JPH10128710A - 強化木質材およびその製造方法 - Google Patents
強化木質材およびその製造方法Info
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- JPH10128710A JPH10128710A JP8286597A JP28659796A JPH10128710A JP H10128710 A JPH10128710 A JP H10128710A JP 8286597 A JP8286597 A JP 8286597A JP 28659796 A JP28659796 A JP 28659796A JP H10128710 A JPH10128710 A JP H10128710A
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- strands
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- Debarking, Splitting, And Disintegration Of Timber (AREA)
- Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 小断面で大断面と同等の強度、剛性を確保で
きる経済的にすぐれた強化木質材とその製造方法を提供
することを目的とする。 【解決手段】 本発明は、緊張材3で強化された強化木
質材1であって、木材の繊維方向に沿って細長に切断さ
れたストランド21と、前記ストランド21の表面に塗
布された接着剤4と、長尺ワイヤー状の緊張材3とから
なり、前記ストランド21が長手方向をほぼ平行に多数
集積され、前記集積されたストランド集積体2の内部に
長手方向に沿って前記緊張材3が配置され、緊張材3の
引張状態が保持された状態で、前記ストランド集積体2
が加圧下に接着接合されてなるものである。
きる経済的にすぐれた強化木質材とその製造方法を提供
することを目的とする。 【解決手段】 本発明は、緊張材3で強化された強化木
質材1であって、木材の繊維方向に沿って細長に切断さ
れたストランド21と、前記ストランド21の表面に塗
布された接着剤4と、長尺ワイヤー状の緊張材3とから
なり、前記ストランド21が長手方向をほぼ平行に多数
集積され、前記集積されたストランド集積体2の内部に
長手方向に沿って前記緊張材3が配置され、緊張材3の
引張状態が保持された状態で、前記ストランド集積体2
が加圧下に接着接合されてなるものである。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、緊張材で強化され
た強化木質材およびその製造方法に関する。
た強化木質材およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、木材を細長に切断されたストラン
ド(リグノセルローズファイバー)を接着剤で固着させ
た定寸法用材が、特公昭50−17512号公報に記載
されている。上記公報記載の定寸法用材は、原木種から
切断採取された製材の強度以上となるような接着剤の樹
脂固形分および得られた定寸法用材の密度を有するよう
にしたものであって、これにより、径が小さい、密度が
低い、木理性に乏しい、強度に乏しい等の理由で従来工
業的に利用されていなかったリグノセルローズ物質を、
建築目的のため工業的に利用できるようになった。ま
た、木材を細長に切断されたストランド(リグノセルロ
ーズファイバー)を接着剤で固着させるものであるか
ら、製材の際、仕上げ、切断で失われる廃材の有効活用
を図ることもできる。
ド(リグノセルローズファイバー)を接着剤で固着させ
た定寸法用材が、特公昭50−17512号公報に記載
されている。上記公報記載の定寸法用材は、原木種から
切断採取された製材の強度以上となるような接着剤の樹
脂固形分および得られた定寸法用材の密度を有するよう
にしたものであって、これにより、径が小さい、密度が
低い、木理性に乏しい、強度に乏しい等の理由で従来工
業的に利用されていなかったリグノセルローズ物質を、
建築目的のため工業的に利用できるようになった。ま
た、木材を細長に切断されたストランド(リグノセルロ
ーズファイバー)を接着剤で固着させるものであるか
ら、製材の際、仕上げ、切断で失われる廃材の有効活用
を図ることもできる。
【0003】また、別の従来の技術として、緊張材で強
化された集成材が、特開平6−229065号公報に記
載されている。上記公報記載の緊張材で強化された集成
材は、凹溝のないラミナ(構成素材)と凹溝のあるラミ
ナ複数枚を積層して一体に接合し、積層されたラミナの
凹溝により貫通孔を形成し、この貫通孔に挿通した緊張
材(PC鋼棒)に引張力を導入するようにしたものであ
る。これにより、集成材にプレストレスが与えられ、強
化されるので、大空間建築における水平直通梁として利
用する際、梁の断面を大きくしなくてもよくなり、経済
的である。
化された集成材が、特開平6−229065号公報に記
載されている。上記公報記載の緊張材で強化された集成
材は、凹溝のないラミナ(構成素材)と凹溝のあるラミ
ナ複数枚を積層して一体に接合し、積層されたラミナの
凹溝により貫通孔を形成し、この貫通孔に挿通した緊張
材(PC鋼棒)に引張力を導入するようにしたものであ
る。これにより、集成材にプレストレスが与えられ、強
化されるので、大空間建築における水平直通梁として利
用する際、梁の断面を大きくしなくてもよくなり、経済
的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の定寸法用材は、接着剤の樹脂固形分および得られた
定寸法用材の密度が低い場合、強度、剛性が不足する。
また、建築における梁や柱等の構造材において、断面を
大きくせず強度、剛性を高めた木材が要望されている。
また、上記従来の緊張材で強化された集成材は、ラミナ
を緊張材で補強した大スパン用の集成材梁であるので、
長尺、広幅のラミナ(構成素材)を必要とする。このた
め、建築における梁や柱等の構造材として利用するに
は、原木のサイズに制限を受けたり、廃材の有効活用が
できないという問題があり、経済的でない。
