JPH10125737A - Tab用接着剤付きテープ、tabテープ及び半導体装置 - Google Patents

Tab用接着剤付きテープ、tabテープ及び半導体装置

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JPH10125737A
JPH10125737A JP8276036A JP27603696A JPH10125737A JP H10125737 A JPH10125737 A JP H10125737A JP 8276036 A JP8276036 A JP 8276036A JP 27603696 A JP27603696 A JP 27603696A JP H10125737 A JPH10125737 A JP H10125737A
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JP
Japan
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tape
adhesive
tab
adhesive layer
insulating film
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JP8276036A
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Hideo Takahashi
秀雄 高橋
Taiji Sawamura
泰司 澤村
Akihiro Kabashima
昭紘 椛島
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10WGENERIC PACKAGES, INTERCONNECTIONS, CONNECTORS OR OTHER CONSTRUCTIONAL DETAILS OF DEVICES COVERED BY CLASS H10
    • H10W72/00Interconnections or connectors in packages
    • H10W72/701Tape-automated bond [TAB] connectors

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  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】TABテープ加工工程におけるテープの寸法変
化によるパターン加工時の歩留まり低下とパターンの微
細化に伴う、より厳しい寸法安定性の要請に応え、TC
P実装の歩留まりを上げるのに適した新規なTAB用接
着剤付きテープ、TABテープおよびそれを用いた半導
体装置を工業的に提供する。 【解決手段】少なくとも絶縁フイルムおよび接着剤層を
有するTAB用接着剤付きテープにおいて、前記接着剤
層の厚みが3〜10μmの範囲で、さらに前記接着剤層
と前記絶縁フィルムからなる積層体の20℃での弾性率
が1,000〜30,000MPaの範囲にあり、かつ
前記積層体の接着剤層硬化後のテープ幅方向の曲率が
5.2×10-4〜6.5×10-3の範囲にあることを特
徴とするTAB用接着剤付きテープ並びにそれから得ら
れたTABテープ及び半導体装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、TAB(テープ・
オートメーテッド・ボンディング)方式と称する半導体
集積回路実装用テープ(以下、TABテープと略す)に
使用されるTAB用接着剤付きテープ、TABテープお
よび半導体装置、さらに詳しくは、寸法安定性が向上で
き、TABテープの加工性およびアウターリードボンデ
ィング性に優れたTAB用接着剤付きテープ、TABテ
ープおよび半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】TAB用接着剤付きテープは、通常次に
示す方法で作られる。まず、第1の離型フイルムに、接
着剤樹脂混合溶液を塗布、乾燥し、これに必要に応じ第
2の離型フイルムを張り合わせる。次に、目的とする幅
にスリットする。これをあらかじめ目的の幅にスリット
されたポリイミドなどの可撓性絶縁フイルムに、第1ま
たは第2の離型フイルムを剥がして接着剤面を張り合わ
せる。また、別の方法としては、可撓性絶縁フイルムに
直接、所定の幅に接着剤樹脂混合溶液を塗布、乾燥し、
離型フイルム(保護フイルム)を張り合わせても良い。
【0003】上記の方法で作られたTAB用接着剤付き
テープは、いずれも可撓性絶縁フイルム、接着剤、保護
フイルムをこの順に積層した構成となっているが、保護
フイルムは防塵あるいは取り扱い性の目的から使用され
