JPH10125543A - チョークコイル - Google Patents

チョークコイル

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JPH10125543A
JPH10125543A JP8299345A JP29934596A JPH10125543A JP H10125543 A JPH10125543 A JP H10125543A JP 8299345 A JP8299345 A JP 8299345A JP 29934596 A JP29934596 A JP 29934596A JP H10125543 A JPH10125543 A JP H10125543A
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core
choke coil
ferrite plate
magnetic
coil
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Takayuki Osada
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チョークコイルを製造する際、自動巻線が容
易であり、コモンモードノイズを除去する自己インダク
タンスが減少することなしにノーマルモードノイズを除
去するリーケージインダクタンスを増加することが可能
な、安価で且つ小型であり、なおかつ製造が容易なチョ
ークコイルを提供すること。 【解決手段】 両端にコアを固定する固定部24とピン
端子25を対向する位置に設けた台座23に口字形閉磁
路コア2を固定し、前記コアの磁脚3にコイルボビン分
割体1を装着し、該コイルボビン分割体1に巻線26を
施してなるチョークコイルであって、コアの二つの磁脚
を通す二つの切欠部を形成した2分割のフェライトプレ
ート28bを設け、コアの前記磁脚3を前記切欠部に通
し、前記コアに前記フェライトプレート28bを取り付
けて、前記コアと前記フェライトプレート28bとを前
記台座23に固定し、前記磁脚3に、前記コイルボビン
分割体1を装着してなるチョークコイル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源ラインに挿入
される雑音防止用チョークコイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の普及に伴い、商用電源
ラインには多量の高調波電流が流れるようになってきて
いる。従って、現在、高調波電流抑制の国際規格(IE
C555)の適用に伴い、インバータ照明機器の電源ラ
インには、アクティブノイズフィルタを設置し、高調波
電流を抑制している。
【0003】しかしながら、アクティブノイズフィルタ
は、高調波電流を抑制するものの、アクティブノイズフ
ィルタ自体がノーマルモードノイズ発生の原因となるた
め、アクティブノイズフィルタの入力部には、ノーマル
モードノイズの除去が可能なチョークコイルの接続が必
要であった。
【0004】従って、アクティブノイズフィルタの入力
部には、ノーマルモードチョークコイルと、図22のよ
うなコマンモードチョークコイルを設置していた。
【0005】しかしながら、ノーマルモードを除去する
チョークコイルとコモンモードノイズを除去するチョー
クコイルの2つを設置するのは、インバータ照明機器の
小型化や低価格化に不利であった。
【0006】図22のコモンモードチョークコイルは、
一例として、図21の口字形閉磁路コア2にコイルボビ
ン11を取付け、前記コイルボビン11を回転すること
により、コイルボビン11に自動巻線を施すものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このコモンモードチョ
ークコイルは、コイルボビン11を回転することによる
自動巻線が可能であるために、インダクタンスが高く、
かつ製造が容易で、安価なチョークコイルである。しか
しながら、前記コモンモードチョークコイルは、磁路中