来の定寸法用材は、接着剤の樹脂固形分および得られた
定寸法用材の密度が低い場合、強度、剛性が不足する。
また、建築における梁や柱等の構造材において、断面を
大きくせず強度、剛性を高めた木材が要望されている。
また、上記従来の緊張材で強化された集成材は、ラミナ
を緊張材で補強した大スパン用の集成材梁であるので、
長尺、広幅のラミナ(構成素材)を必要とする。このた
め、建築における梁や柱等の構造材として利用するに
は、原木のサイズに制限を受けたり、廃材の有効活用が
できないという問題があり、経済的でない。
【0005】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、小断面で大断面と同等の強度、剛
性を確保できる経済的にすぐれた強化木質材とその製造
方法を提供することを目的とする。
されたものであって、小断面で大断面と同等の強度、剛
性を確保できる経済的にすぐれた強化木質材とその製造
方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、緊張材で強化された強化木質材であって、前記強化
木質材は、木材の繊維方向に沿って細長に切断されたス
トランドと、前記ストランドの表面に塗布された接着剤
と、長尺ワイヤー状の緊張材とからなり、前記ストラン
ドが長手方向をほぼ平行に多数集積され、前記集積され
たストランド集積体の内部に長手方向に沿って前記緊張
材が配置され、緊張材の引張状態が保持された状態で、
前記ストランド集積体が加圧下に接着接合されてなるも
のである。
は、緊張材で強化された強化木質材であって、前記強化
木質材は、木材の繊維方向に沿って細長に切断されたス
トランドと、前記ストランドの表面に塗布された接着剤
と、長尺ワイヤー状の緊張材とからなり、前記ストラン
ドが長手方向をほぼ平行に多数集積され、前記集積され
たストランド集積体の内部に長手方向に沿って前記緊張
材が配置され、緊張材の引張状態が保持された状態で、
前記ストランド集積体が加圧下に接着接合されてなるも
のである。
【0007】請求項2記載の本発明は、緊張材で強化さ
れた強化木質材の製造方法であって、木材の繊維方向に
細長に切断されたストランドの表面に接着剤を塗布し、
このストランドの長手方向をほぼ平行に多数集積してス
トランド集積体を形成し、前記集積体の内部に長手方向
に沿ってワイヤー状の緊張材を配置し、緊張材に引張力
を導入し、緊張材の両端を適宜の手段で止め、緊張材の
引張状態を保持した状態で、前記集積体を加圧下に接着
接合するものである。
れた強化木質材の製造方法であって、木材の繊維方向に
細長に切断されたストランドの表面に接着剤を塗布し、
このストランドの長手方向をほぼ平行に多数集積してス
トランド集積体を形成し、前記集積体の内部に長手方向
に沿ってワイヤー状の緊張材を配置し、緊張材に引張力
を導入し、緊張材の両端を適宜の手段で止め、緊張材の
引張状態を保持した状態で、前記集積体を加圧下に接着
接合するものである。
【0008】請求項3記載の本発明は、緊張材で強化さ
れた強化木質材であって、前記強化木質材は、木材の繊
維方向に沿って細長に切断されたストランドと、前記ス
トランドの表面に塗布された接着剤と、短尺ワイヤー状
の金属製緊張材とからなり、前記ストランドが長手方向
をほぼ平行に多数集積され、前記集積されたストランド
集積体の内部に前記緊張材が加熱状態で配置され、緊張
材の加熱膨張状態が保持された状態で、前記ストランド
集積体が加圧下に接着接合され、その後常温に冷却され
てなるものである。
れた強化木質材であって、前記強化木質材は、木材の繊
維方向に沿って細長に切断されたストランドと、前記ス
トランドの表面に塗布された接着剤と、短尺ワイヤー状
の金属製緊張材とからなり、前記ストランドが長手方向
をほぼ平行に多数集積され、前記集積されたストランド
集積体の内部に前記緊張材が加熱状態で配置され、緊張
材の加熱膨張状態が保持された状態で、前記ストランド
集積体が加圧下に接着接合され、その後常温に冷却され
てなるものである。
【0009】請求項4記載の本発明は、緊張材で強化さ
れた強化木質材の製造方法であって、木材の繊維方向に
細長に切断されたストランドの表面に接着剤を塗布し、
このストランドの長手方向をほぼ平行に多数集積してス
トランド集積体を形成すると同時に、その内部に短尺ワ
イヤー状の金属製緊張材を配置し、前記金属製緊張材が
配置されたストランド集積体を加熱し、緊張材の加熱膨
張状態を保持した状態で、前記集積体を加圧下に接着接
合し、その後常温に冷却するものである。
れた強化木質材の製造方法であって、木材の繊維方向に
細長に切断されたストランドの表面に接着剤を塗布し、
このストランドの長手方向をほぼ平行に多数集積してス
トランド集積体を形成すると同時に、その内部に短尺ワ
イヤー状の金属製緊張材を配置し、前記金属製緊張材が
配置されたストランド集積体を加熱し、緊張材の加熱膨
張状態を保持した状態で、前記集積体を加圧下に接着接
合し、その後常温に冷却するものである。
【0010】
【作用】請求項1と2記載の強化木質材は、ストランド
集積体の内部に長手方向に沿って前記緊張材が配置さ
れ、緊張材の引張状態が保持された状態で、前記ストラ
ンド集積体が加圧下に接着接合されてなるものであるか
ら、緊張材がプレストレス状態となって存在し、曲げ等
の荷重がかかったときに生じる応力を打ち消す方向に働
き、曲げ剛性や曲げ強度が向上する。従って、小断面で
大断面と同等の強度、剛性を確保できる。
集積体の内部に長手方向に沿って前記緊張材が配置さ
れ、緊張材の引張状態が保持された状態で、前記ストラ
ンド集積体が加圧下に接着接合されてなるものであるか
ら、緊張材がプレストレス状態となって存在し、曲げ等
の荷重がかかったときに生じる応力を打ち消す方向に働
き、曲げ剛性や曲げ強度が向上する。従って、小断面で
大断面と同等の強度、剛性を確保できる。
【0011】また、ストランド集積体の内部に緊張材が
配置されているので、ストランド集積体が加圧下に接着
接合されるとき、緊張材もストランドと接着接合され
る。これにより、本発明の強化木質材を任意に切断加工
しても緊張材のプレスとレス状態は保持されるので、切
断加工後も高い曲げ剛性と曲げ強度を確保できる。
配置されているので、ストランド集積体が加圧下に接着
