ンクシャフト10A,10Bに油通路17A,17Bを
形成することができる理由について説明する。
【0035】前記したように、油通路17A,17Bの
クランクジャーナル3に開口させる位置(即ち、下部開
口22の形成位置)は、ベアリング(図1では図示を省
略)から潤滑油の供給,排出を行なう点よりピストンス
トロークの長短に拘わらず同一位置とする必要がある。
一方、油通路17A,17Bの加工性を向上させる面よ
り、油通路17A,17Bのドリル穴あけ加工の開始位
置は面取り部18A,18Bの形成位置とする必要があ
る。
クランクジャーナル3に開口させる位置(即ち、下部開
口22の形成位置)は、ベアリング(図1では図示を省
略)から潤滑油の供給,排出を行なう点よりピストンス
トロークの長短に拘わらず同一位置とする必要がある。
一方、油通路17A,17Bの加工性を向上させる面よ
り、油通路17A,17Bのドリル穴あけ加工の開始位
置は面取り部18A,18Bの形成位置とする必要があ
る。
【0036】従来では、図5を用い手説明したように、
面取り部8A,8Bの形成範囲が狭く、従って油通路7
A,7Bのドリル穴あけ加工の開始位置はクランクピン
5A,5Bの中央位置であった。このため、ピストンス
トロークの相違により、面取り部8Aの形成位置と面取
り部8Aの形成位置にY方向に(W1−W2)で求めら
れる量の位置ずれが発生し、これに起因して油通路7A
の傾き角度θ1と油通路7Bの傾き角度θ2とが異なる
角度となっていた(θ1≠θ2)。
面取り部8A,8Bの形成範囲が狭く、従って油通路7
A,7Bのドリル穴あけ加工の開始位置はクランクピン
5A,5Bの中央位置であった。このため、ピストンス
トロークの相違により、面取り部8Aの形成位置と面取
り部8Aの形成位置にY方向に(W1−W2)で求めら
れる量の位置ずれが発生し、これに起因して油通路7A
の傾き角度θ1と油通路7Bの傾き角度θ2とが異なる
角度となっていた(θ1≠θ2)。
【0037】従って、必然的に油通路7Aを形成するた
めの油通路用ドリル10Aの傾き角θ1と、油通路7B
を形成するための油通路用ドリル10Bの傾き角θ2も
異ならせる必要が生じ、同一のドリルを用いることがで
きず、穴あけ工程の複雑化及びクランクシャフトの製造
効率の低下が発生していた。
めの油通路用ドリル10Aの傾き角θ1と、油通路7B
を形成するための油通路用ドリル10Bの傾き角θ2も
異ならせる必要が生じ、同一のドリルを用いることがで
きず、穴あけ工程の複雑化及びクランクシャフトの製造
効率の低下が発生していた。
【0038】これに対し本発明方法では、面取り工程に
おいて油通路17A,17B(上部開口21A,21
B)の断面積の少なくとも2倍以上の大きな面積を有す
る面取り部18A,18Bが形成されるため、後に実施
される穴あけ工程において、この面取り部18A,18
Bの形成範囲内において油通路17A,17Bの形成開
始位置を任意に選定することが可能となる。
おいて油通路17A,17B(上部開口21A,21
B)の断面積の少なくとも2倍以上の大きな面積を有す
る面取り部18A,18Bが形成されるため、後に実施
される穴あけ工程において、この面取り部18A,18
Bの形成範囲内において油通路17A,17Bの形成開
始位置を任意に選定することが可能となる。
【0039】これにより、油通路17A,17Bのクラ
ンクジャーナル13側の開口位置である下部開口22が
所定位置に一義的に決められていても、油通路油通路1
7A,17Bのクランクピン13側の開口位置である上
部開口21A,21の開口位置は面取り部18A,18
Bの形成範囲内において可変することができる。
ンクジャーナル13側の開口位置である下部開口22が
所定位置に一義的に決められていても、油通路油通路1
7A,17Bのクランクピン13側の開口位置である上
部開口21A,21の開口位置は面取り部18A,18
Bの形成範囲内において可変することができる。
【0040】従って、油通路17A,17Bの傾き角度
θを調整することが可能となり、よって異種のクランク
シャフト10A,10Bであっても、傾き角度θとされ
た1本の油通路用ドリル20のみで双方のクランクシャ
フト10A,10Bに対して油通路17A,17Bを形
成することが可能となる。これにより、穴あけ工程の簡
単化を図ることができると共に、クランクシャフト10
A,10Bの製造効率を向上させることができる。
θを調整することが可能となり、よって異種のクランク
シャフト10A,10Bであっても、傾き角度θとされ
た1本の油通路用ドリル20のみで双方のクランクシャ
フト10A,10Bに対して油通路17A,17Bを形
成することが可能となる。これにより、穴あけ工程の簡
単化を図ることができると共に、クランクシャフト10
A,10Bの製造効率を向上させることができる。
【0041】図2及び図3は、本発明方法により形成さ
れた油通路17A,17Bを示す図である。図2はピス
トンストロークの異なる2種類のクランクシャフト10
A,10Bを重ねて示しており、また図3は2種類のク
ランクシャフト10A,10Bを別個に示している。
尚、説明の便宜上、図2及び図3ではクランクシャフト
10A,1B0の正面と平面を同一の図面に記載してい
る。
れた油通路17A,17Bを示す図である。図2はピス
トンストロークの異なる2種類のクランクシャフト10
A,10Bを重ねて示しており、また図3は2種類のク
ランクシャフト10A,10Bを別個に示している。
尚、説明の便宜上、図2及び図3ではクランクシャフト