にギャップが無いために、リーケージインダクタンスが
小さく、ノーマルモードノイズはあまり除去されない。
【0008】リーケージインダクタンスを大きくするた
めに、図22のコモンモードチョークコイルの磁路中に
ギャップを設けたのでは、今度はコモンモードノイズを
除去する自己インダクタンスが小さくなってしまうとい
う問題があった。
【0009】本発明は、チョークコイルを製造する際、
自動巻線が容易であり、コモンモードノイズを除去する
自己インダクタンスが減少することなしに、ノーマルモ
ードノイズを除去するリーケージインダクタンスを増加
することが可能な、安価で、かつ小型であり、なおかつ
製造が容易なチョークコイルを提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、両端にコアを
固定する固定部とピン端子を設けた台座に口字形閉磁路
コアを固定し、前記コアの一方の磁脚にコイルボビンを
装着し、該コイルボビンに巻線を施してなるチョークコ
イルにおいて、コアの二つの磁脚を通す各々の切欠部を
有する2分割のフェライトプレートを設け、コアの前記
磁脚を前記切欠部に通し、前記コアに前記フェライトプ
レートを取り付けて、前記コアと前記フェライトプレー
トとを前記台座に固定し、前記磁脚に前記コイルボビン
を装着してなることを特徴とするチョークコイルであ
る。
【0011】又、本発明は、上記チョークコイルにおい
て、片方の前記切欠部が、半円形、四半円形、円弧のい
ずれかである2分割の略矩形板状のフェライトプレート
を用いることを特徴とするチョークコイルである。
【0012】又、本発明は、上記チョークコイルにおい
て、前記口字形閉磁路コアの磁脚の一方のほぼ中央に空
隙を有する内側に向かって突出した凸部を設けて、略日
字形コアとすることを特徴とするチョークコイルであ
る。
【0013】又、本発明は、両端にコアを固定する固定
部とピン端子を設けた台座に内側に向かって突出した凸
部を有する略日字形閉磁路コアを固定し、前記コアの磁
脚にコイルボビンを装着し、該コイルボビンに巻線を施
してなるチョークコイルであって、前記コイルボビンは
略日字形閉磁路コアの磁脚に装着され、中央部に前記磁
脚を軸として回転する際に、前記凸部が回転可能な凸部
通過部を有し、前記凸部通過部と前記凸部に接合するフ
ェライトプレートを装着することを特徴とするチョーク
コイルである。
【0014】又、本発明は、上記チョークコイルにおい
て、前記二つの切欠部が、半円形、四半円形、円弧のい
ずれかで連続した一つの凹部からなる2分割の略矩形板
状のフェライトプレートを用いることを特徴とするチョ
ークコイルである。
【0015】又、本発明は、上記チョークコイルにおい
て、前記二つの切欠部が半円形、四半円形、円弧のいず
れかで連続した一つの凹部を形成し、コイルボビンの巻
芯に装着される磁脚と対向する他方の脚部を支持する突
片を下辺に設けた、前記2分割の略矩形板挟のフェライ
トプレートを用いることを特徴とするチョークコイルで
ある。
【0016】又、本発明は、前記フェライトプレートと
前記の略日字形閉磁路コアとを用いたことを特徴とする
チョークコイルである。
【0017】又、本発明は、両端にコアを固定する固定
部とピン端子を設けた台座に口字形閉磁路コアを固定
し、前記コアの磁脚にコイルボビンを装着し、該コイル
ボビンに巻線を施してなるチョークコイルであって、前
記チョークコイルは前記口字形閉磁路コアの磁脚部に装
着可能な一つの切欠部を有するフェライトプレートを配
し、前記コイルボビンの中央にフェライトプレートを収
納するリング状の収納部を設け、前記フェライトプレー
トをコイルボビンに装着した際に、コイルボビンが口字
形閉磁路コアの磁脚を軸として回転できることを特徴と
するチョークコイルである。
【0018】又、本発明は、上記チョークコイルにおい
て、二分割のフェライトプレートが板状半円でコアの磁
脚を通す一つの切欠部を有することを特徴とするチョー
クコイルである。
【0019】又、本発明は、上記チョークコイルにおい