接合されるとき、緊張材もストランドと接着接合され
る。これにより、本発明の強化木質材を任意に切断加工
しても緊張材のプレスとレス状態は保持されるので、切
断加工後も高い曲げ剛性と曲げ強度を確保できる。
【0012】さらにまた、上記本発明の強化木質材は、
木材の繊維方向に細長に切断されたストランドが多数集
積され、このストランド集積体が接着接合されたもので
あるから、原木のサイズに制限を受けることなく長尺、
大断面の製品を得ることができ、また、製材の端材や廃
材の有効活用も図ることができる。
木材の繊維方向に細長に切断されたストランドが多数集
積され、このストランド集積体が接着接合されたもので
あるから、原木のサイズに制限を受けることなく長尺、
大断面の製品を得ることができ、また、製材の端材や廃
材の有効活用も図ることができる。
【0013】請求項3と4記載の強化木質材は、集積さ
れたストランド集積体の内部に、短尺ワイヤー状の金属
製緊張材が加熱状態で配置され、緊張材の加熱膨張状態
が保持された状態で、前記ストランド集積体が加圧下に
接着接合され、その後常温に冷却されてなるものである
から、冷却後の緊張材がストランドに接着接合されてプ
レストレス状態となって存在し、曲げ等の荷重がかかっ
たときに生じる応力を打ち消す方向に働き、曲げ剛性や
曲げ強度が向上する。従って、小断面で大断面と同等の
強度、剛性を確保できる。
れたストランド集積体の内部に、短尺ワイヤー状の金属
製緊張材が加熱状態で配置され、緊張材の加熱膨張状態
が保持された状態で、前記ストランド集積体が加圧下に
接着接合され、その後常温に冷却されてなるものである
から、冷却後の緊張材がストランドに接着接合されてプ
レストレス状態となって存在し、曲げ等の荷重がかかっ
たときに生じる応力を打ち消す方向に働き、曲げ剛性や
曲げ強度が向上する。従って、小断面で大断面と同等の
強度、剛性を確保できる。
【0014】また、ストランド集積体の内部に短尺ワイ
ヤー状の金属製緊張材が配置されているので、ストラン
ド集積体が加圧下に接着接合されるとき、上記緊張材も
ストランドと接着接合される。これにより、本発明の強
化木質材を任意に切断加工しても緊張材のプレストレス
状態は保持されるので、切断加工後も高い曲げ剛性と曲
げ強度を確保できる。
ヤー状の金属製緊張材が配置されているので、ストラン
ド集積体が加圧下に接着接合されるとき、上記緊張材も
ストランドと接着接合される。これにより、本発明の強
化木質材を任意に切断加工しても緊張材のプレストレス
状態は保持されるので、切断加工後も高い曲げ剛性と曲
げ強度を確保できる。
【0015】さらにまた、上記強化木質材は、木材の繊
維方向に細長に切断されたストランドが多数集積され、
このストランド集積体が接着接合されたものであるか
ら、原木のサイズに制限を受けることなく長尺、大断面
の製品を得ることができ、また、製材の端材や廃材の有
効活用も図ることができる。
維方向に細長に切断されたストランドが多数集積され、
このストランド集積体が接着接合されたものであるか
ら、原木のサイズに制限を受けることなく長尺、大断面
の製品を得ることができ、また、製材の端材や廃材の有
効活用も図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。図1〜図4は、本発明の一実施例であっ
て、図1は強化木質材の斜視図、図2(イ)図は図1の
A部拡大端面図、(ロ)図はストランドの斜視図、
(ハ)図は緊張材の斜視図、図3は図1のB部拡大側面
図、図4は図1の強化木質材の製造工程を示す説明図で
ある。図5と図6は、本発明の別の実施例であって、図
5は強化木質材の縦断面図、図6は図5の強化木質材の
製造工程の一部を示す説明図である。
して説明する。図1〜図4は、本発明の一実施例であっ
て、図1は強化木質材の斜視図、図2(イ)図は図1の
A部拡大端面図、(ロ)図はストランドの斜視図、
(ハ)図は緊張材の斜視図、図3は図1のB部拡大側面
図、図4は図1の強化木質材の製造工程を示す説明図で
ある。図5と図6は、本発明の別の実施例であって、図
5は強化木質材の縦断面図、図6は図5の強化木質材の
製造工程の一部を示す説明図である。
【0017】図1〜図6において、1、10は強化木質
材、2、20はストランド集積体、21はストランド、
3は緊張材、30は金属製緊張材、31は固定板、32
は緊張材の引張方向を示す矢印、4は接着剤、5は成形
用雌型、51は成形用雄型、52は加圧方向を示す矢
印、Wは木材、W0は木材の繊維方向、W1は単板、W
2は乾燥単板である。
材、2、20はストランド集積体、21はストランド、
3は緊張材、30は金属製緊張材、31は固定板、32
は緊張材の引張方向を示す矢印、4は接着剤、5は成形
用雌型、51は成形用雄型、52は加圧方向を示す矢
印、Wは木材、W0は木材の繊維方向、W1は単板、W
2は乾燥単板である。
【0018】まず、本発明の一実施例を図1〜図4を参
照して説明する。本発明に係る強化木質材1は、図1〜
図3に示すように、緊張材3により強化されたものであ
って、この強化木質材1は、後述する木材W(図4参
照)の繊維方向W0に沿って細長に切断されたストラン
ド21と、このストランド21の表面に塗布された接着
剤4と、長尺ワイヤー状の緊張材3とからなっている。
照して説明する。本発明に係る強化木質材1は、図1〜
図3に示すように、緊張材3により強化されたものであ
って、この強化木質材1は、後述する木材W(図4参
照)の繊維方向W0に沿って細長に切断されたストラン
ド21と、このストランド21の表面に塗布された接着
剤4と、長尺ワイヤー状の緊張材3とからなっている。
【0019】上記木材Wは、特に制限されるものでな
く、針葉樹、広葉樹、熱帯樹等いずれでも使用できる。
また、建築材料として利用価値の低い小径の木材や、既
に使用済みの古材や廃材、あるいは製材所等で発生する
製材端材等も使用できる。特に、製材所から大量に発生
する杉、檜等の背板は、供給量の確保と安価に入手でき
ることから、工業的に利用するに好適である。上記木材
Wは、完成品の含水率を低くするために、適宜乾燥して
使用される。
く、針葉樹、広葉樹、熱帯樹等いずれでも使用できる。
また、建築材料として利用価値の低い小径の木材や、既