るものである。保護フイルムとしては、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリフ
ェニレンサルファイドなどが使用されている。
【0004】一方、IC搭載用のTABテープは、上記
接着剤付きテープを使用して概略次の工程を経て造ら
れ、かくして得られたTABテープ(図1にTABテー
プの形状を示す。)にICが搭載される。
【0005】すなわち、TAB加工工程は、TAB用接
着剤付きテープに(1)スプロケット孔・デバイス孔など
を金型で作るパンチング工程、(2)保護フイルム除去・
銅箔ラミネート工程、(3)接着剤層を硬化させる接着剤
加熱キュア工程、(4)フォトレジスト塗布・パターン露
光・現像工程、(5)銅箔パターンエッチング工程、(6)フ
ォトレジスト剥離工程、((7)必要によりソルダーレジ
スト塗布工程)(8)メッキ工程(スズ、半田、金など)
等である。
【0006】かくして得られたTABテープはIC実装
後テープ・キャリア・パッケージ(TCP)として、例
えばプリント配線基板にはんだ付けやワイヤボンディン
グ、あるいは、異方性導電膜(ACF:Anisotoropic
Conductive Film )によって実装される。
【0007】TCPの主用途である液晶ディスプレイ
は、近年パソコン(以下PC)機能の向上やPCソフト
の充実からノート型PCにおいてもマルチウインドウズ
(複数画面の同時表示)や動画像表示が普及し始め、表
示画面の画質要求が高まってきている。このような液晶
ディスプレイの画質向上をめざすために、VGA(画素
数;480×640RGB)からSVGA(画素数;6
00×800RGB)と、同一サイズのガラス基板での
画素数が増加してきた。この画素数の増加に伴い、ガラ
ス基板に実装されるTCPのリードピッチに対する微細
化の要求がますます強くなってきた。
【0008】このような背景から、TAB用接着剤付き
テープおよびTABテープには、各工程毎に種々の特性
が要求されている。
【0009】特に、(4)の工程において微細なパターン
を作成する際に、TAB用銅貼りテープがそっている
と、パターン形成のためのマスク寸法とできたパターン
の寸法が一致しないなどの問題がある。そのため、現在
のパターン加工は、TAB用銅貼りテープのそり量をあ
らかじめ考慮したパターンマスクを使って加工してい
る。しかし、近年の半導体デバイスの狭ピッチ化に対応
するには、より平面性の高い材料が要求されている。
【0010】ここでいうパターンの位置ずれは以下の原
因で発生すると考えられる。
【0011】すなわち、従来のTAB用接着剤付きテー
プを用いて、(3)の工程で得られるTAB用銅貼りテー
プは、接着剤層の硬化反応が終了した時点で固定されて
いる。しかし、銅箔は剛性が高いため、接着剤層の硬化
収縮に起因する寸法変化を起こさず、接着剤には内部応
力が蓄積されることになる。そして、この状態のTAB
用銅貼りテープを(4)の工程でパターン形成し、エッチ
ングにより銅箔を除去すると蓄積されていた内部応力が
解放され、マスク寸法よりも広がったパターンが形成さ
れ、半導体実装時あるいは、基板へのTCP実装時のパ
ターン位置ずれを引き起こしていた。
【0012】従って、従来のパターンピッチでは、リー
ド幅および隣接するリードとの間隔が広いため少々の位
置ずれは問題とならなかったが、パターンの微細化に伴
い特に70μm ピッチ以下では、従来と同程度のパター
ンの位置ずれに対応できないため実装が困難となり、回
路形成の設計も制約を受けることになる。
【0013】この問題解決のために、可撓性絶縁フィル
ムの寸法収縮率や吸湿膨潤率を規定することにより、テ
ープの反りを改善することが提案されている。(特公平
7−35106号公報、特開平8−139133号公報
等)
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、種々の
方法で改良されたTAB用接着剤付きテープも少しずつ
効果をあげてきているが、パターンの微細化に伴うより
厳しい寸法安定性の要請に応えるには十分でなかった。
【0015】本発明の目的は、内部応力の蓄積を低くす
るため、接着剤層を従来よりも薄くし、接着剤層の硬化
収縮を最低限に抑えること、また、接着剤層と可撓性絶
縁フィルムからなる積層体の物性を最適化することで、
TCP実装の歩留まりを上げるのに適した新規なTAB
用接着剤付きテープを提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、少
なくとも絶縁フイルムおよび接着剤層を有するTAB用
接着剤付きテープにおいて、前記接着剤層の厚みが3〜
10μmの範囲で、さらに前記接着剤層と前記絶縁フィ
ルムからなる積層体の20℃での弾性率が、1,000
