JPH10122430A - バイパス治具および同治具を用いたバイパス工法 - Google Patents

バイパス治具および同治具を用いたバイパス工法

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JPH10122430A
JPH10122430A JP8279267A JP27926796A JPH10122430A JP H10122430 A JPH10122430 A JP H10122430A JP 8279267 A JP8279267 A JP 8279267A JP 27926796 A JP27926796 A JP 27926796A JP H10122430 A JPH10122430 A JP H10122430A
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JP
Japan
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bypass
pipe
synthetic resin
gas bag
jig
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JP8279267A
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Tetsuo Ishikawa
哲夫 石川
Hiroshi Shimizu
博 清水
Junichi Kuratani
純一 倉谷
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料ガス等を供給するための合成樹脂管の特
定箇所の上流箇所から下流箇所にわたるバイパスを形成
する技術に関して、費用が比較的安く、手間も比較的か
かり難いバイパス工法と、これを可能にするバイパス治
具を提供する。 【解決手段】 合成樹脂管300に熱融着された合成樹
脂製のサドル継手100に連通接続可能な連通接続部を
備えた筒状体11を設け、バイパス管200を接続可能
な分岐接続部を筒状体11の長手方向の中間位置に形成
し、サドル継手100との連通状態を遮断可能な開閉シ
ャッタ部14を分岐接続部と連通接続部の間に設け、合
成樹脂管300の管壁に貫通孔を穿孔可能な穿孔治具3
0と、膨張前のガスバッグを貫通孔から合成樹脂管の軸
芯に沿って同合成樹脂管の内方に案内可能なガスバッグ
挿入管40とを、択一的に、気密状態に挿入可能な開口
部を備えていることを特徴構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂管を作業
対象としたバイパス治具およびバイパス工法に関し、よ
り具体的には、燃料ガス等を供給するための合成樹脂管
の特定箇所(これは実質的に前記合成樹脂管上の補修必
要箇所等を指す)を挟んだ上流箇所から下流箇所にわた
るバイパスを形成するためのバイパス治具およびバイパ
ス工法に関する(ここで、バイパスを形成する主な目的
は前記合成樹脂管内の燃料ガスの流通、すなわち、燃料
ガスの供給を継続したままで前記特定箇所の作業を行う
ためである)。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のバイパス形成技術として
は、バイパス管を取り付けるための一対の第1サドル継
手と、合成樹脂管内における燃料ガス等の流通を前記一
対の第1サドル継手よりも前記所定箇所側で遮断するた
めの別の一対の第2サドル継手という合計4個の合成樹
脂製のサドル継手を前記合成樹脂管の外周に熱融着する
方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の方法で
は、比較的に高価な合成樹脂製のサドル継手を最低でも
4個必要とし、しかも、これら4個のサドル継手を熱融
着した全ての箇所において合成樹脂管の管壁にホールソ
ーで穿孔する必要があるために、バイパスを形成するた
めの工法全体にかかる費用が高く、その工程も手間が掛
かり改善の余地があった。本発明の目的は、上に例示し
た従来方法に見られる上記欠点に鑑み、工法全体に掛か
る費用が比較的安く、バイパスを形成するための工程も
比較的に手間が掛からないバイパス工法、及び同バイパ
