JPH10124124A - 数値制御装置における加工プログラムの描画方法及び描画機能を備えた数値制御装置 - Google Patents

数値制御装置における加工プログラムの描画方法及び描画機能を備えた数値制御装置

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JPH10124124A
JPH10124124A JP28055996A JP28055996A JPH10124124A JP H10124124 A JPH10124124 A JP H10124124A JP 28055996 A JP28055996 A JP 28055996A JP 28055996 A JP28055996 A JP 28055996A JP H10124124 A JPH10124124 A JP H10124124A
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machining
speed
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JP28055996A
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Katsuji Tanabe
辺 勝 次 田
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Hitachi Seiki Co Ltd
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Hitachi Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】工具の移動軌跡がオペレータの所望する任意な
速度に変更可能で、しかも高速で描画しても工具軌跡が
明瞭に分かりやすく描かれるようにする。 【解決手段】有効の選択がされたとき、加工プログラム
にプログラムされたMコード・Sコード・Tコードの出
力を禁止するMST出力禁止手段14と、加工プログラ
ムの内容、工具軌跡等を表示する表示手段24と、サー
ボ制御部5より読み取った座標値データに従って、表示
手段の描画点表示処理の制御を行う表示制御部25と、
マシンロック機能手段、ドライラン機能手段及びMST
出力禁止手段14を有効とする加工前描画モード中処理
部17とを備えた数値制御装置であって、加工前描画モ
ードが選択され、かつ指定された加工プログラムを順次
読み出して実行させる際、マシンロック機能手段とMS
T出力禁止手段14により、前記数値制御工作機械の各
可動部位を可動させずに、前記ドライラン機能手段のド
ライラン速度変更手段15で選択されたドライラン速度
で表示手段24に工具軌跡の描画を行う描画機能を備え
た数値制御装置1とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、数値制御工作機
械で実行される加工プログラムを、加工等を行う事前
(以下、加工前と記載)にチェックするために工具軌跡
を描画する数値制御装置における加工プログラムの描画
方法および描画機能を備えた数値制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】作成された加工プログラムを、CRT
(表示手段)に工具軌跡を描画してプログラムチェック
等を行う描画機能を備えた数値制御(以下、NCと記
載)装置がある。図5は、この描画機能を備えたNC装
置のブロック図である。従来の加工プログラムの描画方
法としては、加工プログラムの実行による加工に同期し
て工具軌跡を描画する同期描画方法と、現在加工してい
る工作物と異なる工作物の加工プログラムをバックグラ
ンドで実行して工具軌跡を描画する裏描画方法の2種類
がある。
【0003】図5(a)は、同期描画機能を備えたNC
装置のブロック図である。32は加工プログラムを解釈
する加工プログラム解釈部、33は、自動運転モード時
に、加工プログラム解釈部32で解釈された加工プログ
ラムの各ブロックを実行処理させるための自動運転ブロ
ック処理部であり、各ブロックの指令に移動指令が含ま
れている場合にはサーボ制御部34に移動指令データを
送出し、Mコード、Sコード、Tコード等が含まれてい
る場合には、図示しないプログラマブルコントローラ
(PC)等に各指令データを送出したりする。34は自