〜30,000MPaの範囲にあり、かつ前記積層体の
接着剤層硬化後のテープ幅方向の曲率が5.2×10-4
〜6.5×10-3の範囲にあることを特徴とするTAB
用接着剤付きテープ、かかるTAB用接着剤付きテープ
を使って得られるTAB用テープおよび半導体装置並び
にTAB用接着剤付きテープに銅箔が積層されて得られ
るTABテープにおいて、前記銅箔の接着剤に接する銅
箔処理面の表面平均粗さが0.5〜4μm の範囲で、か
つ表面最大粗さが、9μm以下であることを特徴とする
TABテープである。
【0017】また、最近のTABテープに要求される電
気絶縁性、接着性を高めるために、硬化後の接着剤層単
体の20℃での引張り弾性率が、450〜2,000M
Paの範囲であること、絶縁フィルムが、20〜133
μm の厚みのポリイミドフィルムであること、絶縁フィ
ルムの接着剤を積層される面が放電処理されたものであ
ること、また接着剤層が炭素数36のジカルボン酸を必
須構成成分とするポリアミド樹脂を含有すること、接着
剤層がエポキシ樹脂を含有すること、または接着剤層が
パラターシャリーブチルフェノールを主成分とするレゾ
ール型フェノール樹脂を含有することにより、さらに寸
法安定性、電気絶縁性、および接着性とも高いTAB用
接着剤付きテープ、それを用いたTABテープおよび半
導体装置を得ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明のTAB用接着剤付きテー
プは、基本構成が絶縁フイルムおよび接着剤層が積層さ
れたものである。
【0019】本発明に使用される絶縁フイルムとして
は、通常厚さ12.5〜250μm好ましくは20〜1
33μmの例えば、ポリイミド、ポリエーテルイミド、
芳香族ポリアミドなどのいわゆる耐熱性フイルム、ある
いはフレキシブルエポキシ/ガラスクロスなどの複合材
料などが使用できる。かかる材料の中でも、耐熱性、絶
縁性の観点からポリイミドが好ましく用いられる。絶縁
フィルムは通常、可撓性のものが使用される。
【0020】また、本発明で使用される絶縁フィルムの
接着剤を積層される面が、コロナ放電処理、低温プラズ
マ処理など目的に応じた接着性改良の放電処理が施され
ている方が好ましい。これらの処理を施すことによっ
て、接着性をさらに向上させることができる ここでい
う放電処理とは、大気圧付近で放電するいわゆる常圧プ
ラズマ処理、コロナ放電処理、または低温プラズマ処理
などが施されていることをいう。
【0021】ついで、本発明の接着剤層に使用される接
着剤は特に限定されないが、熱硬化型のもので半硬化状
の接着剤であることが好ましい。
【0022】本発明で使用される接着剤としては、たと
えば、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹
脂、硬化促進剤からなる接着剤があげられる。
【0023】接着剤層に用いられるポリアミド樹脂は、
酸とジアミンの混合物を熱重合することによって得られ
るもので、メタノールなどのアルコール類を主要成分と
する混合溶剤に溶解可能なものがすべて使用できる。と
りわけ、ポリアミド樹脂の原料として炭素数が36個で
あるジカルボン酸(いわゆる「ダイマー酸」)が主要成
分となっているもの(通称「ダイマー酸系ポリアミ
ド」)が好ましい。ポリアミド樹脂は一般的に吸水率が
大きいため絶縁抵抗が低くなる傾向があるが、ダイマー
酸を使用することによって、吸水率を小さくし電気絶縁
性を高くすることが可能となるためである。
【0024】ダイマー酸系ポリアミドは、ダイマー酸と
ジアミンの等モル混合物を熱重合することによって得る
ことができる。ジカルボン酸成分としてダイマー酸だけ
でなく、アゼライン酸、セバシン酸などの他のジカルボ
ン酸を共重合成分として含有していてもかまわない。こ
のときダイマー酸が、酸成分中で70モル%以上である
ことがより好ましい。ダイマー酸系ポリアミドの中で
は、高重合度のものの方が、吸水率が比較的低く、高湿
度の雰囲気でも電気絶縁性が高くなりやすいので好まし
い。
【0025】ジアミン成分としては、ヘキサメチレンジ
アミン、エチレンジアミン、ピペラジン、ビス(4−ア
ミノシクロヘキシル)メタン、ビス(4−アミノ−1,
2−ジメチルシクロヘキシル)メタンなどがあげられる
が、特に好ましいものは、ヘキサメチレンジアミンであ
る。ヘキサメチレンジアミンを主成分としたダイマー酸
系ポリアミドは、総合性能において優れた特性を発揮す
るため特に好ましい。また、ジアミン成分も一種だけで
なく、二種以上混合したものも使用することができる。
【0026】接着剤層に用いられるエポキシ樹脂は、1
分子中に2個以上のエポキシ基を有するものなら特に限
定されず、これらの具体例としては、たとえば、ビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキ
シ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾ
ールノボラック型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ
樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、線状脂肪族エポキシ
樹脂、脂環族エポキシ樹脂、複素環式エポキシ樹脂、ス
ピロ環含有エポキシ樹脂、およびハロゲン化エポキシ樹
脂などがあげられる。これらのエポキシ樹脂の中でも接
着性、耐薬品性、絶縁性に優れる点で、ビスフェノール
A型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、
フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボ
ラック型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、ナ
フタレン型エポキシ樹脂、複素環式エポキシ樹脂のう
ち、少なくとも1種類を含有することが好ましい。ま
た、エポキシ樹脂の添加量は、ポリアミド樹脂を100
重量部とした場合、3〜110重量部の範囲、好ましく
は、20〜70重量部である。
【0027】接着剤層に用いられるフェノール樹脂は、
ノボラック型、レゾール型、クレゾールノボラック型の
各種タイプをはじめ、ポリパラビニルフェノールなど公
知のフェノール樹脂が使用可能である。かかる種類の中
でも耐熱性、電気絶縁性を高くするためには、パラター
シャリーブチルフェノールを主成分としたレゾール型フ
ェノール樹脂が好ましく用いられる。また、フェノール
樹脂の添加量は、ポリアミド樹脂を100重量部とした
場合、5〜150重量部の範囲、好ましくは20〜80
重量部の範囲である。
【0028】本発明の接着剤層にはエポキシ樹脂の単独
反応、エポキシ樹脂とポリアミド樹脂やフェノール樹脂
との反応を促進させる硬化促進剤を含有することができ
る。硬化促進剤は硬化反応を促進するものならば特に限
定されず、その具体例としては、たとえば、2−メチル
イミダゾール、2,4−ジメチルイミダゾール、2−エ
チル−4−メチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾ
ール、2−フェニル−4−メチルイミダゾールおよび2
−ヘプタデシルイミダゾールなどのイミダゾール化合
物、トリエチルアミン、ベンジルジメチルアミン、α−
メチルベンジルジメチルアミン、2−(ジメチルアミノ
メチル)フェノール、2,4,6−トリス(ジメチルア
ミノメチル)フェノールおよび1,8−ジアザビシクロ
(5,4,0)ウンデセン−7などの3級アミン化合
物、ジルコニウムテトラメトキシド、ジルコニウムテト
ラプロポキシド、テトラキス(アセチルアセトナト)ジ
ルコニウムおよびトリ(アセチルアセトナト)アルミニ
ウムなどの有機金属化合物、およびトリフェニルホスフ
ィン、トリメチルホスフィン、トリエチルホスフィン、
トリブチルホスフィン、トリ(p−メチルフェニル)ホ
スフィンおよびトリ(ノニルフェニル)ホスフィンなど
の有機ホスフィン化合物が挙げられる。
【0029】また、硬化促進剤の添加量は、ポリアミド
樹脂を100重量部とした場合、0. 1〜10重量部の
範囲で使用されることが好ましい。
【0030】また、接着剤の諸特性を劣化させない範囲
で、シリカ、アルミナなどの微粒子を添加してもよい。
【0031】本発明の接着剤層は接着剤層単体を硬化さ
せた際の引張り弾性率が、450〜2,000MPaの
範囲であることが好ましい。
【0032】そして、本発明の絶縁フィルムと接着剤層
からなる積層体の弾性率および同積層体を銅箔と貼り合
わせず、そのまま接着剤層を硬化させた時のテープ幅方
向の曲率は、次の条件を満たすことが必要である。
【0033】弾性率:絶縁フィルムと接着剤層からなる
積層体の20℃における弾性率が、下記測定条件におい
て1,000〜30,000MPaの範囲にあること。
同積層体の弾性率が、30,000MPaを越えるとT
AB用接着剤付きテープをパンチングすることができな
い。また、1,000MPa未満だと半田リフロー時の
接着力低下が著しい。 弾性率測定条件; 測定機 ;RHEO VIBRON DDV−II−EA
[(株)ORIENTEC製] 測定条件;−100℃〜300℃(測定温度間隔:2
℃) 駆動周波数;110Hz。
【0034】曲率:可撓性絶縁フィルムと接着剤層から
なる積層体の接着剤層硬化後のテープ幅方向の曲率が、
下記条件において5.2×10-4〜6.5×10-3の範
囲にあること。同積層体の接着剤硬化後の曲率が、6.