に使用済みの古材や廃材、あるいは製材所等で発生する
製材端材等も使用できる。特に、製材所から大量に発生
する杉、檜等の背板は、供給量の確保と安価に入手でき
ることから、工業的に利用するに好適である。上記木材
Wは、完成品の含水率を低くするために、適宜乾燥して
使用される。
【0020】上記ストランド21は、図4に示すよう
に、木材W(本実施例では小径の丸太)を円周方向に皮
むきして単板W1とし、この単板W1を繊維方向W0に
沿って細長に切断したものである。上記単板W1は、完
成品の含水率を低くするために、適宜乾燥して乾燥単板
W2となして使用される。上記ストランド21の形状
は、図2(ロ)図に示すように、断面が矩形になされて
いるが、正方形、薄い板状、円形、あるいは異形状等い
ずれであってもよい。また、ストランド21の長さは、
長尺、単尺、あるいは長尺のものと短尺のものが混在す
るもの等のいずれでもよい。また、ストランド21は、
上記皮むきの他、スライシング、破砕切削等いかなる手
段で作られたものであってもよい。
に、木材W(本実施例では小径の丸太)を円周方向に皮
むきして単板W1とし、この単板W1を繊維方向W0に
沿って細長に切断したものである。上記単板W1は、完
成品の含水率を低くするために、適宜乾燥して乾燥単板
W2となして使用される。上記ストランド21の形状
は、図2(ロ)図に示すように、断面が矩形になされて
いるが、正方形、薄い板状、円形、あるいは異形状等い
ずれであってもよい。また、ストランド21の長さは、
長尺、単尺、あるいは長尺のものと短尺のものが混在す
るもの等のいずれでもよい。また、ストランド21は、
上記皮むきの他、スライシング、破砕切削等いかなる手
段で作られたものであってもよい。
【0021】ストランド21の表面に塗布される上記接
着剤4は、フェノール・ホルムアルデヒド樹脂よりなる
ものであって、加熱により反応硬化すると、耐水性にす
ぐれると共に、難燃性を有し、燃焼時のガス発生量も少
ないので、好適に使用できる。接着剤4として、上記フ
ェノールホルムアルデヒドの他に、ウレタン樹脂系接着
剤、尿素樹脂系接着剤、エポキシ樹脂系接着剤等の反応
性接着剤や、ゴム系接着剤、エマルジョン系接着剤等で
あってもよい。
着剤4は、フェノール・ホルムアルデヒド樹脂よりなる
ものであって、加熱により反応硬化すると、耐水性にす
ぐれると共に、難燃性を有し、燃焼時のガス発生量も少
ないので、好適に使用できる。接着剤4として、上記フ
ェノールホルムアルデヒドの他に、ウレタン樹脂系接着
剤、尿素樹脂系接着剤、エポキシ樹脂系接着剤等の反応
性接着剤や、ゴム系接着剤、エマルジョン系接着剤等で
あってもよい。
【0022】上記緊張材3は、図2(ハ)図に示すよう
に、長尺ワイヤー状のものであって、PC鋼線である。
緊張材3としては、強化効果の大きさからはPC鋼線、
PC鋼棒等が好適であるが、特に制限されるものではな
い。例えば、アルミニュウム線やナイロン繊維等を使用
することができ、これらは成形後丸鋸等で容易に切断加
工できるので、加工性の面から好適である。
に、長尺ワイヤー状のものであって、PC鋼線である。
緊張材3としては、強化効果の大きさからはPC鋼線、
PC鋼棒等が好適であるが、特に制限されるものではな
い。例えば、アルミニュウム線やナイロン繊維等を使用
することができ、これらは成形後丸鋸等で容易に切断加
工できるので、加工性の面から好適である。
【0023】本実施例の強化木質材1は、上記構成材料
によりなるものであるが、前記ストランド21が長手方
向をほぼ平行に多数集積され、このストランド21が集
積されたストランド集積体2の内部に、長手方向に沿っ
て前記緊張材3が配置されているものである。そして、
この緊張材3は引張状態が保持された状態になされ、ス
トランド21の表面に塗布された接着剤4によりストラ
ンド集積体2が加圧下に接着接合されている。
によりなるものであるが、前記ストランド21が長手方
向をほぼ平行に多数集積され、このストランド21が集
積されたストランド集積体2の内部に、長手方向に沿っ
て前記緊張材3が配置されているものである。そして、
この緊張材3は引張状態が保持された状態になされ、ス
トランド21の表面に塗布された接着剤4によりストラ
ンド集積体2が加圧下に接着接合されている。
【0024】つぎに、上記強化木質材1の製造方法につ
いて図4を参照しながら説明する。まず、図4(イ)図
は、乾燥単板W2の製造工程を示したもので、丸太状に
なされた木材Wを円周方向に皮剥きして平らに伸ばし、
厚さが2.5〜3.0mmの単板W1を得る。この単板
W1は、後の工程で完成される強化木質材1の含水率を
低くするために乾燥し、乾燥単板W2を得る。
いて図4を参照しながら説明する。まず、図4(イ)図
は、乾燥単板W2の製造工程を示したもので、丸太状に
なされた木材Wを円周方向に皮剥きして平らに伸ばし、
厚さが2.5〜3.0mmの単板W1を得る。この単板
W1は、後の工程で完成される強化木質材1の含水率を
低くするために乾燥し、乾燥単板W2を得る。
【0025】つぎに、図4(ロ)図に示すように、上記
乾燥単板W2の繊維方向W0を送り方向と直角にして、
切断機で細長に切断してストランド21を得る。このス
トランド21は、厚さが2.5〜3.0mm、幅が12
mm、長さが幅の数倍〜数百倍の細長になされ、木材の
繊維方向W0が長手方向に向けられているものである。
上記のストランド21の表面にフェノールホルムアルデ
ヒド樹脂よりなる接着剤4を散布または浸漬により塗布
する。
乾燥単板W2の繊維方向W0を送り方向と直角にして、
切断機で細長に切断してストランド21を得る。このス
トランド21は、厚さが2.5〜3.0mm、幅が12
mm、長さが幅の数倍〜数百倍の細長になされ、木材の
繊維方向W0が長手方向に向けられているものである。
上記のストランド21の表面にフェノールホルムアルデ
ヒド樹脂よりなる接着剤4を散布または浸漬により塗布
する。
【0026】上記接着剤4が塗布されたストランド21
を、図4(ハ)図に示すように、雌型5に投入する。こ
の雌型5は、図1に示した強化木質材の外形寸法とほぼ
同じになされたキャビテイ(空洞部)を有するものであ
って、上下に2本と幅方向に3本の計6本の緊張材3を