ス工法に必要なバイパス治具を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るバイパス治具は、合成樹脂製のサドル継
手100に連通接続可能な連通接続部を備えた筒状体1
1を有し、バイパス管200を接続可能な分岐接続部1
7を前記筒状体11の長手方向の中間位置に形成し、前
記サドル継手100との連通状態を遮断可能な開閉シャ
ッタ部14を前記分岐接続部17と前記連通接続部の間
に設け、前記サドル継手100を合成樹脂管300に熱
融着した状態において、前記合成樹脂管300の管壁に
貫通孔を穿孔可能な穿孔治具30と、未だ膨張していな
いガスバッグ62を前記貫通孔から前記合成樹脂管30
0の軸芯に沿って同合成樹脂管300の内方に案内可能
なガスバッグ挿入管40とを、択一的に、気密状態に挿
入可能な開口部11dを備えていることを特徴構成とし
ている。
【0005】〔発明の効果〕上記の特徴構成のために、
本発明に係るバイパス治具では、合成樹脂管の外周部位
に熱融着された合成樹脂製のサドル継手にバイパス治具
を連通接続しておけば、このバイパス治具に対してバイ
パス管の取り付けが可能で、しかも、このバイパス管の
取り付けられた同じバイパス治具を介して前記合成樹脂
管内へのガスバッグの挿入が可能であるので、合成樹脂
管の所定箇所の上流箇所から下流箇所にわたるバイパス
を形成するに当たって、前記上流箇所と下流箇所に各々
1個のサドル継手を熱融着すれば済む。したがって、必
要な合成樹脂製のサドル継手は高々2個であり、しか
も、ホールソーによる合成樹脂管の管壁に対する穿孔作
業もこれら2個のサドル継手を熱融着した2箇所で行え
ば良いので、バイパスを形成するための工法全体に要す
る費用が比較的安く済み、工法中で必要な作業工程も比
較的に手間が掛からないという特有の効果が生じる。ま
た、サドル継手との連通状態を遮断可能な開閉シャッタ
部を分岐接続部と連通接続部の間に設けているので、穿
孔後のホールソーの撤去、ガスバッグ挿入管の接続およ
び撤去等の工程を、合成樹脂管からの燃料ガス漏洩を原
則的に阻止した状態で実施できるので都合が良い。
【0006】また、上記構成に加えて、請求項2の発明
のように、前記膨張前状態のガスバッグ62の前端部6
3が前記貫通孔を通過して、前記合成樹脂管300内に
進入した後に、前記前端部63を前記合成樹脂管300
の所定の軸芯方向に案内する案内部53を前記ガスバッ
グ挿入管40に設けて実施するのが好ましい。このよう
な形態で実施すると、前記貫通孔を通過する付近では前
記合成樹脂管の軸芯に対して直角に進入しているガスバ
ッグの前端部を最終的な前記合成樹脂管の内方における
前記合成樹脂管の軸芯に沿った姿勢にまで円滑に案内す
ることができ、結果的に、ガスバッグの挿入が能率良く
確実に実施され、さらに都合が良い。また、さらに、前
記案内部の材質と形状を滑らかなものにしておくと、ガ
スバッグをピアノ線などで案内する従来の構造などに比
してガスバッグの損傷をより確実に防ぐことができて更
に都合が良い。また、ガスバッグ挿入管には前記案内部
が設けられているので、この形態に加えて、案内部の向
きをガスバッグ挿入管に対して一定とし、且つ、ガスバ
ッグ挿入管をサドル継手に接続した状態で案内部がどの
方向を向いているかがバイパス治具の外側から判断でき
るような形態で実施すれば、ガスバッグを所期の方向に
(現実的には、サドル継手から合成樹脂管内の上流側
に、或いは下流側にのいずれかが予め選択されている筈
である)確実に案内することができて更に都合が良い。
【0007】本発明に係る前記バイパス治具を用いてバ
イパスを形成するに際しては、下記に示された、より具
体的な各工程に沿って実施すれば、前記バイパス治具の
有する利点を充分に発揮させることができて、結果とし
て確実なバイパス形成操作をより能率的に行うことがで
きて更に都合が良い。 〈1〉前記上流箇所と下流箇所の各々で、前記合成樹脂
管300の外周に合成樹脂製のサドル継手100,10
0を熱融着する、〈2〉熱融着された一対の前記サドル
継手100,100の各々に、請求項1に記載のバイパ
ス治具10,10を前記連通接続部を介して接続する、
〈3〉前記各バイパス治具10,10の前記分岐接続部