5×10-3を越えると作成されるTCPの反りが大きく
微細なパターンの半導体実装やアウターリード接続がで
きない。また、5.2×10-4未満になる接着剤層は、
硬化時の樹脂架橋度が低く絶縁信頼性の低下が著しい。 曲率測定条件; 接着剤硬化条件;80℃×3時間→100℃×5時間→
150℃×5時間 サンプル形状 ;縦10mm×横35mm(接着剤幅26.
0mm) 測定機;マイクロメーター 測定方法;図2に示す接着剤硬化後の積層体を平滑なガ
ラス板の上に置き、図2における高さbを測定し、下記
方法により曲率を求める。 曲率算定方法;マイクロメーターで計測した値bから下
記式により曲率を算出する。 曲率ρ-1= {(35/2)2+b2}/2×b。
【0035】また、本発明においては、絶縁フィルム、
接着剤の上に保護フィルムがこの純に積層されるのが通
常である。保護フイルムは、通常、可撓性プラスチック
フィルムが用いられ、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リフェニレンサルファイドフイルムがとくに好ましく用
いられる。
【0036】TAB用接着剤付きテープは、通常、次に
示すいずれかの方法で作られる。
【0037】まず、第1の離型フイルムに、接着剤樹脂
混合溶液を塗布、乾燥し、これに必要に応じ第2の離型
フイルムを張り合わせる。次に、目的とする幅にスリッ
トする。これをあらかじめコロナ放電処理あるいは低温
プラズマ処理され、目的の幅にスリットされたポリイミ
ドなどの可撓性絶縁フイルムに、第1もしくは第2の離
型フイルムを剥がして接着剤面を張り合わせる。また、
別の方法として、あらかじめコロナ放電処理あるいは低
温プラズマ処理された可撓性絶縁フイルムに、直接、所
定の幅に接着剤樹脂混合溶液を塗布、乾燥し、離型フイ
ルム(保護フイルム)を張り合わせてもよい。なお、接
着剤樹脂混合溶液は、前記接着剤成分を溶媒に溶解して
得られる。接着剤各成分を溶解する溶媒としては、トル
エン、キシレン、クロロベンゼン、ベンジルアルコール
などの芳香族系溶媒、メタノール、エタノール、イソプ
ロピルアルコール、ブチルアルコールなどのアルコール
系溶媒などが、それぞれ単独であるいは二種以上の混合
溶媒として使用できる。
【0038】通常、上記の方法で作られるテープの接着
剤の幅は、スプロケット孔開孔予定部にはかからないよ
うに基材である可撓性絶縁フイルムより狭く設定されて
いる。
【0039】IC搭載用のTABテープは、上記TAB
用接着剤付きテープを使用して、概略(1)〜(8)の工程を
経て作られる。
【0040】かくして本発明のTAB用接着剤付きテー
プを用いて作成された本発明のTABテープは導体回線
の配線パターンピッチが20〜150μmであるものに
好ましく適用できる。
【0041】かくして得られたTABテープにICが搭
載されたTCPが形成される。このTCPは例えば、液
晶ディスプレイ用のガラス基板に(9)〜(12)の工程を経
て実装される。そして液晶ディスプレイはノート型PC
等の電気機器に組み込まれる。
【0042】(1)スプロケット穴、デバイス穴などのパ
ンチング工程 (2)保護フイルム除去、銅箔ラミネート工程 (3)接着剤加熱キュア工程 (4)フォトレジスト塗布、パターン露光、現像工程 (5)銅箔パターンエッチング工程 (6)フォトレジスト剥離工程 (7)(必要によりソルダーレジスト塗布工程) (8)メッキ工程(スズ、半田、金など) (9)ACF貼り付け (10)TCP打ち抜き (11)TCPアライメント、仮圧着 (12)加熱、加圧ボンディング(本圧着)。
【0043】そして、本発明において(2)の工程で使用
される銅箔は特に限定されないが、厚みが10〜70μ
m、好ましくは10〜25μm の種々の電解銅箔、圧延
銅箔が使用できる。これらの銅箔の中でも、銅箔処理面