雌型5の長手方向に配置する。緊張材3の両端部を雌型
5から貫通して突出させ、突出した緊張材3の両端部に
固定板31、31を取り付け、緊張材3の両端部をこの
固定板31に固定して止める。
を、図4(ハ)図に示すように、雌型5に投入する。こ
の雌型5は、図1に示した強化木質材の外形寸法とほぼ
同じになされたキャビテイ(空洞部)を有するものであ
って、上下に2本と幅方向に3本の計6本の緊張材3を
雌型5の長手方向に配置する。緊張材3の両端部を雌型
5から貫通して突出させ、突出した緊張材3の両端部に
固定板31、31を取り付け、緊張材3の両端部をこの
固定板31に固定して止める。
【0027】ついで、図4(ニ)図に示すように、上記
固定板31、31を矢印32の方向に引張ることによ
り、緊張材3を引張状態に保持する。上記の状態で、雌
型5に板状の雄型51を取り付けて密閉し、雄型51と
雌型5を加熱して、キャビティ内に投入されたストラン
ド21を加熱する。加熱方法は、雄型51と雌型5に電
熱ヒーターを取り付けて加熱してもよいが、高周波加熱
装置により加熱するものであってもよいし、あるいは加
熱蒸気を雌型5内に噴射して加熱するものでもよい。
固定板31、31を矢印32の方向に引張ることによ
り、緊張材3を引張状態に保持する。上記の状態で、雌
型5に板状の雄型51を取り付けて密閉し、雄型51と
雌型5を加熱して、キャビティ内に投入されたストラン
ド21を加熱する。加熱方法は、雄型51と雌型5に電
熱ヒーターを取り付けて加熱してもよいが、高周波加熱
装置により加熱するものであってもよいし、あるいは加
熱蒸気を雌型5内に噴射して加熱するものでもよい。
【0028】上記のように、ストランド21を所定の温
度に加熱しながら、雄型51を矢印52で示す方向に加
圧すると、ストランド21同士が圧縮されて密になり、
密度の高いストランド集積体2が形成される。と同時
に、ストランド21の表面に塗布された接着剤4が反応
硬化し、ストランド21相互が接着接合されると同時
に、ストランド集積体2の内部に配置された緊張材3も
ストランド21と接着接合される。
度に加熱しながら、雄型51を矢印52で示す方向に加
圧すると、ストランド21同士が圧縮されて密になり、
密度の高いストランド集積体2が形成される。と同時
に、ストランド21の表面に塗布された接着剤4が反応
硬化し、ストランド21相互が接着接合されると同時
に、ストランド集積体2の内部に配置された緊張材3も
ストランド21と接着接合される。
【0029】最後に、雌型5と雄型51を冷却したの
ち、雄型51の加圧と固定板31の引張を解除し、雄型
51と固定板31と雌型5の側板とを取り外して成形物
を雌型5から取り出す。取り出された成形物の両端に
は、緊張材3が突出しているので、この突出した緊張材
3を切断すると、図1に示すような強化木質材1を得
る。
ち、雄型51の加圧と固定板31の引張を解除し、雄型
51と固定板31と雌型5の側板とを取り外して成形物
を雌型5から取り出す。取り出された成形物の両端に
は、緊張材3が突出しているので、この突出した緊張材
3を切断すると、図1に示すような強化木質材1を得
る。
【0030】つぎに、本実施例の作用について説明す
る。本実施例の強化木質材1は、ストランド21が集積
されたストランド集積体2の内部に、長手方向に沿って
前記緊張材3が配置され、緊張材3の引張状態が保持さ
れた状態で、前記ストランド集積体2が加圧下に接着接
合されてなるものであるから、緊張材3がストランド2
1に接着接合されて拘束され、プレストレス状態となっ
て存在する。従って、プレストレス状態の緊張材3が、
曲げ等の荷重がかかったときに生じる応力を打ち消す方
向に働き、曲げ剛性や曲げ強度が向上するので、小断面
で大断面と同等の強度、剛性を確保できる。
る。本実施例の強化木質材1は、ストランド21が集積
されたストランド集積体2の内部に、長手方向に沿って
前記緊張材3が配置され、緊張材3の引張状態が保持さ
れた状態で、前記ストランド集積体2が加圧下に接着接
合されてなるものであるから、緊張材3がストランド2
1に接着接合されて拘束され、プレストレス状態となっ
て存在する。従って、プレストレス状態の緊張材3が、
曲げ等の荷重がかかったときに生じる応力を打ち消す方
向に働き、曲げ剛性や曲げ強度が向上するので、小断面
で大断面と同等の強度、剛性を確保できる。
【0031】また、ストランド集積体2の内部に緊張材
3が配置されているので、ストランド集積体2が加圧下
に接着接合されるとき、緊張材3もストランド21と接
着接合される。これにより、本実施例の強化木質材1を
任意に切断加工しても緊張材3のプレストレス状態は保
持されるので、切断加工後も高い曲げ剛性と曲げ強度を
確保できる。
3が配置されているので、ストランド集積体2が加圧下
に接着接合されるとき、緊張材3もストランド21と接
着接合される。これにより、本実施例の強化木質材1を
任意に切断加工しても緊張材3のプレストレス状態は保
持されるので、切断加工後も高い曲げ剛性と曲げ強度を
確保できる。
【0032】さらにまた、上記強化木質材1は、木材の
繊維方向W0に細長に切断されたストランド21が多数
集積され、このストランド集積体2が接着接合されたも
のであるから、原木のサイズに制限を受けることなく長
尺、大断面の製品を得ることができる。また、製材の端
材や廃材の有効活用も図ることができるので、経済的に
すぐれている。
繊維方向W0に細長に切断されたストランド21が多数
集積され、このストランド集積体2が接着接合されたも
のであるから、原木のサイズに制限を受けることなく長
尺、大断面の製品を得ることができる。また、製材の端
材や廃材の有効活用も図ることができるので、経済的に
すぐれている。
【0033】なお、上記強化木質材1の製造方法におい
て、固定板31を雌型5の中に入れて緊張材3を配置
し、緊張材3を引張ったときに固定板31がほぼ雌型5
の側板と接するようにし、強化木質材1の両側部に上記
固定板31が位置するように固定板31と一体成形して
もよい。すると、緊張材3とストランド21の接着が不
十分であっても、製品となった後も緊張材3の引張り状
態を確実に保持した状態とすることができる。
て、固定板31を雌型5の中に入れて緊張材3を配置