同士をバイパス管200で連通接続する、〈4〉前記各
バイパス治具10,10の前記開口部11d,11dを
介して、請求項1に記載の穿孔治具30,30を気密状
態で挿入し、前記開閉シャッタ部14,14の開放状態
を確認後、前記穿孔治具30,30で前記合成樹脂管3
00の管壁に貫通孔を穿孔する、〈5〉前記開閉シャッ
タ部14,14の閉鎖状態を確認後、前記穿孔治具3
0,30を前記バイパス治具10,10から撤去する、
〈6〉前記各バイパス治具10,10の前記開口部11
d,11dに、請求項1に記載のガスバッグ挿入管4
0,40を気密状態で所定箇所側を向くように挿入す
る。〈7〉前記開閉シャッタ部14,14を前記上流側
から先に開放して前記バイパス管200内をエアパージ
後、前記上流と下流の間で前記バイパス管200を介し
て連通せしめる、〈8〉前記ガスバッグ挿入管40,4
0に取付けられた未だ膨張していない前記ガスバッグ6
2,62を前記貫通孔を介して前記合成樹脂管300内
に挿入する。〈9〉前記各ガスバッグ62,62を膨張
させて前記合成樹脂管300内を遮断後、前記所定箇所
の工事を行う、〈10〉前記工事終了後、前記ガスバッ
グ挿入管40,40を前記ガスバッグ62,62と共に
前記貫通孔から引退させて前記開閉シャッタ部14を閉
鎖し、前記ガスバッグ挿入管40,40を前記ガスバッ
グ62,62と共に前記バイパス治具10,10から撤
去後、遮断栓を挿入する。〈11〉前記バイパス治具1
0,10を前記サドル継手100,100から取り外
し、前記サドル継手100,100を気密状態で遮断す
る。
【0008】尚、上記特徴構成の記載において、図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。
【0009】
【発明の実施の形態】ここでは、本発明に係るバイパス
治具10、および同バイパス治具10を用いたパイパス
工法の一実施形態を、ポリエチレン管300(合成樹脂
管の一例)上の特定箇所Xを前記ポリエチレン管300
によるガス供給を停止することなく補修する作業に則し
て解説する。この補修作業では、特定箇所Xの上流箇所
と下流箇所の間を連通接続するバイパス管200によっ
て(燃料ガスの)バイパス経路を確保した後で、前記上
流箇所と下流箇所の間のガス流通を遮断して、ポリエチ
レン管300の特定箇所Xを含む部分を新しいものに取
り替えるという操作を行い、バイパス治具10を用い
て、例えば次の工程に沿って行われる。 〔1〕ポリエチレン管300上の特定箇所Xを基準に適
宜選択した上流箇所Aと下流箇所Bの2箇所において、
同ポリエチレン管300の外壁をスクレーパ等で研削す
ることによってポリエチレンの新鮮な組織を露出させ
る。
【0010】〔2〕前記研削済みの上流箇所Aと下流箇
所B(以降、単にA地点、B地点と称する)にて、ポリ
エチレン管300の外壁の上部にポリエチレン(合成樹
脂の一例)製のサドル継手100,100を熱融着する
(図1を参照。図1で矢印は燃料ガスの流れる方向を示
す)。具体的には、サドル継手100のサドル部101
(サドル部101はポリエチレン管300の外周面の曲
率とマッチした内面形状を備えている)をポリエチレン
管300に押し付けた状態で、サドル部101上に突設
された一対の端子105,105間に所定の電流を流す
と、サドル部101内に埋設された発熱体(図示され
ず)にジュール熱が発生して、前記発熱体の近傍に当た
るサドル部101とポリエチレン管300の双方のポリ
エチレンの組織が高温で溶融状態となって両部材同士が
融着され、気密状態を伴った一体化が得られる(図2を
参照)。 〔3〕AB両地点にて、熱融着されたサドル継手10
0,100の各サドル部101,101から上方に延び
た枝管102,102のオネジ部104,104の各々
に、先ず、第1取り付け金具12および第2取り付け金
具13を固定し、この第2取り付け金具13にバイパス
治具10のシャッター部14を組み付ける。第1取り付
け金具12は内面にメネジ部を持った環状の部材である
ので、このメネジ部をサドル継手100のオネジ部10
4に螺着する。次に、やはり内面にメネジを持った第2
取り付け金具13を枝管102のオネジ部104に螺着
し、既に取り付けられている第1取り付け金具12と接