て、フェライトプレートが略円板状で、コアの磁脚を取
付ける一つの切欠部を設けることを特徴とするチョーク
コイルである。
【0020】又、本発明は、上記チョークコイルにおい
て、フェライトプレートが略四半円形で、コアの磁脚を
取付ける切欠部を設けることを特徴とするチョークコイ
ルである。
【0021】又、本発明は、上記口字形又は略日字形閉
磁路コアの脚部は、断面が円形、多角形、楕円のいずれ
かを形成することを特徴とするチョークコイルである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0023】(実施の形態1)本発明の実施の形態1に
ついて図面を用いて詳細に説明する。
【0024】図1に、本発明のチョークコイルの外観斜
視図を示す。また、図2に、本発明のチョークコイルに
使用するボビン分割体1を示す。また、図3に、本発明
のチョークコイル完成後の口字形閉磁路コアとフェライ
トプレートの位置関係を示す。また、図4に、本発明の
チョークコイルに使用する台座本体23aを示す。
【0025】本発明のチョークコイルについて、図1に
示すような歯車付きチョークコイルを例に説明する。本
発明のチョークコイルに用いられるボビン分割体1は、
図2に示すように、半円筒形の巻芯4の外周に端部鍔
5,6と、中心部分に凹状のフェライトプレート接合部
12を形成する中央鍔7,8と同相内仕切りのための仕
切り板9,10が一体に設けられている。二分割された
巻芯4の接合面には、嵌合突片17,18および段部1
9並びに嵌合溝20を設けてある。端部鍔5,6の分割
面に係合片21と係合孔22を設けてある。このボビン
分割体1は、雌雄型を構成し、嵌合して、コイルボビン
となる。
【0026】上記チョークコイルに用いられる2枚のフ
ェライトプレートは、図2及び図3に示すように、口字
形閉磁路コア2と同一材料で形成されており、ボビン分
割体1の巻芯4の外周に形成された接合部12の外周と
接するように接合するための半円形の切欠部13と、口
字形閉磁路コア2の角棒状の磁脚3と対辺関係に位置す
る他方の磁脚14に接合するための矩形状の切欠部15
を接合面33に分割するように有する。前記切欠部13
は、この他に四半円形、円弧等でもよい。又、口字形閉
磁路コアの磁脚の断面は、円形、多角形、楕円等でもよ
い。
【0027】図4に示すような台座本体23aは、絶縁
性樹脂によって継部34の両端に台座23が形成され、
前記口字形閉磁路コアを設置する固定部24,30と4
本のピン端子25を持つ。
【0028】本発明のチョークコイルは、図1ないし図
4に示すように、以下の要領で製造される。
【0029】ボビン分割体1を口字形閉磁路コア2の角
棒状の一方の磁脚3を囲うように二分割された半円筒形
の巻芯4が、円筒をなすように突き合わせた後、この巻
芯4の巻線部28に2つの巻線26を巻回す。口字形閉
磁路コア2の角棒状の一方の前記磁脚3と対辺関係に位
置する他方の磁脚14を台座23の口字形開磁路コアを
設置する固定部24,30に組み合わせて固定する。
【0030】二つの巻線26の端末27は、台座23の
4本の前記ピン端子25に絡げる。最後に分割状の2枚
のフェライトプレートの厚さTの半円形の切欠部13と
接合面33を、ボビン分割体1の巻芯の外周に形成され
た接合部12に接するように合わせ、かつフェライトプ
レートの矩形状の切欠部15が、口字形閉磁路コア2の
角棒状の前記磁脚3と対辺関係に位置する他方の磁脚1
4に接合させ、この接合部分を接着剤又はホルダー等を
用いて固定し、本発明のチョークコイルが完成する。
【0031】表1、に本発明のチョークコイルのフェラ
イトプレート形状及び厚さTを変化した場合の自己イン
ダクタンスLとリーケージインダクタンスLe及びLe
/Lの値を示す。
【0032】
【0033】フェライトプレートの形状は、図1及び図
4に示す前記実施の形態1で説明した形状及び図6に示
すボビン分割1の巻芯4の外周に形成された接合部12
と接合するための、切欠部29が四半円状になってい
る。この他の実施の形態を示す形状及び比較例として、