し、緊張材3を引張ったときに固定板31がほぼ雌型5
の側板と接するようにし、強化木質材1の両側部に上記
固定板31が位置するように固定板31と一体成形して
もよい。すると、緊張材3とストランド21の接着が不
十分であっても、製品となった後も緊張材3の引張り状
態を確実に保持した状態とすることができる。
【0034】つぎに、本発明の別の実施例を図5と図6
を参照して説明する。本発明に係る強化木質材10は、
図5に示すように、緊張材30により強化されたもので
あって、この強化木質材10は、ストランド21と、こ
のストランド21の表面に塗布された接着剤4と、短尺
ワイヤー状の金属製緊張材30とからなっている。上記
ストランド21と接着剤4は、前記実施例に示したもの
と同じものであるから、同符号を付けて、説明を省略す
る。
を参照して説明する。本発明に係る強化木質材10は、
図5に示すように、緊張材30により強化されたもので
あって、この強化木質材10は、ストランド21と、こ
のストランド21の表面に塗布された接着剤4と、短尺
ワイヤー状の金属製緊張材30とからなっている。上記
ストランド21と接着剤4は、前記実施例に示したもの
と同じものであるから、同符号を付けて、説明を省略す
る。
【0035】上記金属製緊張材30は、短尺ワイヤー状
のものであって、アルミニュウム線である。金属製緊張
材30としては、アルミニュウム線に限られるものでな
く、鋼線や銅線等であってもよい。アルミニュウム線や
銅線等を使用すると、丸鋸等で切断容易であるので、加
工性の面から好適である。
のものであって、アルミニュウム線である。金属製緊張
材30としては、アルミニュウム線に限られるものでな
く、鋼線や銅線等であってもよい。アルミニュウム線や
銅線等を使用すると、丸鋸等で切断容易であるので、加
工性の面から好適である。
【0036】本実施例の強化木質材10は、上記構成材
料によりなるものであるが、前記ストランド21が長手
方向をほぼ平行に多数集積され、この集積されたストラ
ンド集積体20の内部に前記緊張材30が配置され、こ
の緊張材30の加熱により生じる膨張状態が保持された
状態で、ストランド集積体20が接着剤4により加圧下
に接着接合され、その後常温に冷却されてなるものであ
る。
料によりなるものであるが、前記ストランド21が長手
方向をほぼ平行に多数集積され、この集積されたストラ
ンド集積体20の内部に前記緊張材30が配置され、こ
の緊張材30の加熱により生じる膨張状態が保持された
状態で、ストランド集積体20が接着剤4により加圧下
に接着接合され、その後常温に冷却されてなるものであ
る。
【0037】つぎに、上記強化木質材10の製造方法に
ついて図6を参照しながら説明する。前記実施例と同
様、木材の繊維方向W0に細長に切断されたストランド
21の表面に接着剤4を塗布する。この接着剤4が塗布
されたストランド21と金属製緊張材30とを雌型50
の中に投入する。この際、ストランド21の長手方向を
ほぼ平行に多数集積してストランド集積体20を形成す
ると同時に、その内部に適宜の割合で金属製緊張材30
をランダム配置する。なお、上記雌型50は、図5に示
した強化木質材10の外形寸法とほぼ同じになされたキ
ャビテイを有するものである。
ついて図6を参照しながら説明する。前記実施例と同
様、木材の繊維方向W0に細長に切断されたストランド
21の表面に接着剤4を塗布する。この接着剤4が塗布
されたストランド21と金属製緊張材30とを雌型50
の中に投入する。この際、ストランド21の長手方向を
ほぼ平行に多数集積してストランド集積体20を形成す
ると同時に、その内部に適宜の割合で金属製緊張材30
をランダム配置する。なお、上記雌型50は、図5に示
した強化木質材10の外形寸法とほぼ同じになされたキ
ャビテイを有するものである。
【0038】ついで、雌型50に板状の雄型51を取り
付けて密閉し、雄型51と雌型50を加熱して、キャビ
ティ内に投入されたストランド21と金属製緊張材30
を加熱する。加熱方法は、雄型51と雌型50に電熱ヒ
ーターを取り付けて加熱してもよいが、高周波加熱装置
により加熱するものであってもよいし、あるいは加熱蒸
気を雌型5内に噴射して加熱するものでもよい。
付けて密閉し、雄型51と雌型50を加熱して、キャビ
ティ内に投入されたストランド21と金属製緊張材30
を加熱する。加熱方法は、雄型51と雌型50に電熱ヒ
ーターを取り付けて加熱してもよいが、高周波加熱装置
により加熱するものであってもよいし、あるいは加熱蒸
気を雌型5内に噴射して加熱するものでもよい。
【0039】上記のように、内部に金属製緊張材30が
配置されたストランド集積体20を所定の温度に加熱す
る。すると、金属製緊張材30が熱膨張する。因みに、
アルミニュウムの線膨張係数は、木材の値の約5倍であ
るから、金属製緊張材30の熱膨張は、ストランド21
の熱膨張に較べて遙に大きい。上記緊張材30の膨張状
態を保持した状態で、雄型51を矢印52の方向に加圧
しながら、ストランド21の表面に塗布された接着剤4
を反応硬化させる。すると、ストランド21相互が接着
接合されると同時に、ストランド集積体20の内部に配
置された金属製緊張材30もストランド21と接着接合
する。
配置されたストランド集積体20を所定の温度に加熱す
る。すると、金属製緊張材30が熱膨張する。因みに、
アルミニュウムの線膨張係数は、木材の値の約5倍であ
るから、金属製緊張材30の熱膨張は、ストランド21
の熱膨張に較べて遙に大きい。上記緊張材30の膨張状
態を保持した状態で、雄型51を矢印52の方向に加圧
しながら、ストランド21の表面に塗布された接着剤4
を反応硬化させる。すると、ストランド21相互が接着
接合されると同時に、ストランド集積体20の内部に配
置された金属製緊張材30もストランド21と接着接合
する。
【0040】最後に、雌型50と雄型51を冷却したの
ち、雄型51の加圧を解除し、雄型51を取り外して成
形物を雌型50から取り出し、図5に示すような強化木
質材10を得る。
ち、雄型51の加圧を解除し、雄型51を取り外して成
形物を雌型50から取り出し、図5に示すような強化木
質材10を得る。
【0041】つぎに、本実施例の作用を説明する。本実
施例の強化木質材10は、ストランド集積体20の内部