10A,1B0の正面と平面を同一の図面に記載してい
る。
【0042】各図に示されるように、本発明方法を用い
て油通路17A,17Bを形成することにより、面取り
部18A,18Bの形成位置は、クランクシャフト10
A,10Bを平面視した場合に同一位置となる(当然に
Y方向にはずれいる)。また、側面視した場合には、各
油通路17A,17Bの傾き角度θが等しく、かつ下部
開口22の位置が同一であるため、図2に示すようにク
ランクシャフト10A,10Bを重ねて示した場合に
は、各油通路17A,17Bは重なった状態となる。
て油通路17A,17Bを形成することにより、面取り
部18A,18Bの形成位置は、クランクシャフト10
A,10Bを平面視した場合に同一位置となる(当然に
Y方向にはずれいる)。また、側面視した場合には、各
油通路17A,17Bの傾き角度θが等しく、かつ下部
開口22の位置が同一であるため、図2に示すようにク
ランクシャフト10A,10Bを重ねて示した場合に
は、各油通路17A,17Bは重なった状態となる。
【0043】また、本発明方法を用いて油通路17A,
17Bを形成することにより、上部開口21A,21B
の形成位置は、面取り部18A,18Bの形成範囲内で
矢印X1,X2方向にずれた構成となる。具体的には、
油通路17Aの上部開口21Aはクランクピン15の中
心位置(P4で示す)よりΔX1ずれており、また油通
路17Bの上部開口21Bはクランクピン15の中心位
置P4よりΔX2だけ逆方向にずれている。
17Bを形成することにより、上部開口21A,21B
の形成位置は、面取り部18A,18Bの形成範囲内で
矢印X1,X2方向にずれた構成となる。具体的には、
油通路17Aの上部開口21Aはクランクピン15の中
心位置(P4で示す)よりΔX1ずれており、また油通
路17Bの上部開口21Bはクランクピン15の中心位
置P4よりΔX2だけ逆方向にずれている。
【0044】このように、油通路17A,17Bに形成
される面取り部18A,18Bがクランクピン15の中
心位置P4からずれたとしても、そのずれ量は僅かであ
り、これにより潤滑に支障をきたすようなことはない。
尚、油通路17A,17Bの傾き角度θを設定する際に
は、図2に示すようにクランクシャフト10A,10B
を重ねてみた状態において、油通路17A,17Bの中
心軸(P5で示す)が、離間した面取り部18A,18
Bの中心位置(図1に矢印Oで示す)を通るよう設定す
るとよい。
される面取り部18A,18Bがクランクピン15の中
心位置P4からずれたとしても、そのずれ量は僅かであ
り、これにより潤滑に支障をきたすようなことはない。
尚、油通路17A,17Bの傾き角度θを設定する際に
は、図2に示すようにクランクシャフト10A,10B
を重ねてみた状態において、油通路17A,17Bの中
心軸(P5で示す)が、離間した面取り部18A,18
Bの中心位置(図1に矢印Oで示す)を通るよう設定す
るとよい。
【0045】これにより、油通路17Aの上部開口21
Aとクランクピン15の中心位置(P4で示す)とのず
れ量ΔX1と、油通路17Bの上部開口21Bとクラン
クピン15の中心位置P4とのずれ量ΔX2を略等しく
することができる。従って、各上部開口21A,21B
がクランクピン15の中心位置P4より大きくずれるこ
とを防止でき、クランクピン15上に略均一な状態で潤
滑油を供給することができる。
Aとクランクピン15の中心位置(P4で示す)とのず
れ量ΔX1と、油通路17Bの上部開口21Bとクラン
クピン15の中心位置P4とのずれ量ΔX2を略等しく
することができる。従って、各上部開口21A,21B
がクランクピン15の中心位置P4より大きくずれるこ
とを防止でき、クランクピン15上に略均一な状態で潤
滑油を供給することができる。
【0046】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、油通路のク
ランクピン側の開口位置が面取り部の形成範囲内におい
て可変可能となり、従って油通路の傾き角度を調整する
ことが可能となるため、異種のクランクシャフトであっ
ても、所定の傾き角度を有する1本のドリルのみで双方
のクランクシャフトに対して油通路を形成することが可
能となり、よってクランクシャフトの製造効率を向上さ
せることができる。
ランクピン側の開口位置が面取り部の形成範囲内におい
て可変可能となり、従って油通路の傾き角度を調整する
ことが可能となるため、異種のクランクシャフトであっ
ても、所定の傾き角度を有する1本のドリルのみで双方
のクランクシャフトに対して油通路を形成することが可
能となり、よってクランクシャフトの製造効率を向上さ
せることができる。
【図1】本発明の一実施例であるクランクシャフトの製
造方法を説明するための図である。
造方法を説明するための図である。
【図2】本発明の一実施例である製造方法を用いて油通
路が形成されたクランクシャフトを示す図である。
路が形成されたクランクシャフトを示す図である。
【図3】本発明の一実施例である製造方法を用いて油通
路が形成されたクランクシャフトを示す図である。
路が形成されたクランクシャフトを示す図である。
【図4】クランクシャフトの構造を説明するための図で
ある。
ある。
【図5】従来の一例であるクランクシャフトの製造方法
を説明するための図である。
を説明するための図である。
10A,10B クランクシャフト 12A,12B クランクアーム 13 クランクジャーナル 15A,15B クランクピン 17A,17B 油通路 18A,18B 面取り部 19 面取り用ドリル 20 油通路用ドリル 21A,21B 上部開口 22 下部開口