当するまで螺進させて(図3を参照)、今度は、第1取
り付け金具12の共回りを防ぎながら更に第2取り付け
金具13を回動させることによって、第2取り付け金具
13を第1取り付け金具12に強く押し付ける。この押
し付け操作によって、サドル継手100のオネジ部10
4、第1取り付け金具12、及び第2取り付け金具13
の各メネジ部という3部材の間に所謂ダブルナット効果
が生じる。すなわち、第1取り付け金具12と第2取り
付け金具13の少なくとも一方とオネジ部104の間に
充分な静止摩擦力が生じて、これら両部材のオネジ部1
04に対する回転が阻止される。また、このようにサド
ル継手100に対してダブルナット効果によって固定さ
れた状態では、第2取り付け金具13上の一対の切り込
み13a,13aおよび一対のボルト13b,13bが
必ずポリエチレン管300の長手方向と直行するような
配置に設置されるように構成されている(図2と図3を
参照)。
【0011】次に、以上のようにサドル継手100に固
定された第2取り付け金具13上に、シャッター部14
を取り付ける(図3、図5および図6を参照)。シャッ
ター部14は、図5に示すように、スライド式のシャッ
ターを内蔵し、開口部14cを備えた長円形のシャッタ
ー本体14aと、シャッター本体14aからシャッター
本体14aの長手方向と直角に突出した一対のフランジ
14b,14bを持っているので、開口部14cを第2
取り付け金具13の開口部13dと芯合わせした上で、
シャッター部14を開口部14cの軸芯回りで回動し
て、一対のフランジ14b,14bに設けられた湾状の
切り込み内に第2取り付け金具13のボルト13b,1
3bを進入させ、ボルト13b,13bに螺着されてい
る蝶ナット13cを螺進させてシャッター部14を第2
取り付け金具13に固定する。 〔4〕AB両地点にて、シャッター部14にバイパス治
具10のケーシング部11(連通接続部を備えた筒状体
の一例であるが、ここでは、連通接続部は実質的に第1
取り付け金具12と第2取り付け金具13を指す)を連
通接続する(図3、図4および図6を参照。ここで、図
6−イは一部破断正面図であり、図6−ロはポリエチレ
ン管300の軸芯方向から見た一部破断側面図であ
る)。この時、シャッター部14の上面から上向きに突
出している3本の六角穴付きボルト14dを、ケーシン
グ部11の下部に設けられた円板状のフランジ部11a
に形成されている3つの貫通穴11b内に挿入した上
で、ケーシング部11をその上端に形成されている開口
部11dの軸芯回りで回動させて3本の六角穴付きボル
ト14dを各貫通穴11bの小径側端部に追い込んで、
更に3本の六角穴付きボルト14dを締め付ければ、ケ
ーシング部11はシャッター部14に固定される。 〔5〕AB両地点にて、一本のフレキシブル管200
(バイパス管の一例)の両端の各々を、ケーシング部1
1の一側面に形成されている分岐接続部17,17に接
続することで、二つのケーシング部11同士を連通接続
する(図7を参照)。
【0012】〔6〕A地点にて、バイパス治具のケーシ
ング部11の開口部11dに、図11に示す穿孔治具3
0を気密状態で挿入する(図8を参照)。この時、先
ず、A地点のシャッター部14を開放しておき(図5に
示すように操作ロッド15をシャッター本体14aから
最後まで引き出す)、次に、穿孔治具30のホールソー
38側をケーシング部11の開口部11dから挿入し、
ケーシング部11の上端面から上方に突出している六角
穴付きボルト11c,11cを、穿孔治具30の取り付
け部材31のフランジ部32に形成されている貫通孔3
2a,32aに通し、取り付け部材31を軸芯回りに回
動し、六角穴付きボルト11c,11cをフランジ部3
2に対して締め付ければ、穿孔治具30はケーシング部
11に固定される。尚、取り付け部材31の下部には、
取り付け部材31と操作ロッド34の間に位置すること
によって、両部材の間を気密状態に保つことのできるリ
ング状のシール部材32bが嵌着されている。そして、
ホールソー38をボールベアリング等を介して相対回転
自在に支持しているガイド部材37に固着されている操
作ロッド34を取り付け部材31に対して押し下げて行
き、操作ロッド34の上方に形成されているオネジ部3
5を取り付け部材31の上端部のメネジ部33に螺着す