に、短尺ワイヤー状の金属製緊張材30が加熱状態で配
置され、緊張材30の加熱膨張状態が保持された状態
で、前記ストランド集積体20が加圧下に接着接合さ
れ、その後常温に冷却されてなるものであるから、冷却
後の緊張材30がストランド21に接着接合されてプレ
ストレス状態となって存在し、曲げ等の荷重がかかった
ときに生じる応力を打ち消す方向に働き、曲げ剛性や曲
げ強度が向上する。従って、小断面で大断面と同等の強
度、剛性を確保できる。
施例の強化木質材10は、ストランド集積体20の内部
に、短尺ワイヤー状の金属製緊張材30が加熱状態で配
置され、緊張材30の加熱膨張状態が保持された状態
で、前記ストランド集積体20が加圧下に接着接合さ
れ、その後常温に冷却されてなるものであるから、冷却
後の緊張材30がストランド21に接着接合されてプレ
ストレス状態となって存在し、曲げ等の荷重がかかった
ときに生じる応力を打ち消す方向に働き、曲げ剛性や曲
げ強度が向上する。従って、小断面で大断面と同等の強
度、剛性を確保できる。
【0042】また、上記本実施例の強化木質材10は、
任意に切断加工しても緊張材30のプレストレス状態が
保持されるので、切断加工後も高い曲げ剛性と曲げ強度
を確保できる。
任意に切断加工しても緊張材30のプレストレス状態が
保持されるので、切断加工後も高い曲げ剛性と曲げ強度
を確保できる。
【0043】また、本実施例においては、緊張材30が
短尺ワイヤー状であるので、この緊張材30をランダム
に配置させることができ、強度、剛性に方向性の少ない
強化木質材を得ることができる。
短尺ワイヤー状であるので、この緊張材30をランダム
に配置させることができ、強度、剛性に方向性の少ない
強化木質材を得ることができる。
【0044】さらにまた、上記強化木質材10は、木材
の繊維方向に細長に切断されたストランド21が多数集
積され、このストランド集積体20が接着接合されたも
のであるから、原木のサイズに制限を受けることなく大
断面の製品を得ることができ、また、製材の端材や廃材
の有効活用も図ることができ、経済的にすぐれている。
の繊維方向に細長に切断されたストランド21が多数集
積され、このストランド集積体20が接着接合されたも
のであるから、原木のサイズに制限を受けることなく大
断面の製品を得ることができ、また、製材の端材や廃材
の有効活用も図ることができ、経済的にすぐれている。
【0045】
【発明の効果】請求項1と2記載の強化木質材において
は、ストランド集積体の内部に長手方向に沿って配置さ
れた緊張材がプレストレス状態となって存在し、曲げ等
の荷重がかかったときに生じる応力を打ち消す方向に働
き、曲げ剛性や曲げ強度が向上する。従って、小断面で
大断面と同等の強度、剛性を確保できるので、経済的
で、設計の自由度が向上する。
は、ストランド集積体の内部に長手方向に沿って配置さ
れた緊張材がプレストレス状態となって存在し、曲げ等
の荷重がかかったときに生じる応力を打ち消す方向に働
き、曲げ剛性や曲げ強度が向上する。従って、小断面で
大断面と同等の強度、剛性を確保できるので、経済的
で、設計の自由度が向上する。
【0046】また、上記本発明の強化木質材は、任意に
切断加工しても緊張材のプレストレス状態が保持され、
切断加工後も高い曲げ剛性と曲げ強度を確保できるの
で、加工性にすぐれている。
切断加工しても緊張材のプレストレス状態が保持され、
切断加工後も高い曲げ剛性と曲げ強度を確保できるの
で、加工性にすぐれている。
【0047】さらにまた、上記本発明の強化木質材は、
木材の繊維方向に細長に切断されたストランドが多数集
積され、このストランド集積体が接着接合されたもので
あるから、原木のサイズに制限を受けることなく長尺、
大断面の製品を得ることができ、また、製材の端材や廃
材の有効活用も図ることができ、経済的にすぐれてい
る。
木材の繊維方向に細長に切断されたストランドが多数集
積され、このストランド集積体が接着接合されたもので
あるから、原木のサイズに制限を受けることなく長尺、
大断面の製品を得ることができ、また、製材の端材や廃
材の有効活用も図ることができ、経済的にすぐれてい
る。
【0048】請求項3と4記載の強化木質材において
は、短尺ワイヤー状の金属製緊張材がストランドに接着
接合されてプレストレス状態となって存在し、曲げ等の
荷重がかかったときに生じる応力を打ち消す方向に働
き、曲げ剛性や曲げ強度が向上する。従って、小断面で
大断面と同等の強度、剛性を確保できるので、経済的
で、設計の自由度が向上する。
は、短尺ワイヤー状の金属製緊張材がストランドに接着
接合されてプレストレス状態となって存在し、曲げ等の
荷重がかかったときに生じる応力を打ち消す方向に働
き、曲げ剛性や曲げ強度が向上する。従って、小断面で
大断面と同等の強度、剛性を確保できるので、経済的
で、設計の自由度が向上する。
【0049】また、上記本発明の強化木質材は、任意に
切断加工しても緊張材のプレストレス状態が保持される
ので、切断加工後も高い曲げ剛性と曲げ強度を確保でき
る。さらにまた、緊張材が短尺ワイヤー状であるので、
この緊張材をランダムに配置させることができ、強度、
剛性に方向性の少ない強化木質材を得ることができる。
切断加工しても緊張材のプレストレス状態が保持される
ので、切断加工後も高い曲げ剛性と曲げ強度を確保でき
る。さらにまた、緊張材が短尺ワイヤー状であるので、
この緊張材をランダムに配置させることができ、強度、
剛性に方向性の少ない強化木質材を得ることができる。
【0050】さらにまた、上記本発明の強化木質材は、
木材の繊維方向に細長に切断されたストランドが多数集
積され、このストランド集積体が接着接合されたもので
あるから、原木のサイズに制限を受けることなく長尺、
大断面の製品を得ることができ、また、製材の端材や廃
材の有効活用も図ることができ、経済的にすぐれてい
る。
木材の繊維方向に細長に切断されたストランドが多数集
積され、このストランド集積体が接着接合されたもので
あるから、原木のサイズに制限を受けることなく長尺、
大断面の製品を得ることができ、また、製材の端材や廃
材の有効活用も図ることができ、経済的にすぐれてい
る。
【図1】本発明の一実施例であって、強化木質材の斜視
図である。
図である。