フェライトプレートをいれないものの3種類を用意し
た。フェライトプレートの他の実施の形態を示す形状を
使用した場合のチョークコイルを図5に示す。また、フ
ェライトプレートの厚さTは、両方とも2,4,6mm
の3種類を用意した。それぞれについてLとLeとを測
定した。
【0034】この表1より、フェライトプレートを挿入
したチョークコイルは、フェライトプレートを挿入しな
いものと比較して、リーケージインダクタンスが2倍以
上の値を示し、自己インダクタンスの値に変化がないこ
とがわかる。
【0035】従って、本発明のチョークコイルは、従来
のチョークコイルと比較して、リーケージインダクタン
スが高く、かつ自己インダクタンスに変化がないので、
ノーマルモードノイズとコモンモードノイズの両方の除
去に効果的なチョークコイルであることがわかる。
【0036】(実施の形態2)以下、図面を用いて本発
明の実施の形態2について説明する。
【0037】本発明のチョークコイルについて、実施の
形態1と同様、歯車付きチョークコイルを例に説明す
る。図7に、本発明の歯車ボビン付きチョークコイルの
外観を示す。また、図8に、本発明のチョークコイルに
使用するボビン分割体1を示す。また、図9に、本発明
のチョークコイルに使用する凸部2aを有する略日字形
閉磁路コア2Aを示す。また、図10に、本発明のチョ
ークコイルに使用するフェライトプレート28aを示
す。また、図11に、本発明のチョークコイル完成後の
略日字形閉磁路コア2Aとフェライトプレート28aの
位置関係を示す斜視図を示す。また、本発明のチョーク
コイルに使用する台座本体23aは、図4に示すよう
に、実施の形態1と同じものを用いた。
【0038】図8のボビン分割体1は、図8及び図9に
示すように、半円筒形の巻芯4の外周に端部鍔5,6
と、中央部に設けられた日字形閉磁路コアの凸部2aを
回転できる中央鍔7,8との間に凸部通過部12aを形
成し、その中央鍔7,8と同相内仕切のための仕切り板
9,10が鍔状に一体に設けられている。また、端部鍔
6には、自動巻線を可能とするための歯車16が設けら
れている。二分割された巻芯4の接合面には、嵌合突片
17,18及び段部19並びに嵌合溝20を設けてあ
る。端部鍔5,6の分割面に係合片21と係合孔22を
設けてある。以上は、実施の形態1と同じである。
【0039】図9の日字形閉磁路コア2Aは、一辺の直
線部分である磁脚14の中央部分に、前記磁脚14の対
辺に位置する角棒状の磁脚3の中心に向かって伸びる凸
部2aと空隙2bを持つ。尚、日字形閉磁路コアの磁脚
の断面は、円形、多角形、楕円等であってもよい。
【0040】図10,図11のフェライトプレート28
aは、略日字形閉磁路コア2Aと同一材料で形成されて
おり、接合面33即ち中心線の左右に分割が可能であ
り、ボビン分割体の凸部通過部12a(図8参照)と接
合するための弧状の切欠部29と、連続した日字形閉磁
路コア2Aの凸部2aと接合するための矩形状の切欠部
35を持つ。前記切欠部29は、半円形、四半円形等で
もよく、また他の切欠部35も角形で凸部が挿入するも
のであればよい。
【0041】台座本体23aは、図4に示すように、絶
縁性樹脂によって継部34の両端に台座23が形成さ
れ、日字形閉磁路コアを設置する固定部24,30と4
本のピン端子25を持つ。
【0042】本発明のチョークコイルは、図7〜図11
に示すように、以下の要領で製造される。
【0043】ボビン分割体1を日字形閉磁路コア2Aの
角棒状の磁脚3を囲うように二分割された半円筒形の巻
芯4が円筒をなすように、かつ日字形閉磁路コア2Aの
凸部2aが、ボビン分割体1の凸部通過部12aを通過
するように突き合わせた後、この巻芯4の巻線部28の
二つの巻線26を巻回す。日字形磁路コア2Aの凸部2
aを持つ磁脚14と台座23と日字形閉磁路コアを設置
する固定部24,30を組み合わせて固定する。
【0044】二つの巻線26の端末27は、台座23の
4本のピン端子25に絡げる。最後の二分割されたフェ