ることによって、穿孔治具30をバイパス治具のケーシ
ング部11の開口部11dに気密状態に挿入する工程が
完了する(図9を参照)。 〔7〕B地点にて、バイパス治具10の開口部11d
を、図12に示す閉止フランジ70で気密状に閉止し
(図8と図10を参照)、さらにバイパス治具のシャッ
ター部14を開放する(操作ロッド15をシャッター本
体14aから最後まで引き出す)。閉止フランジ70の
ボス部72の円周上には、弾性Oリング73が係止され
ており、このボス部72側を開口部11d内に挿入し、
ケーシング部11の六角穴付きボルト11c,11c
を、閉止栓70のフランジ部71に形成されている貫通
孔74,74に挿入して閉止栓70を回動し、六角穴付
きボルト11c,11cをフランジ部71に対して締め
付ければ、閉止栓70は弾性Oリング73の機能によっ
て、開口部11dを気密状に閉鎖することができる。こ
の後、継手融着部とバイパス配管部について、気密試験
を実施して、気密状態を確認しておく。
【0013】〔8〕A地点にて、前記開閉シャッタ部1
4の開放状態を確認後、操作ロッド34の上端に設けら
れた断面六角形の被操作部36をレンチ等で回動操作す
ることによって、ホールソー38の先端に形成された刃
先をポリエチレン管300に押し付けて、ポリエチレン
管300の上側の管壁に貫通孔を穿孔する(図9を参
照)。ホールソー38は操作ロッド34に対して相対回
転自在に支持されているので、操作ロッド34の回転は
ホールソー38に直接伝達されることはなく、ホールソ
ー38はポリエチレン管300の管壁を押し切りを主体
とした穿孔形態で穿孔する。図4に示されるように、ケ
ーシング部11の一側面の一部は、ケーシング部11内
の様子を透視できるように、透明の監視窓11eが気密
状態に嵌め込まれているので、前記穿孔はこの監視窓1
1eを通して監視しながら行うことができる。
〔9〕A地点にて、ホールソー38を穿孔した貫通孔か
ら抜き出し、前記開閉シャッタ部14を閉鎖した(操作
ロッド15をシャッター本体14a内に押し入れる)
後、穿孔治具30の全体をケーシング部11から撤去す
る。
【0014】〔10〕A地点にて、バイパス治具のケー
シング部11の開口部11dに、図14−イに示された
ガスバッグ挿入管40を気密状態に挿入する(図13を
参照)。この時、先ず、ガスバッグ挿入管40の本体4
8を取り付け部材41から上方に引き出す(本体48に
固定されているリミッタ51が取り付け部材41の上部
リミット47と接当するまで引き出す)。さらに、ガス
バッグ挿入管40の、先端に行くほど取り付け部材41
の軸芯に対して横向きに偏心している湾曲した案内部5
3からガスバッグ62が突出していない状態になるま
で、ガスバッグ挿入管40の本体48からもガスバッグ
操作管57を引き出しておく。以上の準備が整ったら、
案内部53側をケーシング部11の開口部11dに挿入
し、ケーシング部11の上端面から上方に突出している
六角穴付きボルト11c,11cを、ガスバッグ挿入管
40の取り付け部材41のフランジ部42に形成されて
いる貫通孔42a,42aに通し、取り付け部材41を
軸芯回りに回動し、六角穴付きボルト11c,11cを
フランジ部42に対して締め付ければ、ガスバッグ挿入
管40がケーシング部11に固定される。尚、特定箇所
Xにおける作業をポリエチレン管300内のガス流通を
停止せず、しかもポリエチレン管300切断時のガス漏
洩を最小限に食い止めた状態で実施するためには、ガス
バッグ挿入管40の前記挿入時には、湾曲案内部53が
ポリエチレン管300上の特定箇所X側を向くように挿
入する必要があるが、湾曲案内部53の向きとリミッタ
51から径方向外向きに突出した突起51aとは常に一
致するように構成されているので、この突起51aの向
きを基準に挿入すれば良い。したがって、湾曲した案内
部53の向きは、ガスバッグ挿入管40をケーシング部
11の開口部11dに挿入後でも確認出来ることにな
る。固定が終了したらガスバッグ操作管57のゲージ管
64に設けられたバルブ65の閉鎖状態を確認してお
く。尚、ガスバッグ操作管57のゲージ管64の遊端6
7側には圧搾空気を供給するポンプ(図示されず)に接
続されており、さらに、ゲージ管64のゲージ部とバル