の表面最大粗さが、接着剤厚みよりも大きいと、接着力
の低下などによりTCPを形成することが困難で、積層
される接着剤を選択する必要があることから、特に銅箔
の処理面の表面平均粗さが0.5〜4μm の範囲で、か
つ表面最大粗さが、9μm 以下であることが好ましい。
【0044】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0045】なお、本実施例におけるパターンの位置ず
れ試験は図3に示す要領で次のようにして行った。
【0046】[銅箔パターンの位置ずれ検査法]TAB
用接着剤付きテープの保護フイルムを除去し、銅箔処理
面の表面最大粗さ3.8μm で、厚みが25μm電解銅
箔と接着面とを130℃、1m/min でラミネートした。
エアオーブン中で、80℃×3時間、100℃×5時
間、150℃×5時間の条件で接着剤の加熱キュアを行
った後、銅箔面にフォトレジスト塗布、パターン露光、
現像・銅箔パターンエッチング、フォトレジスト剥離工
程を経て、下記3水準のガラスマスクを使って、パター
ンを形成した。 a:導体幅25μm、パターンピッチ50μm、導体間
隔25μm、導体数400本 b:導体幅50μm、パターンピッチ100μm、導体
間隔50μm、導体数200本 c:導体幅100μm、パターンピッチ200μm、導
体間隔100μm、導体数100本 このパターンにスズメッキ液を用いて0. 5μm厚みの
メッキを施した1辺が3. 5cm程度の正方形の基板を
作成した。
【0047】上記パターンと対応するようにITO電極
をガラス板に蒸着して下記パターンのガラス基板を作成
した。
【0048】a’:導体幅25μm、パターンピッチ5
0μm、導体間隔25μm、導体数400本 b’:導体幅50μm、パターンピッチ100μm、導
体間隔50μm、導体数200本 c’:導体幅100μm、パターンピッチ200μm、
導体間隔100μm、導体数100本 上記のガラス基板は、順にパターンのa,b,c,と対
応させた。
【0049】このように準備したTABテープとガラス
基板を熱圧着装置(日本アビオニクス社製”パルスヒー
トボンダー”TCW125)を用いて、厚さ30μmの
ACF(ソニーケミカル製CP4131)を介して、1
70℃、3.92MPaの条件で熱圧着した後、光学顕
微鏡でパターン電極とITO電極の幅方向の位置ずれ
(図3のAの長さ)が、それぞれのパターンの両端の導
体において下記条件範囲の上限以上のであったものを不
合格、範囲内のものをやや良好、下限以下のものを良好
と判定した。 判定基準範囲 パターンピッチ 図3のAの長さ(μm ) 50μm 3〜7μm 100μm 5〜15μm 200μm 12〜32μm 。
【0050】実施例1〜4 下記接着剤組成物を固形分濃度20重量%となるように
メタノール/モノクロルベンゼン混合溶液に溶解した
後、離型処理を施した厚さ25μmのポリエチレンテレ
フタレートフイルム(東レ製PETフイルム“ルミラ
ー”Tタイプ)に、各々乾燥膜厚が所定の厚みとなるよ
うに塗布し、エアオーブンを使用し100℃で1分、1
50℃で2分乾燥した。これらのフイルムの接着面を、
あらかじめアルゴン雰囲気中で低温プラズマ処理した厚
さ75μmのポリイミドフイルムにロールラミネート方
式により、120℃の温度で貼り合わせて、TAB用接
着剤付きテープを作成した。