動運転ブロック処理部33からの送出された移動指令デ
ータによりサーボアンプ35を介してサーボモータ36
を駆動制御するサーボ制御部、37はサーボ制御部34
から位置データである座標値を読み取る座標値リード
部、38は座標値リード部37で読み取った座標値を座
標点表示処理部39に転送する座標値転送部、39は座
標値転送部38から転送された座標値に基づき座標点を
表示処理する座標点表示処理部、40は座標点表示処理
部39からの出力により座標点を描画するCRTであ
る。そして、図示せぬ操作盤、キーボードから同期描画
を指定して、加工プログラムを実行すると、加工プログ
ラムが加工プログラム解釈部32により解釈され、各種
処理が実行される。そして、工具と工作物とが相対移動
して加工を行うのに同期して、CRT40に工具軌跡が
描画される。オペレータは、その描画を見て、加工の進
行状況等を確認することができる。
【0004】また、図5(a),(b)は同期描画機能
とともにバックグランドによる裏描画機能を備えたNC
装置のブロック図であり、サーボ制御部34の代わりに
擬似的補間部44が設けられている。すなわち、サーボ
モータを駆動制御することなく、移動指令データが送出
されたときに擬似的に補間等の処理を実行し、座標値リ
ード部37′はこの座標値を読み取る。そして、フォア
グランドで工作物を加工中に、図示せぬ操作盤、キーボ
ードから裏描画を指定して、現在加工している工作物と
異なる種類の工作物の加工プログラムをバックグランド
で実行させて描画すると、加工プログラムが加工プログ
ラム解釈部32′で解釈され、各種処理が実行されて、
CRT40に工具軌跡が描画される。オペレータは、こ
の描画を見てフォアグランドで加工中に、バックグラン
ドで他の加工プログラムのチェックを行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したバ
ックグランドで行う裏描画方法では、バックグランドに
自動運転ブロック処理部等を通常の自動運転ブロック処
理部等とは別にもう一つ設ける必要があり、プログラム
メモリ、データメモリの容量を膨大に使用することにな
り、更に、バックグランドによる裏描画用プログラム作
成の開発工数も膨大にかかり、コストの上昇を招くとい
う問題点が生じた。また、異なる自動運転ブロック処理
部等を使用するために、チェックが不正確になり、一方
ではチェックOKであったものが、他方ではチェックN
Gとなってしまうおそれがまれにあった。また、同期描
画方法では、実際の移動速度に同期して描画させるの
で、描画に加工と同じ時間がかかってしまう。また、実
際の移動速度より高速に移動させるようにして描画させ
た場合には、軌跡点を表示する処理が間に合わなくなっ
て、軌跡点が抜けた表示となり描画がきれいに描けない
という問題点があった。
【0006】この発明は前述した課題を解決させるため
になされたもので、工具軌跡の描画がオペレータの所望
する任意の速度に変更可能で、しかも高速で描画しても
軌跡点が抜けることなくきれいに描画できるようにした
描画機能を備えた数値制御装置及び描画方法を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述事情に
鑑みなされたものであって、有効の選択がされたとき、
数値制御工作機械の制御軸を移動させずに、加工プログ
ラムを実行するマシンロック機能手段と、有効の選択が
されたとき、加工プログラムにプログラムされた送り速
度を無視して、手動で選択したドライラン速度に変更し
て加工プログラムを実行するドライラン機能手段と、有
効の選択がされたとき、加工プログラムにプログラムさ
れたMコード・Sコード・Tコードの出力を禁止するM
ST出力禁止手段と、加工プログラムの内容、工具軌跡
等が表示される表示手段とを有する数値制御装置であっ
て、加工前描画モードの選択がされた時、前記マシンロ
ック機能手段、前記ドライラン機能手段及びMST出力
禁止手段を有効とし、所定の加工プログラムのプログラ
ム番号を指定して実行させ、この指定された加工プログ
ラムを順次読み出して実行させる際、前記マシンロック
機能手段と前記MST出力禁止手段により、前記数値制
御工作機械の各可動部位を可動させずに、前記ドライラ
ン機能手段で選択されたドライラン速度で前記表示手段
に工具軌跡の描画を行うことを特徴とする数値制御装置
における加工プログラムの描画方法とした。また、前記
表示手段を制御する表示制御部に、サーボ制御部より読