ライトプレート28aを、フェライトプレートの円弧状
の切欠部29をボビン分割体1の凸部通過部12aと接
合させ、かつフェライトプレート28aの直線状の切欠
部35が、日字形閉磁路コア2Aの凸部2aに接合さ
れ、この接合部分を接着剤又はホルダー等を用いて固定
装着し、本発明のチョークコイルが完成する。
【0045】表2に、本発明のチョークコイルのフェラ
イトプレートの厚さTを変化した場合の自己インダクタ
ンスLとリーケージインダクタンスLe及びLe/Lの
値を示す。フェライトプレートの厚さTが2mmと4m
mのものについて測定した。また、比較例として、本発
明のチョークコイルの日字形閉磁路コアにコモンモード
チョークコイルに使用される凸部をもたない。口字形閉
磁路コアを使用し、かつフェライトプレート28aを装
着しないチョークコイルの自己インダクタンスLとリー
ケージインダクタンスLe及びLe/Lの値を示す。
【0046】
【0047】この表2より、口字形閉磁路コアを使用
し、フェライトプレート28aを装着した本発明のチョ
ークコイルは、口字形閉磁路コアを使用したフェライト
プレート28aを装着しない従来のチョークコイルと比
較して、リーケージインダクタンスが3倍以上の値を示
し、自己インダクタンスの値に変化がないことがわか
る。
【0048】従って、本発明のチョークコイルは、従来
のチョークコイルと比較して、リーケージインダクタン
スが高く、かつ自己インダクタンスに変化がないので、
ノーマルモードノイズとコモンモードノイズの両方の除
去に効果的なチョークコイルであることがわかる。
【0049】また、チョークコイルに装着するフェライ
トプレートを図13のフェライトプレート31のよう
に、直線部の磁脚14を装着する突片32を一体成形し
た形状にしても本発明の実施は可能である。
【0050】図13のフェライトプレート31を装着し
た図12のチョークコイルは、図14に示すフェライト
プレート31と日字形磁路コア2Aの位置関係を示す概
念図からもわかるように、フェライトプレート31の突
片32によってフェライトプレート31と略口字形閉磁
路コア2A間の接合部分の面積が広くなるために、図7
のチョークコイルと比較して、漏洩磁束がより大きくな
るため、リーケージインダクタンスが大きく、ノーマル
モードノイズの除去により効果的である。
【0051】(実施の形態3)以下、図面を用いて本発
明の実施の形態3について説明する。
【0052】本発明のチョークコイルの実施の形態3に
ついて、実施の形態1と同様、歯車付きチョークコイル
を例に説明する。図15に、本発明の歯車ボビン付きチ
ョークコイルを示す。また、図16に、本発明のチョー
クコイルに使用するボビン分割体を示す。図17に、本
発明の歯車ボビン付きチョークコイル完成後の口字形閉
磁路コア2とフェライトプレートの位置関係を示す概念
図を示す。また、実施の形態3では、本発明のチョーク
コイルに使用する台座23は、図4に示すように、実施
の形態1と同じものを用いた。
【0053】図17の上下に分割された2枚の半円形の
フェライトプレート36は、口字形閉磁路コアと同一材
料で形成されており、口字形閉磁路コア2の一辺の角棒
状の磁脚3に接合し、接合するためのコ字状の切欠部1
5を持つ。
【0054】図16,図17に示すように、ボビンの分
割体1は、半円筒形の巻芯4の外周に、端部鍔5,6と
フェライトプレート36の収納部12bと同相内仕切り
のための仕切り板9,10が鍔状に一体に設けられてい
る。また、端部鍔6には、自動巻線を可能とするための
歯車16が設けられている。二分割された巻芯4の接合
面には、嵌合突片17,18及び段部19並びに嵌合溝
20を設けてある。端部鍔5,6の分割面に係合片21
と係合孔22を設けてある。
【0055】上記ボビン分割体1のフェライトプレート
36の収納部12bは、フェライトプレート36を口字
形閉磁路コア2の角棒状の磁脚3に接合した後、ボビン
分割体1を口字形閉磁路コア2の角棒状の磁脚3に装着
する際、フェライトプレート36を収納可能であり、か
つフェライトプレート36が固定されたまま2つのボビ