【0051】<可撓性絶縁フィルム> 宇部興産社製ポリイミドフィルムSタイプ75μm <接着剤層> 1:組成/ポリアミド樹脂(ヘンケル社製ナイロン“MACROMELT”69 00):100重量部 熱硬化型アルキルフェノール樹脂(大日本インキ社製TD− 2625): 75重量部 エポキシ樹脂(油化シェル社製Ep828):50重量部 トリフェニルフォスフィン:1重量部 :厚み/3μm 2:組成/ポリアミド樹脂(ヘンケル社製ナイロン“MACROMELT”69 00):100重量部 熱硬化型アルキルフェノール樹脂(大日本インキ社製TD− 2625): 80重量部 エポキシ樹脂(油化シェル社製Ep828):45重量部 :厚み/3μm 3:組成/ポリアミド樹脂(ヘンケル社製ナイロン“MACROMELT”69 00):100重量部 熱硬化型アルキルフェノール樹脂(大日本インキ社製TD− 2625): 80重量部 エポキシ樹脂(油化シェル社製Ep828):45重量部 :厚み/5μm 4:組成/ポリアミド樹脂(ヘンケル社製ナイロン“MACROMELT”69 00):100重量部 熱硬化型アルキルフェノール樹脂(大日本インキ社製TD− 2625): 80重量部 エポキシ樹脂(油化シェル社製Ep828):45重量部 :厚み/ 10μm 上記で得られたTAB用接着剤付きテープの可撓性絶縁
フィルムと接着剤層からなる積層体の20℃における弾
性率とテープ幅方向の曲率を検査した結果を表1に示し
た。また、上記TAB用接着剤付きテープから得られた
TABテープのパターン位置ずれを検査した結果を表2
に示した。
【0052】上記の手順で得られたTAB用接着剤付き
テープを用いて、前述の銅箔パターンの位置ずれ検査法
と同一の方法で半導体集積回路接続用の導体回路を形成
し、図1に示すパターンテープを得た。さらにこのパタ
ーンテープを用いて、450℃、1分の条件でインナー
リードボンディングを行い、半導体集積回路を接続し
た。しかるのちに、エポキシ系液状封止材(北陸塗料
(株)製“チップコート”1320−617)で樹脂封
止を行い、半導体装置を得た。図4は得られた半導体装
置の断面を示したものである。
【0053】比較例5〜7 接着剤層として下記以外を用いた以外は、実施例1と全
く同じTAB用接着剤付きテープを作成した。
【0054】 <接着剤層> 5:組成/ポリアミド樹脂(ヘンケル社製ナイロン“MACROMELT”69 00):100重量部 熱硬化型アルキルフェノール樹脂(大日本インキ社製TD− 2625): 80重量部 エポキシ樹脂(油化シェル社製Ep828):45重量部 :厚み/12μm 6:組成/ポリアミド樹脂(ヘンケル社製ナイロン“MACROMELT”69 00):100重量部 熱硬化型アルキルフェノール樹脂(大日本インキ社製TD− 2625): 150重量部 エポキシ樹脂(油化シェル社製Ep828):5重量部 :厚み/12μm 7:組成 ポリアミド樹脂(ヘンケル社製ナイロン“MACROMELT”69 01):100重量部 エポキシ樹脂(油化シェル社製Ep828):1000重量部 メタフェニレンジアミン:200重量部 :厚み/5μm
【0055】上記で得られたTAB用接着剤付きテープ
の可撓性絶縁フィルムと接着剤層からなる積層体の20
℃における弾性率とテープ幅方向の曲率を検査した結果
を表1に示した。また、上記TAB用接着剤付きテープ
から得られたTABテープのパターン位置ずれを検査
し、判定した結果を表2に示した。
【0056】
【表1】
【0057】
【表2】
【0058】
【発明の効果】本発明のTAB用接着剤付きテープを用
いることによって、TABテープの加工工程において、
銅箔、接着剤層とベースフィルムの接着剤層の硬化収縮
に起因する各層の応力の関係から、パターンの位置ずれ
による導体間の接着不良や導体が浮き上がるなどの不具
合を防止し、高歩留の優れたTABテープおよびそれを
用いた半導体装置を工業的に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】TAB用接着剤テープにパターン加工された状
態を示すTAB用接着剤テープ一態様の斜視図。
【図2】TAB用接着剤テープを銅箔を貼り合わせず接
着剤層を硬化させた際のテープの反りおよび反り量を測
定する部分を示すTAB用接着剤テープの一態様の断面
図。