み出した座標値データを一時的に記憶するリングバッフ
ァを設け、前記ドライラン機能手段で高速のドライラン
速度に変更した場合であっても、描画点がとんでしまう
ことなくきれいに描画が行えることを特徴とする数値制
御装置における加工プログラムの描画方法とした。ま
た、前記ドライラン機能手段のドライラン速度変更手段
で選択されたドライラン速度に乗算するパラメータデー
タを記憶するための描画ドライラン用パラメータメモリ
を設け、この描画ドライラン用パラメータメモリに設定
された前記パラメータデータを乗算した描画ドライラン
速度で前記表示手段に前記工具軌跡を描画することを特
徴とする数値制御装置における加工プログラムの描画方
法とした。
【0008】また、有効の選択がされたとき、数値制御
工作機械の制御軸を移動させずに、加工プログラムを実
行するマシンロック機能手段と、有効の選択がされたと
き、加工プログラムにプログラムされた送り速度を無視
して、手動で選択したドライラン速度に変更して加工プ
ログラムを実行するドライラン機能手段と、有効の選択
がされたとき、加工プログラムにプログラムされたMコ
ード・Sコード・Tコードの出力を禁止するMST出力
禁止手段と、加工プログラムの内容、工具軌跡等を表示
する表示手段と、サーボ制御部より読み取った座標値デ
ータに従って、前記表示手段の描画点表示処理の制御を
行う表示制御部と、加工前描画モードが選択された際、
前記マシンロック機能手段、前記ドライラン機能手段及
び前記MST出力禁止手段を有効とする加工前描画モー
ド中処理部とを備えた数値制御装置であって、加工前描
画モードが選択され、かつ指定された加工プログラムを
順次読み出して実行させる際、前記マシンロック機能手
段と前記MST出力禁止手段により、前記数値制御工作
機械の各可動部位を可動させずに、前記ドライラン機能
手段のドライラン速度変更手段で選択されたドライラン
速度で前記表示手段に工具軌跡の描画を行うことを特徴
とする描画機能を備えた数値制御装置とした。また、前
記表示制御部に、前記座標値データを一時的に記憶する
リングバッファを設け、前記ドライラン速度変更手段で
高速のドライラン速度に変更した場合であっても、描画
点がとんでしまうことなくきれいに描画が行えることを
特徴とする描画機能を備えた数値制御装置とした。ま
た、前記ドライラン速度変更手段で選択されたドライラ
ン速度に乗算するためのパラメータデータを記憶するた
めの描画ドライラン用パラメータメモリを設け、この描
画ドライラン用パラメータメモリに設定されたパラメー
タデータを乗算した描画ドライラン速度で前記表示手段
に前記工具軌跡を描画することを特徴とする描画機能を
備えた数値制御装置とした。また、前記加工プログラム
の移動指令データを読み取り、最大座標値を計算する描
画最大座標値計算部を設け、前記表示手段に表示する工
具軌跡の描画倍率を自動的に設定することを特徴とする
描画機能を備えた数値制御装置とした。また、前記加工
プログラムに沿って前記工具軌跡を前記表示手段に表示
するとき、加工開始から加工終了までの時間である加工
時間及び切削加工している時間である切削時間を計算す
る加工時間・切削時間計算部を設け、前記工具軌跡を前
記表示手段に表示するときに前記加工時間及び前記切削
時間を計算して前記表示手段に表示することを特徴とす
る描画機能を備えた数値制御装置とした。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、この発明に
よる実施の形態の一例を説明する。図1は、この発明に
よる加工プログラムの描画機能を備えたNC装置のブロ
ック図である。図1において、1はNC装置であり、こ
のNC装置は符号3乃至符号25により構成される。3
は加工プログラムを解釈する加工プログラム解釈部、4
は、自動運転モード時に、加工プログラム解釈部3で解
釈された加工プログラムの各ブロックを実行処理させる
ための自動運転ブロック処理部であり、各ブロックの指
令に移動指令が含まれている場合にはサーボ制御部5に
移動指令データを送出し、Mコード、Sコード、Tコー
ド等が含まれている場合には、図示しないプログラマブ
ルコントローラ(以下、PCと記載)等に各指令データ
を送出したりする。5は自動運転ブロック処理部4から
の移動指令データによりサーボアンプ6を介してサーボ
モータ7を駆動制御するサーボ制御部、9は自動運転ブ
ロック処理部4のデータから描画するうえで最大座標値
を計算し、描画時の描画倍率を自動決定させるための描