ン分割体1を組み合わせて構成され、歯車付きコイルボ
ビン7a(図15参照)が、口字形閉磁路コア2の角棒
状の磁脚3を回転軸として回転することが可能である。
【0056】台座本体23aは、図4に示すように、絶
縁性樹脂によって継部34の両端に台座23が形成さ
れ、口字閉磁路コアを設置する固定部24,30と4本
のピン端子25を持つ。
【0057】図15の本発明のチョークコイルは、図1
5、図16、図17に示すように、以下の要領で製造さ
れる。
【0058】2枚のフェライトプレート36を二つのボ
ビン分割体1のフェライトプレートの収納部12bにそ
れぞれ収納し、ボビン分割体1を口字形閉磁路コア2の
一辺の角棒状の磁脚3を囲うように半円筒形の巻芯4が
円筒をなすように接合面を付き合わせた後、この巻芯4
の巻線部28に二つの巻線26を巻回す。
【0059】口字形閉磁路コア2の磁脚3と対辺関係に
位置する磁脚14と台座23の口字形閉磁路コア固定部
24,30(図4参照)を組み合わせて固定する。
【0060】二つの巻線26の端末27は、台座23の
4本のピン端子25を絡げて、本発明のチョークコイル
が完成する。
【0061】表3に、本発明のチョークコイルのフェラ
イトプレートの厚さTを変化した場合の自己インダクタ
ンスLとリーケージインダクタンスLe及びLe/Lの
値を示す。フェライトプレートの厚さTが2,3mmの
2種類と、比較例としてフェライトプレートを入れない
ものについて測定した。
【0062】
【0063】この表3より、フェライトプレートを挿入
してチョークコイルは、フェライトプレートを挿入しな
いものと比較してリーケージインダクタンスが2倍以上
の値を示し、自己インダクタンスの値に変化がないこと
がわかる。
【0064】従って、本発明のチョークコイルは、従来
のチョークコイルと比較して、リーケージインダクタン
スが高く、かつ自己インダクタンスに変化がないので、
ノーマルモードノイズとコモンモードノイズの両方の除
去に効果的なチョークコイルであることがわかる。
【0065】図18に、半円状の切欠部13を持つ他の
フェライトプレート37と、磁脚の断面が正8角形の口
字形閉磁路コア2Bを示す。チョークコイルのフェライ
トプレート37は、フェライトプレート37自体が回転
しないような構造になっているが、図18のような形状
のフェライトプレート及び口字形閉磁路コアを用いて、
巻線時にボビンとフェライトプレートの両方が回転する
ような構造にしても、本発明のチョークコイルの製造は
可能である。
【0066】また、本発明のチョークコイルのフェライ
トプレートは、必ずしも2枚を組み合わせる必要はな
く、図17のチョークコイルの前記フェライトプレート
36、2枚を図19のようなフェライトプレート38を
用いて、リーケージインダクタンスを大きくすることが
可能である。
【0067】また、本発明のチョークコイルのフェライ
トプレートは、必ずしも外周が円形である必要はなく、
歯車ボビンの回転を妨げないような形状であればよく、
例えば、図20のフェライトプレート39のような略四
半円形状に変更しても、歯車ボビンの回転を妨げず、か
つリーケージインダクタンスを大きくすることが可能で
ある。
【0068】
【発明の効果】本発明のチョークコイルは、フェライト
プレートと口字形閉磁路コア又は日字形閉磁路コアとの
間から磁束が漏洩することによるリーケージインダクタ
ンスが存在するため、ノーマルモードノイズとコモンモ
ードノイズの両方の除去が可能である。また、口字形閉
磁路コア部分には、ギャップが無いために、従来のコモ
ンモードチョークコイルと比較して、自己インダクタン
スに変化がない。また、巻線には、歯車付ボビンを使用
しているため、自動巻線が可能であり、従って、作業時
間のロスも少ない。また、フェライトプレートを接合し
ても、従来のチョークコイルと形状、大きさの面で大差
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示すチョークコイルの
外観斜視図。