ブ65の間には、手動大気開放用ホースコック66が設
けられている。
【0015】〔11〕B地点にて、バイパス治具のケー
シング部11の開口部11dから閉止栓70を撤去し、
ここに穿孔治具30を気密状態で挿入する(図13、お
よびA地点の解説で用いた図9を参照)。この時の作業
内容は、前述した〔6〕の工程のそれに準じる。 〔12〕B地点側のバイパス治具のホースコック18を
開放した状態で、A地点側のバイパス治具の開閉シャッ
タ部14を徐々に開放することによって、フレキシブル
管200内に存在するエアをB地点側のホースコック1
8から追い出す(エアパージ)。 〔13〕A地点のバイパス治具の開閉シャッタ部14を
再び閉鎖し、B地点の開閉シャッタ部14を開放する。 〔14〕B地点にて、開閉シャッタ部14の開放状態を
確認後、ホールソー38でポリエチレン管300の上側
の管壁に貫通孔を穿孔する(図9を参照)。作業内容は
〔8〕の工程のものに準じる。 〔15〕B地点にて、穿孔治具30をケーシング部11
から撤去する。作業内容は
〔9〕の工程のものに準じ
る。 〔16〕B地点にて、バイパス治具10の開口部11d
にガスバッグ挿入管40を気密状態に挿入する(A地点
の解説で用いた図13を参照)。 〔17〕B地点側のバイパス治具10のホースコック1
8を開放した状態で、A地点のバイパス治具の開閉シャ
ッタ部14を再び徐々に開放することによって、フレキ
シブル管200内に在るエアをB地点側のホースコック
18から追い出す(二度目のエアパージ)。
【0016】〔18〕B地点側のバイパス治具10の開
閉シャッタ部14を徐々に開放することによって、バイ
パスを開通させる(この時、図14−ロに示すように、
ガスバッグ挿入管40の直管部52がサドル継手100
内におけるガスの流通を妨げないように、直管部52の
内径はガスバッグ62とガスバッグ操作管57を連通接
続するためのフレキシブル管61の外径よりも充分に大
きく設定されており、しかも、直管部52には直管部5
2の管外と管内の間におけるガスの流通を促すための貫
通孔54が複数形成されている)。引き続き、燃料ガス
の供給圧力が基準値を上回っていることをホースコック
18にて確認する。 〔19〕A地点にて、ケーシング部11の開口部11d
に挿入されているガスバッグ挿入管40の湾曲した案内
部53が特定箇所X側を向いていることを確認の後、ガ
スバッグ62を前記貫通孔を通してポリエチレン管30
0の内方に挿入する(図16を参照)。これには、第1
段階として、先ず、ガスバッグ挿入管40の本体48を
取り付け部材41に対して、本体48のリミッタ51が
取り付け部材41の下部リミット46と接当するまで押
し込み、次に、第2段階として、ガスバッグ操作管57
をガスバッグ挿入管40の本体48内に、ガスバッグ操
作管57側のストッパ58が本体48の上端に接当する
まで、押し込めば良い。この操作によって、湾曲した案
内部53は、ガスバッグ62の前端部63を、これがポ
リエチレン管300の内部に進入した後に、ポリエチレ
ン管300の所定の軸芯方向(すなわち特定箇所X向
き)で、且つ、ポリエチレン管300内の適切な位置ま
で案内することができる。したがって、湾曲した案内部
53の内面は、その目的で、円滑な形状および表面状態
を備えるように形成されており、また、ガスバッグ62
の前端部63も、湾曲した案内部53の内面上をスムー
スに摺動できるように、ポリエチレン製など柔軟性のあ
る材質で、しかも、半球状の円滑な外形を有するように
構成されている。最後に、本体48の上端に設けられた
締め付けリング56を回動操作することによってガスバ
ッグ操作管57の本体48に対する相対移動を防止して
おく。 〔20〕ガスバッグ操作管57のゲージ管64の先端に
設けられたバルブ65の開放を確認して、ガスバッグ操
作管57に連結されたエア供給源からガスバッグ62に
エアを導入してガスバッグ62を膨張させる(図16の
二点鎖線を参照)。ガスバッグ62内の圧力を、ゲージ
管64に設けられた圧力計によって規定圧力にする。そ
の後、供給圧力の確認(A,B両地点にて)を行う。
【0017】〔21〕B地点にて、A地点と同様に、ケ
ーシング部11の開口部11dに挿入されているガスバ
ッグ挿入管40の湾曲した案内部53の向きを確認の