画最大座標値計算部、10は自動運転ブロック処理部4
からのデータ、すなわち移動距離と移動速度、パラメー
タメモリ(図示せず)に設定された各可動部位の可動時
間に相当する設定可動時間等から加工時間・切削時間を
計算する加工・切削時間計算部である。ここで、加工時
間とは加工開始から加工終了までの時間であり、切削時
間とは切削送りを行っている時間であり、工作物を工具
が実際に加工している時間に相当する時間の積算値であ
る。
【0010】また、12は描画ドライラン速度を、通常
の選択スイッチで選択するドライラン速度の所定%倍
(例えば、150%、200%等)にするための係数を
設定・記憶させる描画ドライラン速度用パラメータメモ
リである。通常のドライラン速度は手動操作盤の送り速
度選択スイッチの送り速度に一致して選択され、例えば
「0、5、10、14、20、37、……370、52
0、720、1000、……2000、2700、37
00、5000(mm/min)」のような数値の送り速度が
選択できる。14は加工前描画モード時に、Mコード、
Sコード、Tコードの出力を禁止するMST出力禁止指
令を自動運転ブロック制御部4に指令するMST出力禁
止部、15はオペレータが手動により選択した送り速度
選択スイッチに従ってドライラン速度を変更する指令を
自動運転ブロック制御部4に指令するドライラン速度変
更部である。16は図示しない操作盤、キーボードから
加工前描画モードが選択されたとき、このNC装置によ
って制御されているNC工作機械の制御軸を移動させず
に実行する公知のマシンロック機能手段(図示せず)を
有効(ON)にセットし、かつ空運転するとともに、プ
ログラムされた送り速度を無視して、手動で送り速度が
選択できる公知のドライラン機能手段(図示せず)を有
効(ON)にセットする指令であるマシンロックON・
ドライランON指令をサーボ制御部5に送出するマシン
ロックON・ドライランON指令部、17はMST出力
禁止部14、ドライラン速度変更部15及びマシンロッ
クON・ドライランON指令部16とからなる加工前描
画モード中処理部である。20はサーボ制御部5から位
置データである座標値を読み取る座標値リード部、21
は座標値リード部20で読み取った座標値をリングバッ
ファ22を介して座標点表示処理部23に転送する座標
値転送部、23は座標値転送部21から転送された座標
値に基づき座標点を表示処理する座標点表示処理部、2
4は座標点表示処理部23からの出力により座標点を表
示し描画する表示手段であり、CRT、液晶ディスプレ
イ等ディスプレイなどである。なお、リングバッファ2
2は、座標点表示処理部23が軌跡点を表示する処理が
間に合わないときに、一時的に、座標値リード部20か
ら転送されてくる座標値データをためておき、余裕がで
きたときにそのデータを座標点表示処理部23に転送す
るものである。座標値リード部20、座標値転送部2
1、リングバッファ22、座標点表示処理部23で表示
制御部25が構成される。
【0011】次に、この発明による加工プログラムの描
画方法について、図2及び図3のフローチャートに沿っ
て説明する。図示しないキーボードまたは表示手段近傍
のファンクションキーから加工プログラムの加工前描画
モードが選択されると、加工前描画画面が表示される。
「データ〉」の表示のうしろにカーソルが表示されるの
で、描画をしたい加工プログラムのプログラム番号(0
番号)を入力し、描画開始キーF3(図4参照)を押す
と加工前描画の処理が行われる。フローチャートがスタ
ートする(ステップ101)と、加工前描画モードが選
択されたか否かが判別され(ステップ102)、加工前
描画モードが選択されている(YES)場合には、マシ
ンロックON・ドライランON指令部16から、マシン
ロック機能を有効とする信号(ON信号)が自動運転ブ
ロック処理部4に送出・セットされ、マシンロック有効
状態となる(ステップ103)。描画ドライラン速度用
パラメータメモリ12から自動運転ブロック処理部4に
加工前描画用パラメータデータがセットされる(ステッ
プ104)。マシンロックON・ドライランON指令部
16から、ドライラン機能を有効とする信号(ON信
号)が自動運転ブロック処理部4に送出・セットされ、
ドライラン有効状態となる(ステップ105)。入力さ
れた0番号の加工プログラムの加工前描画が実行され
(ステップ106)、NC装置によって制御されている
NC工作機械の制御軸の移動、可動部位の動作をさせず