Claims (1)
- 【請求項1】 クランクピンの表面に面取り部を形成す
る面取り工程と、 前記面取り工程を実施した後に前記クランクピンの軸方
向に対し傾斜した方向に上記面取り部よりドリル穴あけ
加工を行い油通路を形成する穴あけ工程とを有し、 クランクジャーナルと前記クランクピンとの離間距離が
異なる異種のクランクシャフトに対し夫々油通路を形成
するクランクシャフトの製造方法であって、 前記面取り工程では、後に実施される異種のクランクシ
ャフトに対する穴あけ工程各々において形成される油通
路の開口が自身内に位置しうる面積を有する面取り部を
形成し、 かつ、前記穴あけ工程では、前記異種のクランクシャフ
トの夫々に対し、前記面取り部より同一の傾斜角をもっ
てドリル穴あけ加工を行なうことを特徴とするクランク
シャフトの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27099596A JPH10122228A (ja) | 1996-10-14 | 1996-10-14 | クランクシャフトの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27099596A JPH10122228A (ja) | 1996-10-14 | 1996-10-14 | クランクシャフトの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10122228A true JPH10122228A (ja) | 1998-05-12 |
Family
ID=17493942
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27099596A Pending JPH10122228A (ja) | 1996-10-14 | 1996-10-14 | クランクシャフトの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10122228A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102189418A (zh) * | 2010-03-12 | 2011-09-21 | 苏州宝联重工股份有限公司 | 一种vod氧枪喷头的工装夹具 |
| CN103028915A (zh) * | 2012-12-31 | 2013-04-10 | 南车株洲电机有限公司 | 一种牵引电机转轴斜油孔的加工方法及辅助加工装置 |
| WO2015180925A3 (de) * | 2014-05-27 | 2016-01-21 | Thyssenkrupp Presta Teccenter Ag | Verstellbare nockenwelle mit verbesserter ölübergabe zwischen innenwelle und aussenwelle |
| CN109530753A (zh) * | 2019-01-21 | 2019-03-29 | 天津普天单向器有限公司 | 一种倒角加工组合装置及使用方法 |
| CN110744090A (zh) * | 2019-10-24 | 2020-02-04 | 河南华洋发动机制造股份有限公司 | 一种曲轴用钻斜油孔装置 |
-
1996
- 1996-10-14 JP JP27099596A patent/JPH10122228A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102189418A (zh) * | 2010-03-12 | 2011-09-21 | 苏州宝联重工股份有限公司 | 一种vod氧枪喷头的工装夹具 |
| CN103028915A (zh) * | 2012-12-31 | 2013-04-10 | 南车株洲电机有限公司 | 一种牵引电机转轴斜油孔的加工方法及辅助加工装置 |
| WO2015180925A3 (de) * | 2014-05-27 | 2016-01-21 | Thyssenkrupp Presta Teccenter Ag | Verstellbare nockenwelle mit verbesserter ölübergabe zwischen innenwelle und aussenwelle |
| US10208632B2 (en) | 2014-05-27 | 2019-02-19 | Thyssenkrupp Presta Teccenter Ag | Variable valve timing camshaft with improved oil transfer between inner and outer shafts |
| CN109530753A (zh) * | 2019-01-21 | 2019-03-29 | 天津普天单向器有限公司 | 一种倒角加工组合装置及使用方法 |
| CN109530753B (zh) * | 2019-01-21 | 2023-08-29 | 天津普天单向器有限公司 | 一种倒角加工组合装置及使用方法 |
| CN110744090A (zh) * | 2019-10-24 | 2020-02-04 | 河南华洋发动机制造股份有限公司 | 一种曲轴用钻斜油孔装置 |
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