後、ガスバッグ62を前記貫通孔を通してポリエチレン
管300の内方に挿入し、引き続き、ガスバッグ62を
膨張させる。 〔22〕AB両地点にて、ガスバッグ62よりも所定箇
所X寄りの各位置で、ポリエチレン管300を切断し、
ポリエチレン管300の所定箇所Xを含む部分301を
除去する(図16を参照)。 〔23〕前記除去されたポリエチレン管300部分と同
じ長さの新しいポリエチレン管302を一対のポリエチ
レン製のソケット400,400で接合する。ソケット
400内に埋設された発熱体に通電することでジュール
熱を発生させ、ソケット400を、ポリエチレン管30
0の残された端部およびポリエチレン管302の各端部
と気密状態に熱融着させる(図17を参照)。 〔24〕ポリエチレン管302にサドル継手110を熱
融着後、サドル継手110からポリエチレン管302の
上側の管壁にタッピングツール500で貫通孔を穿孔
し、ここに放出管600を設置して、A地点側でゲージ
管64のバルブ65(図14−イに示されている)を操
作して、ガスバッグ62内のエアを一部大気中に逃がし
てガスバッグ62の体積を若干縮めることによってエア
ーパージを行った後、A地点側のガスバッグ62の内圧
を再度規定圧力まで高め、今度はB地点側のガスバッグ
62を若干縮めることによって、新しいポリエチレン管
302内のエアパージを行う(図17を参照)。
【0018】〔25〕AB両地点にて、ガスバッグ62
を再び徐々に縮めてポリエチレン管302内にガスを流
通させ、引き続き、ガスバッグ62を、ガスバッグ挿入
管40の湾曲した案内部53の上部にある直管部52内
に回収する(この回収時にガスバッグ62が直管部52
の下端部55の縁部と擦れて損傷しないように、下端部
55は、図14−ロに示すように、滑らかに拡径されて
いる)。さらに、本体48のリミッタ51が取り付け部
材41の上部リミット47と接当するまで、ガスバッグ
挿入管40の本体48を取り付け部材41から上方に引
き出すことによって、湾曲した案内部53を開閉シャッ
タ部14の上方まで上昇させる。 〔26〕AB両地点にて、バイパス治具10,10の開
閉シャッタ部14,14を徐々に閉鎖し、A地点にて、
バイパス治具10の開口部11dからガスバッグ挿入管
40を撤去し、代わりに、シールプラグ80を取り付け
たシールプラグ挿入治具(図示せず)を開口部11dに
気密状態に接続する。 〔27〕先ずA地点、次にB地点の順番で、開閉シャッ
タ部14を徐々に開放し、前記シールプラグ挿入治具に
てシールプラグ80,80をサドル継手100,100
に挿入してサドル継手100,100を遮断し、開閉シ
ャッタ部14.14を閉鎖し、前記シールプラグ挿入治
具を撤去する。 〔28〕AB両地点にて、サドル継手100,100か
らバイパス治具の各一式(開閉シャッタ部14およびケ
ーシング部11を含む)を撤去し、ポリエチレン管30
2上のサドル継手110から放出管600を撤去する。 〔29〕シールプラグ挿入治具にて新たなシールプラグ
80をサドル継手110に挿入してサドル継手110を
遮断し、AB両地点のサドル継手100,100、およ
び110に各々バイパスキャップ90,90,95を取
り付ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバイパス工法の一工程を示す概略
の正面図
【図2】本発明に係るバイパス工法の一工程を示す概略
の斜視図
【図3】本発明に係るバイパス工法の一工程を示す概略
の正面図
【図4】本発明に係るバイパス治具の一部の概略斜視図
【図5】本発明に係るバイパス治具の一部の概略平面図
【図6】本発明に係るバイパス工法の一工程を示す一部
破断した概略図
【図7】本発明に係るバイパス工法の一工程を示す概略
の正面図
【図8】本発明に係るバイパス工法の一工程を示す概略
の正面図
【図9】本発明に係るバイパス工法の一工程を示す一部
破断した概略正面図
【図10】本発明に係るバイパス工法の一工程を示す一
部破断した概略正面図
【図11】本発明に係るバイパス治具の一部の概略の正
面図
【図12】本発明に係るバイパス治具の一部の概略の斜
視図
【図13】本発明に係るバイパス工法の一工程を示す概
略の正面図
【図14】本発明に係るバイパス治具の一部の概略図