に、プログラムされた送り速度を無視して、手動の送り
速度選択スイッチで選択された送り速度に加工前描画用
パラメータデータを乗算した描画用ドライラン速度で工
具軌跡の描画が行われる。加工プログラムの実行が全部
終了したとき、または、加工前描画の実行を停止させる
指令が図示しない操作盤またはキーボード等から入力さ
れたときに、この加工前描画の処理は終了する(ステッ
プ107)。
【0012】また、送り速度選択スイッチで選択される
送り速度は随時選択変更可能であり、工具軌跡をゆっく
り確認したい場合にはゆっくりした送り速度の選択でゆ
っくりと描画し、高速で描画したい場合には高速で描画
させることができる。さらに、早送り、切削送り両方と
も描画用ドライラン速度で描画されるが、早送りと切削
送りを分けて描画することが望ましい。すなわち、早送
りと切削送りの線の種類(例えば、実線と点線)をかえ
るとか、カラー表示の場合には色をかえるようにするの
である。一方、ステップ102で加工プログラムの加工
前描画モードが選択されてない(NO)場合にはステッ
プ107に移行して処理を終了する。
【0013】次に、加工プログラムのステップ106の
加工前描画について、図3のフローチャートに沿って詳
細に説明を行う。フローチャートがスタートする(ステ
ップ201)と、加工前描画モードが選択中であるか否
かが判別され(ステップ202)、加工前描画モードが
選択中である(YES)場合には、MST出力禁止部1
4から自動運転ブロック処理部4にMST出力禁止指令
を送出させ、加工プログラム解釈部3で解釈された加工
プログラムの各ブロックにMコード、Sコード、Tコー
ドが含まれていても、PC等に各コード指令を送出させ
ない処理を行う(ステップ203)。加工・切削時間計
算部10により、移動距離データ、送り速度、早送り速
度等より加工時間、切削時間の計算を行う(ステップ2
04)。そして、自動範囲描画モードが選択されたか否
かが判別される(ステップ205)。また、ステップ2
02で加工前描画モードが選択中でない(NO)場合に
は、ステップ205に移行する。
【0014】ステップ205で、自動範囲描画モードが
自動範囲描画キーF2(図4参照)によって選択されて
いる(YES)場合には、描画最大座標値計算部9で計
算された最大座標値(ステップ206)から描画倍率が
計算され、この数値に描画倍率が設定され(ステップ2
07)、選択されていない(NO)場合には、スケール
ONキーF4(図4参照)を押した後、設定されたスケ
ール倍率が読み出され描画倍率が設定される(ステップ
208)。そして、加工プログラムを1ブロックずつ読
み取り・解釈し(ステップ209)、移動指令か否かを
判別し(ステップ210)、移動指令の場合(YES)
にはサーボ制御部5より座標値リード部20が座標値デ
ータを読み取り(ステップ211)、切削送りか否かを
判別する(ステップ212)。切削送り(G01、G0
2、G03等)の場合には、切削送り用工具軌跡描画処
理(例えば、実線で工具軌跡を描画)し、早送り(G0
0)の場合には、早送り用工具軌跡描画処理(例えば、
点線で工具軌跡を描画)する(ステップ213、21
4)。ステップ215で、加工プログラムが終了したか
否かが判別され、終了していない場合にはステップ20
9に移行し、以下のステップを繰り返す。終了した場合
には処理を終了する(ステップ216)。
【0015】また、図4はこの発明の数値制御装置にお
ける加工プログラムの描画方法による加工前描画画面を
示す図である。図4は、旋削工作機械の工具軌跡を示し
ている。図4の上部の左側から中央部には、工具軌跡が
示され、早送りが点線、切削送りが実線で示されてい
る。その下には、加工プログラムが、また、右側には現
在実行中(描画中)のプログラム番号(O0076)、
現在の刃先位置(描画点位置)の座標値、Sコード(こ
の例では100min -1)、切削速度(4.0mm/rev)、
Tコード(T0100)、加工開始からの積算時間であ
る加工時間、加工開始からの切削送りの積算時間である
切削時間、描画倍率であるスケール等が表示されてい
る。さらに、下部には、ファンクションキーである描画
パラメータキー(F1)、自動範囲描画キー(F2)、
描画開始キー(F3)、スケールONキー(F4)等が
表示されている。従って、加工プログラムの加工時間及
び切削時間が実際の加工前に表示され、確認できるの
で、工程管理に活用することができる。また、描画倍率