【図3】TABテープが、ACFを介してITO電極の
形成されたガラス基板と接続されることを示しかつTA
Bテープの位置ずれを示すTABテープの一態様の部分
断面図。
【図4】本発明のTAB用接着剤テープを用いた半導体
装置の断面図。
【符号の説明】
1.可撓性絶縁フィルム(ベースフィルム) 2.接着剤 3.スプロケットホール 4.デバイスホール 5.導体 6.ガラス基板 7.ITO電極 8.ACF 9.封止樹脂 10.金バンプ 11.保護膜 12.ガラス板

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも絶縁フイルムおよび接着剤層を
    有するTAB用接着剤付きテープにおいて、前記接着剤
    層の厚みが3〜10μmの範囲で、さらに前記接着剤層
    と前記絶縁フィルムからなる積層体の20℃での弾性率
    が1,000〜30,000MPaの範囲にあり、かつ
    前記積層体の接着剤層硬化後のテープ幅方向の曲率が
    5.2×10-4〜6.5×10-3の範囲にあることを特
    徴とするTAB用接着剤付きテープ。
  2. 【請求項2】接着剤層単体を硬化させた際の引張り弾性
    率が、450〜2,000MPaの範囲にあることを特
    徴とする請求項1記載のTAB用接着剤付きテープ。
  3. 【請求項3】絶縁フィルムが、20〜133μm の厚み
    のポリイミドフィルムであることを特徴とする請求項1
    記載のTAB用接着剤付きテープ。
  4. 【請求項4】絶縁フィルムの接着剤を積層される面が、
    放電処理されたことを特徴とする請求項1記載のTAB
    用接着剤付きテープ。
  5. 【請求項5】接着剤層が、炭素数36のジカルボン酸を
    必須構成成分とするポリアミド樹脂を含有することを特
    徴とする請求項1記載のTAB用接着剤付きテープ。
  6. 【請求項6】接着剤層が、パラターシャリーブチルフェ
    ノールを主成分とするレゾール型フェノール樹脂を含有
    することを特徴とする請求項1記載のTAB用接着剤付
    きテープ。
  7. 【請求項7】接着剤層が、エポキシ樹脂を含有すること
    を特徴とする請求項1記載のTAB用接着剤付きテー
    プ。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれか記載のTAB用接
    着剤付きテープを使って得られる、導体回路の配線パタ
    ーンピッチが20〜150μm であることを特徴とする
    TABテープ。
  9. 【請求項9】請求項1〜7のいずれか記載のTAB用接
    着剤付きテープから得られることを特徴とする半導体装
    置。
  10. 【請求項10】TAB用接着剤付きテープに銅箔が積層
    されて得られるTABテープにおいて、前記銅箔の接着
    剤に接する銅箔面の表面平均粗さが0.5〜4μm の範
    囲で、かつ表面最大粗さが、9μm 以下であることを特
    徴とするTABテープ。
  11. 【請求項11】請求項10記載のTABテープから得ら
    れることを特徴とする半導体装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001006769A (ja) * 1999-06-18 2001-01-12 Hitachi Chem Co Ltd 電極の接続方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001006769A (ja) * 1999-06-18 2001-01-12 Hitachi Chem Co Ltd 電極の接続方法

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