【図2】本発明の実施の形態1を示すチョークコイルに
用いるボビン分割体の説明図。
【図3】本発明の実施の形態1を示すチョークコイルに
用いる口字形閉磁路コアとフェライトプレートの位置関
係の説明図。
【図4】本発明の実施の形態1を示すチョークコイルに
用いる台座を示す説明図。
【図5】本発明の実施の形態1を示すチョークコイルを
示す外観斜視図。
【図6】本発明の実施の形態1を示す他のチョークコイ
ルとその口字形閉磁路コアとフェライトプレートの位置
関係の説明図。
【図7】本発明の実施の形態2を示すチョークコイルの
外観斜視図。
【図8】本発明の実施の形態2を示すチョークコイルに
用いるボビン分割体の説明図。
【図9】本発明の実施の形態2を示すチョークコイルに
用いる口字形閉磁路コアの外観斜視図。
【図10】本発明の実施の形態2を示すチョークコイル
に用いるフェライトプレートの外観斜視図。
【図11】本発明の実施の形態2を示すチョークコイル
完成後の口字形閉磁路コアとフェライトプレートの位置
関係を示す概念図。
【図12】本発明の実施の形態2を示す他のチョークコ
イルの外観斜視図。
【図13】本発明の実施の形態2を示す他のチョークコ
イルに用いるフェライトプレートの外観斜視図。
【図14】本発明の実施の形態2を示す他のチョークコ
イル完成後の口字形閉磁路コアとフェライトプレートの
位置関係を示す概念図。
【図15】本発明の実施の形態3を示すチョークコイル
の外観斜視図。
【図16】本発明の実施の形態3を示すチョークコイル
に用いるボビン分割体の説明図。
【図17】本発明の実施の形態3を示すチョークコイル
完成後の口字形閉磁路コアとフェライトプレートの位置
関係の説明図。
【図18】本発明の実施の形態3を示す他のチョークコ
イルの口字形閉磁路コアとフェライトプレートの位置関
係の説明図。
【図19】本発明の実施の形態3を示す他のチョークコ
イルの口字形閉磁路コアとフェライトプレートの位置関
係の説明図。
【図20】本発明の実施の形態3を示す他のチョークコ
イルの口字形閉磁路コアとフェライトプレートの位置関
係の説明図。
【図21】従来のチョークコイルに使用する口字形閉磁
路コアの外観斜視図。
【図22】従来のチョークコイルの外観斜視図。
【符号の説明】
1 ボビン分割体 2 口字形閉磁路コア 2A 日字形閉磁路コア 2B 正8角形の口字形閉磁路コア 2a 凸部 2b 空隙 3 磁脚 4 巻芯 5,6 端部鍔 7,8 中央鍔 7a コイルボビン 9,10 仕切り板 11 コイルボビン 12 接合部 12a 凸部通過部 12b 収納部 13,15,29 切欠部 14 磁脚 16 歯車 17,18 嵌合突片 19 段部 20 嵌合溝 21 係合片 22 係合孔 23 台座 23a 台座本体 24,30 固定部 25 ピン端子 26 巻線 27 端末 28 巻線部 28a,28b,28c フェライトプレート 29,35 切欠部 31 フェライトプレート 32 突片 33 接合面 34 継部 36,37,38,39 フェライトプレート A,B 形状 L 自己インダクタンス Le リーケージインダクタンス T フェライトプレートの厚さ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端にコアを固定する固定部とピン端子
    を設けた台座に口字形閉磁路コアを固定し、前記コアの
    一方の磁脚にコイルボビンを装着し、該コイルボビンに
    巻線を施してなるチョークコイルにおいて、コアの二つ
    の磁脚を通す各々の切欠部を有する2分割のフェライト
    プレートを設け、コアの前記磁脚を前記切欠部に通し、
    前記コアに前記フェライトプレートを取り付けて、前記
    コアと前記フェライトプレートとを前記台座に固定し、
    前記磁脚に前記コイルボビンを装着してなることを特徴
    とするチョークコイル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のチョークコイルにおい
    て、片方の前記切欠部が、半円形、四半円形、円弧のい