が自動的に設定されるので、工具軌跡が見やすくなる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、加工の事前に加工プログラムの工具軌跡描画ができ
る。また、加工前描画モードを選択することにより、自
動的にマシンロック機能手段・ドライラン機能手段が作
動するとともに、MST出力禁止部の出力によりMコー
ド、Sコード、Tコードの出力が禁止されるので、操作
が容易である。さらに、描画用ドライラン速度を手動操
作で変更することができるので、簡単でチェック等が容
易な箇所は高速で描画し、複雑で微細な箇所またはチェ
ックを綿密に行いたい箇所は低速で描画することができ
る。すなわち、この加工前描画を行うことにより、簡単
に、かつ短時間に、加工プログラムのフォーマットチェ
ック、工具軌跡のチェック等ができる。リングバッファ
を表示制御部に設けたので、高速で描画しても軌跡点が
抜けることなくきれいに描画でき、工具軌跡が明瞭に分
かりやすくなった。また、通常のドライラン速度とは異
なる描画用ドライラン速度に設定できるので、さらに高
速移動の描画用ドライラン速度に設定させることによ
り、高速描画ができ、描画時間を短縮することができ
る。すなわち、加工プログラムのチェック時間の短縮化
が図れる。加工に使用する自動運転ブロック処理部を加
工前描画の自動運転ブロック処理部として共通に使用す
るので、チェックを正確に行うことができる。さらに、
加工プログラムのチェック(加工前描画)時に、加工時
間・切削時間の計算、表示をおこなうので、工程管理に
役立つなどの効果も生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による加工プログラムの描画機能を備
えたNC装置のブロック図である。
【図2】この発明による加工プログラムの描画方法を示
すフローチャートである。
【図3】この発明による加工プログラムの描画方法を示
す詳細なフローチャートである。
【図4】この発明の数値制御装置における加工プログラ
ムの描画方法による加工前描画画面の一例を示す図であ
る。
【図5】従来の加工プログラムの描画機能を備えたNC
装置のブロック図を示し、(a)は同期描画機能を備え
たNC装置のブロック図、(a)と(b)は同期描画機
能とともにバックグランドによる裏描画機能を備えたN
C装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 NC装置(数値制御装置) 3 加工プログラム解釈部 4 自動運転ブロック処理部 5 サーボ制御部 7 サーボモータ 9 描画最大座標値計算部 10 加工・切削時間計算部 12 描画ドライラン速度用パラメータメモリ 14 MST出力禁止部 15 ドライラン速度変更部 16 マシンロックON・ドライランON指令部 17 加工前描画モード中処理部 20 座標値リード部 22 リングバッファ 23 座標点表示処理部 24 表示手段 25 表示制御部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有効の選択がされたとき、数値制御工作
    機械の制御軸を移動させずに、加工プログラムを実行す
    るマシンロック機能手段と、 有効の選択がされたとき、加工プログラムにプログラム
    された送り速度を無視して、手動で選択したドライラン
    速度に変更して加工プログラムを実行するドライラン機
    能手段と、 有効の選択がされたとき、加工プログラムにプログラム
    されたMコード・Sコード・Tコードの出力を禁止する
    MST出力禁止手段と、 加工プログラムの内容、工具軌跡等が表示される表示手
    段とを有する数値制御装置であって、 加工前描画モードの選択がされた時、前記マシンロック
    機能手段、前記ドライラン機能手段及びMST出力禁止
    手段を有効とし、 所定の加工プログラムのプログラム番号を指定して実行
    させ、 この指定された加工プログラムを順次読み出して実行さ
    せる際、前記マシンロック機能手段と前記MST出力禁
    止手段により、前記数値制御工作機械の各可動部位を可
    動させずに、前記ドライラン機能手段で選択されたドラ
    イラン速度で前記表示手段に工具軌跡の描画を行うこと
    を特徴とする数値制御装置における加工プログラムの描
    画方法。
  2. 【請求項2】 前記表示手段を制御する表示制御部に、