【図2】(イ)図は図1のA部拡大端面図、(ロ)図は
ストランドの斜視図、(ハ)図は緊張材の斜視図であ
る。
ストランドの斜視図、(ハ)図は緊張材の斜視図であ
る。
【図3】図1のB部拡大側面図である。
【図4】図1の強化木質材の製造工程を示す説明図であ
る。
る。
【図5】本発明の別の実施例であって、強化木質材の縦
断面図である。
断面図である。
【図6】図5の強化木質材の製造工程の一部を示す説明
図である。
図である。
1、10 強化木質材 2、20 ストランド集積体 21 ストランド 3 緊張材 30 金属製緊張材 31 固定板 32 緊張材の引張方向を示す矢印 4 接着剤 5 成形用雌型 51 成形用雄型 52 加圧方向を示す矢印 W 木材 W0 木材の繊維方向 W1 単板 W2 乾燥単板
Claims (4)
- 【請求項1】 緊張材で強化された強化木質材であっ
て、前記強化木質材は、木材の繊維方向に沿って細長に
切断されたストランドと、前記ストランドの表面に塗布
された接着剤と、長尺ワイヤー状の緊張材とからなり、
前記ストランドが長手方向をほぼ平行に多数集積され、
前記集積されたストランド集積体の内部に長手方向に沿
って前記緊張材が配置され、緊張材の引張状態が保持さ
れた状態で、前記ストランド集積体が加圧下に接着接合
されてなることを特徴とする緊張材で強化された強化木
質材。 - 【請求項2】 木材の繊維方向に細長に切断されたスト
ランドの表面に接着剤を塗布し、このストランドの長手
方向をほぼ平行に多数集積してストランド集積体を形成
し、前記集積体の内部に長手方向に沿ってワイヤー状の
緊張材を配置し、緊張材に引張力を導入し、緊張材の両
端を適宜の手段で止め、緊張材の引張状態を保持した状
態で、前記集積体を加圧下に接着接合することを特徴と
する緊張材で強化された強化木質材の製造方法。 - 【請求項3】 緊張材で強化された強化木質材であっ
て、前記強化木質材は、木材の繊維方向に沿って細長に
切断されたストランドと、前記ストランドの表面に塗布
された接着剤と、短尺ワイヤー状の金属製緊張材とから
なり、前記ストランドが長手方向をほぼ平行に多数集積
され、前記集積されたストランド集積体の内部に前記緊
張材が加熱状態で配置され、緊張材の加熱膨張状態が保
持された状態で、前記ストランド集積体が加圧下に接着
接合され、その後常温に冷却されてなることを特徴とす
る緊張材で強化された強化木質材。 - 【請求項4】 木材の繊維方向に細長に切断されたスト
ランドの表面に接着剤を塗布し、このストランドの長手
方向をほぼ平行に多数集積してストランド集積体を形成
すると同時に、その内部に短尺ワイヤー状の金属製緊張
材を配置し、前記金属製緊張材が配置されたストランド
集積体を加熱し、緊張材の加熱膨張状態を保持した状態
で、前記集積体を加圧下に接着接合し、その後常温に冷
却することを特徴とする緊張材で強化された強化木質材
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8286597A JPH10128710A (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 強化木質材およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8286597A JPH10128710A (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 強化木質材およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10128710A true JPH10128710A (ja) | 1998-05-19 |
Family
ID=17706483
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8286597A Pending JPH10128710A (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 強化木質材およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10128710A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002000354A1 (en) * | 2000-06-29 | 2002-01-03 | Anest Iwata Corporation | Electrostatic painting device |
| KR100960509B1 (ko) | 2008-05-16 | 2010-06-01 | 송상목 | 건축용 합성목재 |
| KR101380268B1 (ko) * | 2012-10-10 | 2014-04-02 | (주)정한개발 | 보강재를 구비한 합성목재판 패널의 제조장치 |
| JP2016112723A (ja) * | 2014-12-11 | 2016-06-23 | 銘建工業株式会社 | 廃棄木材の圧裂形成装置とその形成方法 |
| CN111155716A (zh) * | 2019-12-26 | 2020-05-15 | 河南奥斯派克科技有限公司 | 一种金包银钢构秸秆建筑构件 |
| CN111360953A (zh) * | 2020-04-01 | 2020-07-03 | 北华大学 | 一种碳纤维增强玉米秸秆人造板及其制作方法 |
| CN112356207A (zh) * | 2020-11-12 | 2021-02-12 | 大亚人造板集团有限公司 | 一种室外用纤维板的制造工艺 |
-
1996
- 1996-10-29 JP JP8286597A patent/JPH10128710A/ja active Pending
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| KR100960509B1 (ko) | 2008-05-16 | 2010-06-01 | 송상목 | 건축용 합성목재 |
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