    ずれかである2分割の略矩形板状のフェライトプレート
    を用いることを特徴とするチョークコイル。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のチョークコイルにおい
    て、前記口字形閉磁路コアの磁脚の一方のほぼ中央に空
    隙を有する内側に向かって突出した凸部を設けて、略日
    字形コアとすることを特徴とするチョークコイル。
  4. 【請求項4】 両端にコアを固定する固定部とピン端子
    を設けた台座に内側に向かって突出した凸部を有する略
    日字形閉磁路コアを固定し、前記コアの磁脚にコイルボ
    ビンを装着し、該コイルボビンに巻線を施してなるチョ
    ークコイルであって、前記コイルボビンは略日字形閉磁
    路コアの磁脚に装着され、中央部に前記磁脚を軸として
    回転する際に、前記凸部が回転可能な凸部通過部を有
    し、前記凸部通過部と前記凸部に接合するフェライトプ
    レートを装着することを特徴とするチョークコイル。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載のチョークコイルにおいて、前記二つの切欠部が、半
    円形、四半円形、円弧のいずれかで連続した一つの凹部
    からなる2分割の略矩形板状のフェライトプレートを用
    いることを特徴とするチョークコイル。
  6. 【請求項6】 請求項3ないし請求項5のいずれかに記
    載のチョークコイルにおいて、前記二つの切欠部が半円
    形、四半円形、円弧のいずれかで連続した一つの凹部を
    形成し、コイルボビンの巻芯に装着される磁脚と対向す
    る他方の脚部を支持する突片を下辺に設けた、前記2分
    割の略矩形板状のフェライトプレートを用いることを特
    徴とするチョークコイル。
  7. 【請求項7】 請求項5ないし請求項6のいずれかに記
    載の前記フェライトプレートと請求項3ないし4のいず
    れかに記載の略日字形閉磁路コアとを用いたことを特徴
    とするチョークコイル。
  8. 【請求項8】 両端にコアを固定する固定部とピン端子
    を設けた台座に口字形閉磁路コアを固定し、前記コアの
    磁脚にコイルボビンを装着し、該コイルボビンに巻線を
    施してなるチョークコイルであって、前記チョークコイ
    ルは前記口字形閉磁路コアの磁脚部に装着可能な一つの
    切欠部を有するフェライトプレートを配し、前記コイル
    ボビンの中央にフェライトプレートを収納するリング状
    の収納部を設け、前記フェライトプレートをコイルボビ
    ンに装着した際に、コイルボビンが口字形閉磁路コアの
    磁脚を軸として回転できることを特徴とするチョークコ
    イル。
  9. 【請求項9】 請求項1記載のチョークコイルにおい
    て、二分割のフェライトプレートが板状半円でコアの磁
    脚を通す一つの切欠部を有することを特徴とするチョー
    クコイル。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のチョークコイルにおい
    て、フェライトプレートが略円板状で、コアの磁脚を取
    付ける一つの切欠部を設けることを特徴とするチョーク
    コイル。
  11. 【請求項11】 請求項1記載のチョークコイルにおい
    て、フェライトプレートが略四半円形で、コアの磁脚を
    取付ける切欠部を設けることを特徴とするチョークコイ
    ル。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし請求項8のいずれかに
    記載の口字形又は略日字形閉磁路コアの脚部は、断面が
    円形、多角形、楕円のいずれかを形成することを特徴と
    するチョークコイル。
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