    サーボ制御部より読み出した座標値データを一時的に記
    憶するリングバッファを設け、 前記ドライラン機能手段で高速のドライラン速度に変更
    した場合であっても、描画点がとんでしまうことなくき
    れいに描画が行えることを特徴とする請求項1に記載の
    数値制御装置における加工プログラムの描画方法。
  3. 【請求項3】 前記ドライラン機能手段のドライラン速
    度変更手段で選択されたドライラン速度に乗算するパラ
    メータデータを記憶するための描画ドライラン用パラメ
    ータメモリを設け、 この描画ドライラン用パラメータメモリに設定された前
    記パラメータデータを乗算した描画ドライラン速度で前
    記表示手段に前記工具軌跡を描画することを特徴とする
    請求項1又は2に記載の数値制御装置における加工プロ
    グラムの描画方法。
  4. 【請求項4】 有効の選択がされたとき、数値制御工作
    機械の制御軸を移動させずに、加工プログラムを実行す
    るマシンロック機能手段と、 有効の選択がされたとき、加工プログラムにプログラム
    された送り速度を無視して、手動で選択したドライラン
    速度に変更して加工プログラムを実行するドライラン機
    能手段と、 有効の選択がされたとき、加工プログラムにプログラム
    されたMコード・Sコード・Tコードの出力を禁止する
    MST出力禁止手段と、 加工プログラムの内容、工具軌跡等を表示する表示手段
    と、 サーボ制御部より読み取った座標値データに従って、前
    記表示手段の描画点表示処理の制御を行う表示制御部
    と、 加工前描画モードが選択された際、前記マシンロック機
    能手段、前記ドライラン機能手段及び前記MST出力禁
    止手段を有効とする加工前描画モード中処理部とを備え
    た数値制御装置であって、 加工前描画モードが選択され、かつ指定された加工プロ
    グラムを順次読み出して実行させる際、前記マシンロッ
    ク機能手段と前記MST出力禁止手段により、前記数値
    制御工作機械の各可動部位を可動させずに、前記ドライ
    ラン機能手段のドライラン速度変更手段で選択されたド
    ライラン速度で前記表示手段に工具軌跡の描画を行うこ
    とを特徴とする描画機能を備えた数値制御装置。
  5. 【請求項5】 前記表示制御部に、前記座標値データを
    一時的に記憶するリングバッファを設け、 前記ドライラン速度変更手段で高速のドライラン速度に
    変更した場合であっても、描画点がとんでしまうことな
    くきれいに描画が行えることを特徴とする請求項4に記
    載の描画機能を備えた数値制御装置。
  6. 【請求項6】 前記ドライラン速度変更手段で選択され
    たドライラン速度に乗算するためのパラメータデータを
    記憶するための描画ドライラン用パラメータメモリを設
    け、 この描画ドライラン用パラメータメモリに設定されたパ
    ラメータデータを乗算した描画ドライラン速度で前記表
    示手段に前記工具軌跡を描画することを特徴とする請求
    項4又は5に記載の描画機能を備えた数値制御装置。
  7. 【請求項7】 前記加工プログラムの移動指令データを
    読み取り、最大座標値を計算する描画最大座標値計算部
    を設け、 前記表示手段に表示する工具軌跡の描画倍率を自動的に
    設定することを特徴とする請求項4又は5又は6に記載
    の描画機能を備えた数値制御装置。
  8. 【請求項8】 前記加工プログラムに沿って前記工具軌
    跡を前記表示手段に表示するとき、加工開始から加工終
    了までの時間である加工時間及び切削加工している時間
    である切削時間を計算する加工時間・切削時間計算部を
    設け、 前記工具軌跡を前記表示手段に表示するときに前記加工
    時間及び前記切削時間を計算して前記表示手段に表示す
    ることを特徴とする請求項4又は5又は6又は7に記載
    の描画機能を備えた数値制御装置。
JP28055996A 1996-10-23 1996-10-23 数値制御装置における加工プログラムの描画方法及び描画機能を備えた数値制御装置 Pending JPH10124124A (ja)

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