【図15】本発明に係るバイパス工法の一工程を示す概
略の正面図
【図16】本発明に係るバイパス工法の一工程を示す一
部破断した概略の正面図
【図17】本発明に係るバイパス工法の一工程を示す一
部破断した概略の正面図
【図18】本発明に係るバイパス工法の一工程を示す概
略の正面図
【符号の説明】
11 筒状体 13 第2取り付け金具 14 シャッター部 40 ガスバッグ挿入管 53 案内部 62 ガスバッグ 100 サドル継手 200 バイパス管 300 ポリエチレン管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製のサドル継手に連通接続可能
    な連通接続部を備えた筒状体を有し、バイパス管を接続
    可能な分岐接続部を前記筒状体の長手方向の中間位置に
    形成し、前記サドル継手との連通状態を遮断可能な開閉
    シャッタ部を前記分岐接続部と前記連通接続部の間に設
    け、前記サドル継手を合成樹脂管に熱融着した状態で、
    前記合成樹脂管の管壁に貫通孔を穿孔可能な穿孔治具
    と、未だ膨張していないガスバッグを前記貫通孔から前
    記合成樹脂管の軸芯に沿って同合成樹脂管の内方に案内
    することの可能なガスバッグ挿入管とを、択一的に、気
    密状態に挿入可能な開口部を備えたバイパス治具。
  2. 【請求項2】 前記ガスバッグの前端部が前記貫通孔を
    通過して、前記合成樹脂管内に進入した後に、前記前端
    部を前記合成樹脂管の所定の軸芯方向に案内する案内部
    を前記ガスバッグ挿入管に設けている請求項1に記載の
    バイパス治具。
  3. 【請求項3】 合成樹脂管の所定箇所の上流箇所から下
    流箇所にわたるバイパスを形成するバイパス工法であっ
    て、下記の各工程を備えてなるもの、 〈1〉前記上流箇所と下流箇所の各々で、前記合成樹脂
    管の外周に合成樹脂製のサドル継手を熱融着する、 〈2〉熱融着された一対の前記サドル継手の各々に、請
    求項1に記載のバイパス治具を前記連通接続部を介して
    接続する、 〈3〉前記各バイパス治具の前記分岐接続部同士をバイ
    パス管で連通接続する、 〈4〉前記各バイパス治具の前記筒状体の開口部を介し
    て、請求項1に記載の穿孔治具を気密状態で挿入し、前
    記開閉シャッタ部の開放状態を確認後、前記穿孔治具で
    前記合成樹脂管の管壁に貫通孔を穿孔する、 〈5〉前記開閉シャッタ部の閉鎖状態を確認後、前記穿
    孔治具を前記バイパス治具から撤去する、 〈6〉前記各バイパス治具の前記開口部に、請求項1に
    記載のガスバッグ挿入管を気密状態で挿入する、 〈7〉前記開閉シャッタ部を前記上流側から先に開放し
    て前記バイパス管内をエアパージ後、前記上流と下流の
    間を前記バイパス管を介して連通せしめる、 〈8〉前記ガスバッグ挿入管に取付けられた未だ膨張し
    ていない前記ガスバッグを前記貫通孔を介して前記合成
    樹脂管内で前記所定箇所側を向くように挿入する、 〈9〉前記各ガスバッグを膨張させて前記合成樹脂管内
    を遮断後、前記所定箇所の工事を行う、 〈10〉前記工事終了後、前記ガスバッグ挿入管を前記
    ガスバッグと共に前記貫通孔から引退させて前記開閉シ
    ャッタ部を閉鎖し、前記ガスバッグ挿入管を前記ガスバ
    ッグと共に前記バイパス治具から撤去する、 〈11〉前記バイパス治具を前記サドル継手から取り外
    し、前記サドル継手を気密状態で閉鎖する。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002213645A (ja) * 2001-01-24 2002-07-31 Osaka Gas Co Ltd 仮設管の設置方法
JP2005180477A (ja) * 2003-12-16 2005-07-07 Osaka Gas Co Ltd バイパス管接続用アダプタとその使用方法
KR100943843B1 (ko) 2009-06-22 2010-02-24 한울컨설턴트(주) 부단수 차단 공법

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